JP2576325B2 - ダクト用換気装置 - Google Patents
ダクト用換気装置Info
- Publication number
- JP2576325B2 JP2576325B2 JP3284540A JP28454091A JP2576325B2 JP 2576325 B2 JP2576325 B2 JP 2576325B2 JP 3284540 A JP3284540 A JP 3284540A JP 28454091 A JP28454091 A JP 28454091A JP 2576325 B2 JP2576325 B2 JP 2576325B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker
- main body
- duct
- decorative panel
- body box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、室内側が化粧パネル
で構成され、本体は天井裏等に取り付けられる、ダクト
を介して換気を行なうダクト用換気装置に関するもので
ある。
で構成され、本体は天井裏等に取り付けられる、ダクト
を介して換気を行なうダクト用換気装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】上記この種の換気装置は、ビルや公共施
設の空調関連装置として広く普及している。その基本的
な構造は、天井裏等に取り付けられるボックス型の本体
と、この本体に装着され天井面において実質的な室内空
気吸込口を構成する化粧パネルとからなる。本体には、
排気のための通風路が構成され、通風路には排気流を形
成する送風機が組込まれている。
設の空調関連装置として広く普及している。その基本的
な構造は、天井裏等に取り付けられるボックス型の本体
と、この本体に装着され天井面において実質的な室内空
気吸込口を構成する化粧パネルとからなる。本体には、
排気のための通風路が構成され、通風路には排気流を形
成する送風機が組込まれている。
【０００３】上記構成のダクト用換気装置は、本体の通
風路の一端がダクトにより室外に連絡され、汚濁した室
内の空気をダクトを介して室外へ排気することができ
る。
風路の一端がダクトにより室外に連絡され、汚濁した室
内の空気をダクトを介して室外へ排気することができ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなダクト用
換気装置は、ビルや公共施設における換気装置として好
適である。しかしながら、こうした場所の天井は、従前
から照明器具や案内放送のためのスピーカーなど多くの
ものが取り付けられることから、この種の換気装置の設
置で天井面が一層煩雑化し、調和の取れた室内雰囲気が
形成しにくくなる傾向にある。
換気装置は、ビルや公共施設における換気装置として好
適である。しかしながら、こうした場所の天井は、従前
から照明器具や案内放送のためのスピーカーなど多くの
ものが取り付けられることから、この種の換気装置の設
置で天井面が一層煩雑化し、調和の取れた室内雰囲気が
形成しにくくなる傾向にある。
【０００５】ダクト用換気装置はダクト配管スペースが
必要で、また本体の設置スペースも比較的広く必要なた
め、部屋を狭隘にしないためには天井裏は設置場所とし
て好適であるが、例えば音響装置の取付場所としては天
井は必ずしも好適ではない。即ち、ビル等の天井裏の多
くは一続きになっている空間で、この空間に対する音響
効果を無視すれば特定の部屋の天井に付けたスピーカー
の音が他の部屋に響いたり、音自体も質の良くないもの
となる。そこで、実際の施行では、スピーカーをスピー
カボックス付きのスピーカー装置とするか、天井へ吸音
材等によるスピーカボックスを構成してスピーカーを取
り付けるかしなければならない。
必要で、また本体の設置スペースも比較的広く必要なた
め、部屋を狭隘にしないためには天井裏は設置場所とし
て好適であるが、例えば音響装置の取付場所としては天
井は必ずしも好適ではない。即ち、ビル等の天井裏の多
くは一続きになっている空間で、この空間に対する音響
効果を無視すれば特定の部屋の天井に付けたスピーカー
の音が他の部屋に響いたり、音自体も質の良くないもの
となる。そこで、実際の施行では、スピーカーをスピー
カボックス付きのスピーカー装置とするか、天井へ吸音
材等によるスピーカボックスを構成してスピーカーを取
り付けるかしなければならない。
【０００６】この発明は、スピーカーと取付場所を競合
せず、スピーカー装置としても満足に機能するシンプル
で調和のとれた室内雰囲気が得られるダクト用換気装置
を提供することを目的とする。
せず、スピーカー装置としても満足に機能するシンプル
で調和のとれた室内雰囲気が得られるダクト用換気装置
を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明に係るダクト用
換気装置は、天井裏等の空間に取り付けられ、室内側の
面に内部に構成された通風路の一端が開口し、他面に通
風路のダクト接続可能に構成された吹出口が開口してい
る本体箱体の室内側の面に蓋状に装着される化粧パネル
の中央に、室内側に向けてスピーカーを取り付け、この
スピーカーの背後を傘型に形成した通風ガイドを兼ねる
吸音部材で包み込んだものである。
換気装置は、天井裏等の空間に取り付けられ、室内側の
