JPH06127423A - 油圧作動型操向装置 - Google Patents

油圧作動型操向装置

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JPH06127423A
JPH06127423A JP27848492A JP27848492A JPH06127423A JP H06127423 A JPH06127423 A JP H06127423A JP 27848492 A JP27848492 A JP 27848492A JP 27848492 A JP27848492 A JP 27848492A JP H06127423 A JPH06127423 A JP H06127423A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧作動型の操向装置を小型化して任意の旋
回半径が得られるようにする。 【構成】 操向レバーにより切換られる第二の操向切換
弁54bと自動操向制御回路等により切り換えられる第
一の操向切換弁54aを設け、サイドクラッチとサイド
ブレーキを作動させるピストン41を収納したシリンダ
ー1aと前記操向切換弁54a・54bの間にシーケン
ス弁55を設け、操向レバー或いは自動操向制御回路か
らの操作により切換作動して任意の旋回を可能にしたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、左右のクローラ式走行
装置へ独立的に動力の断・接を行い更に遮断側のクロー
ラ装置に制動を行える操向機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から左右のクローラ装置へエンジン
動力を独立的に伝達・遮断するクラッチと、エンジン動
力遮断側のクローラ装置を制動するブレーキからなる操
向機構を油圧シリンダーにて操作すべく構成した技術は
公知となっているのである。例えば、特開昭63−46
973号公報の技術である。この技術はシリンダーのク
ラッチ入りからクラッチ切りへのピストンストローク位
置に油排出路を設けてタンクに接続したものであって、
この油排出路の途中に圧力調整装置を設け、ブレーキ操
作に伴って圧力調整装置を作動させていたのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
においては、サイドクラッチとサイドブレーキを操作す
る弁は一個の共通する操向切換弁として構成されてお
り、クラッチを切る時は調整装置を作動させず、そして
また、サイドブレーキを効かせる時には前記操向切換弁
を作用位置へ切り換えた後で圧力調整装置を作動させる
連係機構が必要であり、この順次作動が狂って操向切換
弁の切換前に圧力調整装置が作動した状態であると操向
切換弁を切り換えた瞬間に直ぐ急旋回となり任意の旋回
半径が得難いものであったのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明
する。即ち、左右のクローラ装置に対して独立的にエン
ジン動力伝達を断接するサイドクラッチと、エンジン動
力遮断側のクローラ装置を制動するサイドブレーキを、
油圧により駆動されるピストン41にて操作すべく構成
し、該ピストン41を収容するシリンダー1aのクラッ
チ入りからクラッチ切りへのストローク位置に油排出路
1cを設けたものにおいて、シリンダー1aの油供給路
1bに対し、第一の操向切換弁54aを配置してある第
一の給油回路36と、圧力調整装置に連動連係された第
二の操向切換弁54bを配置してある第二の給油回路3
7とを並列に設けると共に、油供給路1bに第一の給油
回路36又は第二の給油回路37を択一接続するシーケ
ンス弁55であって、第一の給油回路36を油供給路1
bに接続する(イ)位置では前記油排出路1cをタンク
側に接続し、第二の給油回路37を油供給路1bに接続
する(ロ)位置では油排出路1cをブロックするシーケ
ンス弁55を設け、第一の操向切換弁54aを作用位置
へ切り換える時に該シーケンス弁55を(イ)位置へ切
り換えるよう連動連係したものである。
【0005】また、前記シーケンス弁55が(イ)位置
