JPH06154252A - インプラント構造体の測定方法およびその測定装置 - Google Patents
インプラント構造体の測定方法およびその測定装置Info
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- JPH06154252A JPH06154252A JP4314565A JP31456592A JPH06154252A JP H06154252 A JPH06154252 A JP H06154252A JP 4314565 A JP4314565 A JP 4314565A JP 31456592 A JP31456592 A JP 31456592A JP H06154252 A JPH06154252 A JP H06154252A
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- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C13/00—Dental prostheses; Making same
- A61C13/0003—Making bridge-work, inlays, implants or the like
- A61C13/0004—Computer-assisted sizing or machining of dental prostheses
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- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C19/00—Dental auxiliary appliances
- A61C19/04—Measuring instruments specially adapted for dentistry
- A61C19/05—Measuring instruments specially adapted for dentistry for determining occlusion
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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- A61C9/00—Impression cups, i.e. impression trays; Impression methods
- A61C9/004—Means or methods for taking digitized impressions
- A61C9/0046—Data acquisition means or methods
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- G16H—HEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 顎内に埋め込まれたインプラント構造体のう
ち、義歯に接合される接合部の位置を正確に測定する方
法と装置の提供を目的とし、接合部の位置を正確に測定
することにより、インプラント構造体と義歯とを正確に
接合することを可能とする。 【構成】 顎内に埋め込まれたインプラント構造体の各
雌ネジに、スペーサ４を装着し、２台のカメラ８ａ、８
ｂで各スペーサ４の被測定部６を写す。写されたモニタ
ー装置９の画面状で、電気回路１０の読取手段１１によ
って被測定部６の形状をエッジファインド処理し、被測
定部６の形状および位置を読み取る。ついで、電気回路
１０の算出手段１２によって、読取手段１１の読み取っ
た情報から、雌ネジの位置、ネジ方向、位置関係および
咬合平面を算出する。この算出された測定値を基に、義
歯にネジ穴を設けることにより、インプラント構造体の
各雌ネジと義歯とを正確に接合することができる。
ち、義歯に接合される接合部の位置を正確に測定する方
法と装置の提供を目的とし、接合部の位置を正確に測定
することにより、インプラント構造体と義歯とを正確に
接合することを可能とする。 【構成】 顎内に埋め込まれたインプラント構造体の各
雌ネジに、スペーサ４を装着し、２台のカメラ８ａ、８
ｂで各スペーサ４の被測定部６を写す。写されたモニタ
ー装置９の画面状で、電気回路１０の読取手段１１によ
って被測定部６の形状をエッジファインド処理し、被測
定部６の形状および位置を読み取る。ついで、電気回路
１０の算出手段１２によって、読取手段１１の読み取っ
た情報から、雌ネジの位置、ネジ方向、位置関係および
咬合平面を算出する。この算出された測定値を基に、義
歯にネジ穴を設けることにより、インプラント構造体の
各雌ネジと義歯とを正確に接合することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、顎内（例えば顎骨内
や、歯肉内）に埋め込まれるインプラント構造体のう
ち、義歯との接合部を測定する方法および装置に関す
る。
や、歯肉内）に埋め込まれるインプラント構造体のう
ち、義歯との接合部を測定する方法および装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】複数の人工歯を有する義歯（橋義歯、有
床義歯）を、口腔内に固定する技術として、例えば、顎
堤よりインプラント構造体を顎骨に複数埋め込み、この
埋め込まれたインプラント構造体に義歯を固定する技術
が知られている。この技術は、インプラント構造体の口
腔内に露出される部分に雌ネジを設けるとともに、義歯
にネジの差し込まれるネジ穴を設ける。そして、各ネジ
