JP5840151B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

この発明は、回転電機、特にそのステータの保持構造に関するものである。
自動車等の車輌に搭載される回転電機のうち、例えばハイブリッド自動車(H−EV)用モータやH−EV用発電機等のステータコアの軸方向長さが比較的短いタイプの回転電機に於いて、ステータは、ステータコアと、ステータコアの外周面部に装着されたリング部材とを備えている。そして、そのリング部材は、ステータコアの外周面部に焼嵌め又は圧入により装着されてステータコアを締結する円筒部と、リング部材を回転電機のハウジングに固定するフランジ部とを有する。
特許文献1に記載された従来の回転電機は、ハウジングの開口部側に、リング部材の軸方向の一方の端部側に設けられたフランジ部を固定し、ハウジングの底部側に、リング部材の軸方向の他方の端部側を嵌合させるように構成されている。リング部材の軸方向の他方の端部側を嵌合させるハウジングの底部側の内径は、リング部材の開口部側の内径より小さく形成されている。
又、特許文献2に記載された従来の回転電機は、リング部材の軸方向の一方の端部側にフランジ部を有し、軸方向の他方の端部側にスカート領域部を備えている。このリング部材のスカート領域部の外径は、リング部材のステータコアを締結する領域の外径より大きく形成されている。リング部材のフランジ部はハウジングの開口部に固定され、リング部材のスカート領域部はハウジングの底面側の内周面に接するように配置される。
特許文献3に記載された従来の回転電機は、リング部材のフランジ部がハウジングの軸方向に螺合される複数のボルトによりハウジングに固定され、ノックパイプやノックピンによりハウジングとリング部材の位置決めを行なうように構成されている。
更に、例えば電気自動車(EV)用モータのように、ステータコアの軸方向長さが比較的長いタイプの回転電機に於いては、特許文献4に記載されているように、ステータコアはハウジングに焼嵌め若しくは圧入により固定されるように構成されている。
国際公開第WO2011/080817A1号公報 国際公開第WO2011/101960A1号公報 特許第4115961号公報 特開2009−213209号公報
特許文献1に記載された従来の回転電機は、フランジ部を有する円筒部の軸方向の一方の端部側の外周面部とハウジングの内周面部との間のクリアランスよりも、円筒部の軸方向の他方の端部側の外周面部とハウジングの内周面部との間のクリアランスの方が小さく設定されている。そして、このクリアランスの小さい側の円筒部の軸方向の他方の端部側が、ハウジングに対する円筒部の半径方向の位置、つまりステータコアの半径方向の位置を定めるための位置決め部となるように構成されている。
しかしながら、リング部材の円筒部に於ける軸方向の他方の端部側は、フランジ部を有する軸方向の一方の端部側よりも剛性が低いため、ステータコアをリング部材に圧入又は焼嵌めする際にリング部材に変形が生じ易く、且つ、リング部材を加工する際に加工精度が低下し易いため、リング部材とハウジングの径方向の位置ずれが生じ易い。リング部材とハウジングの径方向の位置ずれが発生すると、ハウジングに対するステータコアの軸心がずれるため、モータ特性の低下、例えば騒音発生やトルク特性の低下等、が生じ易いという課題があった。
又、先行技術文献2に記載された従来の回転電機は、リング部材の円筒部の軸方向の他方の端部側にスカート領域部を設けることで、剛性を高くし、ステータコアをリング部材に圧入又は焼き嵌めする際の変形を抑制できるが、フランジ部を設けた軸方向の一方の端部側に比べて軸方向の他方の端部側は加工する際の加工精度が低下し易いため、リング部材とハウジングの径方向の位置ずれが生じ易く、ハウジングに対するステータの軸心がずれ、モータ特性の低下、例えば騒音発生やトルク特性の低下等、が生じ易いという課題があった。
更に、先行技術文献3に記載された従来の回転電機は、ハウジングに於けるノックパイプやノックピン挿入用の穴とリング部材を収容する部分とは軸心が異なるため、ハウジングの加工時の位置精度が悪く、又、リング部材に於けるノックパイプやノックピン挿入用の穴とステータコアを圧入又は焼嵌めする円筒部の軸心が異なるため、リング部材の加工時の位置精度が悪い。そのため、リング部材とハウジングの径方向の位置ずれが生じ易く、ハウジングに対するステータの軸心がずれ、モータ特性の低下、例えば騒音発生やトルク特性の低下等、が生じ易いという課題があった。
又、先行技術文献4に記載された従来の回転電機は、リング部材を用いず、直接フレームにステータコアを圧入又は焼嵌めするため、リング部材の変形や加工精度によるステータとハウジングの径方向の位置ずれは発生しないが、リング部材は薄板により構成された部品であるものの、ハウジングは、冷却通路や、フロントハウジングを締結するための雌ネジ等を有し、ハウジングの体積、重量が大幅に大きくなるため、ハウジングの圧入又は焼嵌め用の設備が大掛かりになるという課題があった。
この発明は、従来の回転電機に於ける前述の様な課題を解決するためになされたもので、ステータコアとハウジングの径方向の位置を精度良く定めることができ、モータ特性の劣化を防止できる回転電機を提供することを目的とするものである。
この発明による回転電機は、
環状に形成されたステータコアと、回転自在に支持され前記ステータコアの内側空間内に挿入されたロータと、内部に前記ステータコアと前記ロータを収容する第1のハウジングと、前記第1のハウジングの軸方向の一方の端部に対向して設けられた第2のハウジングと、前記ステータコアの外周面部に装着されたリング部材とを備えた回転電機であって、
前記リング部材は、前記ステータコアの前記外周面部を包囲する円筒部と、前記円筒部の軸方向の一方の端部に設けられたフランジ部とを有し、
前記リング部材の円筒部は、前記軸方向の一方の端部に対応する側で且つ前記フランジ部の近傍に設けられた嵌合用外周面部が、前記第1のハウジングの前記軸方向の一方の端部に対応する側に設けられた嵌合用内周面部に嵌合するように構成され、前記嵌合用外周面部以外の外周面部の全体が、前記第1のハウジングの前記嵌合用内周面部以外の内周面部に対して前記ステータコアの径方向に離間して配置され、
前記円筒部の前記嵌合用外周面部と前記第1のハウジングの前記嵌合用内周面部との間のクリアランス値は、前記円筒部の前記嵌合用外周面部以外の外周面部と前記第1のハウジングの前記嵌合用内周面部以外の内周面部との間のクリアランス値よりも小さく設定され、
前記第1のハウジングに対する前記ステータコアの径方向の位置は、前記円筒部の前記嵌合用外周面部が前記第1のハウジングの前記嵌合用内周面部に嵌合されることにより定められる、
ことを特徴とするものである。
本願発明に於いて、「前記リング部材の円筒部は、前記軸方向の一方の端部に対応する側に設けられた嵌合用外周面部が、前記第1のハウジングの前記軸方向の一方の端部に対応する側に設けられた嵌合用内周面部に嵌合するように構成され、」とは、前記円筒部の前記嵌合用外周面部がクリアランス値を「0」として前記第1のハウジングの前記嵌合用内周面部に嵌合されるように構成される場合と、前記円筒部の前記嵌合用外周面部がクリアランス値を「0」より大きい値で前記第1のハウジングの前記嵌合用内周面部に嵌合されるように構成される場合との双方を含む。
この発明による回転電機によれば、リング部材は、ステータコアの外周面部を包囲する円筒部と、前記円筒部の軸方向の一方の端部に設けられたフランジ部とを有し、前記リング部材の円筒部は、前記軸方向の一方の端部に対応する側で且つ前記フランジ部の近傍に設けられた嵌合用外周面部が、前記第1のハウジングの前記軸方向の一方の端部に対応する側に設けられた嵌合用内周面部に嵌合するように構成され、前記嵌合用外周面部以外の外周面部の全体が、前記第1のハウジングの前記嵌合用内周面部以外の内周面部に対して前記ステータコアの径方向に離間して配置され、前記円筒部の前記嵌合用外周面部と前記第1のハウジングの前記嵌合用内周面部との間のクリアランス値は、前記円筒部の前記嵌合用外周面部以外の外周面部と前記第1のハウジングの前記嵌合用内周面部以外の内周面部との間のクリアランス値よりも小さく設定され、前記第1のハウジングに対する前記ステータコアの径方向の位置は、前記円筒部の前記嵌合用外周面部が前記第1のハウジングの前記嵌合用内周面部に嵌合されることにより定められるように構成されているので、リング部材の嵌合用外周面部はフランジの近傍に存在することで剛性が高く、従ってその加工精度が高く、第1のハウジングの嵌合用内周面部への圧入時の変形が少なくなり、ステータコアとハウジングの径方向の位置を精度良く定めることができ、モータ特性の劣化を防止できる回転電機を提供することができる。
この発明の実施の形態1による回転電機の断面図である。 この発明の実施の形態1による回転電機に於けるステータの断面図である。 この発明の実施の形態2による回転電機の断面図である。 この発明の実施の形態2による回転電機に於けるステータの断面図である。 この発明の実施の形態3による回転電機の断面図である。 この発明の実施の形態4による回転電機の断面図である。 この発明の実施の形態2による回転電機の構成及び組立工程を示す説明図である。 この発明の実施の形態5による回転電機の構成及び組立工程を示す説明図である。 この発明の実施の形態6による回転電機の断面図である。 この発明の実施の形態7による回転電機の断面図である。
以下、この発明による回転電機について説明する。尚、以下述べる各実施の形態では、同一または相当する部分については同一の参照符号を付して説明する。
実施の形態1.
