JPS6341522Y2 - - Google Patents

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JPS6341522Y2
JPS6341522Y2 JP2692683U JP2692683U JPS6341522Y2 JP S6341522 Y2 JPS6341522 Y2 JP S6341522Y2 JP 2692683 U JP2692683 U JP 2692683U JP 2692683 U JP2692683 U JP 2692683U JP S6341522 Y2 JPS6341522 Y2 JP S6341522Y2
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JP
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heat
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resistant
casing
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JP2692683U
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JPS59131901U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はロータリピストンエンジンのケーシ
ングシール装置の改良に関するものである。
ロータリピストンエンジンにおいては、多円弧
状の内面を有するロータハウジングとその両面に
配置したサイドハウジングとからなるケーシング
中を多角形状のロータが遊星回転運動して、作動
流体の吸入、圧縮、爆発、膨張および排出の各行
程を行うようにしている。この構成においては、
サイドハウジングとロータハウジングとの接合部
には冷却液通路から作動室への冷却液の漏洩や上
記作動流体の冷却液通路への侵入を防止するため
に高いシール性が要求される。
このためのシール装置として、実公昭56−
41041号公報ではゴム製の主体とその一側面に配
置した耐熱層とからなる環状のシール部材が提案
され、ゴム製の主体で弾力を発揮させるとともに
耐熱層で主体の保護をするようにしている。この
ような構造のシール部材を製作するには円周方向
の一個所で互いに接合する必要があるが、この環
状体を形成する接合部をどのように形成するかに
ついては開示されていない。従来、この種のシー
ル部材としては、第5図に示すような構造が用い
られている。すなわち、シール部材20はゴム製
の主体16とその両側に一体的に配置した弗素樹
脂等からなる耐熱層17,18とからなり、それ
ぞれの両端部を薄く形成して重ね合わせ、接着剤
19で互いに接合することにより環状に形成して
いる。このような構成では、接合部がゴム製の主
体が少ないために、取付け状態で圧縮されること
により復元力が弱まりやすく、長期間シール性能
を維持することができないという欠点がある。
この考案は、このような従来の欠点を解消する
ためになされたものであり、シール性能が良好で
耐熱性も勝れ、しかも接合部の弾力性も良好で長
期間良好なシール性能を発揮するシール装置を提
供するものである。
すなわち、この考案はゴム製の主体の両側に耐
熱層を有する環状のシール部材において、接合部
の一方の端部を両耐熱層および主体が周方向にそ
れぞれ互いに異なつた位置で段付状に切断され、
かつこの端部の耐熱層および主体が取除かれた部
分に、他方の端部の両耐熱層およびこの両耐熱層
間に一体的に配置された主体が位置するように両
端部を重ねて接合したものである。
以下、この考案の実施例を図面によつて説明す
る。第1図および第2図に示すロータリピストン
エンジンは、ケーシング1と、偏心軸により支承
されてケーシング1内を遊星回転運動するロータ
2とを有し、ロータ2の回転により吸入口から作
動流体を作動室3内に吸入して、この作動流体を
圧縮、爆発の各行程を経て図示しない排気口から
排気ガスとして排出するように構成されている。
このケーシング1は多円弧状の内面を有するロ
ータハウジング4とその両側に位置するサイドハ
ウジング5により構成されている。このロータハ
ウジング4とサイドハウジング5とは軸方向にお
いて多数の締付けボルト6により一体に結合され
ている。ロータハウジング4は内壁部7と外壁部
8とを周方向に所定の間隔を保つてリブ9あるい
はボス10により一体的に結合して構成され、内
部にサイドハウジング5の冷却液通路11に対向
する冷却液通路12を有している。この内壁部7
の側面すなわちロータハウジング側接合面13に
はシール部材14を装着する環状のシール溝15
を備えている。
シール部材14は、第3図に示すようにゴム製
の帯状主体16の両側面に弗素樹脂等の耐熱層1
7および18が一体的に形成されてなり、耐熱層
17は主体16に接着され、耐熱層18は主体1
6に圧着されている。このシール部材14はその
耐熱層18の作動室側に、耐熱層17を冷却液通
路側に向けて配置され、耐熱層18により作動室
3からのガスを遮断し、主体16を保護してい
る。耐熱層は弗素樹脂等の耐熱合成樹脂に限らず
銅あるいは鋼等の金属であつてもよい。要はゴム
製の主体を熱的に防護するものであればよい。
シール部材14は円周方向の一個所で互いに接
合されて環状に形成され、その接合部は第4図に
