JPH1057867A - ペースト材料吐出装置 - Google Patents

ペースト材料吐出装置

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JPH1057867A
JPH1057867A JP22017396A JP22017396A JPH1057867A JP H1057867 A JPH1057867 A JP H1057867A JP 22017396 A JP22017396 A JP 22017396A JP 22017396 A JP22017396 A JP 22017396A JP H1057867 A JPH1057867 A JP H1057867A
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雄介 相馬
Toru Sugiyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペースト材料の分離時の切れをよくして、ス
ムーズな分離を実現できるようにすること。 【解決手段】 シリンジ1に粘性を有するペースト材料
5を充填し、シリンジ1に設けたノズル2から基板9の
所定位置にペースト材料5を吐出する場合、ノズル2と
モータ3とを歯車4A,4Bで連結し、ノズル2の吐出
口から1回分の吐出が終了する度に、モータ3の駆動力
を歯車4A,4Bを介してノズル2に伝達させ、ノズル
2をそのノズル2の吐出方向を軸に回転させることによ
って、ペースト材料5をねじりながら分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、樹脂、クリーム
半田等の粘性の高いペースト材料を基板等の吐出対象に
吐出するペースト材料吐出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば実公平7−41180号公
報に示されたペースト材料吐出装置の構成を示す側面図
である。図7に示したペースト材料吐出装置は、シリン
ジ71、ヒータ72、及び空気供給部73を備えてい
る。シリンジ71下方には、吐出対象となる基板76が
配置される。
【0003】シリンジ71は、粘性の高いペースト材料
74を充填したシリンジ本体71aを有しており、その
シリンジ本体71a下部には、先細のノズル75が形成
されている。ノズル75には、その先端に、ペースト材
料74を吐出させる吐出口75aが設けられ、その側面
に、そのノズル75内を通過するペースト材料74を加
熱するヒータ72が取り付けられている。
【0004】また、シリンジ本体71a上部には、空気
供給部73から空気供給を受けるための空気供給口71
bが設けられている。
【0005】つぎに、動作について説明する。図7に示
したペースト材料吐出装置では、空気供給部73の加圧
動作により、空気供給口71bよりシリンジ本体71a
内に圧縮された空気が供給される。シリンジ本体71a
に充填されたペースト材料74は、その圧縮空気によっ
てノズル75に向かって押圧される。これにより、ペー
スト材料74はシリンジ本体71aからノズル75に向
かって流動して、ノズル75の吐出口75aから外方に
吐出される。
【0006】吐出口75aから吐出したペースト材料7
4の吐出部分Mが基板76の所定位置に供給されると、
その基板76上に搭載されている電子部品が接続され
る。
【0007】その際、ノズル75内を通過するペースト
材料74は、ヒータ72の加熱作用と自身の物性とによ
って粘度を低下させる。このため、シリンジ本体71a
よりも径の小さいノズル75でもペースト材料74の通
りがよくなることから、吐出動作がスムーズに実施され
る。
【0008】ところが、ペースト材料74から吐出部分
Mを分離させる際、通常は、ペースト材料74の粘性作
用によって吐出部分Mに糸引きが生じるので、その糸引
きが横倒れを起こす。この場合には、基板76の不要部
分(リードフレーム等)を汚損するという虞があった。
【0009】このため、近年、例えば、特開昭64−7
41号公報や特開平7−66227号公報のように、ノ
ズル引き上げ時に、そのノズルをカムの昇降駆動で上下
