JPH06163606A - 音響電荷転送素子 - Google Patents

音響電荷転送素子

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JPH06163606A
JPH06163606A JP33813392A JP33813392A JPH06163606A JP H06163606 A JPH06163606 A JP H06163606A JP 33813392 A JP33813392 A JP 33813392A JP 33813392 A JP33813392 A JP 33813392A JP H06163606 A JPH06163606 A JP H06163606A
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JP
Japan
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epitaxial layer
doped
layer
epitaxial
charge
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JP33813392A
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Kazuyoshi Sukai
和義 須貝
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Clarion Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電荷供給層のドープ量及び膜厚を厳密に制御
することを不要にすると共に、電荷容量を大きくする。 【構成】 第2のエピタキシャル層となるノンドープの
GaAsエピタキシャル層3上のAlxa-1xsエピタ
キシャル層(第3のエピタキシャル層)をノンドープと
して電荷供給層として動作させず、代わりに入力ダイオ
ード7の下部の第2、第3及び第4の各エピタキシャル
層3,14,5に達するように設けられたn型不純物領
域10を電荷供給層として動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号電荷を弾性表面波
(SAW)の伝搬に伴うCW進行波型のポテンシャル井
戸で転送する高速アナログ信号処理デバイスとして用い
られる音響電荷転送素子に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の音響電荷転送素子(Acoustic C
harge Transport Device)として、一対のAlxa1-x
sエピタキシャル層で挾まれたGaAsエピタキシャ
ル層からなるDH(Double Heterojunction)構造のポ
テンシャル井戸を転送チャンネルとするヘテロ接合型音
響電荷転送(HACT)素子が、次の文献で提案されて
いる(Appl.Phys.Lett.,Vol.52,NO.1,pp.18-20,198
8.)。
【0003】図5は上記文献で提案されている従来のヘ
テロ接合型音響電荷転送素子の構造を示すものである。
半絶縁性のGaAs基板1上にはノンドープのAlx
a1-xsエピタキシャル層(第1のエピタキシャル層)
2、ノンドープのGaAsエピタキシャル層(第2のエ
ピタキシャル層)3、上記エピタキシャル層2と同一材
料からなるn型Alxa1-xsエピタキシャル層(第3
のエピタキシャル層)4、上記エピタキシャル層3と同
一材料からなるノンドープのGaAsエピタキシャル層
(第4のエピタキシャル層)5が順次設けられている。
このうち一対のGaAsエピタキシャル層2,4で挾ま
れたGaAsエピタキシャル層3がチャンネル層として
のポテンシャル井戸として動作して、信号電荷パケット
が閉じ込められる。また、一般にGaAs基板1にはエ
ピタキシャル層の転位や欠陥を低減するためのバッファ
層が設けられるが、ここでは図示を省略している。
【0004】さらに、ノンドープのGaAsエピタキシ
ャル層5上には、信号電荷を転送するためのCW進行波
型のポテンシャル井戸を形成するSAWトランスデュー
サ6、オーミック電極7A及びゲート電極7Bを有する
ショットキーダイオードからなる入力ダイオード7、転
送電荷の進行方向に沿って信号を非破壊検出して出力す
る検出電極8、転送電荷をチャンネル層から引出す電荷
引出し電極9が各々設けられている。SAWトランスデ
ューサ6から励振されたSAWのCWポテンシャルは通
常の電荷転送素子(CCD)のクロック信号に相当す
る。入力ダイオード7に入力されるRF信号及びDCバ
イアスによって、チャンネル層としてのGaAsエピタ