面に内部に構成された通風路の一端が開口し、他面に通
風路のダクト接続可能に構成された吹出口が開口してい
る本体箱体の室内側の面に蓋状に装着される化粧パネル
の中央に、室内側に向けてスピーカーを取り付け、この
スピーカーの背後を傘型に形成した通風ガイドを兼ねる
吸音部材で包み込んだものである。
【０００８】
【作用】この発明におけるダクト用換気装置において
は、送風機を持つ通風路が構成され、本体箱体が、化粧
パネルに取り付けたスピーカーからの音が天井内に拡散
することを防ぐスピーカボックスとなり、ＢＧＭや案内
放送その他の報知手段のためのスピーカーを別設しなく
てもよくなるとともに、化粧パネルの背後に設けた吸音
部材により、スピーカーの音響特性が向上するうえ、排
気流の当該部での流通が円滑になる。
は、送風機を持つ通風路が構成され、本体箱体が、化粧
パネルに取り付けたスピーカーからの音が天井内に拡散
することを防ぐスピーカボックスとなり、ＢＧＭや案内
放送その他の報知手段のためのスピーカーを別設しなく
てもよくなるとともに、化粧パネルの背後に設けた吸音
部材により、スピーカーの音響特性が向上するうえ、排
気流の当該部での流通が円滑になる。
【０００９】
【実施例】図１はこの発明の一実施例を示すダクト用換
気装置の縦断面図、図２はその化粧パネルの平面図であ
る。
気装置の縦断面図、図２はその化粧パネルの平面図であ
る。
【００１０】図示のダクト用換気装置は、ダクトを介し
て室外へ排気する換気装置としての基本的構成は通常よ
く知られているものと変わらない。即ち図１に示すよう
に直方体の下面の開放した箱構造をなす本体箱体１内に
は吸込口を下方に、吹出口を一側に向けて排気用の送風
機２が設けられている。本体箱体１の一側には送風機２
の吹出口が臨む排気吹出口３がダクト接続可能に構成さ
れている。この本体箱体１の下面には蓋状に所定間隔を
おいて天井面に添って取り付けられる化粧パネル４が装
着されている。化粧パネル４の周囲には、本体箱体１と
の間の間隔により形成される室内空気吸込口５が室内に
開口している。送風機２は室内空気吸込口５から排気吹
出口３に向かう換気流を通風路に形成する。
て室外へ排気する換気装置としての基本的構成は通常よ
く知られているものと変わらない。即ち図１に示すよう
に直方体の下面の開放した箱構造をなす本体箱体１内に
は吸込口を下方に、吹出口を一側に向けて排気用の送風
機２が設けられている。本体箱体１の一側には送風機２
の吹出口が臨む排気吹出口３がダクト接続可能に構成さ
れている。この本体箱体１の下面には蓋状に所定間隔を
おいて天井面に添って取り付けられる化粧パネル４が装
着されている。化粧パネル４の周囲には、本体箱体１と
の間の間隔により形成される室内空気吸込口５が室内に
開口している。送風機２は室内空気吸込口５から排気吹
出口３に向かう換気流を通風路に形成する。
【００１１】化粧パネル４には室内空気吸込口５に囲ま
れる中央部近傍に、スピーカー６が室内側に指向させて
嵌め固定されている。スピーカー６の前面部以外は化粧
パネル４の背面側に収められていて、背後側は化粧パネ
ル４の背面に装着された吸音プラスチック等の吸音材で
形成した傘型の吸音部材７で包み込まれている。吸音部
材７はスピーカー６の背後側の音響特性を向上させると
ともに、室内空気の吸込み音の軽減並びに、その形状に
より室内空気吸込口５から本体箱体１内の送風機２への
排気流の流れを円滑にする気流案内機能を果たす構成で
ある。
れる中央部近傍に、スピーカー６が室内側に指向させて
嵌め固定されている。スピーカー６の前面部以外は化粧
パネル４の背面側に収められていて、背後側は化粧パネ
ル４の背面に装着された吸音プラスチック等の吸音材で
形成した傘型の吸音部材７で包み込まれている。吸音部
材７はスピーカー６の背後側の音響特性を向上させると
ともに、室内空気の吸込み音の軽減並びに、その形状に
より室内空気吸込口５から本体箱体１内の送風機２への
排気流の流れを円滑にする気流案内機能を果たす構成で
ある。
【００１２】上記構成のダクト用換気装置は天井裏空間
などに本体が取り付けられ、排気吹出口３がダクトによ
り室外に連絡されて換気機能を果たす。化粧パネル４は
本体箱体１の下面に天井面に添って装着され、その本体
箱体１の下面とで形成される室内空気吸込口５からは汚
濁した室内空気が吸い込まれる。化粧パネル４に組み込
まれたスピーカー６は音響装置や放送装置の出力系に接
続され、独自に音響装置や放送装置の出力手段として働
くことになる。このスピーカー６はむき出しのものでは
なく、通風路が構成され、送風機２を備え、ダクトが接
続されることによりそれ自体が共振しにくく残響も少な
い構成を持つことになる本体箱体１が、化粧パネル４の
装着とともにスピーカー６の好適なスピーカボックスと
なって完結したスピーカー装置を構成しているので、Ｂ
ＧＭや案内放送その他の報知手段のためのスピーカーを
別設しなくても済む機能を果たす。吸音部材７は、スピ
ーカー６の背後側の音響特性を一層向上させる他、吸込
み音の軽減並びに、室内空気吸込口５から本体箱体１内
の送風機２への排気流の流れを円滑にする。
などに本体が取り付けられ、排気吹出口３がダクトによ
り室外に連絡されて換気機能を果たす。化粧パネル４は
本体箱体１の下面に天井面に添って装着され、その本体
箱体１の下面とで形成される室内空気吸込口５からは汚