方向に振動させて糸引きを防止する技術や、ノズルに圧
縮空気を供給する管を連通させ、ノズル内に吐出圧力を
供給することで糸引きを防止する技術が提案されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
64−741号公報のような従来のペースト材料吐出装
置は、ペースト材料74から吐出部分Mを分離する際
に、ペースト材料74に対して振動等の外力を与えるよ
うにしたので、分離後の吐出部分Mの糸引きは抑制され
るが、分離時のペースト材料74と吐出部分Mとの切れ
が悪いことから、分離がスムーズに行えないという問題
点があった。
【0011】また、特開平7−66227号のような従
来のペースト吐出装置は、ノズル内に吐出圧力を与えて
糸引きを抑止するようにしたので、分離時の切れはよく
なるが、その反面、適量の吐出部分Mを基板に供給する
ことができないという問題点があった。
【0012】この発明は、上述した従来例による問題を
解消するため、ペースト材料の分離時の切れをよくし
て、スムーズな分離を実現することが可能なペースト材
料吐出装置を得ることを第1の目的とする。
【0013】この発明は、適量のペースト材料を基板等
の吐出対象に供給することが可能なペースト材料吐出装
置を得ることを第2の目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この発明に係るペースト材料吐出
装置は、回転手段をノズルに直接または間接的に連結し
て、ノズルをそのノズルの吐出方向を軸に回転させ、回
転駆動手段により回転手段を回転駆動させ、制御手段に
より、1回分の吐出が終了する度に、回転駆動手段を作
動させるようにした構成である。
【0015】従って、ノズルをペースト材料の吐出方向
を軸に回転させるようにしたので、吐出したペースト材
料は吐出方向に沿ってねじれながら切断されることにな
り、この場合、ペースト材料の分離時の切れがよくなる
ことから、スムーズな分離を実現することが可能であ
る。
【0016】つぎの発明に係るペースト材料吐出装置
は、回転手段をシリンジに連結して、シリンジをノズル
先端を軸に回転させ、回転駆動手段により回転手段を回
転駆動させ、上下駆動手段によりノズル先端の鉛直方向
に沿ってシリンジを上下に駆動させ、制御手段により、
1回分の吐出が終了した場合に、シリンジが所定の角度
だけ回転するように回転駆動手段を作動させ、その後に
上下駆動手段を上方に作動させるようにした構成であ
る。
【0017】従って、シリンジをノズル先端を軸に所定
の角度だけ回転させ、その後、シリンジをノズル先端の
鉛直方向に沿って上方に駆動させるようにしたので、ノ
ズルの吐出口部分にペースト材料の分離作用が集中する
ことになり、この場合、ペースト材料の分離時の切れが
よくなることから、スムーズな分離を実現することが可
能である。
【0018】つぎの発明に係るペースト材料吐出装置
は、加圧手段によりシリンジ内を加圧し、空気供給手段
により、加圧手段の加圧動作に従ってノズル内を移動す
るペースト材料に対し、ペースト材料が所定量だけ移動
する度にノズルの所定位置から空気層を供給し、検知手
段により、加圧手段の加圧動作中に、ノズルの吐出口で
空気供給手段により供給された空気層を検知し、制御手
段により検知手段による空気層の検知状態に応じて加圧
手段による加圧動作と前記空気供給手段による空気供給
動作とを制御するようにした構成である。
【0019】従って、ノズルの吐出口での空気層の検知
状態に応じてシリンジ内の加圧動作やノズルへの空気供
給を制御しながら、ペースト材料が所定量だけ移動する
度にノズルの所定位置から空気層を供給するようにした
ので、ペースト材料はノズルから所定量単位で吐出さ
れ、これによって、適量のペースト材料を基板等の吐出
対象に供給することが可能である。
【0020】つぎの発明に係るペースト材料吐出装置
は、検知手段がノズルの吐出口における空気圧を検知す
る圧力センサである構成である。
【0021】従って、圧力センサを用いてノズルの吐出
口の空気圧からペースト材料の吐出終了を検知するよう
にしたので、ペースト材料の吐出の際に、ノズルの吐出
口を通過する空気層を容易かつ正確に検知することが可
能である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0023】(実施の形態1)図1はこの発明に係るペ
ースト材料吐出装置の実施の形態1を示す斜視図であ
る。図1に示したペースト材料吐出装置は、シリンジ1
に粘性(例えば、チキソ性)を有するペースト材料5を
充填し、そのシリンジ1内に空気供給部7の加圧動作で
圧縮空気AIRを供給することで、シリンジ1先端に形
成されるノズル2からそのノズル2に対向配置される基
板9に対してペースト材料5を供給する構成を基本とす
る。
【0024】シリンジ1は、歯車4A,4Bを介してモ
ータ3に結合されている。モータ3の駆動力で回転する
歯車4Bには、所定のギヤ比で歯車4Aが噛合してい
る。歯車4Aとシリンジ1とは、歯車4Aとノズル2間
にボールベアリング等の部材を介在させ、ノズル2を歯
車4Aで軸支させた位置関係で結合している。
【0025】このように、モータ3と歯車4A,4Bと
で回転機構が構成される。この回転機構では、モータ3
が回転駆動したときの動力が歯車4B,歯車4Aを介し
てノズル2に伝達される。
【0026】この回転機構に必要な回転力は、ノズル2
から基板9に対してペースト材料5を吐出する際の吐出
方向を軸に回転する力である。したがって、回転機構
は、ノズル2の長手方向の中心軸回りに回転させる構造
以外に、シリンジ1とノズル2とが同一の中心軸を共有
するのであれば、シリンジ1を回転させ、その回転に伴
ってノズル2を回転させる構造としてもよい。
【0027】制御部8は、空気供給部7とモータ3とに
結合され、空気供給部7に対してシリンジ1に対する圧
縮空気AIRの供給動作(加圧動作)を制御したり、吐
出後におけるペースト材料5の分離動作のために、モー
タ3の駆動制御を行う。
【0028】空気供給部7は、制御部8の制御に従っ
て、図示せぬ空気供給管を通して圧縮空気AIRをシリ
ンジ1内に供給する。なお、シリンジ1内において、ペ
ースト材料5上には、ラバーゴム製のフロート6が事前
に圧入されており、圧縮空気AIRがそのフロート6を
押圧してペースト材料5をノズル2から吐出させる。
【0029】つぎに、動作について説明する。図2は実
施の形態1における吐出動作を説明する斜視図である。
一連のペースト材料5の吐出工程では、制御部8が空気
供給部7に指令を出して圧縮空気AIRをシリンジ1内
に供給させる。その際、シリンジ1と基板9とは相対的
に移動するので、移動時の相対移動速度からペースト材
料5の吐出量が決定される。
【0030】一筆書きやドット(点)を形成するまでの
吐出工程は、ペースト材料5の吐出開始から吐出終了ま
での実施される。この吐出終了後に、制御部8は、空気
供給部7の動作を停止して、今度は、吐出しているペー
スト材料5の分離動作を開始する。
【0031】この分離動作では、まず、制御部8からモ
ータ3に対して駆動信号が出力される。モータ3は、そ
の駆動信号に従って回転駆動を開始し、歯車4Bを矢印
S1方向に回転させる。この歯車4Bの回転に伴って歯
車4Aが矢印S1とは逆の矢印S2方向に回転を始める
と、モータ3の駆動力が間接的にノズル2に伝達され
る。その結果、ノズル2は一定方向(矢印S2方向)に
回転を開始する。
【0032】ノズル2が回転を始めると、ペースト材料
5がチキソ性を有していることから、図2に示した如
く、ペースト材料5の吐出部位Tはノズル2の矢印S2
方向の回転にひきずられるようにねじれを起こす。この
ねじれに伴って、吐出部位Tは次第に細くなり、最終的
に、その吐出部位Tに切断が生じる。その結果、ペース
ト材料5は、ノズル2側と基板9上に供給されている吐
出部分M側とに分離される。
【0033】以上説明したように、実施の形態1によれ
ば、ノズル2をペースト材料5の吐出方向を軸に回転さ
せるようにしたので、吐出したペースト材料5は吐出方
向に沿ってねじれながら切断されることになり、この場
合、ペースト材料5の分離時の切れがよくなることか
ら、スムーズな分離を実現することが可能である。
【0034】さて、上述した実施の形態1では、回転機
構は、ノズル2もしくはシリンジ1を回転させる構造と
していたが、基板9側を回転させる構造としてもよい。
【0035】(実施の形態2)さて、前述の実施の形態
1では、回転機構によってペースト材料5の分離を行う
ようにしていたが、以下に説明する実施の形態2のよう
に、シリンジ1と基板9との相対的な移動によってペー
スト材料5の吐出部位に分離作用を集中させて切れの向
上を図るようにしてもよい。
【0036】図3はこの発明に係るペースト材料吐出装
置の実施の形態2を示す斜視図である。図3において、
前述の実施の形態1と同様の構成には、図1に使用した
符号と同一の番号を付し、その説明は省略する。以下
に、相違する構成についてのみ説明する。
【0037】シリンジ1は、ホルダ10に二点で支持さ
れており、このホルダ10の動きに併せて向きや位置を
移動させる。ホルダ10には、同径のリング部10a,
10bが併設され、各リング部10a,10bはシリン
ジ1の本体部分を嵌入させた状態で支持する。ホルダ1
0の初期状態は、図3に示したように、シリンジ1を基
板9に対して垂直に立てた状態とする。
【0038】ホルダ10下端には、ホルダ10の向きや
位置を移動させる支持部材11が取り付けられている。
具体的には、ホルダ10に取り付けられたシリンジ10
のノズル2先端部の位置と、ホルダ10を支持する支持
部材11の取付位置とは、ほぼ同一高さに設定されてい
る。
【0039】支持部材11は、一端を回転機構12に回
転自在に軸支させ、他端をホルダ10に取付けている。
その回転機構12は、歯車13Aと歯車13Bとを噛合
させ、歯車13Aに支持部材11を軸支させ、歯車13
Bにモータ14を軸支させた構成である。
【0040】回転機構12と支持部材11との結合関係
によれば、モータ14の駆動力が歯車13B,13Aを
介して支持部材11に伝達され、支持部材11は回転す
る。この支持部材11の回転では、ノズル2先端部の位
置と支持部材11の取付位置とがほぼ同一高さに設定さ
れていることから、ホルダ10はノズル2先端を軸に回
転移動する。その際、モータ1の回転量と歯車13A,
13Bのギヤ比との関係でホルダ10の回転による傾き
が決定される。
【0041】回転機構12は、上下駆動機構15に支持
される。この上下駆動機構15は、図示せぬアクチュエ
ータを具備しており、このアクチュエータを作動させて
回転機構12を上下方向(ノズル2先端の鉛直方向)に
移動させる。
【0042】制御部16は、空気供給部7、回転機構1
2(モータ14)、及び上下駆動機構15(不図示のア
クチュエータ)に結合される。この制御部16は、空気
供給部7に対して加圧動作やシリンジ1に対する圧縮空
気AIRの供給動作を制御したり、吐出後におけるペー
スト材料5の分離動作のために、モータ3や不図示のア
クチュエータの駆動制御を行う。
【0043】つぎに、動作について説明する。図4は実
施の形態2における吐出動作を説明する斜視図である。
【0044】前述の実施の形態1と同様に一連のペース
ト材料5の吐出工程が終了すると、制御部16は、空気
供給部7の動作を停止して、今度は、吐出しているペー
スト材料5の分離動作を開始する。
【0045】この分離動作では、まず、制御部16が回
転機構12のモータ14に対して駆動信号を出力する。
モータ14は、その駆動信号に従って回転駆動を開始
し、歯車13Bを回転させる。歯車13Bが回転を始め
ると、同時に歯車13Aも回転を始めるので、モータ1
4の駆動力が間接的に支持部材11に伝達される。
【0046】モータ14の駆動力に従って支持部材11
が一定量だけ回転すると、図4に示したように、ホルダ
10が一定方向(矢印S3方向)に角度θだけ傾き、こ
れに伴ってシリンジ1はノズル2先端を軸に角度θだけ
傾く。
【0047】その際、ペースト材料5がチキソ性を有し
ていることから、ペースト材料5の吐出部位はノズル2
の傾きに応じて分離作用を集中させ、引き延ばされる。
【0048】制御部16は、回転機構12を駆動させた
後に、今度は、上下駆動機構15のアクチュエータ(不
図示)に対して駆動信号を出力する。アクチュエータ
は、その駆動信号に従って上方(矢印S4方向)に所定
距離だけ回転機構12を移動させ、これによって、シリ
ンジ1も上方(矢印S4方向)に平行移動される。すな
わち、シリンジ1は、ノズル2の吐出口の鉛直方向に沿
って上方に移動させられる。
【0049】この移動に伴って、吐出部位は次第に細く
なり、最終的に、その吐出部位に切断が生じる。その結
果、ペースト材料5は、ノズル2側と基板9上に供給さ
れている吐出部分M側とに分離される。
【0050】そして、分離後は、アクチュエータやモー
タ14は分離時とは逆に駆動制御されるので、ホルダ1
0は初期位置に戻る。すなわち、シリンジ1は初期状態
に復帰する。
【0051】以上説明したように、実施の形態2によれ
ば、シリンジ1をノズル2先端を軸に所定の角度だけ回
転させ、その後、シリンジ1をノズル2先端の鉛直方向
に沿って上方に駆動させるようにしたので、ノズル2の
吐出口部分にペースト材料5の分離作用が集中すること
になり、この場合、ペースト材料5の分離時の切れがよ
くなることから、スムーズな分離を実現することが可能
である。
【0052】さて、上述した実施の形態2では、回転機
構12は、シリンジ1を回転させる構造としていたが、
基板9側を回転させる構造としてもよい。
【0053】また、上下駆動機構15は、支持している
回転機構12を移動させる構造としていたが、基板9側
を移動させる構造としてもよい。
【0054】また、回転機構12と上下駆動機構15の
機能を基板9の載置側に付加させた構造としてもよい。
【0055】(実施の形態3)さて、前述した実施の形
態1及び2は、回転機構や上下駆動機構を設けて吐出部
位でペースト材料5を分離するようにしていたが、以下
に説明する実施の形態3のように、ノズル内でペースト
材料5を分離しておき、吐出時には一定の吐出量で吐出
して、吐出後の分離動作を省くようにしてもよい。
【0056】図5はこの発明に係るペースト材料吐出装
置の実施の形態3を示す斜視図である。図5において、
前述の実施の形態1と同様の構成には、図1に使用した
符号と同一の番号を付し、その説明は省略する。以下
に、相違する構成についてのみ説明する。
【0057】シリンジ20は、図5に示したように、先
端のノズル21をS字状に屈曲させた構造である。この
ノズル21の中間部には、空気供給管22の一端が連通
するように接続されている。空気供給管22の他端は空
気供給部26に接続され、その空気供給部25によって
空気供給管22内に圧縮空気が供給される。
【0058】ノズル21の吐出口には、圧力センサ24
が設けられ、その吐出口の気圧を検知する。空気供給管
22内には、電磁弁23が設けられ、後述する制御部2
5の制御に従って開閉動作して、圧縮空気AIR2を通
過、または阻止する。
【0059】空気供給部26は、制御部25の制御に従
って、シリンジ20に結合される図示せぬ空気供給管に
対して圧縮空気AIR1を供給したり、空気供給管22
に対して圧縮空気AIR2を供給する。
【0060】制御部25は、電磁弁23、圧力センサ2
4、及び空気供給部26に接続され、圧力センサ24の
検知状態に従って電磁弁23と空気供給部26の各動作
を制御する。
【0061】つぎに、動作について説明する。図6は実
施の形態3における吐出動作を説明する斜視図である。
【0062】吐出動作が開始されると、制御部25は、
まず、電磁弁23を開状態に制御すると共に、空気供給
部26を駆動させ、空気供給管22に圧縮空気AIR2
を導入させる。その結果、ノズル21は、空気供給管2
2から圧縮空気AIR2の供給を受けて空状態になる。
【0063】この後、制御部25は、電磁弁23を閉状
態に制御してノズル21に対する圧縮空気AIR2の供
給を停止させ、今度は、空気供給部26の駆動によって
シリンジ20に圧縮空気AIR1を供給させる。この場
合の圧縮空気AIR1への切換えは、図示せぬが、電磁
弁等の機構で制御することができる。
【0064】この段階におけるシ圧縮空気AIR1の供
給は、予め設定されれた量のペースト材料5がノズル2
1入口から吐出口に向かって移動するまで、制御部25
の制御に従って実施される。この制御により、ノズル2
1では、空気供給管22との連通部位から吐出口間に、
ペースト材料5が所定の吐出量だけ移動される。その
後、一旦、圧縮空気AIR1の供給が停止される。
【0065】つぎに、制御部25は、電磁弁23を開状
態に制御して、再び圧縮空気AIR2をノズル21内に
供給させる。このとき、ノズル21では、空気供給管2
2との連通部位に圧縮空気AIR2が導入されるので、
その連通部位を堺にして吐出口側にペースト材料5が所
定の吐出量だけ分離される。そして、その連通部位に
は、空気層ALが形成されるので、例えば、図6に示し
たように、その空気層ALがペースト材料5と分離部分
5bとを分断する。
【0066】以降、制御部25は、電磁弁23を閉状態
に制御して、再び圧縮空気AIR1をシリンジ20内に
供給させ、ペースト材料5及びその分離部分をノズル2
0内を吐出口に向かって所定の吐出量だけ移動させた後
に、電磁弁23を開状態に制御して、圧縮空気AIR2
によってペースト材料5を分離させる。
【0067】このように、圧縮空気AIR1,AIR2
の切換え制御が繰り返し実施されると、ペースト材料5
は、図6に示した如く、分離部分5a,5b間に空気層
ALを介在させながら、分離部分5a、5bの順に吐出
口から吐出される。その吐出された先頭の分離部分5a
は、吐出後の分離が不要なことから、吐出口からそのま
ま基板9の所定位置(吐出部分Mの終端)に滴下され、
電子部品等を接続する。
【0068】以上説明したように、実施の形態3によれ
ば、シリンジ20内の加圧やノズル21への空気供給を
制御しながら、ペースト材料5が所定量だけ移動する度
にノズル21の所定位置から空気層ALを供給して、ノ
ズル21の吐出口でその空気層ALを検知すると、1回
分の吐出として確認するようにしたので、ペースト材料
5はノズル21から所定量単位で吐出され、これによっ
て、適量のペースト材料を基板等の吐出対象に供給する
ことが可能である。
【0069】特に、ノズル21内において、圧縮空気A
IR1によるペースト材料5の移動量とペースト材料5
に対する圧縮空気AIR2の供給位置とで吐出量が正確
に計れることから、一連の吐出動作を高精度に実施する
ことができる。
【0070】また、圧力センサ24を用いてノズル21
の吐出口の空気圧(大気圧)からペースト材料5の吐出
終了を検知するようにしたので、ペースト材料5の吐出
の際に、ノズル21の吐出口を通過する空気層ALを容
易かつ正確に検知することが可能である。吐出数につい
ては、圧力センサ24が大気圧を検知した回数をカウン
トすることで取得することができる。
【0071】さて、上述した実施の形態3では、ノズル
21内に空気層ALを供給してペースト材料5の吐出量
を制御していたが、空気層ALに代わってビーズ等の物
質を供給しても同様の効果が得られる。この場合、空気
供給管22内にビーズ等の物質を装填して、加圧作用に
よってペースト材料5に打ち込めば、空気層ALと同様
に所定間隔でペースト材料5を仕切ることができる。
【0072】前述の実施の形態1〜3において、シリン
ジ1,20には、ポリプロピレン等のプラスチック製の
材質が適しており、ペースト材料には、エポキシ樹脂、
クリーム半田、接着剤等の材料が適している。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ノズルをペースト材料の吐出方向を軸に回転させる
ようにしたので、吐出したペースト材料は吐出方向に沿
ってねじれながら切断されることになり、この場合、ペ
ースト材料の分離時の切れがよくなることから、スムー
ズな分離を実現することが可能なペースト材料吐出装置
を得られる。
【0074】つぎの発明によれば、シリンジをノズル先
端を軸に所定の角度だけ回転させ、その後、シリンジを
ノズル先端の鉛直方向に沿って上方に駆動させるように
したので、ノズルの吐出口部分にペースト材料の分離作
用が集中することになり、この場合、ペースト材料の分
離時の切れがよくなることから、スムーズな分離を実現
することが可能なペースト材料吐出装置を得られる。
【0075】つぎの発明によれば、ノズルの吐出口での
空気層の検知状態に応じてシリンジ内の加圧動作やノズ
ルへの空気供給を制御しながら、ペースト材料が所定量
だけ移動する度にノズルの所定位置から空気層を供給す
るようにしたので、ペースト材料はノズルから所定量単
位で吐出され、これによって、適量のペースト材料を基
板等の吐出対象に供給することが可能なペースト材料吐
出装置を得られる。
【0076】つぎの発明によれば、圧力センサを用いて
ノズルの吐出口の空気圧からペースト材料の吐出終了を
検知するようにしたので、ペースト材料の吐出の際に、
ノズルの吐出口を通過する空気層を容易かつ正確に検知
することが可能なペースト材料吐出装置を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るペースト材料吐出装置の実施
の形態1を示す斜視図である。
【図2】 実施の形態1における吐出動作を説明する斜
視図である。
【図3】 この発明に係るペースト材料吐出装置の実施
の形態2を示す斜視図である。
【図4】 実施の形態2における吐出動作を説明する斜
視図である。
【図5】 この発明に係るペースト材料吐出装置の実施
の形態3を示す斜視図である。
【図6】 実施の形態3における吐出動作を説明する斜
視図である。
【図7】 従来例によるペースト吐出装置の構成を示す
側面図である。
【符号の説明】
1,20 シリンジ、2,21 ノズル、3,14 モ
ータ、4A,4B,13A,13B 歯車、5 ペース
ト材料、7,26 空気供給部、8,16,25 制御
部、10 ホルダ、22 空気供給管、23 電磁弁、
24 圧力センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンジに粘性を有するペースト材料を
    充填し、前記シリンジに設けたノズルから吐出対象に対
    して前記ペースト材料を吐出するペースト材料吐出装置
    において、 前記ノズルに直接または間接的に連結され、前記ノズル
    をそのノズルの吐出方向を軸に回転させる回転手段と、 前記回転手段を回転駆動させる回転駆動手段と、 1回分の吐出が終了する度に、前記回転駆動手段を作動
    させる制御手段と、 を備えることを特徴とするペースト材料吐出装置。
  2. 【請求項2】 シリンジに粘性を有するペースト材料を
    充填し、前記シリンジに設けたノズルから吐出対象に対
    して前記ペースト材料を吐出するペースト材料吐出装置
    において、 前記シリンジに連結され、前記シリンジを前記ノズル先
    端を軸に回転させる回転手段と、 前記回転手段を回転駆動させる回転駆動手段と、 前記ノズル先端の鉛直方向に沿って前記シリンジを上下
    に駆動させる上下駆動手段と、 1回分の吐出が終了した場合に、前記シリンジが所定の
    角度だけ回転するように前記回転駆動手段を作動させ、
    その後に前記上下駆動手段を上方に作動させる制御手段
    と、 を備えることを特徴とするペースト材料吐出装置。
  3. 【請求項3】 シリンジに粘性を有するペースト材料を
    充填し、前記シリンジに設けたノズルから吐出対象に対
    して前記ペースト材料を吐出するペースト材料吐出装置
    において、 前記シリンジ内を加圧する加圧手段と、 前記加圧手段の加圧動作に従って前記ノズル内を移動す
    る前記ペースト材料に対し、前記ペースト材料が所定量
    だけ移動する度に前記ノズルの所定位置から空気層を供
    給する空気供給手段と、 前記加圧手段の加圧動作中に、前記ノズルの吐出口で前
    記空気供給手段により供給された空気層を検知する検知
    手段と、 前記検知手段による前記空気層の検知状態に応じて前記
    加圧手段による加圧動作と前記空気供給手段による空気
    供給動作とを制御する制御手段と、 を備えることを特徴とするペースト材料吐出装置。
  4. 【請求項4】 前記検知手段は前記ノズルの吐出口にお
    ける空気圧を検知する圧力センサであることを特徴とす
    る請求項3に記載のペースト材料吐出装置。
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