JPH0615210A - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JPH0615210A
JPH0615210A JP20310792A JP20310792A JPH0615210A JP H0615210 A JPH0615210 A JP H0615210A JP 20310792 A JP20310792 A JP 20310792A JP 20310792 A JP20310792 A JP 20310792A JP H0615210 A JPH0615210 A JP H0615210A
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JP
Japan
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nozzle
coated
work
coating
dispenser
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JP20310792A
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English (en)
Inventor
Michihiro Suzuki
道博 鈴木
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Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的簡単な構成でもって、精度良い塗布が
行なえ、しかも均一な塗布を行なうこと。 【構成】 塗布材料を被塗布部材に塗布するための、ノ
ズルを有する吐出部材と、吐出部材を被塗布部材に近接
及び離隔する方向に移動させるための駆動手段と、駆動
手段を作動制御する制御手段と、ノズルと被塗布部材の
間隔が所定量になるとこれを検出する検知手段と、を具
備している。制御手段は検知手段からの検出信号により
駆動手段を除勢し、かくしてノズルと被塗布部材が所定
の間隔に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば接着剤等の塗布
材料を塗布するための塗布装置であって、特に小量の塗
布材料を均一に塗布することができる塗布装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の塗布装置は、例えば可撓性チュー
ブ内に保持された塗布材料が、該チューブの外部を押圧
するローラにより送出され、ノズルから吐出されるもの
がある。比較的小量の吐出を行なう塗布装置の場合、タ
イマー等が用いられ、このタイマーの作動時間に対応し
て、所定量が吐出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来の塗布装置では、ノズルと被塗布部材との間隔を
所定値に設定することが困難であった。かかる間隔が変
化すると、ノズルからの塗布材料の供給量も変わり、被
塗布部材に塗布材料を所望の通り塗布することができな
い。
【0004】本発明は、上記事実に鑑みなされたもので
あって、その課題とするところは、比較的簡単な構成で
もって、精度良い塗布が行なえ、しかも均一な塗布を行
なうことができる塗布装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明の第1の塗布装置は、塗布材料を被塗布部材
に塗布するためのノズルを有する吐出部材と、吐出部材
を被塗布部材に近接及び離隔する方向に移動させるため
の駆動手段と、駆動手段を作動制御する制御手段と、ノ
ズルと被塗布部材の間隔が所定量になるとこれを検出す
る検知手段とを具備している。
【0006】また、本発明の塗布装置は、塗布材料を被
塗布部材に塗布するためのノズルを有する吐出部材と、
吐出部材を被塗布部材に近接及び離隔する方向に移動さ
せるための駆動手段と、駆動手段を作動制御する制御手
段と、ノズルが被塗布部材に接触するとこれを検出して
検知信号を発生する検知手段と、を具備している。
【0007】
【作用】第1の塗布装置では、制御手段は検知手段から
の検出信号により駆動手段を除勢する。従って、ノズル
と被塗布部材が所定の間隔に設定され、これによって塗
布材料が被塗布部材に精度よく且つ均一に塗布される。
