JPH06178377A - 指向性スピーカ装置 - Google Patents
指向性スピーカ装置Info
- Publication number
- JPH06178377A JPH06178377A JP32392392A JP32392392A JPH06178377A JP H06178377 A JPH06178377 A JP H06178377A JP 32392392 A JP32392392 A JP 32392392A JP 32392392 A JP32392392 A JP 32392392A JP H06178377 A JPH06178377 A JP H06178377A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker
- reflector horn
- directional
- horn
- reflector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 指向性スピーカ装置を使用する際に固定され
た指向特性のために聴取位置が限定されるという課題を
解決し、簡単に目的に応じてリフレクターホーンの下の
サービスエリアの広さを選択し切替えができるような指
向性スピーカ装置を提供することを目的とする。 【構成】 リフレクターホーン１１の湾曲面側に載置さ
れたスピーカボックス１２の上面側と下面側にそれぞれ
スピーカ１２ａ，１２ｂを装着し、切替えスイッチ１７
により動作するスピーカ１２ａ，１２ｂを選択すると共
に、中心位置をずらした支持部を介してスピーカボック
ス１２を上下方向に反転させる構成とすることにより、
リフレクターホーン１１に対向するそれぞれのスピーカ
１２ａ，１２ｂの音波放射面の距離が変化し、そのため
に音の反射が変わって指向特性を変化させることができ
る。
た指向特性のために聴取位置が限定されるという課題を
解決し、簡単に目的に応じてリフレクターホーンの下の
サービスエリアの広さを選択し切替えができるような指
向性スピーカ装置を提供することを目的とする。 【構成】 リフレクターホーン１１の湾曲面側に載置さ
れたスピーカボックス１２の上面側と下面側にそれぞれ
スピーカ１２ａ，１２ｂを装着し、切替えスイッチ１７
により動作するスピーカ１２ａ，１２ｂを選択すると共
に、中心位置をずらした支持部を介してスピーカボック
ス１２を上下方向に反転させる構成とすることにより、
リフレクターホーン１１に対向するそれぞれのスピーカ
１２ａ，１２ｂの音波放射面の距離が変化し、そのため
に音の反射が変わって指向特性を変化させることができ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はパブリックアドレス等の
放送用設備として使用される指向性スピーカ装置に関す
るものである。
放送用設備として使用される指向性スピーカ装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、電子機器のパーソナル化が非常な
勢いで進行しており、パブリックアドレスにおいてもあ
る特定の範囲だけ、あるいはある特定の人々にだけスピ
ーカの再生音を伝達したいという欲求が具体的に実現さ
れつつある状況である。また、指向性効果をある程度緩
やかにしたい場合もあり、そのような場合には予め設計
を変えたタイプのものが使われていた。
勢いで進行しており、パブリックアドレスにおいてもあ
る特定の範囲だけ、あるいはある特定の人々にだけスピ
ーカの再生音を伝達したいという欲求が具体的に実現さ
れつつある状況である。また、指向性効果をある程度緩
やかにしたい場合もあり、そのような場合には予め設計
を変えたタイプのものが使われていた。
【０００３】以下、従来の指向性スピーカ装置について
図面を用いて説明する。図３は従来の指向性スピーカ装
置の平面図を示し、図４は図３のＦ−Ｇ−Ｈ−Ｉ−Ｊ断
面を示す断面図である。図３，図４において、１は音を
反射する球殻状のリフレクターホーン、２はスピーカ２
ａを内部に装着した小型のスピーカボックス、３は上記
スピーカ２ａへの配線コード、４はスピーカボックス２
をリフレクターホーン１に取付けるための取付け金具、
５は指向性スピーカ装置全体を吊り下げるための吊り下
げ金具である。
図面を用いて説明する。図３は従来の指向性スピーカ装
置の平面図を示し、図４は図３のＦ−Ｇ−Ｈ−Ｉ−Ｊ断
面を示す断面図である。図３，図４において、１は音を
反射する球殻状のリフレクターホーン、２はスピーカ２
ａを内部に装着した小型のスピーカボックス、３は上記
スピーカ２ａへの配線コード、４はスピーカボックス２
をリフレクターホーン１に取付けるための取付け金具、
５は指向性スピーカ装置全体を吊り下げるための吊り下
げ金具である。
【０００４】以上のように構成された従来の指向性スピ
ーカ装置について以下にその動作について説明する。
ーカ装置について以下にその動作について説明する。
