JPH061482B2 - 図形入力方式 - Google Patents
図形入力方式Info
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- JPH061482B2 JPH061482B2 JP62220932A JP22093287A JPH061482B2 JP H061482 B2 JPH061482 B2 JP H061482B2 JP 62220932 A JP62220932 A JP 62220932A JP 22093287 A JP22093287 A JP 22093287A JP H061482 B2 JPH061482 B2 JP H061482B2
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- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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- G06F3/01—Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
- G06F3/03—Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
- G06F3/033—Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor
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- G06V30/00—Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
- G06V30/10—Character recognition
- G06V30/14—Image acquisition
- G06V30/142—Image acquisition using hand-held instruments; Constructional details of the instruments
- G06V30/1423—Image acquisition using hand-held instruments; Constructional details of the instruments the instrument generating sequences of position coordinates corresponding to handwriting
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- G—PHYSICS
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- G06V30/10—Character recognition
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Description
【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明は、ディジタイザやタブレットなどの座標入力装
置から基本図形（線分、三角形、矩形、多角形、円、楕
円、放物線等）の座標情報を描画として時間的に連続し
て入力する図形入力方式に関する。
置から基本図形（線分、三角形、矩形、多角形、円、楕
円、放物線等）の座標情報を描画として時間的に連続し
て入力する図形入力方式に関する。
＜従来の技術＞ 従来、オリジナルな図形をコンピュータに入力する場
合、座標入力装置として例えばＣＡＤ（Computer Aided
Design）ではマウス、ディジタイザ、タブレット等
を、ワードプロセッサではキー、マウス、ポインティン
グ精度の高いタブレット等を夫々用いて、図形の座標デ
ータを描画として直接入力している。一方、円や矩形な
どの基本図形をコンピュータに入力する方法としては、
次の２つのものが知られている。すなわち、第１の方法
は、基本図形の幾何学的な特徴成分（円の半径、矩形の
長、短辺等）とディスプレイ画面上の位置（円の中心、
