JPH06131689A - 光ヘッド - Google Patents

光ヘッド

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Publication number
JPH06131689A
JPH06131689A JP4282019A JP28201992A JPH06131689A JP H06131689 A JPH06131689 A JP H06131689A JP 4282019 A JP4282019 A JP 4282019A JP 28201992 A JP28201992 A JP 28201992A JP H06131689 A JPH06131689 A JP H06131689A
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JP
Japan
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light
optical
lens
refractive index
error signal
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JP4282019A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Akiyama
洋 秋山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 素子の組付け後に光軸調整や焦点距離の調整
を行うことにより、素子の組付け精度を和らげると共に
組付け調整を容易とした信頼性の高い光ヘッドを提供す
る。 【構成】 レーザ光源1からの出射光をコリメートレン
ズ2によりコリメートし、このコリメート光を対物レン
ズ5により集光して光ディスク6の面上に照射して情報
の記録等を行うと共に、光ディスク6からの反射光aを
信号検出光学系7内で検出レンズ8により収束させ、そ
の反射光aを受光素子10,12に検出させることによ
り情報を再生する再生信号、フォーカスエラー信号、ト
ラックエラー信号の検出を行う光ヘッドにおいて、レー
ザ光源1からの出射光が受光素子10,12に検出され
るまでの間の光路中に、屈折率を変化させることにより
光の光軸調整及び焦点距離の調整を行う屈折率可変プレ
ート17を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光を用いて精密
な光路制御を行う光ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来における光ヘッドの一例を図14に
基づいて説明する。レーザ光源としての半導体レーザ
(LD)1から出射された光は、コリメートレンズ2に
よりコリメートされ平行光となり、その平行光はビーム
スプリッタ3により反射されて立上げミラー4により上
方に向けられ、対物レンズ5により集光されて光ディス
ク6の面上に照射され、これにより情報の記録や消去等
が行われる。また、光ディスク6からの反射光は、入射
経路とは逆の経路を辿っていき再びビームスプリッタ3
に入射し今度はこれをそのまま透過して信号検出光学系
7内に導かれる。この信号検出光学系7内では、その光
ディスク6からの反射光aは検出レンズ8により集光さ
れ収束光となり偏光ビームスプリッタ9に入射し、これ
により透過光Tと反射光Kとに分離される。透過光Tは
受光素子10に検出され、反射光Kはシリンドリカルレ
ンズ11により非点を発生した状態となり受光素子12
に検出される。
【0003】そして、受光素子10からはトラックエラ
ー信号Trを検出し、受光素子12からは非点収差法に
よりフォーカスエラー信号Foを検出し、それら2つの
受光素子10,12から情報の再生となる再生信号を検
出する。これら各種信号はアクチュエータ制御回路13
に送られ、レンズアクチュエータ14を駆動させ対物レ
ンズ5の位置調整を行うことにより、光スポットがディ
スク面でオントラックの合焦状態となるように調整して
いる。このような調整を行うことにより、常に正常な状
態で、情報の記録、再生、消去等を行うことが可能とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような光ヘッ
ドにおいては、光ディスク6に照射する照射光や光ディ
スクから反射され信号検出光学系7内に導かれる反射光
aに光軸ずれがあると、オフセットの原因となり、正確
な調整を行うことができなくなる。このようなオフセッ
ト等による誤差を極力小さくするために組付け時に光学
素子の微妙な調整を行わなければならない。
【0005】従来における光軸等の調整方法としては、
まず、その第1の調整例として、図15に示すように、
光ディスク6への照射光の光軸bの調整を行う方法があ
る。この場合、LDコリメートユニット(半導体レーザ
1やコリメートレンズ2等を含む光学系)15の位置及
びその傾きを調整することにより、対物レンズ5の光軸
cと照射光の光軸bとを合わせていた。
【0006】また、その第2の調整例として、非点収差
法やナイフエッジ法を用いて反射光aの受光素子12の
面上での光スポットのスポット位置の調整を行う方法が
ある。この場合、受光素子12の位置調整を行うことに
より、また、図16(a)(b)のように平行平板16
を光路中に配置しその平板を回転させたり厚みを変える
ことにより光軸調整を行っている。
【0007】さらに、その第3の調整例として、ナイフ
エッジ法におけるナイフエッジの遮光率の調整を行う方
法がある。この場合、遮光率の調整は、ナイフエッジの
挿入度合いを調整するなどして行われている。
【0008】さらにまた、公知の例として、特開平3−
17838号公報に「光学ヘッド」なるタイトルで開示
されているものがある。これは、浮動ヘッド及び導波路
型光ヘッドのフォーカシング調整に関するものであり、
カップリングレンズの前の光路中に屈折率可変の電気光
学効果をもつ素子を配置した構成となっている。この場
合、主に対物レンズの焦点距離の調整を行っている。
【0009】これら各調整方法は、検出方式にもよるが
厳しい精度が要求される。しかしながら、これらの調整
方法はいずれも、調整しながらの組付けなので誤差が発
生しやすいという欠点がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、レーザ光源から出射された光をコリメートレンズに
よりコリメートし、このコリメート光を対物レンズによ
り集光して光ディスクの面上に照射することにより情報
