JPH0612203Y2 - ロ−タリピストンエンジンのケ−シングシ−ル構造 - Google Patents

ロ−タリピストンエンジンのケ−シングシ−ル構造

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JPH0612203Y2
JPH0612203Y2 JP1986141900U JP14190086U JPH0612203Y2 JP H0612203 Y2 JPH0612203 Y2 JP H0612203Y2 JP 1986141900 U JP1986141900 U JP 1986141900U JP 14190086 U JP14190086 U JP 14190086U JP H0612203 Y2 JPH0612203 Y2 JP H0612203Y2
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JP
Japan
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rubber
resin layer
joining
joint
sealing rubber
Prior art date
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Application number
JP1986141900U
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JPS6348901U (ja
Inventor
順章 藤本
憲之 栗尾
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ロータリピストンエンジンのケーシングシー
ル構造に関し、特にシーリングラバーの改善に関するも
のである。
(従来技術) 従来から、ハウジング合わせ面にシーリングラバー溝を
設け、該溝にシーリングラバーを嵌挿して、上記ハウジ
ング合わせ面をシールするようにしたロータリピストン
エンジンのケーシングシール構造は知られている(例え
ば、実開昭60−81201号公報参照)。
一方、近年高出力化に伴なう燃焼圧力及び燃焼ガス温の
上昇により、上記シーリングラバーの耐久性及び信頼性
が低下してしまう恐れがあり、これを解消するものとし
て、第3図に示す様に、ラバー本体60aの内外側にテ
フロン等の耐久性の優れた合成樹脂層60bを設けたも
のがある。このシーリングラバー60の成形方法は、ラ
バー本体60a,2枚の合成樹脂層60bの3層を、一
端を合わせて巻き締めするというものであり、必然的に
第3図の様に形成される。
しかしながら、上記のものにおいては、シリコン系の接
合用ゴム60cにより接合される接合部60dに、4層
の合成樹脂層60bが存在する為、ラバー本体60aあ
るいは接合用ゴム60cが示める割合が小さくなり、十
分にシール性を確保できないという問題があり、上記接
合部60dを、燃焼ガス圧の影響が少ない吸気側に配設
することにより、燃焼ガスの冷却水通路内への吹き抜け
を極力防止するようにしていた。ところが、エンジン出
力増大化の為に、過給機を用いるものでは、吸気圧力が
上昇してしまい、上述の燃焼ガスによるダメージの低い
吸気側に接合部60dを配設するという事が無意味とな
ってしまった。
この問題を解消するにあたっては、上記接合部60dで
のラバー本体60aあるいは接合用ゴム60cの示す割
合を大きくする為に、接合部60dの接合面側に位置す
る合成樹脂層60bの2層をなくすことが考えられる
が、接合部60dの強度が低下し、引張り荷重に対し不
利(切損を起こす)となる恐れがある。更に、上記合成
樹脂層60bを接合面から除去した場合、上記した成形
方法の関係により合成樹脂層60bの除去部がバラツ
キ、上記接合面から除去部までの距離が長くなったもの
においては、圧力変動等により合成樹脂層60bが、剥
離したり、除去部を基点としてクラックが発生したりす
る問題がある。
(考案の目的) 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
り、シーリングラバーの接合部の強度低下を極力防止し
つつ、かつ該接合部のシール性を高めることにより、信
頼性及び耐久性の優れたロータリピストンエンジンのケ
ーシングシール構造を提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案は、上記目的達成のため、シーリングラバーの接
合部を形成する両係合突出部のうち、一方の係合突出部
にその段状の接合面から該接合面に連接する側面に亘っ
て、上記合成樹脂層をなくした除去部を設けると共に、
該除去部と他方の係合突出部間に接合用ゴムを介在する
と共に、該接合用ゴムの端部に上記一方の係合突出部に
連接する側面に位置する除去部の外側を覆って合成樹脂
層まで延設する延長部を設けたものである。
(考案の効果) 本考案は、以上のように構成されるため、シーリングラ
バーの接合部の接合面側に位置する合成樹脂層のうち、
一方をなくしたことにより、該接合部の強度低下を極力
防止し、該接合部のシール性を向上できると共に、接合
用ゴムの端部に上記一方の係合突出部に連接する側面に
位置する除去部の外側を覆って合成樹脂層まで延設する
延長部を設けたことにより、圧力変動等により合成樹脂
