JPH06144007A - 自動車ウィンドウ用エネルギー吸収式取付け装置 - Google Patents

自動車ウィンドウ用エネルギー吸収式取付け装置

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JPH06144007A
JPH06144007A JP5157772A JP15777293A JPH06144007A JP H06144007 A JPH06144007 A JP H06144007A JP 5157772 A JP5157772 A JP 5157772A JP 15777293 A JP15777293 A JP 15777293A JP H06144007 A JPH06144007 A JP H06144007A
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window
head
thermoplastic
plastic
vehicle
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Application number
JP5157772A
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English (en)
Inventor
Paul J Raymond
ポール・ジヨンストン・レイモンド
John Joseph Reilly
ジヨン・ジヨゼフ・ライリー
Robert William Jans
ロバート・ウイリアム・ジヤーンス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm and Haas Co
Original Assignee
Rohm and Haas Co
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Publication date
Application filed by Rohm and Haas Co filed Critical Rohm and Haas Co
Publication of JPH06144007A publication Critical patent/JPH06144007A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J1/00Windows; Windscreens; Accessories therefor
    • B60J1/08Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at vehicle sides
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/30Sealing arrangements characterised by the fastening means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/70Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 一体式がらす構造を用い、裂傷を減らし、頭
部傷害を与えず、乗員を閉じ込めることができ、さら
に、重量を低減する側部衝突時に安全である自動車ウィ
ンドウを提供する。 【構成】 耐摩耗性コーティング10を有する高弾性率
の透明な熱可塑性樹脂を使用する。固定ウィンドウの場
合、取付け装置は、通常の作動条件の下で車輛にウィン
ドウを接合し、ウェザーシールとなる。可動ウィンドウ
の場合、ウィンドウ・フレームは、摺動トラックを備
え、ウェザーシールとなる。ウィンドウ材料に縁から内
側で設けた溝9またはノッチを取付け装置と組み合わせ
る。プラスチック・ウィンドウは、そのままの位置に残
るように押し出されるようになっており、ウィンドウ内
の解放帯域は、ウィンドウに切削あるいは成形したノッ
チに沿って壊れ、その破片はウィンドウ・フレームから
安全に解放される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】自動車衝突時の安全に備えた自動車ウィ
ンドウ用エネルギ吸収式取付け装置をここに記載する。
【0002】
【問題の説明】自動車のサイドウィンドウおよびリアウ
ィンドウは、現在、焼き入れ処理(tempered)もどし処
理を行ったフロートガラスで作られている。ガラスの焼
き入れは、ガラスの両外面を圧縮状態にする。したがっ
て、ガラスに衝撃が加わったとき、非常に細かい破片に
破砕することになる。焼き入れ処理したガラスは、自動
車ウィンドウの開口部において焼きなましガラスに代わ
って用いられてきた。焼きなましガラスは大きな短剣状
の破片に壊れるので、乗員に傷を負わせ易く、重大な傷
害すら与えかねない。焼き入れ処理ガラスは傷害を減ら
すが、いくつかの問題も残している。
【0003】焼き入れ処理したガラスは、小片が非常に
鋭い縁を持っているために、乗員に裂傷を負わせる可能
性があり、また、焼き入れ処理したガラスのウィンドウ
が壊れた場合、ガラスの小片がウィンドウの縁に埋め込
まれたまま残る。これは、人体の一部をウィンドウの縁
で擦ったときに、裂傷を与える可能性がある。
【0004】焼き入れ処理したガラスは破砕することに
なるので、乗員が車室から放り出されるのを防ぐことが
できない。車輛が側部から衝撃を受けた場合、乗員はウ
ィンドウ開口部を通して部分的に、あるいは完全に放り
出されれたりすることがあった。車輛がころがり始める
と、乗員が部分的に、あるいは完全に放り出されたりし
て、人体の一部が車輛の外にあるならば、重大な傷害あ
るいは致命的な傷害を受ける可能性があった。
【0005】焼き入れ処理ガラスの裂傷および閉じ込め
に関する欠陥を改善する試みがいくつか知られている。
たとえば、ウィンドシールドを薄いプラスチック層を挟
んだ2層ガラス構造のものがある。内側の層は、ポリビ
ニルブチラールで作られ、車輛衝突の際に壊れたガラス
を保持する。第2のプラスチック層をウィンドウの内面
に貼るという点でさらなる改良が見出される。
【0006】内側プラスチック層と外側ガラス層との組
み合わせを持つ可動ウィンドウ設計が知られている。こ
のウィンドウは、側部衝突時に車輛内に乗員を閉じ込め
