JPH06164258A - オフセットキャンセル回路付増幅回路 - Google Patents

オフセットキャンセル回路付増幅回路

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JPH06164258A
JPH06164258A JP4333905A JP33390592A JPH06164258A JP H06164258 A JPH06164258 A JP H06164258A JP 4333905 A JP4333905 A JP 4333905A JP 33390592 A JP33390592 A JP 33390592A JP H06164258 A JPH06164258 A JP H06164258A
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resistor
amplifier
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operational amplifier
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JP4333905A
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Chikao Ikeda
周穂 池田
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/30Modifications of amplifiers to reduce influence of variations of temperature or supply voltage or other physical parameters
    • H03F1/303Modifications of amplifiers to reduce influence of variations of temperature or supply voltage or other physical parameters using a switching device

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高いゲイン精度と低ノイズのオフセットキャ
ンセル回路付増幅回路を提供する。 【構成】 反転増幅回路2の出力側にはMOSトランジ
スタ14,15からなるアナログスイッチによるサンプ
リング回路5が接続され、このサンプリング回路5の出
力端には、ソ−スフォロワ回路7が接続されている。そ
して、このソ−スフォロワ回路7の出力は抵抗器11と
抵抗器12との直列抵抗に印加されと共に、反転増幅回
路2を構成する演算増幅器1の反転入力端子には、抵抗
器11と抵抗器12との接続点が接続され、ソ−スフォ
ロワ回路7の出力信号の分圧したものが印加されること
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばイメ−ジセンサ
等の原稿読取素子の出力信号を増幅する増幅回路に係
り、特に、入力信号に含まれるオフセット信号を除去す
るオフセットキャンセル回路を有する増幅回路における
雑音特性を改良したオフセットキャンセル回路付増幅回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のオフセットキャンセル回
路付増幅回路としては、例えば図3に示されるように増
幅回路の出力信号をサンプルホ−ルド回路を介して入力
側に帰還するようにしてオフセットキャンセル回路を構
成したものがある。すなわち、図3においてオフセット
キャンセル回路付増幅回路は、演算増幅器1を中心に非
反転増幅回路2が構成されると共に、その出力側にはサ
ンプリングスイッチ3とサンプリングコンデンサ4とか
らなるサンプリング回路5と、このサンプリング回路5
と先の演算増幅器1の基準電位側の端子、すなわち、反
転入力端子とを接続するバッファ増幅器6と、から構成
されてなるものである。
【0003】図4にはこのオフセットキャンセル回路付
増幅回路の動作を説明するタイミングチャ−トが示され
ており、同図を参照しつつ以下に本回路の動作を概略的
に説明する。先ず、前提として本回路の入力信号は、一
定のオフセット電圧に、例えばイメ−ジセンサの出力信
