JP2820961B2 - 幼児用拘束保護シート - Google Patents

幼児用拘束保護シート

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JP2820961B2 JP1168713A JP16871389A JP2820961B2 JP 2820961 B2 JP2820961 B2 JP 2820961B2 JP 1168713 A JP1168713 A JP 1168713A JP 16871389 A JP16871389 A JP 16871389A JP 2820961 B2 JP2820961 B2 JP 2820961B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車等の車両のシートに載置されかつそ
の車両シートに付設されているシートベルトによって車
両シートに固定される幼児用拘束保護シートに関し、特
にリクライニング調節ができる幼児用拘束保護シートに
関するものである。
(従来の技術) 例えば自動車等の車両においては、運転中幼児の着座
姿勢を保持させると共に、加減速時の衝撃から幼児を保
護するために、従来から幼児用拘束保護シートが使用さ
れている。このような幼児用拘束保護シートは、車両の
シートに載置され、その車両シートに付設されているシ
ートベルトによって固定されるようになっている。
このような幼児用拘束保護シートのなかには、幼児が
睡眠をするときに心地よく眠ることができるような睡眠
姿勢にするためやリラックスすることができるような安
楽姿勢にするために、リクライニングできる幼児用拘束
保護シートが開発されている。
第7図にこのようなリクライニングできる一般的な幼
児用拘束保護シートの一例を示す。第7図から明らかな
ように、幼児用拘束保護シート1は幼児がすわるシート
本体2とこのシート本体2をリクライニング可能に支持
するベース3とから構成されている。シート本体2とベ
ース3とはそれぞれ互いに対向する面が円弧状の湾曲面
となっていて、シート本体2はこの湾曲面に沿ってベー
ス3に対してリクライニングできるようになっている。
そして、操作レバー4によって、シート本体2とベース
3との相対移動を阻止する図示しないロック機構をロッ
ク状態または非ロック状態に制御することにより、シー
ト本体2を数段階のリクライニング角度にリクライニン
グできるようになっている。
またシート本体2には、幼児を拘束するためのベルト
5aと保護パッド5bとからなる幼児用シートベルト5が設
けられている。その場合、シート本体2にはこの幼児用
シートベルト5が貫通する孔2aが上下に数カ所設けられ
ており、これにより幼児用シートベルト5を幼児の大き
さに合わせて数段階に高さ調節できるようになってい
る。
同図に示すように、このような構成をした幼児用拘束
保護シート1は、そのベース3が車両のシート6上に載
置され、その車両シート6に付設されたシートベルト7
をシート本体2に穿設された取付孔8または取付孔9に
挿通した後緊締することにより、車両シート6に固定さ
れるようになっている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の幼児用拘束保護シー
トでは、シート本体2を現在設定されているリクライニ
ング角度から他の角度にリクライニングさせるときに、
段階的に行うようになっているので、シート本体2を所
望のリクライニング位置に設定することはできなかっ
た。
また、車両に所定値以上の大きな減速度が生じると、
幼児用拘束保護シート1には、大きな慣性力が加えられ
るようになる。このため、シート本体2が移動して、幼
児用拘束保護シート1のリクライニング姿勢が変化して
しまうことがある。このような大減速度時における、シ
ート本体2の移動によるリクライニング姿勢の変化を防
止するために、どうしてもリクライニング機構は大型で
かつ複雑な構造となってしまう。したがって、幼児用拘
束保護シート1の取扱が面倒になる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであ
って、その目的は、シートベルトを緊締したままでリク
ライニング姿勢を無段階に調節することのできる幼児用
拘束保護シートを提供することである。
また、本発明の他の目的は、大減速時にもその時のリ
クライニング姿勢を確実に保持することができるように
