JPH0612151U - フューエルタンクの取付構造 - Google Patents

フューエルタンクの取付構造

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JPH0612151U
JPH0612151U JP5068892U JP5068892U JPH0612151U JP H0612151 U JPH0612151 U JP H0612151U JP 5068892 U JP5068892 U JP 5068892U JP 5068892 U JP5068892 U JP 5068892U JP H0612151 U JPH0612151 U JP H0612151U
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fuel tank
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泰 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な支持構造により、フューエルタンクの
支持部材の取付強度を高め、支持部材の変形や損傷の発
生を防止し得るフューエルタンクの取付構造を提供す
る。 【構成】 クロスメンバ2に取り付けられたラテラルブ
ラケット3にタンク支持部材7の上部を支持し、このタ
ンク支持部材7の下部側にフューエルタンク1のフラン
ジ1aを支持する。このようなフューエルタンクの取付
構造を構成する場合に、上記ラテラルブラケット3の下
部をタンク支持部材7に沿って延出して、この延出部6
とタンク支持部材7の略中央部とを結合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の車体にブラケットを介してフューエルタンクを支持するフ ューエルタンクの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フューエルタンクを車体に取り付ける構造の一例として、リヤシートの下方に おけるフロアパネルの裏側に配置するものが知られている(例えば、実開昭60 −29724号公報参照)。この取付構造は、フロアパネルの段付部とクロスメ ンバとによって閉断面を構成し、フューエルタンクの前部フランジを上記クロス メンバに、後部フランジを他のクロスメンバにそれぞれ直接支持している。
【0003】 しかし、上記公報記載のものはフロアパネルに近接して取り付ける構造である ことから取付作業性が悪い問題点があった。また、後方に向けて膨出するクロス メンバによって及びフロアパネルでタンク高さが制約されることから、フューエ ルタンクの容量が制限される難点があった。
【0004】 そこで、フューエルタンクの取付作業性の向上を図りながら、取付部の強度ア ップとフューエルタンクの容量増加を図るために、図3に示すように、クロスメ ンバ2に取り付けられるラテラルブラケット13を利用し、タンク支持部材17 を用いるものが提案されている。
【0005】 このラテラルブラケット13は、ラテラルロッドを保持するもので、2枚のパ ネル14,15からなり、下部側の一端部14a,15aから他端部14b,1 5bに向けて下方に傾斜させている。そして、下部側には内方に突出する水平片 14d,15dが、他端部14b,15b側には垂直片14e,15eがそれぞ れ一体形成されている。
【0006】 また、一方のパネル14の側壁には、2個のボルト孔が開設されるとともに、 両パネル14,15の各側壁にボルト孔14f,15fが形成され、図示しない ラテラルロッドの端部を保持するようになっている。
【0007】 タンク支持部材17は、本体部17aの下端に水平方向に延びる延出片17b を設けており、上記ラテラルブラケット13のボルト孔に対応してボルト挿通孔 を開設するとともに、延出片17bにもボルト挿通孔8を開設している。
【0008】 しかして、フューエルタンクを取り付ける際は、両パネル14,15の水平片 14d,15dと垂直片14e,15eとを溶接してラテラルブラケット13を 形成する。そして、一方のパネル14の側壁にボルト9a,9aを用いてタンク 支持部材17を取り付ける。
【0009】 この後、タンク支持部材17の延出片のボルト孔8と前部フランジ1aのボル ト孔とにボルト9bを挿通して、図4に示す如くフューエルタンク1を支持する 。また、後部フランジを他のクロスメンバに支持するとともに、フランジの他の 部分についてはサイドメンバに取り付けることによって、上記フューエルタンク 1を保持するものである。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この種のフューエルタンクの取付構造は、クロスメンバ2の下方に延 出するブラケット13と支持部材17とによってフューエルタンク1を支持する 構造であるために、このタンク1の取付作業性を向上できるとともに容量を増加 することができるものの、タンク支持部材17が2本のボルト8によってラテラ ルブラケット13に取り付けられているだけであることから、取付強度が弱いも のであった。
【0011】 すなわち、タンク支持部材17は、ラテラルブラケット13と前部フランジ1 aとの2点間において、フューエルタンク1を片持ち状に支持しているため、フ ューエルタンク1に前後方向の慣性力等が作用したとき、タンク支持部材17の 取付部を支点とする曲げモーメントが大きくなる。そのため、場合によっては、 タンク支持部材17が変形したり、損傷するといった不具合が生じるものであっ た。
【0012】 本考案は、上記課題を解決するためになされたもので、取付作業性の向上、容 量増加を図りながら、取付強度を向上できるフューエルタンクの取付構造を提供 することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案は、フロアパネルの裏面側に配設されたクロスメンバにラテラルブラケ ットが取り付けられ、このラテラルブラケットにタンク支持部材の上部が支持さ れる一方、このタンク支持部材の下部側にフューエルタンクのフランジが支持さ れてなるフューエルタンクの取付構造において、上記ラテラルブラケットの下部 をタンク支持部材に沿って延出し、この延出部と上記タンク支持部材の略中央部 とを結合したことを特徴とする。
【0014】
【作用】
この考案に係るフューエルタンクの取付構造によれば、クロスメンバの下方に 延出するラテラルブラケットにタンク支持部材の上部が支持されるとともに、ラ テラルブラケットから延出する延出部にタンク支持部材の略中央部が支持され、 このタンク支持部材の下部にフューエルタンクを取り付けるようになっているの で、タンク支持部材が3点で支持されることになる。このため、フューエルタン クに前後方向の力が作用したとき、タンク支持部材の上記延出部との結合部が支 点となることからアーム長が短かくなり、それだけ曲げモーメントが小さくなり 、結果的に取付強度が向上する。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら説明する。 図1、図2は本考案の一実施例に係るフューエルタンクの取付構造を説明する ための図であり、図1は斜視図、図2は図1のII−II線に沿った断面図である。 図において、フューエルタンク1は、車体のフロアパネルの裏面側に配設され た図示しないサイドメンバとクロスメンバとに取り付けられるもので、このクロ スメンバの一方には、ラテラルブラケット3およびタンク支持用ブラケット7を 介して支持される構成となっている。
【0016】 クロスメンバ2は、断面がコ字状に形成され、サイドメンバに横架されていて 、ラテラルブラケット3が取り付けられている。このラテラルブラケット3は、 車体の振れを防止するためのラテラルロッドを支持するもので、2枚のパネル4 ,5を接合して形成される。
【0017】 両パネル4,5はほぼ対称形状をなし、下部側の一端部4a,5aから他端部 4b,5bに向けて下方に傾斜させ、中途に段差部4c,5cを設けている。そ して、この段差部4c,5cから一端部4a,5aまでの間には、内方に突出す る水平片4d,5dが、他端部4b,5bには垂直片4e,5eがそれぞれ一体 形成されている。
【0018】 また、他方のパネル5の段差部5cには、一方のパネル4の側壁に沿って下方 に延出する延出部6が形成されている。なお、この延出部6の下部側中央および 一方のパネル4の側壁には、ボルト孔が開設されている。4f,5fは、パネル 4,5の各側壁に形成されたボルト孔であり、このボルト孔4f,5fに挿通保 持されるボルトを介してラテラルロッドの端部が支持されるようになっている。 タンク支持用ブラケット7は、本体部7aの下端に水平方向に延びる延出片7 bを設けており、この延出片7bおよび本体部7aの両側部に補強用のフランジ 7cを一体形成している。そして、上記ラテラルブラケット3のボルト孔に対応 して略中央部にボルト挿通孔を開設するとともに、延出片7bにもボルト挿通孔 8を開設している。
【0019】 しかして、フューエルタンク1の取り付けに際しては、クロスメンバ2にラテ ラルブラケット3およびタンク支持用ブラケット7を固着しておく。ラテラルブ ラケット3については、クロスメンバ2の幅に合わせて両パネル4,5の水平片 4d,5dと垂直片4e,5eとを溶接により接合し、一方のパネル4および延 出部6の各ボルト孔にボルト9a,9cを挿通してナットにより両者を締結する 。そして、このタンク支持用ブラケット7を連設したラテラルブラケット3を、 クロスメンバ2の両側壁にそれぞれ溶接し固着する。