示すように構成されている。すなわち、一方の端
部(第4図の左側)は耐熱層17と18とが円周
方向に互いに異なつた位置で切断され、かつ主体
16もそれぞれ耐熱層17と18とに接する側の
ほぼ半分の厚さが耐熱層17と18とに合せて切
断され、耐熱層17と主体16とによつて一方の
耐熱層18および主体16の下半分が取除かれた
延長部22が形成されている。また他方の端部
(第4図の右側)は主体16が薄く形成されて耐
熱層17に段部が形成され、この段部の先端に薄
肉部24を形成している。そして、この薄肉部2
4上に上記延長部22が重ねられて接着剤21に
より接合されている。図示の例では、薄肉部24
の先端にさらに耐熱層17の延長部23を形成
し、これを他方の主体16中に嵌入させ、接合の
完全を期しているが、この延長部23は必ずしも
設けなくてもよい。
上記構成においては、ゴム製の主体16は耐熱
層によつて保護され、しかも接合部では、第5図
に示すような従来構造に比較して主体の占める割
合が大きく、このため接合部においても主体の充
分な弾力が発揮され、長期間良好なシール効果を
発揮する。なお、第4図における接合部で両端部
の主体間の耐熱層を取除けば主体の占める割合が
より大きくなるが、その場合には接合部で剛性が
弱くなつてシール部材の製作、組込み段階におけ
る取扱いに際し接合部で折れ曲がつてしまうため
実用性に乏しい。
以上説明したように、この考案はロータリピス
トンエンジンのロータハウジングとサイドハウジ
ングとの間のシールを行うシール部材において、
接合部の弾力性が弱まるのを防止し、長期間良好
なシール効果を発揮できるようにしたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るシール装置を備えたロ
ータリピストンエンジンの垂直切断側面図、第2
図は第1図の−線断面図、第3図は第2図の
−線断面図、第4図はシール部材の接合部の
断面図、第5図は従来構造の接合部の断面図であ
る。 3……作動室、4……ロータハウジング、5…
…サイドハウジング、14……シール部材、16
……主体、17,18……耐熱層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. それぞれ冷却液通路を備えたロータハウジング
    とサイドハウジングとを接合して冷却液を各冷却
    液通路相互間に還流させるようにしたロータリピ
    ストンエンジンのケーシングにおけるロータハウ
    ジングとサイドハウジングとの間をシールする装
    置であつて、ゴム製の帯状主体と、この主体の作
    動室側と冷却液通路側との両側に一体的に配置さ
    れた耐熱層とからなるシール部材が両端部を互い
    に接合することによつて環状に形成され、この接
    合部の一方の端部は両耐熱層および上記主体が周
    方向に互いに異なつた位置で段付状に切断され、
    かつこの端部の耐熱層および主体が取除かれた部
    分に、他方の段付状端部の両耐熱層およびこの両
    耐熱層間に一体的に配置された主体が位置するよ
    うに両端部が重ねられて接合されていることを特
    徴とするロータリピストンエンジンのケーシング
    シール装置。
JP2692683U 1983-02-24 1983-02-24 ロ−タリピストンエンジンのケ−シングシ−ル装置 Granted JPS59131901U (ja)

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JP2692683U JPS59131901U (ja) 1983-02-24 1983-02-24 ロ−タリピストンエンジンのケ−シングシ−ル装置

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JP2692683U JPS59131901U (ja) 1983-02-24 1983-02-24 ロ−タリピストンエンジンのケ−シングシ−ル装置

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Publication Number Publication Date
JPS59131901U JPS59131901U (ja) 1984-09-04
JPS6341522Y2 true JPS6341522Y2 (ja) 1988-11-01

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ID=30157827

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JP2692683U Granted JPS59131901U (ja) 1983-02-24 1983-02-24 ロ−タリピストンエンジンのケ−シングシ−ル装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0612203Y2 (ja) * 1986-09-16 1994-03-30 マツダ株式会社 ロ−タリピストンエンジンのケ−シングシ−ル構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59131901U (ja) 1984-09-04

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