JPH0614851U - 開口付照明器具 - Google Patents

開口付照明器具

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JPH0614851U
JPH0614851U JP5777992U JP5777992U JPH0614851U JP H0614851 U JPH0614851 U JP H0614851U JP 5777992 U JP5777992 U JP 5777992U JP 5777992 U JP5777992 U JP 5777992U JP H0614851 U JPH0614851 U JP H0614851U
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JP
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opening
shade
lighting fixture
ceiling
slide
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JP5777992U
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Inventor
義矩 喜多村
典雄 葛岡
忠彦 太田
雅哉 平岡
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Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開口を調整自在とすることで均等な排煙を可
能とし、分岐ダクトの施工を不要にして設備施工の経済
性向上を図る。 【構成】 室内空気を天井内に吸気するための開口部2
3が外シェード21に形成された開口付照明器具におい
て、内シェード25を開口部23へ接近離反動自在とな
るように外シェード21に取り付ける。また、開口部2
3と重なり、この開口部23を塞ぎ得るスライド材を外
シェードに摺動自在に設けてもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、空調の還気、或いは排煙の取入口となる開口付照明器具に関し、詳 しくは、その開口部が調整自在となったものである。
【0002】
【従来の技術】
空調の還気、或いは排煙を行うためのものに、開口を有する照明器具を天井に 取り付け、天井内でダクト側吸込口を開口させる、所謂、天井チャンバー方式が ある。 図8は天井チャンバー方式の平面図、図9は天井チャンバー方式の縦断面図 である。 天井チャンバー方式では、上層スラブと天井1とで密閉状態となった天井内3 に、排煙ダクト5が開口されている。天井1には開口付照明器具7が配設され、 開口付照明器具7は室内9側の空気を吸気するための開口を有している。 従って、図示しない排煙用送風機が駆動されると、排煙ダクト5の開口から天 井内3の空気が吸われ、天井内3全体が低圧となり、それぞれの開口付照明器具 7から室内9側の空気が吸気され、天井近傍に滞留した煙が排煙ダクト5を介し て室外に排気されるようになっているのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の開口付照明器具7は、煙を吸気するための開口が調整で きず、すべてのものの開口面積が一定であるため、特に上層スラブと天井1との 間隔、即ち、天井内高さが十分にとれない場合には、排煙ダクト5の開口から近 い開口付照明器具7の吸込量が多くなる一方、排煙ダクト5の開口から遠い開口 付照明器具7の吸込量が極端に低下することとなり、煙を均等に排気することが できなかった。また、天井内高さが十分な場合においても、天井内3に梁11( 図9参照)、或いは、図示しない配管、空調用ダクト等が在り、天井内3の空気 が均一に排煙ダクト5から吸気できない状況となることも少なくなかった。 このため、排煙が均等に行われない恐れがある場合には、官庁の指導に基づき 、図10に示すように、天井内3に分岐ダクト13を施工し、排煙ダクト5の開 口を分散配置しなければならず、施工コストが著しく増大して経済性が損なわれ る恐れがあった。 また、開口付照明器具7の開口は塞ぐことができないため、天井内3に設けら れた隠蔽型空調機の真下に開口付照明器具7が取り付けられると、開口付照明器 具7から騒音が洩れる恐れがあり、更には、隣接する居室(会議室、社長室等) の音が天井内3を通して透過(クロストーク)する不具合もあった。
【0004】 本考案は上記状況に鑑みてなされたもので、開口を調整自在とすることで、風 量調整ができ、均等な排煙が可能となることで分岐ダクトの施工が不要になると ともに、開口を閉鎖することで騒音洩れ、クロストークが防止できる開口付照明 器具を提供し、もって、設備施工の経済性向上、及び防音機能の向上を図ること を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案に係る開口付照明器具の構成は、室内空気を 天井内に吸気するための開口部が外シェードに形成された開口付照明器具におい て、内シェードが開口部へ接近離反動自在となるように外シェードに取り付けら れたことを特徴とするものである。 また、開口付照明器具の構成は、開口部と重なりこの開口部を塞ぎ得るスライ ド材が、外シェードに摺動自在に設けられたものであってもよい。
【0006】
【作用】
内シェードが開口部に対して接近離反動し、開口部の開口面積が拡縮され、開 口付照明器具の吸気抵抗が個々に調整可能となる。開口部が閉鎖され、天井内、 或いは室内の音が開口付照明器具を通過しなくなり、騒音、クロストークが遮断 可能となる。 また、開口部と重なりこの開口部を塞ぎ得るスライド材が摺動されることによ っても、開口部の開口面積がスライド材の摺動に伴って拡縮し、上述の作用同様 、開口付照明器具の吸気抵抗が個々に調整可能となり、騒音、クロストークも遮 断可能となる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案に係る開口付照明器具の好適な実施例を図面を参照して詳細に説 明する。 図1はダブルシェル型上下スライド方式の本発明開口付照明器具の断面図であ る。 天井1(図9参照)に取り付けられる外シェード21は下方が開口した断面略 コ字状の形状で、下方縁部が天井1に固定されることで、天井1に凹設されるよ うになっている。外シェード21の天板21aには開口部23が形成され、開口 部23は室内側と天井内を連通させる通気路となっている。外シェード21の内 側には外シェード21と略相似形で外シェード21より小さい内シェード25が 設けられ、内シェード25の内側には照明27が取り付けられるようになってい る。 内シェード25は鉛直方向に移動自在に設けられ、鉛直方向に移動されること で開口部23に接近離反動するようになっている。従って、内シェード25が開 口部23に接近離反動されることで、開口部23への流路29が拡縮され、開口 部23の開閉度が自在に調整されるようになっている。 内シェード25の移動手段としては、例えば、外シェード21と内シェード2 5とをボルトで係合させ、このボルトの外シェード21と内シェード25との間 にコイルスプリングを挿入し、ボルトを回動させることで内シェード25を上下 移動させるもの等が考えられる。 この実施例によれば、比較的簡単な構造で開口部23の調整が可能となり、低 コストで開口付照明器具を製作することができる。
【0008】 図2はダブルシェル型上下スライド方式の他の実施例に係る開口付照明器具の 断面図である。 この実施例では外シェード21の天板21a中央に支持杆31が垂下して設け られ、支持杆31の下端には照明27が取り付けられる照明取付板33が固定さ れている。支持杆31には鉛直方向に摺動自在な開閉板35が設けられ、開閉板 35は鉛直方向に摺動されることで開口部23に接近離反動するようになってい る。従って、開閉板35が開口部23に接近離反動されることで、上述の実施例 同様、開口部23への流路29が自在に拡縮されるようになっている。 開閉板35の移動手段としては、上述同様、外シェード21と開閉板35とを ボルトで係合させ、このボルトの外シェード21と開閉板35との間にコイルス プリングを挿入し、ボルトを回動させることで開閉板35を上下移動させるもの 等が考えられる。 この実施例によれば、流路29を拡縮するための開閉板35が露出せず、外観 を損ねないとともに、照明取付板33が固定されているため、開口部23の調整 により照明27が移動せず、照度に変化が生じない。
【0009】 図3はダブルシェル型水平スライド方式の実施例に係る開口付照明器具の断面 図、図4はスライド構造の説明図である。 この実施例では外シェード21の内側に外シェード21と略相似形で外シェー ド21より小さい内シェード37が設けられ、内シェード37の下部は外シェー ド21に向かって延びる水平板37aにより外シェード21と接続されている。 水平板37aには例えば通気穴39が形成され、通気穴39は室内空気の吸気ロ となっている。水平板37aにはスライド材41が摺動自在に取り付けられ、ス ライド材41は摺動されることで通気穴39と重なり通気穴39の開口面積を調 整するようになっている。 スライド材41の摺動構造としては、図4に示すように、水平板37aにそれ ぞれ一対、合計四枚のスライド材41を設け、一対のスライド材41を互いに接 近離反方向に摺動させることで、通気穴39の開口面積を調整するものが考えら れる。また、通気穴39をスライド材41の摺動方向に穿設した複数のスリット 穴とし、スライド材41にも同様のスリット穴を穿設し、スライド材41の摺動 によりスリット穴同士の重なり量を調節できるようにすれば、スライド材41の 僅かな摺動量で通気量の調整が可能となる。 この実施例によれば、通気穴39を調整するためのスライド材41が天井面近 傍に配置され、スライド材41は手により簡単に移動できるため、開口部23の 調整を極めて容易に行うことができる。
【0010】 図5はダブルシェル型水平スライド方式の他の実施例に係る開口付照明器具の 断面図である。 この実施例では外シェード21の内側に照明取付兼スライド材保持部43が設 けられ、照明取付兼スライド材保持部43には水平方向のスライド材挟入部43 aが形成されている。スライド材挟入部43aにはスライド材45が摺動自在に 挟入され、スライド材45は摺動されることで、外シェード21の内面に接近離 反動するようになっている。従って、スライド材45が外シェード21の内面に 接近離反動されることで、開口部23への流路29が自在に拡縮されるようにな っている。 この実施例によれば、流路29が閉鎖された際、スライド材45が照明27の 後方一面に広がるため、スライド材45に適宜な反射塗装処理を施せば、照明2 7の照度を高めることもできる。
【0011】 図6はシングルシェル型水平スライド方式の実施例に係る開口付照明器具の断 面図である。 この実施例では、外シェード51の天板51aに開口部23が形成され、開口 部23の下方には照明27が配置されるようになっている。従って、開口部23 は、照明27により直視されないようになっている。天板51a上面の開口部2 3にはスライド材53が摺動自在に取り付けられ、スライド材53は摺動される ことで開口部23と重なり開口部23の開口面積を調整するようになっている。 スライド材53の摺動構造としては、図3の実施例に示したように、一対のスラ イド材53を互いに接近離反方向に摺動させることで、開口部23の開口面積を 調整するものや、開口部23をスリット穴とするとともに、スライド材53にも 同様のスリット穴を穿設し、スライド材53の摺動によりスリット穴同士の重な り量を調節できるようにしたものであってもよい。 この実施例によれば、開口付照明器具の構造を極めて簡単にすることができる とともに、特に流路29が形成されることなく、開口部23のみを介して天井内 に連通するため、開口部23からの吸気効率を高めることができる。
【0012】 図7はシングルシェル型サイドダクト方式の実施例に係る開口付照明器具の断 面図である。 この実施例では、外シェード61下端縁部が天井面と平行に折り曲げられた水 平板61aとなっており、それぞれの水平板61aには開口部23が形成される とともに、スライド材63が摺動自在に取り付けられている。この実施例におい ても、スライド材63の摺動構造は、スライド材63を互いに接近離反方向に摺 動させ、開口部23の開口面積を調整するもの(図3に示した実施例と同様構造 のもの)や、開口部23をスリット穴とするとともに、スライド材63にも同様 のスリット穴を穿設し、スライド材63の摺動によりスリット穴同士の重なり量 を調節できるようにしたものであってもよい。 この実施例によれば開口付照明器具の構造を極めて簡単にすることができると ともに、開口部23の前後に排煙の流路29が形成されることなく、天井内と室 内とが開口部23を介して直線的に連通されるので、開口部23からの吸気効率 を極めて高いものとすることができる。
【0013】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案に係る開口付照明器具は、内シェードが開 口部へ接近離反動自在となるように外シェードに取り付けられているので、内シ ェードが開口部に対して接近離反動されると、開口部の開口面積が拡縮され、開 口付照明器具の吸気抵抗が個々に調整可能となり、天井チャンバー方式での均等 な排煙が可能となることから分岐ダクトの施工が不要になる。また、開口部が閉 鎖できるため、天井内、或いは室内の音が開口付照明器具から通過しなくなり、 騒音、クロストークを防止することができる。この結果、設備施工の経済性向上 、及び防音機能の向上を図ることができる。 また、開口部を塞ぐことができるスライド材を、外シェードに摺動自在に設け れば、上述の効果同様、設備施工の経済性向上、及び防音機能の向上が図れると ともに、更に、開口付照明器具の構造を簡単なものとすることができ、操作性も 向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダブルシェル型上下スライド方式の本発明開口
付照明器具の断面図である。
【図2】ダブルシェル型上下スライド方式の他の実施例
に係る開口付照明器具の断面図である。
【図3】ダブルシェル型水平スライド方式の実施例に係
る開口付照明器具の断面図である。
【図4】スライド構造の説明図である。
【図5】ダブルシェル型水平スライド方式の他の実施例
に係る開口付照明器具の断面図である。
【図6】シングルシェル型水平スライド方式の実施例に
係る開口付照明器具の断面図である。
【図7】シングルシェル型サイドダクト方式の実施例に
係る開口付照明器具の断面図である。
【図8】天井チャンバー方式の平面図である。
【図9】天井チャンバー方式の縦断面図である。
【図10】分岐ダクトを設けた天井チャンバー方式の平
面図である。
【符号の説明】
21、51、61 外シェード 23 開口部 25、37 内シェード 41、45、53、63 スライド材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 平岡 雅哉 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内空気を天井内に吸気するための開口
    部が外シェードに形成された開口付照明器具において、 内シェードが前記開口部へ接近離反動自在となるように
    前記外シェードに取り付けられたことを特徴とする開口
    付照明器具。
  2. 【請求項2】 室内空気を天井内に吸気するための開口
    部が外シェードに形成された開口付照明器具において、 前記開口部と重なり該開口部を塞ぎ得るスライド材が前
    記外シェードに摺動自在に設けられたことを特徴とする
    開口付照明器具。
JP5777992U 1992-07-24 1992-07-24 開口付照明器具 Pending JPH0614851U (ja)

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