ることを意図している。これを行うのに、多部品構造を
プラスチック製フレームで構成し、特殊な軌道デザイン
内で上下に動けるようにしてある。プラスチック製フレ
ームは「T」字形の縁を持ち、外側ガラス層と内側プラ
スチック層を挟むようになっている。これには、内側プ
ラスチック層にすり傷が生じ易く、運転者の視界を妨げ
ると共に、フレームがガラス取りつけ構造の重量を増大
させるという欠点がある。
【0007】自動車用の熱可塑性ウィンドウを用いる発
明がいくつか知られている。米国特許第4,635,420号
は、プラスチック製ガスケットに超音波溶接したアクリ
ル・ウィンドウ材料を記載している。アクリル・ウィン
ドウの縁から内側に溝あるいはノッチを設けて解放帯域
を設けるということで安全性を強調している。しかしな
がら、このタイプのガスケット装備には、2つの欠点が
ある。当初の機器製造業者にしか用いられておらず、ま
た、経済的でもないということである。別の特許には、
車輛用の合成樹脂製ウィンドウが記載されており、これ
は、同じ合成樹脂材料で成形したフレームまたはガスケ
ットを有する。このウィンドウは、軽量ではあるが、潜
在的な側部衝撃に対する安全性についてはなんら備えが
ない。
【0008】ウィンドウ取付け装置を備えた、熱可塑性
樹脂で作った一体式ガラス構造を用い、裂傷を減らし、
頭部傷害を与えず、乗員を閉じ込めることができること
が望ましいであろう。さらに、ウィンドウ構造の重量を
低減できれば有利であろう。
【0009】図1、2、3、4、5、6を参照して、こ
こには、本発明の一具体例による合成樹脂ウィンドウが
示してあり、これは自動車に使用できる。ウィンドウ・
モジュールが、参照符号1で示してあり、これは、後述
するように射出成形法または熱成形法によって適切な熱
可塑性樹脂で作り、取付け装置によって関連した車輛シ
ャシパネル6に取り付けられる。
【0010】ウィンドウ・モジュール1は、透明あるい
は半透明な合成樹脂、たとえば、ポリカーボネート樹
脂、アクリル樹脂あるいはポリグルタルイミド樹脂等の
シートの形をしたウィンドウ本体部4を包含する。ウィ
ンドウ・モジュール1は、さらに、ウィンドウ本体部4
の周縁に沿って延びるフレーム部5を包含する。耐摩耗
性コーティング10がウィンドウ本体部4の表面を覆っ
ている。成形フレーム部5がない場合には、感圧式発泡
テープまたはシーラント、たとえば、ポリウレタン16
を後述するように使用することができる。ウィンドウ本
体部4に切削あるいは成形したノッチまたは溝9が解放
帯域14の形成を促進する。
【0011】図2、3の具体例において、ノッチあるい
は他の形状の溝9は、合成樹脂グレイジング材料(glaz
ing material)の片面あるいは両面に切削あるいは成形
することができる。図3に示す可能性のある形状のうち
のいくつかは、米国特許第4,635,420号に教示されてい
るような合成樹脂グレイジング材料に切削あるいは成形
することができる。両面接着発泡ストリップ16はグレ
イジング材料の縁まわりに接着する。
【0012】図4、5において、代表的な自動車ウィン
ドウ開口部8が後側に示してある。シャシパネル6の一
部であるこのウィンドウ開口部の金属縁にはボルト穴1
3が設けてある。
【0013】図5は、ウィンドウ開口部8にすえ付けた
ウィンドウ・モジュール1の断面図である。熱可塑性ウ
ィンドウ材料4は、RIM取付けフレーム5によって封
じ込められる。取付けボルト7の頭部18はRIM12
の内面に埋め込まれる。取付けボルトは、ねじ付きナッ
ト15と用いてウィンドウ・モジュール1と自動車シャ
シパネル6に取付ける。
【0014】図6は、ドア20にすえ付けた熱可塑性ウ
ィンドウ4を示している。ドア28の上部のフレーム2
1は、軌道22内にウィンドウ材料を保持する。この軌
道は、衝撃のエネルギを吸収するように作用し、機能的
には、熱可塑性ウィンドウ4を上下に移動させることが
できる。
【0015】
【発明の概要】本出願人等の設計したいくつかのエネル
ギ吸収式取付け装置は、透明な熱可塑性の自動車ウィン
ドウと組み合わせた用いたとき、頭部傷害なし(HIC1<10
00)、裂傷僅少あるいはまったくなし(シャモワ裂傷ス
ケール2≦1)、車輛クラッシュ時の乗員閉じ込めの強
化というような予想外の安全性を持つ。このウィンドウ
設計は、好ましくは、高弾性係数(すなわち、約2.0GPa
より上)を持つ耐摩耗性被覆の熱可塑性プラスチックを
用いる。この特徴を達成するのに使用できる取付け装置
には種々の設計があり、そのいくつかを以下に説明す
る。
【0016】ここで、内容の説明に入る前に、安全性に
ついて説明しておく。
【0017】1. 49CFR517.208からの頭部傷害基準(H
IC):
【数1】 ここで、aはg(重力加速度)の倍数として表わされる
合成頭部加速度、t1およびt2は36ミリ秒以下の間隔
で隔たった、衝突時の任意の2つの時刻であり、これら
の時刻は式(1)を最大値とするように選ぶ。もしHI
C値が1000より下であるならば、頭部傷害の蓋然性はあ
り得ないと49CFR571.208は述べている。HIC値が1000
より上であるならば、頭部傷害の可能性がある。
【0018】2. シャモワ裂傷スケール: 0 表面的な切り傷 パス 1 外層切り傷 パス 2 内層切り傷 フェイル Reference Society of Automotive Engineers Paper Nu
mber 860198(1986)
【0019】ウィンドウ本体部4は、感圧式接着剤を持
つ発泡テープ16を用いて車輛シャシパネルに取付ける
ことができる。接着剤は、発泡テープ芯をウィンドウ、
車輛に結合し、ウェザーシールとなる。
【0020】熱可塑性ウィンドウと発泡ベースの接着テ
ープの組み合わせにより、ウィンドウがその平面におい
てウィンドウ開口部で張り出すことができ、中度以下の
頭部速度では外れたり、壊れたりしない。車輛の乗員に
よってウィンドウに衝撃が加えられた場合、ウィンドウ
は壊れもしなければ、乗員に裂傷も与えず(ウィンドウ
が壊れないので)、頭部傷害も与えることもない。中度
以下の頭部速度というのは、0〜32キロメートル/時
の速度である。高度の頭部衝撃速度とは、約32キロメ
ートル/時を超える速度である。テープは、ウィンドウ
を所定位置に保持するに充分な強さとすることができる
