JPH06157672A - 環状オレフィン系重合体の製造方法 - Google Patents

環状オレフィン系重合体の製造方法

Info

Publication number
JPH06157672A
JPH06157672A JP33118192A JP33118192A JPH06157672A JP H06157672 A JPH06157672 A JP H06157672A JP 33118192 A JP33118192 A JP 33118192A JP 33118192 A JP33118192 A JP 33118192A JP H06157672 A JPH06157672 A JP H06157672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
solvent
cyclic olefin
antioxidant
butyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP33118192A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Yamauchi
敦詞 山内
Yoshihisa Nakase
吉久 中瀬
Hitoshi Oka
仁志 岡
Akira Iio
章 飯尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Synthetic Rubber Co Ltd filed Critical Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority to JP33118192A priority Critical patent/JPH06157672A/ja
Publication of JPH06157672A publication Critical patent/JPH06157672A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F32/00Homopolymers and copolymers of cyclic compounds having no unsaturated aliphatic radicals in a side chain, and having one or more carbon-to-carbon double bonds in a carbocyclic ring system
    • C08F32/08Homopolymers and copolymers of cyclic compounds having no unsaturated aliphatic radicals in a side chain, and having one or more carbon-to-carbon double bonds in a carbocyclic ring system having two condensed rings

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、耐熱安定性・耐候安定性に優れた
環状オレフィン系重合体の製造方法を提供することを目
的とする。 【構成】 下記化1で表される単量体の環状オレフィン
系(共)重合体または当該(共)重合体の水素添加重合
体を製造・精製する際に使用する溶媒として、フェノー
ル系化合物および/またはホスファイト系の酸化防止剤
を含有した溶媒を用いる(化1において、R1 〜R12
それぞれ水素原子、炭素数1〜10の炭化水素基、ハロ
ゲン原子または一価の有機基である)。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、環状オレフィン系重合
体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】環状オレフィン系重合体は、優れた光学
特性を有する樹脂として有用なものであり、各種の環状
オレフィン系重合体及びそれらの製造方法が提案されて
いる。光学材料として用いられる環状オレフィン系重合
体において、上記の優れた光学特性を得るためには、当
該環状オレフィン系重合体は無色透明であることが必要
であり、しかも耐熱安定性、耐候安定性が確保されたも
のでなくてはならない。一般に、熱可塑性重合体の耐熱
安定性、耐候安定性を向上させるための手段として、当
該熱可塑性重合体に酸化防止剤を含有させる方法が用い
られている。上記の環状オレフィン系重合体についても
例外ではなく、例えば当該環状オレフィン系重合体に酸
化防止剤を添加含有させることによって劣化を防止し、
耐熱安定性、耐候安定性を向上させる方法が、特開平2
−269760号公報において提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の方法で
は、環状オレフィン系重合体の製造工程終了後、当該環
状オレフィン系重合体のペレットやビーズを作製する、
いわゆる仕上げ工程での酸化劣化を防止し、耐熱安定
性、耐候安定性を向上させる効果はあるが、酸化防止剤
を製造工程終了後に添加することから、上記製造工程中
での酸化劣化を防止することはできない。また、製造工
程中において重合体の劣化が始まった場合には、その後
重合体に対し酸化防止剤を添加しても、劣化の進行を阻
止することは困難であるため、環状オレフィン系重合体
の製造工程における重合体の劣化は最終的に得られる光
学材料等としての品質上の大きな問題となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは斯かる現状
に鑑み、環状オレフィン系重合体の劣化防止のために鋭
意検討を重ねた結果、劣化が発生する原因として、製造
段階で使用される溶媒に着目し、当該溶媒中に酸化防止
剤を含有させることによって、得られる重合体の劣化を
抑制できることを見出した。本発明者らは、斯かる知見
に基づいて、本発明を完成するに至った。本発明の環状
オレフィン系重合体の製造方法は、下記化2で表される
単量体の(共)重合体または当該(共)重合体の水素添
加重合体からなる環状オレフィン系重合体の製造方法に
おいて、フェノール系化合物および/またはホスファイ
ト系化合物からなる酸化防止剤を含有する溶媒を使用す
ることを特徴とする。
【0005】
【化2】 (化2中、R1 〜R12は、それぞれ水素原子、炭素数1
〜10の炭化水素基、ハロゲン原子または一価の有機基
のいずれかであって、それぞれ同一又は異なっていても
よい。R9 とR10またはR11とR12は、一体化して2価
の炭化水素基を形成してもよく、R9 またはR10と、R
11またはR12とは互いに環を形成してもよい。mは0ま
たは正の整数であって、mが2以上の場合には、R1
4 はそれぞれ同一又は異なっていてもよい。) また、環状オレフィン系重合体の製造工程および/また
は精製工程において使用する溶媒を、蒸留および/また
は吸着によって精製処理することが好ましい。
【0006】以下、本発明について具体的に説明する。
本発明において製造されるべき環状オレフィン系重合体
とは、上記化2で表される単量体(以下、「特定単量
体」という)の重合体、当該特定単量体と共重合性単量
体との共重合体、前記(共)重合体の水素添加重合体の
いずれかをいうものとする。また、本発明で使用する溶
媒とは、環状オレフィン系重合体を製造するうえで使用
される溶媒のことであり、具体的には製造工程で使用す
る重合反応溶媒および水素添加反応溶媒をいい、さらに
環状オレフィン系重合体の精製工程において使用する溶
媒をも含むものとする。
【0007】<特定単量体>上記化2で表される特定単
量体の具体例としては、ビシクロ[2.2.1]ヘプト
−2−エン、テトラシクロ[4.4.0.12,5 .1
7,10]−3−ドデセン、ヘキサシクロ[6.6.1.1
3,6 .02,7 .09,14]−4−ヘプタデセン、トリシク
ロ[5.2.1.02,6 ]−8−デセン、ペンタシクロ
[6.5.1.13,6 .02,7 .09,13]−4−ペンタ
デセン、ヘプタシクロ[8.7.0.12,9 .14,7
11,17 .03,8 .012,16 ]−5−イコセン、トリシ
クロ[4.4.0.12,5 ]−3−デセン、5−メトキ
シカルボニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン、5−メチル−5−メトキシカルボニルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−シアノビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、8−メトキシカルボ
ニルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3
−ドデセン、8−メチル−8−メトキシカルボニルテト
ラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセ
ン、9−メチル−8−メトキシカルボニルテトラシクロ
[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデセン、トリ
シクロ[4.3.0.12,3 ]−3−デセン、8−エチ
リデンテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−
3−ドデセン、8−メチルテトラシクロ[4.4.0.
2,5 .17,10]−3−ドデセン、8−イソプロピリデ
ンテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−
ドデセン、8−エチルテトラシクロ[4.4.0.1
2,5 .17,10]−3−ドデセン、5,10−ジメチルテ
トラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]−3−ドデ
セン、ヘキサシクロ[6.6.1.13,6 .116,13
2,7 .09,14]−4−ヘプタデセン、その他を挙げる
ことができる。上記の単量体は必ずしも同一種類のもの
が用いられる必要はなく、二種以上を用いて共重合する
こともできる。
【0008】<共重合性単量体>環状オレフィン系重合
体は、上記の特定単量体を(共)重合させたものであっ
てもよいが、当該特定単量体と共重合性単量体とを共重
合させたものであってもよい。この場合に使用される共
重合性単量体の具体例としては、シクロブテン、シクロ
ペンテン、シクロヘプテン、シクロオクテン、トリシク
ロ[5.2.1.02,6 ]−3−デセンなどのシクロオ
レフィンを挙げることができる。更にポリブタジエン、
ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合体、エチ
レン−プロピレン−非共役ジエン共重合体、ポリノルボ
ルネンなどの主鎖に炭素−炭素間二重結合を含む不飽和
炭化水素系ポリマーなどの存在下で特定単量体を重合さ
せてもよい。上述のようにして得られる(共)重合体を
水素添加して得られる水素添加重合体は、耐衝撃性の大
きい樹脂の原料として有用である。なお、エチレン等の
不飽和二重結合含有化合物を共重合性単量体として用い
ることも可能であり、当該不飽和二重結合含有化合物と