また、第2の塗布装置では、制御手段は検知手段の検知
信号に基づいて駆動手段の駆動方向を切り換え、ノズル
が被塗布部材から所定量離隔すると駆動手段を除勢す
る。従って、この装置においてもノズルと被塗布部材が
所定の間隔に設定され、これによって塗布材料が被塗布
部材に精度よく且つ均一に塗布される。
【0008】
【実施例】次に本発明に従う塗布装置の実施例につい
て、図1乃至図6を参照しながら詳述する。まず図1を
用いて、本発明の塗布装置の概要を説明する。図1は塗
布装置の構成概念図を示し、図1(a)は第1の実施例
を示す塗布装置、また図1(b)は第2の実施例を示す
塗布装置である。なお、図1(a),(b)共に同じ部
材には、同様の番号が付してある。図1(a)におい
て、2は接着剤を送出するための送出手段としてのコン
プレッサ、3は接着剤が吐出される吐出部材としてのデ
ィスペンサー、4は接着剤が塗布される被塗布材料とし
ての部品(以後、ワークと呼ぶ)、5は制御手段として
のコントローラである。ディスペンサー3はその本体部
内に接着剤が充填され、その先端部にノズル6が設けら
れ、ディスペンサー3内の接着剤はこのノズル6からワ
ークに塗布される。
【0009】ディスペンサー3のノズル6には、これに
一体的に取り付けられた検知手段としてのマイクロスイ
ッチ7が設けられている。マイクロスイッチ7には例え
ば感圧型が用いられ、その検知部位はノズル6の先端部
高さ(長さ)と実質上同じ高さ(長さ)位置に設定され
ている。ディスペンサー3がワーク4に近づいて接触す
ると、マイクロスイッチ7もワーク4に接触し、マイク
ロスイッチ7がオンして検知信号を生成する。この検知
信号はコントローラ5に送給される。コントローラ5か
らの信号は、ディスペンサー3を移動させるためのモー
タM(駆動手段として作用する)及びコンプレッサ2に
送給される。モータMの出力側はディスペンサー3に駆
動連結されており、このモータMが例えば正転するとデ
ィスペンサー3がワーク4に近接する方向(図1にて左
方)に移動され、モータMが例えば逆転するとディスペ
ンサー3がワーク4から離隔する方向(図1にて右方)
に移動される。
【0010】この塗布装置においては、塗布開始スイッ
チ(図示せず)を押圧する又は外部から塗布開始信号が
コントローラ5に供給されると、コントローラ5はモー
タMを正転し、ディスペンサー3がワーク4に近接する
方向に移動される。そして、ディスペンサー3のノズル
6がワーク4に接触すると、マイクロスイッチ7がこれ
を検出して検知信号を生成し、この検知信号がコントロ
ーラ5に送給される。かくすると、コントローラ5が検
知信号に基づいて停止信号及び供給信号を生成し、停止
信号がモータMに送給され、モータMが除勢される。ま
た、供給信号はコンプレッサ2に送給され、この供給信
号に基づいてポンプ2が付勢され、ディスペンサー3内
の接着剤がノズル6を通してワーク4に塗布される。こ
の実施例では、ノズル6がワーク4に接触すると、これ
をマイクロスイッチ7が検知してモータMを除勢するの
で、ノズル6とワーク4を所定の間隔(この場合接触状
態)にすることができる。尚、実施例では、ノズル6が
ワーク4に接触したときにマイクロスイッチ7がオンと
なる構成であるが、マイクロスイッチ7の取付位置を位
置調整自在にして、ノズル6とワーク4との間隔が所定
の設定値(例えば0.2mm程度)になるとオンとなる
ようにすることもできる。
【0011】図1(b)における第2の実施例では、前
記第1の実施例と異なり、検知手段であるマイクロスイ
ッチ7を有していない。また、コントローラ5は後退時
間設定手段10を有し、ノズル6がワーク4に接触した
後ノズル6が設定時間これから離隔する方向に移動され
るようになっている。この第2の実施例では、ディスペ
ンサー3の一部、即ちノズル6とワーク4が例えば鉄鋼
材等の導電材料から形成されている。従って、ディスペ
ンサー3のノズル6がワーク4に接触すると、ノズル6
及びワーク4を含む電気的回路8が導通状態となり、こ
の電気的回路8を含む検知手段が検知信号を生成する。
この検知信号がコントローラ5に供給されると、コント
ローラ5は反転信号を生成すると共に、後退時間設定手
段10が作動する。反転信号はモータMに送給され、こ
の反転信号に基づいてモータMは正転から逆転に切り換
えられ、ディスペンサー3は、ワーク4に接触した後こ
