JPS6317656Y2 - - Google Patents

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JPS6317656Y2
JPS6317656Y2 JP10718584U JP10718584U JPS6317656Y2 JP S6317656 Y2 JPS6317656 Y2 JP S6317656Y2 JP 10718584 U JP10718584 U JP 10718584U JP 10718584 U JP10718584 U JP 10718584U JP S6317656 Y2 JPS6317656 Y2 JP S6317656Y2
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JP
Japan
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holder
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joint
spanner
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JP10718584U
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JPS6124170U (ja
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は、ボルト継手の分解・組立て時にスパ
ナの頭をナツトに確実にあてがうための補助工具
に関する。更に詳述すると、ボルト継手の分解初
期あるいは組立末期若しくは錆付いたボルト継手
の分解・組立時など、大きなトルクを必要とする
ときに、スパナ押えに使用して好適な補助工具に
関する。
(従来の技術) この種の補助工具は従来には見当たらない。通
常のボルト継手の分解・組立作業にあつては単に
スパナを回すだけであるから、作業者に代つてス
パナを保持する補助工具の必要はないからであ
る。またきつく締まつたボルト継手あるいは錆付
いたボルト継手を分解するため若しくはボルト継
手をきつく締め付けるために相当大きなトルクを
衝撃的に加える必要がある場合にあつては、作業
者自身によつてスパナを保持しつつハンマーなど
で強打する方法が従来多く用いられていたからで
ある。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、スパナをハンマーなどで強打する際に
当該スパナを作業者が押える場合、スパナが衝撃
で外れ作業者に怪我をさせる事故の虞がある。ま
た、スパナを保持しつつハンマーを振り回す作業
は、思い切つてハンマーを振れないため、大きな
打撃力が得難いと共に作業能率を著しく悪化させ
る。また、大形のボルト継手の場合、スパナを固
定する作業者とハンマーを振る作業者とを必要と
し、作業人員の低減を求める近年の傾向に反し好
ましくない。更に、スパナをボルト継手に確実に
あてがい固定し得ないため、ナツトやボルトの角
を潰してしまい、これらの再使用を困難としある
いはボルト継手の分解を極めて困難なものとする
虞れがある。
本考案は、スパナをボルト継手のナツトに確実
にあてがい固定し得る補助工具を提供することを
目的とする。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) 斯かる目的を達成するため、本考案のボルト継
手用補助工具は、ボルトとナツトの締結によつて
接合されるボルト継手の組立ないし分解時にスパ
ナの頭部に当接するホルダと、このホルダに出没
自在に収容され且つ前記継手のボルトの先端に螺
合される雌ねじ部を有する支持部材と、これらの
間に装着されて前記支持部材をホルダ内に相対的
に引込むスプリングとで構成し、更に前記ホルダ
若しくは支持部材のいずれか一方に前記支持部材
の出没量を決定するガイド溝を形成すると共に他
方側に前記ガイド溝内を摺動して前記ホルダと支
持部材とを係合させる連結ピンを設けることによ
り、継手のボルトを利用してその先端に前記支持
部材を取付け、該支持部材を固定する一方ホルダ
側をスプリングの弾発力でスパナの頭部へ押し出
し、スパナを固定するようにしたものである。
(実施例) 以下本考案の構成を図面に示す一実施例に基づ
いて詳細に説明する。
第1図に本考案に係る補助工具の一実施例を中
央縦断面図で示す。この補助工具は、ボルト継手
(以下単に継手という)のボルト10に取付けら
れる支持部材1と、スパナ12の頭部を押しつけ
固定するホルダ2と、これらの間に装着されて支
持部材1をホルダ2内に相対的に引き込むスプリ
ング3とから主に成り、前記支持部材1をボルト
10に固定したときにホルダ2をナツト11にあ
てがわれたスパナ12に向けて押しつけるように
したものである。支持部材1は、先端にねじ穴4
を有す筒状体であつて、後端にスプリング3の座
面を成すフランジ5を設けて逆T字型に形成され
ている。一方、ホルダ2は、先端に内方及び外方
に夫々突出するフランジ部6を形成して成る両端
開口の筒状体である。この支持部材1とホルダ2
とは、嵌合の後ホルダ2のガイド溝7を貫通して
支持部材1に固着される連結ピン8によつて、互
いに一定範囲内においては自由に移動し得るよう
に連結されている。
前記支持部材1は、当該補助工具をねじ径を異
にする継手にも使用可能とするため、ねじ穴4の
径を異にするものを幾種類か用意することが好ま
しい。図示しないが、更に好ましくは、異なる径
のねじ穴4を1つの支持部材1に段階的に幾つか
穿設させたものを幾種類か用意する。この場合、
ねじ穴4の径は、ボルト継手として使用頻度の高
いボルト径に対応させたものを選定することが経
済的である。この支持部材1には、該支持部材1
とホルダ2とを或る範囲で互いに軸方向へ移動可
能に連結する連結ピン8が、支持部材1とホルダ
2との取外しを可能とするため、着脱自在に取付
けられている。本実施例の場合、連結ピン8に小
形のボルトを採用しているが、他の着脱機構を利
用したものに代えて実施することも可能である。
尚、連結ピン8は固定し、ガイド溝7側を開閉可
能な構造としても実施可能である。
また、ホルダ2の周面に穿たれたガイド溝7
は、軸方向の溝7aと円周方向の溝7bとを連続
的に形成した逆L字形の貫通孔であつて、支持部
材1の傾きを防ぐため対称的に2本設けられてい
る。円周方向の溝7bは、支持部材1を突出状態
で固定しスパナ12の動きを自由にするためのも
のである。また、軸方向の溝7aは、スプリング
3の弾発力を以てホルダ2をスパナ12の頭部に
向けて押しつける動きを、ホルダ2と支持部材1
との間に許容するためのものである。尚、本実施
において、ガイド溝7は逆L字形を成している
が、T字型あるいはI字型に形成しも良い。ま
た、本実施例においては、ガイド溝7をホルダ2