が、初期厚さの何倍にも伸びてエネルギ吸収性が高いと
よい。設計上の欠陥によりウィンドウが万が一壊れた場
合には、テープは破片をウィンドウ開口部内に安全に保
持する。しかしながら、ウィンドウが外れた場合には、
衝撃時のかなり運動エネルギが、テープを引き裂く(凝
集破壊)か、テープをウィンドウまたはフレームから剥
ぎ取る(接着剤破損)かすることになる。ひとたび破片
がウィンドウ開口部から押し出されると、テープがはが
れ、ウィンドウ開口部の平面に向かって破片を弾力的に
引き戻すことはできない。
【0021】テープ16と組み合わせて、プラスチック
・グレイジング材料4にノッチあるいは溝9を切った
り、加工したり、成形したりすることができる。溝また
はノッチは、縁から内側に熱可塑性ウィンドウに成形あ
るいは加工し、解放帯域14を構成する。ノッチまたは
溝は、プラスチック・グレイジング材料が中度以下の頭
部衝撃速度、たとえば、0〜32キロメートル/時で飛
び出さず、高度の頭部衝撃速度、たとえば、32キロメ
ートル/時以上で飛び出すかあるいは壊れる程度の深さ
でなければならない。プラスチック・グレイジング破片
を効果的に解放するのに種々の深さ、形状のノッチを使
用できる。高度頭部衝撃速度では、プラスチックは、定
まった解放帯域でノッチに沿って壊れ、縁からウィンド
ウを解放することになる。これは、プラスチック・グレ
イジングの破片を安全に解放することになる。ノッチと
の組み合わせにおいて、テープは破片を安全に乗員から
離して吊り下げ、したがって、解放帯域が設計通りに作
用しない場合には、後に実施例に示すように、乗員が頭
部に傷害を受けることはない。
【0022】ウィンドウは、自動車用ポリウレタン・シ
ーラントを用いて自動車のウィンドウ開口部に取付ける
こともできる。ポリウレタンは、ウィンドウを車輛に結
合し、ウェザーシールとなる。
【0023】ポリウレタンとの組み合わせにおいて、ノ
ッチまたは溝は、プラスチック・グレイジング材料に切
ったり、成形したりすることができる。縁から内側で熱
可塑性ウィンドウに成形あるいは加工した溝またはノッ
チは、ウィンドウの安全な解放を促進することになる。
【0024】熱可塑性ウィンドウ、ポリウレタン・シー
ラントおよびノッチ付きの周縁の組み合わせにより、ウ
ィンドウがウィンドウ・フレーム開口部から張り出すこ
とができる。車輛乗員によってこのウィンドウに衝撃が
加えられた場合、ウィンドウが壊れることはないし、壊
れないから乗員に裂傷を与えることもないし、中度以下
の頭部速度では頭部傷害も与えない。ポリウレタンは、
ウィンドウを所定位置に保持する程度に強いが、当初の
厚みの数倍に伸びることができる。ウィンドウが外れた
場合、衝撃時のかなり運動エネルギがノッチに沿って熱
可塑性ウィンドウの破壊を生じさせることになる。設計
上の欠陥により万が一ウィンドウが壊れた場合には、ひ
び割れが熱可塑性ウィンドウに生じ、ウィンドウの縁に
向かって外方へ伝播し、ノッチに沿ってウィンドウを壊
すことになる。実施例に示すように、乗員が頭部に重大
な傷害を受けることはない。
【0025】熱可塑性ウィンドウ4は、反応射出成形し
た(RIM)熱硬化フレーム5で包み込み、伝統的なグ
レイジング装置の破損状態を変えることができる。フレ
ーム5は、ボルト7によって自動車のシャシパネル6に
取り付けられ、ボルト頭部18はRIM材料12の背部
に埋め込まれる。ボルトは、車輛フレームに設けた穴1
3を通って突出する。或る種のブチル・ウェザーシール
用テープをRIM材料12の内面に用いてからウィンド
ウ・モジュール1を車輛ウィンドウ開口部に設置する。
次に、ボルトをねじ付きナット・コネクタ15によって
車輛フレームに固定する。中度の頭部衝撃速度、たとえ
ば、23〜32キロメートル/時に、RIMで包み込ま
れた焼き入れ処理ガラス・ウィンドウは破砕するが、ガ
ラス破片はRIM包み込み手段に結合した周縁領域に保
持される。これにより、人体がウィンドウの縁に沿って
擦られたときに重大な裂傷を受ける可能性がある。RI
Mで包み込んだ耐摩耗性被覆(ARC)の透明なプラス
チック・ウィンドウを用いることにより、予想外に、破
壊のメカニズムは、ウィンドウの破壊から、ボルト頭部
18のRIM包み込み手段12からの引き抜けあるいは
RIM包み込み手段12の剥ぎ取りに変わる。RIM包
み込み手段の剥ぎ取りは、それがプラスチック・ウィン
ドウに接合している境界での凝集破壊あるいは接着剤破
損のいずれかで生じる。中度の頭部衝撃速度では、プラ
スチック・ウィンドウは、壊れることがなく、乗員が裂
傷を負うこともないし、ボルト頭部18が飛び出さない
のでウィンドウがウィンドウ開口部から飛び出ることも
ない。運動エネルギの大部分は、ボルト頭部の引き抜け
で消散させられる。したがって、乗員が頭部の傷害を受
けることがない。
【0026】高度の頭部衝撃速度、たとえば、32キロ
メートル/時以上の速度では、実施例に示すように、乗
員は裂傷を受けず(ウィンドウが壊れないので)、頭部
に場外を受けることもない。これらの速度では、エネル
ギの大半は、ボルト頭部18がRIM12から外れるこ
とによって消散させられる。
【0027】上記の固定ウィンドウ設計に反して、摺動
トラック22を備えた、プラスチック・ウィンドウ4と
ドア・フレーム21の独特の組み合わせにより、ウィン
ドウを上下に動けるようにすると、驚異的な高エネルギ
吸収性を得ることができる。中度以下の頭部衝撃速度で
は、プラスチック・ウィンドウは、壊れず、このエネル
ギのかなりの部分を周囲のドア・フレームに伝え、それ
を車輛から外方へ撓ませることになる。このエネルギ消
散メカニズムは、ウィンドウが壊れるのを防ぎ、したが
って、乗員が裂傷を負うことがない。ドア・フレームの
この撓みは、予想外の高度の衝撃速度でプラスチック・
ウィンドウが乗員を閉じ込めるのを可能とし、乗員が頭
部に傷害を受けるのを防ぐ。より高い頭部衝撃速度で
は、プラスチック・ウィンドウは、なお、破壊あるいは
ドア・フレーム領域からの離脱の前にエネルギをフレー
ムに伝えることができる。フレームは、U字溝形に設計
してARC被覆のウィンドウの縁を収容するようにして
もよい。フレームは、上記のプラスチック・ウィンドウ
と一緒に、車輛のクラッシュ状態でのエネルギ吸収性を
最適化するように設計してもよい。
【0028】
【詳細な記述】熱可塑性樹脂は、ポリメチルメタクリレ
