JP3537551B2 - 船用プロペラ軸の正逆転切り換え操作装置 - Google Patents

船用プロペラ軸の正逆転切り換え操作装置

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JP3537551B2
JP3537551B2 JP20746695A JP20746695A JP3537551B2 JP 3537551 B2 JP3537551 B2 JP 3537551B2 JP 20746695 A JP20746695 A JP 20746695A JP 20746695 A JP20746695 A JP 20746695A JP 3537551 B2 JP3537551 B2 JP 3537551B2
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浩 荻野
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    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H5/00Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water
    • B63H5/07Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water of propellers
    • B63H5/08Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water of propellers of more than one propeller
    • B63H5/10Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water of propellers of more than one propeller of coaxial type, e.g. of counter-rotative type

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  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、船用プロペラ軸
の正逆転切り換え操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】船用プロペラ軸の正逆転切り換え操作装
置には、従来、次のように構成されたものがある。
【0003】これによれば、船体側にプロペラ軸がその
軸心回りに回転自在に支承されている。一方、エンジン
からの動力を受けて、上記プロペラ軸と同じ軸心回りに
正転駆動する正回転体と、逆転駆動する逆回転体とが設
けられている。また、上記プロペラ軸にその軸方向に摺
動自在に外嵌されてこのプロペラ軸と共に回転する係合
体が設けられ、この係合体の摺動でこの係合体が上記正
回転体と逆回転体のいずれか一方に選択的に係脱自在と
されている。装置の外部からの乗員等による操作力を上
記係合体に伝えてこの係合体を摺動させる操作力伝達手
段が設けられている。
【0004】そして、上記操作力伝達手段への操作によ
り、係合体を移動させてこれを正回転体に係合させれ
ば、この正回転体に連動するプロペラ軸を介しこのプロ
ペラ軸に支持されたプロペラが正転して船が前進するよ
うになっている。
【0005】また、上記とは逆に、同上操作力伝達手段
への操作により、上記係合体を移動させてこれを逆回転
体に係合させれば、この逆回転体に連動するプロペラ軸
を介し上記プロペラが逆転して船が後進させられるよう
になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、正回転体、
もしくは逆回転体に係合体を係合させようとする場合
に、これら正回転体もしくは逆回転体と、係合体との相
対的な回転速度が大きく、かつ、この際、上記操作力伝
達手段を大きい操作力で操作して、上記係合をさせよう
とすると、この係合に無理な力が与えられて、大きい異
音が生じるなどの不都合が生じる。
【0007】また、上記係合時の衝撃力が操作者に伝わ
って、乗員に操作上の不快感を生じさせるおそれもあ
る。
【0008】
