JPH06156382A - 船舶推進機の前後進切換装置 - Google Patents
船舶推進機の前後進切換装置Info
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- JPH06156382A JPH06156382A JP4341197A JP34119792A JPH06156382A JP H06156382 A JPH06156382 A JP H06156382A JP 4341197 A JP4341197 A JP 4341197A JP 34119792 A JP34119792 A JP 34119792A JP H06156382 A JPH06156382 A JP H06156382A
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- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
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- Ocean & Marine Engineering (AREA)
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
でき、また、シフト時にクラッチと回転ギヤとの係合を
迅速かつ円滑に行うことが可能な前後進切換装置を提供
する。 【構成】 第1のクラッチ25を第1または第2の歯車
9,10に係脱し、第2のクラッチ26を第2の歯車に
係脱するシフトロッド22と、これを船舶推進機の前進
または後進方向に操作する操作装置41を有し、前記歯
シフトロッドと操作装置とを連結する。そして、第1の
クラッチと第1の歯車との距離を、第2のクラッチと第
2の歯車との距離よりも短く形成した。
Description
装置に関するものである。
ては、例えば特開昭64ー28093号公報等に記載さ
れているように、一対のプロペラをプロペラ軸の軸方向
に対向して配設し、これらを互いに逆回転させることに
よって、いわゆる二重反転推進方式の船舶推進機に関す
るものがある。
る二つのベベルギヤが推進ユニット内の前後に配置さ
れ、二つのベベルギヤの間に配置された第1のドッグク
ラッチおよび後方のベベルギヤの後ろに第2のドッグク
ラッチが設けられている。
ッチが前方ベベルギヤの後側係合部と係合し、第2のド
ッグクラッチが後方ベベルギヤの後側係合部と係合する
ように、スプリングがこれらのドッグクラッチをそれぞ
れのベベルギヤに付勢し、第1のプロペラと第2のプロ
ペラを互いに逆回転させている。
装置が前記スプリングの付勢に抗して第1のドッグクラ
ッチのみを後方のベベルギヤの前側係合部に係合させ
て、後方のプロペラのみを前進時とは逆回転させてい
る。
置では、後進状態から急停止するために、シフトを後進
位置から一旦前進位置に入れることが行われるが、従来
の装置では、前進状態でのドッグクラッチとベベルギヤ
との係合および後進から中立へのシフト変化をスプリン
グの付勢により実現していたために、後進時から前進時
に移行する際、特に、プロペラが高回転状態では、第1
のドッグクラッチと後方ベベルギヤとの係合を解放でき
ないおそれがある。
ギヤとの係合が解放されても、二つのドッグクラッチの
間で、互いの係合が可能なタイミングが一致せず、べベ
ルギヤとドッグクラッチとの迅速な係合を達成するのが
困難となり、また、係合時の衝撃も大きくなるという問
題がある。
されたもので、その第1の目的はクラッチと歯車との係
脱を確実に行うことができる、船舶推進機の前後進切換
装置を提供するにある。また、第2の目的は、シフト時
にクラッチと回転ギヤとの係合を迅速かつ円滑に行うこ
とが可能な前後進切換装置を提供することを目的とす
る。
成するために、この発明は、第1および第2のクラッチ
と、第1および第2の回転する歯車と、前記第1のクラ
ッチを第1または第2の歯車に係脱し、第2のクラッチ
を第2の歯車に係脱する第1および第2のクラッチの駆
動体と、当該駆動体を船舶推進機の前進または後進方向
に操作する操作装置と、を有し、前記駆動体と操作装置
とを連結して構成することを特徴とするものである。前
記クラッチと駆動体との間には緩衝装置を介装すること
ができる。
は、第1および第2のクラッチと、第1および第2の回
転する歯車と、前記クラッチと歯車との係脱を船舶推進
機の前進または後進方向に切り換える操作装置と、第1
のクラッチと第1歯車との係合により回転する第1のプ
ロペラと、第2のクラッチと第2の歯車との係合により
回転する第2のプロペラとを備え、第1のクラッチと第