以下述べるこの発明の実施の形態1による回転電機は、例えばハイブリッド自動車(H−EV)用モータやH−EV用発電機等のステータコアの軸方向長さが比較的短いタイプの回転電機の場合を示しているが、この発明はその他の回転電機にも適用可能である。図1は、この発明の実施の形態1による回転電機の断面図であり、(a)は回転電機全体の断面図、(b)はその一部分の拡大断面図である。図2は、この発明の実施の形態1による回転電機に於けるステータの断面図である。
図1及び図2に於いて、ステータ1は、環状に構成されたステータコア03と、ステータコア03のスロット(図示せず)に装着されたステータコイル13と、軸方向の長さがLcであるステータコア03の外周面部に装着されたリング部材04とを備えている。ステータコア03は、複数に分割されたコアが円環状に配置され、リング部材04により締結される。リング部材04は、ステータコア03の外周面部に焼嵌め若しくは圧入等により装着される。夫々の分割コアは、多数の電磁鋼板を積層することで形成されている。
リング部材04は、ステータコア03と一体に固定された円筒部04aと、円筒部04aの軸方向の一方の端部に形成されたフランジ部04bとから構成されている。円筒部04aの軸方向の一方の端部04cに対応する側の外周面部の一部は、後述する第1のハウジング02の嵌合用内周面部02aに嵌合する嵌合用外周面部04c1を構成する。
円筒状に構成された第1のハウジング02は、軸方向の一方の端部側が開口し、軸方向の他方の端部は底部21により閉塞されている。図1の(b)に示すように、第1のハウジング02の軸方向の一方の端部側の径方向の肉厚寸法t1は、軸方向の他方の端部側の径方向の肉厚寸法t2に比べて大きく設定されている。第1のハウジング02の軸方向の一方の端部に対応する側には嵌合用内周面部02aが設けられている。この嵌合用内周面部02aは、第1のハウジング02の他の内周面部から径方向の内側に突出した環状段部02a1の内周面により形成されている。
ステータコア03とステータコイル13とリング部材04とが一体に固定されて構成されたステータ01は、第1のハウジング02の内側空間部内に収納されている。ステータ01のリング部材04の嵌合用外周面部04c1は、第1のハウジング02の嵌合用内周面部02aに嵌合されている。第1のハウジング02に対するステータ01の径方向の位置は、前述の円筒部04aの嵌合用外周面部04c1が第1のハウジング02の嵌合用内周面部02aに嵌合されることにより定められる。つまり、嵌合用外周面部04c1が嵌合用内周面部02aに嵌合されることにより、ステータ01の軸心が第1のハウジング02の軸線に一致するように、ステータ01は第1のハウジング02に対して径方向に位置決めされる。
円筒部04の嵌合用外周面部04c1と第1のフランジ02の嵌合用内周面部02aとの嵌合は、圧入若しくは焼き嵌めによる嵌合、即ち、クリアランス値を「0」として嵌合される場合と、クリアランス値を「0」より大きい所定のクリアランス値として嵌合される場合の何れでもよい。それらの何れの場合であっても、そのクリアランス値は、円筒部04の嵌合用外周面部04c1以外の外周面部と第1のハウジング02の嵌合用内周面部02a以外の内周面部との間のクリアランス値よりも小さく設定されている。換言すれば、円筒部04の軸方向の他方の端部04d側の外周面部と第1のハウジング02の軸方向の他方の端部の近傍の内周面部との間のクリアランス値は、円筒部04の嵌合用外周面部04c1と第1のフランジ02の嵌合用内周面部02aと間のクリアランス値よりも大きく設定されている。
リング部材04のフランジ部04bは、第1のハウジング02の軸方向の一方の端部の開口部の周縁に形成された凹部内に嵌合されている。尚、この凹部は形成されていなくてもよい。複数個のボルト11により第1のハウジング02の軸方向の一方の端部に固定されている。尚、ボルト11は、リベット等の他の構成部材に置き換えられても良い。
フロントハウジングとしての第2のハウジング06は、第1のハウジング02の軸方向の一方の端部に配置され、複数のボルト16(図1には1本のボルトのみが図示されている)により第1のハウジングに固定されている。第1のハウジング02と第2のハウジング06とをボルト16により締結する際、第1のハウジング02に対する第2のハウジング06の周方向の位置は、第1のハウジング02の軸方向の一方の端部に2か所(図1には1か所のみ図示されている)形成された位置決め用の穴02cと、第2のハウジング06に2か所(図1には1か所のみ図示されている)設けられた位置決め用の貫通孔06aに、2本の位置決めピン10(図1には1か所のみ図示されている)を各1本ずつ挿入することにより定められる。そして、前述したように、シャフト08の軸線が第1のハウジング02の軸線を一致するようにして、第1のハウジング02に第2のハウジング06がボルト16の締結により固定される。
フロントベアリング07は、第2のハウジング06の中央部に固定され、リアベアリング08は、第1のハウジング02の底部21の中央部に固定されている。シャフト08は、フロントベアリング07とリアベアリング08により回転自在に支持されている。シャフト08に固定されたロータ09は、ステータコア03の内側空間内に挿入されている。ロータ09は、円板状の多数の電磁鋼板を軸方向に積層して構成されたロータコアと、ロータコアに埋設されたマグネットを有する。