【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、プロペラ軸を正転、もしくは、逆転
に切り換えようとするときに、異音が生じないように
し、かつ、上記正、逆転に切り換えるための操作性を向
上させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明は、次の如くである。
【0010】この発明の船用プロペラ軸の正逆転切り換
え操作装置は、船体3側にプロペラ軸26をその軸心2
7回りに回転自在に支承させ、このプロペラ軸26が、
上記軸心27回りで相対的に回転自在とされる第1、第
2プロペラ軸36,37を備え、このプロペラ軸26と
同じ軸心27回りに正転駆動Bする正回転体41と、逆
転駆動する逆回転体42とを設け、上記第1プロペラ軸
36にその軸方向に摺動自在に外嵌されてこの第1プロ
ペラ軸36と共に回転する第1係合体44を設け、この
第1係合体44の摺動でこの第1係合体44を上記正回
転体41と逆回転体42とのうち、いずれか一方に選択
的に係脱自在とし、上記第2プロペラ軸37にその軸方
向に摺動自在に外嵌されてこの第2プロペラ軸37と共
に回転する第2係合体45を設け、この第2係合体45
の摺動でこの第2係合体45を上記逆回転体42に係脱
自在とし、外部からの操作力を上記第1、第2係合体4
4,45に伝えてこれら第1、第2係合体44,45を
摺動させる操作力伝達手段50を設けた船用プロペラ軸
の正逆転切り換え操作装置において、
【0011】上記上記第1、第2係合体44,45と操
作力伝達手段50との間のうち、上記第1係合体44と
操作力伝達手段50との間にのみ弾性体68を介設した
ものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0013】(第1の実施の形態)
【0014】図1から図8は、第1の実施の形態を示し
ている。
【0015】図2〜4において、符号1は水面2上に浮
かべられる船で、矢印Frはこの船1の前方を示してい
る。
【0016】上記船1の船体3の後部を構成する船尾板
4には船舶推進機の一例である船外機6が着脱自在に取
り付けられている。この船外機6は上記船尾板4の上縁
に着脱自在に取り付けられる左右一対のクランプブラケ
ット7,7を有し、この両クランプブラケット7,7に
第1枢支軸8を介しスイベルブラケット9が上下回動自
在に枢支されている。また、このスイベルブラケット9
を上下所望位置で任意に固定させる不図示の固定具が設
けられている。
【0017】上記スイベルブラケット9の後部回動端に
対し、軸心が縦向きのステアリング軸11がその軸心回
りに回動自在に支承されている。また、このステアリン
グ軸11の上端にはステアリングブラケット12が、下
端には下部ブラケット13がそれぞれ固着され、これら
ステアリングブラケット12と下部ブラケット13は、
同上スイベルブラケット9に対し上記ステアリング軸1
1と共にその軸心回りに回動自在とされている。
【0018】上記ステアリングブラケット12と下部ブ
ラケット13の各後部回動端に、推進ユニット14が取
り付けられている。この推進ユニット14は、軸心縦向
きの筒状のケース15を有している。このケース15の
上部側には駆動源で内燃機関であるエンジン16が取り
付けられ、このエンジン16はカウリング18で覆われ
ている。
【0019】上記ケース15は互いに着脱自在に固着さ
れるアッパケース21とロアケース22とで構成され、
このロアケース22の下部であるケース下部23は水中
に没入可能とされている。このケース下部23はその前
後各部の正面視断面がほぼ円形とされて、その前端に向
って先細形状とされ、いわゆる砲弾部とされている。
【0020】図3、4において、上記ケース下部23に
は、軸心が前後方向にほぼ水平に延びるプロペラ軸26
の前端側が内有されている。このプロペラ軸26は上記
船体3側であるケース下部23に、その軸心27回りに
回転自在に支承されている。また、上記プロペラ軸26
の後端部は上記ケース下部23の後端部から後方に突出
しており、このプロペラ軸26の突出部に正プロペラ2
8と逆プロペラ29が支持され、これら両者は互いに逆
向きにねじられている。
【0021】上記エンジン16に上記プロペラ軸26を
連動連結させる動力伝達軸31と、ベベルギヤ組32と