号が重畳されたものであり、オフセット電圧に重畳され
たイメ−ジセンサの出力信号を入力する直前にオフセッ
ト電圧のみが入力されるようになっているものとする。
すなわち、本回路において、サンプリングスイッチ3は
一定の周期で断続を繰り返すようになっており、先ず、
時刻t1からt2の間において図示されない外部回路よ
りオフセット電圧Vosが演算増幅器1の非反転入力端子
に入力されると(図4(a)参照)、この電圧Vosは演
算増幅器1を介して出力される。そして、時刻t1から
t2の間、閉成状態となっている(図4(b)参照)サ
ンプリングスイッチ3を介してサンプリングコンデンサ
4に印加される結果、このサンプリングコンデンサ4の
電位はVosとなる。一方、バッファ増幅器6の出力イン
ピ−ダンスは、負帰還によりバッファ増幅器6の出力端
と演算増幅器1の反転入力端子とを接続する抵抗Riに
比して十分低いので、バッファ増幅器6の出力電位はサ
ンプリングコンデンサ4の電位と略同電位、すなわち、
略Vosとなる。
【0004】続いて、時刻t2以後時刻t3までの間、
演算増幅器1の非反転入力端子に入力信号Vinとして先
のオフセット電圧Vosにイメ−ジセンサの出力電圧が重
畳された定電圧V1が印加されると、出力端子には出力
電圧Vout としてVos+((V1−Vos)×(Rf /R
i +1))なる電圧が出力されることとなる。ここで、
もしオフセットキャンセル回路がなく演算増幅器1を中
心に構成された非反転増幅回路2のみである場合は、上
述と同様に入力信号にオフセット電圧Vosが含まれると
すると、このオフセット電圧Vosは非反転増幅回路2が
有する増幅度で増幅されて出力されることとなる。具体
的に、オフセット電圧Vosのみが入力された際に、非反
転増幅回路2の出力電圧はVos×(Rf /Ri +1)と
なる。
【0005】すなわち、オフセットキャンセル回路を設
けることによって、オフセット電圧Vosは、Vos×(R
f /Ri +1)から単にVosに抑圧されることとなる。
しかしながら、図3に示された回路においてサンプリン
グスイッチ3が閉成状態にある間、演算増幅器1を中心
に構成された非反転増幅回路は100%負帰還の状態で
あり、しかもその負帰還ル−プ内にはバッファ増幅器6
があるので、極めて発振を生じ易い回路であると言え
る。このため、発振を防止するためには、演算増幅器1
にいわゆる容量補償を施す方法があるが、この場合、周
波数特性を低下させてしまうという欠点がある。また、
バッファ増幅器6で発生する雑音は、非反転増幅回路に
よってRf /Ri 倍されて出力されるために、あたかも
非反転増幅回路の入力雑音が増加したと等価であり、そ
の結果S/N比を低下させるという欠点がある。さら
に、非反転増幅回路2において増幅される雑音は、バッ
ファ増幅器6において発生した雑音に止まらず、サンプ
リングスイッチ3においても雑音が発生するので、この
雑音がバッファ増幅器6で生じた雑音と同様に非反転増
幅回路によってRf /Ri 倍され、回路全体の有効ダイ
ナミックレンジを減少させるという欠点がある。またさ
らに、雑音の発生は、演算増幅器1のおいても生じるの
で、回路全体の雑音レベルを低くするためには、バッフ
ァ増幅器6に使用される演算増幅器と共に非反転増幅回
路を構成する演算増幅器を高価な低雑音のものを揃える
必要があり、高価な回路となってしまう欠点がある。
【0006】そこで図3に示された回路における上述の
欠点の内、特に、高価な低雑音演算増幅器の使用数を少
なくしてコストダウンを図る技術として、例えば図5に
示されるように先のバッファ増幅器6の代わりにNチャ
ンネルMOSトランジスタを用いたソ−スフォロワ回路
7を設けたものがある。同図において、先の図3で示さ
れた回路の構成要素と同一のものについては、同一の符
号を付してその説明を省略し、以下、図5を参照しつつ
この回路について概略的に説明する。この図5に示され
た回路において、ソ−スフォロワ回路7はNチャンネル
MOSトランジスタ8からなるもので、NチャンネルM
OSトランジスタ8のゲ−トはサンプリングスイッチ3
とサンプリングコンデンサ4の接続点に接続され、ドレ
インにはドレイン電圧VD が印加されるようになってい
る。さらに、NチャンネルMOSトランジスタ8のソ−
スは抵抗Ri を介して演算増幅器1の非反転入力端子に