【０００５】まず、スピーカ２ａからの再生音の電気信
号は配線コード３を経てスピーカ２ａを装着したスピー
カボックス２のスピーカ２ａに印加されて再生音を発生
させる。このスピーカ２ａの開口部はリフレクターホー
ン１の内面に対向するように設けられており、発生した
再生音は図４の破線６で示すようにスピーカボックス２
から出てリフレクターホーン１の内面で反射する。
号は配線コード３を経てスピーカ２ａを装着したスピー
カボックス２のスピーカ２ａに印加されて再生音を発生
させる。このスピーカ２ａの開口部はリフレクターホー
ン１の内面に対向するように設けられており、発生した
再生音は図４の破線６で示すようにスピーカボックス２
から出てリフレクターホーン１の内面で反射する。
【０００６】このリフレクターホーン１の曲面カーブは
楕円体で構成されているため、この楕円の２個の焦点の
うち第１の焦点位置Ｘ1に発音源としてのスピーカボッ
クス２のスピーカ２ａの音波放射面を配置し、もう一方
の第２の焦点位置Ｘ2付近に聴取者の耳がくるように設
定することによりスピーカ２ａから出た再生音を上記第
２の焦点位置Ｘ2に集めることができ、リフレクターホ
ーン１の下ではスピーカ２ａの再生音が聞こえても第２
の焦点位置Ｘ2から離れると再生音は減衰するためにあ
る特定のエリア、即ちリフレクターホーン１の真下にい
る人にだけ再生音を聞かせることが可能となるものであ
った。
楕円体で構成されているため、この楕円の２個の焦点の
うち第１の焦点位置Ｘ1に発音源としてのスピーカボッ
クス２のスピーカ２ａの音波放射面を配置し、もう一方
の第２の焦点位置Ｘ2付近に聴取者の耳がくるように設
定することによりスピーカ２ａから出た再生音を上記第
２の焦点位置Ｘ2に集めることができ、リフレクターホ
ーン１の下ではスピーカ２ａの再生音が聞こえても第２
の焦点位置Ｘ2から離れると再生音は減衰するためにあ
る特定のエリア、即ちリフレクターホーン１の真下にい
る人にだけ再生音を聞かせることが可能となるものであ
った。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の構成ではリフレクターホーン１の真下に設定
された第２の焦点位置Ｘ2を聴取点として聴取者が１人
立つと、その横に立つ人に対しては再生音がかなり減衰
した音圧となり、例えば展示会などで２〜３人に対して
サービスしたい場合には指向特性がピンポイントになり
すぎて使いづらい等の問題点を有していた。
うな従来の構成ではリフレクターホーン１の真下に設定
された第２の焦点位置Ｘ2を聴取点として聴取者が１人
立つと、その横に立つ人に対しては再生音がかなり減衰
した音圧となり、例えば展示会などで２〜３人に対して
サービスしたい場合には指向特性がピンポイントになり
すぎて使いづらい等の問題点を有していた。
【０００８】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、従来のピンポイントの指向特性と、これより少し範
囲の広い指向特性を容易に得ることが可能な指向性スピ
ーカ装置を提供することを目的とするものである。
で、従来のピンポイントの指向特性と、これより少し範
囲の広い指向特性を容易に得ることが可能な指向性スピ
ーカ装置を提供することを目的とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の指向性スピーカ装置は、リフレクターホーン
の湾曲面側に載置されたスピーカボックスの上面側と下
面側にそれぞれスピーカを配置し、切替え部により動作
するスピーカを選択すると共に、中心位置をずらした支
持部を介して上記スピーカボックスを上下方向に反転さ
せることによりリフレクターホーンに対向するそれぞれ
のスピーカの音波放射面からリフレクターホーンの内面
までの距離を変化させることによって指向性スピーカ装
置の指向特性を変えるように構成したものである。
に本発明の指向性スピーカ装置は、リフレクターホーン
の湾曲面側に載置されたスピーカボックスの上面側と下
面側にそれぞれスピーカを配置し、切替え部により動作
するスピーカを選択すると共に、中心位置をずらした支
持部を介して上記スピーカボックスを上下方向に反転さ
せることによりリフレクターホーンに対向するそれぞれ
のスピーカの音波放射面からリフレクターホーンの内面
までの距離を変化させることによって指向性スピーカ装
置の指向特性を変えるように構成したものである。
【００１０】
【作用】この構成により、要求に応じた指向特性の選択
ならびに切替えが容易にできるばかりでなく、指向性ス
ピーカ装置設置後も同様に指向特性を自由に切替えるこ
とが可能となる。
ならびに切替えが容易にできるばかりでなく、指向性ス
ピーカ装置設置後も同様に指向特性を自由に切替えるこ
とが可能となる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図１は本発明による指向性スピーカ
装置の構成を示す断面図であり、図１において１１は内
