JPH05133582A - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JPH05133582A
JPH05133582A JP29287091A JP29287091A JPH05133582A JP H05133582 A JPH05133582 A JP H05133582A JP 29287091 A JP29287091 A JP 29287091A JP 29287091 A JP29287091 A JP 29287091A JP H05133582 A JPH05133582 A JP H05133582A
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JP
Japan
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speaker
ventilation
decorative panel
main body
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP29287091A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Yoshino
昌孝 吉野
Naoshi Yokoie
尚士 横家
Naoki Nishio
直樹 西尾
Mitsuhiro Yoshida
光博 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH05133582A publication Critical patent/JPH05133582A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スピーカー装置としても十分な機能を保持さ
せる。 【構成】 天井裏等に取り付けられ、室内側の面に内部
に構成された二系統の通風路の各一端が区分状態で開口
し、他面に各通風路の給気吸込口4と排気出口5とが個
別に開口し、内面には断熱材1が張設され熱交換素子3
が内蔵された本体箱体2の室内側の面に蓋状に装着さ
れ、天井面等に添って設けられる化粧パネル6に室内側
に向けてスピーカー10を機能態に取り付ける。 【効果】 共振しにくく音響効果の面でも優れた構成を
なす本体箱体が、化粧パネルに取り付けたスピーカーの
好適なスピーカボックスとなり、スピーカーを天井面等
に別設しなくてもよくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、室内側が化粧パネル
で構成され、本体は天井裏等に取り付けられ送風装置に
接続されて熱交換を伴う給排気換気を行なう換気装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記この種の換気装置は、ビルや公共施
設等の空調換気装置の主要装置の一つとして広く普及し
ている。その基本的な構造は、天井裏等に取り付けられ
るボックス型の本体と、この本体に装着され天井面にお
いて実質的な給気吹出口と排気吸込口を構成する化粧パ
ネルとからなる。本体には、一部が熱交換素子の各作動
流体通路で構成された給排気のための二系統の通風路が
独立状態に構成され、各通風路には排気流を形成する送
風機と給気流を形成する送風機を主体として構成されて
いる送風装置が接続される。
【0003】上記構成の換気装置は、本体の各通風路が
それぞれ装風装置を介してダクトにより室外に連絡さ
れ、新鮮な外気の室内への供給とともに汚濁した室内の
空気の室外への排気が内蔵の熱交換素子を通じて行なわ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような換気装置
は、室内の温度等の状態量の変動が少ない給排気換気が
実施でき、換気によるエネルギーロスが少ないのでビル
や公共施設等における換気装置として好適である。しか
しながら、こうした場所の天井は、従前から照明器具や
案内放送のためのスピーカーなど多くのものが取り付け
られることから、換気装置の設置で天井面が一層煩雑化
し、調和の取れた室内雰囲気が形成しにくくなる傾向に
ある。
【0005】換気装置は送風装置とともにダクトの配管
スペースも必要なため、部屋を狭隘にしないためには天
井裏は設置場所として好適であるが、例えば音響装置の
取付場所としては天井は必ずしも好適ではない。即ち、
ビル等の天井裏の多くは一続きになっている空間で、こ
の空間に対する音響効果を無視すれば特定の部屋の天井
に付けたスピーカーの音が他の部屋に響いたり、音自体
も質の良くないものとなる。そこで、実際の施工では、
スピーカーをスピーカボックス付きのスピーカー装置と
するか、天井へ吸音材等によるスピーカボックスを構成
してスピーカーを取り付けるかしなければならない。
【0006】この発明は、スピーカーと取付場所を競合
せず、スピーカー装置としても十分に満足な機能をする
シンプルで調和のとれた室内雰囲気が得られる換気装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る換気装置
は、天井裏等の空間に取り付けられ、室内側の面に内部
に構成された熱交換可能な二系統の通風路の各一端が区
分状態で開口し、他面に各通風路の接続端が個別に開口
し、内面には断熱材が張設された本体箱体の室内側の面
に蓋状に装着される化粧パネルに対して、室内側に向け
てスピーカーを機能態に取り付けたものである。
【0008】また、この発明に係る他の換気装置は、特
にスピーカーを化粧パネルの各室内開口端の間に対して
取り付けるとともに、スピーカーの背後をアーチ状の通
風ガイドを兼ねる吸音部材で包み込んだものである。
【0009】
【作用】この発明における換気装置においては、独立し
た二系統の通風路が構成され、熱交換素子を有し、断熱
材が張られていることにより、共振しにくく残響も少な
い音響効果の面でも優れた構成をなす本体箱体が、化粧
パネルに取り付けたスピーカーの好適なスピーカボック
スとなり、BGや案内放送その他の報知手段のためスピ
ーカーを別設しなくてもよくなる。
【0010】またこの発明における他の換気装置におい
ては、特に化粧パネルの背後に設けた吸音部材が、スピ
ーカーの音響特性を向上させるうえ、吸排気流の当該部
での流通を円滑にする。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す換気装置の
縦断側面図、図2は同じく化粧パネル側からの平面図で
ある。
【0012】図示の換気装置は、空調換気装置の主体を
なし給排気流を形成する送風装置に接続される換気装置
としての基本的構成は通常よく知られているものと変わ
らない。即ち図1に示すように直方体の下面の開放した
箱構造をなし、内面に断熱材1が内張りされた本体箱体
2内にはその中央に積層型の熱交換素子3が組込まれて
いる。本体箱体2の一面には給気吸込口4が反対側の面
には排気出口5が設けられている。この本体箱体2の下
面には蓋状に装着され、天井面に添って取り付けられる
化粧パネル6が設けられている。化粧パネル6には室内
に開口する排気吸込口7と給気吹出口8とが熱交換素子
3の両側に隔壁構造9で隔てられて設けられている。排
気吸込口7は化粧パネル6の片側から本体箱体2の下面
に開口された排気通風路の開口端に連絡し、熱交換素子
3の下方から斜め上方に向かって配列している一方の作
動流体通路を通じて排気出口5に至り、図示しない送風
装置の排気送風機に接続される。また、給気吸込口4
は、送風装置の給気送風機に接続され、熱交換素子3の
上方から斜め下方に向かって配列しているもう一方の作
動流体通路を通じて本体箱体2の下面に開口した給気通
風路の開口端を介して化粧パネル6のもう一方側の給気
吹出口8に連絡している。排気送風機と給気送風機が組
み込まれた送風装置はダクトを介してそれぞれの給気及
び排気通風路が室外へ連絡される。
【0013】化粧パネル6には排気吸込口7と給気吹出
口8との間にスピーカー10が、室内側に指向させて嵌
め固定されている。スピーカー10の前面部以外は化粧
パネル6の背面側に収められている。排気吸込口7と給
気吹出口8とを隔てている隔壁構造9は、化粧パネル6
の背面に装着された吸音プラスチック等の吸音材で形成
したアーチ状の吸音部材11と熱交換素子3側のシール
材12とで構成され、アーチ状の吸音部材11はスピー
カー10の背面を包み込み、スピーカー10の背後側の
音響特性を向上させるとともに、給排気音の軽減並び
に、その形状により本体箱体2側への吸排気流の流れを
円滑にする気流案内機能を果たしている。
【0014】上記構成の換気装置は天井裏空間などに本
体が取り付けられ、給気通風路と排気通風路が送風装置
を介してダクトによりそれぞれ室外に連絡されて熱交換
換気機能を果たす。化粧パネル6は本体箱体2の下面に
天井面に添って装着され、その給気吹出口8からは新鮮
な外気が供給され、排気吸込口7からは汚濁した室内空
気が吸い込まれる。化粧パネル6に組み込まれたスピー
カー10は音響装置や放送装置の出力系に接続され、独
自に音響装置や放送装置の出力手段として働くことにな
る。このスピーカー10はむき出しのものではなく、断
熱材1の張られた独立した給気通風路と排気通風路が構
成され、熱交換素子3が内蔵され、それ自体が共振しに
くく残響も少ない音響効果の面で優れた構成となってい
る本体箱体2が、化粧パネル6の装着とともにスピーカ
ー10の好適なスピーカボックスとなって完結したスピ
ーカー装置を構成しているので、BGや案内放送その他
の報知手段のためスピーカーを別設しなくても済む機能
を果たす。
【0015】なお、スピーカー10を、図3に示すよう
に音域特性の違うものを複数設けスピーカー装置として
のグレードアップを計ることもできる。
【0016】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うにこの発明によれば、独立した二系統の通風路が構成
され、熱交換素子及び断熱材が設けられ、共振しにくく
残響も少ない音響効果の面でも優れた構成をなす本体箱
体が、化粧パネルに取り付けたスピーカーの好適なスピ
ーカボックスとなり、BGや案内放送その他の報知手段
のためのスピーカーを別設しなくてもよくなるので、ス
ピーカーと取付場所を競合せず、スピーカー装置として
も十分に機能するシンプルで調和のとれた室内雰囲気を
実現できる換気装置が得られる。
【0017】またこの発明における他の換気装置によれ
ば、特に化粧パネルの背後に設けた吸音部材により、ス
ピーカーの音響特性が向上するうえ、気流の当該部での
流通が円滑になり、気流音も低減する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す換気装置の縦断側面
図である。
【図2】図1の換気装置の化粧パネル側から示す平面図
である。
【図3】この発明の他の実施例の換気装置を化粧パネル
側から示した平面図である。
【符号の説明】
1 断熱材 2 本体箱体 3 熱交換素子 4 給気吸込口 5 排気出口 6 化粧パネル 10 スピーカー 11 吸音部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【作用】この発明における換気装置においては、独立し