の時では、油排出路1cを第二の給油回路37に接続
し、第二の操向切換弁54bの中立位置を介してタンク
側に接続するよう構成したものである。そして前記サイ
ドクラッチを、エンジン動力が伝達される駆動回転体に
対し、左右のクローラ装置に連動連結する左右一対の従
動回転体33を各々軸方向へ摺動させて噛合・離脱自在
として構成すると共に、離脱時の従動回転体33の摺動
によりサイドブレーキを作動させて従動回転体を制動す
るように構成したものであって、ミッションケースに筒
状部を一体的に成形し、その内部にシリンダー1aを成
形しピストン41を配設して、従動回転体を摺動操作自
在に係合させると共に、該筒状部に、前記油供給路1b
及び油排出路1cを形成したものである。
【0006】
【実施例】次に走行車両をコンバインとした場合の実施
例について説明する。図1はトランスミッションのスケ
ルトン図、図2は油圧作動型操向装置の断面図、図3は
本発明の油圧回路図、図4はシリンダーを別体とした油
圧作動型操向装置の断面図、図5は同じくシリンダーの
斜視図である。図1において、図外のミッションケース
に横架された入力軸2上の一端に入力プーリー3が固設
され、他端に油圧ポンプP1、P2が付設され、ミッシ
ョンケース内の入力軸2上には遊嵌ギア4と摺動二連ギ
ア5が外嵌され、摺動二連ギア5を摺動することによ
り、副変速軸6上の歯車8又は歯車9又は遊嵌ギア4と
係止爪にて係合して副変速軸6上の歯車7をそれぞれ選
択噛合させて三段の副変速を可能としているのである。
【0007】また、前記摺動歯車5は中間軸11上の幅
広歯車12と常時噛合し、中間軸11上の歯車13よ
り、動力取出軸16上に遊嵌させた筒軸14a上の摺動
二連歯車14bに伝え、該筒軸14aには油圧クラッチ
よりなる油圧アクチュエーター15を介して動力取出軸
16と一体回転することが可能とされている。該動力取
出軸16に出力プーリー17を固設して図外の作業機
(刈取装置)を駆動可能としているのである。摺動二連
歯車14bはその摺動により歯車13又は幅広歯車12
に選択噛合して二段の変速が可能とされている。
【0008】前記副変速軸6上の歯車9は変速一軸21
上に遊嵌した歯車23及び変速二軸22上に遊嵌した歯
車24と噛合し、副変速軸6上に固設した歯車10は変
速一軸21上に遊嵌した歯車25と噛合し、該歯車25
は変速二軸22上に遊嵌した歯車26と噛合しているの
である。そして、該変速一軸21と歯車25の間に一速
油圧クラッチF1が介装され、変速二軸22と歯車24
の間に二速油圧クラッチF2が介装され、変速一軸21
と歯車23の間に三速油圧クラッチF3が介装され、変
速二軸22と歯車26の間に後進速油圧クラッチRが介
装されて前進三段、後進一段の油圧クラッチ式変速装置
が構成され、図外の主変速レバーを回動して、後述の切
換バルブ43を切り換えることによりそれぞれの油圧ク
ラッチが選択的に接続され変速が行われるのである。
【0009】また、変速一軸21中央に形成した歯車2
7、及び、変速二軸22中央に形成した歯車28がサイ
ドクラッチ軸29上に固設した歯車30と噛合し、変速
二軸22端にはブレーキドラム32が固設され、駐車ブ
レーキを構成している。該歯車30の軸芯側両側面には
駆動回転体となる内歯30L・30Rが形成され、サイ
ドクラッチ軸29上に遊嵌した従動回転体33L・33
Rの歯部33La・33Raと噛合可能としてサイドク
ラッチを構成し、該従動回転体33L・33Rとミッシ
ョンケースの間にサイドブレーキSBL・SBRが形成
され、前記歯部33La・33Raが車軸31L・31
R上の歯車34L・34Rと常時噛合し、該車軸31L
・31R両端にスプロケット35L・35Rを固設して
左右のクローラ装置を駆動可能としているのである。
【0010】油圧作動型操向装置は前記サイドクラッチ
とサイドブレーキの組合わせからなり、その具体的構成
を図2に基づいて説明する。1は前記ミッションケース
である。前記内歯30L・30Rに噛み合う方向へバネ
付勢された従動回転体33L・33Rの軸端側に、スプ
ラインを刻設したボス部が一体的に延出形成されてい
る。サイドクラッチ軸29の軸端を支持するカバー29
aにはミッションケース内方へ向けて係止爪が円周方向