キシャル層3に注入される電荷量が制御される。検出電
極8によって検出された信号は信号処理された後出力信
号となる。
【0005】ここで、n型Alxa1-xsエピタキシャ
ル層4は、この下部のGaAs層(チャンネル層)3へ
電荷を注入する電荷供給層として動作し、一般にn型不
純物が〜2×1017cm-3程度一様にドープされている。
このドープ量はSAWのポテンシャル井戸を短絡しない
ように、また上部のGaAs層5の表面の表面準位を満
たすのに必要な電子を供給し、チャンネル層3中に余分
な電子が残らないように比較的低い値が設定されてい
る。このドープ量が多すぎた場合には、SAWのポテン
シャル井戸の障壁高さが低下して信号を転送できなくな
ると共に、余分な電子がチャンネル層3中に残ってしま
って信号電荷と区別がつかなくなる。逆に、ドープ量が
少ないと空乏端が延び過ぎてチャンネル層3へ効率的に
電荷注入を行うのが不可能になる。
【0006】さらに、この電荷供給層として動作するn
型Alxa1-xsエピタキシャル層4の膜厚は、オーミ
ック電極下の中性領域の端、つまり空乏端にチャンネル
層3を配置することが望ましく、これによって効率的な
電荷注入が可能となる。このように、ヘテロ接合型音響
電荷転送素子を効率良く動作させるには、電荷供給層で
あるn型Alxa1-xsエピタキシャル層4のドープ量
及び膜厚を厳密に制御する必要がある。
【0007】一方、ヘテロ接合型音響電荷転送素子で
は、転送電荷はチャンネル層であるGaAs層3に閉じ
込められるが、現状のこのチャンネル層3の膜厚は必要
以上に膜厚を厚くせずに電荷容量を大きくするために、
かつ量子効果を最小限に抑えるために、例えば〜60nm
に設定されている。また、このチャンネル層3の上部の
n型Alxa1-xsエピタキシャル層4のAl混晶比は
オーミック電極形成のため〜0.3が限界であり、これ
による障壁の高さは〜0.25eVとなる。チャンネル
層3の電荷容量は、出力信号の大きさや信号処理デバイ
スのダイナミックレンジを決める重要な要素となる。こ
の点で、一層の電荷容量の拡大が望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のヘテロ
接合型音響電荷転送素子では、チャンネル層に対する電
荷注入及びチャンネル層の電荷容量の点で次のような問
題がある。 1.電荷注入を行う電荷供給層のドープ量及び膜厚を厳
密に制御しなければならないので、素子設計のマージン
が小さくなったり、素子製造時の歩留りが向上しなくな
る。 2.チャンネル層の電荷容量が大きくならないので、出
力信号の大きさや信号処理デバイスのダイナミックレン
ジの拡大が不可能となり、さらに信号処理デバイスの性
能向上、低損失化、高ゲイン化が不可能になる。
【0009】本発明は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、電荷供給層のドープ量及び膜厚を厳密に制
御することを不要にすると共に、電荷容量を大きくする
ようにした音響電荷転送素子を提供することを目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、半絶縁性の基板と、前記基板上に設けられ
たノンドープの第1のエピタキシャル層と、前記第1の
エピタキシャル層上に設けられたノンドープの第2のエ
ピタキシャル層と、前記第2のエピタキシャル層上に設
けられ前記第1のエピタキシャル層と同一材料からなる
ノンドープの第3のエピタキシャル層と、前記第3のエ
ピタキシャル層上に設けられ前記第2のエピタキシャル
層と同一材料からなるノンドープの第4のエピタキシャ
ル層と、前記第4のエピタキシャル層上に設けられ少な
くとも入力ダイオードを含む回路素子と、前記入力ダイ
オードの下部の前記第2、第3及び第4の各エピタキシ
ャル層に達するように設けられた第1導電型不純物領域
とを有することを特徴とするものである。
【0011】さらに、他の本発明は、半絶縁性の基板
と、前記基板上に設けられたノンドープの第1のエピタ
キシャル層と、前記第1のエピタキシャル層上に設けら
れたノンドープの第2のエピタキシャル層と、前記第2
のエピタキシャル層上に設けられ各々異なる材料からな
る所定値以下の厚さのノンドープの第3及び第4のエピ
タキシャル層と、前記第4のエピタキシャル層上に設け
られ前記第1のエピタキシャル層と同一材料からなる第
1導電型の第5のエピタキシャル層と、前記第5のエピ
タキシャル層上に設けられ前記第2のエピタキシャル層
と同一材料からなるノンドープの第6のエピタキシャル
層と、前記第6のエピタキシャル層上に設けられ少なく
とも入力ダイオードを含む回路素子とを有することを特
徴とするものである。
