JPH0611883Y2 - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

自動車の前部車体構造

Info

Publication number
JPH0611883Y2
JPH0611883Y2 JP1987127268U JP12726887U JPH0611883Y2 JP H0611883 Y2 JPH0611883 Y2 JP H0611883Y2 JP 1987127268 U JP1987127268 U JP 1987127268U JP 12726887 U JP12726887 U JP 12726887U JP H0611883 Y2 JPH0611883 Y2 JP H0611883Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shelf member
bulk box
lower panel
width direction
vehicle width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987127268U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6432283U (ja
Inventor
正明 大和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Jukogyo KK filed Critical Fuji Jukogyo KK
Priority to JP1987127268U priority Critical patent/JPH0611883Y2/ja
Publication of JPS6432283U publication Critical patent/JPS6432283U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0611883Y2 publication Critical patent/JPH0611883Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、自動車における前部車体構造の改良に関する
ものである。
【従来の技術】
最近、ダブル・オーバヘッドカムなどによるハイパワー
化にともない自動車のボディの剛性を強化する対策が必
要となった。 そこで、第6図にみられるように、左右のサスペンショ
ンブラケットa,a間を結ぶロッドbを追加したフロン
トストラクチャが多用されるようになった。上記ロッド
bは中央でフロントバルクボックスの略々中央において
連結されている。
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の構成では、構造強化のためだけにロッド
bを用意しなければならない。そこで実開昭60−64
180号公報所載のようにフロントボックスのカウルプ
レートの一部を車体前方へ向けて延設し、この延設部の
下部にストラットサスペンションのスプリングサポート
を配設するような工夫もなされている。 一方、上記フロントバルクボックスには、空調システム
(エバポレータ,ブロアなど)を設置する空間が必要に
なっているので、この分だけ車室内の居住空間を圧迫す
るという情況にある。 本考案は上記事情にもとづいてなされたもので上記フロ
ントバルクボックスの構造に改良を加えて、空調システ
ムの格納空間を車体前方に確保し車室内の居住空間を豊
かにするような構成を得ると共に、このようなフロント
バルクボックスの構造の改良にともない、あわせて車体
強化も、別部材なしに実現できるようにした自動車の前
部車体構造を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本考案は、後端に立上り壁を有
する略L字形断面の下パネル1aと、下パネルの後端立上
り壁に連設されて前方へ延びる上パネル1bと、上下のパ
ネル1a,1b間に垂直に配置されたセパレータ1dとによっ
て車幅方向に延びる閉断面構造を有したフロントバルク
ボックス1を形成し、 上記フロントバルクボックス1の車幅方向全長に亘って
下パネル1aの前縁より前方へ一体的に延出する棚部材2
を形成し、該棚部材2と前記セパレータ1dとの間に所要
の機器類,工具類等を載置できる収納凹部2aを形成する
と共に、棚部材2の左右端にブラケット結合部2b,2bを
形成してなり、 上記棚部材2の左右端に形成した結合部2b,2bを、左右
に位置するサスペンション支持部のブラケット6,6に
結合させて、棚部材2を形成したフロントバルクボック
ス1が左右のサスペンション支持部に跨って架設され、
棚部材2の収納凹部2aに機器類,工具類等を載置可能に
構成してなることを特徴とする。
【作用】
このような構成によれば、閉断面構造を有するフロント
バルクボックス1が、その下パネル1aの前縁より一体的
に延出した棚部材2により補強されて車幅方向における
剛性が強化される。 この剛性が強化されたフロントバルクボックス1が、左
右に位置するサスペンション支持部に跨って架設され、
棚部材2の左右端に形成した結合部2b,2bを、サスペン
ション支持部のブラケット6,6に結合してなる構成と
したから、別部材を用いることなくサスペンション支持
部の剛性強化を図ることができる。 しかも、フロントバルクボックスの剛性強化を図る棚部
材2には、これに収納凹部2aが形成されていて、この凹
部に空調システムのエバポレータやブロアの他、工具、
ウエスなどの小物類を載設できるから、その分、フロン
トバルクボックスの車室内への張り出しを少くすること
ができ、車室内の居住性を大幅に改善することが可能と
なる。
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を参照して具体的に説明
する。 図において、符号1は、自動車のフロントウインドシー
ルドガラスの下端部に位置して車幅方向に延びるフロン
トバルクボックスである。このフロントバルクボックス
1は、後端に立上り壁を有する略L字形断面の下パネル
1aと、この下パネル1aの後端立上り壁に連設されて前方
へ延びる上パネル1bと、上下のパネル1a,1b間に垂直に
配置されたセパレータ1dとによって閉断面構造の凾体に
構成されている。 このフロントバルクボックス1には、下パネル1aの前縁
より前方へ延出させてセパレータ1dとの間で収納凹部2a
を形成した棚部材2が溶着等により下パネル1aと一体的
に延出してあり、この棚部材2は下パネル1aの車幅方向
全長にわたり延設していて棚部材2が、前記フロントバ
ルクボックス1の長さ方向(車幅方向)の剛性を補強す
る構成としてある。 そして、上記棚部材2に対し、その左右延長端にブラケ
ット結合部2b,2bを形成して、この左右の結合部2b,2b
を、左右に位置するサスペンションブラケット6,6に
跨ってこれに結合させ、サスペンション支持部の剛性強
化を図っている。 なお図中、符号7はフロントピラー、8はサイドフレー
ム、9はホィールエプロン、10はトーボードである。 このような構成では、フロントバルクボックス1の下パ
ネル1aの前縁より一体的に延出した棚部材2が、フロン
トバルクボックス1の車幅方向における剛性を強化する
機能が得られ、且つ棚部材2の左右延長端に設けたブラ
ケット結合部2b,2bを左右のサスペンションブラケット
6,6に跨ってこれに結着させることでサスペンション
支持部の剛性強化を図ることができる。 しかも棚部材2には、セパレータ1dとの間において形成
された収納凹部2aに、空調システムのエバポレータ3、
ブロア4を、更には電子機器のコントロールユニット等
を載置することが可能となり、この分、車室内側へのフ
ロントバルクボックス1の突出を少なくできるから、車
室内の居住空間、例えば、助手席前方の居住空間を広く
とれることになる。 また収納凹部2aには、エバポレータ3、ブロア4などの
設置される位置とは反対側の空間を工具やウエスなどの
小物収納部5に利用することもできる。
【考案の効果】
以上に説明したように本考案によれば、閉断面を有する
フロントバルクボックス1をその下パネル1aの前縁より
一体的に延出した棚部材2によって車幅方向の剛性を強
化し、これを左右に位置するサスペンション支持部に跨
って架設する構成としたから、別部材を用いることなく
サスペンション支持部の剛性強化を図ることができる。 しかもフロントバルクボックス1の剛性強化を図る棚部
材2には、これに収納凹部2aaが形成されていて、これ
に空調システムのエバポレータやブロアの他、工具、ウ
エスなどの小物類を載設できるから、その分、フロント
バルクボックスの車室内への張り出しを少くすることが
でき、車室内の居住性を大幅に改善することが可能とな
って、例えばインストルメントパネルのデザインの自由
度が向上し、グローブボックスの大型化が図れるなどの
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は同分
解斜視図、第3図は同概略正面図、第4図は第1図のA
−A線に沿う概略断面図、第5図は第1図のB−B線に
沿う概略断面図、第6図は従来例の斜視図である。 1……フロントバルクボックス、1a……下パネル、2…
…棚部材、2a……収納凹部、2b……ブラケット結合部、
6……サスペンションブラケット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】後端に立上り壁を有する略L字形断面の下
    パネル1aと、下パネルの後端立上り壁に連設されて前方
    へ延びる上パネル1bと、上下のパネル1a,1b間に垂直に
    配置されたセパレータ1dとによって車幅方向に延びる閉
    断面構造を有したフロントバルクボックス1を形成し、 上記フロントバルクボックス1の車幅方向全長に亘って
    下パネル1aの前縁より前方へ一体的に延出する棚部材2
    を形成し、該棚部材2と前記セパレータ1dとの間に所要
    の機器類,工具類等を載置できる収納凹部2aを形成する
    と共に、棚部材2の左右端にブラケット結合部2a,2bを
    形成してなり、 上記棚部材2の左右端に形成した結合部2a,2bを、左右
    に位置するサスペンション支持部のブラケット6,6に
    結合させて、棚部材2を形成したフロントバルクボック
    ス1が左右のサスペンション支持部に跨って架設され、
    棚部材2の収納凹部2aに機器類,工具類等を載置可能に
    構成してなることを特徴とする自動車の前部車体構造。
JP1987127268U 1987-08-20 1987-08-20 自動車の前部車体構造 Expired - Lifetime JPH0611883Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987127268U JPH0611883Y2 (ja) 1987-08-20 1987-08-20 自動車の前部車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987127268U JPH0611883Y2 (ja) 1987-08-20 1987-08-20 自動車の前部車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6432283U JPS6432283U (ja) 1989-02-28
JPH0611883Y2 true JPH0611883Y2 (ja) 1994-03-30