矩形の図心および長辺の傾き等）を数値キーあるいはラ
イトペンで入力するものである。また、第２の方法は、
数値キーやライトペン等を用いて、相似の基本図形（相
似の円等）をディスプレイ画面上の所望の位置に配置
し、その図形に拡大、縮小の変形（円の半径の修正等）
を加えて入力するものである。
合、座標入力装置として例えばＣＡＤ（Computer Aided
Design）ではマウス、ディジタイザ、タブレット等
を、ワードプロセッサではキー、マウス、ポインティン
グ精度の高いタブレット等を夫々用いて、図形の座標デ
ータを描画として直接入力している。一方、円や矩形な
どの基本図形をコンピュータに入力する方法としては、
次の２つのものが知られている。すなわち、第１の方法
は、基本図形の幾何学的な特徴成分（円の半径、矩形の
長、短辺等）とディスプレイ画面上の位置（円の中心、
矩形の図心および長辺の傾き等）を数値キーあるいはラ
イトペンで入力するものである。また、第２の方法は、
数値キーやライトペン等を用いて、相似の基本図形（相
似の円等）をディスプレイ画面上の所望の位置に配置
し、その図形に拡大、縮小の変形（円の半径の修正等）
を加えて入力するものである。
＜発明が解決しようとする問題点＞ 上記従来の基本図形の入力方法は、基本図形がその種類
に応じた正規の形状を有し、その特徴成分と位置が決ま
れば一義的に定まることに着目して、入力の簡素化を図
ったものである。しかし、基本図形は、最終図の構成要
素であるから、従来のオリジナルな図形の入力方法と同
じく操作者がディスプレイ画面上の所望の位置に所望の
大きさで直接配置、描画できる方が使い易さの点で優れ
ておりかつ望ましい。この観点から上記第１の方法は図
形の配置が、上記第２の方法は大きさの指定が夫々間接
的となって操作者のイメージが十分に反映できず、使い
勝手が悪いという欠点がある。然りといって、基本図形
の入力をオリジナルな図形の入力と同じ方法で行なうと
すれば、ディジタイザ等で入力された図形がどの種類の
基本図形であるかを認識する処理が必要となる。従っ
て、Ｎ種類の基本図形についてあらゆる大きさや傾きを
考慮して入力図形と比較せねばならず、処理が膨大にな
るという欠点があるうえ、互いに頂角および斜辺と半径
が等しい２等辺三角形と扇形などのような酷似の図形の
区別が難しいという欠点がある。
に応じた正規の形状を有し、その特徴成分と位置が決ま
れば一義的に定まることに着目して、入力の簡素化を図
ったものである。しかし、基本図形は、最終図の構成要
素であるから、従来のオリジナルな図形の入力方法と同
じく操作者がディスプレイ画面上の所望の位置に所望の
大きさで直接配置、描画できる方が使い易さの点で優れ
ておりかつ望ましい。この観点から上記第１の方法は図
形の配置が、上記第２の方法は大きさの指定が夫々間接
的となって操作者のイメージが十分に反映できず、使い
勝手が悪いという欠点がある。然りといって、基本図形
の入力をオリジナルな図形の入力と同じ方法で行なうと
すれば、ディジタイザ等で入力された図形がどの種類の
基本図形であるかを認識する処理が必要となる。従っ
て、Ｎ種類の基本図形についてあらゆる大きさや傾きを
考慮して入力図形と比較せねばならず、処理が膨大にな
るという欠点があるうえ、互いに頂角および斜辺と半径
が等しい２等辺三角形と扇形などのような酷似の図形の
区別が難しいという欠点がある。
そこで、本発明の目的は、従来のオリジナルな図形の描
画による入力方法を用いて操作者のイメージを十分に反
映した入力ができるとともに、入力図形の認識処理量が
低減でき、入力図形に応じた正規の基本図形の座標情報
を迅速に入力することができる図形入力方式を提供する
ことである。
画による入力方法を用いて操作者のイメージを十分に反
映した入力ができるとともに、入力図形の認識処理量が
低減でき、入力図形に応じた正規の基本図形の座標情報
を迅速に入力することができる図形入力方式を提供する
ことである。
＜問題点を解決するための手段＞ 上記目的を達成するために、本発明の図形入力方式は、
座標系が互いに一致した座標入力デバイスとディスプレ
イデバイスからなる表示一体型タブレットと、この表示
一体型タブレットの座標入力デバイスに連続して入力さ