接続されると共に、定電流源9が接続されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示された回路において、MOSトランジスタを用いたソ
−スフォロワ回路7は負帰還が施されてないので、先の
バッファ増幅器6の場合と異なり、ソ−スフォロワ回路
の出力インピ−ダンスが演算増幅器1の反転入力端子に
接続された抵抗Ri に対して無視できない値となること
が推察できる。試みに、MOSトランジスタを用いたソ
−スフォロワ回路の出力インピ−ダンスを公知の回路解
析の手法を用いて算出してみると次述する通りである。
先ず、MOSトランジスタの条件としてチャンネル方向
での長さL=5μm、幅W=400μmとし、さらに、
酸化膜厚を1000オングストロ−ム、モビリティμn
を800cm2 /Vとすると、飽和時のドレイン電流I
DSATは、IDSAT=(μn×Cox×(W/L))/2×
(VGS−VG )と求められる。ここで、Coxは酸化膜容
量(F/m2 )を、VGSはゲ−ト・ソ−ス間の電圧を、
Vt はしきい値を、それぞれ表している。そして、ソ−
スフォロワの微分出力抵抗は、このIDSATをVsについ
て微分することで求められるもので、図7にはこのよう
にして求められた微分抵抗をIDSATをパラメ−タとした
ものが示されている。同図に示されたように微分抵抗は
DSATによって変化すると言える。そして、この微分抵
抗の変化は演算増幅器1の反転入力端子に接続されたR
i に比して無視出来ない大きさであり、この結果、図5
に示された回路のゲインが変動することが容易に推察で
きる。ここで、図5に示された回路のゲインがどの程度
変動するものかを大まかに定量的に求めてみる。先ず、
入力信号Vin=2.5Vでソ−スフォロワ回路からの電
流の流れ出しがなく且つIDSATが全て電流源9に流れ込
む場合、図7においてIDSATA=100μAでの微分抵
抗がソ−スフォロワ回路の出力抵抗となる。そこで、例
えば、Ri=506Ω、Rf=198KΩとすると、増
幅率は100倍となる。かかる条件のもとで、Vinを例
えば2.5Vから変化させると、ソ−スフォロワ回路か
らは電流が流れ出し、それに伴いIDSATが変化するため
にソ−スフォロワ回路の出力抵抗も変化することとな
り、このためゲインの変動を招く結果となる。図8に
は、上述のようにVinの変動によるゲイン変動の例が示
されている(図8の従来例の欄参照)。この結果から、
実際のゲインも入力信号に応じてかなり変化することが
容易に推察できる。このように、従来の回路において
は、安価で且つ安定した増幅特性を有するものを提供す
ることができないという問題があった。
【0008】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、安価で安定した増幅度を有するオフセットキャンセ
ル付増幅回路を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るオフセットキャンセル回路付増幅回路は、演算増幅器
を中心に構成されてなる非反転増幅回路の出力側に、サ
ンプリングホ−ルド回路を接続すると共に、このサンプ
リングホ−ルド回路の出力端と前記非反転増幅回路を構
成する演算増幅器の反転入力端子との間にソ−スフォロ
ワ回路を設け、前記ソ−スフォロワ回路の出力端と前記
演算増幅器の反転入力端子とを第1の抵抗器を介して接
続すると共に、一端が定電位に保持された第2の抵抗器
の他端を前記演算増幅器の反転入力端子に接続してなる
ものである。特に、第1の抵抗器とソ−スフォロワ回路
の出力抵抗との直列抵抗に対し、第2の抵抗器を並列接
続した際の合成抵抗値が、非反転増幅回路を構成する演
算増幅器の反転入力端子とソ−スフォロワ回路とを一つ
の抵抗器で接続した際の当該抵抗器の抵抗値に等しく設
定したものがより好適である。また、第1の抵抗器とソ
−スフォロワ回路の出力抵抗との直列抵抗値は第2の抵
抗器の抵抗値の2倍以上に設定する共に、非反転増幅回
路を構成する演算増幅器の帰還抵抗器の抵抗値を、第1
の抵抗器とソ−スフロォワ回路の出力抵抗との直列抵抗
と第2の抵抗器との並列合成抵抗値の2倍以上に設定し
たものがさらに好適である。またさらに、第2の抵抗器
の一端に印加される電位は、非反転増幅回路の入力信号
に含まれるオフセット電圧に略等しく設定されたものが
好適である。その上さらに、サンプリングホ−ルド回路
は、論理信号により開閉成するアナログスイッチと、こ
のアナログスイッチに直列接続されたコンデンサとから
なり、前記アナログスイッチを介して前記コンデンサが
非反転増幅回路の出力端に接続されてなるものが好適で
ある。
【0010】
【作用】ソ−スフォロワ回路の出力信号は、第1の抵抗
器と第2の抵抗器とに分圧されるので、ソ−スフォロワ
回路の出力抵抗が変化してもその変動による影響はソ−
スフォロワ回路の出力信号の分圧に対応して抑圧される
こととなる。したがって、出力インピ−ダンスが高くし
かもその値が動作電圧によって変化するソ−スフォロワ
回路がフィ−ドバックル−プの中にあっても高いゲイン
精度と低ノイズを維持することができることとなるもの
である。
【0011】
【実施例】以下、図1乃び図2を参照しつつ本発明に係
るオフセットキャンセル回路付増幅回路について説明す
る。ここで、図1は本発明に係るオフセットキャンセル
回路付増幅回路の一実施例を示す回路図、図2は本発明
に係るオフセットキャンセル回路付増幅回路の基本的構
成の一例を示す回路図である。尚、図1及び図2に示さ
れた回路においては、図5に示された回路と同一の構成
要素には同一の符号を付してその詳細な説明は省略する
こととする。
【0012】先ず、図2を参照しつつ本回路の基本的構
成を説明する。図2に示された回路は、演算増幅器1を
中心に構成された非反転増幅回路2と、オフセットキャ
ンセル回路10とからなり、オフセットキャンセル回路
10は、サンプリング回路5とソ−スフォロワ回路7と
からなるもので、基本的構成は、図5に示された従来の
回路例と同一である。そして、本回路が図5に示された
回路と異なるのは、ソ−スフォロワ回路7を構成するN
チャンネルMOSトランジスタ8のソ−スが抵抗器11
を介して演算増幅器1の反転入力端子に接続される共
に、演算増幅器1の反転入力端子は抵抗器12を介して
接地されている点である。ここで、抵抗器11及び抵抗
器12の値は、先に説明した図5の回路において、オフ
セット電圧Vosが演算増福器1に入力された際(図4
(a)の時刻t1乃至t2の間参照)におけるソ−スフ
ォロワ回路7の出力抵抗と抵抗器11との直列接続によ
る合成抵抗と、抵抗器12との並列接続における抵抗値
が、図5示された従来の回路における抵抗器Riの値に
等しくなるように設定してあるものである。かかる構成
において、演算増幅器1に図4(a)に示されたように
オフセット電圧Vosが入力されたとすると、このVosは
ソ−スフォロワ回路7の出力側において、ソ−スフォロ
ワ回路7の出力抵抗と抵抗器11とで分圧されるので、
Vs はその分圧比に応じて小さくなる。したがって、V
s の変化に伴うソ−スフォロワ回路7の出力抵抗値の変
化も小さくなり、その結果、いわゆる微分ゲインの変動
が小さくなるものである。
【0013】図1には図2に示された本発明に係るオフ
セットキャンセル回路付増幅回路をより具体化した具体
回路例が示されており、以下、同図に基づいてこの具体
例について説明する。図1において、先ず、演算増幅器
1を中心に構成される非反転増幅回路2は、演算増幅器
1の出力端子と反転入力端子との間に抵抗13が接続さ
れており、この抵抗13の抵抗値は198KΩに設定さ
れている。また、演算増幅器1の反転入力端子には抵抗
12の一端が接続されると共に、この抵抗12の他端に
は基準電圧Vaが印加されるようになっている。ここ
で、抵抗12は2.222KΩに、基準電圧Vaは演算
増幅器1の非反転入力端子に入力されるオフセット電圧
Vsの大きさと同一の電圧2.5Vに、それぞれ設定し
てある。
【0014】一方、サンプリング回路5は、並列接続さ
れたP及びNチャンネルMOSトランジスタ14,15
のソ−スがサンプリングコンデンサ4を介して接地され
ると共に、2つのMOSトランジスタ14,15のドレ
インは先の演算増幅器1の出力端子に接続されている。
また、NチャンネルMOSトランジスタ15のゲ−トは
論理信号Qが入力されようになっている一方、Pチャン
ネルMOSトランジスタ14のゲ−トには論理信号Qの
反転された反転論理信号が入力されるようになってい
る。そして、2つのMOSトランジスタ14,15はい
わゆるアナログスイッチを形成しており、論理信号Qが
論理値1である場合、この2つのMOSトランジスタ1
4,15は、導通状態となり演算増幅器1の出力端子と
サンプリングコンデンサ4とが接続されることなる一
方、論理信号Qの論理値が0である場合、2つのMOS
トランジスタ14,15は非導通状態となり、サンプリ
ングコンデンサ4は非反転増幅回路2から電気的に切り
離された状態となる。
【0015】さらに、ソ−スフォロワ回路7は、2つの
NチャンネルMOSトランジスタ8,16が直列接続さ
れてなるもので、一方のNチャネルMOSトランジスタ
8のドレインには5V直流電圧が印加され、他方のNチ
ャンネルMOSトランジスタ16のソ−スは接地されて
いる。また、一方のNチャンネルMOSトランジスタ8
のゲ−トは先のサンプリングコンデンサ4に接続されて
いる。またさらに、他方のNチャンネルMOSトランジ
スタ16のゲ−トには、このNチャンネルMOSトラン
ジスタ16にドレイン電流として100μAが流れるよ
うに直流電圧Vbが印加されており、このNチャンネル
MOSトランジスタ16は、先の図5で示された回路に
おける電流源9としての機能を果たしている。そして、
NチャンネルMOSトランジスタ8のソ−スとNチャン
ネルMOSトランジスタ16のドレインとの接続点は、
抵抗器11介して演算増幅器1の反転入力端子に接続さ
れている。ここで、抵抗器11は18.506KΩに設
定されている。
【0016】上記構成において、この回路の動作は、基
本的に図3及び図4で説明した従来の回路と同一である
ので、ここでは、図4を参照しつつ概略的な説明に止め
る。図1に示された回路において、N及びPチャンネル
MOSトランジスタ14,15からなるサンプリングス
イッチ3は、一定の周期導通状態を繰り返すものであ
る。すなわち、NチャネルMOSトランジスタ15のゲ
−トに論理値1の論理信号Qが、PチャンネルMOSト
ランジスタ14のゲ−トに論理値0の倫理信号(論理信
号Qの反転信号)が入力される時刻t1乃至t2の間及
び時刻t3乃至t4の間で(図4(a)参照)、それぞ
れ導通状態となり、演算増幅器1の出力信号をサンプリ
ングしてこのサンプリング信号がサンプリングコンデン
サ4に入力されることとなる。
【0017】先ず、時刻t1乃至t2の間、演算増幅器
1の非反転入力端子にはオフセット電圧Vosが印加さ
れ、サンプリングコンデンサ4は反転入力端子の電位が
Vosに等しくなるように充電されることとなる。続い
て、時刻t2経過後時刻t3までの間において、オフセ
ット電圧Vosにイメ−ジセンサ(図示せず)の出力信号
が重畳された入力電圧V1が入力されると、演算増幅器
1の出力端子には出力電圧V1a=Vos+(V1−Vo
s) ×(Rf/Ri+1)が出力されることなる。ここ
で、抵抗器Riは、ソ−スフォロワ回路7の出力抵抗と
抵抗器11との直列抵抗値と抵抗器12の抵抗値との合
成値で表されるものである。尚、時刻t3以後は、オフ
セット電圧Vosに重畳されたイメ−ジセンサ(図示せ
ず)の出力電圧が異なるだけであり、基本的には時刻t
1以後と同一の動作が繰り返されるようになっているも
のなので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0018】この図1の実施例において、抵抗器11と
ソ−スフォロワ回路7の出力抵抗との合成値に対する抵
抗器12の比は、略10となっている。したがって、ソ
−スフォロワ回路7の出力信号にノイズが重畳されてい
たとしても、抵抗器12におけるノイズの大きさは、電
圧レベルで略1/10に、電力レベルで略1/100に
減少するので演算増幅器1の入力ノイズに対して十分に
小さなレベルとなる。
【0019】図8には上記構成におけるいわゆる微分ゲ
インと従来の回路における微分ゲインとの差を説明する
ための説明図が示されている。すなわち、図8において
本実施例の欄に示された微分ゲインは、先に図5に示さ
れた回路についての微分ゲインを算出した際の算出方法
と同様に、ソ−スフォロワ回路7における微分抵抗を出
力抵抗としてゲイン算出を行っている。先ず、演算増幅
器1の入力電圧が2.5Vの場合、本実施例における微
分ゲインは100倍となる。入力電圧が2.48Vの場
合微分ゲインは100.3倍と、入力電圧が2.52V
の場合微分ゲインは99.6倍と、その微分ゲインは殆
ど変わらない。さらに、集積回路において使用されてい
る抵抗が全て20%増加するように変動した場合におい
てソ−スフォロワ回路の出力抵抗が変わらない時に、抵
抗器11とソ−スフォロワ回路7の出力抵抗との合成値