ート(PMMA)、耐衝撃性改良ポリメチルメタクリレ
ート、アクリル共重合体、アクリル基が1〜8個の炭素
原子を含むポリ(メチルメタクリレート−コ−アルキル
アクリレート)、アクリルブレンド、アクリルアロイ、
ポリ塩化ビニル、アクリロニトリル重合体が40%まで
の共重合体を含むポリ(スチレン−コ−アクリロニトリ
ル)、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリスチレン、ポリ(スチレン−コ−メチルメタク
リレート)、ポリ(α−メチルスチレン−コ−メチルメ
タクリレート)、アルキル基が1〜8個の炭素原子を含
むポリ(α−メチルスチレン−コ−アルキルアクリレー
ト)、ポリビニルアセテート、ポリエステルカーボネー
ト、ポリアリレート、ポリエーテルスルフォンまたはポ
リエーテルイミドのような任意の高弾性率の透明材料で
あり得る。このようなアクリル共重合体のうちの1つ
は、Rohmand Haas Co. に譲渡された米国特許第4,246,3
74号、第4,217,424号、第4,727,117号等に記載されてい
る、ポリメチルメタクリルイミド(PMMI)としても
知られているポリグルタルイミドとポリメチルメタクリ
レートの共重合体である。弾性率は、2.0〜4.2GPaの範
囲になければならず、室温での熱膨張係数は、約4〜8
×10-5cm/cm/℃でなければならなず、アクリル熱可塑
性材料の場合には、連続使用温度が少なくとも約70℃
以上でなければならない。他の熱可塑性樹脂の範囲は、
PMMIの場合には約115℃より高く、ポリカーボネ
ートの場合には約110℃よりも上である。これらの条
件は、当業者には明らかなように、高い速度で車輛が走
行しているときのウィンドウのがたつきを抑え、温度に
よって寸法を大きくしすぎるのを防ぎ、車輛の発生し得
る高温で一体性を維持するのに必要である。プラスチッ
ク・フィラー、耐衝撃性改良剤、熱膨張係数改良剤、連
続使用温度改良剤、剛性改良剤(たとえば、ガラス・フ
ィラー)、他のプラスチック添加剤および安定剤を用い
て他の熱可塑性材料を上記の性能基準まで改良すること
ができる。これらのグレイジング材料は、染めるか着色
して、たとえば、太陽光透過レベルを減らしてもよい。
【0029】通常、上記の熱可塑性材料の任意のもの
を、シートまたは成形パウダー(ペレット)を用いてウ
ィンドウの形状、寸法に形成する。熱可塑性シートは、
厚みが約1.5〜6mm であり、適当なモールドを用いてド
レープ成形あるいは熱成形することができる。プラスチ
ック・シートは或る温度まで加熱し、軟らかくする。こ
れで、モールドの形状に合わせるのが容易になる。
【0030】ウィンドウを形成する別の技術は、射出成
形機で熱可塑性材料のペレットを射出成形することであ
る。ここでは、モールドキャビティを溶融プラスチック
材料で満たすことになる。そのときの特殊な成形条件
は、材料の熱特性および流れ特性にかなり依存する。光
学用途の場合、成形部分の残留応力を最低とする条件で
成形するのが最良である。ウィンドウの厚さは約1.5〜
6mmであってもよい。
【0031】本発明で用いるウィンドウ4は、両面を、
耐摩耗性コーティング10で処理した。これによって与
えた硬質面は、すり傷が生じにくい。ポリシロキサン、
透明熱硬化性樹脂、紫外線硬化性コーティング、ポリウ
レタンまたはダイアモンド様耐摩耗性コーティングがこ
の用途には実用的である。コーティングの付与は、プラ
ズマめっき、イオン注入、イオン支援コーティング、蒸
着、スパッタ蒸着、物理的あるいは化学的蒸着、溶射、
プラズマ支援蒸着によって行える。他の耐摩耗性コーテ
ィングもこの分野では知られている。
【0032】コーティング過程を開始する前に、熱可塑
性部分をオーブン内で焼きなましし、残留応力を除く。
本発明で用いるポリシロキサンは、プライマと一緒に塗
布し、プラスチック・グレイジング部分を液状コーティ
ング溶液に浸漬することによって被覆する。各コーティ
ング段階後に、この部分をオーブン内の高温で乾燥させ
る。任意の硬質コーティングを用い得るが、熱可塑性材
料および取付け装置の両方と適合するものでなければな
らない。
【0033】本発明で用いる接着剤の1つは、アクリル
をベースにした材料から作った発泡テープであり、両面
に感圧式接着剤が塗布してあるものである。あるいは、
テープにホットメルト接着剤を塗布したものであっても
よい。テープは、代表的には、5mm〜26mm幅であり、1
mm〜7mmの厚さである。発泡密度は、約0.3〜0.8グラム
/立方センチメートルでなければならない。
【0034】熱可塑性ウィンドウの取付けのためには、
他の種類のテープ、たとえば、ポリウレタン、ネオプレ
ンあるいはテープに2つの接着剤層を形成できる他の任
意の種類の発泡材料を使用できる。テープは、好ましく
は、耐水性、耐候性を持つ。これらの材料のうちの任意
のものに公知の添加剤、安定剤、可塑剤、発泡剤を加え
ることによって上記の基準を満たしてもよい。
【0035】発泡密度は、本発明の性能では重要であ
る。たとえば、所与の範囲の低位部分の密度のテープ
は、プラスチック・ウィンドウに衝撃が加わったときに
裂けてしまうが、高位部分の密度の発泡体は裂けること
がないということがわかっている。もしウィンドウが壊
れた場合、密度の高い発泡体は、ウィンドウの平面で破
片となる可能性が高く、裂傷を与えるかも知れない。
【0036】テープの車輛側にある感圧式接着剤は、自
動車に用いられているペイント類に良く接着する組成で
なければならない。テープとプラスチックまたはペイン
ト面の接着強度は、テープの凝集強度よりも高くなけれ
ばならない。テープの凝集破壊は、その機械的性質によ
って予想できる。
【0037】他の種類のシーラントを用いても同じ効果
を得ることができる。ポリウレタン、シリコーンおよび
アクリルベースシーラントが自動車産業では普通に用い
られている。自動車にプラスチック・ウィンドウを接合
するには、ブチルゴムベース製品、ポリサルファイド、
エチレン、プロピレンおよび非共役ジエンの三元共重合
体、エチレンプロピレン二量体(EPDM)、熱可塑性
エラストマーおよびエポキシ類のような熱硬化性樹脂な
らびにホットメルトも用いることができる。Velcroのよ
うな取付け装置を加工して中度以下の頭部衝撃速度で熱