面に湾曲面を有するように球殻状に形成されたリフレク
ターホーン、１２は上面側と下面側の内部にそれぞれス
ピーカ１２ａ，１２ｂを装着した小型のスピーカボック
ス、１３は配線コード、１４はリフレクターホーン１１
にスピーカボックス１２を結合するための取付け金具、
１７はスピーカボックス１２に装着された上面側あるい
は下面側のスピーカ１２ａ，１２ｂのいずれを動作させ
るかを選択して切替えるためのスイッチ、１６ａは反射
音を示すものである。
しながら説明する。図１は本発明による指向性スピーカ
装置の構成を示す断面図であり、図１において１１は内
面に湾曲面を有するように球殻状に形成されたリフレク
ターホーン、１２は上面側と下面側の内部にそれぞれス
ピーカ１２ａ，１２ｂを装着した小型のスピーカボック
ス、１３は配線コード、１４はリフレクターホーン１１
にスピーカボックス１２を結合するための取付け金具、
１７はスピーカボックス１２に装着された上面側あるい
は下面側のスピーカ１２ａ，１２ｂのいずれを動作させ
るかを選択して切替えるためのスイッチ、１６ａは反射
音を示すものである。
【００１２】このように構成された本発明の指向性スピ
ーカ装置について以下にその動作を説明する。球殻状の
リフレクターホーン１１の内面に設けた湾曲面は楕円体
にて構成されており、スピーカボックス１２はこの上面
側に取付けられたスピーカ１２ａの音波放射面が上記リ
フレクターホーン１１の焦点Ｘ1の位置になるように取
付けられている。
ーカ装置について以下にその動作を説明する。球殻状の
リフレクターホーン１１の内面に設けた湾曲面は楕円体
にて構成されており、スピーカボックス１２はこの上面
側に取付けられたスピーカ１２ａの音波放射面が上記リ
フレクターホーン１１の焦点Ｘ1の位置になるように取
付けられている。
【００１３】また、スピーカボックス１２は取付け金具
１４にてスピーカボックス１２の中心位置をずらした支
持部に固定されているが、この取付け金具１４を支点軸
として上下方向に回転可能なように取付けられており、
半回転（反転）させるとスピーカボックス１２の下面側
に取付けられたスピーカ１２ｂが上記球殻状のリフレク
ターホーン１１に対向し、この対向したスピーカ１２ｂ
の音波放射面の位置が上記リフレクターホーン１１の焦
点Ｘ1よりもリフレクターホーン１１側であるＸ3の位置
となり、Ｘ1＞Ｘ3になるような位置関係になっており、
このように反転した時の状態を図２に示す。
１４にてスピーカボックス１２の中心位置をずらした支
持部に固定されているが、この取付け金具１４を支点軸
として上下方向に回転可能なように取付けられており、
半回転（反転）させるとスピーカボックス１２の下面側
に取付けられたスピーカ１２ｂが上記球殻状のリフレク
ターホーン１１に対向し、この対向したスピーカ１２ｂ
の音波放射面の位置が上記リフレクターホーン１１の焦
点Ｘ1よりもリフレクターホーン１１側であるＸ3の位置
となり、Ｘ1＞Ｘ3になるような位置関係になっており、
このように反転した時の状態を図２に示す。
【００１４】図２において１２ｂはスピーカボックス１
２の下面側に取付けられたスピーカであり、このスピー
カボックス１２が反転したためにリフレクターホーン１
１に対向している。なお、反転させない時は当然ながら
スピーカボックス１２の上面側に取付けられたスピーカ
１２ａがリフレクターホーン１１に対向しているもので
ある。
２の下面側に取付けられたスピーカであり、このスピー
カボックス１２が反転したためにリフレクターホーン１
１に対向している。なお、反転させない時は当然ながら
スピーカボックス１２の上面側に取付けられたスピーカ
１２ａがリフレクターホーン１１に対向しているもので
ある。
【００１５】また、スピーカ１２ｂの音波放射面の位置
は上記リフレクターホーン１１の焦点Ｘ1よりもリフレ
クターホーン１１側になるように構成されているので、
このスピーカ１２ｂから出た再生音は図２の点線１６ｂ
で示すようにリフレクターホーン１１の焦点Ｘ2には集
まらず、焦点Ｘ2の聴取位置では広がった状態になり、
リフレクターホーン１１の下に２〜３人の聴取者が立っ
た状態でも再生音の極端な音圧差は発生せず、通常のピ
ンポイントの指向特性に比べて少し範囲の広い指向特性
が得られ、この指向特性の切替えを要求に応じて選択
し、容易に切替えることができるものである。
は上記リフレクターホーン１１の焦点Ｘ1よりもリフレ
クターホーン１１側になるように構成されているので、
このスピーカ１２ｂから出た再生音は図２の点線１６ｂ
で示すようにリフレクターホーン１１の焦点Ｘ2には集
まらず、焦点Ｘ2の聴取位置では広がった状態になり、
リフレクターホーン１１の下に２〜３人の聴取者が立っ
た状態でも再生音の極端な音圧差は発生せず、通常のピ
ンポイントの指向特性に比べて少し範囲の広い指向特性
が得られ、この指向特性の切替えを要求に応じて選択
し、容易に切替えることができるものである。
【００１６】