穴を介してネジを各雌ネジにねじ込むことにより、義歯
を各インプラント構造体に固定し、結果的に義歯を口腔
内に固定している。インプラント構造体は、複数の人工
歯を有する義歯を安定して口腔内に固定するべく、複数
用いられる。そして、義歯の複数のネジ穴の位置（ネジ
穴の方向も含む）は、各インプラント構造体の位置（雌
ネジの方向も含む）と一致する必要がある。これは、一
致しないと、インプラント構造体に加わる応力によって
インプラント構造体と接合する顎骨に骨吸収が起こった
り、顎骨とインプラント構造体との接合部分において炎
症が発生する等の不具合が生じる。そこで、従来では、
インプラント構造体における義歯との接合部（この例で
は雌ネジ）を測定する方法として、まず、印象などによ
って型取りしてインプラント構造体が埋め込まれた口腔
内の模型を作成する。次に、この口腔内模型にワックス
アップして鋳型を作成し、義歯の基になる構造物を鋳造
する。この構造物には、インプラント構造体の雌ネジの
情報も含まれるため、この雌ネジの情報を基に、義歯の
基になる構造物へネジ穴を形成していた。
床義歯）を、口腔内に固定する技術として、例えば、顎
堤よりインプラント構造体を顎骨に複数埋め込み、この
埋め込まれたインプラント構造体に義歯を固定する技術
が知られている。この技術は、インプラント構造体の口
腔内に露出される部分に雌ネジを設けるとともに、義歯
にネジの差し込まれるネジ穴を設ける。そして、各ネジ
穴を介してネジを各雌ネジにねじ込むことにより、義歯
を各インプラント構造体に固定し、結果的に義歯を口腔
内に固定している。インプラント構造体は、複数の人工
歯を有する義歯を安定して口腔内に固定するべく、複数
用いられる。そして、義歯の複数のネジ穴の位置（ネジ
穴の方向も含む）は、各インプラント構造体の位置（雌
ネジの方向も含む）と一致する必要がある。これは、一
致しないと、インプラント構造体に加わる応力によって
インプラント構造体と接合する顎骨に骨吸収が起こった
り、顎骨とインプラント構造体との接合部分において炎
症が発生する等の不具合が生じる。そこで、従来では、
インプラント構造体における義歯との接合部（この例で
は雌ネジ）を測定する方法として、まず、印象などによ
って型取りしてインプラント構造体が埋め込まれた口腔
内の模型を作成する。次に、この口腔内模型にワックス
アップして鋳型を作成し、義歯の基になる構造物を鋳造
する。この構造物には、インプラント構造体の雌ネジの
情報も含まれるため、この雌ネジの情報を基に、義歯の
基になる構造物へネジ穴を形成していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、型取りの回数が多いことや、使用する印象材
料の変形、材料や温度による膨縮等の影響により、上部
構造に設けられる複数のネジ穴が、複数のインプラント
構造体の各雌ネジに対し、製作誤差による位置ずれを生
じる場合がある。このため、従来技術においても、義歯
の複数のネジ穴と、インプラント構造体の各雌ネジとに
位置ずれを生じる可能性がある。また、支台を一体に設
けたインプラント構造体であっても、複数の支台の位置
と、義歯における支台が差し込まれる穴の位置との位置
合わせは、インプラント構造体に雌ネジを設けたものと
同様の不具合を有していた。さらに、顎骨を覆うように
歯肉内に装着される基部と、義歯と接続される複数の接
合部（雌ネジや支台など）とからなるインプラント構造
体であっても、上記と同様の不具合を有していた。
技術では、型取りの回数が多いことや、使用する印象材
料の変形、材料や温度による膨縮等の影響により、上部
構造に設けられる複数のネジ穴が、複数のインプラント
構造体の各雌ネジに対し、製作誤差による位置ずれを生
じる場合がある。このため、従来技術においても、義歯
の複数のネジ穴と、インプラント構造体の各雌ネジとに
位置ずれを生じる可能性がある。また、支台を一体に設
けたインプラント構造体であっても、複数の支台の位置
と、義歯における支台が差し込まれる穴の位置との位置
合わせは、インプラント構造体に雌ネジを設けたものと
同様の不具合を有していた。さらに、顎骨を覆うように
歯肉内に装着される基部と、義歯と接続される複数の接
合部（雌ネジや支台など）とからなるインプラント構造
体であっても、上記と同様の不具合を有していた。
【０００４】
【発明の目的】本発明の目的は、顎内に埋め込まれたイ
ンプラント構造体のうち、義歯と接合される接合部の位
置を正確に測定する方法とその測定装置の提供にあり、
インプラント構造体の接合部の位置を正確に測定するこ
とにより、インプラント構造体と義歯とを正確に接合す
ることが可能になる。
ンプラント構造体のうち、義歯と接合される接合部の位
置を正確に測定する方法とその測定装置の提供にあり、
インプラント構造体の接合部の位置を正確に測定するこ
とにより、インプラント構造体と義歯とを正確に接合す
ることが可能になる。
【０００５】
〔第１発明の手段〕第１発明であるインプラント構造体
の測定方法は、顎内に埋め込まれるインプラント構造体
に直接または間接的に設けられた、義歯が接合される複
数の接合部を測定するための複数の被測定部をカメラに
よって写し、このカメラによって得られた受像体中の各
被測定部をそれぞれ計測することによって、前記インプ
ラント構造体における前記接合部の位置を測定するとい
う技術的手段を採用した。 〔第２発明の手段〕第２発明であるインプラント構造体
の測定装置は、顎内に埋め込まれるインプラント構造体
に直接または間接的に設けられた、義歯が接合される複
数の接合部を測定するための複数の被測定部を写すカメ
ラと、このカメラによって得られた受像体の各被測定部