可塑性ウィンドウを保持するようにエネルギ吸収設計を
行ってもよい。高度の頭部衝撃速度では、特別に設計し
たVelcro取付け装置そのものがはがれ落ち、ウィンドウ
・モジュールを安全に解放することができる。
【0038】プラスチック・グレイジングの縁まわりの
重合封じ込めのような他の取付け方法も使用できる。2
つの例としては、反応射出成形熱可塑性樹脂(RIM)
か射出成形ポリ塩化ビニル(PVC)である。他の熱可
塑性樹脂も、PMMA、改質PMMA、PMMI、ポリ
カーボネートその他の合成樹脂のようなウィンドウ材料
のまわりに成形できる。これらの材料を使用してウィン
ドウのまわりにフレームを形成し、ウィンドウ開口部に
機械的にあるいは接着剤で接合する。
【0039】RIM系のエネルギ消散性は、以下の技術
によって改善し、広範囲にわたる頭部衝撃速度を通じて
乗員への裂傷および頭部傷害の可能性をさらに減らすこ
とができる。1つの方法は、ボルト頭部をRIM材に接
合することである。これは、ボルト頭部にプライマある
いは接着促進剤を塗布してからRIM材料を射出するこ
とによって行われ得る。RIM・ボルト頭部境界に接着
剤を塗布してボルト頭部の引張り強度を改良することに
よっても上記の方法は達成できる。
【0040】別の方法は、ボルト頭部の寸法を大きくす
ることである。この方法では、ボルト頭部の表面積を増
大させ、ボルト頭部がRIM材料の、ボルトが車輛フレ
ームに向かって突出している開口を通って引き抜けるの
をより難しくすることになる。この方法は、ボルト頭部
の、ボルトをRIM材料に接合するのに利用できる表面
積を増大させることにもなる。
【0041】別の方法は、ボルト上に圧縮止めする代わ
りに、ボルト頭部となっとの組立体をRIM材料上に締
め付けるように取付け装置を設計することである。これ
は、RIM材料からボルト頭部が飛び出すのを阻止し、
締め付け領域まわりでは凝集破壊で、RIM封入手段を
プラスチック・ウィンドウに接合している境界面では接
着剤破損でRIM材料が裂けるようにする。
【0042】別の技術は、車輛にウィンドウ・モジュー
ルを取付けるのに用いるボルトの数を多くすることであ
る。これは、各ボルト部位でのストレス荷重を減らし、
付加的なエネルギ消散性を与えることになる。RIM内
にボルト頭部を保持しているRIM材料の厚さも大きく
するとよい。これによれば、RIMが付加的な抵抗を与
え、ボルトが引き抜けるのを防ぐことができる。別の可
能性は、やや剛性の大きいRIM材料を用いて頭部衝突
時にボルト頭部を所定位置に保持するということであ
る。上記の技術は、固定ウィンドウのタイプに応じて個
別でも組み合わせでも使用できる。
【0043】上記のウィンドウ取付け方法のうちの任意
の方法との組み合わせにおいて、プラスチック・ウィン
ドウの縁から内側にノッチまたは溝9を設けて解放帯域
としてもよい。種々のノッチが米国特許第5,035,096 号
に開示されている。任意組み合わせのノッチをウィンド
ウ取付け技術と一緒に用いてプラスチック・ウィンドウ
に特殊な解放帯域14を構成することができる。ノッチ
深さは、プラスチック・ウィンドウの厚さの10〜80
%であると好ましい。解放帯域において、半径は、部分
厚さの約5%から部分厚さの約200%まであるいはそ
れ以上であってもよく、熱可塑性グレイジングに成形、
切り込み、機械加工することができる。
【0044】ノッチは、半径、横断面の種類、周縁に沿
った位置(ウィンドウの側部の任意数の部位に沿った位
置)、縁から内側の距離(空気力学的満足できるものと
しては、たとえば、1〜100mm)および深さに応じ
て設計され、比較的高い衝突速度、たとえば、32キロ
メートル/時より上の速度ではノッチまたは溝の内側の
ウィンドウ部分がノッチに沿って壊れるようにする。中
度以下の頭部衝撃速度、たとえば、0〜32キロメート
ル/時では、ノッチは壊れてはいけない。これは、あま
り厳しくない衝突条件下では乗員を閉じ込め、乗員がウ
ィンドウ開口部を通して車輛から放り出される可能性を
かなり減じることになる。
【0045】本発明は、プラスチック・グレイジング材
料および車輛ウィンドウ開口部にプラスチックを接合す
るのに用いる取付け装置の機械的および物理的性質に基
づいている。焼き入れ処理ガラスは、衝撃を受けたとき
に小片に壊れるように意図的に設計した非常に弾性率の
高い脆弱な材料である。しかしながら、焼き入れ処理ガ
ラスは、いくつかの政府試験手順 (49CFR571.214等参
照) に指定されているように、代表的なクラッシュ速度
に比べて低い衝突速度で壊れる。
【0046】本発明における熱可塑性材料の性質は、プ
ラスチック・ウィンドウが焼き入れ処理ガラスが破砕す
る頭部速度、たとえば、23キロメートル/時より下の
速度で壊れることがないようなものである。上記の取付
け装置と組み合わせて用いた場合、全グレイジング構造
が車輛構造から外へ伸張したり撓んだりすることにな
る。ウィンドウおよび特殊な取付け装置の厚さを慎重に
選ぶことによって、ウィンドウ・モジュールを押し出さ
せ、ウィンドウ・モジュールがそのまま残り、衝突した
乗員の頭部あるいは身体部に傷害を負わせる可能性を制
限することができる。非常に高い頭部衝撃速度では、取
付け装置は、ウィンドウが安全に車輛から解放されるよ
うに設計することができる。ウィンドウそのものが取付
け装置から外れ、ウィンドウに切り込んだ解放帯域に沿
って壊れるか、あるいは、ウィンドウが壊れ、その小片
がノッチの破壊によって、或る場合には、発泡テープの
剥ぎ取りによって、ウィンドウ・フレームから安全に解
放されるかのいずれかになる。
【0047】本発明は、自動車にプラスチック・ウィン
ドウを取付けるのに用いられる。ウィンドウの種類は、
ウィンドシールド、自動車の側部にあるような可動ウィ
ンドウ、動かないサイドウィンドウ、オペラウィンド
ウ、フリッパウィンドウその他の通気窓およびバックウ
ィンドウである。自動車の種類としては、乗車者、軽ト
ラック、多目的車、オフロード車、重トラック、バス、
リクリエーション車、モータホームがある。
【0048】
【実施例】
実施例1 5mm厚のPMMIの押し出し成形シートを自動車のサ
イドクォータ・ウィンドウの形状、寸法に合わせて熱成
形する。プラスチック・ウィンドウは、耐摩耗性コーテ
ィング、すなわち、ポリシロキサンで被覆する。ウィン