が20%増加した場合における微分ゲインは101.4
倍であり、この場合も実質的にゲイン変動は小さなもの
と言うことができる。
【0020】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
ソ−スフォロワ回路をフィ−ドバック回路に含むオフセ
ットキャンセル回路付増幅回路において、ソ−スフォロ
ワ回路の出力信号を抵抗分圧して非反転増幅回路の入力
に印加するよう構成することにより、ソ−スフォロワ回
路の出力インピ−ダンスが変動しても非反転増幅回路の
入力に伝えられる変動量が抵抗分圧比に対応して抑圧さ
れることとなるので、従来と異なり、ソ−スフォロワ回
路をフィ−ドバックル−プ内に使用しつつも高いゲイン
精度と低ノイズのオフセットキャンセル回路付増幅回路
を提供することができるという効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るオフセットキャンセル回路付増
幅回路の一実施例を示す回路図である。
【図2】 本発明に係るオフセットキャンセル回路付増
幅回路の基本構成を示す回路図である。
【図3】 従来のオフセットキャンセル回路付増幅回路
の一例を示す回路図である。
【図4】 図3及び図5に示された従来の回路における
動作を説明するためのタイミング図である。
【図5】 従来のオフセットキャンセル回路付増幅回路
の他の例を示す回路図である。
【図6】 図5に示された回路において用いられている
ソ−スフォロワ回路を解析するための基本的構成を示す
回路図である。
【図7】 従来の回路における微分抵抗とソ−ス電圧と
の関係を示す特性線図である。
【図8】 本実施例の回路と従来の回路における微分ゲ
イン違いを説明するための説明図である。
【符号の説明】
2…非反転増幅回路、 2…サンプリングスイッチ、
4…サンプリングコンデンサ、 7…ソ−スフォロワ回
路、 10…オフセットキャンセル回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演算増幅器を中心に構成されてなる非反
    転増幅回路の出力側に、サンプリングホ−ルド回路を接
    続すると共に、このサンプリングホ−ルド回路の出力端
    と前記非反転増幅回路を構成する演算増幅器の反転入力
    端子との間にソ−スフォロワ回路を設け、前記ソ−スフ
    ォロワ回路の出力端と前記演算増幅器の反転入力端子と
    を第1の抵抗器を介して接続すると共に、一端が定電位
    に保持された第2の抵抗器の他端を前記演算増幅器の反
    転入力端子に接続してなることを特徴とするオフセット
    キャンセル回路付増幅回路。
  2. 【請求項2】 第1の抵抗器とソ−スフォロワ回路の出
    力抵抗との直列抵抗に対し第2の抵抗器を並列接続した
    際の合成抵抗値が、非反転増幅回路を構成する演算増幅
    器の反転入力端子とソ−スフォロワ回路とを一つの抵抗
    器で接続した際の当該抵抗器の抵抗値に等しいことを特
    徴とする請求項1記載のオフセットキャンセル回路付増
    幅回路。
  3. 【請求項3】 第1の抵抗器とソ−スフォロワ回路の出
    力抵抗との直列抵抗値を第2の抵抗器の抵抗値の2倍以
    上に設定する共に、非反転増幅回路を構成する演算増幅
    器の帰還抵抗器の抵抗値を、第1の抵抗器とソ−スフロ
    ォワ回路の出力抵抗との直列抵抗と第2の抵抗器との並
    列合成抵抗値の2倍以上に設定したことを特徴とする請
    求項1記載のオフセットキャンセル回路付増幅回路。
  4. 【請求項4】 第2の抵抗器の一端に印加される電位を
    非反転増幅回路の入力信号に含まれるオフセット電圧に
    略等しく設定したことを特徴とする請求項1記載のオフ
    セットキャンセル回路付増幅回路。
  5. 【請求項5】 サンプリングホ−ルド回路は、論理信号
    により開閉成するアナログスイッチと、このアナログス
    イッチに直列接続されたコンデンサとからなり、前記ア
    ナログスイッチを介して前記コンデンサが非反転増幅回
    路の出力端に接続されることを特徴とする請求項1記載
    のオフセットキャンセル回路付増幅回路。
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