JPH06147868A - 透明粘着テープもしくはシート巻体の不良検出方法と装置 - Google Patents

透明粘着テープもしくはシート巻体の不良検出方法と装置

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JPH06147868A
JPH06147868A JP29972992A JP29972992A JPH06147868A JP H06147868 A JPH06147868 A JP H06147868A JP 29972992 A JP29972992 A JP 29972992A JP 29972992 A JP29972992 A JP 29972992A JP H06147868 A JPH06147868 A JP H06147868A
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JP
Japan
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adhesive tape
transparent adhesive
peripheral surface
outer peripheral
sheet
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Pending
Application number
JP29972992A
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English (en)
Inventor
Seiji Konno
清二 近野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透明粘着テープもしくはシートにおけるシ
ワ、気泡、あるいは筋等の欠陥の発生を検出する。 【構成】 透明粘着テープ巻体(あるいは透明粘着シー
ト巻体)10の外周面を照明する高周波蛍光灯20、上
記外周面からの帯状の反射画像情報を撮像する固体撮像
カメラ30、上記反射画像情報が入力される画像処理装
置40から構成される。画像処理装置40に記憶された
良品の帯状の反射画像情報のパターンと固体撮像カメラ
30から得られた帯状の反射画像情報のパターンを比較
し、パターンの相違がある場合には欠陥があると判定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は透明粘着テープもしくは
シート巻体の不良検出方法と装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】物品の形状不良等の不良を検査する方法
としては、例えば特開平1−156607号公報に記載
されたものが知られている。この方法では、予め検査対
象物に対応したマスクパターンを画像処理装置内に記憶
させるとともに、カメラ装置によって得た被検査物の画
像を画像処理装置内で上記マスクパターンと比較するこ
とで、被検査物の形状不良を検出する構成が採られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、透明粘着テ
ープを巻芯の周りに巻回して構成される透明粘着テープ
もしくはシート巻体においては、製造の際の工程不良等
が原因でシワ、筋、あるいは気泡等の欠陥が生じてその
一部が不良となることがある。尚、これらの欠陥のうち
シワは、粘着剤の厚みの違いや基材シートのフレアー等
によって巻取工程で基材シートが一部重なってしまうこ
とにより生じる。また筋は、粘着剤の塗工用ロールにお
いて傷や異物の噛込み等によって粘着剤が筋状に無い状
態となることにより生じる。また気泡は、粘着剤の厚み
の違いや基材シートのフレアー等によって巻取工程で空
気を巻込むことにより生じる。
【0004】しかしながら、上記従来方法ではこの種の
透明粘着テープもしくはシート巻体における形状不良、
例えば外径異常や変形の有無あるいは落込み等は検出す
ることができるものの、シワや筋あるいは気泡等による
不良を有効に検知することが困難である。
【0005】それ故に本発明の目的は、透明粘着テープ
もしくはシートにおけるシワ、気泡、あるいは筋等によ
る不良を検出することが可能な、外観検査方法と装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の透明粘着テープ
もしくはシート巻体の不良検出方法は、透明粘着テープ
もしくはシート巻体の外周面からの帯状の反射画像情報
を良品の反射画像情報と比較して、前記外周面における
不良を検出することを特徴とする。
【0007】また本発明の透明粘着テープもしくはシー