ドウは、液体プライマおよびクリーナで予処置する。密
度0.5〜0.65グラム/立方センチメートル、0.6〜0.75グ
ラム/立方センチメートル、幅6.2mm、12.5mm の2つの
自動車用発泡テープを処理済みの面に押し付ける。次
に、ウィンドウおよびテープを、発泡テープの第2側面
を露出されることによってクォータウィンドウ・フレー
ム開口部に接着する。
【0049】ウィンドウは、そこに向かって26、3
4、40キロメートル/時で人形頭部(49CFR572E は頭
部とその幾何学的条件を定めている)を発射することに
よってテストする。データは、衝撃時の頭部源速度、ウ
ィンドウの配向および任意の小片に関して収集し、頭部
を覆っている2層セーム革を用いて裂傷を測定する。ウ
ィンドウまたはその小片の傾向、シャモア裂傷値2 およ
びHIC1 値を以下に示す。
【0050】
【表1】
【0051】実施例2 5mm厚のPMMIの押し出し成形シートを自動車のサ
イドクォータ・ウィンドウの形状、寸法に合わせて熱成
形する。プラスチック・ウィンドウを、浸漬によって、
ポリシロキサン耐摩耗性コーティングで被覆する。60
°の角度を持つV字形のノッチを、ウィンドウの外縁か
ら内方14mmのところに切削する。いくつかのケース
で、このノッチの深さは2.5 3.0mm である。ウィンドウ
は、液体プライマとクリーナで予備処理した。密度0.5
0.65グラム/立方センチメートル、0.6 0.75グラム/立
方センチメートル、幅12.5mmの2つの自動車用発泡テー
プを処理済みの面に押し付ける。次に、ウィンドウおよ
びテープを、発泡テープの第2側面を露出されることに
よってクォータウィンドウ・フレーム開口部に接着す
る。
【0052】ウィンドウを車輛シャシパネルの一部に設
けたウィンドウ開口部に取付ける。次に、ウィンドウ・
モジュールを、26、34、40キロメートル/時で人
形頭部(49CFR572E は頭部とその幾何学的条件を定めて
いる)をテスト台に向かって発射することによってテス
トする。データは、衝突時の頭部減速度、ウィンドウの
配向および任意の小片に関して収集し、頭部を覆ってい
る2層のセーム革を用いて裂傷を測定する。ウィンドウ
またはその小片の配向、シャモア裂傷値2 およびHIC
1 値を以下に示す。
【0053】
【表2】
【0054】実施例3 5mm厚のPMMIの押し出し成形シートを自動車のサ
イドクォータ・ウィンドウの形状、寸法に合わせて熱成
形する。プラスチック・ウィンドウを、浸漬によって、
ポリシロキサン耐摩耗性コーティングで被覆する。ウィ
ンドウの周縁から内側に、1.0 3.0mm の深さでノッチま
たは溝を加工する。ウィンドウは、液体プライマとクリ
ーナで予備処理する。ペイント塗装したウィンドウ・フ
レームもプライマで予備処理する。ウィンドウとフレー
ムの間にポリウレタンまたはシリコーンのシーラントを
塗布する。次に、ウィンドウをクォータウィンドウ・フ
レーム開口部にすえ付ける。
【0055】ウィンドウを車輛シャシパネルの一部にあ
るウィンドウ開口部に装着する。次に、ウィンドウ・モ
ジュールを、26、34、40キロメートル/時で人形
頭部(49CFR572E は頭部とその幾何学的条件を定めてい
る)をテスト台に向かって発射することによってテスト
する。データは、衝突時の頭部減速度、ウィンドウの配
向および任意の小片に関して収集し、頭部を覆っている
2層のセーム革を用いて裂傷を測定する。ウィンドウま
たはその小片の配向、シャモア裂傷値2 およびHIC1
値を以下に示す。
【0056】
【表3】
【0057】実施例4 5mm厚のPMMIの押し出し成形シートを自動車のサ
イドクォータ・ウィンドウの形状、寸法に合わせて熱成
形する。プラスチック・ウィンドウに、浸漬によって、
耐摩耗性を与えるポリシロキサン硬質こおとを被覆す
る。ウィンドウを液体プライマとクリーナで予備処理す
る。モールドキャビティをプラスチック・ウィンドウの
周縁まわりに設置する。9つのボルト7も周縁まわりに
位置決めし、ボルト頭部18をモールドキャビティに埋
め込む。キャビティ内でボルト頭部まわりにポリウレタ
ンを反応射出成形してフレーム5を形成する。ボルトを
車輛のウィンドウ開口部まわりに設けた穴13と一致さ
せ、それにナット15を螺合させることによってフレー
ムをクォータウィンドウ開口部に取付ける。
【0058】ウィンドウを車輛シャシパネルの一部にあ
るウィンドウ開口部に装着する。次に、ウィンドウ・モ
ジュールを、23、26、34、40キロメートル/時
で人形頭部(49CFR572E は頭部とその幾何学的条件を定
めている)をテスト台に向かって発射することによって
テストする。データは、衝突時の頭部減速度、ウィンド
ウの配向および任意の小片に関して収集し、頭部を覆っ
ている2層のセーム革を用いて裂傷を測定する。ウィン
ドウまたはその小片の配向を以下に示す。
【0059】
【表4】
【0060】実施例5 5mm厚のPMMIの押し出し成形シートを自動車のサ
イドクォータ・ウィンドウの形状、寸法に合わせて熱成
形する。プラスチック・ウィンドウに、耐摩耗性を与え
るシリコーンベース硬質コートをフロー被覆し、次い
で、サイズに切り出す。4mm厚のポリカーボネート
(PC)の押し出し成形シートを自動車サイドクォータ
ウィンドウの形に合わせて熱成形し、サイズに切り出
す。次に、ウィンドウ・モジュールを、18、26、3
4キロメートル/時で人形頭部(49CFR572E は頭部とそ
の幾何学的条件を定めている)をテスト台に向かって発
射することによってテストする。データは、衝突時の頭
部減速度、ウィンドウの配向および任意の小片に関して
収集し、頭部を覆っている2層のセーム革を用いて裂傷
を測定する。ウィンドウまたはその小片の配向を以下に
示す。
【0061】
【表5】
【0062】実施例6 5mm厚のPMMIの押し出し成形シートを自動車のサ
イドクォータ・ウィンドウの形状、寸法に合わせて熱成
形する。プラスチック・ウィンドウに、浸漬によって、
耐摩耗性を与えるポリシロキサン硬質コートを被覆す
る。ウィンドウを液体プライマとクリーナで予備処理す
る。モールドキャビティをプラスチック・ウィンドウの
周縁まわりに設置する。9つのボルト7も周縁まわりに
位置決めし、ボルト頭部18をモールドキャビティに埋
め込む。キャビティ内でボルト頭部まわりにポリウレタ