を読み取る読取手段、およびこの読取手段の読み取った
各被測定部から、前記インプラント構造体における前記
接合部の位置を算出する算出手段を備えた電気回路とを
備える技術的手段を採用した。
の測定方法は、顎内に埋め込まれるインプラント構造体
に直接または間接的に設けられた、義歯が接合される複
数の接合部を測定するための複数の被測定部をカメラに
よって写し、このカメラによって得られた受像体中の各
被測定部をそれぞれ計測することによって、前記インプ
ラント構造体における前記接合部の位置を測定するとい
う技術的手段を採用した。 〔第２発明の手段〕第２発明であるインプラント構造体
の測定装置は、顎内に埋め込まれるインプラント構造体
に直接または間接的に設けられた、義歯が接合される複
数の接合部を測定するための複数の被測定部を写すカメ
ラと、このカメラによって得られた受像体の各被測定部
を読み取る読取手段、およびこの読取手段の読み取った
各被測定部から、前記インプラント構造体における前記
接合部の位置を算出する算出手段を備えた電気回路とを
備える技術的手段を採用した。
【０００６】なお、被測定部は、円、三角、四角等の形
状や、複数の点（特定箇所）など、測定することによ
り、インプラント構造体の位置が分かるものであれば良
い。被測定部は、直接インプラント構造体に設けてもよ
いし、インプラント構造体と別体に設け、インプラント
構造体に取りつけても良い。被測定部をインプラント構
造体とは別体に設ける場合、つまり口腔内に露出するイ
ンプラント構造体に、被測定部を設けたスペーサを取り
つける場合、スペーサの咬合面側に被測定部を設け、ス
ペーサの長さを変化させて口腔内にスペーサ端部で仮想
の咬合面を作り、被測定部を測定することにより、接合
部の位置の他に、咬合面も測定するように設けても良
い。また、スペーサを用いないでも、カメラで写された
受像体に咬合面をシュミレートさせて、接合部の位置と
咬合面との位置関係を測定するように設けても良い。
状や、複数の点（特定箇所）など、測定することによ
り、インプラント構造体の位置が分かるものであれば良
い。被測定部は、直接インプラント構造体に設けてもよ
いし、インプラント構造体と別体に設け、インプラント
構造体に取りつけても良い。被測定部をインプラント構
造体とは別体に設ける場合、つまり口腔内に露出するイ
ンプラント構造体に、被測定部を設けたスペーサを取り
つける場合、スペーサの咬合面側に被測定部を設け、ス
ペーサの長さを変化させて口腔内にスペーサ端部で仮想
の咬合面を作り、被測定部を測定することにより、接合
部の位置の他に、咬合面も測定するように設けても良
い。また、スペーサを用いないでも、カメラで写された
受像体に咬合面をシュミレートさせて、接合部の位置と
咬合面との位置関係を測定するように設けても良い。
【０００７】
〔第１発明の作用〕複数の被測定部を、カメラによって
写す。このカメラによって得られた受像体から、被測定
部を測定する。被測定部はインプラント構造体の位置に
関する情報を有しているため、被測定部を測定すること
によって、インプラント構造体における接合部の位置を
測定することができる。 〔第２発明の作用〕被測定部をカメラによって写す。電
気回路の読取手段によって、カメラにより得られた受像
体から被測定部を読み取る。そして、電気回路の算出部
によって、読取手段で読み取った被測定部からインプラ
ント構造体における接合部の位置を算出する。
写す。このカメラによって得られた受像体から、被測定
部を測定する。被測定部はインプラント構造体の位置に
関する情報を有しているため、被測定部を測定すること
によって、インプラント構造体における接合部の位置を
測定することができる。 〔第２発明の作用〕被測定部をカメラによって写す。電
気回路の読取手段によって、カメラにより得られた受像
体から被測定部を読み取る。そして、電気回路の算出部
によって、読取手段で読み取った被測定部からインプラ
ント構造体における接合部の位置を算出する。
【０００８】
【発明の効果】第１発明および第２発明は、各被測定部
を測定することによって、インプラント構造体における
接合部の位置を正確、容易、かつ迅速に測定することが
ができる。そして、複数の接合部の位置を正確に測定す
ることにより、インプラント構造体と義歯とを正確に接
合することが可能になる。これによって、インプラント
構造体に応力が加わるのを防ぐことができ、インプラン
ト構造体が顎内で炎症を起こす等の不具合を防ぐことが
できる。また、義歯にインプラント構造体と接合するた
めの遊びを設ける必要がなく、遊び部分に汚れや菌が付
着する不具合を無くすことができる。また、従来であれ
ば、義歯とインプラント構造体との位置合わせを行うの
に、多数の工程と労働力、専門技術等が必要であった
が、本発明によってインプラント構造体の位置が容易か
つ迅速に測定でき、結果的にインプラントを用いた治療
費を従来に比較して下げることが可能になる。
を測定することによって、インプラント構造体における
接合部の位置を正確、容易、かつ迅速に測定することが
ができる。そして、複数の接合部の位置を正確に測定す
ることにより、インプラント構造体と義歯とを正確に接
合することが可能になる。これによって、インプラント
構造体に応力が加わるのを防ぐことができ、インプラン
ト構造体が顎内で炎症を起こす等の不具合を防ぐことが
できる。また、義歯にインプラント構造体と接合するた
めの遊びを設ける必要がなく、遊び部分に汚れや菌が付
着する不具合を無くすことができる。また、従来であれ
ば、義歯とインプラント構造体との位置合わせを行うの
に、多数の工程と労働力、専門技術等が必要であった
が、本発明によってインプラント構造体の位置が容易か