濁した室内空気が吸い込まれる。化粧パネル４に組み込
まれたスピーカー６は音響装置や放送装置の出力系に接
続され、独自に音響装置や放送装置の出力手段として働
くことになる。このスピーカー６はむき出しのものでは
なく、通風路が構成され、送風機２を備え、ダクトが接
続されることによりそれ自体が共振しにくく残響も少な
い構成を持つことになる本体箱体１が、化粧パネル４の
装着とともにスピーカー６の好適なスピーカボックスと
なって完結したスピーカー装置を構成しているので、Ｂ
ＧＭや案内放送その他の報知手段のためのスピーカーを
別設しなくても済む機能を果たす。吸音部材７は、スピ
ーカー６の背後側の音響特性を一層向上させる他、吸込
み音の軽減並びに、室内空気吸込口５から本体箱体１内
の送風機２への排気流の流れを円滑にする。
【００１３】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うにこの発明によれば、通風路が構成され、換気のため
の送風機が内蔵され、ダクトが接続される共振しにくく
残響も少ない構成をなす本体箱体が、化粧パネルに取り
付けたスピーカーの好適なスピーカボックスとなり、Ｂ
ＧＭや案内放送その他の報知手段のためのスピーカーを
別設しなくてもよくなるので、スピーカーと取付場所を
競合せず、スピーカー装置としても満足に機能するシン
プルで調和のとれた室内雰囲気を実現できるダクト用換
気装置が得られ、特に化粧パネルの背後に設けた傘型の
吸音部材により、スピーカーの音響特性も向上するう
え、気流の当該部での流れも円滑になる利点を奏す。
うにこの発明によれば、通風路が構成され、換気のため
の送風機が内蔵され、ダクトが接続される共振しにくく
残響も少ない構成をなす本体箱体が、化粧パネルに取り
付けたスピーカーの好適なスピーカボックスとなり、Ｂ
ＧＭや案内放送その他の報知手段のためのスピーカーを
別設しなくてもよくなるので、スピーカーと取付場所を
競合せず、スピーカー装置としても満足に機能するシン
プルで調和のとれた室内雰囲気を実現できるダクト用換
気装置が得られ、特に化粧パネルの背後に設けた傘型の
吸音部材により、スピーカーの音響特性も向上するう
え、気流の当該部での流れも円滑になる利点を奏す。
【図１】この発明の一実施例を示すダクト用換気装置の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図２】図１のダクト用換気装置の化粧パネルを示す平
面図である。
面図である。
１ 本体箱体 ２ 送風機 ３ 排気吹出口 ４ 化粧パネル ５ 室内空気吸込口 ６ スピーカー ７ 吸音部材
Claims (1)
- 【請求項１】天井裏等の空間に取り付けられ、室内側の
面に内部に構成された通風路の一端が開口し、他面に通
風路のダクト接続可能に構成された吹出口が開口してい
る本体箱体、この本体箱体の室内側の面に蓋状に装着さ
れ、本体箱体との間に室内空気を吸込む室内空気吸込口
を形成する天井面等に添って設けられる化粧パネルとを
備え、上記本体箱体内には通風路の一方に上記化粧パネ
ルの室内空気吸込口から本体箱体の上記吹出口に向かう
排気流を形成する送風機を設けるとともに、上記化粧パ
ネルの中央部近傍には室内側に向けてスピーカーを機能
態に取り付け、このスピーカーの背後を傘型に形成した
通風ガイドを兼ねる吸音部材で包み込んだことを特徴と
するダクト用換気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3284540A JP2576325B2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | ダクト用換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3284540A JP2576325B2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | ダクト用換気装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05118605A JPH05118605A (ja) | 1993-05-14 |
| JP2576325B2 true JP2576325B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=17679783
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3284540A Expired - Fee Related JP2576325B2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | ダクト用換気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2576325B2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-30 JP JP3284540A patent/JP2576325B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05118605A (ja) | 1993-05-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |