JPS6247144Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は螢光灯に関し、特に同時給・排気型換
気扇を合体させることにより、換気機能を持たせ
た螢光灯に関する。

従来室内に設けられる螢光灯と同時給・排気型
換気扇は夫々天井面に取り付けられる等その適正
な取付位置が競合することが多々あり、夫々の取
付位置に苦慮することがあつた。

そこで、本考案は以上のような従来の実情に鑑
み、螢光灯本体ケースに取り付けたチヤンバー内
空間を介して同時給・排気型換気扇の換気作用を
行わせるように構成することにより、換気機能を
持たせた螢光灯として上記従来の欠点を解消した
螢光灯を提供するものである。

以下、本考案の一実施例を第１図〜第３図に基
づいて説明する。これらの図において、１は螢光
灯本体ケースで、３は直管形の螢光管である。一
方、５は給・排気型換気扇の本体で、６は排気用
送風機、５Ａは排気通路、７は給気用送風機、５
Ｂは給気通路、８は送風機６，７におけるフアン
駆動用モータ、５ａ及び５ｂは換気扇本体５下面
に開設された排気吸込口及び給気吐出口で、これ
らは１７のセパレート板により仕切られている。
５ｃ及び５ｂは換気扇本体５側面に開設された排
気吐出口及び給気吸込口、１２Ａは前記排気吐出
口５ｃに連結された排気ダクト、１２Ｂは前記給
気吸込口５ｄに連結された給気ダクトで、これら
排気ダクト１２Ａ及び給気ダクト１２Ｂは夫々室
内・外を仕切る壁Ｗを貫通して室外に開口してい
る。１１は前記２つのダクト１２Ａ，１２Ｂの室
外側開口部を覆うウエザーカバー、１４は換気扇
本体５を天井はり１３に固定支持するための固定
脚である。

そして、４は室内と連通する２つの換気流通用
空間を内部に仕切形成してなるチヤンバーで、螢
光灯本体ケース１上面に下端部が固定取付される
リング状のプレート１５と、該プレート１５上端
部に固定される天板９と、内部を２つの換気流通
用空間４Ａ，４Ｂに仕切るセパレート板１６と、
からなる。前記天板９は天井板２の開口２ａに嵌
め込まれて点検蓋となる。

４ａ及び４ｂは夫々チヤンバー４内の換気流通
用空間４Ａ，４Ｂと連通する空気吸込口及び空気
吐出口で、夫々プレート１５に複数づつ設けられ
ている。４ｃはチヤンバー４の天板９中央に設け
られた、換気扇本体５の排気吸込口５ａ及び給気
吐出口５ｂの接続口である。尚、前記セパレート
板１６は換気扇本体５のセパレート板１６に接続
される。

以上の構成において、換気扇の作動によつてま
ず室外空気は給気ダクト１２Ｂから給気通路５Ｂ
を経てチヤンバー４内の一方の換気流通用空間４
Ｂに入り、ここから空気吐出口４ｂを介して室内
に吐出される。一方、室内空気はチヤンバー４の
空気吸込口４ａを介して該チヤンバー４内の他方
の換気流通用空間４Ａに入り、ここから排気通路
５Ａを経て排気ダクト１２Ａから室外に吐出され
る。以上のようにして同時給・排気作用が行われ
室内の空気循環及び換気がなされる。

従つて、かかる螢光灯によれば、螢光灯本体ケ
ース１に設けたチヤンバー４に換気扇本体５を連
結することによつて、照明器具でありながら同時
給・排気の換気機能を持たせることができ、利用
価値が高い。又螢光灯及び同時給・排気型換気扇
を共に天井面等の適正位置に取り付けることがで
き、従来のように夫々の取付位置に苦慮すること
がない。

更に、螢光灯本体ケース１と換気扇本体５とは
着脱可能であるからこれらの保守点検が容易に行
える。

又、かかる構成では、換気扇本体５の室内側換
気口を排気吸込口５ａと給気吐出口５ｂとに仕切
る仕切板１７をチヤンバー４側の仕切板１６に接
続して、前記排気吸込口５ａと給気吐出口５ｂと
をチヤンバー４の換気流通用空間４Ａ，４Ｂに連
通させるようにしたから、単一のダクト部品の使
用で、室内側換気口とチヤンバー４の２つの空間
４Ａ，４Ｂを連通接続でき、２つのダクト部品を
使用する必要がなく、構成が簡単で、接続作業も
簡単で、作業性が良い。

尚、本実施例においては、螢光灯本体ケース１
の天井面側の面即ち上面側にチヤンバー４を取り
付け該チヤンバー４に該螢光灯本体ケース１上方
の天井面に取り付けた換気扇本体５を連結するよ
うにしたから螢光灯はその形状を何ら損なうこと
がなく、螢光灯としての美観が何ら損われること
がない。

以上説明したように本考案の螢光灯は照明器具
でありながら螢光灯本体ケースに取り付けたチヤ
ンバー内空間を介して同時給・排気型換気扇の換
気作用を行わせることができ、利用価値が高いと
共に螢光灯と換気扇との取付位置を一致させるこ
とができ、夫々を適正取付位置に取り付けること
ができ、取付位置の競合が生じることがない。
又、本考案では、換気扇本体の室内側換気口を排
気吸込口と給気吐出口とに仕切る仕切板をチヤン
バー側の仕切板に接続して、前記排気吸込口と給
気吐出口とをチヤンバーの換気流通用空間に連通
させるようにしたから、単一のダクト部品の使用
で、室内側換気口とチヤンバーの２つの空間を連
通接続でき、２つのダクト部品を使用する必要が
なく、構成が簡単で、接続作業も簡単で、作業性
が良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る螢光灯の一例を示す縦断
面図、第２図は同上の螢光灯の外観を示す斜視
図、第３図は螢光灯の上面側を示す斜視図であ
る。 １……螢光灯本体ケース、４……チヤンバー、
４Ａ，４Ｂ……換気流通用空間、４ａ……空気吸
込口、４ｂ……空気吐出口、５……換気扇本体、
５ａ……排気吸込口、５ｂ……給気吐出口、５ｃ
……排気吐出口、５ｄ……給気吸込口、１６，１
７……仕切板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 蛍光灯本体ケースに、夫々室内と連通する２つ
   の換気流通用空間を内部に仕切板により仕切形成
   してなるチヤンバーを取り付ける一方、夫々室
   内・外と連通する給気通路及び排気通路を備えた
   同時給・排気型換気扇の室内側換気口を２つに仕
   切る仕切板を前記チヤンバー側仕切板に接続し
   て、前記室内側換気口の一方を前記換気流通用空
   間の一方に、他方の室内側換気口を他方の換気流
   通用空間に夫々連通接続したことを特徴とする蛍
   光灯。