特定単量体とを共重合反応させて飽和共重合体を得る場
合にあっても、本発明の方法を適用することができる。
【0009】<重合触媒>重合反応は、ルテニウム、ロ
ジウム、パラジウム、イリジウム、白金などの白金族化
合物よりなる触媒の存在下で行われる。また、(a)
W、MoおよびReの化合物から選ばれた少なくとも1
種と、(b)デミングの周期律表IA族元素(例えばL
i、Na、Kなど)、IIA族元素(例えばMg、Caな
ど)、IIB族元素(例えばZn、Cd、Hgなど)、 I
IIA族元素(例えばB、Alなど)、IVA族元素(例え
ばSi、Sn、Pbなど)あるいはIVB族元素(例えば
Ti、Zrなど)の化合物であって、少なくとも1つの
当該元素−炭素結合あるいは当該元素−水素結合を有す
るものから選ばれた少なくとも1種との組合せからなる
触媒であってもよく、またこの場合に触媒の活性を高め
るために、後述の添加剤(c)が添加されたものであっ
てもよい。(a)成分として適当なW、MoあるいはR
eの化合物の代表例としては、WCl6 、MoCl5
ReOCl3 など特願平1−240517号公報に記載
の化合物を挙げることができる。(b)成分の具体例と
しては、n−C4 9 Li、(C2 5 ) 3 Al 、(C
2 5 2 AlCl 、LiHなど特願平1−24051
7号公報に記載の化合物を挙げることができる。添加剤
である(c)成分の代表例としては、アルコール類、ア
ルデヒド類、ケトン類、アミン類などを好適に用いるこ
とができるが、更に特願平1−240517号公報に示
される化合物を使用することができる。(a)成分と
(b)成分との割合は、金属原子比で(a):(b)が
1:1〜1:20、好ましくは1:2〜1:10の範囲
とされる。(a)成分と(c)成分との割合は、モル比
で(c):(a)が0.005:1〜10:1、好まし
くは0.05:1〜2:1の範囲とされる。
【0010】<環状オレフィン系重合体の分子量>本発
明において、後述の水素添加反応の対象とされる重合体
は、固有粘度(ηinh )が0.2〜5.0の範囲となる
大きさの分子量であるものが好適である。一般に、分子
量が大きくなるに従って高い水素添加率を得ることが困
難となる傾向があるため、上記範囲に規定することが好
ましい。環状オレフィン系重合体の分子量は、重合温
度、触媒の種類、溶媒の種類によっても調整することが
できるが、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、
1−オクテンなどのα−オレフィン類などを反応系に共
存させ、その量を変えることによって調整することが好
ましい。
【0011】<水素添加触媒>重合体の水素添加反応に
おいて使用する水素添加触媒としては、 チタン、コバルト、ニッケルなどの有機酸塩またはア
セチルアセトン塩と、リチウム、マグネシウム、アルミ
ニウム、スズなどの有機金属化合物とを組み合わせた、
いわゆるチグラータイプの均一系触媒、 パラジウム、白金、ルテニウム、ロジウムなどの貴金
属を、カーボン、アルミナ、シリカアルミナ、シリカマ
グネシア、ケイソウ土などの担体に担持した担持型貴金
属系触媒、 ロジウム、レニウム、ルテニウムなどの貴金属錯体触
媒 などを挙げることができる。 チグラータイプの均一系触媒のうち、ニッケル化合物
およびコバルト化合物よりなる触媒は水素添加活性が高
いものである。斯かるニッケル化合物としては、ナフテ
ン酸ニッケル、オクタン酸ニッケルなどのカルボン酸ニ
ッケル、ニッケルアセチルアセトネート、塩化ニッケ
ル、ニッケルカルボニル、ニッケロセンなどを例示する
ことができ、コバルト化合物としては、ナフテン酸コバ
ルト、コバルトアセチルアセトネート、塩化コバルト、
コバルトカルボニルなどを例示することができる。 担持型貴金属系触媒のうち、パラジウムをシリカアル
ミナ担体もしくはシリカマグネシア担体に担持した触媒
は水素添加活性が高いものである。担持型貴金属系触媒
は、水素添加反応終了後、濾過、沈降分離、遠心分離な
どの公知の手段により反応溶液から容易に分離される。 貴金属錯体触媒のうち、ルテニウム錯体よりなる触媒
は水素添加活性が高いものであり、ルテニウム錯体とし
ては、RuHCl(CO)〔P(C6 5 33 、R
uCl2 〔P(C6 5 3 3 、RuH2 (CO)
〔P(C6 5 3 3 、Ru(CO)3 〔P(C6
5 3 2 などを挙げることができる。
【0012】<水素添加反応>水素添加反応の温度は、
通常0〜200℃とされ、好ましくは50〜180℃で
ある。この温度が低すぎる場合には大きい反応速度が得
られず、一方、温度が高すぎると触媒が失活するおそれ
があるので好ましくない。反応系の圧力は通常、1〜2
00kg/cm2 とされ、好ましくは2〜150kg/
cm2 、更に好ましくは5〜120kg/cm2 とされ
る。圧力が低いと大きい反応速度が得られず、一方、圧
力を高くすると大きい反応速度が得られるが、装置とし
て高価な耐圧装置が必要になるので経済的でない。反応
に要する時間は、重合体の濃度、圧力とも関連するが、
通常、30分間〜100時間の範囲、好ましくは1時間
〜30時間の範囲で選定される。
【0013】本発明で使用する溶媒とは、後述する重合
反応溶媒、水素添加反応溶媒等、製造工程において生成
される環状オレフィン系重合体と直接接触する全ての溶
媒のことをいい、さらに、触媒除去等の環状オレフィン
系重合体の精製工程に使用される溶媒などをも含むもの
とする。
【0014】<重合反応溶媒>上記の重合触媒を用いた
重合反応のための溶媒として、次の溶媒A若しくは溶媒
Bまたはこれらの混合物が好ましく用いられる。溶媒A
は、溶媒成分(1)と溶媒成分(2)との混合物よりな