【0020】 この状態では、クロスメンバ2の下方にタンク支持用ブラケット7が垂下し、 このブラケット7の延出片7bとフロアパネルの裏面との間隔が大きく確保され る。この後、延出片7bのボルト孔8とフューエルタンク1の前部フランジ1a に設けたボルト孔とにボルト9bを挿通して、ナットを螺入することによりフュ ーエルタンク1を支持する。また、図示省略しているが、フューエルタンク1の 後部フランジを他のクロスメンバに直接支持するとともに、サイドメンバに取り 付けて、フューエルタンク1をフロアパネルの裏面側に配置する。
【0021】 このように、本実施例では、フロアパネルの裏面との間隔が大きく確保されて いることから、取り付け作業が容易であり、またタンク高さの制約、クロスメン バ2による制約がないことから、タンク容量を充分に確保できる。
【0022】 また、従来に比してフューエルタンク1の取付強度が大幅に向上する。すなわ ち、タンク支持用ブラケット7は、ラテラルブラケット13と延出部6および前 部フランジ1aの3点でフューエルタンク1を支持するため、フューエルタンク 1に急制動等によって前後方向の慣性力が作用したとき、タンク支持用ブラケッ ト7の上記延出部6との結合部が支点となることから、実質的なアーム長がaか らbに短かくなり、それだけ曲げモーメントが小さくなる。このため、変形した り、損傷するといった問題が防止される。
【0023】 また、上記ブラケット7の中途を支持するに当たって、他方のパネル5の一部 を延出して延出部6を形成したので、別途の延出部品を溶接固定する場合に比べ て、部品点数、作業工数の増加を回避できる。
【0024】 なお、上記実施例では、ラテラルブラケット13は、2枚のパネル4,5を接 合して、一方に延出部6を設ける場合について説明したが、断面がコ字状に形成 された1枚もののラテラルブラケットの下部側に延出部を一体形成する場合にも 適用でき、これにタンク支持用ブラケット7を取り付けることにより、上記と同 様の作用効果を奏することは勿論である。
【0025】
【考案の効果】
以上のように、本考案のフューエルタンクの取付構造によれば、タンク支持部 材の上部がラテラルブラケットに、略中央部が延出部にそれぞれ支持され、下部 側にフューエルタンクを支持するようになっているので、このタンク支持部材が 3点で支持されることになる。よって、フューエルタンクに前後方向の力が作用 したときの実質的なアーム長が短かくなり、それだけ取付強度が向上し、タンク 支持部材が変形したり、損傷するといった問題を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るフューエルタンクの取付
構造を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】従来のフューエルタンクの取付構造を示す斜視
図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図である。
【符号の説明】
3 ラテラルブラケット 6 延出部 7 タンク支持部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアパネルの裏面側に配設されたクロ
    スメンバにラテラルブラケットが取り付けられ、このラ
    テラルブラケットにタンク支持部材の上部が支持される
    一方、このタンク支持部材の下部側にフューエルタンク
    のフランジが支持されてなるフューエルタンクの取付構
    造において、上記ラテラルブラケットの下部をタンク支
    持部材に沿って延出し、この延出部と上記タンク支持部
    材の略中央部とを結合したことを特徴とするフューエル
    タンクの取付構造。
JP5068892U 1992-07-20 1992-07-20 フューエルタンクの取付構造 Expired - Fee Related JP2539600Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018099982A (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 三菱自動車エンジニアリング株式会社 ブラケット
JP2021055773A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 いすゞ自動車株式会社 ブラケット及びタンクの固定構造

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JP2018099982A (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 三菱自動車エンジニアリング株式会社 ブラケット
JP2021055773A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 いすゞ自動車株式会社 ブラケット及びタンクの固定構造

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