【0012】さらに、その他の本発明は、半絶縁性の基
板と、前記基板上に設けられたノンドープの第1のエピ
タキシャル層と、前記第1のエピタキシャル層上に設け
られたノンドープの第2のエピタキシャル層と、前記第
2のエピタキシャル層上に設けられ各々異なる材料から
なる所定値以下の厚さのノンドープの第3及び第4のエ
ピタキシャル層と、前記第4のエピタキシャル層上に設
けられ前記第2のエピタキシャル層と同一材料からなる
ノンドープの第5のエピタキシャル層と、前記第5のエ
ピタキシャル層上に設けられ少なくとも入力ダイオード
及び電荷引出し電極とを含む回路素子と、前記入力ダイ
オード及び電荷引出し電極の下部に前記第2、第3、第
4及び第5の各エピタキシャル層に達するように各々設
けられた第1導電型不純物領域とを有することを特徴と
するものである。
【0013】
【作用】請求項1記載の本発明の構成によれば、第2の
エピタキシャル層上に設けられ第1のエピタキシャル層
と同一材料からなるノンドープの第3のエピタキシャル
層は、この下部のチャンネル層である第2のエピタキシ
ャル層に対する電荷供給層として動作せず、代わりに入
力ダイオードの下部の第2、第3及び第4の各エピタキ
シャル層に達するように設けられた第1導電型不純物領
域が電荷供給層として動作する。これにより、電荷供給
層のドープ層及び膜厚を厳密に制御することは不要にな
る。
【0014】請求項2記載の本発明の構成によれば、第
1のエピタキシャル層上に設けられたノンドープの第2
のエピタキシャル層と、この第2のエピタキシャル層上
に設けられ所定値以下の厚さのノンドープの第3のエピ
タキシャル層とがチャンネル層として動作する。これに
より、電荷容量を大きくすることができる。
【0015】請求項3記載の本発明の構成によれば、請
求項1記載の発明の構成と請求項2記載の発明の構成と
を組み合わせることにより、電荷供給層及びチャンネル
層を構成する。これにより、電荷供給層のドープ量及び
膜厚を厳密に制御することを不要にすると共に、電荷容
量を大きくすることができる。
【0016】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の音響電荷転送素子の第1の実施例を
示す断面図である。1は半絶縁性のGaAs基板、2は
ノンドープのAlxa1-xsエピタキシャル層(第1の
エピタキシャル層)、3はノンドープのGaAsエピタ
キシャル層(第2のエピタキシャル層)、5は前記エピ
タキシャル層3と同一材料からなるノンドープのGaA
sエピタキシャル層(第4のエピタキシャル層)、6は
SAWトランスデューサ、7は入力ダイオード、8は検
出電極、9は電荷引出し電極で、以上の各部は図5の従
来例と同一である。
【0017】14は前記第2のエピタキシャル層3上に
設けられ前記第1のエピタキシャル層2と同一材料から
なるノンドープのAlxa1-xsエピタキシャル層(第
3のエピタキシャル層)、10は前記入力ダイオード7
の下部の前記第2、第3及び第4の各エピタキシャル層
3,14,5に達するように設けられたn型不純物領域
である。本実施例においては、第3のエピタキシャル層
14はノンドープとしたことによりこの下部のチャンネ
ル層である第2のエピタキシャル層3に対する電荷供給
層として動作しない。このためチャンネル層3には余分
な電子は残らず空乏状態となる。この代わりに、n型不
純物領域10がチャンネル層3に対する電荷供給層とし
て動作する。
【0018】n型不純物領域10にはチャンネル層3に
供給されるべき電子が多量に存在しており、チャンネル
層3に対する電荷注入過程は従来と同様に入力ダイオー
ド7に印加される電気信号で制御される。このn型不純
物領域10は、拡散法に比べ高精度で不純物ドーピング
の制御が可能なイオン注入法によって容易に形成され、
そのn型不純物領域10の不純物濃度及び深さはイオン
注入時のドープ量、加速エネルギーを調整することによ
って精度良く制御することができる。このn型不純物領
域10は入力ダイオード7の下部に限らずに、電荷引出
し電極9の下部にも形成しても良い。また、第4のエピ
タキシャル層5はノンドープでなく、表面準位をある程
度電子で満たすために低濃度でn型不純物をドープする
ようにしても良い。
【0019】このように第1の実施例によれば、電荷供
給層を従来のようなn型Alxa1-xsエピタキシャル
層でなくn型不純物領域10によって動作させるように
したので、電荷供給層のドープ量及び膜厚を厳密に制御
することは不要になる。これに伴い、電荷注入プロセス
が容易になるため、効率的な電荷注入が容易となり、素
子設計のマージンを大きくでき、素子製造時の歩留りを
向上することができる。加えて、電荷供給層としてのn