しながら、しかもリクライニング調節機構を比較的簡単
な構造とすることのできる幼児用拘束保護シートを提供
することである。
(課題を解決するための手段) 前述の課題を解決するために、請求項1の発明の幼児
用拘束保護シートは、車両シートに載置されるベース
と、このベースにリクライニング調節可能に支持された
シート本体と、前記シート本体のリクライニング姿勢を
無段階に調節するリクライニング調節機構と、シートベ
ルト緊締時にそのシートベルト緊締力を前記シート本体
に伝達させることなく、前記ベースに伝達させる手段と
を備え、前記シート本体の取付孔に、車両のシートベル
トを挿通するとともに、このシートベルトを緊締して前
記手段を介して前記ベースを前記車両シートに固定する
ことにより、前記車両シートに固定されるようになって
いることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、前記手段が、前記シートベ
ルトと前記シート本体との間に介在され、前記シートベ
ルトを前記シート本体に当接させない保護手段であるこ
とを特徴としている。
更に、請求項3の発明は、車両に所定値以上の大きな
減速度が生じたとき、前記保護手段と前記シート本体を
係合させる係合機構を備えていることを特徴としてい
る。
(作用) このような構成をした本発明に係る幼児用拘束保護シ
ートにおいては、リクライニング調節機構によりシート
本体のリクライニング姿勢は連続的に変化して無段階に
調節されるようになる。
その場合、シートベルトをシート本体の取付孔に挿通
した後緊張させることにより、幼児用拘束保護シートを
車両シートに固定したとき、シートベルトは保護部材に
よってシート本体には直接係合することはない。したが
って、シートベルトを緊張状態にしたままで、シート本
体のリクライニング姿勢が無段階に調節されるようにな
る。
また、車両の大減速度時には、係合機構によって保護
部材とシート本体とが係合するので、シート本体が移動
することにより、リクライニング姿勢が変化することが
確実に素子されるようになる。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明に係る幼児用拘束保護シートの一実施
例を示す側面図である。なお、本発明の、前述の第7図
に示した幼児用拘束保護シート1と同じ構成要素には同
じ符号を付すことにより、その詳細な説明は省略し、異
なる構成要素についてのみ詳細に説明する。
第1図に示すように、幼児用拘束保護シート1のシー
ト本体2とベース3との間には、シート本体2を連続的
にリクライニングさせるリクライニング調節機構20が設
けられている。第2図に示すように、このリクライニン
グ調節機構20は、ベース3に固定されているベース側ブ
ラケット21と、このブラケット21に揺動自在に支持され
ているナット22と、シート本体2に固定されているシー
ト本体側ブラケット23と、このブラケット23に揺動自在
に支持されている支持部材24と、ナット22に螺合されて
いると共に、支持部材24に相対回動自在に支持され、先
端にノブ25aを備えている螺杆25とから構成されてい
る。また螺杆25には、一対のリング26a,26bが支持部材2
4を挟んで取り付けられており、これらのリング26a,26b
により、支持部材24と螺杆25との軸方向の相対移動が阻
止されている。したがって、ノブ25aを握って螺杆2を
回動させることにより、シート本体2はベース3に対し
て連続的に相対移動するようになっている。
このように構成されている幼児用拘束保護シート1
は、従来と同様に自動車等の車両のシート6に載置さ
れ、そのシート6に付設されているシートベルト7をシ
ート本体2の取付孔8に挿通し緊締することにより保
持、固定されるようになっているが、その場合、本実施
例ではシートベルト7とシート本体2のシートベルトセ
ット部2bとの間に、本発明の保護手段であるプロテクタ
10を介設している。
第3図に示すように、このプロテクタ10は、中央部10
aとこの中央部10aの左右両端からほぼ直角に延びる左右
一対の側部10b,10cとを備えた断面コ字状に形成されて
いる。一対の側部10b,10cには、それぞれ取付孔11が穿
設されている。第4図(a)から明らかなように、この
取付孔11は一対の小円形孔11a,11bとこれらの一対の小
円形孔11a,11b間を連結する直線状孔11cとからなってい
る。一方、ベース3には左右側部に一対のピン12(右側
