JP2888254B2 - 板状部材組み付け方法 - Google Patents

板状部材組み付け方法

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JP2888254B2 JP2181185A JP18118590A JP2888254B2 JP 2888254 B2 JP2888254 B2 JP 2888254B2 JP 2181185 A JP2181185 A JP 2181185A JP 18118590 A JP18118590 A JP 18118590A JP 2888254 B2 JP2888254 B2 JP 2888254B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ボルトとナットを用いて2つの板状部材
を互いに組み付ける際の板状部材組み付け方法に関す
る。
(従来の技術) 従来、この種のものとして、例えば第4図ないし第6
図(b)に示すようなものがある。
第4図中符号1は自動車用ドアで、この自動車用ドア
1には、上下に一対のドアヒンジ2,3が設けられ、この
上側のドアヒンジ2には、上から順にボルト孔18,ロケ
ート孔17およびボルト孔19が穿設され、下側のドアヒン
ジ3には、2つのボルト孔22,23が穿設されている。
かかる自動車用ドア1は、車体へ組付ける際、図示省
略の治具にて車幅方向における位置決めがなされた後、
上側のドアヒンジ2が車体パネル4にロケートピン5に
て位置決めされ、プレート12を介してボルト6,7・ウエ
ルドナット8,9等により固定し、下側のドアヒンジ3も
ネジ止めする。
詳しくは、ボディサイド工程で、第6図(a)に示す
ように、まずウエルドナット8,9の僅かに突出したガイ
ド部10,11をプレート12に穿設された孔13,14に嵌合し
て、ウエルドナット8,9をプレート12に溶接する。
次に、このプレート12を、治具上に位置決めされてい
る車体パネル4上に載せる。そして、一対のロケートピ
ン5(一方は省略)を孔15,16に挿通して位置決めす
る。これにより、プレート12の孔13,14が車体パネル4
の孔20,21に位置決めされ、この位置でプレート12を車
体パネル4に溶接する。
このようにしてプレート12等が組み付けられたボディ
サイド,フロア,ルーフ等がメインボディ工程で組み立
てられる。
しかる後、メタルライン工程で、メインボディ工程で
組み立てれた車体に自動車用ドア1を組み付ける。すな
わち、第6図(b)に示すように、ロケートピン5にド
アヒンジ2のロケート孔17を挿入し、自動車用ドア1を
ロケートピン5を中心に動かし、ボルト6,7をヒンジ2
および車体パネル4等のボルト孔18,19等に挿入してウ
エルドナット8,9に螺合させ、車体パネル4と自動車用
ドア1との隙間を調整して固定する。なお、ボルト孔6,
7とボルト孔18,19との間には多少の遊びがあり、ヒンジ
2の位置調整が可能となる。その際、下側のドアヒンジ
3もネジ止めする。
この組み付けられた自動車用ドア1は、塗装工程が終
わり、艤装ライン入口にて取り外され、艤装が終わる
と、再度取り付けられることになる。
この再度の取り付けのため調整し易くされた構造のも
のとして、例えば実開昭55−176965号公報に記載された
ものがある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のものにあっては、車
体パネル4とプレート12との位置決めは、車体パネル4
とプレート12とに各々、ロケートピン5用の孔16及び15
を穿設し、これらの孔16及び15にロケートピン5を挿通
して車体パネル4とプレート12との位置決めを行う方法
を採用し、又、車体パネル4とドアヒンジ2,3との位置
決めもロケートピン5を用いて行っているため、位置決
め作業の能率性に劣ると共に、ロケートピン5等の部材
が必要となり部品点数の増加を招く、という問題があ
る。
この発明の目的は、位置決め作業の能率向上および部
品点数の低減を図ることが可能な板状部材組み付け方法
を提供することである。
(課題を解決するための手段) この発明は、上記目的を達成するために、第1の板状
部材と第2の板状部材とを互いに組み付ける際に、大径
部と小径部とを有し、内部には大径部と小径部とを貫通
する雌ネジ部が設けられ、前記小径部の軸方向長さが前
記第1の板状部材の板厚よりも大きく且つ前記第1・第
2の板状部材のそれぞれの板厚を加え合わせた値よりも
小さく形成されたナットを用意する一方、前記第1の板
状部材には前記ナットの小径部と略同径の第1基準孔
を、前記第2の板状部材には前記ナットの小径部と略同
径の第2基準孔をそれぞれ形成して、前記ナットの小径
部を前記第1基準孔に嵌入し、該小径部の先端部側を該
第1基準孔より突出させた状態で、前記大径部を該第1
の板状部材に固着し、しかる後、前記小径部の突出部分
を前記第2基準孔に嵌入するとともに、該第2基準孔に
反対側からボルトを挿通して前記雌ネジ部に螺合させ、
更に該ボルトを締め付けることを特徴としている。
〔作用〕
上記構成によれば、ナットの小径部と第1の板状部材
の第1基準孔とが略同径に設定されているため、小径部
を第1基準孔に嵌入することで、ナットが第1の板状部
材に正確に位置決めされる。
しかる後、小径部の突出部分を第2の板上部材の第2
基準孔に嵌入すると、第2基準孔も小径部と略同径に設
定されていることから、第1の板状部材がダイレクトに
第2の板状部材に対して位置決めされることとなる。
したがって、第1・第2の板状部材の位置決め作業が
容易に行われるとともに、従来のようなロケートピン等
が必要ないため部品点数の削減が図られる。
(実施例) 以下、この発明を実施例に基づいて説明する。
第1図(a)及び(b)ないし第3図はこの発明の一
実施例を示す図である。
図中符号45は自動車用ドアで、このドア45には、上側
に従来のものと異なるドアヒンジ38が、下側には従来と
同様なドアヒンジ3が設けられている。このドアヒンジ
3はこの実施例の説明の為の図面には記載していない
が、従来例の第4図に示すものと同様である。一方、上
側のドアヒンジ38には、従来と異なり、2つの孔47,48
が穿設されている。
また、この自動車用ドア45の取付けには、従来と同様
なウエルドナット41と、この発明の一構成要素であるウ
エルドナット31が用いられる。
このウエルドナット31は、従来のロケートピン5の機
能をも果たし、第1図(a)に示すように、プレート32
(プレート32は第1の板状部材を構成している)に形成
された第1基準孔33より大径の大径部34と、第1基準孔
33と同径の小径部35とを有している。この小径部35の大
径部34からの突出長は、第1図(b)に示すように、プ
レート32、車体パネル37とドアヒンジ38(車体パネル37
とドアヒンジ38は第2の板状部材を構成している)を重
ねた厚さに略等くし設定されており、その内側にはウエ
ルドナット31の中心軸上で貫通するボルト36螺入用の雌
ネジ部39が形成されている。
かかるウエルドナット31等を用いて自動車用ドア45を
車体パネル37に取り付ける。
すなわち、ボディサイド工程で、第1図(a)に示す
ように、ウエルドナット31の小径部35を、プレート32の
第1基準孔33に嵌入した後、大径部34をプレート32に溶
接する。また、ウエルドナット41も従来と同様にガイド
部44をプレート32の孔41に嵌合させ、プレート32に溶接
する。なお、このガイド部44は、プレート32の孔42から
突出はしていない。
次に、第1図(b)に示すように、このウエルドナッ
ト31が位置決め固定されたプレート32を車体パネル37に
近付け、プレート32から突出している小径部35をこの小
径部35と同径に設定されている第2基準孔40の嵌入す
る。これで、ウエルドナット31が第2基準孔40上、即
ち、車体パネル37の所要位置に位置決めされる。
この結果、ウエルドナット31はボルト36に対するナッ
トとしての機能だけでなく、ウエルドナット31自身を車
体パネル37に位置決めするためのロケートピンとしての
機能をも併有することとなる。
そして、この状態から、ウエルドナット31を基準に、
第3図に示すように、ウエルドナット41が嵌め込まれて
いるプレート32の孔42を車体パネル37の孔43に一致さ
せ、プレート32を車体パネル37に溶接することで、ウエ
ルドナット31,41が車体パネル37に位置決め固定され
る。
このようにしてプレート32等が組み付けられたボディ
サイド,フロア,ルーフ等がメインボディ工程で組み立
てられる。
次に、メタルライン工程において、メインボディ工程
で組み立てられた車体に自動車用ドア45を組み付ける。
すなわち、第1図(b),第2図及び第3図に示すよ
うに、ドアヒンジ38の孔47(孔47も第2基準孔を構成し
ている)に車体パネル37から突出している小径部35を嵌
め込んで、この小径部35を中心に、自動車用ドア45を多
少動かし、ドア周りの隙間を調整しつつ、ボルト36,49
をウエルドナット31,41に螺入してドアヒンジ38,3をボ
ルト締めすることで、自動車用ドア45が車体パネル37に
位置決め固定される。なお、ボルト49と孔43,48との間
には第3図に示すように遊びがあり、ドアヒンジ38の位
置調整が可能となっている。
この自動車用ドア45は塗装工程が終了し、艤装ライン
入口にて取り外され、艤装が終わると再度取り付けられ
るが、この時、ウエルドナット31がロケートピンの役割
を果たすため、組立精度は保証されると共に、取付け作
業性がよい。
このように、ウエルドナット31の小径部35を車体パネ
ル37の第2基準孔40,ドアヒンジ38の基準の孔47に挿入
することで、車体パネル37に対し、プレート32及びドア
ヒンジ38の位置決めが達成されるため、従来例の如くロ
ケートピン5を使用する必要がなく、位置決め作業の能
率向上を図ることができると共に、部品点数の削減が図
られることととなる。
なお、上記実施例では、車体パネル37にプレート32を
位置決めする方法について、この発明を適用したが、こ
れが限らず、他のパネルでも良いことは勿論である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、小径部の軸方
向長さが第1の板状部材の板厚よりも大きく且つ、第1
・第2の板状部材のそれぞれの板厚を加え合わせた値よ
りも小さく形成されたナットを用いているので、そのナ
ットを第1の板状部材の第1基準孔に嵌入させたとき
は、ナットの小径部が第1の板状部材より突出して、第
1の板状部材の第2の板状部材への位置決め作業を能率
良く行うことができるとともに、ナットの小径部を第2
の板部材の第2基準孔に嵌入させたときは、ナットの小
径部先端が第2の板状部材より突出することはなく、当
該ナットの対するボルトの締結を確実に行うことができ
る。
また、板状部材の位置決めを行う際のロケートピンが
不要であるから、部品点数の削減を図ることも可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)及び(b)ないし第3図はこの発明の一実
施例に係るパネル位置決め方法を示す図で、第1図
(a)はプレートへのウエルドナットの位置決め状態を
示す断面図、第1図(b)は車体パネルへのウエルドナ
ットの位置決め状態を示す断面図、第2図はドアヒンジ
を取付けた状態を示す断面図、第3図はドアヒンジの位
置決め状態を示す断面図である。 第4図ないし第6図(b)は従来例のパネル位置決め方
法を示す図で、第4図は自動車用ドアの外観図、第5図
はドアヒンジの位置決め固定状態を示す第2図に相当す
る図、第6図(a)はプレートを車体パネルに位置決め
する状態を示す分解した断面図、第6図(b)はプレー
トが固定された車体パネルにドアヒンジを取り付ける状
態を示す分解した断面図である。 31…ウエルドナット 32…プレート(第1の板状部材) 33…第1基準孔 34…大径部 35…小径部 37…車体パネル(第2の板状部材) 38…ドアヒンジ(第2の板状部材) 39…雌ネジ部 40…第2基準孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の板状部材と第2の板状部材とを互い
    に組み付ける際に、 大径部と小径部とを有し、内部には大径部と小径部とを
    貫通する雌ネジ部が設けられ、前記小径部の軸方向長さ
    が前記第1の板状部材の板厚よりも大きく且つ前記第1
    ・第2の板状部材のそれぞれの板厚を加え合わせた値よ
    りも小さく形成されたナットを用意する一方、 前記第1の板状部材には前記ナットの小径部と略同径の
    第1基準孔を、前記第2の板状部材には前記ナットの小
    径部と略同径の第2基準孔をそれぞれ形成して、 前記ナットの小径部を前記第1基準孔に嵌入し、該小径
    部の先端部側を該第1基準孔より突出させた状態で、前
    記大径部を該第1の板状部材に固着し、 しかる後、前記小径部の突出部分を前記第2基準孔に嵌
    入するとともに、該第2基準孔に反対側からボルトを挿
    通して前記雌ネジ部に螺合させ、更に該ボルトを締め付
    けることを特徴とする板状部材組み付け方法。
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