れる描画の座標情報を所定時間間隔でサンプリングする
サンプリング手段と、このサンプリング手段で順次サン
プリングされた座標点データを格納する記憶装置と、上
記描画を基本図形によって特定するための図形指定手段
と、この図形指定手段を介して操作者が特定した基本図
形の種類に基づいて、上記座標点データおよび座標点を
次々に結ぶベクトルの長さと方向角から基本図形の幾何
学的特徴成分と配置情報を描出する特徴抽出手段と、こ
の特徴抽出手段で抽出された幾何学的特徴成分と配置情
報に基づいて上記描画を基本図形としてコード化する基
本図形生成手段を備えて、上記表示一体型タブレットの
ディスプレイデバイス上にもとの描画に代わってこの描
画に最も近い上記コード化された基本図形を表示するよ
うにしたことを特徴とする。
座標系が互いに一致した座標入力デバイスとディスプレ
イデバイスからなる表示一体型タブレットと、この表示
一体型タブレットの座標入力デバイスに連続して入力さ
れる描画の座標情報を所定時間間隔でサンプリングする
サンプリング手段と、このサンプリング手段で順次サン
プリングされた座標点データを格納する記憶装置と、上
記描画を基本図形によって特定するための図形指定手段
と、この図形指定手段を介して操作者が特定した基本図
形の種類に基づいて、上記座標点データおよび座標点を
次々に結ぶベクトルの長さと方向角から基本図形の幾何
学的特徴成分と配置情報を描出する特徴抽出手段と、こ
の特徴抽出手段で抽出された幾何学的特徴成分と配置情
報に基づいて上記描画を基本図形としてコード化する基
本図形生成手段を備えて、上記表示一体型タブレットの
ディスプレイデバイス上にもとの描画に代わってこの描
画に最も近い上記コード化された基本図形を表示するよ
うにしたことを特徴とする。
＜作用＞ 操作者は、表示一体型タブレットの座標入力デバイス
に、入力しようとする基本図形の座標情報を描画として
連続して入力する。サンプリング手段は、入力される描
画の座標情報を所定時間間隔で順次サンプリングし、サ
ンプリングされた座標点データは記憶装置に格納され
る。いま、操作者が入力中の描画を図形指定手段を介し
て基本図形によって特定すると、特徴抽出手段は、上記
特定された基本図形の種類に基づいて、上記記憶装置に
格納された座標点データ及び座標点を次々に結ぶベクト
ルの長さと方向角から基本図形の幾何学的特徴成分と配
置情報を抽出し、基本図形生成手段は、抽出された幾何
学的特徴成分（円の半径、矩形の長、短辺等）と配置情
報（円の中心、矩形の図心および長辺の傾き等）に基づ
いて、上記描画を基本図形としてコード化する。そし
て、上記表示一体型タブレットのディスプレイデバイス
上には、もとの描画に代わってこの描画に最も近い上記
コード化された基本図形が表示される。
に、入力しようとする基本図形の座標情報を描画として
連続して入力する。サンプリング手段は、入力される描
画の座標情報を所定時間間隔で順次サンプリングし、サ
ンプリングされた座標点データは記憶装置に格納され
る。いま、操作者が入力中の描画を図形指定手段を介し
て基本図形によって特定すると、特徴抽出手段は、上記
特定された基本図形の種類に基づいて、上記記憶装置に
格納された座標点データ及び座標点を次々に結ぶベクト
ルの長さと方向角から基本図形の幾何学的特徴成分と配
置情報を抽出し、基本図形生成手段は、抽出された幾何
学的特徴成分（円の半径、矩形の長、短辺等）と配置情
報（円の中心、矩形の図心および長辺の傾き等）に基づ
いて、上記描画を基本図形としてコード化する。そし
て、上記表示一体型タブレットのディスプレイデバイス
上には、もとの描画に代わってこの描画に最も近い上記
コード化された基本図形が表示される。
＜実施例＞ 以下、本発明を図示の実施例により詳細に説明する。
第１図は本発明の図形入力方式に用いる入力装置の一実
施例を示すブロック図であり、１は入力許可／禁止のオ
ン／オフスイッチ２を有するタブレットなどからなる座
標入力装置、３はこの座標入力装置から描画として連続
して入力される描画の座標情報を一定時間間隔でサンプ
リングするサンプリング部、４はこのサンプリング部３
でサンプリングされた時刻ｉの座標点データPi(xi,yi)
