JPH061512B2 - 複数カ−ドの同時識別システム - Google Patents
複数カ−ドの同時識別システムInfo
- Publication number
- JPH061512B2 JPH061512B2 JP61046038A JP4603886A JPH061512B2 JP H061512 B2 JPH061512 B2 JP H061512B2 JP 61046038 A JP61046038 A JP 61046038A JP 4603886 A JP4603886 A JP 4603886A JP H061512 B2 JPH061512 B2 JP H061512B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- cards
- response
- identification
- signal
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Description
【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、電磁波などを利用して非接触的にカードの情
報を読み取るカード識別システムにおいて、複数のカー
ドを同時に識別できるようにした複数カードの同時識別
システムに関するものある。
報を読み取るカード識別システムにおいて、複数のカー
ドを同時に識別できるようにした複数カードの同時識別
システムに関するものある。
（背景技術） 従来、第３図(a)に示されるように、カード識別装置(3)
から識別領域（Ａ）内のカード(1)に対して非接触的に
読取装信号を放射し、カード(1)からカード識別装置(3)
に非接触的に返信される応答信号によりカード(1)の情
報を非接触的に読み取るカード識別システムが提案され
ている。このように、非接触でカード(1)の情報を読み
取るようなシステムにおいては、カード(1)との交信が
可能な識別領域（Ａ）が存在するが、第３図(b)に示さ
れるように、この識別領域（Ａ）内に複数枚のカード
(1),(2)存在するような状況に発生した場合には、第４
図に示されるように、カード識別装置(3)からの読取信
号に応答する信号が、それぞれのカード(1),(2)から同
時に発信され、カード識別装置(3)ではこれらの信号が
重複してしまって、情報の識別ができなくなるという問
題があった。
から識別領域（Ａ）内のカード(1)に対して非接触的に
読取装信号を放射し、カード(1)からカード識別装置(3)
に非接触的に返信される応答信号によりカード(1)の情
報を非接触的に読み取るカード識別システムが提案され
ている。このように、非接触でカード(1)の情報を読み
取るようなシステムにおいては、カード(1)との交信が
可能な識別領域（Ａ）が存在するが、第３図(b)に示さ
れるように、この識別領域（Ａ）内に複数枚のカード
(1),(2)存在するような状況に発生した場合には、第４
図に示されるように、カード識別装置(3)からの読取信
号に応答する信号が、それぞれのカード(1),(2)から同
時に発信され、カード識別装置(3)ではこれらの信号が
重複してしまって、情報の識別ができなくなるという問
題があった。
このような不都合を防止するために、従来、識別領域を
小さくすることが行なわれている。この方法は、カード
を携帯した人の通行などを監視する用途については、複
数のカードがいつまでも狭い識別領域内に同時に存在す
ることは有り得ないから、有効であり、従来この方法以
外の採用はほとんど検討されていなかった。ところが、
例えば自動車の内部でカードを識別する場合のように、
複数のカードが比較的長時間に亘って狭い領域内に密集
して存在するような状況下での用途においては、カード
識別装置に複数の応答信号が常に返信されているような
場合が発生してしまい、カードの識別が困難になるとい
う問題があった。また、カードを保持した人の通行を監
視する前述の用途においても、複数の人が密接に並んで
通過した場合には、カード識別装置には複数の応答信号
が同時に返信されることになり、カードの識別が困難に
なるという問題があった。
小さくすることが行なわれている。この方法は、カード
を携帯した人の通行などを監視する用途については、複
数のカードがいつまでも狭い識別領域内に同時に存在す
ることは有り得ないから、有効であり、従来この方法以
外の採用はほとんど検討されていなかった。ところが、
例えば自動車の内部でカードを識別する場合のように、
複数のカードが比較的長時間に亘って狭い領域内に密集
して存在するような状況下での用途においては、カード
識別装置に複数の応答信号が常に返信されているような
場合が発生してしまい、カードの識別が困難になるとい
う問題があった。また、カードを保持した人の通行を監
視する前述の用途においても、複数の人が密接に並んで
通過した場合には、カード識別装置には複数の応答信号
が同時に返信されることになり、カードの識別が困難に
なるという問題があった。
（発明の目的） 本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、識別領域内に複数のカードが
存在している場合においても、それぞれのカードからの
応答信号を受信し、カードの識別ができるような複数カ
ードの同時識別システムを提供するにある。
その目的とするところは、識別領域内に複数のカードが
存在している場合においても、それぞれのカードからの
応答信号を受信し、カードの識別ができるような複数カ
ードの同時識別システムを提供するにある。
（発明の開示） 本発明に係る複数カードの同時識別システムにあって
は、上述のような問題点を解決するために、第１図乃至
第３図に示されるように、カード識別装置(3)から識別
領域（Ａ）内のカード(1),(2)に対して非接触的に読取
信号を放射し、カード(1),(2)からカード識別装置(3)に
非接触的に返信される応答信号によりカード(1),(2)の
情報を非接触的に読み取るカード識別システムにおい
て、複数のカード(1),(2)の夫々についてカード識別装
置(3)からの読取信号の受信後、応答信号を発生する応
答時間帯を互いに重ならないように設定したものであ
る。
は、上述のような問題点を解決するために、第１図乃至
第３図に示されるように、カード識別装置(3)から識別
領域（Ａ）内のカード(1),(2)に対して非接触的に読取
信号を放射し、カード(1),(2)からカード識別装置(3)に
非接触的に返信される応答信号によりカード(1),(2)の
情報を非接触的に読み取るカード識別システムにおい
て、複数のカード(1),(2)の夫々についてカード識別装
置(3)からの読取信号の受信後、応答信号を発生する応
答時間帯を互いに重ならないように設定したものであ
る。
すなわち、本発明にあっては、複数のカードのそれぞれ
に応答信号を発生する順序を設定し、応答信号が互いに
重ならないようにしたものである。第２図にその応答時
系列を示す。この図から分かるように、カード(1)は読
取信号を受信した直後に対応信号を返信しているが、カ
ード(2)はカード(1)の応答時間に相当する時間だけ遅れ
て、カード(1)の応答信号とは重複しないように、応答
信号を返信している。このように、各カードに応答信号
を発生する順序を設定して、それぞれの応答信号が重複
しないようにすれば、識別領域（Ａ）内に複数のカード
(1),(2)が存在しても、カード識別装置(3)は夫々の応答
信号を個別に受信することができ、カードの識別が可能
となるものである。
に応答信号を発生する順序を設定し、応答信号が互いに
重ならないようにしたものである。第２図にその応答時
系列を示す。この図から分かるように、カード(1)は読
取信号を受信した直後に対応信号を返信しているが、カ
ード(2)はカード(1)の応答時間に相当する時間だけ遅れ
て、カード(1)の応答信号とは重複しないように、応答
信号を返信している。このように、各カードに応答信号
を発生する順序を設定して、それぞれの応答信号が重複
しないようにすれば、識別領域（Ａ）内に複数のカード
(1),(2)が存在しても、カード識別装置(3)は夫々の応答
信号を個別に受信することができ、カードの識別が可能
となるものである。
以下、本発明の好ましい実施例を添付図面と共に説明す
る。第１図は本発明の一実施例に用いるカード(1)の内
部構成例を示すブロック図である。受信アンテナＲaは
カード識別装置(3)からの読取信号を受波し、受信回路
(11)に入力する。受信回路(11)では、受信アンテナＲa
により得られた識別装置(3)からの読取信号を受信し、
受信終了後にタイマー回路(12)の動作を開始させる信号
を発生する。タイマー回路(12)は、応答順序メモリ(13)
に設定された時間だけ遅延動作を行い、タイムアップ時
には送信回路(15)に送信開始信号を与えて停止する。こ
の送信開始信号により、送信回路(15)は識別番号メモリ
(14)の記憶内容を送信アンテナＴaから送信して停止す
る。カード(1)はリチウム電池などで駆動されるか、ま
たは、カード識別装置(3)からの読取信号を検波して駆
動電力を得るようになっている。
る。第１図は本発明の一実施例に用いるカード(1)の内
部構成例を示すブロック図である。受信アンテナＲaは
カード識別装置(3)からの読取信号を受波し、受信回路
(11)に入力する。受信回路(11)では、受信アンテナＲa
により得られた識別装置(3)からの読取信号を受信し、
受信終了後にタイマー回路(12)の動作を開始させる信号
を発生する。タイマー回路(12)は、応答順序メモリ(13)
に設定された時間だけ遅延動作を行い、タイムアップ時
には送信回路(15)に送信開始信号を与えて停止する。こ
の送信開始信号により、送信回路(15)は識別番号メモリ
(14)の記憶内容を送信アンテナＴaから送信して停止す
る。カード(1)はリチウム電池などで駆動されるか、ま
たは、カード識別装置(3)からの読取信号を検波して駆
動電力を得るようになっている。
カード(1)は以上のように構成されているが、第３図(b)
に示されるカード(2)についても、カード(1)と同様の内
部構成を有しており、応答順序メモリ(13)の記憶内容
と、識別番号メモリ(14)の記憶内容のみがカード(1)と
は異なる値に設定されているものである。応答順序を設
定されるカード(1),(2)の枚数については、実施例では
２枚となっているが、これに限定されるものではなく、
３枚以上であっても構わない。
に示されるカード(2)についても、カード(1)と同様の内
部構成を有しており、応答順序メモリ(13)の記憶内容
と、識別番号メモリ(14)の記憶内容のみがカード(1)と
は異なる値に設定されているものである。応答順序を設
定されるカード(1),(2)の枚数については、実施例では
２枚となっているが、これに限定されるものではなく、
３枚以上であっても構わない。
次に、カード識別装置(3)については、読取信号の受信
後、複数の応答時間帯の夫々について、応答信号があれ
ば、これを受信して復調し、応答信号に含まれる識別番
号を読み取るものである。読み取られた識別番号はそれ
ぞれ個別に記憶されて出力される。カード識別装置(3)
には、各種のコントローラが接続されるものであり、例
えば、読み取られた識別番号が予め定められた識別番号
と一致したときには、ドアの解錠を行うような解錠装置
と接続して使用されるものである。この実施例のシステ
ムを用いれば、２枚のカード(1),(2)が同時に存在しな
いとドアの解錠や自動車エンジンのスタートが行えない
ようなカード・キー・システムを構成することも可能で
ある。
後、複数の応答時間帯の夫々について、応答信号があれ
ば、これを受信して復調し、応答信号に含まれる識別番
号を読み取るものである。読み取られた識別番号はそれ
ぞれ個別に記憶されて出力される。カード識別装置(3)
には、各種のコントローラが接続されるものであり、例
えば、読み取られた識別番号が予め定められた識別番号
と一致したときには、ドアの解錠を行うような解錠装置
と接続して使用されるものである。この実施例のシステ
ムを用いれば、２枚のカード(1),(2)が同時に存在しな
いとドアの解錠や自動車エンジンのスタートが行えない
ようなカード・キー・システムを構成することも可能で
ある。
なお、この実施例においては、応答順序メモリ(13)内の
記憶データによって、応答信号発生までの時間を設定し
ているが、応答順序メモリ(13)の代わりに、スイッチ等
を用いても良い。また、受信アンテナＲaと送信アンテ
ナＴaとは１つにして、送受信アンテナとして構成して
も構わない。さらには、前述のような応答遅延動作や送
受信制御動作を、カード内のマイクロコンピュータによ
って行うことも可能である。
記憶データによって、応答信号発生までの時間を設定し
ているが、応答順序メモリ(13)の代わりに、スイッチ等
を用いても良い。また、受信アンテナＲaと送信アンテ
ナＴaとは１つにして、送受信アンテナとして構成して
も構わない。さらには、前述のような応答遅延動作や送
受信制御動作を、カード内のマイクロコンピュータによ
って行うことも可能である。
（発明の効果） 以上のように、本発明によれば、カード識別装置の識別
領域内に複数のカードが存在している場合においても、
カード識別装置からの読取信号に対する各カードの応答
信号は互いに別の応答時間帯に返信されるものであり、
識別領域内に存在する複数のカードの同時識別が可能な
システムを実現することができるという効果がある。
領域内に複数のカードが存在している場合においても、
カード識別装置からの読取信号に対する各カードの応答
信号は互いに別の応答時間帯に返信されるものであり、
識別領域内に存在する複数のカードの同時識別が可能な
システムを実現することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例に係る複数カードの同時識別
システムに用いられるカードの内部構成例を示すブロッ
ク図、第２図は同上の動作説明図、第３図(a),(b)は同
上のシステムの使用状態を示す説明図、第４図は従来例
の動作説明図である。 (1)，(2)はカード、(3)はカード識別装置である。
システムに用いられるカードの内部構成例を示すブロッ
ク図、第２図は同上の動作説明図、第３図(a),(b)は同
上のシステムの使用状態を示す説明図、第４図は従来例
の動作説明図である。 (1)，(2)はカード、(3)はカード識別装置である。
Claims (1)
- 【請求項１】カード識別装置から識別領域内のカードに
対して非接触的に読取信号を放射し、カードからカード
識別装置に非接触的に返信される応答信号によりカード
の情報を非接触的に読み取るカード識別システムにおい
て、複数のカードの夫々についてカード識別装置からの
読取信号の受信後、応答信号を発生する応答時間帯を互
いに重ならないように設定して成ることを特徴とする複
数カードの同時識別システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61046038A JPH061512B2 (ja) | 1986-03-03 | 1986-03-03 | 複数カ−ドの同時識別システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61046038A JPH061512B2 (ja) | 1986-03-03 | 1986-03-03 | 複数カ−ドの同時識別システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62203289A JPS62203289A (ja) | 1987-09-07 |
| JPH061512B2 true JPH061512B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=12735866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61046038A Expired - Lifetime JPH061512B2 (ja) | 1986-03-03 | 1986-03-03 | 複数カ−ドの同時識別システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH061512B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01173186A (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-07 | Stanley Electric Co Ltd | 識別方式 |
| JPH0266092U (ja) * | 1988-11-08 | 1990-05-18 | ||
| JPH0583864U (ja) * | 1992-04-15 | 1993-11-12 | 神鋼電機株式会社 | 非接触ｉｃカード式ゲート装置 |
| JP3201157B2 (ja) * | 1994-07-26 | 2001-08-20 | 松下電器産業株式会社 | Ｉｃカード装置 |
| JPH08123919A (ja) * | 1994-10-28 | 1996-05-17 | Mitsubishi Electric Corp | 非接触ｉｃカードシステムおよびその通信方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58162881A (ja) * | 1982-03-05 | 1983-09-27 | センソ−マテイツク・エレクトロニクス・コ−ポレ−シヨン | タグ回路及びそれを用いる通信方式 |
-
1986
- 1986-03-03 JP JP61046038A patent/JPH061512B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58162881A (ja) * | 1982-03-05 | 1983-09-27 | センソ−マテイツク・エレクトロニクス・コ−ポレ−シヨン | タグ回路及びそれを用いる通信方式 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62203289A (ja) | 1987-09-07 |
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