JPH0616871Y2 - 産業車両のカウンタウェイト固定装置 - Google Patents

産業車両のカウンタウェイト固定装置

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JPH0616871Y2
JPH0616871Y2 JP14777888U JP14777888U JPH0616871Y2 JP H0616871 Y2 JPH0616871 Y2 JP H0616871Y2 JP 14777888 U JP14777888 U JP 14777888U JP 14777888 U JP14777888 U JP 14777888U JP H0616871 Y2 JPH0616871 Y2 JP H0616871Y2
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fastening bolt
screwdriver
counterweight
handle
vehicle body
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JP14777888U
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JPH0268281U (ja
Inventor
研介 藤瀬
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、フォークリフトやショベルローダ等の産業車
両の車体後部に設置されるカウンタウェイト固定装置に
係り、詳しくはカウンタウェイトの脱着が容易な固定装
置に関する。
(従来の技術) 一般に、ほぼL形状に形成されたカウンタウェイトは、
その水平部を車体フレームの後端部上面に載置して該フ
レーム上に設けた突起部に係止する一方、前記水平部よ
り下方へ延びて車体後部を覆う垂直部を車体フレームの
底部に設けた固定部材に締着ボルトによって固定する形
式のものが普通となっているが、このような形式の場合
は、カウンタウェイトを必要に応じて脱着するに際して
インパクトレンチ等のような工具を使用して締着ボルト
を脱着しなければならなかった。
そのため、工具を使用することなくカウンタウェイトを
簡単に脱着し得るように改良された簡易脱着式の固定装
置が提案されている。たとえば、カウンタウェイトの垂
直部とフレーム底部の固定部材とに形成したピン孔に固
定用としてのピンを挿通し、該ピンを挿通後において回
転することによって固定部材と係合させて抜止めするよ
うにした形式のもの(たとえば、実開昭58−1808
84号公報参照)あるいは前記ピンをレバーを介して抜
き差し操作する構成となすとともに、レバーをピン差込
み位置に係止できるようにした形式のもの(たとえば、
実開昭59−102660号公報参照)さらには固定部
材の後面に後方へ向けてねじ軸を水平に突設するととも
に、カウンタウェイトの垂直部側にはねじ軸に対して上
方より係合する割溝を形成し、そしてねじ軸に割溝を係
合したもとで該ねじ軸につまみ付きのナットを締着する
ことにより固定する形式のもの(たとえば、実開昭59
−102659号公報参照)等が知られている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上述のピンを利用する形式のものにあって
は、けん引に対する対応性(強度)が不十分な上に走行
中の振動でガタツキを生じ易いこと、固定部材側に付属
品を付設する必要のある形式のものではフレームが専用
品となって標準仕様には適用できないこと、ねじ軸につ
まみ付きナットを締着する形式では締付け不足が生じ易
く、かつナットが緩み易いこと等の点で前述した締着ボ
ルトによる標準的固定方式に劣るものであった。
そこで本考案は、以上の問題に鑑み、締着ボルトによる
特徴を活かした上で簡単に脱着できるカウンタウェイト
固定装置を提供することを、その目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本考案は、ほぼ逆L形に形成
されたカウンタウェイトの水平部を車体フレームの後端
部上面に載置して該フレーム上に設けた突起部に係止す
る一方、前記水平部より下方へ延びて車体後部を覆う垂
直部を車体フレームの底部に設けた固定部材に締着ボル
トにより固定する構成のカウンタウェイト固定装置にお
いて、前記締着ボルトの頭部には径方向に延在する取手
を備えたねじ回しを該締着ボルトに対して一体回転可能
でかつ軸方向に移動可能に取付けるとともに、該ねじ回
しをスプリングにより常に締着ボルトの頭部側に引寄せ
るように付勢し、また前記垂直部の後側には前記ねじ回
しの取手が係合する切欠部を形成したものである。
(作用) 上述の如く構成された本考案の固定装置は、締着ボルト
とねじ回しとを一体化したものであり、従ってねじ回し
の取手を掴んで回すことにより締着ボルトを螺進又は螺
退させカウンタウェイトの垂直部をフレーム底部の固定
部材に固定又は解除することができる。そして、固定状