型不純物領域10は図1に示したように入力ダイオード
7の下部のみ存在するので、余分な電子がチャンネル層
3に残ることはない。また、このn型不純物領域10の
存在により、オーミック電極の接触を良好にすることが
できる。さらに、このn型不純物領域10の形成はイオ
ン注入法を利用することにより、不純物濃度及び深さを
精度良く制御することができる。
【0020】図2は本発明の第2の実施例を示す断面図
及びエネルギーレベル分布図である。本実施例では、1
1は第2のエピタキシャル層となるノンドープのGaA
sエピタキシャル層3上に設けられたノンドープのIny
a1-ysエピタキシャル層(第3のエピタキシャル
層)、12はこの第3のエピタキシャル層11上に設け
られ第1のエピタキシャル層2と同一材料からなるノン
ドープのAlxa1-xsエピタキシャル層(第4のエピ
タキシャル層)である。第3及び第4のエピタキシャル
層11,12は共に〜20nmと極めて薄く形成されて、
第3のエピタキシャル層11は下部の第2のエピタキシ
ャル層3と共にチャンネル層として動作する。
【0021】第3のエピタキシャル層11であるIny
a1-ysの格子定数は、GaAs,Alxa1-xsの格
子定数と異なるため厚く形成すると層中に無数の転位が
発生するが、前記のように〜20nm程度の臨界膜厚に形
成することにより、転位は発生しない。図2の右側に示
したエネルギーレベル分布図から明らかなように、第3
のエピタキシャル層であるInya1-ysエピタキシャ
ル層11と第4のエピタキシャル層であるAlxa1-x
sエピタキシャル層12との間のヘテロ接合面でのエ
ネルギー差は、従来のAlxa1-xsエピタキシャル層
とGaAsエピタキシャル層との間のヘテロ接合面での
エネルギー差よりも大きくなる。図3は電荷転送チャン
ネルでの伝導帯のエネルギーレベル分布図を示してい
る。
【0022】ヘテロ接合型音響電荷転送素子での電荷の
閉じ込めは3次元的に実現されている。電荷が転送され
る方向、つまりSAWの進行方向に対してはSAWのポ
テンシャル井戸の障壁で電荷が閉じ込められている。S
AWのポテンシャルの障壁の高さは、〜1V程度と高く
なっている。SAWの進行方向に垂直で基板に平行な方
向の電荷の閉じ込めは、一般にプロトンの注入による半
絶縁性化、あるいはエサエッチでなされ、この方向の電
荷の閉じ込めはほぼ完全に行われる。従って、ヘテロ接
合型音響電荷転送素子での電荷の閉じ込めにおいては、
基板の深さ方向が最も不十分であり、転送チャンネルの
電荷容量は基板の深さ方向の電荷の閉じ込めが決めてい
ると言える。
【0023】基板の深さ方向の電荷の閉じ込めの度合い
は、ヘテロ接合界面でのエネルギー差でなされるため、
本実施例で示すようなInya1-ysエピタキシャル層
の導入はエネルギー差を大きくするので、電荷の閉じ込
めがより完全になる。特に転送チャンネルでの信号電荷
の分布は表面に偏って分布するため、Inya1-ys
ピタキシャル層の導入は確実にチャンネル層の電荷容量
を拡大する。
【0024】このように第2の実施例によれば、チャン
ネル層をノンドープのGaAsエピタキシャル層3とこ
の上に設けられた所定値以下の厚さのノンドープのIny
a1-ysエピタキシャル層11とによって動作させる
ようにしたので、電荷容量を大きくすることができる。
これに伴い、出力信号の大きさや信号処理デバイスのダ
イナミックレンジの拡大が可能となり、さらに信号処理
デバイスの性能向上、低損失化、高ゲイン化が可能にな
る。すなわち、チャンネル層としてノンドープのIny
a1-ysエピタキシャル層11をノンドープのGaAs
エピタキシャル層3と共に用いることにより、電荷の閉
じ込めを完全にすることができるようになる。
【0025】図4は本発明の第3の実施例を示す断面図
で、第1の実施例と第2の実施例とを組み合わせた構造
を示している。第1のエピタキシャル層となるノンドー
プのAlxa1-xsエピタキシャル層2上に設けられた
ノンドープのGaAsエピタキシャル層(第2のエピタ
キシャル層)2と、この第2のエピタキシャル層2上に
設けられたノンドープのInya1-ysエピタキシャル
層11とによってチャンネル層が構成されている。第
2、第3、第4及び第5の各エピタキシャル層3,1
1,12,15に達するように設けられたn型不純物領
域10は入力ダイオード7の下部だけでなく、電荷引出
し電極9の下部にも存在している。
【0026】このような第3の実施例によれば、第1及
び第2の実施例の構成を組み合わせたことにより、各実
施例で得られた効果をそのまま得ることができる。すな
わち、電荷供給層のドープ量及び膜厚を厳密に制御する
ことを不要にすると共に、電荷容量を大きくすることが
できるので、これに伴った諸々の効果を得ることができ