るものである。溶媒成分(1)としては、炭素数が10
以下、好ましくは5〜8の脂環族飽和炭化水素および/
または脂肪族飽和炭化水素が用いられる。ここに、脂環
族飽和炭化水素の具体例としては、シクロペンタン、メ
チルシクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘ
キサン、ジメチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサ
ン、シクロヘプタン、デカリンなどを挙げることがで
き、また脂肪族飽和炭化水素の具体例としては、n−ペ
ンタン、イソペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、
n−オクタンなどを挙げることができる。溶媒成分
(2)としてはジアルキルグリコールエーテルが用いら
れる。その具体例としては、エチレングリコールジメチ
ルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エ
チレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチル
エーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ト
リエチレングリコールジメチルエーテルなどを挙げるこ
とができる。溶媒Aにおける溶媒成分(1)と溶媒成分
(2)の混合比は、通常、重量比で95:5〜30:7
0、好ましくは90:10〜40:60とされる。溶媒
成分(1)の割合が過大である場合には溶媒Aの生成重
合体に対する溶解度が不十分となり、一方、この割合が
過小である場合には、重合反応の反応活性が低くなって
高い重合度の重合体を得ることができない。
【0015】溶媒Bとしては、例えばベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼンなどの炭素数が6〜10
の芳香族炭化水素、あるいはペンタン、ヘキサン、ヘプ
タン、ノナン、デカンなどのアルカン類、シクロヘキサ
ン、シクロヘプタン、シクロオクタン、デカリン、ノル
ボルナンなどのシクロアルカン類、クロルブタン、ブロ
ムヘキサン、ジクロルエタン、ヘキサメチレンジブロミ
ド、クロルベンゼンなどのハロゲン化アルカン、アリー
ルなどの化合物、酢酸エチル、プロピオン酸メチルなど
の飽和カルボン酸エステル類などを挙げることができ
る。これらの溶媒は1種のみでなく、2種以上を用いる
こともできる。上記の溶媒によって行われる重合反応に
おいて、モノマー濃度は、通常10〜50重量%とされ
る。
【0016】<水素添加反応溶媒>水素添加反応溶媒
は、水素添加される重合体の良溶媒であって、しかもそ
れ自体が水素添加されないものであれば、特に限定され
ない。具体的には前記重合反応溶媒と同様のものを挙げ
ることができる。水素添加反応に供される重合体溶液中
の重合体の濃度は、通常1〜50重量%とされ、好まし
くは3〜40重量%、更に好ましくは5〜30重量%と
される。重合体の濃度が高すぎると大きい反応速度が得
られず、一方低すぎると経済的に不利となる。
【0017】<重合体の精製工程に用いる溶媒>例えば
特願平3−53636号公報に示されるように、重合体
から金属化合物を除去する精製工程では、メタノール、
エタノール等の低級メタノール類、アセトン、メチルエ
チルケトン等のケトン類といったいわゆる貧溶媒を使用
する場合があり、これらの溶媒についても酸化防止剤の
添加が必要である。
【0018】<溶媒の精製処理>上述の溶媒を予め精製
することもでき、その場合の処理方法は、溶媒中の不純
物が実質的に除去できれば特に限定されないが、特に、
蒸留、抽出、吸着等の操作を施すことによって、溶媒の
精製処理を効率良く行うことができる。
【0019】<酸化防止剤>本発明では、製造工程およ
び/または精製工程の段階で環状オレフィン系重合体の
酸化劣化を防止するため、これら各工程中に使用される
溶媒中に特定の酸化防止剤を添加する点に特徴を有する
ものである。これにより、最終的には光学特性等の良好
な環状オレフィン系重合体を得ることができる。酸化防
止剤としては、重合体の劣化原因となる溶媒自体の活性
化を抑制できるものであること、汚染性のないこと等の
観点から、フェノール系化合物および/あるいはホスフ
ァイト系化合物を用いる。本発明の環状オレフィン系重
合体の製造方法に用いられるフェノール系化合物の具体
例としては、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾー
ル、2,6−ジフェニル−4−オクタデシロキシフェノ
ール、ステアリル(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート、ジステアリル(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ホスホ
ネート、チオジエチレングリコールビス〔(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕、4,4’−チオビス(6−t−ブチル−m−クレ
ゾール)、2−オクチルチオ−4,6−ジ(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)−s−トリ
アジン、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t
−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−
エチル−6−t−ブチルフェノール)、ビス〔3,3−