以上のように構成されるこの発明の実施の形態1による回転電機の組み立ては、先ず、第1の工程として、第1のハウジング02の内側空間内に、ステータコア03とステータコイル13とリング部材04とを一体に固定して構成したステータ01を収納し、次に、前述のようにしてリング部材04のフランジ部04bを第1のハウジング02の軸方向の一方の端部にボルト11により固定する。
次に、第2の工程として、ロータ09を固定したシャフト08の軸方向の一方の端部の近傍にフロントベアリング07及びフロントハウジング06を装着すると共に、シャフト08の軸方向の他方の端部にリアベアリング12を装着する。尚、第1の工程と第2の工程の時間的順序は問わない。
第3の工程として、第2の工程により一体に組み立てられたロータ09とシャフト08とフロントベアリング07とフロントハウジング06とリアベアリング12とを、第1の工程により一体に組み立てられている第1のハウジング02とステータ01に組み込み、これ等をボルト16により一体に固定する。この第3の工程に於いて、ロータ09は、図1に於ける軸方向左側から、リアベアリング12及びシャフト08と共にステータコア03の内部空間内に挿入される。そして、最終的には、リアベアリング12が第1のハウジング02の底部21の中央部に形成されたベアリング受けに嵌合されることで、第3の工程は完了する。
以上述べたこの発明の実施の形態1による回転電機によれば、リング部材04の円筒部04aは、フランジ部04bが設けられている軸方向の一方の端部04c側4の方が、軸方向の他方の端部04d側よりも剛性が高いため、ステータコア03を円筒部04aの内側に圧入又は焼き嵌めする際の変形が小さく、又、リング部材04を加工する際の加工精度が良くなる。
又、ステータコア03をリング部材04の円筒部04aに圧入又は焼き嵌めした後に於いて、円筒部04aのフランジ部04b側、つまり軸方向の一方の端部側04cの内径は、ステータコア03の外周面に接触しない部分であり、圧入や焼き嵌めによる変形が小さい。従って、円筒部04aの軸方向に一方の端部側04cの外周面部に設けられた嵌合用外周面部04c1を、第1のハウジング02の嵌合用内周面部02aに嵌合させることで、ステータ01と第1のハウジング02の径方向の位置決めを精度良く行うことができる。尚、このことはステータコア03の軸方向の長さが比較的短いタイプの回転電機に限られるものではない。
又、従来の回転電機では、第1のハウジング02の底部21側で、第1のハウジング02とリング部材04が嵌合するように構成されているため、ステータ01の組み立ての際、第1のハウジング02とステータ01の中心軸を合わせたままステータ01を第1のハウジング02の底部21まで挿入する必要があり、組立て性が悪いという課題があったが、この発明の実施の形態1による回転電機によれば、第1のハウジング02とステータ01を組立てる際に、ステータ01を第1のハウジング02に単に挿入した後、第1のハウジング02の嵌合用内周面部02aとリング部材04の嵌合用外周面部04c1とを嵌合させるだけで、ステータ01とハウジング02の軸線を一致させることができ、回転電機の組付性が向上する。
更に、ノックピンやノックパイプ等を使用せずに、リング部材04と第1のハウジング02を嵌合させて、ステータ01と第1のハウジング02の径方向の位置を定めることができるため、ノックピンやノックパイプ用の穴の加工精度によるステータ01と第1のハウジング02の径方向の位置決めの精度の悪化が生ぜず、精度良くステータ01と第1のハウジング02の径方向の位置決めを行うことができる。又、ノックピンやノックパイプをステータ01と第1のハウジング02の径方向の位置決めに使用しないため、部品点数を削減することができる。
又、従来の回転電機では、ステータコア03と第1のハウジング02を圧入又は焼嵌めしていたが、この発明の実施の形態1による回転電機では、ステータコア03をリング部材04に圧入又は焼嵌めし、第1のハウジング02に固定するようにしており、第1のハウジング02に対してリング部材04は体積及び重量が大幅に小さく、従って圧入又は焼嵌めの設備を簡易化することができる。このことは、ステータコア03の軸方向長さが比較的大きいタイプの回転電機において顕著である。
更に、第1のハウジング02に於ける前記嵌合用内周面部02aに対応する部位の半径方向の肉厚寸法t1は、前記第1のハウジング02の少なくとも前記軸方向の他方の端部の近傍の部位の半径方向の肉厚寸法t2より大きく形成されているので、嵌合用内周面部02aの剛性を増大させることができ、加工する際の加工精度を良くすることができる。そのため、ステータ01と第1のハウジング02の径方向の位置決めを、更に精度良くすることができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2による回転電機について説明する。図3は、この発明の実施の形態2による回転電機の断面図、図4は、この発明の実施の形態2による回転電機に於けるステータの断面図である。図3、図4に於いて、リング部材04の円筒部04aは、軸方向の一方の端部側04cに径方向に拡大した環状段部04c2を備えている。フランジ部04bは、この環状段部04c2の軸方向の端部に形成されている。環状段部04c2の外周面は、第1のハウジング02の嵌合用内周面部02aに嵌合する嵌合用外周面部04c1を構成する。