つ迅速に測定でき、結果的にインプラントを用いた治療
費を従来に比較して下げることが可能になる。
【０００９】
【実施例】次に、第１発明のインプラント構造体の測定
方法を用いた第２発明のインプラント構造体の測定装置
を、図に示す一実施例に基づき説明する。 〔第１実施例の構成〕図１ないし図７は本発明の第１実
施例を示すもので、図１はインプラント構造体の測定装
置の概略図、図２ないし図４はモニタで測定されるまで
の過程を示す説明図である。なお、図１ないし図４に示
す顎は、説明を容易にするために患者自身の上顎また下
顎の一方を概略的に示すもので、患者から型取りした模
型を示すものではない。
方法を用いた第２発明のインプラント構造体の測定装置
を、図に示す一実施例に基づき説明する。 〔第１実施例の構成〕図１ないし図７は本発明の第１実
施例を示すもので、図１はインプラント構造体の測定装
置の概略図、図２ないし図４はモニタで測定されるまで
の過程を示す説明図である。なお、図１ないし図４に示
す顎は、説明を容易にするために患者自身の上顎また下
顎の一方を概略的に示すもので、患者から型取りした模
型を示すものではない。
【００１０】インプラント構造体の測定装置で測定され
るまでの過程を、図２ないし図４を用いて説明する。本
実施例では、図２に示すように、自身の歯が無い患者を
例に示す。まず、図２に示す、歯の無い顎１の顎堤に対
して、図３に示すように、インプラント構造体２を複数
（本実施例では４本）埋め込む。この４本のインプラン
ト構造体２は、独立して顎骨に埋め込まれる。本実施例
に用いたインプラント構造体２は、口腔内に露出する部
分に雌ネジ３が形成された２ステージタイプのものであ
る。上記によってインプラント構造体２が埋め込まれた
状態を図４に示す。この口腔内に露出するインプラント
構造体２の各雌ネジ３が、義歯と接合される複数の接合
部である。そして、口腔内に露出する各雌ネジ３に、接
合部の位置（本実施例では雌ネジ３の位置およびネジ方
向）と、咬合平面とを測定するためのスペーサ４を装着
する。このスペーサ４は、インプラント構造体２の雌ネ
ジ３にねじ込まれる雄ネジ５を有する円筒柱形状を呈す
るもので、端部にインプラント構造体２における接合部
の位置と、咬合平面とを測定するための被測定部６が形
成されたものである。つまり、本実施例の被測定部６
は、スペーサ４の端部の円形平面で、この円形平面の中
心と方向を測定することいよってインプラント構造体２
における接合部の位置と、咬合平面とを測定するもので
ある。このスペーサ４は、多種の長さを用意し、スペー
サ４を装着する際に、装着者が各スペーサ４の長さを調
節して、各スペーサ４端部で咬合平面を形成する。な
お、本実施例ではインプラント構造体２にスペーサ４を
装着する手段として、雌ネジ３にねじ込まれる雄ネジ５
を設けたが、雌ネジ３内に差し込まれる棒形状の突起と
するなど、種々変更可能なものである。
るまでの過程を、図２ないし図４を用いて説明する。本
実施例では、図２に示すように、自身の歯が無い患者を
例に示す。まず、図２に示す、歯の無い顎１の顎堤に対
して、図３に示すように、インプラント構造体２を複数
（本実施例では４本）埋め込む。この４本のインプラン
ト構造体２は、独立して顎骨に埋め込まれる。本実施例
に用いたインプラント構造体２は、口腔内に露出する部
分に雌ネジ３が形成された２ステージタイプのものであ
る。上記によってインプラント構造体２が埋め込まれた
状態を図４に示す。この口腔内に露出するインプラント
構造体２の各雌ネジ３が、義歯と接合される複数の接合
部である。そして、口腔内に露出する各雌ネジ３に、接
合部の位置（本実施例では雌ネジ３の位置およびネジ方
向）と、咬合平面とを測定するためのスペーサ４を装着
する。このスペーサ４は、インプラント構造体２の雌ネ
ジ３にねじ込まれる雄ネジ５を有する円筒柱形状を呈す
るもので、端部にインプラント構造体２における接合部
の位置と、咬合平面とを測定するための被測定部６が形
成されたものである。つまり、本実施例の被測定部６
は、スペーサ４の端部の円形平面で、この円形平面の中
心と方向を測定することいよってインプラント構造体２
における接合部の位置と、咬合平面とを測定するもので
ある。このスペーサ４は、多種の長さを用意し、スペー
サ４を装着する際に、装着者が各スペーサ４の長さを調
節して、各スペーサ４端部で咬合平面を形成する。な
お、本実施例ではインプラント構造体２にスペーサ４を
装着する手段として、雌ネジ３にねじ込まれる雄ネジ５
を設けたが、雌ネジ３内に差し込まれる棒形状の突起と
するなど、種々変更可能なものである。
【００１１】次に、インプラント構造体２の測定装置７
を用いて、インプラント構造体２における接合部の位置
と、咬合平面とを測定する（図１参照）。インプラント
構造体２の測定装置７は、口腔内の各スペーサ４を撮影
する２大のカメラ８ａ、８ｂと、この２台のカメラ８
ａ、８ｂの撮影したものを受像するモニター装置９と、
モニター装置９の受像体からインプラント構造体２にお
ける接合部の位置と、咬合平面とを測定するコンピュー
タを用いた電気回路１０とから構成される。電気回路１
０は、２台のカメラ８ａ、８ｂによってモニター装置９
に映し出された受像体より、被測定部６の形状、位置お
よび位置関係を画像処理によって測定する。なお、被測
定部６の形状を測定する理由は、被測定部６の形状から
被測定部６の面の方向と中心が判り、結果的に接合部の
位置（雌ネジ３の位置およびネジ方向）が判るためであ
る。
を用いて、インプラント構造体２における接合部の位置
と、咬合平面とを測定する（図１参照）。インプラント
構造体２の測定装置７は、口腔内の各スペーサ４を撮影
する２大のカメラ８ａ、８ｂと、この２台のカメラ８