ビス(4−ヒドロキシ−3−t−ブチルフェニル)ブチ
リックアシッド〕グリコールエステル、4,4’−ブチ
リデンビス(6−t−ブチル−m−クレゾール)、2,
2’−エチリデンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェノ
ール)、2,2’−エチリデンビス(4−s−ブチル−
6−t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス(2
−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)
ブタン、ビス〔2−t−ブチル−4−メチル−6−(2
−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メチルベンジル)
フェニル〕テレフタレート、1,3,5−トリス(2,
6−ジメチル−3−ヒドロキシ−4−t−ブチルベンジ
ル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,
6−トリメチルベンゼン、1,3,5−トリス〔(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オニルオキシエチル〕イソシアヌレート、テトラキス
〔メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート〕メタン、2−t−ブ
チル−4−メチル−6−(2−アクリロイルオキシ−3
−t−ブチル−5−メチルベンジル)フェノール、3,
9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)
−2,4−8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウ
ンデカン−ビス〔β−(3−t−ブチル−4−ヒドロキ
シ−5−メチルフェニル)プロピオネート〕、トリエチ
レングリコールビス〔β−(3−t−ブチル−4−ヒド
ロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート〕などを
挙げることができる。
【0020】また、ホスファイト系化合物の具体例とし
ては、トリスノニルフェニルホスファイト、トリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、ト
リデシルホスファイト、ジ(トリデシル)ペンタエリス
リトールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリ
トールジホスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチル
フェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス
(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペン
タエリスリトールジホスファイト、テトラ(トリデシ
ル)イソプロピリデンジフェノールジホスファイト、テ
トラ(トリデシル)−4,4’−n−ブチリデンビス
(2−t−ブチル−5−メチルフェノール)ジホスファ
イト、ヘキサ(トリデシル)−1,1,3−トリス(3
−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)
ブタントリホスファイト、2,2’−メチレンビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)オクチルホスファ
イト、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチ
ルフェニル)オクタデシルホスファイト、2,2’−メ
チレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオ
ロホスファイト、テトラキス(2,4−ジ−t−ブチル
フェニル)ビフェニレンジホスファイトなどを挙げるこ
とができる。
【0021】これらの化合物からなる酸化防止剤は、溶
媒に対して少なくとも一種以上含有される。含有量とし
ては、重合反応および/または水素添加反応を阻害する
量であってはならない。具体的には、溶媒に対する重量
比で0.1ppm〜1000ppmの範囲、好ましくは
0.5ppm〜500ppm、より好ましくは1ppm
〜100ppmである。また、フェノール系化合物とホ
スファイト系化合物は、そのモル比がフェノール系化合
物/ホスファイト系化合物=1/0.5〜1/1の割合
で併用することが好ましい。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
本発明はこれらによって制限されるものではない。 <実施例1> (1)溶媒の精製処理・溶媒への酸化防止剤の添加 重合体の製造工程において、重合反応溶媒および水素添
加反応溶媒として用いるキシレン、並びに精製工程にお
いて用いるメタノールを予め蒸留によって精製処理し
た。精製されたキシレンおよびメタノールそれぞれに対
し、酸化防止剤としてステアリル(3,5−ジ第3ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートを50p
pmとなるよう、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェ
ニル)ホスファイトを50ppmとなるよう添加した。 (2)重合反応 上記の操作によって精製処理されたキシレン7040k
gと、単量体として下記化3で表される8−メチル−8
−カルボキシメチルテトラシクロ[4.4.0.