ト巻体の不良検出装置は、透明粘着テープもしくはシー
ト巻体の外周面を撮る撮像手段と、前記撮像手段から得
られた前記外周面における帯状の反射画像情報が入力さ
れる画像処理装置とを有し、前記画像処理装置は、良品
の透明粘着テープもしくはシート巻体における反射画像
情報と前記得られた反射画像情報とを比較し、これら反
射画像情報におけるパターンの違いから前記外周面の不
良を検出することを特徴とする。
【0008】本発明において、反射画像情報を得るため
の入力源(光源)としては、照度の比較的低い照明系、
例えば高周波蛍光灯、発熱を抑えた白色電球、あるいは
ハロゲンランプ等を使用することが好ましい。例えばス
トロボ放電管では照度が高すぎて撮像手段による欠陥の
検出が難しくなる。また光源として、例えば直管の蛍光
灯やハロゲンファイバーランプのように長さのあるもの
を用いるとともに、この長さのある光源を透明粘着テー
プもしくはシート巻体の外周面の上方において、外周面
に対して直角に、即ち外周面の幅方向に延在するように
配置するのが好ましい。これによって良好な帯状の反射
画像が得られる。
【0009】撮像手段としては、例えばCCDイメージ
センサ(CCDエリアセンサ)を用いた固体撮像カメラ
が用いられる。CCDイメージセンサを用いた場合、そ
の有効画素数は検出する欠陥の要求精度により適宜変更
すれば良い。またこの撮像手段は、通常は、透明粘着テ
ープもしくはシート巻体の外周面の外側において、この
巻体の中心線に直角にその撮像面を向けて配置される。
【0010】上記光源と撮像手段との相対位置関係は、
透明粘着テープもしくはシート巻体に対して90〜60
°程度の角度をなすように配置するのが好ましく、この
場合、撮像手段による帯状の反射画像情報の確実な撮像
情報が確保できる。
【0011】
【作用】透明粘着テープもしくはシート巻体におけるシ
ワ、筋、気泡巻込み等の欠陥は光を反射して白く光って
見えることから、これらをCCDイメージセンサ等によ
って通常の影として捉えることができない。一方、これ
らの欠陥における反射は周辺部より強いことから、欠陥
のある不良からの反射画像情報は良品から得られた反射
画像情報に比べて異なるパターンとなる。
【0012】よって上記のように透明粘着テープもしく
はシート巻体の外周面からの帯状の反射画像情報を良品
の反射画像情報と比較することで、不良部を確実に検出
することができる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面により詳細に説
明する。
【0014】図1に本発明の透明粘着テープもしくはシ
ート巻体の不良部検出装置の実施例を示した。この不良
部検出装置は、透明粘着テープ巻体(あるいは透明粘着
シート巻き体)10の外周面の上方に配置された高周波
蛍光灯20、同じく側部に配置された固体撮像カメラ3
0、並びに固体撮像カメラ30の出力が入力される画像
処理装置40から構成される。
【0015】透明粘着テープ巻体10は、セロハンテー
プの如き基材シートの片面に粘着剤を塗付した透明粘着
テープ12を、巻芯11の外周に多数回巻回して構成さ
れる。高周波蛍光灯20は、通常は、8〜110W程度
の直管型のものが用いられ、また、透明粘着テープ巻体
10の外周面の幅方向に延在するように配置される。画
像処理装置40は、図2に示したように、記憶部41、
比較部42、並びに判定部43から構成され、また固体
撮像カメラ30から入力された反射画像(反射画像情
報)が表示されるテレビモニタ44を備えている。
【0016】図3(a)、(b)は、透明粘着テープ巻
体10、高周波蛍光灯20、固体撮像カメラ30のより
具体的な配置関係を示したものである。図3において、
高周波蛍光灯20と透明粘着テープ巻体10の外周面と
の距離L1は60mm程度、透明粘着テープ巻体10の
外周面と固体撮像カメラ30の撮像面との距離L2は2
80mm程度である。尚、固体撮像カメラ30における
有効画素数は、例えば水平512×垂直492画素であ
る。また固体撮像カメラ30におけるレンズの焦点距離
fや絞りFは、例えばf=16mm、F=15とすれば
良い。F値は照明が暗い場合には小さくすれば良い。
【0017】この実施例の装置では、まず最初に、例え
ば良品の透明粘着テープ巻体10の外周面における反射
画像を固体撮像カメラ30を介して画像処理装置40に
入力し、その記憶部41に、例えば図4(a)に示した
不良部のない帯状の反射画像13aを含む反射画像パタ
ーン13を記憶させる。次いで検査対象の透明粘着テー
プ巻体10を用意し、その外周面からの帯状の反射画像
を固体撮像カメラ30を介して画像処理装置40に入力
する。
【0018】透明粘着テープ巻体10の外周面に発生す
る不良部は、図5(a)に示したようなシワ14、図5