ａ、８ｂの撮影したものを受像するモニター装置９と、
モニター装置９の受像体からインプラント構造体２にお
ける接合部の位置と、咬合平面とを測定するコンピュー
タを用いた電気回路１０とから構成される。電気回路１
０は、２台のカメラ８ａ、８ｂによってモニター装置９
に映し出された受像体より、被測定部６の形状、位置お
よび位置関係を画像処理によって測定する。なお、被測
定部６の形状を測定する理由は、被測定部６の形状から
被測定部６の面の方向と中心が判り、結果的に接合部の
位置（雌ネジ３の位置およびネジ方向）が判るためであ
る。
【００１２】画像処理によって被測定部６の形状を測定
する一例を示す。まず、２台のカメラ８ａ、８ｂで口腔
内の各スペーサ４を撮影する。次に、一方のカメラ８ａ
で写されたモニター画面中の被測定部６の端部（被測定
部６は一般に楕円になり、その楕円の一部）をマウス等
で指定し（図５の＋マークＡ参照）、被測定部６のエッ
ジをエッジファインド処理する。つまり、電気回路１０
のコンピュータによって、被測定部６の周囲のエッジの
形状を読み取らせる（読取手段１１の作動）。すると、
電気回路１０のコンピュータは、エッジファインド処理
された被測定部６の形状から、インプラント構造体２に
おける接合部の位置を算出する（算出手段１２の作
動）。算出されたインプラント構造体２における接合部
の位置は、コンピュータの内部記憶装置に記憶される。
その後、同じ作業によって全ての被測定部６をエッジフ
ァインド処理し、全ての被測定部６から全てのインプラ
ント構造体２における接合部の位置を算出し、コンピュ
ータの内部記憶装置に記憶させる。次に、他方のカメラ
で写されたモニター画面中の被測定部６の端部をマウス
等で指定し、被測定部６のエッジをエッジファインド処
理によって、被測定部６の周囲のエッジの形状を読み取
らせる。すると、電気回路１０のコンピュータは、被測
定部６の形状から、インプラント構造体２における接合
部の位置を算出し、コンピュータの内部記憶装置に記憶
される。その後、同じ作業によって全ての被測定部６を
エッジファインド処理し、全ての被測定部６から全ての
インプラント構造体２における接合部の位置を算出し、
コンピュータの内部記憶装置に記憶させる。そして、２
台のカメラ８ａ、８ｂの位置関係は予め判っているた
め、上記によって得られた各測定値から、各インプラン
ト構造体２の雌ネジ３の位置関係も測定される。また、
本実施例では、各被測定部６の位置から、咬合平面も測
定できる。
する一例を示す。まず、２台のカメラ８ａ、８ｂで口腔
内の各スペーサ４を撮影する。次に、一方のカメラ８ａ
で写されたモニター画面中の被測定部６の端部（被測定
部６は一般に楕円になり、その楕円の一部）をマウス等
で指定し（図５の＋マークＡ参照）、被測定部６のエッ
ジをエッジファインド処理する。つまり、電気回路１０
のコンピュータによって、被測定部６の周囲のエッジの
形状を読み取らせる（読取手段１１の作動）。すると、
電気回路１０のコンピュータは、エッジファインド処理
された被測定部６の形状から、インプラント構造体２に
おける接合部の位置を算出する（算出手段１２の作
動）。算出されたインプラント構造体２における接合部
の位置は、コンピュータの内部記憶装置に記憶される。
その後、同じ作業によって全ての被測定部６をエッジフ
ァインド処理し、全ての被測定部６から全てのインプラ
ント構造体２における接合部の位置を算出し、コンピュ
ータの内部記憶装置に記憶させる。次に、他方のカメラ
で写されたモニター画面中の被測定部６の端部をマウス
等で指定し、被測定部６のエッジをエッジファインド処
理によって、被測定部６の周囲のエッジの形状を読み取
らせる。すると、電気回路１０のコンピュータは、被測
定部６の形状から、インプラント構造体２における接合
部の位置を算出し、コンピュータの内部記憶装置に記憶
される。その後、同じ作業によって全ての被測定部６を
エッジファインド処理し、全ての被測定部６から全ての
インプラント構造体２における接合部の位置を算出し、
コンピュータの内部記憶装置に記憶させる。そして、２
台のカメラ８ａ、８ｂの位置関係は予め判っているた
め、上記によって得られた各測定値から、各インプラン
ト構造体２の雌ネジ３の位置関係も測定される。また、
本実施例では、各被測定部６の位置から、咬合平面も測
定できる。
【００１３】なお、本実施例では、画像処理によって被
測定部６の形状を測定する一例として、エッジファイン
ド処理を例に示したが、画面上で楕円サークルを操作
し、楕円サークルを被測定部６の形状と一致させたり、
被測定部６のエッジの複数箇所をマウス等で指定し、各
指定箇所の位置関係から被測定部６の形状を電気回路１
０のコンピュータで識別させるなど、他の技術を用いて
も良い。また、口腔内の撮影が困難な場合は、スペーサ
４に、図６に示すような、一端面に被測定部１３が形成
された円筒状の補助スペーサ１４を被せる。その後印象
によって口腔内を型取りする。次に、補助スペーサ１４
を印象とともに口腔内から外す。その後、上記の技術に
よって、印象に付いた各補助スペーサ１４の被測定部１
３を測定することによって、インプラント構造体２にお
ける接合部の位置（雌ネジ３の位置およびネジ方向）
と、咬合平面とを測定する。なお、補助スペーサ１４の
外周に設けられた溝１５は、印象との結合性を向上させ
るために設けたものである。
測定部６の形状を測定する一例として、エッジファイン
ド処理を例に示したが、画面上で楕円サークルを操作
し、楕円サークルを被測定部６の形状と一致させたり、
被測定部６のエッジの複数箇所をマウス等で指定し、各
指定箇所の位置関係から被測定部６の形状を電気回路１