2,5 .17,10]−3−ドデセン1760kgと、分子
量調節剤である1−ヘキセン130kgとを、窒素ガス
置換された反応容器内に仕込み、これに、重合触媒であ
るWCl6 のクロロベンゼン溶液(濃度0.05モル/
リットル)30リットルと、パラアルデヒドの1,2−
ジクロロエタン溶液(濃度0.1モル/リットル)15
リットルと、ジエチルアルミニウムクロライドのn−ヘ
キサン溶液(濃度0.8モル/リットル)47リットル
とを加え、単量体混合溶液を調製した。この単量体混合
溶液を60℃で5時間重合反応させて重合体を得た。
【0023】
【化3】 (3)水素添加反応 上記の操作で得られた重合体を含有する重合体溶液に、
水素添加触媒であるRuHCl(CO)[P(C
6 5 3 3 1650gを加え、水素ガス圧100k
g/cm2 、反応温度165℃の条件で4時間攪拌する
ことにより、水素添加反応させて水素添加重合体を得
た。 (4)重合体の精製工程 得られた水素添加重合体を含有する水素添加重合体溶液
に乳酸を10kg添加し、60℃で攪拌した。その後、
上記の精製処理されたメタノールの4570kgを加え
接触処理を1時間行った後、常温で静置分離を行ってメ
タノール相と水素添加重合体含有相とに分離させ、その
後、メタノール相を除去した。この後再び、除去したメ
タノール相と同じ量・同じ組成で金属種を含まないメタ
ノール(精製処理されたもの)を、上記静置分離後の水
素添加重合体溶液に加え、1時間接触処理を行った。こ
の接触処理を更に2回繰り返し、水素添加重合体の精製
を行った。
【0024】<実施例2>キシレン及びメタノールに添
加した酸化防止剤をトリデシルホスファイトに代え、上
記キシレン及びメタノールの各々の重量に対し20pp
mとなるように添加量を変更したこと以外は、実施例1
と同様の方法により重合体及び水素添加重合体を得、更
に実施例1と同様にして精製を行った。
【0025】<比較例1>実施例1と同様の操作により
重合体・水素添加重合体を得る際、重合反応溶媒及び水
素添加反応溶媒として用いたキシレンに関しては精製処
理を行わず、さらに酸化防止剤を添加せずに使用した。
この後、得られた水素添加重合体について実施例1と同
様の操作により精製を行う際、メタノールに関しては精
製処理を行わず、さらに酸化防止剤を添加せずに使用し
た。
【0026】<評価>上記実施例1及び2、比較例1に
示した方法に従って得られた水素添加重合体について、
耐熱安定性・耐候安定性を評価するため測定用サンプル
を作製して測定を行った。
【0027】(1)酸化防止剤の添加 実施例1及び2、比較例1による水素添加重合体溶液が
含有する水素添加重合体それぞれに対し、酸化防止剤と
してステアリル(3,5−ジ第3ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネートを5000ppmとなるよ
うに添加した。
【0028】(2)ペレット化 上記酸化防止剤が添加されたそれぞれの水素添加重合体
溶液を、大気圧下180℃で濃縮し、水素添加重合体の
濃度が50重量%の濃縮重合体溶液を得た。この濃縮重
合体溶液を、プレートフィン型熱交換器(幅270m
m、高さ200mm、奥行き255mm、伝熱面積4.