た二系統の通風路が構成され、熱交換素子を有し、断熱
材が張られていることにより、共振しにくく残響も少な
い音響効果の面でも優れた構成をなす本体箱体が、化粧
パネルに取り付けたスピーカーの好適なスピーカボック
スとなり、BGや案内放送その他の報知手段のため
スピーカーを別設しなくてもよくなる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】上記構成の換気装置は天井裏空間などに本
体が取り付けられ、給気通風路と排気通風路が送風装置
を介してダクトによりそれぞれ室外に連絡されて熱交換
換気機能を果たす。化粧パネル6は本体箱体2の下面に
天井面に添って装着され、その給気吹出口8からは新鮮
な外気が供給され、排気吸込口7からは汚濁した室内空
気が吸い込まれる。化粧パネル6に組み込まれたスピー
カー10は音響装置や放送装置の出力系に接続され、独
自に音響装置や放送装置の出力手段として働くことにな
る。このスピーカー10はむき出しのものではなく、断
熱材1の張られた独立した給気通風路と排気通風路が構
成され、熱交換素子3が内蔵され、それ自体が共振しに
くく残響も少ない音響効果の面で優れた構成となってい
る本体箱体2が、化粧パネル6の装着とともにスピーカ
ー10の好適なスピーカボックスとなって完結したスピ
ーカー装置を構成しているので、BGや案内放送その
他の報知手段のためスピーカーを別設しなくても済む
機能を果たす。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うにこの発明によれば、独立した二系統の通風路が構成
され、熱交換素子及び断熱材が設けられ、共振しにくく
残響も少ない音響効果の面でも優れた構成をなす本体箱
体が、化粧パネルに取り付けたスピーカーの好適なスピ
ーカボックスとなり、BGや案内放送その他の報知手
段のためのスピーカーを別設しなくてもよくなるので、
スピーカーと取付場所を競合せず、スピーカー装置とし
ても十分に機能するシンプルで調和のとれた室内雰囲気
を実現できる換気装置が得られる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 光博 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井裏等の空間に取り付けられ、室内側
    の面に内部に構成された二系統の通風路の各一端が区分
    状態で開口し、他面に各通風路の接続端が個別に開口
    し、内面には断熱材が張設されて本体箱体、この本体箱
    体の室内側の面に蓋状に装着され、本体箱体を密閉ボッ
    クス形態とするとともに、本体箱体側の上記各通風路端
    を区分状態に形成されている室内開口端にそれぞれ連絡
    させる天井面等に添って設けられる化粧パネルとを備
    え、上記本体箱体内には二系統の各通風路の一部を熱交
    換可能に構成する熱交換素子を設け、上記化粧パネルに
    は室内側に向けてスピーカーを機能態に取り付けたこと
    を特徴とする換気装置。
  2. 【請求項2】 スピーカーを化粧パネルの各室内開口端
    の間に対して取り付けるとともに、スピーカーの背後を
    アーチ状に形成した通風ガイドを兼ねる吸音部材で包み
    込んだことを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
JP29287091A 1991-11-08 1991-11-08 換気装置 Pending JPH05133582A (ja)

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JP29287091A JPH05133582A (ja) 1991-11-08 1991-11-08 換気装置

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JP29287091A JPH05133582A (ja) 1991-11-08 1991-11-08 換気装置

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JP29287091A Pending JPH05133582A (ja) 1991-11-08 1991-11-08 換気装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008190765A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Max Co Ltd 浴室空調装置
DE202021001626U1 (de) 2021-05-11 2021-10-12 Tulip Multimedia Gmbh Lautsprecher mit integriertem Luftführung-Gehäuse für die Integration in Raumluft-Reinigungs- und/oder Raum-Belüftungsanlagen

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6263881A (ja) * 1985-09-14 1987-03-20 Horiba Ltd 放射線検出器
JPH02238227A (ja) * 1989-03-08 1990-09-20 Hitachi Ltd 天井埋込カセット形空気調和機

Patent Citations (2)

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