を順次格納する座標点バッファ、５はこの座標点バッフ
ァ４に格納された座標点データPi(xi,yi)をベクトル集
合Viに変換し（第３図(a)、第５図(a)参照）、Ｓ−θ座
標系に写像して（第４図、第６図参照）上記描画の分析
を行なう描画分析部、６は入力中の描画を基本図形の種
類（円、矩形等）によって特定するための図形指定手段
としてのコード入力デバイス、７は各種の基本図形に固
有の情報を格納するメモリである。
施例を示すブロック図であり、１は入力許可／禁止のオ
ン／オフスイッチ２を有するタブレットなどからなる座
標入力装置、３はこの座標入力装置から描画として連続
して入力される描画の座標情報を一定時間間隔でサンプ
リングするサンプリング部、４はこのサンプリング部３
でサンプリングされた時刻ｉの座標点データPi(xi,yi)
を順次格納する座標点バッファ、５はこの座標点バッフ
ァ４に格納された座標点データPi(xi,yi)をベクトル集
合Viに変換し（第３図(a)、第５図(a)参照）、Ｓ−θ座
標系に写像して（第４図、第６図参照）上記描画の分析
を行なう描画分析部、６は入力中の描画を基本図形の種
類（円、矩形等）によって特定するための図形指定手段
としてのコード入力デバイス、７は各種の基本図形に固
有の情報を格納するメモリである。
また、８は上記コード入力デバイス６を介して操作者が
特定した基本図形種に基づき上記メモリ７内の情報を用
いて、上記描画分析部５で分析された描画からその基本
図形の幾何学的特徴成分（円の半径、矩形の長、短辺
等）と配置情報（円の中心、矩形の図心および長辺の傾
き等）を抽出する基本図形特徴抽出部、９はこの基本図
形特徴抽出部８で抽出された特徴量に基づき上記描画を
正規の基本図形としてコード化する基本図形生成部、１
０はこの基本図形生成部９から入力される基本図形コー
ドを清書図形に展開する基本図形コード展開部、１１は
上記サンプリング部３でサンプリングされた座標点の軌
跡を表示するとともに、この軌跡と置き換えに上記基本
図形コード展開部１０から出力される基本図形を表示す
るディスプレイデバイスである。
特定した基本図形種に基づき上記メモリ７内の情報を用
いて、上記描画分析部５で分析された描画からその基本
図形の幾何学的特徴成分（円の半径、矩形の長、短辺
等）と配置情報（円の中心、矩形の図心および長辺の傾
き等）を抽出する基本図形特徴抽出部、９はこの基本図
形特徴抽出部８で抽出された特徴量に基づき上記描画を
正規の基本図形としてコード化する基本図形生成部、１
０はこの基本図形生成部９から入力される基本図形コー
ドを清書図形に展開する基本図形コード展開部、１１は
上記サンプリング部３でサンプリングされた座標点の軌
跡を表示するとともに、この軌跡と置き換えに上記基本
図形コード展開部１０から出力される基本図形を表示す
るディスプレイデバイスである。
上記座標入力装置１とディスプレイデバイス１１は、図
中の破線で示すように互いに座標系が一致した表示一体
型タブレット１２で構成される。
中の破線で示すように互いに座標系が一致した表示一体
型タブレット１２で構成される。
また、上記描画分析部５、メモリ７、基本図形特徴抽出
部８で特徴抽出手段を構成している。なお、上記コード
入力デバイス６は、座標入力装置１による描画の前、後
いずれにおいても基本図形種が指定できるようになって
いる。
部８で特徴抽出手段を構成している。なお、上記コード
入力デバイス６は、座標入力装置１による描画の前、後
いずれにおいても基本図形種が指定できるようになって
いる。
上記構成の入力装置を用いた図形入力方式について、第
２図のフローチャートに従って第３図、第４図を参照し
つつ次に述べる。
２図のフローチャートに従って第３図、第４図を参照し
つつ次に述べる。
操作者は、座標入力装置１のオン／オフスイッチ２をオ
ンにし、第３図(a)の破線で示すような円を直接描画入
力するものとする。
ンにし、第３図(a)の破線で示すような円を直接描画入
力するものとする。
ステップＳ１入力装置のサンプリング部３は、上記座標
入力装置１から連続入力される円の座標情報を、例えば
１００Hzの周波数でサンプリングし、角時刻ｉの座標点
データＰｉ（xi,yi）が次々に得られ、得られた座標点