が設けられている。上記動力伝達軸31は軸心がほぼ垂
直で、上記ケース15に内有されて、軸受34によりそ
の軸心回りに回転自在に支承されている。
【0022】上記プロペラ軸26は、上記軸心27と同
じ軸心を有する第1プロペラ軸である円筒状の外側プロ
ペラ軸36と、同上軸心27と同じ軸心を有して上記外
側プロペラ軸36に内嵌される第2プロペラ軸である
側プロペラ軸37とで構成され、これら外側プロペラ軸
36と内側プロペラ軸37はそれぞれその軸心27回り
に独立して回転自在とされている。上記外側プロペラ軸
36の後端部に前記正プロペラ28が支持され、上記内
側プロペラ軸37の後端部に前記逆プロペラ29が支持
されている。
【0023】上記ギヤ組32は、上記動力伝達軸31と
同じ軸心を有してこの動力伝達軸31の下端に支持され
る駆動ギヤ38と、上記プロペラ軸26の軸心27と同
じ軸心回りにそれぞれ回転可能な従動ギヤである正回転
体41と逆回転体42とを有している。これら正回転体
41と逆回転体42とは前後方向に離れて配置され、、
これら正回転体41と逆回転体42はそれぞれ上記駆動
ギヤ38に噛合している。
【0024】前記エンジン16が駆動して、その動力が
上記動力伝達軸31に伝達されれば、この動力伝達軸3
1と、この動力伝達軸31に支持された駆動ギヤ38と
が共に図中矢印Aで示す方向に回転させられる。また、
上記駆動ギヤ38に連動して上記正回転体41が軸心2
7回りに正転駆動し(図中矢印B)、同上駆動ギヤ38
に連動して上記逆回転体42が同上軸心27回りに上記
正回転体41とは逆に逆転駆動する(図中矢印C)。
【0025】図1、4において、上記外側プロペラ軸3
6と内側プロペラ軸37のうち、いずれか一方の第1プ
ロペラ軸である外側プロペラ軸36の前端部に、その軸
方向にのみ摺動自在となるようスプラインにより第1係
合体44が外嵌させられ、この第1係合体44は上記外
側プロペラ軸36と共に軸心27回りに回転する。
【0026】上記第1係合体44は、前後方向で正回転
体41と逆回転体42との間に位置し、その摺動で、上
記正回転体41と逆回転体42のいずれか一方に選択的
に係脱自在とされている。この係脱はドッグクラッチ式
であり、その係合歯の数は、軸心27回りの周方向でそ
れぞれ3〜6個である。
【0027】同上外側プロペラ軸36と内側プロペラ軸
37のうち、他方の第2プロペラ軸である内側プロペラ
軸37の前端部に、その軸方向にのみ摺動自在となるよ
うスプラインにより第2係合体45が外嵌させられてい
る。この第2係合体45は上記内側プロペラ軸37と共
に軸心27回りに回転する。
【0028】上記第2係合体45は、その摺動で上記逆
回転体42に係脱自在とされている。その係脱はドッグ
クラッチ式であり、その係合歯の数は、軸心27回りの
周方向でそれぞれ3〜6個である。
【0029】上記の場合、第1係合体44と第2係合体
45はプロペラ軸26の軸方向、つまり、前後方向のう
ち、一方向(後方)への摺動で、第1係合体44が正回
転体41に、第2係合体45が逆回転体42にそれぞれ
係合することとされている。また、同上第1係合体44
と第2係合体45の他方向(前方)への摺動で、第1係
合体44と第2係合体45が共に正回転体41と逆回転
体42から離脱することとされている。更に、上記第1
係合体44を他方向(前方)へ摺動させると、この第1
係合体44が逆回転体42に係合することとされてい
る。
【0030】上記第1係合体44と第2係合体45と
を、乗員による手動にて所望方向に摺動させる正逆転切
り換え操作装置47が設けられている。
【0031】上記操作装置47は、前記ケース15に支
承されるシフト軸48を備え、このシフト軸48は軸心
がほぼ垂直に延びてその軸心回りに回転自在とされてい
る。このシフト軸48の上端側には乗員による手動の操
作力が入力されるようになっている。上記シフト軸48
の下端側からの出力を入力して、上記第1係合体44と
第2係合体45とを摺動させる操作力伝達手段50が設
けられている。
【0032】上記操作力伝達手段50は、上記シフト軸
48の下端側に第2係合体45をカム係合させるカム手
段51を備え、このカム手段51と上記第2係合体45
とは軸心27回りに相対的に回転自在とされている。上
記内側プロペラ軸37の前端部には軸心27と同じ軸心
を有する断面円形の操作孔52が形成され、この操作孔