3m2 )を備えた脱溶装置内に毎時40kgの割合で供
給し、温度280℃、圧力10Torrの条件で溶媒の
除去を行った。脱溶装置内で蒸発した溶媒は、排気口よ
り真空ポンプで吸引し、熱交換器により凝縮させて回収
した。溶媒除去後、脱溶装置内に残っている溶融状態の
水素添加重合体を、ギアポンプにより毎時20kgで連
続的に押し出してストランド状にし、水槽に通した後ペ
レタイザーによりカッティングしてペレット状の水素添
加重合体を得た。ここで、実施例1により得られた水素
添加重合体のペレットを重合体ペレットA、実施例2に
より得られた水素添加重合体のペレットを重合体ペレッ
トB、比較例1により得られた水素添加重合体のペレッ
トを重合体ペレットCとする。
【0029】(3)試験方法 上述の重合体ペレットA、B及びCをそれぞれ120℃
で真空乾燥した後、射出成形機(PS−40E;日精樹
脂製)を用いて3.2mm厚の成形板を作製した。この
成形板を150℃のギアオーブン中に入れ、色差計(S
M5カラーコンピューター;スガ試験機製)を用いて成
形板の色目の変化を測定した。測定により得られるYE
LLOW INDEX(YI)の変化を成形板の色目の
変化とみなし、そのYIの変化を経時的に測定してYI
の変化が10以上となる時間Tを測定した。各成形板に
おけるYIの初期値および時間Tを表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
環状オレフィン系重合体の製造工程および精製工程に用
いる溶媒に、フェノール系化合物および/またはホスフ
ァイト系化合物からなる酸化防止剤を添加することによ
り、上記環状オレフィン系重合体を製造・精製する段階
で当該環状オレフィン系重合体の酸化劣化を防止するこ
とができる。従って、耐熱安定性・耐候安定性に優れた
環状オレフィン系重合体を得ることが可能になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯尾 章 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化1で表される単量体の(共)重合
    体または当該(共)重合体の水素添加重合体からなる環
    状オレフィン系重合体の製造方法において、 当該環状オレフィン系重合体の製造工程および/または
    精製工程において、フェノール系化合物および/または
    ホスファイト系化合物からなる酸化防止剤を含有する溶
    媒を使用することを特徴とする環状オレフィン系重合体
    の製造方法。 【化1】 (化1中、R1 〜R12は、それぞれ水素原子、炭素数1
    〜10の炭化水素基、ハロゲン原子または一価の有機基
    のいずれかであって、それぞれ同一又は異なっていても
    よい。R9 とR10またはR11とR12は、一体化して2価
    の炭化水素基を形成してもよく、R9 またはR10と、R
    11またはR12とは互いに環を形成してもよい。mは0ま
    たは正の整数であって、mが2以上の場合には、R1
    4 はそれぞれ同一又は異なっていてもよい。)
JP33118192A 1992-11-18 1992-11-18 環状オレフィン系重合体の製造方法 Withdrawn JPH06157672A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33118192A JPH06157672A (ja) 1992-11-18 1992-11-18 環状オレフィン系重合体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33118192A JPH06157672A (ja) 1992-11-18 1992-11-18 環状オレフィン系重合体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06157672A true JPH06157672A (ja) 1994-06-07

Family

ID=18240799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33118192A Withdrawn JPH06157672A (ja) 1992-11-18 1992-11-18 環状オレフィン系重合体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06157672A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0825223A1 (en) 1996-08-19 1998-02-25 Daikyo Seiko, Ltd. Sanitary container
JP2009091574A (ja) * 2007-10-08 2009-04-30 Kumho Petrochemical Co Ltd 水添高分子から金属触媒を除去する水添化共役ジエン系重合体の製造方法
WO2010090244A1 (ja) 2009-02-04 2010-08-12 株式会社大協精工 衛生品用容器
WO2011123722A1 (en) 2010-03-31 2011-10-06 Ocuject, Llc Device and method for intraocular drug delivery
WO2015060257A1 (ja) 2013-10-21 2015-04-30 株式会社Adeka 安定化されたポリマーの製造方法
US9320647B2 (en) 2010-03-31 2016-04-26 Ocuject, Llc Device and method for intraocular drug delivery
US9408746B2 (en) 2010-03-31 2016-08-09 Ocuject, Llc Device and method for intraocular drug delivery
US9421129B2 (en) 2012-04-02 2016-08-23 Ocuject, Llc Intraocular delivery devices and methods therefor
US9504603B2 (en) 2012-04-02 2016-11-29 Ocuject, Llc Intraocular delivery devices and methods therefor
EP3581156A2 (en) 2013-10-07 2019-12-18 Ocuject, LLC Intraocular delivery devices

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0825223A1 (en) 1996-08-19 1998-02-25 Daikyo Seiko, Ltd. Sanitary container
JP2009091574A (ja) * 2007-10-08 2009-04-30 Kumho Petrochemical Co Ltd 水添高分子から金属触媒を除去する水添化共役ジエン系重合体の製造方法
WO2010090244A1 (ja) 2009-02-04 2010-08-12 株式会社大協精工 衛生品用容器