1の歯車との距離と、第2のクラッチと第2の歯車との
距離とを不等に形成したことを特徴とするものである。
結されているために、船舶推進装置のシフト操作力が駆
動体を介してクラッチに直接加えられるため、プロペラ
が高回転状態でも、クラッチと歯車との係脱を確実に行
うことができる。そして、クラッチと駆動体との間に緩
衝装置を介装しているため、クラッチと歯車との係合時
の衝撃を緩和することができる。
距離が、第2のクラッチと第2の歯車との距離よりも短
く形成されていることから、前進状態へのシフト時、先
に第1のクラッチが第1の歯車に係合して第1のプロペ
ラが回転し、それにより生じる水流に追従して第2プロ
ペラが連れ回りする。この結果、第2のクラッチと第2
の歯車とが係合可能に同期して回転することになり、第
2のクラッチと第2の歯車との係合を迅速かつ円滑に行
うことができる。
明する。本発明が適用される船外機は、図1に示すよう
に、カウリング1内に図示しないエンジンが内蔵されて
いる。そのカウリング1の下端部から下方にアッパケー
シング2が延設され、さらに、該アッパケーシング2の
下端部から下方にロアケーシング3が延設されて、その
ロアケーシング3内に後述するシフト装置本体が格納さ
れている。
板6に固定され、そのクランプブラケット5にスイベル
ブラケット4がチルト軸Aの回りに上下方向に回動可能
に取付られ、そのスイベルブラケット4にアッパーケー
シング2が左右方向に回動可能に取付られている。
7がロアケーシング3内まで下方に延び、その入力軸7
の下端部に該入力軸7と同軸に水平ベベルギヤ8が固定
されている。
ように、軸を前後方向に向けた一対の垂直ベベルギヤ
9、10が噛合されている。その一対の垂直ベベルギヤ
9、10は、互いに所定間隔をあけて前後に対向し、相
互に反対方向へ回転するようになって、それぞれテーパ
ベアリング11a,11bを介して回転自在にハウジン
グに固定されている。その一対の垂直ベベルギヤ9、1
0の中心軸を第1出力軸12が貫通して後方に延び、そ
の第1出力軸12は、ニードルベアリング13を介して
上記一対の垂直ベベルギヤ9、10に対して回転自在に
支持されている。
スリーブ14および第1ワッシャ15がスプライン結合
し、その第1出力軸12に螺着されたワッシャ付きの第
1締め付けナット16と、第1スペーサ17とによって
上記第1スリーブ14が位置決めされている。その第1
スリーブ14の外周には第1ダンパゴム18が焼き付き
固定され、このダンパゴム18が一体化された第1スリ
ーブ14がさらに外周に第1プロペラボス19の内周内
へ圧入されて、摩擦力によって、ダンパゴム18の回転
力がこのプロペラボス19に伝達可能になっている。こ
のプロペラボス19は、内筒19aおよび外筒19b
と、その内外の筒19a、19bを連結するリブ19c
とからなり、外筒19bに第1プロペラ20が一体成形
されている。
ら軸方向に沿って、有底孔21が開設されていて、その
孔21に、本発明における駆動体に相当するスライドロ
ッド22が、進退可能に挿入されている。
ルギヤ9、10の間および後側の垂直ベベルギヤ10後
方位置に、それぞれ、長孔23、24が上下に対向して
開設され、さらに、その両長孔23、24を覆うように
円筒形状の第1スライダ25および第2スライダ26が
該第1出力軸12の外周へ同軸に配置されている。
の軸方向にのみ摺動自在にスプライン結合されていて、
前後両端部にそれぞれ、前後方向に向けた爪部25a,
25bが形成されている。
bと前後方向で対向する位置における、一対の垂直ベベ
ルギヤ9、10に、それぞれ爪部9a,10aが形成さ
れて、前側垂直ベベルギヤ9の後側爪部9aと第1スラ
イダ25の前側爪部25aによってクラッチを構成し、
且つ、後側垂直ベベルギヤ10の前側爪部10aと第1
スライダ25後側爪部25bによって他のクラッチを構
成し、もって両クラッチによって第1のドッククラッチ
が形成されている。
ドロッド22が、上記第1出力軸12の長孔24を上下
に遊挿するクロスピン27によって一体的に結合され、
スライドロッド22の進退に追従して、該第1スライダ
25が第1出力軸12に沿って進退可能になっている。
直ベベルギヤ10の後方に近接して配設され、その前端
部に爪部26aが形成され、その爪部26aに対向して
後側の垂直ベベルギヤ10後側に爪部10bが設けられ
て、その爪部26aおよび爪部10bによって第2のド
ッグクラッチが構成されている。
ッグクラッチを構成する、前側の垂直ベベルギヤ9の後
側爪部9aと第1スライダ25前側爪部25aとの距離
Aを、第2ドッグクラッチを構成する後側の垂直ベベル
ギヤ10の後側爪部10bと第2スライダ26前側爪部