データＰｉ（xi,yi）が座標点バッファ４に順次格納さ
れる。
入力装置１から連続入力される円の座標情報を、例えば
１００Hzの周波数でサンプリングし、角時刻ｉの座標点
データＰｉ（xi,yi）が次々に得られ、得られた座標点
データＰｉ（xi,yi）が座標点バッファ４に順次格納さ
れる。
ステップＳ２，Ｓ３入力装置の描画分析部５は、座標点
バッファ４に格納された上記座標点データＰｉ（
ｘｉ，ｙｉ）を、まずステップＳ２で、第３図(a)に示
すような点Ｐｉ-1から点Ｐｉへ向かうベクトルＶｉ（１
≦ｉ≦１２）の集合に変換し、次いでステップＳ３で、
各ベクトルＶｉをベクトルの長さＳとベクトルの方向角
θからなるＳ−θ座標系に第４図に示すように写像し、
このＳ−θ座標系で幾何学的分析を行なう。第４図につ
いていえば、最初のベクトルＶ１で９０°だった方向角
は略定率に漸減して最後のベクトルＶ12で−２７０°と
なり３６０°の差が生じる一方、各ベクトルの長さは略
一定となっている。
バッファ４に格納された上記座標点データＰｉ（
ｘｉ，ｙｉ）を、まずステップＳ２で、第３図(a)に示
すような点Ｐｉ-1から点Ｐｉへ向かうベクトルＶｉ（１
≦ｉ≦１２）の集合に変換し、次いでステップＳ３で、
各ベクトルＶｉをベクトルの長さＳとベクトルの方向角
θからなるＳ−θ座標系に第４図に示すように写像し、
このＳ−θ座標系で幾何学的分析を行なう。第４図につ
いていえば、最初のベクトルＶ１で９０°だった方向角
は略定率に漸減して最後のベクトルＶ12で−２７０°と
なり３６０°の差が生じる一方、各ベクトルの長さは略
一定となっている。
ステップＳ４操作者は、描画に係る図形が円であること
をコード入力デバイス６を用いて描画の前または後に指
定する。
をコード入力デバイス６を用いて描画の前または後に指
定する。
ステップＳ５入力装置の基本図形特徴抽出部８は、上記
コード入力デバイス６を介して操作者が指定した基本図
形種たる「円」に基づきメモリ７内の「円」に関する固
有情報を用いて、前ステップＳ３で描画分析部５によっ
て分析された描画データからその基本図形「円」の幾何
学的特徴成分即ち半径と配置情報即ち中心座標を抽出す
る。第４図に即していえば、円周ｌはＳ軸に表われる各
ベクトルの長さの和であり、方向角θの差は必ず３６０
°（＝２π）になるから、円の半径ｒは各ベクトルを通
る直線の傾きｌ／２πで求められる。また、円の中心座
標Ｃ（x,y）は、図心であるから、座標点バッファ４に
格納された座標点データＰｉ（xi,yi）の平均値として で夫々求められる。こうして求められた円の半径ｒと中
心座標Ｃ（x,y）は、もとの描画（破線参照）に対して
第３図(b)の如き位置関係にある。
コード入力デバイス６を介して操作者が指定した基本図
形種たる「円」に基づきメモリ７内の「円」に関する固
有情報を用いて、前ステップＳ３で描画分析部５によっ
て分析された描画データからその基本図形「円」の幾何
学的特徴成分即ち半径と配置情報即ち中心座標を抽出す
る。第４図に即していえば、円周ｌはＳ軸に表われる各
ベクトルの長さの和であり、方向角θの差は必ず３６０
°（＝２π）になるから、円の半径ｒは各ベクトルを通
る直線の傾きｌ／２πで求められる。また、円の中心座
標Ｃ（x,y）は、図心であるから、座標点バッファ４に
格納された座標点データＰｉ（xi,yi）の平均値として で夫々求められる。こうして求められた円の半径ｒと中
心座標Ｃ（x,y）は、もとの描画（破線参照）に対して
第３図(b)の如き位置関係にある。
ステップＳ６入力装置の基本図形生成部９は、基本図形
特徴抽出部８が抽出した「円」の特徴量即ち半径ｒと中
心座標Ｃ（x,y）に基づきフリーハンドのもとの描画を
正規の基本図形「円」としてコード化する。
特徴抽出部８が抽出した「円」の特徴量即ち半径ｒと中
心座標Ｃ（x,y）に基づきフリーハンドのもとの描画を
正規の基本図形「円」としてコード化する。
ステップＳ７コード化された基本図形「円」は、基本図
形コード展開部１０で清書図形に展開された後、ディス
プレイデバイス１１に出力される。
形コード展開部１０で清書図形に展開された後、ディス
プレイデバイス１１に出力される。
こうしてディスプレイ画面上には、フリーハンドのもと