第1のハウジング02は、内周面部全体が軸方向に均一な表面に形成されており、第1のハウジング02の軸方向の一方の端部の近傍の内周面部が、円筒部04aの環状段部04c2の外周面部である嵌合用外周面部04c1に嵌合する嵌合用内周面部02aとなる。その他の構成は、実施の形態1による回転電機と同様である。
図7は、この発明の実施の形態2による回転電機の構成及び組立工程を示す説明図であり、(a)は組み立て状況を示し、(b)は組み立て後を示している。図7に示すように、2本の位置決めピン10(図7では1本のみを表示している)を第1のハウジング02と第2のハウジング06の周方向の2か所に挿入して、第1のハウジング02と第2のフロントハウジング06の周方向の位置を合わせ、且つ、シャフト08が傾かないようにその軸心を第1のハウジング02の軸心に一致させて、ステータ01を第1のハウジング02の内側空間内に挿入し、第1のハウジング02に第2のハウジング06をボルト16により締結して固定する。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態2による回転電機によれば、リング部材04の円筒部04aに於けるフランジ04c側に、環状段部04c2を設けているので、円筒部04aのフランジ04c側の剛性が更に高くなり、ステータコア03をリング部材04に圧入又は焼き嵌めする際のリング部材04の変形が小さく、又、リング部材04を加工する際の加工精度が良くなる。従って、円筒部04の嵌合用外周面部04c1と第1のハウジングの嵌合用内周面部02aとの嵌合によるステータ01と第1のハウジング02の径方向の位置決めを、精度良く行なうことができる。
又、リング部材04の円筒部04aに環状段部04c2を形成し、その外周面部を嵌合用外周面部としているので、第1のハウジング02の内周面部に実施の形態1のような環状段部02a1を形成する必要がなく、第1のハウジング02の内周面部の加工が容易となる。
更に、後述する実施の形態5による回転電機(図8参照)の場合は、第1のハウジング06にボルト14とボルト16用の2種類の穴を開ける必要があるのに対して、実施の形態2による回転電機によれば、第2のハウジング06にボルト14の穴を開ける必要がなく、フロントフレーム06の剛性が高くなる。自動車用回転電機の場合、産業用の回転電機よりも、回転電機に加わる振動が大きく、取付け部分の剛性を高くすることが重要である。そのため、車体に取り付けられる第2のハウジング06の剛性が高い程、回転電機に振動が伝わり難く、駆動時の騒音低減や、共振防止対策となる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3による回転電機について説明する。図5は、この発明の実施の形態3による回転電機の断面図であり、(a)は回転電機全体の断面図、(b)はその一部分の拡大断面図である。図5に於いて、リング部材04の軸方向の他方の端部側04dの外周面部と第1のハウジング02の内周面部との間、つまりクリアランス部02bに弾性部材05が設けられている。この弾性部材05は、第1のハウジング02の内周面部に形成された溝02d内に設置されている。尚、第1のハウジング02の内周面部に溝02dを形成しなくても良い。その他の構成は、実施の形態2による回転電機と同様である。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態3による回転電機によれば、リング部材04の軸方向の他方の端部側04dの外周面部と、第1のハウジング02の内周面部との間の間、つまりクリアランス部02bに弾性部材05が設けられているので、弾性部材05によってリング部材04の円筒部04aの軸方向の他方の端部側04dを支持することができるため、ステータ01の振動を抑えることができ、駆動時の騒音を抑制できる。
円筒部04aの軸方向の他端部側04dが支持されていない場合、特にステータコア03の軸方向の長さが比較的長いタイプの回転電機では、ステータコアの軸方向の長さが短
いタイプの回転電機よりも、ステータ01が振動する時の固有振動数が低く、バネ定数が低く、回転電機駆動時の振動が伝わり易いが、この発明の実施の形態3による回転電機によれば弾性部材05により円筒部04aの軸方向の他方の端部側を支持するようにしているのでステータ01の振動を抑えることができ、駆動時の騒音を抑制できる。
又、この発明の実施の形態3による回転電機は、円筒部04aの軸方向の一方の端部側04cと他方の端部側04dの両方でステータ01を支持するようにしているので、円筒部04aの嵌合用外周面部04c1と第1のハウジング02の嵌合用内周面部02aとの軸方向の長さを短くしても、ステータ01を径方向に精度よく支持することができる。
更に、前述のように嵌合部分の軸方向長さを短くすることができるので、第1のハウジング02の嵌合用内周面部02aに円筒部04aの嵌合用外周面部04c1を嵌合のために圧入させる場合にその圧入力を低下させることができる。又、前述の嵌合部分の軸方向長さを短くすることができるので、嵌合部分の軸方向長さが長い場合のように焼き嵌めを行う必要がなく、常温での圧入により組み立てを可能とし得る効果がある。
又、第1のハウジング02の内周面部に設けた溝02d内に弾性部材05を設置することで、弾性部材05の軸方向の移動を抑制することができる。これにより、ステータ01の組立て時に弾性部材05が軸方向の移動するのを防止し、更に回転電機の駆動時に於ける振動等で、弾性部材05が軸方向の移動するのを防止することができる。又、第1のハウジング02の溝02dの内径寸法φdと、リング部材04の円筒部04aの軸方向の他方の端部側04dの外径寸法φDを適切に設定することで、弾性部材05の圧縮値ひいては弾性力を適切に設定することができ、その結果、円筒部04aの軸方向の他方の端部側04dを支持するための、弾性部材05による所望の反力を得ることができる。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4による回転電機について説明する。図6は、この発明の実施の形態4による回転電機の断面図である。図6に於いて、フロントハウジングとしての第2のハウジング06は、第1のハウジング02に対向する側の壁面に、嵌合用突出部06bを備えている。リング部材04の円筒部04aは、そのフランジ部04b側、つまり軸方向の一方の端部側04cに、実施の形態2及び3の場合と同様に環状段部04c2を備えている。尚、この環状段部04c2は必ずしも設ける必要はない。
リング部材04の円筒部04aに於ける軸方向の一方の端部側04cの内周面の一部、つまり環状段部04c2の内周面の一部04eは、第2のハウジング06の嵌合用突出部06bの外周面部06aに嵌合されている。又、前述の実施の形態2及び3の場合と同様に、円筒部04aの嵌合用外周面部04c1は、第1のハウジング02の嵌合用内周面部02aに嵌合している。その他の構成は、実施の形態2と同様である。
この発明の実施の形態4による回転電機の場合、リング部材04の円筒部04aの軸方向の一方の端部側04cの内周面部の一部を、第2のハウジング06の嵌合用突出部06bの外周面部06aに嵌合させると共に、その円筒部04aの嵌合用外周面部04c1を第1のハウジング02の嵌合用内周面部02aに嵌合させることにより、ステータ01の軸心と第1のハウジング02の軸心とを一致させて組み立てることができる。
通常、回転電機に於いて、良好なトルク特性や騒音特性を得るために、ロータ09の外径とステータコア03内径のエアギャップ18を均一にすることが重要である。第2のハウジング06にフロントベアリング07が嵌合され、フロントベアリング07にシャフト08が嵌合され、シャフト08を軸としてロータ09がステータコア03内で回転するため、フロントハウジングである第2のハウジング06とステータ01内径の軸心ずれを小さくすることが重要である。
前述の実施の形態2の場合、ステータコア03は、リング部材04を介して、ボルト11により第1のハウジング02に締結され、第2のハウジング06は、ボルト16により、第1のハウジング02に締結される。そして、第2のハウジング06と第1のハウジング02の位置決めのために2本の位置決めピン10が必要である。しかし位置決めピン10は回転電機の軸心と異なる位置に設けられるため、位置決めピン用の穴を加工する際に回転電機の軸心に対する位置精度が低下し易く、第2のハウジング06の軸心とステータ01の内径の軸心とのずれを生じる場合がある。
これに対して以上のように構成されたこの発明の実施の形態4による回転電機によれば、リング部材04の円筒部04aの軸方向の一方の端部側04cの内周面部の一部を、第2のハウジング06の嵌合用突出部06bの外周面部06aに嵌合させるようにしているので、ステータ01の軸心と第2のハウジング06の軸心を精度よく一致させことができるため、第2のハウジング06とステータ01との軸心ずれを小さくすることができ、良好なトルク特性や騒音特性を得ることができる。又、第2のハウジング06に対するステータ01の径方向の位置が、円筒部04aの軸方向の一方の端部側04cの内周面部の一部を第2のハウジング06の嵌合用突出部06bの外周面部06aに嵌合させることにより定められるため、実施の形態2の場合のような2箇所の位置決めピン10を設ける必要がなく、回転電機を小型化し、且つ部品数の削減をすることができる。
又、円筒部04aの軸方向の一方の端部側04cの内周面部の一部と第2のハウジング06の嵌合用突出部06bの外周面部06aとの嵌合と、リング部材04aの嵌合用外周面部04c1と第1のハウジング02の嵌合用内周面部02aとの嵌合の、両方の嵌合を圧入とした場合、第2のハウジング06とステータ01と第1のハウジング02の径方向の位置決めを更に精度良く行うことができる。これにより、エアギャップ18を均一にすることができ、良好なトルク特性や騒音特性を得ることができる。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5による回転電機について説明する。図8は、この発明の実施の形態5による回転電機の構成及び組立工程を示す説明図であり、(a)は組み立て状況を示し、(b)は組み立て後を示している。図8に於いて、リング部材04のフランジ部04bは、第2のハウジング06の壁面にボルト14により固定されている。その他の構成は実施の形態3と同様である。
図8に示すように、2本の位置決めピン10(図8では1本のみを表示している)を第1のハウジング02と第2のハウジング06の周方向の2か所に挿入して、第1のハウジング02と第2のフロントハウジング06の周方向の位置を合わせ、かつ、シャフト08が傾かないようにその軸心を第1のハウジング02の軸心に一致させ、第1のハウジング02の内側空間部内にステータ01を挿入し、第2のハウジング06にリング部材04のフラン時部04bをボルト14により締結して固定すると共に、第1のハウジング02に第2のハウジング06をボルト16により締結して固定する。ボルト14とボルト16は、第2のハウジング06の外側から締結される。