のピンは図示されていない)が立設されている。そし
て、プロテクタ10をシートベルトセット部2bを挟むよう
にしてシート本体2の取付孔8に挿通し、その側部10b,
10cの一対の取付孔11a,11bのうち端に近い方の孔11aを
これらのピン12に嵌合することにより、プロテクタ10は
ベース3に取り付けられている。この場合、ピン12の直
径が直線状孔11cの幅よりも若干大きく設定されてお
り、通常の力がピン12に加えられても、ピン12はこの直
線状孔11cを通過することはできないようになっている
が、所定値以上の大きな力がピン12に加えたときには、
同図(b)に示すように、ピン12はプロテクタ10のこの
直線状孔11cを形成する部分を塑性変形させて、その直
線状孔11cを通過して他方の孔11bに移動することができ
るようになっている。
また、同図(a)に示すように、シート本体2のシー
トベルトセット部2bとプロテクタ中央部10aとは、それ
らの互いに対向する面がそれぞれ同じ形状の波状面2c,1
0dに形成されている。これらの波状面2c,10dは、ピン12
がプロテクタ10の端側の孔11aに貫通している通常状態
では、互いに所定の間隙αを有して配設されるようにな
っている。そして、所定値以上の大きな力がピン12に加
えられて、ピン12が他方の孔11bに移動したときには、
同図(b)に示すように両波状面2c,10dが互いに噛み合
うようになっている。この両波状面2c,10dが噛み合った
状態では、シート本体2がベース3に対してリクライニ
ング方向に移動することが阻止され、リクライニング姿
勢が変化するのを防止されるようになっている。すなわ
ち、波状面2c,10d、取付孔11およびピン12によって、本
発明の係合機構が構成されている。
更に、第3図および第4図(a)から明らかなよう
に、プロテクタ10中央部の両側端には一対のガイド10e,
10eが形成されており、このガイド10eによってシートベ
ルト7がプロテクタ中央部10aからはずれることを防止
している。またプロテクタ10の側部10b,10cにもそれぞ
れ一対のガイド10f,10fが形成されていて、同様にシー
トベルト7がプロテクタ10からはずれることを防止して
いる。
次に、本実施例の幼児用拘束保護シート1を自動車等
の車両シート6に装着する場合について説明する。
まず、幼児用拘束保護シート1を車両のシート6に前
向きに装着する場合には、従来と同様に幼児用拘束保護
シート1を車両のシート6に載置し、そのシート6に付
設されているシートベルト7を取付孔8に貫通し、シー
トベルト7がプロテクタ中央部10aの一対のガイド10e,1
0eの間に位置するようにしてそのシートベルト7を緊締
する。これにより、幼児用拘束保護シート1は車両シー
ト6に堅固に固定される。その場合、第3図に示すよう
にシートベルト7はプロテクタ10に係合するが、シート
本体2には係合しない。したがって、シートベルト7の
緊締力は、シート本体2には伝えられなく、プロテクタ
10およびピン12を介してベース3に伝えられるようにな
る。
次に、この実施例の作用について説明する。
幼児用拘束保護シート1を車両シート6に取り付けた
ら、例えば幼児Cを着座姿勢で座らせる場合には、ノブ
25aを握って螺杆25が引っ込む方向にその螺杆25を回動
させて、シート本体2を第1図(a)に示す着座姿勢の
リクライニング角度に設定する。次いで、幼児Cを幼児
用拘束保護シート1に着座させて幼児用拘束保護シート
1の幼児用シートベルト5により幼児Cを保持する。こ
うして、幼児Cは幼児用拘束保護シート1に着座姿勢で
拘束されるようになる。
幼児Cが疲れてきて安楽姿勢をとらせたい場合には、
ノブ25aを握って螺杆25が突出する逆方向にその螺杆25
を回動させて、幼児Cを座らせたままシート本体2を同
図(b)に示す所望の安楽姿勢のリクライニング角度に
設定変換する。その場合、車両のシートベルト7がシー
ト本体2に係合していないので、そのシートベルト7を
緊締状態にしたままで、シート本体2を容易にリクライ
ニングすることができる。しかも螺杆25が螺合するナッ
ト22および螺杆25を回動自在に支持する支持部材24は、
シート本体2の姿勢の変化にともなって螺杆25が回動す
るのに合わせて、ともにピボット運動を行うので、螺杆
25の回動はスムーズに行われる。また、シート本体2の
リクライニング姿勢は連続的に変化し、無段階に調節さ