の描画と置き換え、中心をＣ（x,y）とする半径ｒの正
規の円が第３図(c)に示すように表示されるのである。
の描画と置き換え、中心をＣ（x,y）とする半径ｒの正
規の円が第３図(c)に示すように表示されるのである。
第５図、第６図は、座標入力装置１を用いて基本図形と
して矩形を描画入力した場合、第２図のフローチャート
に従う前述と同様の処理動作を説明する図である。即
ち、操作者が第５図(a)の破線で示すような矩形を直線
描画入力すると、描画分析部５は、サンプリングされた
座標点データＰｉ（ｘｉ，ｙｉ）を第５図(a)に示す点
Ｐｉ-1から点Ｐｉへ向かうベクトルＶｉ（１≦ｉ≦２
４）の集合に変換し、次いで各ベクトルＶｉをＳ−θ座
標系に第６図に示すように写像して、幾何学的分析を行
なう。第６図から明らかなように、Ｓ−θ座標系でθが
略一定の４つの直線区間が存在し、相隣る直線区間の間
には夫々方向角差略９０°の変曲点h1，h2，h3が存在す
る。従って、座標（l1，θ1），（l3，θ3）をもつ２本
の平行線分と、これらに直交し、座標（l2，θ2），（l
4，θ4）をもつ２本の平行線分があることが推測され
る。そこで、基本図形特徴抽出部８は、コード入力デバ
イス６を介して操作者が指定した基本図形種「矩形」に
基づきメモリ７内の「矩形」に関する固有情報を用い
て、上記分析結果から描画された「矩形」の幾何学的特
徴成分（短辺の長さＬ１、長辺の長さＬ２）と配置情報
（長辺の傾きθ、図心Ｃ（x,y））を下記の式で算出す
る。
して矩形を描画入力した場合、第２図のフローチャート
に従う前述と同様の処理動作を説明する図である。即
ち、操作者が第５図(a)の破線で示すような矩形を直線
描画入力すると、描画分析部５は、サンプリングされた
座標点データＰｉ（ｘｉ，ｙｉ）を第５図(a)に示す点
Ｐｉ-1から点Ｐｉへ向かうベクトルＶｉ（１≦ｉ≦２
４）の集合に変換し、次いで各ベクトルＶｉをＳ−θ座
標系に第６図に示すように写像して、幾何学的分析を行
なう。第６図から明らかなように、Ｓ−θ座標系でθが
略一定の４つの直線区間が存在し、相隣る直線区間の間
には夫々方向角差略９０°の変曲点h1，h2，h3が存在す
る。従って、座標（l1，θ1），（l3，θ3）をもつ２本
の平行線分と、これらに直交し、座標（l2，θ2），（l
4，θ4）をもつ２本の平行線分があることが推測され
る。そこで、基本図形特徴抽出部８は、コード入力デバ
イス６を介して操作者が指定した基本図形種「矩形」に
基づきメモリ７内の「矩形」に関する固有情報を用い
て、上記分析結果から描画された「矩形」の幾何学的特
徴成分（短辺の長さＬ１、長辺の長さＬ２）と配置情報
（長辺の傾きθ、図心Ｃ（x,y））を下記の式で算出す
る。
Ｌ１＝（l2+l4）／２，Ｌ２＝（l1+l3）／２ θ＝｛l1θ1+l3（θ3+π）+l2(θ2+π/) ＋l4(θ4+3π/2)｝／（l1+l2+l3+l4) こうして求められた矩形の短辺Ｌ１、長辺Ｌ２ と長辺の傾きθ、図心Ｃ（x,y）は、もとの描画に対し
て第５図(b)の如き位置関係にあり、これらの特徴量を
用いて前述と同様の手順によりディスプレイ１１の画面
上にはフリーハンドのもとの描画と置き換えて第５図
(c)の如く正規の矩形が表示される。
て第５図(b)の如き位置関係にあり、これらの特徴量を
用いて前述と同様の手順によりディスプレイ１１の画面
上にはフリーハンドのもとの描画と置き換えて第５図
(c)の如く正規の矩形が表示される。
このように、本発明では、基本図形の入力に座標入力デ
バイスとディスプレイデバイスを一体化した表示一体型
タブレットによる描画入力方式を採用しているので、従
来の間接的な基本図形入力方法に比し操作者のイメージ
が十分に反映できるとともに、描画に係る図形の種類を
操作者がコード入力デバイス等の図形指定手段を介して
特定できるようにしているので、入力図形の認識処理量
が減少し、入力図形に応じた正規の基本図形の座標情報
を迅速に生成して入力することができる。また、基本図
形の幾何学的特徴成分と配置情報の分析・描出を、座標
点データＰｉ（xi,yi）を一旦ベクトル集合Ｖｉに変換
し、各ベクトルＶｉをＳ−θ座標系に写像して行なうよ
うにしているので、特徴量の描出が容易かつ迅速にな
る。