０のコンピュータで識別させるなど、他の技術を用いて
も良い。また、口腔内の撮影が困難な場合は、スペーサ
４に、図６に示すような、一端面に被測定部１３が形成
された円筒状の補助スペーサ１４を被せる。その後印象
によって口腔内を型取りする。次に、補助スペーサ１４
を印象とともに口腔内から外す。その後、上記の技術に
よって、印象に付いた各補助スペーサ１４の被測定部１
３を測定することによって、インプラント構造体２にお
ける接合部の位置（雌ネジ３の位置およびネジ方向）
と、咬合平面とを測定する。なお、補助スペーサ１４の
外周に設けられた溝１５は、印象との結合性を向上させ
るために設けたものである。
【００１４】次に、義歯の製作の一例を示す。インプラ
ント構造体２が埋め込まれた口腔内を、例えばレーザー
光をスキャニングさせる装置を用いて測定し、その測定
結果を電気回路１０のコンピュータ内に記憶させる。次
に、得られた口腔内の形状と、咬合平面とを基に、義歯
の基となるフレーム（例えば、金属、セラミック、樹脂
など）の裏面を、コンピュータと三次元切削器とを用い
たＣＡＭ技術にて切削加工し、患者の口腔内の形状と義
歯の裏面（歯肉側）とを一致させる。次いで、コンピュ
ータの記憶するインプラント構造体２における接合部の
位置（雌ネジ３の位置、雌ネジ３のネジ方向）および咬
合平面を基に、コンピュータと三次元切削器とを用いた
ＣＡＭ技術にてフレーム１６に各インプラント構造体２
の雌ネジ３に対応したネジ穴１７を形成する（図７参
照）。このネジ穴１７は、完成された義歯をインプラン
ト構造体２に固定するネジ１８が差し込まれる穴であ
る。その後、フレーム１６に、例えばセラミック焼付に
よって義歯の表面を形成し、義歯が作成される。この義
歯は、患者の要求等に応じて歯肉部等が取りつけられ、
完成する。
ント構造体２が埋め込まれた口腔内を、例えばレーザー
光をスキャニングさせる装置を用いて測定し、その測定
結果を電気回路１０のコンピュータ内に記憶させる。次
に、得られた口腔内の形状と、咬合平面とを基に、義歯
の基となるフレーム（例えば、金属、セラミック、樹脂
など）の裏面を、コンピュータと三次元切削器とを用い
たＣＡＭ技術にて切削加工し、患者の口腔内の形状と義
歯の裏面（歯肉側）とを一致させる。次いで、コンピュ
ータの記憶するインプラント構造体２における接合部の
位置（雌ネジ３の位置、雌ネジ３のネジ方向）および咬
合平面を基に、コンピュータと三次元切削器とを用いた
ＣＡＭ技術にてフレーム１６に各インプラント構造体２
の雌ネジ３に対応したネジ穴１７を形成する（図７参
照）。このネジ穴１７は、完成された義歯をインプラン
ト構造体２に固定するネジ１８が差し込まれる穴であ
る。その後、フレーム１６に、例えばセラミック焼付に
よって義歯の表面を形成し、義歯が作成される。この義
歯は、患者の要求等に応じて歯肉部等が取りつけられ、
完成する。
【００１５】〔実施例の効果〕本実施例では、従来のよ
うに複数回の型取りを行うことなく、インプラント構造
体２にスペーサ４をリッジットに装着し、このスペーサ
４に設けられた被測定部６を直接測定することによっ
て、各インプラント構造体２の雌ネジ３の方向および位
置関係を測定するため、各インプラント構造体２の雌ネ
ジ３の方向および位置関係が容易にかつ正確かつ迅速に
測定できる。なお、補助スペーサ４を用いて各インプラ
ント構造体２の雌ネジ３の方向および位置関係を測定す
る場合であっても、型取りの回数が、従来に比較して大
変少なくでき、結果的に測定誤差を従来に比較して小さ
く抑えることができる。従来であれば、義歯とインプラ
ント構造体２との位置合わせを行うのに、多数の工程と
労働力、専門技術等が必要であったが、従来の多数の型
取り工程等が不要になるため、インプラントを用いた治
療費を従来に比較して下げることが可能になる。各イン
プラント構造体２の雌ネジ３の位置および方向を正確に
測定することにより、義歯に正確な穴開けが可能とな
り、結果的にインプラント構造体２における接合部と義
歯とを正確に接合することができる。これによって、イ
ンプラント構造体２に応力が加わるのを防ぐことがで
き、インプラント構造体２と顎骨との接合部が炎症を起
こすなどの不具合を防ぐことができる。また、義歯のネ
ジ穴に遊びを設ける必要がなく、遊び部分に汚れや菌が
付着する不具合を無くすことができる。本実施例では、
スペーサ４を用いることによって、咬合平面をも測定で
きるため、作成される義歯の精度を高めることができ
る。
うに複数回の型取りを行うことなく、インプラント構造
体２にスペーサ４をリッジットに装着し、このスペーサ
４に設けられた被測定部６を直接測定することによっ
て、各インプラント構造体２の雌ネジ３の方向および位
置関係を測定するため、各インプラント構造体２の雌ネ
ジ３の方向および位置関係が容易にかつ正確かつ迅速に
測定できる。なお、補助スペーサ４を用いて各インプラ
ント構造体２の雌ネジ３の方向および位置関係を測定す
る場合であっても、型取りの回数が、従来に比較して大
変少なくでき、結果的に測定誤差を従来に比較して小さ
く抑えることができる。従来であれば、義歯とインプラ
ント構造体２との位置合わせを行うのに、多数の工程と
労働力、専門技術等が必要であったが、従来の多数の型
取り工程等が不要になるため、インプラントを用いた治
療費を従来に比較して下げることが可能になる。各イン
プラント構造体２の雌ネジ３の位置および方向を正確に
測定することにより、義歯に正確な穴開けが可能とな
り、結果的にインプラント構造体２における接合部と義
歯とを正確に接合することができる。これによって、イ
ンプラント構造体２に応力が加わるのを防ぐことがで
き、インプラント構造体２と顎骨との接合部が炎症を起