数箇所に形成され、前記ボス部と係止爪の間にサイドブ
レーキの摩擦板40・40・・・を重合配設し、前記カ
バー29aを装着するミッションケース部位よりその内
側へ筒状部を、前記ボス部と従動回転体33L・33R
の長手方向略中間位置まで一体的に延出形成し、その内
端側にシリンダー1a・1aを形成してピストン41を
配設し、前記ボス部にスラストベアリングを介して接当
されている。
【0011】該筒状部にはシリンダー1a・1aに連通
する油供給路1b・1bを設け、ミッションケースの側
面に貼設された油路板39の油路39aに接続してい
る。該油路39aよりシリンダー1a・1aへ給油して
ピストン41をストロークさせることで、前記従動回転
体33L・33Rを反付勢方向へ移動させ、サイドクラ
ッチが切れ、次いでサイドブレーキが作動する。尚、ピ
ストン41のサイドクラッチ切りストロークに対応する
シリンダー1a・1aの部位に油排出路1c・1cを開
口させて油路板39の油路39bに接続してあり、後述
するシーケンス弁55L・55Rによって選択的にタン
ク側へ接続することで、サイドクラッチだけを切り、サ
イドブレーキを作動しないようにも構成している。
【0012】前記筒状部はミッションケース1と別体に
構成することも可能であり、図4、図5に示すように、
筒状部の代わりに筒体42L・42Rがミッションケー
ス1とカバー29a・29aの間に嵌合され、該筒体4
2の側面に油溝42a・42b・42cが穿設され、該
油溝42aは油路39aと接続してシリンダー1aの油
供給路1bにつながり、油溝42bは油路39bと接続
して油排出路1cにつながり、ピストン41を作動可能
とし、油溝42cは、サイドブレーキの摩擦板へ潤滑油
を流す潤滑油ポートとしているのである。また、この筒
状部はミッションケース1の外方側に一体的に設けるこ
とも可能である。
【0013】そして、前記油圧クラッチF1・F2・F
3・R1及び油圧アクチュエーター15、油圧作動型操
向装置の左右のシリンダー1a・1aは図3に示す油圧
回路の如く接続されているのである。即ち、油圧ポンプ
P1からの圧油は切換バルブ43を介して油圧クラッチ
F1・F2・F3・Rに送油可能とされ、該切換バルブ
43を切り換えることにより油圧クラッチを択一的に係
合して、変速ができるようにしており、この変速の切換
時にショックが生じないように、ディレイリリーフバル
ブ44とオープンバルブ45を切換バルブ43の一次側
に設けているのである。
【0014】そして、油圧ポンプP2からの圧油はフロ
ーデバイダー46より二方向に分岐され、一方は切換弁
47を介して油圧シリンダー48と接続されて、作業機
A(刈取装置)を昇降可能とし、フローデバイダー46
より分岐した他方を油圧アクチュエーター15の給油回
路49に接続し、この給油回路49中に前記切換バルブ
43に連動連結して切り換えられる開閉弁50を挿入配
置している。開閉弁50は切換バルブ43が前進一速、
二速、三速の時のみ給油回路49が連通して油圧アクチ
ュエーター15へ送油可能とするポジションを備え、中
立及び後進速の時には油圧アクチュエーター15の供給
回路49を戻り油回路53に連結するポジションを備え
ている。51は作業(刈取)操作切換弁であり、人為的
に油圧アクチュエーター15をON/OFFすることが
できる。52は油圧アクチュエーター15の作動油圧を
設定するリリーフ弁であり、リリーフ油は戻り油回路5
3へ流される。また油圧アクチュエータ15のアンロー
ドスプリングは後述する圧力調整装置(可変リリーフ
弁)54cの最高リリーフ圧でのバネ力よりも高いよう
に設定されている。
【0015】該開閉弁50の戻り油回路53は油圧作動
型操向装置の給油回路に接続されている。即ち、開閉弁
50の戻り油回路53から流れる油を、電磁弁よりなる
第一の操向切換弁54aの中立位置を通過して第二の供
給回路37に至り、該第二の供給回路37には第二の操
向切換弁54bが配置され、該操向切換弁54bを図外
の操向レバーにより中立位置から左右いずれかの作用位
置へ切り換えると可変リリーフ弁54cによって昇圧さ
れた油が、パイロット圧作動型のシーケンス弁55L又
は55Rを通って油供給路1b・1bから左右いずれか