US8563107B2 (en) 2009-02-04 2013-10-22 Daikyo Seiko, Ltd. Container for medical products
WO2011123722A1 (en) 2010-03-31 2011-10-06 Ocuject, Llc Device and method for intraocular drug delivery
US10905587B2 (en) 2010-03-31 2021-02-02 Ocuject, Llc Device and method for intraocular drug delivery
US9320647B2 (en) 2010-03-31 2016-04-26 Ocuject, Llc Device and method for intraocular drug delivery
US10251779B2 (en) 2010-03-31 2019-04-09 Ocuject, Llc Device and method for intraocular drug delivery
US9408746B2 (en) 2010-03-31 2016-08-09 Ocuject, Llc Device and method for intraocular drug delivery
US9504603B2 (en) 2012-04-02 2016-11-29 Ocuject, Llc Intraocular delivery devices and methods therefor
US10478335B2 (en) 2012-04-02 2019-11-19 Ocuject, Llc Intraocular delivery devices and methods therefor
US11865039B2 (en) 2012-04-02 2024-01-09 Ocuject, Llc Intraocular delivery devices and methods therefor
US9603739B2 (en) 2012-04-02 2017-03-28 Ocuject, Llc Intraocular delivery devices and methods therefor
US9895259B2 (en) 2012-04-02 2018-02-20 Ocuject, Llc Intraocular delivery devices and methods therefor
US9913750B2 (en) 2012-04-02 2018-03-13 Ocuject, Llc Injection devices with a twist-lock safety mechanism
US11554041B2 (en) 2012-04-02 2023-01-17 Ocuject, Llc Intraocular delivery devices and methods therefor
US9421129B2 (en) 2012-04-02 2016-08-23 Ocuject, Llc Intraocular delivery devices and methods therefor
US10524957B2 (en) 2012-04-02 2020-01-07 Ocuject, Llc Intraocular delivery devices and methods therefor
EP3581156A2 (en) 2013-10-07 2019-12-18 Ocuject, LLC Intraocular delivery devices
EP4378504A2 (en) 2013-10-07 2024-06-05 Ocuject, LLC Intraocular delivery devices
WO2015060257A1 (ja) 2013-10-21 2015-04-30 株式会社Adeka 安定化されたポリマーの製造方法
KR20160076522A (ko) 2013-10-21 2016-06-30 가부시키가이샤 아데카 안정화된 폴리머의 제조 방법
JPWO2015060257A1 (ja) * 2013-10-21 2017-03-09 株式会社Adeka 安定化されたポリマーの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5202388A (en) Process for producing hydrogenation product of ring-opening polymer
US6388032B1 (en) Cyclic olefin polymer containing little catalyst residue
US6476153B2 (en) Process for producing hydrogenated α-olefin-dicyclopentadiene copolymer, method for molding the same and optical material
JP7120215B2 (ja) 成形材料の製造方法
JPH06157672A (ja) 環状オレフィン系重合体の製造方法
JP3570455B2 (ja) 光学材料用樹脂組成物
JPH072929A (ja) 開環重合体水素化物の製造方法
US7056999B1 (en) Cycloolefin copolymer formed by ring-opening polymerization, process for producing the same, and optical material
JP3106811B2 (ja) 環状オレフィン系開環重合体の精製方法
JP3038825B2 (ja) ノルボルネン系(共)重合体
WO2016163371A1 (ja) 共重合体、重合体、成形材料及び樹脂成形体
JPH0366725A (ja) 重合体の製造方法
JP2001187815A (ja) 環状オレフィン系共重合体およびその製造方法並びに熱可塑性重合体組成物
JP3182923B2 (ja) 環状オレフィン系重合体の精製方法
JP4461297B2 (ja) 環状オレフィン系開環重合体水素添加物の製造方法
JP2011006498A (ja) 樹脂組成物およびフィルム
JP3772359B2 (ja) ノルボルネン誘導体の処理方法およびノルボルネン誘導体ポリマーの製造方法
TWI445712B (zh) 金屬氫化物錯合體,環狀烯烴系開環聚合物之氫化方法及環狀烯烴系開環聚合物氫化物之製造方法
JPH0673168A (ja) 開環重合体の製造法
JPH07224155A (ja) 熱可塑性ノルボルネン系樹脂の乾燥方法
JPH07149823A (ja) 開環重合体水素化物の製造方法
JP4075687B2 (ja) 環状オレフィン系開環共重合体およびその製造方法並びに光学材料
JP2800057B2 (ja) 環状オレフィン系重合体組成物および耐衝撃性改良剤
JPH05105743A (ja) 重合体の製造方法
JPH05132546A (ja) 重合体の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000201