れるようになる。こうして、シート本体2は所望のリク
ライニング姿勢に確実に調節されるので、幼児Cは最適
な安楽姿勢となって、リクライニングできるようにな
る。
また、幼児Cが眠ってしまって睡眠姿勢をとらせたい
場合には、同様にノブ25a握って螺杆25が更に突出する
逆方向にその螺杆25を更に回動させて、幼児Cを眠らせ
たままシート本体2を同図(c)に示す所望の睡眠姿勢
のリクライニング角度に設定変更する。その場合にも、
車両のシートベルト7がシート本体2に係合していない
ので、そのシートベルト7を緊締状態にしたままで、シ
ート本体2を容易にリクライニングすることができる。
しかも、同様に各ナット22、24のピボット運動により、
螺杆25はスムーズに回動する。また、このときのシート
本体2のリクライニング姿勢も連続的に変化するように
なる。こうして、幼児Cは睡眠姿勢となり、快適に睡眠
することができるようになる。
ところで、車両の通常の運転時において、車両に通常
の減速度が生じたとき、幼児用拘束保護シート1はその
慣性力により前方へ移動しようとする。しかし、その慣
性力がそれほど大きくはないので、リクライニング調節
機構20によりシート本体2がその設定リクライニング角
度に保持され、リクライニング姿勢が変化することはな
い。その場合、ピン12がプロテクタ10の直線状孔11c部
分を塑性変形させて他方の孔11bに移動することはな
く、第4図(a)に示す状態が保持される。
車両に所定値以上の大きな減速度が生じると、幼児用
拘束保護シート1を前方へ移動させようとする慣性力が
大きくなる。このため、ピン12はプロテクタ10の直線状
孔11c部分を塑性変形させて他方の孔11bに移動する。ピ
ン12の他方の孔11bへの移動により、プロテクタ中央部1
0aの波状面10dとシート本体2におけるシートベルトセ
ット部2bの波状面2cとが互いに噛み合うようになり、第
4図(b)に示す状態となる。この状態では、シート本
体2がベース3に対してリクライニング方向に相対移動
しようとしても、両波状面2c,10dの噛み合いによりシー
ト本体2の移動は確実に阻止されるようになる。
なお、シート本体2の相対移動阻止手段は、両波状面
2c,10dの噛み合い機構によるすべり阻止手段に代えてプ
ロテクタ中央部10aにおけるシートベルトセット部2と
の対向面に、例えばゴム等の高摩擦材からなるすべり止
め部材を固設し、このすべり止め部材とシートベルトセ
ット部2bと摩擦係合によるすべり止め手段を構成するよ
うにしてもよい。
また、車両に大きな減速度が生じたときにプロテクタ
10とシートベルトセット部2bとを係合させるため、これ
らを相対移動させる手段として、プロテクタ10の塑性変
形を利用する代わりに、所定値以上の大きな力が作用し
たとき弾性変形するスプリングを利用してもよい。更
に、プロテクタ10自体が大減速度時に変形することによ
りプロテクタ10とシートベルトセット部2bとを係合させ
るようにすることもできる。
第5図は本発明の他の実施例を示す第1図と同様の図
である。なお、前述の実施例と同じ構成要素には同じ符
号を付すことにより、その説明は省略する。
第5図に示すように、この実施例においては、リクラ
イニング調節機構20は、ウォームギヤ機構により構成さ
れている。第6図に詳細に示すように、ベース3に一対
のブラケット27,27を介して一対のウォームギヤ28,28が
回動自在に設けられており、各ウォームギヤ28の一端に
は、それぞれベベルギヤ29,29が設けられている。また
ベース3には、一対の支持ブラケット30,30を介して操
作軸31がウォームギヤ28と直交する方向に回動自在に設
けられており、この操作軸31の両端には、操作ノブ32a,
32bが設けられている。更に、操作軸31には、一対のベ
ベルギヤ33,33が設けられており、これらのベベルギヤ3
3はウォームギヤ28の対応するベベルギヤ29にそれぞれ
噛み合っている。一方シート本体2には、一対のウォー
ムギヤ28,28に対向する位置にそれぞれ一対の歯34,34が
形成されている。これらの歯34はウォームギヤ28のねじ
溝28aに噛み合っている。したがって、ノブ32a,32bの一
方を握って操作軸31を回動させると、ベベルギヤ33,29
およびウォームギヤ28を介してシート本体2がリクライ
ニング運動を行うようになっている。この場合にも、シ
ート本体2のリクライニング姿勢は連続的に変化するよ