52にこれと同軸上で操作筒体53がその軸方向に摺動
自在に嵌入されている。
【0033】上記操作筒体53の後端部にはその軸方向
に長い長孔55が形成され、この長孔55は操作筒体5
3の径方向に貫通している。上記内側プロペラ軸37の
前端部をその径方向に貫通すると共に、上記長孔55を
操作筒体53の径方向に貫通してその各端部が前記第1
係合体44に嵌合する第1係合軸56が設けられてい
る。この第1係合軸56は上記内側プロペラ軸37の前
端部と長孔55とに対しプロペラ軸26の軸方向で遊嵌
させられている。また、同上第1係合軸56は前記軸心
27回りで上記第1係合体44と相対的に回転可能とさ
れている。
【0034】上記操作筒体53の後端部にはこれと同軸
上で円柱状のスライダー58がその軸方向に摺動自在に
嵌入されている。このスライダー58は上記第1係合軸
56の軸方向中途部に連結され、操作筒体53の軸方向
に一体的に移動する。
【0035】上記操作孔52の後端部には径大孔59が
形成されている。この径大孔59の前端における操作孔
52の内周面に前段差面60が形成され、また、同上径
大孔59の後端における同上操作孔52の内周面に後段
差面61が形成されている。
【0036】上記軸心27上で、スライダー58から径
大孔59内に向って支軸63が突設されている。この支
軸63に前座金64と後座金65とが軸方向摺動自在に
外嵌されている。上記支軸63からその前方に向って前
座金64が抜け落ちることはスライダー58によって阻
止される。また、同上支軸63からその後方に向って後
座金65が抜け落ちることは、上記支軸63の突出端に
取り付けたスナップリング66によって阻止される。
【0037】上記前座金64と後座金65の間にはこれ
らを前後に引き離すように、コイルバネである弾性体6
8が介設されている。この場合、弾性体68によって、
上記前座金64はスライダー58と前段差面60とに当
接し、後座金65はスナップリング66と後段差面61
とに当接するようになっている。そして、これにより、
スライダー58が上記操作筒体53の軸方向の所定位置
に位置決めされ、この際、第1係合軸56は長孔55の
長手方向(前後方向)のほぼ中央に位置させられてい
る。
【0038】上記内側プロペラ軸37の前端部をその径
方向に貫通する第2係合軸69が設けられている。この
第2係合軸69は上記内側プロペラ軸37に対しその軸
方向で遊嵌させられている。また、同上第2係合軸69
はその各端部が第2係合体45に連結され、かつ、同上
第2係合軸69の軸方向中途部に上記操作筒体53の前
端部が連結され、これら第2係合軸69、第2係合体4
5、および操作筒体53はこの操作筒体53の軸方向に
一体的に移動する。
【0039】また、上記内側プロペラ軸37、第2係合
体45、操作筒体53、第1係合軸56、スライダー5
8、支軸63、前座金64、後座金65、スナップリン
グ66、弾性体68、および第2係合軸69は軸心27
回りに一体的に回転する。
【0040】上記操作筒体53を所定位置に位置決めす
る位置決め手段72が設けられている。この位置決め手
段72は、上記操作孔52の内周面に形成された係合凹
部73と、上記操作筒体53の外周面からその外方に出
没自在とされる球状の係合凸部74と、この係合凸部7
4を突出させる方向に付勢するばね手段75とで構成さ
れている。
【0041】同上図1、4で示すように、上記ばね手段
75の付勢力により係合凸部74が係合凹部73に嵌脱
自在に嵌入して、操作筒体53を位置決めさせたとき、
この操作筒体53に連動する第1係合体44と第2係合
体45は上記正回転体41と逆回転体42から離脱し、
このような操作装置47の切り換え状態が「中立切り換
え状態」とされる。
【0042】図1で示すように、前記エンジン16の駆
動により、動力伝達軸31を介し駆動ギヤ38が回転駆
動(矢印A)させられると、これに連動する正回転体4
1が正転駆動し(矢印B)、逆回転体42が逆転駆動す
る(矢印C)。この場合に上記操作装置47が「中立切
り換え状態」であれば、上記正回転体41や逆回転体4
2からプロペラ軸26には動力が伝達されず、船1は停
止したままに保たれる。
【0043】図5において、上記「中立切り換え状態」
から船1を前進させるよう操作装置47のシフト軸48
を前進操作すれば、上記シフト軸48に操作力伝達手段
50のカム手段51を介し第2係合体45が連動して後