態においてはスプリングにて付勢されるねじ回しを締着
ボルト側へ移動させることにより該ねじ回しの取手を垂
直部の切欠部に係合すれば締着ボルトの緩み止めがなさ
れる。
(実施例) 以下、本考案の固定装置の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。第2図に示すようにカウンタウェイト1
は車体上部に載置される水平部2と、該水平部2の後端
より下方へ垂直に延びて車体後部を覆う垂直部3とから
ほぼ逆L字形に形成されている。前記水平部2はその下
面に係合凹部2aを備え、その係合凹部2aが車体フレ
ーム4の上部に固定された支持部材5の突起部6に上方
より離脱可能に係止され、また垂直部3はその前面が車
体フレーム4の下部に設けた固定部材7に当接されかつ
締着ボルト8によって締着されるようになっている。
カウンタウェイト1における垂直部3の前側下部には第
1図に示すようにボルト挿通用としての前後方向に貫通
する貫通孔9が形成され、また後側下部には第3図ある
いは第4図に示すように後述するねじ回し格納用の矩形
状の凹部10と、取手格納用の横長の切欠部11とがそ
れぞれ形成され、一方、固定部材7側には貫通孔9と同
心状のねじ孔12が形成されている。
しかして、前記締着ボルト8は第1図に示すように垂直
部3の貫通孔9を通して固定部材7のねじ孔12に螺合
されるねじ部8aと、貫通孔9の周縁部に環状のゴム製
シート13を介して当接される鍔部8bと、ねじ回し1
4を取付けるための円柱状の頭部8cとから構成されて
いる。ねじ回し14は一端が閉鎖された円筒状の筒体1
5と、この筒体15の閉鎖端側に設けられた径方向に延
在する棒状の取手16とからなり、そして筒体15は締
着ボルト8の頭部8aに嵌合されるとともに、該頭部8
aの後端部側に径方向に突設されたピン17と長孔18
を介して軸方向に移動可能に結合されている。すなわ
ち、ねじ回し14はピン17と長孔18との係合により
締着ボルト8に対して回転方向に関しては一体化され、
軸方向に関しては長孔18の範囲内で相対移動可能とさ
れており、そしてこの相対移動量は固定部材7のねじ孔
12に対する締着ボルト8のねじ込み量に相当する。な
お、具体的にはピン17は一端には頭部を、他端にはね
じをそれぞれ有しており、締着ボルト8の頭部8aに形
成された横孔及び筒体15の長孔18に貫通した状態で
ナット19及び割りピン20により組付けられている。
また、筒体15の筒孔内には締着ボルト8とねじ回し1
4とを互いに接近方向に付勢するための引張ばね21が
収容されている。従って、常には締着ボルト8とねじ回
し14とは第1図に実線で示すように最も縮小状態に保
持されるが、その最縮小時の締着ボルト8とねじ回し1
4との総全長は、カウンタウェイト1の締着状態におい
てはねじ回し14の筒体15及び取手16が垂直部3の
後端面から突出することなく筒体15が凹部10に、取
手16が切欠部11にそれぞれ納まる長さであり、非締
着時の自由状態ではねじ回し14の取手16を垂直部3
の後端面より後側に位置した状態で締着ボルト8の先端
が固定部材7のねじ孔12に十分に届くような長さであ
る。
本実施例は上述のように構成したものであり、従ってカ
ウンタウェイト1の車体に対する取付ける場合は、まず
クレーン等によって吊下げたカウンタウェイト1を水平
部3の係合凹部2aが支持部材5の突起部6に係合する
ように車体上部に載置する。このことによって垂直部3
の貫通孔9が固定部材7のねじ孔12に整合するので、
かかる状態で締着ボルト8を垂直部3の貫通孔9に挿入
するとともに、ねじ回し14の取手16を回して固定部
材7のねじ孔12にねじ部8aをねじ込むと、締着ボル
ト8のみが引張ばね21に抗して螺進する。そしてゴム
シート13が貫通孔9の孔縁に当接した後はゴムシート
13を圧縮しながら取手16が水平になるまで回して締
着する。すなわち、ゴムシート13の弾性力を利用して
取手16を格納用の切欠部11に対応させてから、引張
ばね21を利用して第4図に示すように取手16を切欠
部11に納めれば、取手16と切欠部11との係合によ
り締着ボルト8の緩みが防止される。なお、締着ボルト
8の緩みはゴムシート13によってもある程度は抑えら
れるが、取手16と切欠部11との係合でより確実化さ
れる。
一方、カウンタウェイト1を車体から外す場合は、第1
図の仮想線あるいは第3図に示すようにねじ回し14の
取手16を垂直部3の切欠部11から引張ばね21に抗
して引出すとともに、これを回して締着ボルト8のねじ
部8aを固定部材7のねじ孔12から抜取ったのち、カ
ウンタウェイト1をクレーン等により吊上げれば、該カ
ウンタウェイト1は車体から離脱される。
しかして、本実施例によるカウンタウェイト1の車体に
対する結合・分離時の締着ボルト8の脱着操作は、言わ
ば専用工具を用いる場合と同様であり、横方向に延る長
い取手16を利用して締着ボルト8を回し得ることか
ら、十分な締付力で締付けることができるとともに、取
外しも容易に行なうことがきる。