の記録等を行うと共に、前記光ディスクからの反射光を
信号検出光学系内で検出レンズにより収束させ、その収
束された反射光を受光素子に検出させることにより情報
を再生する再生信号、フォーカスエラー信号、トラック
エラー信号の検出を行う光ヘッドにおいて、レーザ光源
からの出射光が受光素子に検出されるまでの間の光路中
に屈折率を変化させることにより光の光軸調整及び焦点
距離の調整を行う屈折率可変プレートを配設した。
【0011】請求項2記載の発明では、レーザ光源から
出射された光をコリメートレンズによりコリメートし、
このコリメート光を対物レンズにより集光して光ディス
クの面上に照射することにより情報の記録等を行うと共
に、前記光ディスクからの反射光を信号検出光学系内で
検出レンズにより収束させ、その収束された反射光を受
光素子に検出させることにより情報を再生する再生信
号、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号の検出
を行う光ヘッドにおいて、コリメートレンズを通過した
後のほぼ平行光束な光路中にトラック案内溝方向の光軸
調整を行う屈折率可変プレートを配設した。
【0012】請求項3記載の発明では、レーザ光源から
出射された光をコリメートレンズによりコリメートし、
このコリメート光を対物レンズにより集光して光ディス
クの面上に照射することにより情報の記録等を行うと共
に、前記光ディスクからの反射光を信号検出光学系内で
検出レンズにより収束させ、その収束された反射光を受
光素子に検出させることにより情報を再生する再生信
号、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号の検出
を行う光ヘッドにおいて、コリメートレンズを通過した
後のほぼ平行光束な光路中にトラック案内溝直交方向の
光軸調整を行う屈折率可変プレートを配設した。
【0013】請求項4記載の発明では、レーザ光源から
出射された光をコリメートレンズによりコリメートし、
このコリメート光を対物レンズにより集光して光ディス
クの面上に照射することにより情報の記録等を行うと共
に、前記光ディスクからの反射光を信号検出光学系内で
検出レンズにより収束させ、その収束された反射光を受
光素子に検出させることにより情報を再生する再生信
号、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号の検出
を行う光ヘッドにおいて、光ディスクからの反射光が信
号検出光学系に導かれた光路中に反射光の光軸調整を行
う屈折率可変プレートを配設した。
【0014】請求項5記載の発明では、レーザ光源から
出射された光をコリメートレンズによりコリメートし、
このコリメート光を対物レンズにより集光して光ディス
クの面上に照射することにより情報の記録等を行うと共
に、前記光ディスクからの反射光を信号検出光学系内で
検出レンズにより収束させ、その収束された反射光を受
光素子に検出させることにより情報を再生する再生信
号、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号の検出
を行う光ヘッドにおいて、信号検出光学系内にナイフエ
ッジ法によりフォーカスエラー信号の検出を行うための
ナイフエッジプリズムを配設し、信号検出光学系内のナ
イフエッジプリズムに入射する前の光路中にナイフエッ
ジプリズムの遮光率の調整を行う屈折率可変プレートを
配設した。
【0015】請求項6記載の発明では、レーザ光源から
出射された光をコリメートレンズによりコリメートし、
このコリメート光を対物レンズにより集光して光ディス
クの面上に照射することにより情報の記録等を行うと共
に、前記光ディスクからの反射光を信号検出光学系内で
検出レンズにより収束させ、その収束された反射光を受
光素子に検出させることにより情報を再生する再生信
号、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号の検出
を行う光ヘッドにおいて、信号検出光学系内にナイフエ
ッジ法によりフォーカスエラー信号の検出を行うための
ナイフエッジプリズムを配設し、このナイフエッジプリ
ズムと受光素子との間の光路中にその受光素子上での光
スポット位置の調整を行う屈折率可変プレートを配設し
た。
【0016】請求項7記載の発明では、レーザ光源から
出射された光をコリメートレンズによりコリメートし、
このコリメート光を対物レンズにより集光して光ディス
クの面上に照射することにより情報の記録等を行うと共
に、前記光ディスクからの反射光を信号検出光学系内で
検出レンズにより収束させ、その収束された反射光を受
光素子に検出させることにより情報を再生する再生信
号、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号の検出
を行う光ヘッドにおいて、光ディスクからの反射光が検
出レンズを通過した光路中に受光素子上での光スポット
が所定の大きさに収束されるように調整する屈折率可変
プレートを配設した。
【0017】請求項8記載の発明では、レーザ光源から
出射された光をコリメートレンズによりコリメートし、
このコリメート光を対物レンズにより集光して光ディス
クの面上に照射することにより情報の記録等を行うと共
に、前記光ディスクからの反射光を信号検出光学系内で
検出レンズにより収束させ、その収束された反射光を受
光素子に検出させることにより情報を再生する再生信
号、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号の検出
を行う光ヘッドにおいて、信号検出光学系内に非点収差
法によりフォーカスエラー信号の検出を行うための非点
収差プリズムを配設し、この非点収差プリズムと検出レ
ンズとの間の光路中に受光素子上での光スポットのスポ
ット形状を調整する屈折率可変プレートを配設した。
【0018】請求項9記載の発明では、レーザ光源から
出射された光をコリメートレンズによりコリメートし、
このコリメート光を対物レンズにより集光して光ディス
クの面上に照射することにより情報の記録等を行うと共
に、前記光ディスクからの反射光を信号検出光学系内で
検出レンズにより収束させ、その収束された反射光を受
光素子に検出させることにより情報を再生する再生信
号、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号の検出
を行う光ヘッドにおいて、信号検出光学系内にナイフエ
ッジ法によりフォーカスエラー信号の検出を行うための
ナイフエッジプリズムを設け、このナイフエッジプリズ