る。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、素子
構造に改良を加えるようにしたので、電荷供給層のドー
プ量及び膜厚を制御することを不要にすると共に、電荷
容量を大きくすることができる音響電荷転送素子を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音響電荷転送素子の第1の実施例を示
す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面図及びエネル
ギーレベル分布図である。
【図3】第2の実施例の動作原理を説明する電荷転送チ
ャンネルでの伝導帯のエネルギーレベル分布図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す断面図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 ノンドープAlxa1-xsエピタキシャル層 3 ノンドープGaAsエピタキシャル層 5 ノンドープGaAsエピタキシャル層 6 SAWトランスデューサ 7 入力ダイオード 8 検出電極 9 電荷引出し電極 10 n型不純物領域 11 ノンドープInya1-ysエピタキシャル層 12 ノンドープAlxa1-xsエピタキシャル層 14 ノンドープAlxa1-xsエピタキシャル層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半絶縁性の基板と、前記基板上に設けら
    れたノンドープの第1のエピタキシャル層と、前記第1
    のエピタキシャル層上に設けられたノンドープの第2の
    エピタキシャル層と、前記第2のエピタキシャル層上に
    設けられ前記第1のエピタキシャル層と同一材料からな
    るノンドープの第3のエピタキシャル層と、前記第3の
    エピタキシャル層上に設けられ前記第2のエピタキシャ
    ル層と同一材料からなるノンドープの第4のエピタキシ
    ャル層と、前記第4のエピタキシャル層上に設けられ少
    なくとも入力ダイオードを含む回路素子と、前記入力ダ
    イオードの下部の前記第2、第3及び第4の各エピタキ
    シャル層に達するように設けられた第1導電型不純物領
    域とを有することを特徴とする音響電荷転送素子。
  2. 【請求項2】 半絶縁性の基板と、前記基板上に設けら
    れたノンドープの第1のエピタキシャル層と、前記第1
    のエピタキシャル層上に設けられたノンドープの第2の
    エピタキシャル層と、前記第2のエピタキシャル層上に
    設けられ各々異なる材料からなる所定値以下の厚さのノ
    ンドープの第3及び第4のエピタキシャル層と、前記第
    4のエピタキシャル層上に設けられ前記第1のエピタキ
    シャル層と同一材料からなる第1導電型の第5のエピタ
    キシャル層と、前記第5のエピタキシャル層上に設けら
    れ前記第2のエピタキシャル層と同一材料からなるノン
    ドープの第6のエピタキシャル層と、前記第6のエピタ
    キシャル層上に設けられ少なくとも入力ダイオードを含
    む回路素子とを有することを特徴とする音響電荷転送素
    子。
  3. 【請求項3】 半絶縁性の基板と、前記基板上に設けら
    れたノンドープの第1のエピタキシャル層と、前記第1
    のエピタキシャル層上に設けられたノンドープの第2の
    エピタキシャル層と、前記第2のエピタキシャル層上に
    設けられ各々異なる材料からなる所定値以下の厚さのノ
    ンドープの第3及び第4のエピタキシャル層と、前記第
    4のエピタキシャル層上に設けられ前記第2のエピタキ
    シャル層と同一材料からなるノンドープの第5のエピタ
    キシャル層と、前記第5のエピタキシャル層上に設けら
    れ少なくとも入力ダイオード及び電荷引出し電極とを含
    む回路素子と、前記入力ダイオード及び電荷引出し電極
    の下部に前記第2、第3、第4及び第5の各エピタキシ
    ャル層に達するように各々設けられた第1導電型不純物
    領域とを有することを特徴とする音響電荷転送素子。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4835170A (en) * 1986-09-25 1989-05-30 Sumitomo Chemical Company, Limited Seed disinfectant composition

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