Family

ID=31379544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987127268U Expired - Lifetime JPH0611883Y2 (ja) 1987-08-20 1987-08-20 自動車の前部車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0611883Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5940169U (ja) * 1982-09-09 1984-03-14 三菱自動車工業株式会社 車体構造
JPS6064180U (ja) * 1983-10-12 1985-05-07 トヨタ自動車株式会社 自動車用ボデ−構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6432283U (ja) 1989-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4542934A (en) Front body construction for motor vehicle
US5061009A (en) Front vehicle body structure
JPS6320278A (ja) 自動車の前部車体構造
JPH02114070A (ja) 自動車の前部車体構造
JPH0611883Y2 (ja) 自動車の前部車体構造
JPH0463776A (ja) 車両の前部車体構造
JPS61147673U (ja)
JPH02293277A (ja) 自動車の前部車体構造
JPS63242782A (ja) 自動車の前部車体構造
JPH0714132Y2 (ja) 自動車の後部車体構造
JP2561397Y2 (ja) 車両の上部車体構造
JP2941899B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP2537554B2 (ja) 自動車用エアボックス構造
JPH0739271B2 (ja) 自動車の前部車体構造
KR960010528B1 (ko) 차량의 앞부분 차체구조
JPH0441006Y2 (ja)
JPH0517347Y2 (ja)
JPS63145769U (ja)
JPH0114072B2 (ja)
JP2681184B2 (ja) 自動車の前部車体構造
JPS6154368A (ja) 自動車の車体前部構造
JPH065960Y2 (ja) 車両のサスペンションタワー構造
JPH0746602Y2 (ja) 自動車のカウル部車体構造
JP2515986Y2 (ja) エギゾーストパイプハンガの取付け構造
JPH058187Y2 (ja)