26aとの距離Bよりも短くなるように(A<B)位置
決めして、両スライダ25、26をスライドロッド22
に固定している。
2が、軸を上下にして第1出力軸12の長孔23を遊挿
するクロスピン28によって、一体的に結合され、スラ
イドロッド22の進退に追従して、該第2スライダ26
が第1出力軸12に沿って進退可能となっている。
側に配置された筒状の第2出力軸29へ、軸方向にのみ
摺動自在にスプライン結合している。その第2出力軸2
9は、前端部側および後端部側が、その外周を覆う軸受
けハウジング30に、それぞれラジアルニードルベアリ
ング31を介して回転自在にラジアル方向に支持してい
る。
ストベアリング32を介して軸受けハウジング30に連
結されることで、後記する第2プロペラ39にロープが
巻き付く等して第2プロペラ39が後方に引張られる場
合には、該軸受けハウジング30に該スラストは支持さ
れる。この第2出力軸29の後端部外周には、上記第1
出力軸12と同様にして、第2スリーブ33、第2ワッ
シャ34、第2締め付けナット35、第2スペーサ3
6、第2ダンパゴム37及びプロペラボス38が設けら
れ、該プロペラボス38と一体に第2プロペラ39が形
成されている。
と第1出力軸12外周の間に、2つのオイルシール40
が圧入されて、該第1出力軸12とシールリップ摺動し
つつ防水している。
方向に延びるリブを介してリング部分と一体に構成され
ており、ナット等によってロアケース3に固定されて、
該軸受けハウジング30とロアケース3との間に通路が
形成されている。
スライドロッド22の前端部は、第1出力軸12から前
方に突出して大径頭部22aを形成し、その大径頭部2
2aが、シフタ41の断面U字状係止部41aに軸回転
可能に係止されている。そのシフタ41の本体41b
は、上記大径頭部22aの前方に延びる案内室42a内
に前後方向にのみ移動可能に収容され、その本体41b
に貫通孔41cが前後方向に延びて開口し、その貫通孔
41cの中央部が上下に切り欠かれて開口している。
中央部を上下に向けたシフト軸42の下端部が貫通して
いると共に、そのシフト軸42下端部に設けられた偏心
部材43の偏心部分43aが切欠部41dに係合して、
該シフト軸42が軸回転することで、偏心部分43aが
略前後方向に移動し、その偏心部分43aが切欠部41
dを前後方向に押すことで、シフタ41が前後に移動す
る。さらに、該シフタ41が前後に移動することで、ス
ライドロッド22が強制的に前後に移動し、もって、上
記シフタ41および偏心部材43によって強制シフト操
作機構を構成している。
1アーム44および第2アーム45をシフトスライダ4
6に連結し、該シフトスライダ46がワイヤ47を介し
てシフトレバー48に連結して、該シフトレバー48を
操作することで、シフト軸42が軸回転するようになっ
ている。
トラル状態では、図4に示すように、シフト軸42に対
する偏心部分43aが側方に向いて、シフト軸42がシ
フタ41本体41bの貫通孔41cの前後方向中央部に
位置し、上記全ドッグクラッチが離隔状態となっていて
第1および第2スライダ25、26が中立に位置し、更
に、第1出力軸12および第2出力軸29が、入力軸7
と非連結状態になっている。
トレバー48をF1に迄操作することで、図6に示すよ
うに、シフト軸42が時計回りに所定角度だけ軸回転す
ることで、偏心部材43の偏心部分43aが前方に移動
し、それに追従してシフタ41が前方に移動する。これ
によって、スライドロッド22が強制的に前方に引っ張
られて、第1スライダ25および第2スライダ26が同
期して前方に移動する。
部の距離Aが、第2ドッグクラッチにおける爪部の距離
Bよりも短いので、まず、第1ドッグクラッチを構成す
る前側垂直ベベルギヤ9の爪部9aが第1スライダ25
の爪部25aと噛合する。
ッチと第2ドッグクラッチを同時に噛合させようとして
いるので、図5に示す(3)以外の状態でクラッチの爪
部同士が当接すると、該(3)状態に同期がとれるま
で、垂直ベベルギヤ9、10に両スライダ25、26を
連結できないが、本実施例では、第1ドッグクラッチ側
だけを先に噛み合わせるので、(2)状態ではべベルギ
ヤ9,10とスライダ25,26とが歯合し得ないが、
状態(1)では両者を歯合することができる。この結
果、前側垂直ベベルギヤ9に第1スライダ25が連結さ
れて、該第1出力軸12に固定された第1プロペラ20
が回転する(図6参照)。
ボス19周辺に前後方向に流れる水流が発生し、その水
流によって第2プロペラ39が連れ回りして、ベベルギ
10と第2スライダ26の爪部が互いに係合可能なよう
に両者が同期して回転する。しかも、第2プロペラ39