うになる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明の幼児用拘束
保護シートによれば、リクライニング調節機構によって
シート本体のリクライニング姿勢を連続的に変化させて
調節するようにしているので、無段階にリクライニング
調節ができるようになる。したがって、所望のリクライ
ニング姿勢を自由に設定することが可能となる。
その場合、シートベルトの緊締により幼児用拘束保護
シートを車両シートに固定したとき、シートベルト緊締
力をベースに伝達させる手段によって、シートベルト緊
締時にそのシートベルト緊締力をシート本体に伝達させ
ることなく、ベースに伝達させるようにしているので、
シートベルトを緊締したままでシート本体をリクライニ
ング調節することができるよになる。したがって、幼児
用拘束保護シートのリクライニング操作がきわめて簡単
になる。
また、シートベルト緊締力をベースに伝達させる手段
を、シートベルトとシート本体との間に介在させた保護
手段として構成しているので、幼児用拘束保護シート
に、シート本体がベースから離脱しようとする大きな慣
性力が加えられても、この保護手段により、シート本体
とベースとの支持を確実に保持でき、シート本体とベー
スとの支持部およびリクライニング調節機構の構造を簡
単にかつ小型に形成することができる。
また、大きな車両減速度により幼児用拘束保護シート
に大きな慣性力が加えられたとき、保護手段とシート本
体とを係合させることによりシート本体のすべりを防止
するようにしているので、大減速度時に幼児用拘束保護
シートのリクライニング姿勢が変わることを確実に防止
できるようになる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る幼児用拘束保護シートの一実施例
を示し、(a)は着座姿勢状態を、(b)は安楽姿勢状
態を、(c)は睡眠姿勢状態をそれぞれ示す側面図、第
2図はリクライニング調節機構の部分拡大図、第3図は
その幼児用拘束保護シートのシートベルトセット部付近
の部分拡大斜視図、第4図は第3図におけるIV-IV線に
沿う断面を示し、(a)は通常状態時、(b)は大減速
度時の断面図、第5図は本発明の他の実施例を示す第1
図(a)と同様の側面図、第6図はこの実施例のリクラ
イニング調節機構の部分拡大図、第7図は一般的な幼児
用拘束保護シートの車両シートへの取付状態の一例を示
す斜視図である。 1……幼児用拘束保護シート、2……シート本体、2b…
…シートベルトセット部、2c……波状面、3……ベー
ス、4……操作レバー、5……幼児用シートベルト、6
……車両シート、7……シートベルト、8,9……取付
孔、10……プロテクタ(保護手段)、10d……波状面、1
1……取付孔、11a,11b……円形孔、11c……直線状孔、1
2……ピン、20……リクライニング調節機構
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 22/10 B60N 2/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両シートに載置されるベースと、このベ
    ースにリクライニング調節可能に支持されたシート本体
    と、前記シート本体のリクライニング姿勢を無段階に調
    節するリクライニング調節機構と、シートベルト緊締時
    にそのシートベルト緊締力を前記シート本体に伝達させ
    ることなく、前記ベースに伝達させる手段とを備え、前
    記シート本体の取付孔に、車両のシートベルトを挿通す
    るとともに、このシートベルトを緊締して前記手段を介
    して前記ベースを前記車両シートに固定することによ
    り、前記車両シートに固定されるようになっていること
    を特徴とする幼児用拘束保護シート。
  2. 【請求項2】前記手段は、前記シートベルトと前記シー
    ト本体との間に介在され、前記シートベルトを前記シー
    ト本体に当接させない保護手段であることを特徴とする
    請求項1記載の幼児用保護シート。
  3. 【請求項3】車両に所定値以上の大きな減速度が生じた
    とき、前記保護手段と前記シート本体を係合させる係合
    機構を備えていることを特徴とする請求項2記載の幼児
    用拘束保護シート。
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