JP2890722B2 - 指向性スピーカ装置 - Google Patents

指向性スピーカ装置

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horn
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周平 小西
麻彦 岡田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、パブリックアドレスなどの放送用設備とし
て用いられている指向性スピーカ装置に関するものであ
る。
従来の技術 近年、電子機器のパーソナル化が非常な勢いで進行し
ており、パブリックアドレスにおいても、ある特定の範
囲だけあるいはある特定の人々にだけ伝達したいという
欲求も具体的に実現されつつある状況である。
以下に従来の指向性スピーカ装置について説明する。
第3図は従来の指向性スピーカ装置の平面図を示すもの
であり、第4図はそのF−G−H−I−J断面を示す断
面図である。
第3図,第4図において、1は音を反射する球殻状の
リフレクターホーンである。2はスピーカを収納した小
型ボックスで音を発生させる。3はスピーカへの配線コ
ード、4は小型ボックス取付金具、5は指向性スピーカ
装置全体の吊下げ金具である。
以上のように構成された指向性スピーカ装置について
以下その動作について説明する。
まず、音の電気信号は配線コード3を経て、スピーカ
を収納した小型ボックス2の中のスピーカに印加され音
を発生させる。スピーカの開口部はリフレクターホーン
1に対向するように設けられているので、発生した音
は、第4図の破線6で示すように、小型ボックス2から
でて、リフレクターホーン1で反射する。リフレクター
ホーン1の曲面カーブをだ円体で構成し、だ円の2個の
焦点のうち、一方の焦点位置に発音源としての小型ボッ
クス2のスピーカを配置し、もう一方の焦点位置X2付近
に聴取者の耳がくるような配置設定であれば、スピーカ
から出た音を聴取点X2に集めることができ、リフレクタ
ーホーン1の下では聞こえても、そのX2の位置から離れ
ると音はかなり減衰するので、ある特定のエリアにいる
人にだけ、聞かせることが可能である。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような従来の構成では、スピー
カから出た音は、すべてが焦点X2に集まるわけでなく、
低い周波数成分の音や、リフレクターホーン1自身が振
動して発生した音、音道の途中にある障害物にあたって
乱反射した音などが、第4図の破線7のようにリフレク
ターホーン1の焦点X2以外へ発散していき、リフレクタ
ーホーン1の焦点付近にいる人以外の少しはなれた所に
いる人に対しても、小さな音量であるが聞こえてしまう
という問題点を有していた。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、特定の
エリアにいる人にだけ伝達することのできる指向性スピ
ーカ装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために、本発明の指向性スピーカ
装置は、第1のリフレクターホーンの外側に、さらに第
2のリフレクターホーンと、音源としてのスピーカを収
納した小型ボックスを備え、第1と第2のリフレクター
ホーンに設置されたスピーカを互いに逆位相となるよう
に接続した構成としている。
作 用 この構成によって、第1のリフレクターホーンに取付
けられたスピーカから放音された音で、リフレクターホ
ーンの焦点X2に集まらずに外部に発散していく音は、第
1と第2のリフレクターホーンの間に備えられた第2の
スピーカから、同じ電気信号入力ではあるが逆位相とな
っている音と互いに打ち消しあうことになり、外部に発
散していく音は極端に少なくなって、リフレクタホーン
の焦点X2から横へ離れた所では、従来のようにクロスト
ークとして、洩れて出てくる音波はキャンセルされ低減
されているので、他のエリアにほとんど影響を与えずに
リフレクターホーンの開口部に対向する場所だけに伝達
することができる。
実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。第1図は、本発明の一実施例における指向性
スピーカ装置の平面図を示すもので、そのA−B−C−
D−Eの断面図が第2図である。
第1図,第2図において、11は球殻状の第1のリフレ
クターホーン、12は同じく球殻状の第2のリフレクター
ホーン、13は第1のスピーカを収納した小型ボックス、
14は第1と第2のリフレクターホーンの間に配置された
第2のスピーカを収納した小型ボックス、15は第1のス
ピーカへの配線コード、16は第2のスピーカへの配線コ
ード、17は第1のリフレクターホーン11、第2のリフレ
クターホーン12と小型ボックス13を結合する取付金具、
18は指向性スピーカ装置減退の取付金具である。
以上のように構成された指向性スピーカ装置につい
て、以下その動作を説明する。
まず、電気信号入力により、第1のスピーカ13から放
音された音波は第1のリフレクターホーン11により反射
され、焦点X2に集音される。しかしながら、従来例と同
じく発散される音波も存在し、破線20で示すように、第
1のリフレクターホーン11から外側へ出ていくが、第1
と第2のリフレクターホーンの間に配置された第2のス
ピーカを有する小型ボックス14からは、第1のスピーカ
を有する小型ボックス13とは同じ電気信号で、かつ逆位
相の音波が放音され、第2図の破線21のように進行し、
第1のリフレクターホーン11から発散していく音波20
と、互いに逆位相であるので、キャンセルしあい、そこ
から外へは発散していかない状態となる。
以上のように本実施例によれば、第1のリフレクター
ホーン11により集音された音以外の発散していく音を、
第2のリフレクターホーン12とスピーカを結合した構成
とすることにより、逆位相による音波でキャンセルさせ
ることができ、リフレクターホーン対向部以外の所への
不要な音波の洩れを極端に少なくすることができる。
発明の効果 以上のように本発明は第1のスピーカ付ボックスを内
蔵した第1のリフレクターホーンの外側に、第2のリフ
レクターホーンと、第2のスピーカ付ボックスを設け、
第1と第2のスピーカを逆位相となるように接続するこ
とにより、リフレクターホーンに対向する場所以外への
音の洩れを極度に抑えた、特定のエリアに対する伝達が
可能な指向性スピーカ装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における指向性スピーカ装置
の平面図、第2図はそのA−B−C−D−E断面図、第
3図は従来の指向性スピーカ装置の平面図、第4図はそ
のE−F−G−H−I断面図である。 11……第1のリフレクターホーン、12……第2のリフレ
クターホーン、13……第1のスピーカを収納した小型ボ
ックス、14……第2のスピーカを収納した小型ボック
ス、15……第1のスピーカへの配線コード、16……第2
のスピーカへの配線コード、17……取付金具、18……取
付金具。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】球殻状の第1のリフレクターホーンと、リ
    フレクターホーンのわん曲側に載置されリフレクターホ
    ーンに向かって音を放射するように開口部をもったスピ
    ーカ付ボックスと、その第1のリフレクターホーンの外
    側にさらに大きい形状の第2のリフレクターホーンと、
    第1と第2の2台のリフレクターホーンの間に設置され
    たスピーカ付ボックスとを備えた指向性スピーカ装置。
  2. 【請求項2】2台のスピーカ付ボックスのそれぞれのス
    ピーカを逆位相になるように接続してなる請求項1記載
    の指向性スピーカ装置。
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