ンを反応射出成形してフレーム5を形成する。ボルトを
車輛のウィンドウ開口部まわりに設けた穴13と一致さ
せ、それにナット15を螺合させることによってフレー
ムをクォータウィンドウ開口部に取付ける。
【0063】ウィンドウを車輛シャシパネルの一部にあ
るウィンドウ開口部に装着する。車輛座席部に隣接した
車輛シャシパネルをテスト構造にしっかりと取付ける。
ハイブリッドIII型頭部(49CFR572E)を持
つ第50パーセンタイル男性型擬人側部衝撃ダミー(S
ID)(49CFR572E)である。次に、HYGE
そりを用いてテスト構造全体(車輛シャシパネルに隣接
したベンチ内のダミー)を加速することによってウィン
ドウ・モジュールをテストする。この場合、この加速度
は36〜37キロメートル/時の頭部衝撃速度を生じさ
せる。データは、衝突時の頭部減速度、ウィンドウの配
向および任意の小片に関して収集し、頭部を覆っている
2層のセーム革を用いて裂傷を測定する。ウィンドウま
たはその小片の配向、シャモア裂傷値およびHIC値を
以下に示す。
【0064】
【表6】
【0065】実施例7 5mm厚のPMMIの押し出し成形シートを自動車のサ
イドクォータ・ウィンドウの形状、寸法に合わせて熱成
形する。プラスチック・ウィンドウを、浸漬によって、
ポリシロキサン耐摩耗性コーティングで被覆する。60
°の角度を持つV字形のノッチを、ウィンドウの外縁か
ら内方14mmのところに切削する。いくつかのケース
で、このノッチの深さは3.0mm である。ウィンドウは、
液体プライマとクリーナで予備処理した。密度0.5 0.65
グラム/立方センチメートル、0.6 0.75グラム/立方セ
ンチメートル、幅6.2mm、12.5mmの自動車用発泡テープを
処理済みの面に押し付ける。次に、ウィンドウおよびテ
ープを、発泡テープの第2側面を露出されることによっ
てクォータウィンドウ・フレーム開口部に接着する。
【0066】ウィンドウを車輛シャシパネルの一部に設
けたウィンドウ開口部に取付ける。車輛座席部に隣接し
た車輛シャシパネルをテスト構造にしっかりと取付け
る。ハイブリッドIII型頭部(49CFR572E)
を持つ第50パーセンタイル男性型擬人側部衝撃ダミー
(SID)(49CFR572E)である。次に、HY
GEそりを用いてテスト構造全体(車輛シャシパネルに
隣接したベンチ内のダミー)を加速することによってウ
ィンドウ・モジュールをテストする。この場合、この加
速度は36〜37キロメートル/時の頭部衝撃速度を生
じさせる。データは、衝突時の頭部減速度、ウィンドウ
の配向および任意の小片に関して収集し、頭部を覆って
いる2層のセーム革を用いて裂傷を測定する。ウィンド
ウまたはその小片の配向、シャモア裂傷値およびHIC
値を以下に示す。
【0067】
【表7】
【0068】以上、本発明を詳細に説明したが、本発明
はさらに次の実施態様によってこれを要約して示すこと
ができる。 1. a)以下の性質を有する透明な熱可塑性グレイジ
ング材料、すなわち、1)約2.0GPa以上の弾性係数、
2)室温で約4〜8×10-5cm/cm/℃の熱膨張係数、3)
少なくとも約70℃の連続使用温度および4)耐摩耗性
硬質コーティングを有するグレイジング材料と、b)自
動車に熱可塑性グレイジングを取付ける装置とからな
り、この取付け装置がウィンドウ開口部の平面からグレ
イジング材料が片寄るのを許し、自動車事故の際にエネ
ルギを吸収することを特徴とするウィンドウ・モジュー
ル。 2. 前項1記載のウィンドウ・モジュールにおいて、
透明な熱可塑性グレイジング材料が、ポリメチルメタク
リレート(PMMA)、耐衝撃性改良ポリメチルメタク
リレート、アクリル共重合体(たとえばポリ(メチルメ
タクリルイミド、PMMI)、アクリル基が1〜8個の
炭素原子を含むポリメチルメタクリレート−コ−アルキ
ルアクリレート)、アクリルブレンド、アクリルアロ
イ、ポリ塩化ビニル、アクリロニトリル重合体が40%
までの共重合体を含むポリ(スチレン−コ−アクリロニ
トリル)、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリスチレン、ポリ(スチレン−コ−メチルメタ
クリレート)、ポリ(α−メチルスチレン−コ−メチル
メタクリレート)、アルキル基が1〜8個の炭素原子を
含むポリ(α−メチルスチレン−コ−アルキルアクリレ
ート)、ポリビニルアセテート、ポリエステルカーボネ
ート、ポリアリレート、ポリエーテルスルフォンまたは
ポリエーテルイミドおよびこれらの混合物から選んだも
のであることを特徴とするウィンドウ・モジュール。 3. 前項2記載のウィンドウ・モジュールにおいて、
透明な熱可塑性グレイジング材料が、耐衝撃性改良剤、
剛性改良剤その他の改質剤を配合またはアロイにしたも
のであることを特徴とするウィンドウ・モジュール。 4. 前項1記載のウィンドウ・モジュールにおいて、
ウィンドウ・モジュールが取付け装置としてのエネルギ
吸収テープで自動車に取り付けてあることを特徴とする
ウィンドウ・モジュール。 5. 前項4記載のウィンドウ・モジュールにおいて、
ウィンドウ・モジュールの内側あるいは外側に設けたノ
ッチまたは溝が解放帯域となることを特徴とするウィン
ドウ・モジュール。 6. 前項1記載のウィンドウ・モジュールにおいて、
ウィンドウ・モジュールが、取付け装置としてのエネル
ギ吸収シーラントで自動車に取り付けてあり、このエネ
ルギ吸収シーラントが、ポリウレタン、シリコーン、ア
クリルベース化合物、ブチルゴムベース化合物、エチレ
ンプロピレン二量体、ポリサルファイド、熱可塑性エラ
ストマー、熱硬化樹脂およびその混合物から選んだもの
であることを特徴とするウィンドウ・モジュール。 7. 前項6記載のウィンドウ・モジュールにおいて、
ウィンドウ・モジュールの内側あるいは外側に設けたノ
ッチあるいは溝が解放帯域となることを特徴とするウィ
ンドウ・モジュール。 8. 前項1記載のウィンドウ・モジュールにおいて、
ウィンドウが取付け装置としての成形フレームに封入さ
れ、この成形フレームが自動車フレームに取り付けてあ
ることを特徴とするウィンドウ・モジュール。 9. 前項8記載のウィンドウ・モジュールにおいて、
フレーム取付け手段が機械的なファスナ、接着テープま
たは接着シーラントから選んだものであることを特徴と