バイスとディスプレイデバイスを一体化した表示一体型
タブレットによる描画入力方式を採用しているので、従
来の間接的な基本図形入力方法に比し操作者のイメージ
が十分に反映できるとともに、描画に係る図形の種類を
操作者がコード入力デバイス等の図形指定手段を介して
特定できるようにしているので、入力図形の認識処理量
が減少し、入力図形に応じた正規の基本図形の座標情報
を迅速に生成して入力することができる。また、基本図
形の幾何学的特徴成分と配置情報の分析・描出を、座標
点データＰｉ（xi,yi）を一旦ベクトル集合Ｖｉに変換
し、各ベクトルＶｉをＳ−θ座標系に写像して行なうよ
うにしているので、特徴量の描出が容易かつ迅速にな
る。
なお、上記実施例では２次元の基本図形の入力方式につ
いて述べたが、本発明は球や直方体など３次元の基本図
形の入力にも適用できる。
いて述べたが、本発明は球や直方体など３次元の基本図
形の入力にも適用できる。
＜発明の効果＞ 以上の説明で明らかなように、本発明の図形入力方式
は、座標系が互いに一致した座標入力デバイスとディス
プレイデバイスからなる表示一体型タブレットと、この
表示一体型タブレットの座標入力デバイスに連続して入
力される描画の座標情報を所定時間間隔でサンプリング
するサンプリング手段と、このサンプリング手段で順次
サンプリングされた座標点データを格納する記憶装置
と、上記描画を基本図形によって特定するための図形指
定手段と、この図形指定手段を介して操作者が特定した
基本図形の種類に基づいて、上記座標点データおよび座
標点を次々に結ぶベクトルの長さと方向角から基本図形
の幾何学的特徴成分と配置情報を抽出する特徴抽出手段
と、この特徴抽出手段で抽出された幾何学的特徴成分と
配置情報に基づいて上記描画を基本図形としてコード化
する基本図形生成手段を備えて、上記表示一体型タブレ
ットのディスプレイデバイス上にもとの描画に代わって
この描画に最も近い上記コード化された基本図形を表示
するようにしているので、従来の間接的な基本図形入力
方式に比べて操作者のイメージが十分に反映でき、清書
機能が十分に発揮でき、操作性に優れるとともに、入力
図形の認識処理量と誤認識が減少するため、入力図形に
応じた正規の基本図形の座標情報を迅速に生成して入力
することができ、操作感覚にマッチした能率的な基本図
形入力方式としてその効果は大である。
は、座標系が互いに一致した座標入力デバイスとディス
プレイデバイスからなる表示一体型タブレットと、この
表示一体型タブレットの座標入力デバイスに連続して入
力される描画の座標情報を所定時間間隔でサンプリング
するサンプリング手段と、このサンプリング手段で順次
サンプリングされた座標点データを格納する記憶装置
と、上記描画を基本図形によって特定するための図形指
定手段と、この図形指定手段を介して操作者が特定した
基本図形の種類に基づいて、上記座標点データおよび座
標点を次々に結ぶベクトルの長さと方向角から基本図形
の幾何学的特徴成分と配置情報を抽出する特徴抽出手段
と、この特徴抽出手段で抽出された幾何学的特徴成分と
配置情報に基づいて上記描画を基本図形としてコード化
する基本図形生成手段を備えて、上記表示一体型タブレ
ットのディスプレイデバイス上にもとの描画に代わって
この描画に最も近い上記コード化された基本図形を表示
するようにしているので、従来の間接的な基本図形入力
方式に比べて操作者のイメージが十分に反映でき、清書
機能が十分に発揮でき、操作性に優れるとともに、入力
図形の認識処理量と誤認識が減少するため、入力図形に
応じた正規の基本図形の座標情報を迅速に生成して入力
することができ、操作感覚にマッチした能率的な基本図
形入力方式としてその効果は大である。
第１図は本発明の図形入力方式に用いる入力装置の一実
施例を示すブロック図、第２図は上記入力装置の処理動
作を示すフローチャート、第３図、第４図は入力図形が
円である場合の上記処理動作を説明する説明図、第５
図、第６図は入力図形が矩形である場合の同様の説明図
である。 １…座標入力デバイス、３…サンプリング部、 ４…座標点バッファ、５…描画分析部、 ６…コード入力デバイス、 ８…基本図形特徴抽出部、９…基本図形生成部、 １１…ディスプレイデバイス、 １２…表示一体型タブレット。