れから離れる方向に移動される。そして、後退時間設定
手段10が設定時間を計時するとコントローラ5が停止
信号を生成し、この停止信号に基づいてモータMが除勢
される。また、このとき、コントローラ5が供給信号を
生成し、この供給信号によりコンプレッサ2が付勢され
る。かくすると、コンプレッサ2から圧縮空気がディス
ペンサー3に供給され、圧縮空気の作用によってノズル
6から接着剤が吐出される。この第2の実施例でも、ノ
ズル6がワーク4に接触した後、設定時間経過後にモー
タMが除勢されるので、ノズル6とワーク4との間隔を
所定値にすることができ、接着剤をワーク4に精度よく
塗布することができる。ノズル6とワーク4との間隔
は、容易に理解される如く、後退時間設定手段10によ
って設定される時間を変えることによって調整すること
ができ、これにより接着剤の塗布量(接着層の厚さ)を
変えることができる。
【0012】後退時間設定手段10に代えて、パルス設
定手段を用いることもできる。このパルス設定手段は、
電気的回路8が導電状態になるとその検出信号に基づい
て作動し、作動後設定パルス数を生成するとコントロー
ラ5が停止信号を生成するようにすることができる。停
止信号が生成されると、これによりモータMが停止する
と共にコンプレッサ2が付勢されて接着剤の供給が開始
される。パルス設定手段を用いた場合には、これにより
設定されるパルス数を変えることによりノズル6とワー
ク4との間隔を調整することができる。第1の実施例に
おけるコントローラ5による制御を第2の実施例に適用
することができ、これとは反対に、第2の実施例におけ
るコントローラ5による制御を第1の実施例に適用する
こともできる。
【0013】次に図2乃至図6により、上記実施例につ
いて更に詳細に説明する。図2は、第1の実施例の塗布
装置であり、その側面を示した図である。図2におい
て、塗布されるべきワーク14は、例えばスピンドルモ
ータが組み立てられる一部品であり、浅皿状のブラケッ
ト45と、ブラケット45に対して同軸的に立設された
円柱状のシャフト44と、が一体的に固定されている。
本塗布装置は、このワーク14におけるシャフト44の
外周面へ、図示省略のベアリングを接着するために所要
の接着剤を塗布するものである。
【0014】支柱20には、ディスペンサー13を移動
させるためのモータ36と、コンプレッサ12とが取り
付けられている。コンプレッサ12は補助板21を介し
て固定されており、コンプレッサ12はモータ部を含ん
でいる。モータ部が回転すると、コンプレッサ12から
の圧縮空気が導出路19を通してディスペンサー13の
本体部に送給される。また図の左側にはコントローラ1
5が取り付けられている。
【0015】ディスペンサー13の先端部には、ノズル
16とマイクロスイッチ17とが一体的に設けられてい
る。またディスペンサー13は、その略中央部に位置す
る指示部39において、キャリア38に対し回動自在に
支持される。従ってディスペンサー13の先端部を成す
ノズル16とマイクロスイッチ17とは、図の上下方向
へ首を振るように動かすことができる。このため、ワー
ク14に対する塗布位置や角度、あるいは塗布面積を自
由に設定することが可能である。キャリア38は、ボー
ルネジ37上に取り付けられており、モータ36の回転
に従い図の左右方向へ移動させることができる。
【0016】マイクロスイッチ17からは、配線コード
40がコントローラ15へ接続される。一方、ワーク1
4は保持部材34に対して、図の矢印の方向へ装着され
る。保持部材34には、その上端部において環状に形成
された突状部35を有すると共に、回転軸線30と同軸
的に設けられた貫通孔49を有している。突状部35
は、ワーク14のブラケット45の底面形状に対応して
形成されており、ワーク14が保持部材34に位置決め
されて置かれるようになっている。貫通孔49には、芯
出しシャフト33が挿通されている。この芯出しシャフ
ト33により、後述するが、ワーク14は保持部材34
に対して同軸的に保持される。
【0017】保持部材34の下部は、L字形状の取付板
26に固定されており、この取付板26は更にエアシリ
ンダー本体部24に取付固定されている。そしてエアシ
リンダーロッド端部25,29は支柱23へ固定され
る。また、取付板26の下方には、補助板27を介して
エアシリンダー本体部28が固定されている。エアシリ
ンダーロッド部48の上側には、モータ31が固定され
る。モータ31には、連結(カップリグ)部材32を介
して、前述の芯出しシャフト33が連結される。従っ
て、保持部材34に装着されたワーク14は、エアシリ
ンダー本体部24とロッド部47との相対移動により、
図の上下方向へ移動自在に保持され、最適な塗布位置に
セットされる。そして、エアシリンダー本体部28とロ
ッド部48との相対移動により芯出しシャフト33が上
昇して、ワーク14は確実に回転軸線30上に(即ち同
軸的に)保持部材34に装着される。更に、ワーク14
の塗布中の軸振れ防止のために、シャフト44の先端
(図の上端)部を、チャック部材88が回転軸線30の
下方向へ押圧する。
【0018】こうして、保持部材34にワーク14がセ
ットされると、モータ36が回転してキャリア38を図
の左方向へ移動させる。ディスペンサー13のノズル1
6及びマイクロスイッチ17がワーク14のシャフト4
4に接触すると、マイクロスイッチ17がオンされ、配
線コード40を介しコントローラ15へ入力される。マ
イクロスイッチ17は、コントローラ15に対する閉ル
ープを成す。これにより、モータ36が除勢され、ディ
スペンサー13の移動が停止される。また、コンプレッ
サ12が作動してノズル16から接着剤が吐出され、そ
して配線コード43を介しモータ31が作動してワーク
14を(回転軸線30上に)回転させる。即ち、ワーク
14は、ノズル16から吐出された接着剤が均一に塗布
され、所定時間の後、これらは停止して終了する。ノズ
ル16からの吐出タイミングは、マイクロスイッチ17
が接触してから吐出が行なわれるため、ワーク14への
塗布の過剰や不足になることはない。また、ノズル16
とワーク14との間隔を所定値に正確に設定することが
できるため、接着剤の層を実質均一にし、また供給量も
一定に保つことができる。なお、収容容器11やディス
ペンサー13、ノズル16等の接着剤接液部には、用い
る接着剤に応じてステンレス鋼、チタン、セラミック等
により形成するのが望ましい。また、接着剤の供給路1
8や導出路19には、フッソ樹脂材料等が用いられる。
コンプレッサ12を含む塗布機として、例えば、日本ロ
ックタイト株式会社から精密塗布機モデル7000とし
て市販されているものを用いることができる。
【0019】図3は、上述の第2の実施例の塗布装置で
あり、その側面を示した図である。図2に示した第1の
実施例と同じ共通の部位には、同じ番号が付してある。
図3において、第2の実施例を説明するに際し、図2に
示した第1の実施例と異なる部位、構成についてのみ説
明する。図3において、ディスペンサー13にはコント
ローラ15から延びた配線コード40が導電端子61に
接続されている。導電端子61はノズル16に電気的に
通電している。一方、保持部材34は、上側保持部50
と下側保持部51とに分割されて形成されており、各々
の回転軸線30と同軸的に芯出しシャフト33が挿通さ
れる。上側保持部材50と下側保持部材51との間に
は、絶縁シート52が介在して設けられている。上側保
持部材50は導電性である鉄鋼材で形成されており、導
電端子53には配線コード60が接続されている。配線
コード60はコントローラ15へ接続される。
【0020】第2の実施例では、ワーク14に鉄鋼材や
アルミニウム材等の導電性材料を用いている。従って、
ワーク14が保持部材34にセットの後、ディスペンサ
ー13が移動して、ノズル16がワーク14に接触する
と、ディスペンサー13及びワーク14を含む電気的回
路が導電状態となり、この電気的回路を含む検知手段が
検知信号を生成する。かくすると、コントローラ15は
反転信号を生成すると共に、後退時間設定手段が作動
し、この反転信号に基づいてモータ36は正転から逆転
に切り換えられる。そして、後退時間設定手段が設定時
間を計時するとモータ36が除勢され、ノズル16とワ
ーク14とが所定の間隔になる。また、モータ16が除
勢されると、コンプレッサ12が作動し、接着剤の供給
が開始される。この第2の実施例でも、ディスペンサー
13(ノズル16)がワーク14に接触した後所定の設
定時間経過した後モータ16が除勢されるのでノズル1
6とワーク14の間隔を正確に所定値にすることがで
き、ムラの無い正確で均一な塗布が可能となる。また、
ノズル16及びワーク14を含む電気的回路を利用して
いるので、第1の実施例におけるマイクロスイッチを必
要としない。コンプレッサ12を含む塗布機として、上
述したものに代えて、ローラを用いたそれ自体公知の装
置、例えば、日本ロックタイト株式会社から塗布機モデ
ル8000として市販されているものを用いることもで
きる。
【0021】次に示す図4は、上記第2の実施例におけ
るノズル16の形状を示す要部拡大図である。図4
(a)に示すように、図に向かって左下方向が吐出側で
ある。第2の実施例では、ノズル16は、接着剤を吐出
させるためと同時に、電気接点としての役割を有してい
る。このため、ノズル16の先端部には、舌状部72が
一体に形成されており、この舌状部72の先端部がワー
ク14(具体的にはシャフト44の外周面)に接触す
る。そして接着剤は吐出孔70より吐出される。図4
(b),(c)は、ノズル16とシャフト44との接触
状態を示した側面図である。ノズル16の開口部79と
舌状部72の先端との距離をx,また開口部79の開口
平面と回転軸線30との角度yとして、これらx,yを
設定することにより接着剤を精度良く吐出することがで
きる。
【0022】なお上記に関し、本実施例によれば、コン
プレッサ12のモータ部の駆動回転数を変更して吐出量
を変化させることが可能であるが、回転数を可変するこ
とができないモータでは、以下の構成が有用である。即
ち、図4において、xの寸法を大きくすることにより、
接着剤の吐出圧が一定の場合に、吐出量、詳細にはワー
ク14に塗布される接着剤の層厚を増加させることがで
きる。また一定の吐出圧の条件であっても、粘度が高く
なるにつれ、吐出量が低下する場合がある。しかしなが
ら、例えば角度yの度合いを大きくすることにより、所
定の吐出量を確保することもできる。
【0023】図5(a),(b)は、ノズル16の別の
形状を示す拡大図である。図5(a)は横から見た側面
図、図5(b)は上側から見た平面図である。この実施
例では、図4のノズル16に比べて異なる点は、突端部
73,74が先端部に形成されていることである。図5
(b)における吐出孔70の半径寸法よりも、被塗布部
材であるシャフト44の外径寸法の方が、小さいように
設定してある。ノズル16が、シャフト44の外周面に
接触すると、突端部73,74により、シャフト44は
同軸支持され、シャフト44の回転に伴うブレもなく、
安定した塗布を行なうことができる。また突端部73と
74により、吐出孔70からの接着剤の滲みやはみだし
等も防止することができる。
【0024】図6は、前述の舌状部72や、突端部7
3,74の一体形状とは異なり、ノズル16に別体に接
触子80を設けたものである。先端部81は、玉状に形
成されている。接触子は、リン青銅材質の弾性を有して
いるため、シャフトに傷等を付けにくい。
【0025】以上、本発明に従う塗布装置の実施例につ
いて説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるも
のでなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形
乃至修正が可能である。例えば送出手段として、本実施
例ではコンプレッサ12を用いて説明したが、この他に
ロータリーポンプによる接着剤の送出や、回転軸線方向
へ螺旋状に設けられた隔壁を有してなるドライブシャフ
トを、回転駆動させて接着剤を送出する等、選定自由で
ある。また、マイクロスイッチ17の方式やディスペン
サー13のノズル16の形状等、コントローラ15がオ
ンされるための形状や種類等は限定されない。尚、接着
剤の吐出時間の設定はタイマー手段を用いてもよいが、
これに限定されず、ワーク14側で、例えばエンコーダ
等による回転検出を行ない、所定回転数になった時に、
吐出を停止するようにしてもよい。この他、接着剤を収
容するための収容容器をディスペンサー13と別体に設
け、収容容器内の接着剤をディスペンサーを通して供給
するようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明の塗布装置によれば、制御手段は
被塗布部材とノズルとの間隔が所定量になるとこれを検
出する検知手段からの信号に基づいて駆動手段を除勢す
るので、ノズルと被塗布部材との間隔を所定量に設定す
ることができる。また、制御手段は検知手段の検知信号
に基づいて駆動手段の駆動方向を切り換え、ノズルが被
塗布部材から所定量離隔するとこの駆動手段を除勢する
ので、このときも、ノズルと被塗布部材との間隔を所定
量に設定することができる。従って、上述の塗布装置で
は、被塗布部材を基準にしてノズルとの間隔を所定値に
設定できるので、精度良い塗布が行なえると共に、ムラ
の無い均一な塗布が行なえる。特に塗布量が小量であ
り、かつ正確な塗布が要求される場合には、より効果が
高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う塗布装置の構成概念図であり、図
1(a)は、第1の実施例を示す塗布装置、図2(b)
は、第二の実施例を示す塗布装置である。
【図2】本発明に従う塗布装置を示し、第1の実施例で
ある塗布装置の側面図。
【図3】本発明に従う塗布装置を示し、第2の実施例で
ある塗布装置の側面図。
【図4】図3に示した塗布装置の一部を示す要部拡大図
であり、図4(a)は、その斜視図、また図4(b)及
び図4(c)は、その側面図である。
【図5】図4に示した要部拡大図の別の実施例を示し、
図5(a)は、その側面図、図5(b)は、その平面図
である。
【図6】図4に示した要部拡大図の更に別の実施例を示
す側面図である。
【符号の説明】
2,12 コンプレッサ(送出手段) 3,13 ディスペンサー(吐出部材) 4,14 ワーク(被塗布部材) 5,15 コントローラ(制御手段) 6,16 ノズル 7,17 マイクロスイッチ(検知手段) 8 回路 70 吐出孔 71 導出孔 72 舌状部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布材料を被塗布部材に塗布するため
    の、ノズルを有する吐出部材と、該吐出部材を該被塗布
    部材に近接及び離隔する方向に移動させるための駆動手
    段と、該駆動手段を作動制御する制御手段と、該ノズル
    と該被塗布部材の間隔が所定量になるとこれを検出する
    検知手段と、を具備し、 該制御手段は該検知手段からの検出信号により該駆動手
    段を除勢し、かくして該ノズルと該被塗布部材が所定の
    間隔に設定される、ことを特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】 該検知手段は該ノズルが該被塗布部材に
    接触するとこれを検知し、かくして該ノズルと該被塗布
    部材が所定の間隔に設定される請求項1記載の塗布装
    置。
  3. 【請求項3】 該ノズル及び該被検出部材は導電性材料
    から形成され、該ノズルが該被検出部材に接触すると該
    ノズル及び該被検出部材を含む電気的回路が導通状態に
    なる請求項2記載の塗布装置。
  4. 【請求項4】 該塗布材料を被塗布部材に塗布するため
    のノズルを有する吐出部材と、該吐出部材を該被塗布部
    材に近接及び離隔する方向に移動させるための駆動手段
    と、該駆動手段を作動制御する制御手段と、該ノズルが
    該被塗布部材に接触するとこれを検出して検出信号を生
    成する検知手段と、を具備し、 該制御手段は、該検知手段の該検知信号に基づいて該駆
    動手段の駆動方向を切り換え、該ノズルが該被塗布部材
    から所定量離隔すると該駆動手段を除勢し、かくして該
    ノズルと該被塗布部材が所定の間隔に設定される、こと
    を特徴とする塗布装置。
  5. 【請求項5】 該制御手段は後退時間設定手段を有し、
    該後退時間設定手段は該検知手段の該検知信号に基づい
    て作動し、設定された設定時間経過後に該駆動手段を除
    勢する請求項4記載の塗布装置。
  6. 【請求項6】 該制御手段はパルス設定手段を有し、該
    パルス設定手段は該検知手段の該検知信号に基づいて作
    動し、設定されたパルス数を生成した後に該駆動手段を
    除勢する請求項4記載の塗布装置。
  7. 【請求項7】 該ノズル及び該被検出部材は導電性材料
    から形成され、該ノズルが該被検出部材に接触すると該
    ノズル及び該被検出部材を含む電気的回路が導通状態に
    なる請求項4記載の塗布装置。
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