この発明の実施の形態5による回転電機は、リング部材04の嵌合用外周面部04c1と第1のハウジング02の嵌合用内周面部02aとを、圧入又は焼嵌めにより嵌合させることによりステータ01と第1のハウジング02を固定し、且つ、弾性部材05の反力によって、ステータ01と第1のハウジング02を固定する。そして、第2のハウジング06を第1のハウジング02に固定するが、このとき、ボルト14によりリング部材04のフランジ部04bを第2のハウジング06に固定し、且つボルト16により第1のハウジング02と第2のハウジング06を固定する。ボルト14、16は、同時に第1のハウジング06の外側から締付けることができるため、工数を低減することができる。更に、第1のハウジング02に、リング部材04のフランジ部04bを固定するボルト用のネジ穴の加工が不要となる。
実施の形態6.
次に、この発明の実施の形態6による回転電機について説明する。図9は、この発明の実施の形態6による回転電機の断面図である。図9に於いて、リング部材04のフランジ部04bは、第1のハウジング02の軸方向の端面部と第2のハウジング06の端面部との間に挟まれるように配置され、第2のハウジング06を第1のハウジング02にボルト15により締結することによりこれ等のハウジングに一体に固定される。その他の構成は、実施の形態2若しくは実施の形態4と同様である。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態6による回転電機によれば、実施の形態2の場合のようなフランジ部04bと第1のハウジング02を締結するためのボルト11が不要になり、回転電機を小型化でき、部品数の削減が可能となる。又、フランジ部04bが第1のハウジング02と第2のハウジング06によって挟み込まれ固定されるようにしているので、実施の形態2の場合のようにボルトにより固定されるよりも、固定面積が大きくなるため、フランジ部04bの剛性がアップし、回転電機駆動時の振動がステータ01に伝わり難く、ステータ01の振動を抑えることができ、駆動時の騒音を抑制することができる。
実施の形態7.
次に、この発明の実施の形態7による回転電機について説明する。図10は、この発明の実施の形態7による回転電機の断面図である。図10に於いて、リング部材04のフランジ部04bの端面が第2のハウジング06に当接し、且つ、円筒部04aの軸方向の反フランジ側端面04fが第1のハウジング02の底部21の内壁面に弾性部材17を介して当接している。第2のハウジング06と第1のハウジング02をボルト16により締結することで、リング部材04が軸方向に弾性部材17の弾性力に抗して押圧され固定される。尚、弾性部材17を設置せずにリング部材04を底部21の内壁面に直接当接させるようにしても良い。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態7による回転電機によれば、実施の形態2の場合のような、フランジ部04bとハウジング02を締結するためのボルト11が不要になり、回転電機を小型化でき、部品数を削減することができる。又、リング部材04が軸方向に圧縮、固定され、かつ、リング部材04に対する軸方向の圧縮力により、フランジ部04bの端面と第1のハウジング02の軸方向の一方の端面部との間、及びリング部材04の反フランジ側端面04fと第1のハウジング02の底部21の内壁面との間の摩擦力が増大するため、第1のハウジング02に対するステータ01の径方向の位置も安定して固定される。これにより、ステータ01が軸方向、径方向にも固定されるため、回転電機駆動時の振動が伝わり難く、ステータ01の振動を抑えることができ、駆動時の騒音を抑制できる。
第1のハウジング02とリング部材04の線膨張係数が異なる場合、温度変化より、リング部材04のフランジ部04bの端面と第2のハウジング06の端面との当接部がはなれ、或いはリング部材04の反フランジ側の端面部04fと第1のハウジング02の底部21の内壁面との当接部が離れる場合が考えられる。自動車用回転電機の場合、産業用の回転電機よりも、使用温度範囲が広く、その対策が必要であるが、この発明の実施の形態7による回転電機によれば、弾性部材17を設置しているので、温度変化が起きた場合でも、弾性部材17の圧縮代を確保することで、所望のリング部材04の軸方向の圧縮力を
得ることができる。
尚、この発明は、その発明の範囲内に於いて、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
01 ステータ、02 第1のハウジング、02a 嵌合用内周面部、02b クリアランス部、02c 位置決め用の穴、02d 溝、03 ステータコア、04 リング部、04a 円筒部、04b フランジ部、04c 円筒部の軸方向の一方の端部側、04c1 嵌合用外周面部、04c2 環状段部、04d 円筒部の軸方向の他方の端部側、04e 環状段部の内周面の一部、04f リング部材の反フランジ側端面、05、17 弾性部材、06 第2のハウジング、06a 嵌合用突出部の外周面部、06b 嵌合用突出部、07 フロントベアリング、08 シャフト、09 ロータ、10 位置決めピン、11、14、15、16 ボルト、12 リアベアリング、13 ステータコイル、18 エアギャップ。