の翼は、第1プロペラ20の翼とねじれ方向が逆向きな
ので、該第2プロペラ39に連結する第2出力軸29
が、第1出力軸12とは逆方向に回転するとともに、第
2出力軸29、更には、第2スライダ26は、後側の垂
直ベベルギヤ10との相対速度が小さくなっている。
作して、シフト軸42を更に時計方向へ回転させてF2
の位置(図3参照)にすると、図7に示すように、第2
ドッグクラッチを構成する、後側の垂直ベベルギヤ10
の後側爪部10bと第2スライダ26の爪部26aが容
易に噛合して、後側の垂直ベベルギヤ10が第2出力軸
29に連結する。
6は、後側の垂直ベベルギヤ10との相対速度が小さく
なっているので、噛合時の衝撃も従来よりも緩和される
ことになる。
レバー48を操作することで、シフト軸42を反時計周
りに回転させて、偏心部分43aを略後方に移動させ
る。これによって、シフタ41が後方に移動して、該シ
フタ41に連結されているスライドロッド22が、強制
的に後方に移動することで、両スライダ25、26は、
同期をとって後方に移動する。
の垂直ベベルギヤ9から解放されて、後側の垂直ベベル
ギヤ10に連結することで、第1出力軸12、さらに
は、第1プロペラ20が逆回転すると共に、第2スライ
ダ26が後側の垂直ベベルギヤ10から解放されてフリ
ー状態になり、第2出力軸29および第2プロペラ39
が、非駆動状態になって、船舶が後退する。
には、シフトレバー48を前進にシフト操作すること
で、上記のようにスライダロッド22を移動させて後方
のべベルギヤ10と第2スライダとの歯合を強制的に解
放して、図6および7において説明したように、第1お
よび第2のスライダを対応するべベルギヤと確実に歯合
させて、船舶推進機を後退状態から前進状態へ迅速かつ
円滑に移行させる。
と設定してもよい。この場合先に第2スライダ26が噛
み合い、後から噛み合う第1スライダ25の噛合時の衝
撃が緩和されることになる。
ディテント機構を設けることができる。そのディテント
機構は、図8に示すように、スライダロッド22の径方
向を貫通して進退する2つのボール50aとストッパと
しての2つのボール50bと、該スライダロッド22内
にあって上記ボール50に当接している第2ボール51
と、その第2ボール51を介して上記ボール50を径方
向外側に付勢するバネ52とを備えると共に、第1出力
軸12内周面には凹部53,53aが形成されている。
そして、スライダロッド22、および両スライダ25、
26がシフトの中立位置において、ボール50が上記凹
部53,53aのいずれにも係入せず、前進または後進
へのシフト時にいずれかの対応する凹部に係入して、シ
フト操作を節度感を実行可能にしている。
を後側の垂直ベベルギヤ10の後側爪部10bと第2ス
ライダ26の前側爪部26aと噛み合うのに合わせて中
立位置から凹部53aへのカム面を形成すれば、シフト
軸42の捻り弾性部42cの作用により、シフト軸42
の入力側の回転変位が遅れてスライドロッド22に伝え
られ、前記カム面へボール50aが接した時、前記遅れ
分を解消する様にバネ52の力とカム面の反作用力によ
りスライドロッド22が前方に移動し、この時上記噛み
合いが発生する。すなわち、爪部10b,26aの噛み
合いがうまくいかず、互いに反発するときバネ52及び
捻り弾性部42cが衝突を緩和する。特に爪部10bと
26aは相対速度が大きく衝撃力が大きくなるので効果
的である。
組み合わせてもよい。この場合、A>Bとなるので前例
の垂直ベベルギヤ9の後側爪部9aと第1スライダ25
の前側爪部25aの噛み合いに合わせて、中立位置から
凹部53aへのカム面を形成するようにし、衝撃力の緩
和を果たすことができる。
2のクロスピン27貫通穴とボール50b挿入穴を同一
平面場に描いているが、実際は互いに直行する平面にそ
れぞれ形成され、ボール50bが第1出力軸12の長穴
24へ抜け出さない様になっている。
実施例は、第2スライダ26を前後方向に揺動可能にス
ライダロッド22に支持するもので、図9に示すよう
に、スライダロッド22内に、軸方向にのみ移動可能な
第2スライダロッド50を設けている。その第2スライ
ダロッド50は、スライダロッド22内周面と軸方向に
摺動自在に接している本体50aと、該本体50aから
後方に延びる、前記本体50aよりも小さい径の足部5
0bとから構成されている。
は段部51が形成されているとともに、プロペラ側端部
付近にカラー52がスライダロッド22の内周面にピン
53止めされている。一方、第2スライダロッド50の
本体50aと足部50bの境に、段部54が形成され、
足部50b後端部側にクリップ55が固定されている。