に形成しているが、支持部材1側にガイド溝7を
形成して連結ピン8をホルダ2側に固着すること
も可能である。
尚、スプリング3としては、スパナ12を強力
に押圧しかつ作業者によつて圧縮し得る程度に強
い圧縮コイルばねの採用が好適である。
(作用) 以上のように構成された補助工具によれば、継
手のナツトへのスパナの固定は次のようにして確
実に行ない得る。
まず、連結ピン8を保持して支持部材1をガイ
ド溝7に沿つて移動させ、所定量だけホルダ2か
ら突出させる。次いで、連結ピン8を円周方向の
ガイド溝7bに沿つて回転させることにより、支
持部材1とホルダ2とを連結ピン8で係合させ、
突出状態で支持部材1を固定する。この状態で支
持部材1を継手のボルト10にねじ込んで該ボル
ト10に当該補助工具を固定する。支持部材1の
固定後、再びホルダ2を回転させて支持部材1の
連結ピン8を相対的に回転させて円周方向のガイ
ド溝7bから軸方向のガイド溝7a内に導く。す
ると、支持部材1は、スプリング3の弾発力によ
つてホルダ2内に相対的に引き込まれようとす
る。即ち、支持部材1は継手のボルト10に固定
されているため、ホルダ2側が継手に向けて飛び
出す。このとき、継手のナツト11にはスパナ1
2が嵌め合わされているので、このスパナ12の
頭部を継手のフランジ部分へ押し付け固定する。
したがつて、スパナ12は作業者が支えずともナ
ツト11に嵌まり込んだ状態で確実に固定され
る。
そこで、スパナ12の柄をハンマー(図示省
略)などで強打することによつて、錆付いたナツ
ト11あるいはきつく締め付けられたナツト11
を弛める。勿論、ボルト・ナツトをきつく締め付
けるために、スパナ12を強打ないし強く回転さ
せる場合にも使用できる。
スパナ12の柄がボルト継手で接合しようとす
る管材等の被接合材に当たつてそれ以上の回転が
できなくなつたときには、ホルダ2を引き下げて
スパナ12を自由にする。そこで、スパナ12を
ナツト11から一旦外して回転させ得る位置まで
回動させた後再びナツト11に嵌め込む。そし
て、ホルダ2を離してスパナ12の頭部をこのホ
ルダ2で固定する。勿論、ボルト・ナツトが比較
的軽い力で回り始めたらスパナ12を当該補助工
具で保持する必要はなくなるので、ボルト10か
ら取り外すかあるいはホルダ2を引き下げてスパ
ナ12の動きを自由にする。
考案の効果 以上の説明より明らかなように、本考案の補助
工具は、ボルトとナツトの締結によつて接合され
るボルト継手の組立ないし分解時にスパナの頭部
に当接するホルダと、このホルダに出没自在に収
容され且つ前記継手のボルトの先端に螺合される
雌ねじ部を有する支持部材と、これらの間に装着
されて前記支持部材をホルダ内に相対的に引込む
スプリングとで構成し、更に前記ホルダ若しくは
支持部材のいずれか一方に前記支持部材の出没量
を決定するガイド溝を形成すると共に他方側に前
記ガイド溝内を摺動して前記ホルダと支持部材と
を係合させる連結ピンを設けたので、分解あるい
は組立てしようとする継手のボルトを利用して該
ボルトに当該補助工具を取付ければ、スパナをボ
ルト継手に確実に固定し保持し得る。
したがつて、この補助工具を使用すると、大き
なトルクを得るためにスパナの柄をハンマーなど
で強打するような場合、例えば錆付いたボルト継
手を分解するような場合であつても、スパナをナ
ツトに嵌め込んだ状態のまま確実に固定できるの
で、いかなるときにも一人の作業者によつて安全
に作業を進めることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の補助工具の一実施例を示すもの
で、第1図は補助工具の内部構造並びに該補助工
具とボルト継手との関係を仮想線で示す中央縦断
面図、第2図は正面図である。 1……支持部材、2……ホルダ、3……スプリ
ング、4……ねじ穴、7……ガイド溝、8……連
結ピン、10……ボルト、11……ナツト、12
……スパナ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボルトとナツトの締結によつて接合されるボル
    ト継手の組立ないし分解時にスパナの頭部に当接
    するホルダと、このホルダに出没自在に収容され
    且つ前記継手のボルトの先端に螺合される雌ねじ
    部を有する支持部材と、これらの間に装着されて
    前記支持部材をホルダ内に相対的に引込むスプリ
    ングとから構成され、更に前記ホルダ若しくは支
    持部材のいずれか一方に前記支持部材の出没量を
    決定するガイド溝を形成すると共に他方側に前記
    ガイド溝内を摺動して前記ホルダと支持部材とを
    係合させる連結ピンを設けて成るボルト継手用補
    助工具。
JP10718584U 1984-07-17 1984-07-17 ボルト継手用補助工具 Granted JPS6124170U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10718584U JPS6124170U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 ボルト継手用補助工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10718584U JPS6124170U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 ボルト継手用補助工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6124170U JPS6124170U (ja) 1986-02-13
JPS6317656Y2 true JPS6317656Y2 (ja) 1988-05-18

Family

ID=30666444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10718584U Granted JPS6124170U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 ボルト継手用補助工具

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JP (1) JPS6124170U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5577123B2 (ja) * 2010-03-18 2014-08-20 中国電力株式会社 スパナ脱落防止構造、ナット着脱方法及びスパナ押え治具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6124170U (ja) 1986-02-13

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