つぎに、本考案の他の実施例を第5図及び第6図に基づ
いて説明する。
第5図に示す実施例はねじ回し14の取手16を伸縮式
としたものである。すなわち、取手16を筒状の固定棒
16aと、これに摺動可能に嵌入される鍔付きの可動棒
16bとから構成し、可動棒16bはたとえば、固定棒
16aの口縁を絞ることで抜止めされる。このような方
式とすれば、取手16を伸ばした状態で締着ボルト8の
脱着操作を行ない得るので、より大きい締付力を得るこ
とが可能となる。
また、第6図に示す実施例はピン17が係合する長孔1
8の後部側に位置調整用として周方向に沿って周溝18
aを連設することによって、該周溝18aの範囲内で筒
体15が締着ボルト8に対して相対回動できるようにし
たものであり、締着ボルト8の締着後における取手16
の切欠部11に対する係合の容易化を図っている。
なお、図示はしないが、取手16とスライド筒体15と
の間に、爪による回転方向の切換え機構を備えたラチェ
ット機構を組込んで両方向に関して選択的に間欠回転で
きるように構成したときは、垂直部3の切欠部11に対
する取手16の係合を容易に行なうことが可能となる。
また、取手格納用としての切欠部11は必要ならば十字
状に形成することによって取手16に対する係合の対応
性を高めることができる。また、ピン17をねじ回し1
4の筒体15に設け、長孔18を締着ボルト8の頭部8
cに設ける構成に変更することが可能であり、さらには
ピン17と長孔18による係合方式に変えて締着ボルト
8の頭部8cと、ねじ回し14の筒体15と角形による
嵌合方式に変更しても差支えなく、要するに締着ボルト
8とねじ回し14とが軸方向に移動でき、回転方向に一
体化される構成であれば良い。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案のカウンタウェイト固定装
置は、締着ボルトに脱着用としてのねじ回しを一体的に
備えたものであり、しかもねじ回しは径方向に延る取手
を備えているので、専用工具が不要となることは勿論の
こと、締着ボルトの脱着を容易に行なうことができる。
また、本考案の固定装置は締着ボルトによる方式である
ことから、従来の簡易脱着式に比較して、カウンタウェ
イトを強固に固定できるので、けん引に対応できるとと
もに、ガタツキもなく、しかも固定部材側に特別の部品
を取付ける必要がなくなり、標準仕様の車体フレームを
使用できる等、締着ボルトの特徴を活かすことが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は固定装置の縦断
面図、第2図は車体フレームにカウンタウェイトを装備
した状態の断面図、第3図は締着ボルトの脱着操作時を
示す斜視図、第4図は締着ボルトの締着完了時を示す斜
視図、第5図は本考案の他の実施例を示す斜視図、第6
図は本考案のさらに他の実施例を示す斜視図である。 1……カウンタウェイト、2……水平部 3……垂直部、4……車体フレーム 5……支持部材、7……固定部材 8……締着ボルト、10……凹部 11……切欠部、12……ねじ孔 14……ねじ回し、15……筒体 16……取手、17……ピン 18……長孔、21……引張ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ逆L形に形成されたカウンタウェイト
    の水平部を車体フレームの後端部上面に載置して該フレ
    ーム上に設けた突起部に係止する一方、前記水平部より
    下方へ延びて車体後部を覆う垂直部を車体フレームの底
    部に設けた固定部材に締着ボルトにより固定する構成の
    カウンタウェイト固定装置において、前記締着ボルトの
    頭部には径方向に延在する取手を備えたねじ回しを該締
    着ボルトに対して一体回転可能にかつ軸方向に移動可能
    に取付けるとともに、該ねじ回しをスプリングにより常
    に締着ボルトの頭部側に引寄せるように付勢し、また前
    記垂直部の後側には前記ねじ回しの取手が係合する切欠
    部を形成した産業車両のカウンタウェイト固定装置。
JP14777888U 1988-11-11 1988-11-11 産業車両のカウンタウェイト固定装置 Expired - Lifetime JPH0616871Y2 (ja)

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JP6497737B2 (ja) * 2015-06-18 2019-04-10 キャタピラー エス エー アール エル 建設機械におけるカウンタウエイト支持構造
JP6933100B2 (ja) * 2017-11-17 2021-09-08 株式会社タダノ ロックピン及びカウンタウエイト着脱装置

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JPH0268281U (ja) 1990-05-23

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