ムと検出レンズとの間の光路中に受光素子上での光スポ
ットのスポット形状を調整する屈折率可変プレートを配
設した。
【0019】請求項10記載の発明では、レーザ光源か
ら出射された光をコリメートレンズによりコリメート
し、このコリメート光を対物レンズにより集光して光デ
ィスクの面上に照射することにより情報の記録等を行う
と共に、前記光ディスクからの反射光を信号検出光学系
内で検出レンズにより収束させ、その収束された反射光
を受光素子に検出させることにより情報を再生する再生
信号、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号の検
出を行う光ヘッドにおいて、信号検出光学系内にダブル
ビームサイズ法により2つのフォーカスエラー信号を検
出するためのビーム分割を行うビームスプリッタを配設
し、このビームスプリッタにより分割された一方の収束
光路中に受光素子上での光スポットのスポット形状を調
整する屈折率可変プレートを配設した。
【0020】請求項11記載の発明では、請求項1,
2,3,4,5又は6記載の発明において、屈折率可変
プレートを光路中の光軸に対して傾斜して設置した。
【0021】請求項12記載の発明では、請求項7,
8,9又は10記載の発明において、屈折率可変プレー
トを収束傾向にある光路中の光軸に対して垂直に設置し
た。
【0022】
【作用】請求項1記載の発明においては、屈折率可変プ
レートを用いてその屈折率を外部から制御して変化させ
ることにより、光学素子の組付け後に光の振舞を制御で
きるため、組付け精度を和らげることができ、その組付
け調整を簡単にかつ正確に行うことが可能となる。
【0023】請求項2記載の発明においては、屈折率可
変プレートを用いてトラック案内溝方向の光軸調整を行
うことにより、LDコリメートユニットの組付け後にそ
の組付け調整を行えるため、組付け精度を和らげること
ができ、その組付け調整を簡単にかつ正確に行うことが
可能となる。
【0024】請求項3記載の発明においては、屈折率可
変プレートを用いてトラック案内溝直交方向の光軸調整
を行うことにより、LDコリメートユニットの組付け後
にその組付け調整を行えるため、組付け精度を和らげる
ことができ、その組付け調整を簡単にかつ正確に行うこ
とが可能となる。
【0025】請求項4記載の発明においては、屈折率可
変プレートを用いて受光素子に検出される検出光の光軸
調整を行うことにより、検出光と受光素子との位置関係
の調整を簡単にかつ正確に行うことが可能となる。
【0026】請求項5記載の発明においては、屈折率可
変プレートを用いてナイフエッジプリズムの遮光率の調
整を行うことにより、その組付け調整を簡単にかつ正確
に行うことが可能となる。
【0027】請求項6記載の発明においては、屈折率可
変プレートを用いて受光素子上での光スポットの位置を
調整することにより、検出光と受光素子との位置関係の
調整を簡単にかつ正確に行うことが可能となる。
【0028】請求項7記載の発明においては、屈折率可
変プレートを用いて屈折率を変えることによって、受光
素子面上での光スポットの大きさを容易に調整すること
が可能となる。
【0029】請求項8記載の発明においては、屈折率可
変プレートを用いて屈折率を変えることによって、受光
素子面上での光スポットの状態を容易に調整することが
可能となる。
【0030】請求項9記載の発明においては、屈折率可
変プレートを用いて屈折率を変えることによって、受光
素子面上での光スポットのスポット形状を容易に調整す
ることが可能となる。
【0031】請求項10記載の発明においては、屈折率
可変プレートを用いて1つの受光素子上での光スポット
のスポット形状を調整することにより、2つの受光素子
上のスポット径が等しくなるように容易に調整すること
が可能となる。
【0032】請求項11記載の発明においては、屈折率
可変プレートを光軸に対して傾斜して配置して光軸調整
を行うことにより、組付け後に光軸調整を行え組付け精
度を和らげることができるため、その組付け調整を簡単
にかつ正確に行うことが可能となる。
【0033】請求項12記載の発明においては、屈折率
可変プレートを光軸に対して垂直に配置して光軸調整を
行うことにより、レンズの光軸方向への調整が和らげら
れ、集光位置が組付け後に調整できるため、その組付け
調整を簡単にかつ正確に行うことが可能となる。
【0034】
【実施例】請求項1記載の発明の一実施例を図1に基づ
いて説明する。なお、光ヘッドの全体構成については従
来技術(図14参照)で述べたので、その同一部分につ
いての説明は省略し、その同一部分については同一符号
を用いる。
【0035】本実施例は、半導体レーザ1から出射され
た光をコリメートレンズ2によりコリメートし、このコ
リメート光を対物レンズ5により集光して光ディスク6
の面上に照射することにより情報の記録等を行うと共
に、光ディスク6からの反射光aを信号検出光学系7内
で検出レンズ8により収束させ、その収束された反射光
を受光素子10,12に検出させることにより情報を再
生する再生信号、フォーカスエラー信号Fo、トラック
エラー信号Trの検出を行う、前述した図14の構成と
ほぼ同一な光ヘッドに関するものである。
【0036】ここでは、その光ヘッドにおいて、半導体
レーザ1からの出射光が受光素子10,12に検出され
るまでの間の光路中に、屈折率を変化させることにより
光の光軸調整及び焦点距離の調整を行う屈折率可変プレ
ート17を配設したものである。図1は、その屈折率可
変プレート17の形状を示すものであり、平行平板18
と、その両端部に取付けられた電極19とからなってい
る。平行平板1の材料としては、電気光学結晶や液晶な
どの屈折率を外部から制御できるものを用いる。この屈
折率とは、光と物質との相互作用の程度を表す一つの量
である。今、電極19に印加して屈折率を高めると、実
線から破線のように光軸を平行移動させることができ
る。
【0037】従って、このように屈折率可変プレート1
7の屈折率を変化させることにより、各種の光学素子の
組付け後に光の振舞を制御することができるため、組付
け精度を従来のように厳しくすることなく和らげること
ができるようになる。これにより、組付け調整を簡単
に、しかも、正確に行うことができるため、組付け誤差
の少ない光ヘッドを実現することができる。
【0038】次に、請求項2記載の発明の一実施例を図
2に基づいて説明する。なお、請求項1記載の発明と同
一部分についての説明は省略し、その同一部分について
は同一符号を用いる。
【0039】ここでは、コリメートレンズ2を通過した
後のほぼ平行光束な光路中に、トラック案内溝方向Xの