52およびクリップ55との間には、スプリング58を
介装させた二つのワッシャ56,57が設けられてい
る。
長孔59を通してクロスピン27が第2スライダロッド
50を貫通することにより、上記第2スライダ26と第
2スライダロッド50とがクロスピン27によって結合
して、該第2スライダ26がスライダロッド22に対し
て前後方向にのみ前記長孔59内を進退可能に固定され
ている。なお、符号70はニードルベアリングを示す。
該ニードルベアリング70はクロスピン27回りに回転
しながら第2スライダ26の転動面26b上を回転す
る。
移行する際、すなわち、スライダロッド22が前進して
後側の垂直ベベルギヤ10の後側爪部10bと第2スラ
イダ26の前側爪部25aとが噛み合う時に、該爪部2
5aに後方に向かう衝撃が入力されることがあるが、そ
の衝撃力は、クロスピン27を介して第2スライダロッ
ド50に伝達され、更に、第1ワッシャ56を介して圧
縮バネ58に伝達されて、その圧縮バネ58が一時的に
撓むことで吸収される。したがって、シフト操作時の衝
撃を緩衝して円滑なシフト操作を可能にする。
舶推進機の前後方向切換装置によれば、駆動体と操作装
置とを連結して構成しているために、船舶推進装置のシ
フト操作力が駆動体を介してクラッチに直接加えられ、
プロペラが高回転状態でも、クラッチと歯車との係脱を
確実に行うことができる。そして、クラッチと駆動体と
の間に緩衝装置を介装しているため、クラッチと歯車と
の係合時の衝撃を緩和することができる。
距離が、第2のクラッチと第2の歯車との距離と不等に
形成されていることから、クラッチと歯車との係合を迅
速かつ円滑に行うことができる。
る。
ある。
る。
状態にある模式図である。
状態を示す模式図である。
位置途中状態にある模式図である。
位置完了状態にある模式図である。
図である。
の断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 第1および第2のクラッチと、第1およ
び第2の回転する歯車と、前記第1のクラッチを第1ま
たは第2の歯車に係脱し、第2のクラッチを第2の歯車
に係脱する第1および第2のクラッチの駆動体と、当該
駆動体を船舶推進機の前進または後進方向に操作する操
作装置と、を有し、前記駆動体と操作装置とを連結して
構成した船舶推進機の前後進切換装置。 - 【請求項2】 前記第2クラッチと駆動体との間に緩衝
装置を介装している、請求項1記載の船舶推進装置の前
後進切換装置。 - 【請求項3】 第1および第2のクラッチと、第1およ
び第2の回転する歯車と、前記クラッチと歯車との係脱
を船舶推進機の前進または後進方向に切り換える操作装
置と、第1のクラッチと第1の歯車との係合により回転
する第1のプロペラと、第2のクラッチと第2の歯車と
の係合により回転する第2のプロペラとを備え、第1の
クラッチと第1の歯車との距離と第2のクラッチと、第
2の歯車との距離とを不等に形成した船舶推進機の前後
進切換装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4341197A JPH06156382A (ja) | 1992-11-28 | 1992-11-28 | 船舶推進機の前後進切換装置 |
US08/158,611 US5449306A (en) | 1992-11-28 | 1993-11-29 | Shifting mechanism for outboard drive |
US08/420,655 US5520559A (en) | 1992-11-28 | 1995-04-12 | Shifting mechanism for outboard drive |
US08/748,026 US5839928A (en) | 1992-11-28 | 1996-11-12 | Shifting mechanism for outboard drive |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4341197A JPH06156382A (ja) | 1992-11-28 | 1992-11-28 | 船舶推進機の前後進切換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06156382A true JPH06156382A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18344124
Family Applications (1)
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