【発明の効果】以上のように本発明による指向性スピー
カ装置は、上面側ならびに下面側に向かってそれぞれの
スピーカを装着したスピーカボックスを反転させること
により発音源としてのスピーカの位置が変わると共に指
向特性が変化し、通常のピンポイントの指向特性と、こ
れより少し範囲の広い指向特性を簡単に切替えて使用す
ることができる指向性スピーカ装置を安価に提供できる
ものである。
カ装置は、上面側ならびに下面側に向かってそれぞれの
スピーカを装着したスピーカボックスを反転させること
により発音源としてのスピーカの位置が変わると共に指
向特性が変化し、通常のピンポイントの指向特性と、こ
れより少し範囲の広い指向特性を簡単に切替えて使用す
ることができる指向性スピーカ装置を安価に提供できる
ものである。
【図１】本発明の一実施例における指向性スピーカ装置
の構成を示す断面図
の構成を示す断面図
【図２】同実施例における指向性スピーカ装置におい
て、スピーカボックスを反転した時の状態を示す断面図
て、スピーカボックスを反転した時の状態を示す断面図
【図３】従来の指向性スピーカ装置の構成を示す平面図
【図４】同従来の指向性スピーカ装置の断面図
１１ リフレクターホーン １２ スピーカボックス １２ａ 上面側のスピーカ １２ｂ 下面側のスピーカ １３ 配線コード １４ 取付け金具 １５ 指向性スピーカ装置の取付け金具 １６ａ，１６ｂ リフレクターホーン１１により反射さ
れた音 １７ スピーカ選択切替えスイッチ
れた音 １７ スピーカ選択切替えスイッチ
Claims (2)
- 【請求項１】球殻状のリフレクターホーンと、このリフ
レクターホーンの湾曲面側に載置され上記リフレクター
ホーンに向かう上面側ならびにその裏面の下面側にそれ
ぞれスピーカを装着したスピーカボックスからなる指向
性スピーカ装置。 - 【請求項２】スピーカボックスが中心位置をずらした支
持部を介して上下方向に反転自在に取付けられかつ上面
側あるいは下面側のいずれか選択されたスピーカを動作
させるための切替え部を設けた請求項１記載の指向性ス
ピーカ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32392392A JPH06178377A (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 指向性スピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32392392A JPH06178377A (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 指向性スピーカ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06178377A true JPH06178377A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18160139
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32392392A Pending JPH06178377A (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 指向性スピーカ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06178377A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6556687B1 (en) | 1998-02-23 | 2003-04-29 | Nec Corporation | Super-directional loudspeaker using ultrasonic wave |
| JP2007180980A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Victor Co Of Japan Ltd | 反射型電気音響変換器 |
-
1992
- 1992-12-03 JP JP32392392A patent/JPH06178377A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6556687B1 (en) | 1998-02-23 | 2003-04-29 | Nec Corporation | Super-directional loudspeaker using ultrasonic wave |
| JP2007180980A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Victor Co Of Japan Ltd | 反射型電気音響変換器 |
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