こすなどの不具合を防ぐことができる。また、義歯のネ
ジ穴に遊びを設ける必要がなく、遊び部分に汚れや菌が
付着する不具合を無くすことができる。本実施例では、
スペーサ４を用いることによって、咬合平面をも測定で
きるため、作成される義歯の精度を高めることができ
る。
【００１６】〔第２実施例〕図８は第２実施例を示すも
ので、支台が一体に設けられたインプラント構造体２の
斜視図である。本実施例では、端部に被測定部１９が設
けられたカップ状のスペーサ２０を支台２１に被せるも
のである。上記第１実施例のスペーサ４と同様、本実施
例のスペーサ２０も異なった長さが多数用意され、支台
２１に装着される際に、咬合平面を仮想して支台２１に
被せられる。そして、各支台２１に被せられたスペーサ
２０の被測定部１９の形状を測定することにより、支台
２１の位置、方向および咬合平面を測定するものであ
る。
ので、支台が一体に設けられたインプラント構造体２の
斜視図である。本実施例では、端部に被測定部１９が設
けられたカップ状のスペーサ２０を支台２１に被せるも
のである。上記第１実施例のスペーサ４と同様、本実施
例のスペーサ２０も異なった長さが多数用意され、支台
２１に装着される際に、咬合平面を仮想して支台２１に
被せられる。そして、各支台２１に被せられたスペーサ
２０の被測定部１９の形状を測定することにより、支台
２１の位置、方向および咬合平面を測定するものであ
る。
【００１７】〔第３実施例〕図９は第３実施例を示すも
ので、スペーサ４の被測定部６を示す斜視図である。本
実施例のスペーサ４は、被測定部６をエッジファインド
処理する際に、処理を確実にするために、被測定部６の
周囲のエッジを鋭く設けたものである。
ので、スペーサ４の被測定部６を示す斜視図である。本
実施例のスペーサ４は、被測定部６をエッジファインド
処理する際に、処理を確実にするために、被測定部６の
周囲のエッジを鋭く設けたものである。
【００１８】〔変形例〕上記の実施例では、被測定部を
円形平面に設けた例を示したが、三角形、四角形の他の
形状や、凸曲面、凹曲面に設けたり、複数の特定箇所
（例えばスペーサに３つ測定箇所を設ける）を被測定部
として用いても良い。２台のカメラを用いてインプラン
トの位置関係を測定した例を示したが、レーザ計測装置
を用いてインプラントの位置関係を測定したり、１台の
カメラで被測定部の外形寸法等より被測定部の位置関係
を測定しても良い。本実施例では、咬合平面を測定する
ために、スペーサをインプラント構造体に用いる例を示
したが、インプラント構造体の被測定部を直接測定する
ことによって、インプラント構造体における接合部の位
置を測定しても良い。本実施例では、口腔内の露出部分
に被測定部を設けたが、体内に埋め込まれる部分に被測
定部を設けて、ＭＲＩ（カメラの一例）やＸ線（カメラ
の一例）等を用いて被測定部を写し、体内に埋め込まれ
た被測定部からインプラント構造体における接合部の位
置を測定しても良い。また、体内に埋め込まれた部分に
設けた測定箇所と口腔内に露出する部分に設けられた測
定箇所とによる被測定部を設けても良い。カメラの一例
として、実施例中のＣＣＤカメラ、変形例中のＭＲＩ、
Ｘ線カメラ（ＣＴスキャナ等）を示したが、レーザ光で
口腔内をスキャニングさせて口腔内の形状を測定するレ
ーザ計測装置など、被測定部が写せるものであれば何で
も良い。顎内にインプラント構造体を独立して埋め込ん
だ例を示したが、一体に埋め込み、このインプラント構
造体の複数の接合部を測定するように設けても良い。顎
骨にインプラント構造体を埋め込む例を示したが、歯肉
内にインプラント構造体を埋め込んで、インプラント構
造体を顎に固定しても良い。患者自身の歯とインプラン
ト構造体との位置関係を測定するように設けても良い。
咬合面が平面である場合の例を示したが、曲面であって
もスペーサを用いて、あるいは画面上にシュミレートし
て測定可能なものである。モニター画面から各被測定部
を読み取った例を示したが、写真やフィルムなど他の受
像体から各被測定部を読み取っても良い。
円形平面に設けた例を示したが、三角形、四角形の他の
形状や、凸曲面、凹曲面に設けたり、複数の特定箇所
（例えばスペーサに３つ測定箇所を設ける）を被測定部
として用いても良い。２台のカメラを用いてインプラン
トの位置関係を測定した例を示したが、レーザ計測装置
を用いてインプラントの位置関係を測定したり、１台の
カメラで被測定部の外形寸法等より被測定部の位置関係
を測定しても良い。本実施例では、咬合平面を測定する
ために、スペーサをインプラント構造体に用いる例を示
したが、インプラント構造体の被測定部を直接測定する
ことによって、インプラント構造体における接合部の位
置を測定しても良い。本実施例では、口腔内の露出部分
に被測定部を設けたが、体内に埋め込まれる部分に被測
定部を設けて、ＭＲＩ（カメラの一例）やＸ線（カメラ
の一例）等を用いて被測定部を写し、体内に埋め込まれ
た被測定部からインプラント構造体における接合部の位
置を測定しても良い。また、体内に埋め込まれた部分に
設けた測定箇所と口腔内に露出する部分に設けられた測
定箇所とによる被測定部を設けても良い。カメラの一例
として、実施例中のＣＣＤカメラ、変形例中のＭＲＩ、
Ｘ線カメラ（ＣＴスキャナ等）を示したが、レーザ光で
口腔内をスキャニングさせて口腔内の形状を測定するレ
ーザ計測装置など、被測定部が写せるものであれば何で
も良い。顎内にインプラント構造体を独立して埋め込ん
だ例を示したが、一体に埋め込み、このインプラント構
造体の複数の接合部を測定するように設けても良い。顎
骨にインプラント構造体を埋め込む例を示したが、歯肉
内にインプラント構造体を埋め込んで、インプラント構