光軸調整を行う屈折率可変プレート17を配設したもの
である。この場合、プレートは、ビームの光軸が屈折率
の変化によりトラック案内溝方向Xに移動できるように
光軸に対して傾けて設置する。
【0040】前述した図15で述べたような従来の構成
においては、照射光の光軸bの調整は、LDコリメート
ユニット15の傾き調整を行うことにより達成していた
が、ここでは、屈折率可変プレート17の屈折率を制御
することにより、プレートを動かすことなく光軸位置の
調整を行うことができる。これにより、組付け精度を和
らげることができ、しかも、調整を簡単にかつ正確に行
うことができるため、組付け誤差の少ない光ヘッドを実
現することができる。
【0041】次に、請求項3記載の発明の一実施例を図
3及び図4に基づいて説明する。なお、請求項1,2記
載の発明と同一部分についての説明は省略し、その同一
部分については同一符号を用いる。
【0042】ここでは、コリメートレンズ2を通過した
後のほぼ平行光束な光路中に、トラック案内溝直交方向
Yの光軸調整を行う屈折率可変プレート17を配設した
ものである。この場合、図4に示すように、プレート
は、ビームの光軸が屈折率の変化によりトラック案内溝
直交方向Yに移動するように傾けて設置する。なお、光
ディスク6からの反射光aの分離は、ナイフエッジプリ
ズム20を用いて行っている。
【0043】このようにプレートの屈折率を制御するこ
とにより、プレートを動かすことなく光軸位置の調整を
行うことができる。これにより、組付け精度を和らげる
ことができ、しかも、調整を簡単にかつ正確に行うこと
ができるため、組付け誤差の少ない光ヘッドを実現する
ことができる。
【0044】次に、請求項4記載の発明の一実施例を図
5に基づいて説明する。なお、請求項1〜3記載の発明
と同一部分についての説明は省略し、その同一部分につ
いては同一符号を用いる。
【0045】ここでは、光ディスク6からの反射光aが
信号検出光学系7に導かれた光路中に、反射光aの光軸
調整を行う屈折率可変プレート17を配設したものであ
る。この場合、プレートは、光軸に対して傾けて配置す
る。
【0046】このように屈折率可変プレート17を用い
て受光素子10,12に検出される検出光K,Tの光軸
調整を行うことにより、検出光K,Tと受光素子10,
12との位置関係の調整を簡単にかつ正確に行うことが
できるため、組付け誤差の少ない光ヘッドを実現するこ
とができる。
【0047】次に、請求項5記載の発明の一実施例を図
6に基づいて説明する。なお、請求項1〜4記載の発明
と同一部分についての説明は省略し、その同一部分につ
いては同一符号を用いる。
【0048】ここでは、信号検出光学系7内にナイフエ
ッジ法によりフォーカスエラー信号Foの検出を行うた
めのナイフエッジプリズム20(前述した図4又は図5
参照)を配設し、そのナイフエッジプリズム20に入射
する前の光路中にナイフエッジプリズム20の遮光率の
調整を行う屈折率可変プレート17を配設したものであ
る。
【0049】前述した従来技術でも述べたように、ナイ
フエッジ法において遮光率の調整は、ナイフエッジプリ
ズムの挿入度合いを調整するなどして行われていたが、
このような方法では調整しながらの組付けなので組付け
誤差が発生する可能性がある。そこで、屈折率可変プレ
ート17を用いて屈折率を制御し光軸を変える(実線か
ら破線に変更する)ことによりナイフエッジプリズム2
0による遮光率を調整する。この遮光率の調整を行うこ
とにより、組付け調整を簡単にかつ正確に行うことがで
き、これにより組付け誤差の少ない光ヘッドを実現する
ことができる。
【0050】次に、請求項6記載の発明の一実施例を図
7に基づいて説明する。なお、請求項1〜5記載の発明
と同一部分についての説明は省略し、その同一部分につ
いては同一符号を用いる。
【0051】ここでは、信号検出光学系7内にナイフエ
ッジ法によりフォーカスエラー信号Foの検出を行うた
めのナイフエッジプリズム20を配設し、このナイフエ
ッジプリズム20と受光素子12との間の光路中に、そ
の受光素子12上での光スポット位置の調整を行う屈折
率可変プレート17を配設したものである。
【0052】従来技術でも述べたように、ナイフエッジ
法において光スポットの位置調整は、受光素子の位置調
整又は平行平板(図16参照)による光軸調整などによ
り行われている。しかし、これらの方法では調整しなが
らの組付けなので組付け誤差が発生する可能性がある。
そこで、ナイフエッジプリズム20を通過後の屈折率可
変プレート17の屈折率の調整を行うことにより、受光
素子12上での光スポットの位置を調整することができ
る。これにより、検出光Kと受光素子12との位置関係
の調整を簡単にしかも正確に行うことができるため、組
付け誤差の少ない光ヘッドを実現することができる。
【0053】次に、請求項7記載の発明の一実施例を図
8に基づいて説明する。なお、請求項1〜6記載の発明
と同一部分についての説明は省略し、その同一部分につ
いては同一符号を用いる。
【0054】ここでは、光ディスク6からの反射光aが
検出レンズ8を通過した光路中に、受光素子10,12
上での光スポットが所定の大きさに収束されるように調
整する屈折率可変プレート17を配設したものである。
この場合、プレートは、収束光路中に光軸に対して垂直
になるように配置されている。
【0055】このように検出レンズ8通過後の収束光路
中で屈折率可変プレート17の屈折率の調整を行うこと
により、受光素子10,12上での光スポットの大きさ
を調整することができる。
【0056】次に、請求項8記載の発明の一実施例を図
8及び図9に基づいて説明する。なお、請求項1〜7記
載の発明と同一部分についての説明は省略し、その同一
部分については同一符号を用いる。
【0057】ここでは、前述した図8の光学系におい
て、信号検出光学系7内に非点収差法によりフォーカス
エラー信号Foの検出を行うための非点収差プリズムと
してのシリンドリカルレンズ11を配設し、このシリン
ドリカルレンズ11と検出レンズ8との間の光路中に受
光素子12上での光スポットのスポット形状を調整する
屈折率可変プレート17を配設したものである。
【0058】一般に非点収差法では、シリンドリカルレ
ンズ11の収束方向とこれと直交する方向とで集光点が
異なり、光軸上で光スポットは楕円→円→楕円と変化し
ていく。受光面上では光スポットは図9(b)に示すよ
うに円21(破線は楕円)になる位置に設置するのが最
適である。そこで、屈折率可変プレート17の屈折率を
変え受光素子12上での光スポットの状態の微調整を行
うことにより、光スポットを容易に調整でき、これによ
りオフセットの少ない光ヘッドを実現することができ
る。
【0059】次に、請求項9記載の発明の一実施例を図
10に基づいて説明する。なお、請求項1〜8記載の発
明と同一部分についての説明は省略し、その同一部分に
ついては同一符号を用いる。
【0060】ここでは、信号検出光学系7内にナイフエ
ッジ法によりフォーカスエラー信号Foの検出を行うた
めのナイフエッジプリズム20を設け、このナイフエッ
ジプリズム20と検出レンズ8との間の光路中に受光素
子12上での光スポットのスポット形状を調整する屈折
率可変プレート17を配設したものである。
【0061】一般にナイフエッジ法では、2分割受光素
子の分割線上に光スポットが集光されるのが最適であ
り、集光位置がずれていると、オフセットの原因とな
る。そこで、屈折率可変プレート17により屈折率を変
えて受光素子12上での光スポット状態の微調整を行
う。これにより、受光素子12上でのスポット形状を容
易に調整することができ、オフセットの少ない光ヘッド
を実現することができる。
【0062】次に、請求項10記載の発明の一実施例を
図11に基づいて説明する。なお、請求項1〜9記載の
発明と同一部分についての説明は省略し、その同一部分
については同一符号を用いる。
【0063】ここでは、信号検出光学系7内にダブルビ
ームサイズ法により2つのフォーカスエラー信号Foを
検出するためのビーム分割を行うビームスプリッタ22
を配設し、このビームスプリッタ22を通過後の収束光
路中に受光素子12a上での光スポットのスポット形状
を調整する屈折率可変プレート17を配設したものであ
る。
【0064】一般にダブルビームサイズ法の場合、2つ
の受光素子での光スポット径が同じになるのが最適であ
るが、検出レンズは通常1個なので2つの受光素子上で
の光スポット径が検出レンズの焦点を挾んで等しくなる
ように集光位置の調整を行うことは非常に難しい。そこ
で、屈折率可変プレート17を一方の収束光路中に配設
し屈折率を変えて受光素子12a上での光スポット状態
の微調整を行う。これにより、2つの受光素子12a,
12b上の光スポット径が等しくなるように容易に調整
でき、オフセットの少ない光ヘッドを実現することがで
きる。
【0065】次に、請求項11記載の発明の一実施例を
図12に基づいて説明する。なお、請求項1〜6記載の
発明と同一部分についての説明は省略し、その同一部分
については同一符号を用いる。
【0066】ここでは、屈折率可変プレート17を光路
中の光軸に対して傾斜して設置したものである。この傾
斜して配置した例としては、前述した請求項1〜6記載
の発明(図1〜図7参照)においてすでに示してある。
【0067】図16を用いて従来技術でも述べたよう
に、従来は平行平板16を機械的に回転させたり平板の
厚さを変えたりして光路長を変化させ、これにより光軸
調整を行っていた。しかし、屈折率可変プレート17の
屈折率を制御することにより、平行平板16自体を動か
すことなく光軸調整ができるようになる。これにより、
組付け後に光軸調整を行え組付け精度を従来よりも和ら
げることができるようになり、また、その組付け調整を
簡単にしかも正確に行うことができるため、組付け誤差
の少ない光ヘッドを実現することができる。
【0068】次に、請求項12記載の発明の一実施例を
図13に基づいて説明する。なお、請求項7〜10記載
の発明と同一部分についての説明は省略し、その同一部
分については同一符号を用いる。
【0069】ここでは、屈折率可変プレート17を収束
傾向にある光路中の光軸に対して垂直に設置したもので
ある。この垂直して配置した例としては、前述した請求
項7〜10記載の発明(図8〜図11参照)においてす
でに示してある。
【0070】このように垂直に配置することにより、光
軸は変わらず光軸方向の集光位置を変えることができ
る。そして、屈折率可変プレート17の屈折率を変える
ことにより、集光位置の調整を行うことができる。これ
により、レンズの光軸方向への調整が不要となり、ま
た、集光位置が組付け後に調整でき、その調整も簡単に
しかも正確に行うことができるため、組付け易く、誤差
の少ない光ヘッドを実現することができる。
【0071】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、レーザ光源から
出射された光をコリメートレンズによりコリメートし、
このコリメート光を対物レンズにより集光して光ディス
クの面上に照射することにより情報の記録等を行うと共
に、前記光ディスクからの反射光を信号検出光学系内で
検出レンズにより収束させ、その収束された反射光を受
光素子に検出させることにより情報を再生する再生信
号、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号の検出
を行う光ヘッドにおいて、レーザ光源からの出射光が受
光素子に検出されるまでの間の光路中に屈折率を変化さ
せることにより光の光軸調整及び焦点距離の調整を行う
屈折率可変プレートを配設したので、この屈折率可変プ
レートを用いてその屈折率を外部から制御して変化させ
ることにより、光学素子の組付け後に光の振舞を制御で
き、組付け精度を和らげることができるようになり、こ
れにより、組付け調整を簡単にかつ正確に行うことがで
きるため、組付け易く誤差の少ない光ヘッドを実現する
ことができるものである。
【0072】請求項2記載の発明は、レーザ光源から出
射された光をコリメートレンズによりコリメートし、こ
のコリメート光を対物レンズにより集光して光ディスク
の面上に照射することにより情報の記録等を行うと共
に、前記光ディスクからの反射光を信号検出光学系内で
検出レンズにより収束させ、その収束された反射光を受
光素子に検出させることにより情報を再生する再生信
号、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号の検出
を行う光ヘッドにおいて、コリメートレンズを通過した
後のほぼ平行光束な光路中にトラック案内溝方向の光軸
調整を行う屈折率可変プレートを配設したので、この屈
折率可変プレートを用いてトラック案内溝方向の光軸調
整を行うことにより、LDコリメートユニットの組付け
後にその組付け調整を行え、組付け精度を和らげること
ができ、これにより、組付け調整を簡単にかつ正確に行
うことができるため、組付け易く誤差の少ない光ヘッド
を実現することができるものである。
【0073】請求項3記載の発明は、レーザ光源から出
射された光をコリメートレンズによりコリメートし、こ
のコリメート光を対物レンズにより集光して光ディスク
の面上に照射することにより情報の記録等を行うと共
に、前記光ディスクからの反射光を信号検出光学系内で
検出レンズにより収束させ、その収束された反射光を受
光素子に検出させることにより情報を再生する再生信
号、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号の検出
を行う光ヘッドにおいて、コリメートレンズを通過した
後のほぼ平行光束な光路中にトラック案内溝直交方向の
光軸調整を行う屈折率可変プレートを配設したので、こ
の屈折率可変プレートを用いてトラック案内溝直交方向
の光軸調整を行うことにより、LDコリメートユニット
の組付け後にその組付け調整を行え、組付け精度を和ら
げることができ、これにより、組付け調整を簡単にかつ
正確に行うことができるため、組付け易く誤差の少ない
光ヘッドを実現することができるものである。
【0074】請求項4記載の発明は、レーザ光源から出
射された光をコリメートレンズによりコリメートし、こ
のコリメート光を対物レンズにより集光して光ディスク
の面上に照射することにより情報の記録等を行うと共
に、前記光ディスクからの反射光を信号検出光学系内で
検出レンズにより収束させ、その収束された反射光を受
光素子に検出させることにより情報を再生する再生信
号、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号の検出
を行う光ヘッドにおいて、光ディスクからの反射光が信
号検出光学系に導かれた光路中に反射光の光軸調整を行
う屈折率可変プレートを配設したので、この屈折率可変
プレートを用いて受光素子に検出される検出光の光軸調
整を行うことにより、検出光と受光素子との位置関係の
調整を簡単にかつ正確に行うことができ、これにより、
組付け易く誤差の少ない光ヘッドを実現することができ
るものである。
【0075】請求項5記載の発明は、レーザ光源から出
射された光をコリメートレンズによりコリメートし、こ
のコリメート光を対物レンズにより集光して光ディスク
の面上に照射することにより情報の記録等を行うと共
に、前記光ディスクからの反射光を信号検出光学系内で
検出レンズにより収束させ、その収束された反射光を受
光素子に検出させることにより情報を再生する再生信
号、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号の検出
を行う光ヘッドにおいて、信号検出光学系内にナイフエ
ッジ法によりフォーカスエラー信号の検出を行うための
ナイフエッジプリズムを配設し、信号検出光学系内のナ
イフエッジプリズムに入射する前の光路中にナイフエッ
ジプリズムの遮光率の調整を行う屈折率可変プレートを
配設したので、この屈折率可変プレートを用いてナイフ
エッジプリズムの遮光率の調整を行うことにより、組付
け調整を簡単にかつ正確に行うことができ、これによ
り、組付け易く誤差の少ない光ヘッドを実現することが
できるものである。
【0076】請求項6記載の発明は、レーザ光源から出
射された光をコリメートレンズによりコリメートし、こ
のコリメート光を対物レンズにより集光して光ディスク
の面上に照射することにより情報の記録等を行うと共
に、前記光ディスクからの反射光を信号検出光学系内で
検出レンズにより収束させ、その収束された反射光を受
光素子に検出させることにより情報を再生する再生信
号、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号の検出
を行う光ヘッドにおいて、信号検出光学系内にナイフエ
ッジ法によりフォーカスエラー信号の検出を行うための
ナイフエッジプリズムを配設し、このナイフエッジプリ
ズムと受光素子との間の光路中にその受光素子上での光
スポット位置の調整を行う屈折率可変プレートを配設し
たので、この屈折率可変プレートを用いて受光素子上で
の光スポットの位置を調整することにより、検出光と受
光素子との位置関係の調整を簡単にかつ正確に行うこと
ができ、これにより、組付け易く誤差の少ない光ヘッド
を実現することができるものである。
【0077】請求項7記載の発明は、レーザ光源から出
射された光をコリメートレンズによりコリメートし、こ
のコリメート光を対物レンズにより集光して光ディスク
の面上に照射することにより情報の記録等を行うと共
に、前記光ディスクからの反射光を信号検出光学系内で
検出レンズにより収束させ、その収束された反射光を受
光素子に検出させることにより情報を再生する再生信
号、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号の検出
を行う光ヘッドにおいて、光ディスクからの反射光が検
出レンズを通過した光路中に受光素子上での光スポット
が所定の大きさに収束されるように調整する屈折率可変
プレートを配設したので、この屈折率可変プレートを用
いて屈折率を変えることにより、受光素子面上での光ス
ポットの大きさを容易に調整することができ、これによ
り、オフセットの少ない光ヘッドを実現することができ
るものである。
【0078】請求項8記載の発明は、レーザ光源から出
射された光をコリメートレンズによりコリメートし、こ
のコリメート光を対物レンズにより集光して光ディスク
の面上に照射することにより情報の記録等を行うと共
に、前記光ディスクからの反射光を信号検出光学系内で
検出レンズにより収束させ、その収束された反射光を受
光素子に検出させることにより情報を再生する再生信
号、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号の検出
を行う光ヘッドにおいて、信号検出光学系内に非点収差
法によりフォーカスエラー信号の検出を行うための非点
収差プリズムを配設し、この非点収差プリズムと検出レ
ンズとの間の光路中に受光素子上での光スポットのスポ
ット形状を調整する屈折率可変プレートを配設したの
で、この屈折率可変プレートを用いて屈折率を変えるこ
とにより、受光素子面上での光スポットの状態を容易に
調整することができ、これにより、オフセットの少ない
光ヘッドを実現することができるものである。
【0079】請求項9記載の発明は、レーザ光源から出
射された光をコリメートレンズによりコリメートし、こ
のコリメート光を対物レンズにより集光して光ディスク
の面上に照射することにより情報の記録等を行うと共
に、前記光ディスクからの反射光を信号検出光学系内で
検出レンズにより収束させ、その収束された反射光を受
光素子に検出させることにより情報を再生する再生信
号、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号の検出
を行う光ヘッドにおいて、信号検出光学系内にナイフエ
ッジ法によりフォーカスエラー信号の検出を行うための
ナイフエッジプリズムを設け、このナイフエッジプリズ
ムと検出レンズとの間の光路中に受光素子上での光スポ
ットのスポット形状を調整する屈折率可変プレートを配
設したので、この屈折率可変プレートを用いて屈折率を
変えることにより、受光素子面上での光スポットのスポ
ット形状を容易に調整することができ、これにより、オ
フセットの少ない光ヘッドを実現することができるもの
である。
【0080】請求項10記載の発明は、レーザ光源から
出射された光をコリメートレンズによりコリメートし、
このコリメート光を対物レンズにより集光して光ディス
クの面上に照射することにより情報の記録等を行うと共
に、前記光ディスクからの反射光を信号検出光学系内で
検出レンズにより収束させ、その収束された反射光を受
光素子に検出させることにより情報を再生する再生信
号、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号の検出
を行う光ヘッドにおいて、信号検出光学系内にダブルビ
ームサイズ法により2つのフォーカスエラー信号を検出
するためのビーム分割を行うビームスプリッタを配設
し、このビームスプリッタにより分割された一方の収束
光路中に受光素子上での光スポットのスポット形状を調
整する屈折率可変プレートを配設したので、この屈折率
可変プレートを用いて1つの受光素子上での光スポット
のスポット形状を調整することにより、2つの受光素子
上のスポット径が等しくなるように容易に調整すること
ができ、これにより、オフセットの少ない光ヘッドを実
現することができるものである。
【0081】請求項11記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5又は6記載の発明において、屈折率可変プレ
ートを光路中の光軸に対して傾斜して設置したので、組
付け後に光軸調整を行え組付け精度を和らげることがで
き、これにより、組付け調整を簡単にかつ正確に行うこ
とができるため、組付け易く誤差の少ない光ヘッドを実
現することができるものである。
【0082】請求項12記載の発明は、請求項7,8,
9又は10記載の発明において、屈折率可変プレートを
収束傾向にある光路中の光軸に対して垂直に設置したの
で、レンズの光軸方向への調整が和らげられ、集光位置
が組付け後に調整でき、これにより、組付け調整を簡単
にかつ正確に行うことができるため、組付け易く誤差の
少ない光ヘッドを実現することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施例である屈折率可
変プレートの形状を示す側面図である。
【図2】請求項2記載の発明の一実施例を示す構成図で
ある。
【図3】請求項3記載の発明の一実施例を示す構成図で
ある。
【図4】図3の光学系を含めて示す全体構成図である。
【図5】請求項4記載の発明の一実施例を示す全体構成
図である。
【図6】請求項5記載の発明の一実施例を示す構成図で
ある。
【図7】請求項6記載の発明の一実施例を示す構成図で
ある。
【図8】請求項7及び8記載の発明の一実施例を示す全
体構成図である。
【図9】(a)は請求項8記載の発明の一実施例を示す
構成図、(b)はその受光素子面上の光スポット形状を
示す正面図である。
【図10】請求項9記載の発明の一実施例を示す全体構
成図である。
【図11】請求項10記載の発明の一実施例を示す全体
構成図である。
【図12】請求項11記載の発明の一実施例を示す側面
図である。
【図13】請求項12記載の発明の一実施例を示す全体
構成図である。
【図14】従来の光ヘッドを示す全体構成図である。
【図15】従来の光軸合わせの様子を示す構成図であ
る。
【図16】従来の屈折率可変プレートの形状例を示す側
面図である。
【符号の説明】
1 レーザ光源 2 コリメートレンズ 5 対物レンズ 6 光ディスク 7 信号検出光学系 8 検出レンズ 10,12 受光素子 17 屈折率可変プレート 20 ナイフエッジプリズム a 反射光

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源から出射された光をコリメー
    トレンズによりコリメートし、このコリメート光を対物
    レンズにより集光して光ディスクの面上に照射すること
    により情報の記録等を行うと共に、前記光ディスクから
    の反射光を信号検出光学系内で検出レンズにより収束さ
    せ、その収束された反射光を受光素子に検出させること
    により情報を再生する再生信号、フォーカスエラー信
    号、トラックエラー信号の検出を行う光ヘッドにおい
    て、前記レーザ光源からの出射光が前記受光素子に検出
    されるまでの間の光路中に、屈折率を変化させることに
    より光の光軸調整及び焦点距離の調整を行う屈折率可変
    プレートを配設したことを特徴とする光ヘッド。
  2. 【請求項2】 レーザ光源から出射された光をコリメー
    トレンズによりコリメートし、このコリメート光を対物
    レンズにより集光して光ディスクの面上に照射すること
    により情報の記録等を行うと共に、前記光ディスクから
    の反射光を信号検出光学系内で検出レンズにより収束さ
    せ、その収束された反射光を受光素子に検出させること
    により情報を再生する再生信号、フォーカスエラー信
    号、トラックエラー信号の検出を行う光ヘッドにおい
    て、前記コリメートレンズを通過した後のほぼ平行光束
    な光路中に、トラック案内溝方向の光軸調整を行う屈折
    率可変プレートを配設したことを特徴とする光ヘッド。
  3. 【請求項3】 レーザ光源から出射された光をコリメー
    トレンズによりコリメートし、このコリメート光を対物
    レンズにより集光して光ディスクの面上に照射すること
    により情報の記録等を行うと共に、前記光ディスクから
    の反射光を信号検出光学系内で検出レンズにより収束さ
    せ、その収束された反射光を受光素子に検出させること
    により情報を再生する再生信号、フォーカスエラー信
    号、トラックエラー信号の検出を行う光ヘッドにおい
    て、前記コリメートレンズを通過した後のほぼ平行光束
    な光路中に、トラック案内溝直交方向の光軸調整を行う
    屈折率可変プレートを配設したことを特徴とする光ヘッ
    ド。
  4. 【請求項4】 レーザ光源から出射された光をコリメー
    トレンズによりコリメートし、このコリメート光を対物
    レンズにより集光して光ディスクの面上に照射すること
    により情報の記録等を行うと共に、前記光ディスクから
    の反射光を信号検出光学系内で検出レンズにより収束さ
    せ、その収束された反射光を受光素子に検出させること
    により情報を再生する再生信号、フォーカスエラー信
    号、トラックエラー信号の検出を行う光ヘッドにおい
    て、前記光ディスクからの反射光が前記信号検出光学系
    に導かれた光路中に、前記反射光の光軸調整を行う屈折
    率可変プレートを配設したことを特徴とする光ヘッド。
  5. 【請求項5】 レーザ光源から出射された光をコリメー
    トレンズによりコリメートし、このコリメート光を対物
    レンズにより集光して光ディスクの面上に照射すること
    により情報の記録等を行うと共に、前記光ディスクから
    の反射光を信号検出光学系内で検出レンズにより収束さ
    せ、その収束された反射光を受光素子に検出させること
    により情報を再生する再生信号、フォーカスエラー信
    号、トラックエラー信号の検出を行う光ヘッドにおい
    て、前記信号検出光学系内にナイフエッジ法によりフォ
    ーカスエラー信号の検出を行うためのナイフエッジプリ
    ズムを配設し、前記信号検出光学系内の前記ナイフエッ
    ジプリズムに入射する前の光路中に前記ナイフエッジプ
    リズムの遮光率の調整を行う屈折率可変プレートを配設
    したことを特徴とする光ヘッド。
  6. 【請求項6】 レーザ光源から出射された光をコリメー
    トレンズによりコリメートし、このコリメート光を対物
    レンズにより集光して光ディスクの面上に照射すること
    により情報の記録等を行うと共に、前記光ディスクから
    の反射光を信号検出光学系内で検出レンズにより収束さ
    せ、その収束された反射光を受光素子に検出させること
    により情報を再生する再生信号、フォーカスエラー信
    号、トラックエラー信号の検出を行う光ヘッドにおい
    て、前記信号検出光学系内にナイフエッジ法によりフォ
    ーカスエラー信号の検出を行うためのナイフエッジプリ
    ズムを配設し、このナイフエッジプリズムと前記受光素
    子との間の光路中にその受光素子上での光スポット位置
    の調整を行う屈折率可変プレートを配設したことを特徴
    とする光ヘッド。
  7. 【請求項7】 レーザ光源から出射された光をコリメー
    トレンズによりコリメートし、このコリメート光を対物
    レンズにより集光して光ディスクの面上に照射すること
    により情報の記録等を行うと共に、前記光ディスクから
    の反射光を信号検出光学系内で検出レンズにより収束さ
    せ、その収束された反射光を受光素子に検出させること
    により情報を再生する再生信号、フォーカスエラー信
    号、トラックエラー信号の検出を行う光ヘッドにおい
    て、前記光ディスクからの反射光が前記検出レンズを通
    過した光路中に、前記受光素子上での光スポットが所定
    の大きさに収束されるように調整する屈折率可変プレー
    トを配設したことを特徴とする光ヘッド。
  8. 【請求項8】 レーザ光源から出射された光をコリメー
    トレンズによりコリメートし、このコリメート光を対物
    レンズにより集光して光ディスクの面上に照射すること
    により情報の記録等を行うと共に、前記光ディスクから
    の反射光を信号検出光学系内で検出レンズにより収束さ
    せ、その収束された反射光を受光素子に検出させること
    により情報を再生する再生信号、フォーカスエラー信
    号、トラックエラー信号の検出を行う光ヘッドにおい
    て、前記信号検出光学系内に非点収差法によりフォーカ
    スエラー信号の検出を行うための非点収差プリズムを配
    設し、この非点収差プリズムと前記検出レンズとの間の
    光路中に前記受光素子上での光スポットのスポット形状
    を調整する屈折率可変プレートを配設したことを特徴と
    する光ヘッド。
  9. 【請求項9】 レーザ光源から出射された光をコリメー
    トレンズによりコリメートし、このコリメート光を対物
    レンズにより集光して光ディスクの面上に照射すること
    により情報の記録等を行うと共に、前記光ディスクから
    の反射光を信号検出光学系内で検出レンズにより収束さ
    せ、その収束された反射光を受光素子に検出させること
    により情報を再生する再生信号、フォーカスエラー信
    号、トラックエラー信号の検出を行う光ヘッドにおい
    て、前記信号検出光学系内にナイフエッジ法によりフォ
    ーカスエラー信号の検出を行うためのナイフエッジプリ
    ズムを配設し、このナイフエッジプリズムと前記検出レ
    ンズとの間の光路中に前記受光素子上での光スポットの
    スポット形状を調整する屈折率可変プレートを配設した
    ことを特徴とする光ヘッド。
  10. 【請求項10】 レーザ光源から出射された光をコリメ
    ートレンズによりコリメートし、このコリメート光を対
    物レンズにより集光して光ディスクの面上に照射するこ
    とにより情報の記録等を行うと共に、前記光ディスクか
    らの反射光を信号検出光学系内で検出レンズにより収束
    させ、その収束された反射光を受光素子に検出させるこ
    とにより情報を再生する再生信号、フォーカスエラー信
    号、トラックエラー信号の検出を行う光ヘッドにおい
    て、前記信号検出光学系内にダブルビームサイズ法によ
    り2つのフォーカスエラー信号を検出するためのビーム
    分割を行うビームスプリッタを配設し、このビームスプ
    リッタにより分割された一方の収束光路中に受光素子上
    での光スポットのスポット形状を調整する屈折率可変プ
    レートを配設したことを特徴とする光ヘッド。
  11. 【請求項11】 屈折率可変プレートを光路中の光軸に
    対して傾斜して設置したことを特徴とする請求項1,
    2,3,4,5又は6記載の光ヘッド。
  12. 【請求項12】 屈折率可変プレートを収束傾向にある
    光路中の光軸に対して垂直に設置したことを特徴とする
    請求項7,8,9又は10記載の光ヘッド。
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