方に摺動させられ、この第2係合体45が上記逆回転体
42に係合する。
【0044】また、上記第2係合体45に連動して上記
第2係合軸69と操作筒体53とが後方に摺動する。こ
のとき、位置決め手段72のばね手段75の付勢力に抗
しながら係合凸部74が係合凹部73から離脱する。そ
して、上記操作筒体53に連動して第1係合軸56と第
1係合体44が後方に摺動させられ、この第1係合体4
4が上記正回転体41に係合する。
【0045】すると、上記正回転体41の正転駆動に第
1係合体44と外側プロペラ軸36を介し正プロペラ2
8が連動して正転する。また、上記逆回転体42の逆転
駆動に第2係合体45と内側プロペラ軸37を介し逆プ
ロペラ29が連動して逆転する。上記正プロペラ28と
逆プロペラ29は前記したように互いに逆向きにねじら
れていて、上記のように正転する正プロペラ28と、逆
転する逆プロペラ29とが共に船1を前進させるよう働
く。つまり、正プロペラ28と逆プロペラ29とにより
高い推進効率で船1が前進させられる。
【0046】上記したように、正回転体41に第1係合
体44が係合し、逆回転体42に第2係合体45が係合
した操作装置47の切り換え状態が「前進切り換え状
態」とされる。
【0047】図6で示すように、上記操作装置47への
操作により、「中立切り換え状態」から「前進切り換え
状態」に切り換えるとき、第2係合体45はシフト軸4
8への操作量に応じて移動するため、上記第2係合体4
5は逆回転体42に上記操作に応じて直ちに係合する。
一方、上記正回転体41と第1係合体44との相対的な
回転速度が大きいときには、対向するドッグクラッチの
歯の先端77,77同士が押圧状に摺接して、上記正回
転体41に第1係合体44が係合しにくいおそれがあ
る。
【0048】上記の場合、第1係合体44と操作力伝達
手段50との間に弾性体68が介設されており、このた
め、上記したように歯の先端77,77同士が摺接した
状態から、更に、操作力伝達手段50への操作力によ
り、この操作力伝達手段50の操作筒体53に連動させ
て第1係合体44を正回転体41側に摺動させようとす
ると、このときの操作力伝達手段50への操作力は上記
弾性体68を介して上記第1係合体44に伝えられるこ
ととなる。
【0049】よって、第1係合体44を正回転体41側
へ摺動させるために、操作装置47への操作を進行させ
ても、その分、弾性体68が圧縮されてその付勢力が増
加するだけで、上記歯の先端77,77同士が摺接する
状態はそのまま維持される。
【0050】そして、この後に、上記操作装置47への
操作の進行により生じた上記弾性体68の付勢力によ
り、第1係合体44は正回転体41に衝撃的な力など無
理な力を与えることなく円滑に係合する。
【0051】上記状態から、更に、操作力伝達手段50
への操作力により、この操作力伝達手段50の操作筒体
53を正回転体41側に摺動させると、長孔55の前端
縁が上記第1係合軸56に圧接する。すると、この第1
係合軸56を介して上記第1係合体44が上記正回転体
41の所定位置まで強制的に係合し、図5で示した「前
進切り換え状態」への切り換えが完了する。
【0052】上記「前進切り換え状態」から「中立切り
換え状態」にする場合には、上記操作と逆の操作をすれ
ばよく、つまり、操作装置47のシフト軸48を中立操
作して、このシフト軸48に操作力伝達手段50を介し
て第1係合体44と第2係合体45とを共に前方に摺動
させ、正回転体41と逆回転体42から離脱させればよ
い。
【0053】図7において、上記「中立切り換え状態」
から船1を後進させるよう操作装置47のシフト軸48
を後進操作すれば、上記シフト軸48に操作力伝達手段
50のカム手段51を介し第2係合体45が連動して前
方に移動させられ、この第2係合体45は逆回転体42
からの離脱状態が維持される。
【0054】また、上記第2係合体45に連動して上記
第2係合軸69と操作筒体53とが前方に摺動し、この
とき、位置決め手段72の係合凸部74は係合凹部73
から離脱する。そして、上記操作筒体53に連動して、
第1係合軸56と第1係合体44が前方に摺動させら
れ、この第1係合体44が上記逆回転体42に係合す
る。
【0055】すると、上記逆プロペラ29は停止したま
まで、逆回転体42の逆回転駆動に第1係合体44と外
側プロペラ軸36を介し正プロペラ28が連動して逆転
し、これは船1を後進させるよう働く。
【0056】上記したように、逆回転体42に第1係合
体44が係合し、同上逆回転体42から第2係合体45
が離脱した操作装置47の切り換え状態が「後進切り換
え状態」とされる。
【0057】図8で示すように、上記操作装置47への
操作により「中立切り換え状態」から「後進切り換え状
態」に切り換える場合において、船1の前進中から急速
に後進させるときなど、上記逆回転体42と第1係合体
44との相対的な回転速度が大きいときには、対向する
ドッグクラッチの歯の先端78,78同士が押圧状に摺
接して、上記逆回転体42に第1係合体44が係合しに
くいおそれがある。
【0058】上記の場合、前記したと同じように第1係
合体44と操作力伝達手段50との間に弾性体68が介
設されているため、「中立切り換え状態」から「前進切
り換え状態」にするときと同様の作用が生じることとな
り、もって、第1係合体44が逆回転体42に無理な力
を与えることなく円滑に係合する。
【0059】図3において、前記した砲弾部であるケー
ス下部23の後端部には、エンジン16から排出された
排気82の排気出口83が形成されている。この排気出
口83は後面視で全体的に円形孔をなし、その内径D0
は、プロペラ軸26に支持された正プロペラ28のボス
外径D1 と、逆プロペラ29のボス外径D2 よりも大き
くされている。
【0060】つまり、上記排気出口83を通って後方に
排出される排気82(図3中一点鎖線)が、上記正プロ
ペラ28と逆プロペラ29の各ボスに邪魔されることな
く、後方に向ってほぼ直線的に円滑に排出されることと
されている。
【0061】ところで、プロペラを、上記実施の形態の
ように、正プロペラ28と逆プロペラ29の前後に2枚
で構成すると、これが1枚である場合に比べて、これら
の回転の負荷が大きくなって、回転の上昇が抑制され、
もって、船1の加速性が低下するという不具合が生じ
る。
【0062】そこで、上記正プロペラ28と逆プロペラ
29のうち、前側の正プロペラ28のプロペラ外径D3
よりも、後側の逆プロペラ29のプロペラ外径D4 が小
さくされている。
【0063】即ち、上記構成によれば、加速途中で船速
が遅いときは、水圧が低いため、上記排気出口83から
排出された排気82は、図3中実線で示すように、ま
ず、正プロペラ28の回転によって、この正プロペラ2
8に対しそのボス部側から先端部側に向って流れ、この
際、その翼面にほぼ全体に当って流れる。
【0064】すると、正プロペラ28が空転状となっ
て、この正プロペラ28の回転における負荷が著しく低
減され、このため、この正プロペラ28の回転が速やか
に上昇して、船1の加速性が向上する。
【0065】また、上記排気82が正プロペラ28の先
端部に達すると、ここから正プロペラ28の後方に向っ
て流れる。ここで、前記したように、上記正プロペラ2
8のプロペラ外径D3 よりも逆プロペラ29のプロペラ
外径D4 が小さくされているため、上記正プロペラ28
の先端部側から後方に向って流れた排気82は上記逆プ
ロペラ29の先端部に当ることとなる。この場合、逆プ
ロペラ29の先端部はそのボス部側に比べて周速が速い
部分であって、回転の負荷を大きくさせる部分である。
このため、上記したように逆プロペラ29の先端部に排
気82が当ると、上記負荷が低減されて、この逆プロペ
ラ29の回転も速やかに上昇し、この点でも、船1の加
速性が向上する。
【0066】また、上記したように、正プロペラ28の
プロペラ外径D3 よりも、逆プロペラ29のプロペラ外
径D4 を小さくしたため、逆プロペラ29に当る排気8
2の量は少なくなるが、この逆プロペラ29の回転マス
は小さいことから、排気82にあまりよらなくても、逆
プロペラ29の回転は速やかに上昇して船1の加速性が
向上する。
【0067】なお、正プロペラ28のプロペラ外径D3
と、逆プロペラ29のプロペラ外径D4 がほぼ同じ場合
にも、上記とほぼ同じ作用が得られる。
【0068】ただし、特に、エンジン16の中低速時の
トルクが小さく、加速時にプロペラの回転が上昇しにく
いものでは、上記したように、正プロペラ28のプロペ
ラ外径D3 よりも逆プロペラ29のプロペラ外径D4
小さくすれば、逆プロペラ29の回転マスが小さくな
り、よって、加速性がより効果的に向上する。
【0069】また、上記正プロペラ28のボス外径D1
よりも逆プロペラ29のボス外径D2 は小さくされてお
り、このため、逆プロペラ29に所定の翼面積を確保し
つつ、そのプロペラ外径D4 を小さくさせることができ
る。よって、これら正プロペラ28と逆プロペラ29に
よって、十分の推進力を確保し、かつ、加速性の向上が
達成される。
【0070】なお、船1の前進時の加速が終了して船速
が速くなれば、水圧が高くなるために、排気出口83か
ら排出された排気82は正プロペラ28と逆プロペラ2
9の各ボス部の外周面側に押し付けられることとなり、
上記排気82は上記各ボス部の外周面に沿って後方に流
される(図3中一点鎖線図示)。よって、上記したよう
に、加速が終了して船速が速くなれば、正プロペラ28
や逆プロペラ29の翼面に排気82が当ることが回避さ
れて、これらの推進効率は良好に保たれる。
【0071】以下の各図は第2〜4の実施の形態を示し
ている。これら各実施の形態は、前記第1の実施の形態
と構成作用において多くの点で共通しているため、これ
ら共通するものについては、図面に共通の符号を付して
その説明を省略し、異なる点につき主に説明する。
【0072】(第2の実施の形態)
【0073】図9は、第2の実施の形態を示している。
【0074】これによれば、第1係合体44を正回転体
41側に摺動させようとする操作力伝達手段50への操
作力が、弾性体68を介して上記第1係合体44に伝え
られるようになっている。
【0075】より具体的には、第1係合軸56の前方に
隣接して操作筒体53の内周面に径大孔59が形成さ
れ、この径大孔59の前段差面60と、上記第1係合軸
56との間に前座金64、後座金65、および弾性体6
8が設けられている。
【0076】(第3の実施の形態)
【0077】図10は、第3の実施の形態を示してい
る。
【0078】これによれば、第1係合体44を正回転体
41側、および逆回転体42側に摺動させようとする操
作力伝達手段50への操作力が、それぞれ弾性体68を
介して上記第1係合体44に伝えられるようになってい
る。
【0079】より具体的には、第1係合軸56の前、後
方にそれぞれ隣接して操作筒体53の内周面に径大孔5
9が形成され、この径大孔59の前段差面60と上記第
1係合軸56との間、および同上径大孔59の後段差面
61と同上第1係合軸56との間にそれぞれ前座金6
4、後座金65、および弾性体68が設けられている。
【0080】(第4の実施の形態)
【0081】図11は、第4の実施の形態を示してい
る。
【0082】これによれば、第1係合体44および第2
係合体45と、操作力伝達手段50との間に介設される
弾性体68が第1弾性体79と第2弾性体80とで構成
されている。
【0083】そして、第1係合体44を正回転体41側
に摺動させ、かつ、第2係合体45を逆回転体42側に
摺動させようとする操作力伝達手段50への操作力が第
1弾性体79を介して上記第1係合体44と第2係合体
45とに伝えられるようになっている。
【0084】一方、第1係合体44を逆回転体42側に
摺動させようとする操作力伝達手段50への操作力が第
2弾性体80を介して上記第1係合体44に伝えられる
ようになっている。
【0085】この実施の形態によれば、正回転体41と
逆回転体42に対する第1係合体44と第2係合体45
の係合が全て無理なく行われる。
【0086】
【発明の効果】この発明によれば、船体側にプロペラ軸
をその軸心回りに回転自在に支承させ、このプロペラ軸
が、上記軸心回りで相対的に回転自在とされる第1、第
2プロペラ軸を備え、このプロペラ軸と同じ軸心回りに
正転駆動する正回転体と、逆転駆動する逆回転体とを設
け、上記第1プロペラ軸にその軸方向に摺動自在に外嵌
されてこの第1プロペラ軸と共に回転する第1係合体を
設け、この第1係合体の摺動でこの第1係合体を上記正
回転体と逆回転体とのうち、いずれか一方に選択的に係
脱自在とし、上記第2プロペラ軸にその軸方向に摺動自
在に外嵌されてこの第2プロペラ軸と共に回転する第2
係合体を設け、この第2係合体の摺動でこの第2係合体
を上記逆回転体に係脱自在とし、外部からの操作力を上
第1、第2係合体に伝えてこれら第1、第2係合体を
摺動させる操作力伝達手段を設けた船用プロペラ軸の正
逆転切り換え操作装置において、上記第1、第2係合体
と操作力伝達手段との間のうち、上記第1係合体と操作
力伝達手段との間にのみ弾性体を介設してある。
【0087】このため、船を前進もしくは後進させるた
めに、第1、第2プロペラ軸を正転、もしくは逆転させ
ようとして、操作力伝達手段への操作力で第1、第2
合体を正回転体、もしくは逆回転体に係合させる場合に
おいて、上記正回転体もしくは逆回転体に第1係合体が
押圧状に摺接して、係合しにくいときには、上記操作力
伝達手段への操作を進行させても、その分、弾性体が圧
縮されてその付勢力が増加するだけで、上記摺接状態は
そのまま維持される。
【0088】そして、この後に、上記操作力伝達手段へ
の操作の進行により生じた上記弾性体の付勢力により、
正回転体もしくは逆回転体に第1係合体が無理な力を与
えることなく円滑に係合することとなる。
【0089】よって、第1、第2プロペラ軸を正転、も
しくは逆転させようとするときの上記正、逆回転体への
第1係合体の各係合が円滑になされることから、異音の
発生が抑制される。
【0090】また、上記係合は無理なく行われることか
ら、係合時の衝撃力が操作力伝達手段を介し操作者に伝
わることが抑制され、このため、上記正、逆転に切り換
える際の操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態で、図4の部分拡大断面図で
「中立切り換え状態」を示す図である。
【図2】第1の実施の形態で、全体側面図である。
【図3】第1の実施の形態で、図2の部分拡大断面図で
ある。
【図4】第1の実施の形態で、図3の部分拡大断面図で
ある。
【図5】第1の実施の形態で、図1に相当する図で「前
進切り換え状態」を示す図である。
【図6】第1の実施の形態で、図1に相当する図で「中
立切り換え状態」から「前進切り換え状態」への途中を
示す図である。
【図7】第1の実施の形態で、図1に相当する図で「後
進切り換え状態」を示す図である。
【図8】第1の実施の形態で、図1に相当する図で「中
立切り換え状態」から「後進切り換え状態」への途中を
示す図である。
【図9】第2の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
【図10】第3の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
【図11】第4の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
【符号の説明】
1 船 2 水面 3 船体 6 船外機 8 第1枢支軸 11 ステアリング軸 12 ステアリングブラケット 15 ケース 16 エンジン 21 アッパケース 22 ロアケース 23 ケース下部 26 プロペラ軸 27 軸心 28 正プロペラ 29 逆プロペラ 36 外側プロペラ軸(第1プロペラ軸) 37 内側プロペラ軸(第2プロペラ軸) 41 正回転体 42 逆回転体 44 第1係合 45 第2係合体 47 操作装置 50 操作力伝達手段 68 弾性体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体側にプロペラ軸をその軸心回りに回
    転自在に支承させ、このプロペラ軸が、上記軸心回りで
    相対的に回転自在とされる第1、第2プロペラ軸を備
    え、このプロペラ軸と同じ軸心回りに正転駆動する正回
    転体と、逆転駆動する逆回転体とを設け、上記第1プロ
    ペラ軸にその軸方向に摺動自在に外嵌されてこの第1
    ロペラ軸と共に回転する第1係合体を設け、この第1
    合体の摺動でこの第1係合体を上記正回転体と逆回転体
    とのうち、いずれか一方に選択的に係脱自在とし、上記
    第2プロペラ軸にその軸方向に摺動自在に外嵌されてこ
    の第2プロペラ軸と共に回転する第2係合体を設け、こ
    の第2係合体の摺動でこの第2係合体を上記逆回転体に
    係脱自在とし、外部からの操作力を上記第1、第2係合
    体に伝えてこれら第1、第2係合体を摺動させる操作力
    伝達手段を設けた船用プロペラ軸の正逆転切り換え操作
    装置において、上記第1、第2係合体と操作力伝達手段との間のうち、
    上記第1 係合体と操作力伝達手段との間にのみ弾性体を
    介設した船用プロペラ軸の正逆転切り換え操作装置。
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