造体を顎に固定しても良い。患者自身の歯とインプラン
ト構造体との位置関係を測定するように設けても良い。
咬合面が平面である場合の例を示したが、曲面であって
もスペーサを用いて、あるいは画面上にシュミレートし
て測定可能なものである。モニター画面から各被測定部
を読み取った例を示したが、写真やフィルムなど他の受
像体から各被測定部を読み取っても良い。
【図１】インプラント構造体の測定装置の概略図である
（第１実施例）。
（第１実施例）。
【図２】歯の無い状態の顎の説明図である（第１実施
例）。
例）。
【図３】顎に埋め込まれるインプラント構造体の説明図
である（第１実施例）。
である（第１実施例）。
【図４】インプラント構造体に装着されるスペーサの説
明図である（第１実施例）。
明図である（第１実施例）。
【図５】エッジファイン処理される被測定部の説明図で
ある（第１実施例）。
ある（第１実施例）。
【図６】補助スペーサの斜視図である（第１実施例）。
【図７】義歯のフレームに設けられるネジ穴の説明図で
ある（第１実施例）。
ある（第１実施例）。
【図８】支台一体型のインプラント構造体の斜視図であ
る（第２実施例）。
る（第２実施例）。
【図９】スペーサの被測定部を示す斜視図である（第３
実施例）。
実施例）。
２ インプラント構造体 ３ 雌ネジ（接合部） ６ 被測定部 ７ インプラント構造体の測定装置 ８ａ、８ｂ カメラ １０ 電気回路 １１ 読取手段 １２ 算出手段
Claims (2)
- 【請求項１】 顎内に埋め込まれるインプラント構造体
に直接または間接的に設けられた、義歯が接合される複
数の接合部を測定するための複数の被測定部をカメラに
よって写し、 このカメラによって得られた受像体中の各被測定部をそ
れぞれ計測することによって、前記インプラント構造体
における前記接合部の位置を測定するインプラント構造
体の測定方法。 - 【請求項２】 （ａ）顎内に埋め込まれるインプラント
構造体に直接または間接的に設けられた、義歯が接合さ
れる複数の接合部を測定するための複数の被測定部を写
すカメラと、 （ｂ）このカメラによって得られた受像体の各被測定部
を読み取る読取手段、 およびこの読取手段の読み取った各被測定部から、前記
インプラント構造体における前記接合部の位置を算出す
る算出手段を備えた電気回路とを備えるインプラント構
造体の測定装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4314565A JPH0824685B2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | インプラント構造体の測定方法およびその測定装置 |
| EP93309289A EP0599578A3 (en) | 1992-11-25 | 1993-11-22 | Device and method for a structure to be implanted. |
| US08/156,908 US5401170A (en) | 1992-11-25 | 1993-11-24 | Measuring device and measuring method of implant structure |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4314565A JPH0824685B2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | インプラント構造体の測定方法およびその測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06154252A true JPH06154252A (ja) | 1994-06-03 |
| JPH0824685B2 JPH0824685B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=18054814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4314565A Expired - Lifetime JPH0824685B2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | インプラント構造体の測定方法およびその測定装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5401170A (ja) |
| EP (1) | EP0599578A3 (ja) |
| JP (1) | JPH0824685B2 (ja) |
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| JP2015523108A (ja) * | 2012-05-07 | 2015-08-13 | シロナ・デンタル・システムズ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 歯の状況の測定方法 |
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| US9668834B2 (en) | 2013-12-20 | 2017-06-06 | Biomet 3I, Llc | Dental system for developing custom prostheses through scanning of coded members |
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