Claims (11)

  1. 環状に形成されたステータコアと、回転自在に支持され前記ステータコアの内側空間内に挿入されたロータと、内部に前記ステータコアと前記ロータを収容する第1のハウジングと、前記第1のハウジングの軸方向の一方の端部に対向して設けられた第2のハウジングと、前記ステータコアの外周面部に装着されたリング部材とを備えた回転電機であって、
    前記リング部材は、前記ステータコアの前記外周面部を包囲する円筒部と、前記円筒部の軸方向の一方の端部に設けられたフランジ部とを有し、
    前記リング部材の円筒部は、前記軸方向の一方の端部に対応する側で且つ前記フランジ部の近傍に設けられた嵌合用外周面部が、前記第1のハウジングの前記軸方向の一方の端部に対応する側に設けられた嵌合用内周面部に嵌合するように構成され、前記嵌合用外周面部以外の外周面部の全体が、前記第1のハウジングの前記嵌合用内周面部以外の内周面部に対して前記ステータコアの径方向に離間して配置され、
    前記円筒部の前記嵌合用外周面部と前記第1のハウジングの前記嵌合用内周面部との間のクリアランス値は、前記円筒部の前記嵌合用外周面部以外の外周面部と前記第1のハウジングの前記嵌合用内周面部以外の内周面部との間のクリアランス値よりも小さく設定され、
    前記第1のハウジングに対する前記ステータコアの径方向の位置は、前記円筒部の前記嵌合用外周面部が前記第1のハウジングの前記嵌合用内周面部に嵌合されることにより定められる、
    ことを特徴とする回転電機。
  2. 前記リング部材の前記円筒部に於ける前記嵌合用外周面部は、前記円筒部の外周面部に形成された環状段部の外周面部により構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記円筒部の前記軸方向の他方の端部に対応する側の外周面部と前記第1のハウジングの前記軸方向の他方の端部に対応する側の内周面部との間に設けられた弾性部材を備えている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の回転電機。
  4. 前記弾性部材は、前記第1のハウジングの前記軸方向の他方の端部に対応する側の内周面部に形成された溝に設置されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の回転電機。
  5. 前記第2のハウジングは、前記第1のハウジングに対向する側の壁面部に形成された嵌合用突出部を備え、
    前記円筒部に設けられた嵌合用内周面部は、前記第2のハウジングの前記嵌合用突出部の外周面部に嵌合されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載の回転電機。
  6. 前記第1のハウジングに於ける前記嵌合用内周面部に対応する部位の半径方向の肉厚寸法は、前記第1のハウジングの少なくとも前記軸方向の他方の端部の近傍の部位の半径方向の肉厚寸法より大きく形成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載の回転電機。
  7. 前記リング部材の円筒部に設けられた前記フランジ部は、前記第1のハウジング若しくは前記第2のハウジングに固定部材により固定されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載の回転電機。
  8. 前記リング部材の円筒部に設けられた前記フランジ部は、前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとの間に挟持され、前記第1のハウジングと前記第2のハウジングが締結部材により相互に締結されることにより、前記第1のハウジング及び前記第2のハウジングに固定されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載の回転電機。
  9. 前記リング部材は、前記フランジ部が前記第2のハウジングに当接し、前記円筒部の前記軸方向の他方の端部が前記第1のハウジングの底部の内壁部に直接若しくは間接的に当接するように配置され、
    前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとが締結部材により相互に締結されることにより、前記リング部材がその軸方向に圧縮されて前記第1のハウジング及び第2のハウジングに固定されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載の回転電機。
  10. 前記円筒部の前記軸方向の他方の端部と、前記第1のハウジングの前記内壁部との間に設置された弾性部材を備えている、
    ことを特徴とする請求項9に記載の回転電機。
  11. 前記ロータは、前記第1のハウジングと前記第2のハウジングに回動自在に支持された軸に固定されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のうちの何れか一項に記載の回転電機。
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