するウィンドウ・モジュール。 10. 前項8記載のウィンドウ・モジュールにおい
て、ウィンドウ・モジュールの内側あるいは外側に設け
たノッチあるいは溝が解放帯域となることを特徴とする
ウィンドウ・モジュール。
【0069】11. 前項1記載のウィンドウ・モジュ
ールにおいて、ウィンドウが取付け装置としての摺動軌
道でドア・フレームに取り付けてあることを特徴とする
ウィンドウ・モジュール。 12. 前項11記載のウィンドウ・モジュールにおい
て、ドア・フレームの変形により、プラスチック・ウィ
ンドウが乗員を封じ込めることができることを特徴とす
るウィンドウ・モジュール。 13. 前項11記載のウィンドウ・モジュールにおい
て、ウィンドウ・モジュールの内側あるいは外側に設け
たノッチあるいは溝が解放帯域となることを特徴とする
ウィンドウ・モジュール。 14. 前項1記載のウィンドウ・モジュールにおい
て、ウィンドウの厚さが1.5mm〜6.0mm であることを特
徴とするウィンドウ・モジュール。 15. 前項4記載のウィンドウ・モジュールにおい
て、テープが両面粘着テープであり、幅5〜26mm、厚さ
1〜7mm 、密度0.3〜0.8グラム/立方センチメートル
であることを特徴とするウィンドウ・モジュール。 16. 前項1記載のウィンドウ・モジュールにおい
て、ウィンドウが染めるか着色してあるか、または太陽
光制御用の処理がしてあることを特徴とするウィンドウ
・モジュール。 17. 前項1記載のウィンドウ・モジュールにおい
て、耐摩耗性処理手段が、ポリシロキサン、透明熱硬化
性シリコーン樹脂、紫外線硬化性コーティング、ポリウ
レタン、ダイヤモンド様コーティングから選んだもので
あることを特徴とするウィンドウ・モジュール。 18. 前項17記載のウィンドウ・モジュールにおい
て、コーティング方法が、吹き付け、浸し塗り、カーテ
ン技術またはフロー技術、プラズマめっき、イオン注
入、イオン支援コーティング、蒸着、スパッタ蒸着、溶
射、プラズマ支援蒸着から選んだものであることを特徴
とするウィンドウ・モジュール。 19. 前項4記載のウィンドウ・モジュールにおい
て、エネルギ吸収テープが、アクリル、ポリウレタン、
ネオプレン、Velcroおよびその混合物から選んだもので
あることを特徴とするウィンドウ・モジュール。 20. 前項8記載のウィンドウ・モジュールにおい
て、成形フレームが、ポリ塩化ビニル、アクリル、ポリ
メチルメタクリルイミド、熱可塑性エラストマー、エチ
レン、プロピレンおよび非共役ジエンの三元共重合体、
エチレンプロピレンジエン、ポリカーボネート、反応射
出成形ポリウレタンから選んだ熱可塑性樹脂で作ってあ
ることを特徴とするウィンドウ・モジュール。 21. 前項5、7、10または13記載のウィンドウ
・モジュールにおいて、ノッチまたは溝が、熱可塑性ウ
ィンドウの10〜80%の厚さであり、周縁から(1〜
100mm)内側に位置し、ウィンドウ周縁の1つ、2
つ、3つ、4つまたはそれ以上の側部あるいはその一部
にあることを特徴とするウィンドウ・モジュール。 22. 前項1記載のウィンドウ・モジュールにおい
て、熱可塑性ウィンドウが、熱成形、ドレープ成形、射
出成形、圧印または射出圧縮成形で作ってあることを特
徴とするウィンドウ・モジュール。 23. 前項1〜22記載のウィンドウ・モジュールに
おいて、頭部傷害基準が1000未満であり、自動車が衝突
し、搭乗員が前記ウィンドウ・モジュールに接触したと
きに、シャモア裂傷スケールが1以下であることを特徴
とするウィンドウ・モジュール。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの好ましい具体例による自動車用
サイドウィンドウ・モジュールの斜視図である。
【図2】熱可塑性グレイジング材料のシートの一具体例
の断片横断面図である。
【図3】図2の具体例における他の変更例を示す概略図
である。
【図4】反応射出成形(RIM)を用いて自動車にサイ
ドウィンドウをすえ付けた、本発明の別の具体例の斜視
図である。
【図5】フレームと、車輛シャシにウィンドウ・モジュ
ールを取付ける取付け用ボルトとを持つウィンドウ組立
体の横断面図である。
【図6】車輛ドア・フレームに可動ウィンドウをすえ付
ける状態を示す本発明の別の具体例の斜視図である。
【符号の説明】
1・・・ウィンドウ・モジュール 4・・・ウィンドウ本体部 5・・・フレーム部 6・・・車輛シャシパネル 7・・・取付けボルト 8・・・ウィンドウ開口部 9・・・ノッチまたは溝 10・・・耐摩耗性コーティング 12・・・RIM 15・・・ねじ付きナット 20・・・ドア 21・・・フレーム 22・・・トラック 28・・・ドア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 31:30 4F (72)発明者 ジヨン・ジヨゼフ・ライリー アメリカ合衆国ペンシルベニア州19117. エルキンズパーク.マービンロード200 (72)発明者 ロバート・ウイリアム・ジヤーンス アメリカ合衆国ペンシルベニア州19067. ヤードリー.ウツドビユーロード1470

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)以下の性質を有する透明な熱可塑性
    グレイジング材料、すなわち、1)約2.0GPa以上の弾性
    係数、2)室温で約4〜8×10-5cm/cm/℃の熱膨張係
    数、3)少なくとも約70℃の連続使用温度および4)
    耐摩耗性硬質コーティングを有するグレイジング材料
    と、b)自動車に熱可塑性グレイジングを取付ける装置
    とからなり、この取付け装置がウィンドウ開口部の平面
    からグレイジング材料が片寄るのを許し、自動車事故の
    際にエネルギを吸収することを特徴とするウィンドウ・
    モジュール。
JP5157772A 1992-11-09 1993-06-29 自動車ウィンドウ用エネルギー吸収式取付け装置 Pending JPH06144007A (ja)

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US97347392A 1992-11-09 1992-11-09
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