施例を示すブロック図、第２図は上記入力装置の処理動
作を示すフローチャート、第３図、第４図は入力図形が
円である場合の上記処理動作を説明する説明図、第５
図、第６図は入力図形が矩形である場合の同様の説明図
である。 １…座標入力デバイス、３…サンプリング部、 ４…座標点バッファ、５…描画分析部、 ６…コード入力デバイス、 ８…基本図形特徴抽出部、９…基本図形生成部、 １１…ディスプレイデバイス、 １２…表示一体型タブレット。
Claims (1)
- 【請求項１】座標系が互いに一致した座標入力デバイス
とディスプレイデバイスからなる表示一体型タブレット
と、 この表示一体型タブレットの座標入力デバイスに連続し
て入力される描画の座標情報を所定時間間隔でサンプリ
ングするサンプリング手段と、 このサンプリング手段で順次サンプリングされた座標点
データを格納する記憶装置と、 上記描画を基本図形によって特定するための図形指定手
段と、 この図形指定手段を介して操作者が特定した基本図形の
種類に基づいて、上記座標点データおよび座標点を次々
に結ぶベクトルの長さと方向角から基本図形の幾何学的
特徴成分と配置情報を抽出する特徴抽出手段と、 この特徴抽出手段で抽出された幾何学的特徴成分と配置
情報に基づいて上記描画を基本図形としてコード化する
基本図形生成手段を備えて、上記表示一体型タブレット
のディスプレイデバイス上にもとの描画に代わってこの
描画に最も近い上記コード化された基本図形を表示する
ようにしたことを特徴とする図形入力方式。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62220932A JPH061482B2 (ja) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | 図形入力方式 |
| US07/769,582 US5121442A (en) | 1987-09-03 | 1991-10-02 | Figure input system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62220932A JPH061482B2 (ja) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | 図形入力方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6462771A JPS6462771A (en) | 1989-03-09 |
| JPH061482B2 true JPH061482B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=16758815
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62220932A Expired - Fee Related JPH061482B2 (ja) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | 図形入力方式 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5121442A (ja) |
| JP (1) | JPH061482B2 (ja) |
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-
1987
- 1987-09-03 JP JP62220932A patent/JPH061482B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-10-02 US US07/769,582 patent/US5121442A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5121442A (en) | 1992-06-09 |
| JPS6462771A (en) | 1989-03-09 |
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |