JPH0615106Y2 - 谷部役物 - Google Patents
谷部役物Info
- Publication number
- JPH0615106Y2 JPH0615106Y2 JP19538587U JP19538587U JPH0615106Y2 JP H0615106 Y2 JPH0615106 Y2 JP H0615106Y2 JP 19538587 U JP19538587 U JP 19538587U JP 19538587 U JP19538587 U JP 19538587U JP H0615106 Y2 JPH0615106 Y2 JP H0615106Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- metal plate
- coated metal
- valley
- longitudinal direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［技術分野］ 本考案は屋根の谷部で防水のために葺く谷部役物に関す
るものである。
るものである。
［背景技術］ 従来の谷部役物Ａ′にあっては、金属板や樹脂被覆金属
板等の板材を谷状に屈曲して形成されていただけであっ
た。このため施工するとき第５図に示すように屋根１の
野地板２の上にアスファルトルーフィングのような屋根
下地材３を敷き、谷部４に谷部役物Ａ′を配置し、屋根
下地材３上に葺いた屋根材５の端部を谷部役物Ａ′の端
部上面に載置し、屋根材５と谷部役物Ａ′との間にコー
キング材ａを充填していた。しかしかかる従来例にあっ
ては、コーキング材ａを充填してシールしなければなら
なく、施工に手間がかかるという問題があり、またコー
キング材ａの充填によるシールでは確実なシールができ
なく、また屋根材５が温度変化で伸縮したり、強風で屋
根材５が浮き上がったりしたときコーキング材ａのシー
ル部が破損してシール性がなくなるという問題があっ
た。
板等の板材を谷状に屈曲して形成されていただけであっ
た。このため施工するとき第５図に示すように屋根１の
野地板２の上にアスファルトルーフィングのような屋根
下地材３を敷き、谷部４に谷部役物Ａ′を配置し、屋根
下地材３上に葺いた屋根材５の端部を谷部役物Ａ′の端
部上面に載置し、屋根材５と谷部役物Ａ′との間にコー
キング材ａを充填していた。しかしかかる従来例にあっ
ては、コーキング材ａを充填してシールしなければなら
なく、施工に手間がかかるという問題があり、またコー
キング材ａの充填によるシールでは確実なシールができ
なく、また屋根材５が温度変化で伸縮したり、強風で屋
根材５が浮き上がったりしたときコーキング材ａのシー
ル部が破損してシール性がなくなるという問題があっ
た。
［考案の目的］ 本考案は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本考
案の目的とするところは確実にシールして防水性を向上
できる谷部役物を提供するにある。
案の目的とするところは確実にシールして防水性を向上
できる谷部役物を提供するにある。
［考案の開示］ 本考案谷部役物Ａは、金属板６に樹脂７を被覆した樹脂
被覆金属板８を断面谷状に屈曲し、樹脂被覆金属板８の
屈曲部の左右の両側片の上面に長手方向に亘る水切り突
条９を設け、両側片の屈曲部と反対側の上面に断面ジグ
ザグ状の伸縮シール部１０を長手方向に亘って配置して
伸縮シール部１０の一側を両側片に一体化すると共に他
側を自由端としたものであって、上述のように構成する
ことにより従来例の欠点を解決したものである。つま
り、樹脂被覆金属板８の屈曲部の左右の両側片の上面に
長手方向に亘る水切り突条９を設けたことにより、水が
屋根材５を重ねる側に行かないように水切りできるよう
になり、しかも樹脂被覆金属板８の両側片の屈曲部と反
対側の上面に断面ジグザグ状の伸縮シール部１０を長手
方向に亘って配置して伸縮シール部１０の一側を両側片
に一体化すると共に他側を自由端としたことにより、伸
縮シール部１０に屋根材５を載せると屋根材５が伸縮シ
ール部１０に弾性的に密着してシールされるものであっ
て、従来のコーキング材を充填するもののように施工に
手間を要せずシールできるようになり、さらに屋根材５
が伸縮したりしても伸縮を吸収して確実にシールできる
ようになった。
被覆金属板８を断面谷状に屈曲し、樹脂被覆金属板８の
屈曲部の左右の両側片の上面に長手方向に亘る水切り突
条９を設け、両側片の屈曲部と反対側の上面に断面ジグ
ザグ状の伸縮シール部１０を長手方向に亘って配置して
伸縮シール部１０の一側を両側片に一体化すると共に他
側を自由端としたものであって、上述のように構成する
ことにより従来例の欠点を解決したものである。つま
り、樹脂被覆金属板８の屈曲部の左右の両側片の上面に
長手方向に亘る水切り突条９を設けたことにより、水が
屋根材５を重ねる側に行かないように水切りできるよう
になり、しかも樹脂被覆金属板８の両側片の屈曲部と反
対側の上面に断面ジグザグ状の伸縮シール部１０を長手
方向に亘って配置して伸縮シール部１０の一側を両側片
に一体化すると共に他側を自由端としたことにより、伸
縮シール部１０に屋根材５を載せると屋根材５が伸縮シ
ール部１０に弾性的に密着してシールされるものであっ
て、従来のコーキング材を充填するもののように施工に
手間を要せずシールできるようになり、さらに屋根材５
が伸縮したりしても伸縮を吸収して確実にシールできる
ようになった。
以下本考案を実施例により詳述する。
谷部役物Ａは樹脂被覆金属板８に水切り突条９や伸縮シ
ール部１０を設けて第１図に示すように形成されてい
る。樹脂被覆金属板８は長尺の帯板状の金属板６の外面
に全周に亘って樹脂７を被覆して形成されており、幅方
向の中央を屈曲部として谷状に屈曲してある。樹脂被覆
金属板８の左右の両側片には水切り突条９を長手方向に
亘って複数本突設してある。樹脂被覆金属板８の両側片
の屈曲部と反対側の上面には断面ジグザグ状の伸縮シー
ル部１０を有し、伸縮シール部１０の一側を樹脂被覆金
属板８に一体にしてあると共に伸縮シール部１０の他側
を自由端としてある。この伸縮シール部１０は樹脂被覆
金属板８の樹脂７と同じ樹脂またはその他の弾性のある
樹脂にて形成されており、伸縮シール部１０の自由端が
樹脂被覆金属板８の幅方向に自在に移動して自由に伸縮
できるようになっている。この伸縮シール部１０の山部
１０ａの高さh1は水切り突条９の高さh2より高くなって
いる。このように構成された谷部役物Ａは第３図(a)に
示すように建物１１の屋根１の谷部４に取り付けて施工
される。野地板２の上にはアスファルトルーフィングの
ような屋根下地材３が敷かれ、第３図(b)に示すように
谷部４に沿って谷部役物Ａが配置されて釘等で固定さ
れ、第４図に示すように屋根下地材３上に葺いた屋根材
５の端部が伸縮シール部１０上に載置されてシールされ
る。従って谷部役物Ａに沿って流れる雨水が風等で両側
に行こうとしても水切り突条９にて水切りされ、また谷
部役物Ａと屋根材５との間に雨水が浸入しようとしても
伸縮シール部１０の密着にてシールされる。このとき屋
根材５が伸縮しても伸縮シール部１０も一緒に伸縮して
確実にシールされる。
ール部１０を設けて第１図に示すように形成されてい
る。樹脂被覆金属板８は長尺の帯板状の金属板６の外面
に全周に亘って樹脂７を被覆して形成されており、幅方
向の中央を屈曲部として谷状に屈曲してある。樹脂被覆
金属板８の左右の両側片には水切り突条９を長手方向に
亘って複数本突設してある。樹脂被覆金属板８の両側片
の屈曲部と反対側の上面には断面ジグザグ状の伸縮シー
ル部１０を有し、伸縮シール部１０の一側を樹脂被覆金
属板８に一体にしてあると共に伸縮シール部１０の他側
を自由端としてある。この伸縮シール部１０は樹脂被覆
金属板８の樹脂７と同じ樹脂またはその他の弾性のある
樹脂にて形成されており、伸縮シール部１０の自由端が
樹脂被覆金属板８の幅方向に自在に移動して自由に伸縮
できるようになっている。この伸縮シール部１０の山部
１０ａの高さh1は水切り突条９の高さh2より高くなって
いる。このように構成された谷部役物Ａは第３図(a)に
示すように建物１１の屋根１の谷部４に取り付けて施工
される。野地板２の上にはアスファルトルーフィングの
ような屋根下地材３が敷かれ、第３図(b)に示すように
谷部４に沿って谷部役物Ａが配置されて釘等で固定さ
れ、第４図に示すように屋根下地材３上に葺いた屋根材
５の端部が伸縮シール部１０上に載置されてシールされ
る。従って谷部役物Ａに沿って流れる雨水が風等で両側
に行こうとしても水切り突条９にて水切りされ、また谷
部役物Ａと屋根材５との間に雨水が浸入しようとしても
伸縮シール部１０の密着にてシールされる。このとき屋
根材５が伸縮しても伸縮シール部１０も一緒に伸縮して
確実にシールされる。
なお谷部役物Ａの樹脂被覆金属板８の裏面に全面に亘っ
てゴム系シートやアスファルトシートを貼ってもよい。
てゴム系シートやアスファルトシートを貼ってもよい。
［考案の効果］ 本考案は叙述のように樹脂被覆金属板の屈曲部の左右の
両側片の上面に長手方向に亘る水切り突条を設けたの
で、水が屋根材を重ねる側に行かないように水切りでき
るものであり、しかも樹脂被覆金属板の両側片の屈曲部
と反対側の上面に断面ジグザグ状の伸縮シール部を長手
方向に亘って配置して伸縮シール部の一側を両側片に一
体化すると共に他側を自由端としたので、伸縮シール部
に屋根材を載せると屋根材が伸縮シール部に弾性的に密
着してシールされるものであって、従来のコーキング材
を充填するもののように施工に手間を要せずシールでき
るようになり、さらに屋根材が伸縮したりしても伸縮を
吸収して確実にシールできるものである。従って、水の
浸入を水切り突条と伸縮シール部とで二重に防ぐことが
できて確実に防水できるようになると共に屋根材が伸縮
しても常に確実にシールして防水できる。
両側片の上面に長手方向に亘る水切り突条を設けたの
で、水が屋根材を重ねる側に行かないように水切りでき
るものであり、しかも樹脂被覆金属板の両側片の屈曲部
と反対側の上面に断面ジグザグ状の伸縮シール部を長手
方向に亘って配置して伸縮シール部の一側を両側片に一
体化すると共に他側を自由端としたので、伸縮シール部
に屋根材を載せると屋根材が伸縮シール部に弾性的に密
着してシールされるものであって、従来のコーキング材
を充填するもののように施工に手間を要せずシールでき
るようになり、さらに屋根材が伸縮したりしても伸縮を
吸収して確実にシールできるものである。従って、水の
浸入を水切り突条と伸縮シール部とで二重に防ぐことが
できて確実に防水できるようになると共に屋根材が伸縮
しても常に確実にシールして防水できる。
第１図は本考案谷部役物の一実施例の斜視図、第２図は
同上の拡大断面図、第３図(a)は同上の谷部役物を施工
する箇所を示す平面図、第３図(b)は谷部役物を設置し
た状態の斜視図、第４図は谷部役物を施工した状態の断
面図、第５図は従来例の断面図であって、Ａは谷部役
物、６は金属板、７は樹脂、８は樹脂被覆金属板、９は
水切り突条、１０は伸縮シール部である。
同上の拡大断面図、第３図(a)は同上の谷部役物を施工
する箇所を示す平面図、第３図(b)は谷部役物を設置し
た状態の斜視図、第４図は谷部役物を施工した状態の断
面図、第５図は従来例の断面図であって、Ａは谷部役
物、６は金属板、７は樹脂、８は樹脂被覆金属板、９は
水切り突条、１０は伸縮シール部である。
Claims (1)
- 【請求項１】金属板に樹脂を被覆した樹脂被覆金属板を
断面谷状に屈曲し、樹脂被覆金属板の屈曲部の左右の両
側片の上面に長手方向に亘る水切り突条を設け、両側片
の屈曲部と反対側の上面に断面ジグザグ状の伸縮シール
部を長手方向に亘って配置して伸縮シール部の一側を両
側片に一体化すると共に他側を自由端として成る谷部役
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19538587U JPH0615106Y2 (ja) | 1987-12-23 | 1987-12-23 | 谷部役物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19538587U JPH0615106Y2 (ja) | 1987-12-23 | 1987-12-23 | 谷部役物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0198835U JPH0198835U (ja) | 1989-07-03 |
| JPH0615106Y2 true JPH0615106Y2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=31486065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19538587U Expired - Lifetime JPH0615106Y2 (ja) | 1987-12-23 | 1987-12-23 | 谷部役物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0615106Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-12-23 JP JP19538587U patent/JPH0615106Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0198835U (ja) | 1989-07-03 |
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