層が剥離したり、その剥離に伴う上記除去部を基点とす
るクラックが発生することを防止できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。ロー
タリピストンエンジン1は、トロコイド状の内周面を有
するロータハウジング(図示せず)と、その両側に配置
されるサイドハウジング2と、両ハウジングにより形成
されたケーシング内を、遊星回転運動を行うロータ3と
により構成される。また、サイドハウジング3には、ロ
ータハウジング側と対応する冷却水通路4とテンション
ボルト孔5が複数設けられている。上記冷却水通路4及
びテンションボルト孔5を挾む位置には、冷却水通路4
内に燃焼ガスが侵入するのを阻止する役目と、冷却水の
洩れを阻止する役目とを行う第2図に示すシーリングラ
バー6が嵌挿されるアウターシーリングラバー溝7とイ
ンナーシーリングラバー溝8とが形成されている。
このシーリングラバー6のうち、インナーシーリングラ
バー溝8に嵌挿されるシーリングラバー6はラバー本体
6aの内外側に、該ラバー本体6aに比べ耐熱性及び耐
久性の優れたテフロン等の合成樹脂層6bを被覆するこ
とにより形成されている。また、このシーリングラバー
6の成形方法としては、ラバー本体6aを挾む位置に合
成樹脂層6bを配置し、一端を合わせて巻き締め加工を
行い、接合部6dをシリコンゴム等の接合用ゴム6cに
より接合することにより成形されるものである。
更に、上記接合部6dを形成する外方係合突出部6eと
内方係合突出部6fとは互いに段状に形成され、その段
状間に上記接合用ゴム6cが介在されて接合されてい
る。そして、上記外方係合突出部6eの段状の接合面か
ら該接合面に連接する側面6hに亘る範囲において、合
成樹脂層6bをなくした除去部6gを設けると共に、上
記接合用ゴム6cの端部に上記外方係合突出部6eの側
面6hに位置する上記除去部6gを覆って上記合成樹脂
層6bまで延長する延長部6iが設けられている。
以上の様に構成されるため、シーリングラバー6の接合
部6dの接合面側に位置する外方係合突出部6e側のみ
の合成樹脂層6bをなくしたことにより、ラバー本体6
bの示める割合が大きくなり、該接合部6dの強度低下
を極力防止し、該接合部6dのシール性を向上できると
共に、上記接合用ゴム6Cの端部に上記外方係合突出部
6eの側面6hに位置する除去部6gの外側を覆って合
成樹脂層6bまで延設する延長部6iを設けたことによ
り、圧力変動等により合成樹脂層6bが剥離したり、そ
の剥離に伴う上記除去部6gを基点とするクラックが発
生することを防止できる。
尚、本実施例においては、合成樹脂層6bが作動室側に
位置する側の、比較的厚みのある(燃焼ガスがダイレク
トに当たる為)外方係合突出部6eの接合面側の合成樹
脂層6bをなくしたが、内方係合突出部6f側をなくし
ても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本実施例を示したものであり、第
1図はロータリピストンエンジンの全体図,第2図はシ
ーリングラバーの要部拡大図である。また、第3図は従
来のシーリングラバーの要部拡大図である。 6……シーリングラバー,6b……合成樹脂層,6c…
…接合用ゴム,6d……接合部,6e……外方係合突出
部、6f……内方係合突出部,6g……除去部,6h…
…側面,6i……延長部,7……アウターシリングラバ
ー溝,8……インナーシーリングラバー溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング合わせ面にシーリングラバー溝
    を設け、該溝に、溝の側壁と対応した内外側を合成樹脂
    層により被覆すると共に、前記内外側を交互に段状に形
    成して延設された外方係合突出部と内方係合突出部との
    段状間を接合用ゴムにより接合することにより成るシー
    リングラバーを嵌挿して、上記ハウジング合わせ面をシ
    ールするようにしたロータリピストンエンジンのケーシ
    ングシール構造において、上記シーリングラバーの接合
    部を形成する両係合突出部のうち、一方の係合突出部に
    その段状の接合面から該接合面に連接する側面に亘っ
    て、上記合成樹脂層をなくした除去部を設けると共に、
    該除去部と他方の係合突出部間に接合用ゴムを介在する
    と共に、該接合用ゴムの端部に上記一方の係合突出部に
    連接する側面に位置する除去部の外側を覆って合成樹脂
    層まで延設する延長部を設けたことを特徴とするロータ
    リピストンエンジンのケーシングシール構造。
JP1986141900U 1986-09-16 1986-09-16 ロ−タリピストンエンジンのケ−シングシ−ル構造 Expired - Lifetime JPH0612203Y2 (ja)

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JPS6348901U JPS6348901U (ja) 1988-04-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6348901U (ja) 1988-04-02

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