(b)のような筋15、図5(c)のような気泡16に
大別される。そして透明粘着テープ巻体10の外周面に
例えば筋15による不良部がある場合、固体撮像カメラ
30から画像処理装置40には図4(b)に示したよう
な帯状の反射画像13bを含む反射画像パターン13が
入力される。画像処理装置40はこの反射画像13bを
記憶部41に記憶するとともに、反射画像13bのパタ
ーンを既に記憶されていた上記反射画像13aのパター
ンと比較部42において比較する。比較部42における
比較の結果、反射画像13aと13bにパターンの相違
がある場合には、判定部43において反射画像13bが
欠陥を含むものであり、よって外周面に不良があると判
定される。
【0019】また透明粘着テープ巻体10を固定した状
態で固体撮像カメラ30を透明粘着テープ巻体10の外
周面に沿って回転するか、あるいは固体撮像カメラ30
を固定した状態で透明粘着テープ巻体10をその巻回軸
を中心として回転させる等して、透明粘着テープ巻体1
0と固体撮像カメラ30とを連続的ないし断続的に相対
回転させ、透明粘着テープ巻体10の外周面における反
射画像を上記反射画像13aを逐次比較並びに判定す
る。そしてこのような判定を透明粘着テープ巻体10の
外周面全周にわたって行い、検査対象である透明粘着テ
ープ巻体10の不良部を検出する。
【0020】尚、欠陥がある場合の反射画像のパターン
を画像処理装置40に記憶させておき、上記のように不
良と判定された時にはこれと固体撮像カメラから得られ
た反射画像のパターンとを比較することで、不良の原因
となる欠陥の種類を特定する構成としても良い。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、透明
粘着テープ巻体の外周面からの帯状の反射画像を良品の
反射画像と比較するようにしたので、シワ、筋、気泡等
の欠陥がある不良を簡単且つ確実に検出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の透明粘着テープ巻体の不良部
検出装置の説明図である。
【図2】実施例における画像処理装置の具体的な構成の
ブロック図である。
【図3】実施例の各部の具体的な位置関係の説明図であ
る。
【図4】固体撮像カメラを介して画像処理装置に入力さ
れる反射画像情報の説明図である。
【図5】透明粘着テープ巻体における欠陥を示した平面
図である。
【符号の説明】
10 透明粘着テープ巻体(透明粘着シート巻体)、 11 巻芯、 12 透明粘着テープ(透明粘着シート)、 13a 反射画像(反射画像情報)、 13b 反射画像(反射画像情報)、 14 シワ、 15 筋、 16 気泡、 20 高周波蛍光灯、 30 固体撮像カメラ、 40 画像処理装置、 41 記憶部、 42 比較部、 43 判定部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明粘着テープもしくはシート巻体の外
    周面からの帯状の反射画像情報を良品の反射画像情報と
    比較して、前記外周面における不良を検出することを特
    徴とする透明粘着テープもしくはシート巻体の不良検出
    方法。
  2. 【請求項2】 透明粘着テープもしくはシート巻体の外
    周面を撮る撮像手段と、 前記撮像手段から得られた前記外周面における帯状の反
    射画像情報が入力される画像処理装置とを有し、 前記画像処理装置は、良品の透明粘着テープもしくはシ
    ート巻体における反射画像情報と前記得られた反射画像
    情報とを比較し、これら反射画像におけるパターンの違
    いから前記外周面の不良を検出することを特徴とする透
    明粘着テープもしくはシート巻体の不良検出装置。
JP29972992A 1992-11-10 1992-11-10 透明粘着テープもしくはシート巻体の不良検出方法と装置 Pending JPH06147868A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008066179A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Hitachi Ltd テープ巻付監視装置

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JP2008066179A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Hitachi Ltd テープ巻付監視装置

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