JPH0615476Y2 - 発電機 - Google Patents

発電機

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JPH0615476Y2
JPH0615476Y2 JP1987104074U JP10407487U JPH0615476Y2 JP H0615476 Y2 JPH0615476 Y2 JP H0615476Y2 JP 1987104074 U JP1987104074 U JP 1987104074U JP 10407487 U JP10407487 U JP 10407487U JP H0615476 Y2 JPH0615476 Y2 JP H0615476Y2
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JP
Japan
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stator
cover
rear cover
support ring
fitted
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP1987104074U
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English (en)
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JPS649435U (ja
Inventor
秀介 酒巻
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ステータをサポートリングを介して本体カバ
ーに挟着固定させる発電機に関する。
[従来の技術] 一般に、この種の発電機では、第6図(断面図)に示す
ように、エンジン(E/G)などに連動して回転する回転
軸1に軸着されているロータ2の外周に対設するステー
タ3が、上記ロータ2、ステータ3、および、上記回転
軸1に軸着された冷却ファン4などを覆う本体カバー5
のフロントカバー5aと、リヤカバー5bとの間に挟着
され、且つ、その外周がステータカバー6に覆われて、
複数のカバーボルト7により上記両カバー5a,5b間
に挟着固定されているものが多く、例えば実開昭53−
132508号公報に開示されている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、この従来の発電機には以下に列記する問題点が
ある。
(1)ステータ3を挟着するカバーボルト7が長く、こ
の各ボルト7の締結力が不均一で、上記ステータ3を確
実に支持することが困難である。
その結果、上記ロータ2の軸心に対し上記ステータ3の
軸心が傾倒、あるいは、芯ずれしやすく、発電能力の低
下を招く。
(2)フロントカバー5a、リヤカバー5b、ステータ
3を共締めするカバーボルト7が、上記両カバー5a,
5bに各々穿設されたボルト孔5c、および、ねじ孔5
dの遊び分、捩れやすく、上記両カバー5a,5bに周
方向の位置ずれが生じやすい。
その結果、上記本体カバー5を支持するラバーマウント
8の取付面5eの平面度が出し難く、組付けの際に不具
合を生じるばかりでなく、運動時の防振性に問題が生じ
る。
(3)上記両カバー5a,5bの端面と、ステータカバ
ー6との間の防水性を充分に確保することが困難で、絶
縁不良、塵埃などの侵入付着による冷却不足を起因す
る。
(4)また、例えば実開昭60−65389号公報で
は、本体カバー内にステータの一端面をすきま嵌めし、
また、このステータの上記本体カバーから突出した他端
面を押え板を介し、ボルトにて固定する技術が開示され
ているが、このステータの他端面が押え板にて軸方向へ
押圧されているだけであるため、ロータの軸心とステー
タの軸心との間にずれが生じやすい。
[考案の目的] 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、ステータ
を本体カバーに確実に支持することができて、ロータの
軸心に対するステータの軸心の傾倒あるいは芯ずれが防
止され、発電能力の向上が図れるとともに、組付け性が
向上し、且つ、運転時の防振性が保証され、そのうえ、
防水性が高く、絶縁不良、塵埃などの侵入付着による冷
却不足を有効に回避することのできる発電機を提供する
ことを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案による発電機は、回転軸に軸着したロータの外周
に対設するステータを本体カバー側に支持した発電機に
おいて、前記本体カバーをフロントカバーとリヤカバー
とに分割し、前記ステータの後端部を上記リヤカバーに
形成した段部に嵌合支持し、一方上記ステータの前端部
をこの前端部に自己のばね性により巻回したサポートリ
ングを介して前記リヤカバーの開口側の内壁面に嵌着し
たことを特徴とする。
[作用] 本考案の発電機では、まず、ステータの前端部にサポー
トリングを自己のばね性により巻回して装着する。そし
て、このステータの後端部をカバー本体のリヤカバー側
に形成した段部に嵌合させて支持する。又、このステー
タの前端部を上記リヤカバーの開口側の内壁面に上記サ
ポートリングを介して嵌着する。
すると、上記ステータの後端部が上記ステータに対して
同芯上に支持され、一方、このステータの前端部は上記
サポートリングを介して上記リヤカバーの開口側内壁面
に弾性的に押圧支持されるため、上記リヤカバーを基準
としてステータの軸心とロータの軸心とが位置合わせさ
れる。
[考案の実施例] 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図〜第5図は本考案の一実施例であり、第1図は発
電機の縦断面図、第2図は第3図のII-II断面図、第3
図は第1図のフロントカバーを外した正面図、第4図は
サポートリングの平面図、第5図は第4図のV−V断面
図である。
図中の符号11は本体カバーで、リヤカバー12とフロ
ントカバー13とで構成されている。
このリヤカバー12の接合面12aの内径側に突条12
bが環設されている。また、上記フロントカバー13の
上記接合面12aに接合する接合面13aには、上記突
条12bに嵌合する段部13bが環設されている。さら
に、上記両カバー12,13の両接合面12a,13a
がカバーボルト14を介して緊密に締結されている。
また、上記リヤカバー12の中途内壁面に形成された段
部12dに、ステータ3の後端部3aが嵌合されてい
る。このステータ3の外周には、複数のU字溝3cが等
間隔に形成されており、そのU字溝3cに挿通されたボ
ルト21のボルト頭部21aがステータ3の前端部3b
に掛止され、また、このボルト21の先端ねじ部が上記
リヤカバー12の後部中途に螺入されており、このボル
ト21により上記ステータ3が上記リヤカバー12に押
圧固定され、且つ、回り止めされている。
さらに、上記ステータ3の前端部3bの外周と、上記リ
ヤカバー12の開口側の内壁面12eとの間に、ばね性
を有するサポートリング15が介装されている。
第4図に二点鎖線で示すように、自由状態の上記サポー
トリング15は狭小状態にあり、組付け時、上記ステー
タ3の外周に自己のばね性により嵌着される。また、第
5図に示すように、このサポートリング15は断面湾曲
状に形成されており、この湾曲部15aが上記リヤカバ
ー12の内壁面12eに圧接され、その反力で、上記ス
テータ3の前端部3bが支持固定されるとともに、この
ステータ3のU字溝3cに挿通されている上記ボルト2
1の径方向の移動を規制する。また、このサポートリン
グ15の一端が上記ボルト21のボルト頭部21aに掛
止されて抜け止めされている。
また、符号16はエンジンであり、このエンジン16の
クランクケース16aから突出されたクランクシャフト
などの回転軸16bが、上記フロントカバー13に挿通
され、その先端に、上記本体カバー11に内設された回
転軸17の一端が嵌入されている。さらに、上記回転軸
17の他端が、上記リヤカバー12の後部にリブ12f
を介して形成されたハブ12gにベアリング19を介し
て支承され、ボルト22により上記回転軸16bに連結
固定されている。
また、上記回転軸17には、上記ステータ3に対設し
て、このステータ3内を回転するロータ2と、冷却ファ
ン20とが軸着されている。
なお、符号23はラバーマウントであり、上記リヤカバ
ー12の底部に形成された取付面12hと、図示しない
フレームとの間に介装されている。
次に、上記構成による実施例の組立てについて説明す
る。
まず、ステータ3の前端部3bの外周に、自由状態で
は、第5図に二点鎖線で示すような狭小状態にあるサポ
ートリング15を自己の反発力に抗して嵌着させる。
次いで、上記ステータ3をリヤカバー12に挿入する。
すると、このステータ3の後端部3aが上記リヤカバー
12の中途内壁面に形成された段部12dに嵌合され、
また、上記ステータ3の前端部3bの外周に嵌着されて
いる上記サポートリング15の湾曲部15aが上記リヤ
カバー12の開口側の内壁面12eに嵌入される。
上記段部12dの幅は、約5〜10mm程度と短く、嵌合
の際に、上記ステータ3の後端部3aの外周がかじりな
どによる損傷を受けることはない。
また、上記サポートリング15は、自己変形し、そのと
きの反発力により、上記内壁面12eと上記ステータ3
の前端部3bの外周との間を押圧し、この前端部3bを
支持する。
その結果、このステータ3は上記リヤカバー12の段部
12dと上記サポートリング15とにより両端支持され
る。
そして、上記ステータ3の外周に形成されているU字溝
3cにボルト21を挿通し、ボルト21の先端ねじ部を
上記リヤカバー12に螺着し、そのボルト21のボルト
頭部21aにて上記ステータ3を上記リヤカバー12の
後部方向へ押圧し、このステータ3を上記リヤカバー1
2に固定する。
同時に、このボルト頭部21aが上記サポートリング1
5の一側端を掛止し、このサポートリング15を抜け止
めする。また、上記ボルト21は、このサポートリング
15により径方向への移動が規制され、抜け止めされて
いる。
なお、上記サポートリング15は、自己の反発力によ
り、上記内壁面12eとステータ3の前端部3b間に嵌
着されているので、簡単に移動することはなく、上記サ
ポートリング15の他側端は何等掛止する必要はない。
次いで、上記リヤカバー12の接合面12aに、フロン
トカバー13の接合面13aを接合する。すると、上記
接合面12aの内径側に形成された突条12bが上記フ
ロントカバー13の内径側に形成された段部13bに嵌
合され、この両カバー12,13の軸心が合せられる。
上記フロントカバー13はエンジン16のクランクケー
ス16aに予め固定されており、このエンジン16の回
転軸16bに、ロータ2、冷却ファン20を軸装する回
転軸17の一端が連結されている。
上記リヤカバー12を上記フロントカバー13に接合さ
せると上記ロータ2が上記ステータ3の内周に微小間隙
を開けて対設されるとともに、この回転軸17の他端
が、上記リヤカバー12にベアリング19を介して支承
される。
そして、上記両接合面12a,13aを複数のカバーボ
ルト14により、一定間隔ごとに連結して、組立てを完
了する。
上記両カバー12,13の接合面12a,13aがカバ
ーボルト14により強固に接合されるので、防水性が保
証され、雨水などの侵入による絶縁不良、塵埃などの侵
入付着による冷却不足が有効に回避される。
また、上記カバーボルト14に捩れなどが生じ難く、上
記両カバー12,13の互いの位置が正確に合せられ
る。
よって、例えば上記リヤカバー12の底部に形成された
取付面12hが、図示しないフレームに取付けられたラ
バーマウント23に対し正確な角度で載置することがで
き、組立てが容易になる。
また、上記ステータ3の前端部3bがサポートリング1
5を介して上記リヤカバー12の内壁面12eに支持さ
れているので、上記リヤカバー12の段部12dに嵌合
されている上記ステータ3の後端部3aの軸心に対する
上記前端部3b側の芯ずれが矯正される。その結果、上
記ロータ2の軸心に対するステータ3の軸心の傾倒ある
いは芯ずれが防止されて、上記ロータ2、ステータ3の
接触による焼付きなどが有効に回避されるとともに、発
電能力の向上が図れる。
また、上記ステータ3の前端部3bがサポートリング1
5を介して支持されているので、保持力に優れ、運転中
の振動による影響が大幅に低減される。
なお、本考案は上記実施例に限るものではなく、例え
ば、ステータの両端部にサポートリングを介装して支持
するようにしてもよい。また、サポートリングの板厚、
幅、たわみ量などは、ステータの径、重量により、自由
に選定することができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、本体カバーをフロ
ントカバーとリヤカバーとに分割し、ステータの後端部
を上記リヤカバーに形成した段部に嵌合支持し、一方上
記ステータの前端部を前記リヤカバーの開口側の内壁面
に対しサポートリングを介して支持したので、ステータ
を本体カバーに確実に支持することができ、ロータの軸
心に対するステータの軸心の傾倒あるいは芯ずれが防止
されて、発電能力の向上が図れるとともに、組付け性が
大幅に向上し、且つ、運転時の防振性が保証され、その
うえ、防水性が高く、絶縁不良、塵埃などの侵入付着に
よる冷却不足を有効に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例であり、第1図は発
電機の縦断面図、第2図は第3図のII-II断面図、第3
図は第1図のフロントカバーを外した正面図、第4図は
サポートリングの平面図、第5図は第4図のV−V断面
図、第6図は従来の発電器の縦断面図である。 2…ロータ、3…ステータ,3a…後端部、3b…前端
部、11…本体カバー、12…リヤカバー、12d…段
部、12e…内壁面、13…フロントカバー、15…サ
ポートリング、17…回転軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に軸着したロータの外周に対設する
    ステータを本体カバー側に支持した発電機において、 前記本体カバーをフロントカバーとリヤカバーとに分割
    し、 前記ステータの後端部を上記リヤカバーに形成した段部
    に嵌合支持し、 一方上記ステータの前端部をこの前端部に自己のばね性
    により巻回したサポートリングを介して前記リヤカバー
    の開口側の内壁面に嵌着したことを特徴とする発電機。
JP1987104074U 1987-07-06 1987-07-06 発電機 Expired - Lifetime JPH0615476Y2 (ja)

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JP1987104074U JPH0615476Y2 (ja) 1987-07-06 1987-07-06 発電機

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JP1987104074U JPH0615476Y2 (ja) 1987-07-06 1987-07-06 発電機

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Publication Number Publication Date
JPS649435U JPS649435U (ja) 1989-01-19
JPH0615476Y2 true JPH0615476Y2 (ja) 1994-04-20

Family

ID=31335469

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JP1987104074U Expired - Lifetime JPH0615476Y2 (ja) 1987-07-06 1987-07-06 発電機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1988621B1 (en) * 2006-02-23 2020-03-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Securing structure of stator and electric vehicle

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JPS649435U (ja) 1989-01-19

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