のシリンダー1a・1aへ給油される。なお、この状態
ではシーケンス弁55L・55Rは(ロ)位置をとり、
前記油排出路1c・1cとタンク側をブロックしてい
る。
【0016】前記第一の操向切換弁54aは、図外の自
動制御回路等により駆動されるものであり、その中立位
置から左右いずれかの作用位置へ切り換えられると、開
閉弁50の戻り油回路53からの油は第一の供給回路3
6を経てシーケンス弁55L・55Rのパイロット油路
56L又は56Rに流れてシーケンス弁55L又は55
Rを(イ)位置に切り換え前記油排出路1c・1cが、
第二の操向切換弁54bの中立位置を介してタンク側に
連通された状態で、油供給路1b・1bから左右いずれ
かのシリンダー1a・1aへ給油される。よって、ピス
トン41はシリンダー1a内をストロークするものの油
排出路1cの開口部位まででそのストロークは止められ
る。
【0017】このような構成において、油圧ポンプP1
からの圧油は主変速レバーを回動して切換バルブ43を
切り換えることによって油圧クラッチF1・F2・F3
・Rの1つに送油されてクラッチを接として変速が行わ
れ、切換バルブ43の切り換えにより同時に開閉弁50
も切り換えられるのである。該開閉弁50の切換えによ
り、前進一速、二速、三速の時は油圧アクチュエーター
15の給油回路49に油圧ポンプP2からの圧油が送油
されて、作業操作切換弁51を切り換えると油圧アクチ
ュエーター15をONし動力取出軸16が回転して作業
機Aを駆動し、また、この状態で主変速レバーを中立又
は後進速に切り換えると、開閉弁50も同時に切り換わ
り油圧ポートP2からの圧油は油圧アクチュエーター1
5側へは送油されず戻り油回路53へ送油されると共
に、油圧アクチュエーター15の作動油はドレンされて
動力取出軸16は回転されなくなるのである。
【0018】油圧アクチュエーター15が作動している
時は、リリーフ弁52にて作動油圧に設定された後のリ
リーフ油が開閉弁50を通過して戻り油回路53へ流さ
れ、また、油圧アクチュエーター15が作動していない
時には給油回路49からの油が開閉弁50を通過して直
接に戻り油回路53へ流されるので、油圧アクチュエー
ター15の作動・非作動にかかわらず、油圧作動型操向
装置の第一の操向切換弁54aや第二の操向切換弁54
b方向へ油が常時供給されている。
【0019】操向レバーを適宜回動して第二の操向切換
弁54bを中立位置より作用位置へ切り換えると、可変
リリーフ弁54cにて昇圧された油が、第二の給油回路
37より左右いずれかのシリンダー1a・1aに給油さ
れ、ピストン41が前記従動回転体33L又は33R
を、内歯30L又は30Rより離間させて一方のサイド
クラッチを切り、次いで、前記摩擦板を押圧してサイド
ブレーキが作動して車軸が制動され機体が旋回する。操
向レバーの回動操作量増加に比例して、可変リリーフ弁
54cのリリーフ圧が高くなりサイドブレーキの摩擦板
に対する押圧力が大きくなるので、車両は緩旋回から急
旋回まで任意の旋回半径が得られる。
【0020】また、図外の自動制御回路等により第一の
操向切換弁54aが中立位置より作用位置へ切り換えら
れると、シーケンス弁55L又は55Rが(イ)位置に
切り換わり前記油排出路1cがタンク側に連通した状態
で、開閉弁50の戻り油回路53からの油が、第一の給
油回路36より左右いずれかのシリンダー1a・1aに
給油されるのでピストン41はサイドクラッチを切るだ
けのストロークしか得られず、車両は緩旋回のみとな
る。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く構
成したので、第一の操向切換弁54aを作用位置へ操作
する時はシーケンス弁55が自動的に(イ)位置に切り
換わって、油排出路1cがタンク側に接続されてピスト
ン41はそれ以上にストロークされず、サイドクラッチ
だけを作動させることができるようになり、また第一の
操向切換弁54aが中立位置の時はシーケンス弁55が
自動的に(ロ)位置に切り換わっており、第二の操向切
換弁54bを作用位置への操作量増加に比例して圧力調
整装置により第二の供給回路37を流れる油圧力を高め
てゆき、油排出路1cがブロックされているためにシリ
ンダー1a内の油圧上昇とともにピストン41が更にス
トロークし得てサイドブレーキの制動力を徐々に高めて
ゆくことができるのである。よって、油供給路1b側に
おいて圧力制御する為にサイドクラッチの操作とサイド
ブレーキの圧力調整装置の作動とは必然的に順次動作と
なり、従来は必要であった連係機構がなくされる上に、
緩旋回から急旋回まで任意の旋回半径が得られて操縦性
能を向上させることができたのである。
【0022】また、請求項2の如く構成したので、第二
の操向切換弁の中立位置を利用して油搬出路1cをタン
ク側に接続するので、油路接続構成が単純化されたので
ある。また、請求項3の如く構成したので、油圧作動型
操向装置を全体的に小型化することができたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】トランスミッションのスケルトン図である。
【図2】油圧作動型操向装置の断面図である。
【図3】本発明の油圧回路図である。
【図4】シリンダーを別体とした油圧作動型操向装置の
断面図である。
【図5】同じくシリンダーの斜視図である。
【符号の説明】
P1・P2 油圧ポンプ SBL・SBR サイドブレーキ 1a シリンダー 1b 油供給路 1c 油排出路 33 従動回転体 41 ピストン 54a 第一の操向切換弁 54b 第二の操向切換弁 55 シーケンス弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のクローラ装置に対して独立的にエ
    ンジン動力伝達を断接するサイドクラッチと、エンジン
    動力遮断側のクローラ装置を制動するサイドブレーキ
    を、油圧により駆動されるピストン41にて操作すべく
    構成し、該ピストン41を収容するシリンダー1aのク
    ラッチ入りからクラッチ切りへのストローク位置に油排
    出路1cを設けたものにおいて、シリンダー1aの油供
    給路1bに対し、第一の操向切換弁54aを配置してあ
    る第一の給油回路36と、圧力調整装置に連動連係され
    た第二の操向切換弁54bを配置してある第二の給油回
    路37とを並列に設けると共に、油供給路1bに第一の
    給油回路36又は第二の給油回路37を択一接続するシ
    ーケンス弁55であって、第一の給油回路36を油供給
    路1bに接続する(イ)位置では前記油排出路1cをタ
    ンク側に接続し、第二の給油回路37を油供給路1bに
    接続する(ロ)位置では油排出路1cをブロックするシ
    ーケンス弁55を設け、第一の操向切換弁54aを作用
    位置へ切り換える時に該シーケンス弁55を(イ)位置
    へ切り換えるよう連動連係したことを特徴とする油圧作
    動型操向装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の操向装置において、シー
    ケンス弁55が(イ)位置の時では、油排出路1cを第
    二の給油回路37に接続し、第二の操向切換弁54bの
    中立位置を介してタンク側に接続するよう構成したこと
    を特徴とする油圧作動型操向装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の操向装置において、サイ
    ドクラッチを、エンジン動力が伝達される駆動回転体に
    対し、左右のクローラ装置に連動連結する左右一対の従
    動回転体33を各々軸方向へ摺動させて噛合・離脱自在
    として構成すると共に、離脱時の従動回転体33の摺動
    によりサイドブレーキを作動させて従動回転体を制動す
    るように構成したものであって、ミッションケースに筒
    状部を一体的に成形し、その内部にシリンダー1aを成
    形しピストン41を配設して、従動回転体を摺動操作自
    在に係合させると共に、該筒状部に、前記油供給路1b
    及び油排出路1cを形成したことを特徴とする油圧作動
    型操向装置。
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