JPH0611281A - 熱交換器及びその伝熱管 - Google Patents
熱交換器及びその伝熱管Info
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- JPH0611281A JPH0611281A JP16952892A JP16952892A JPH0611281A JP H0611281 A JPH0611281 A JP H0611281A JP 16952892 A JP16952892 A JP 16952892A JP 16952892 A JP16952892 A JP 16952892A JP H0611281 A JPH0611281 A JP H0611281A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat transfer
- heat exchanger
- transfer tube
- heat
- units
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- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱交換器及びその伝熱管に係り、伝熱管の製
作性及び加工精度を向上させ、伝熱管の支持部品等の部
品点数を低減する。 【構成】 環状パイプ体とその接続管とを具備する同型
の伝熱管ユニットを多数製作しておいて、伝熱管ユニッ
トを直列、並列、同心円配列に組み合わせることによ
り、伝熱管集合体を形成する。
作性及び加工精度を向上させ、伝熱管の支持部品等の部
品点数を低減する。 【構成】 環状パイプ体とその接続管とを具備する同型
の伝熱管ユニットを多数製作しておいて、伝熱管ユニッ
トを直列、並列、同心円配列に組み合わせることによ
り、伝熱管集合体を形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器及びその伝熱
管に関するものである。
管に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】原子炉の一種に、ヘリウムを熱媒体とし
て使用する高温ガス炉がある。図７は、高温ガス炉に使
用される中間熱交換器の構造例を示すものである。図７
において、符号１は容器本体、２は高温流体入口、３は
高温流体出口、４は低温流体入口、５は伝熱管、５ａは
ヘリカルコイル部、５ｂは曲管部、６は流体集合筒（内
筒）、７は低温流体出口、８は断熱材、９はヘッダ、１
０は閉塞蓋である。
て使用する高温ガス炉がある。図７は、高温ガス炉に使
用される中間熱交換器の構造例を示すものである。図７
において、符号１は容器本体、２は高温流体入口、３は
高温流体出口、４は低温流体入口、５は伝熱管、５ａは
ヘリカルコイル部、５ｂは曲管部、６は流体集合筒（内
筒）、７は低温流体出口、８は断熱材、９はヘッダ、１
０は閉塞蓋である。
【０００３】そして、高温ガス炉において発生させた高
温流体（高温状態のヘリウムガス）を、図７の破線の矢
印で示すように、高温流体入口２から容器１の内部に導
いて、伝熱管５に接触させることにより熱交換を行なっ
て、高温流体出口３から容器１の外に流出させ、一方の
低温流体（低温状態のヘリウムガス）を、図７の実線の
矢印で示すように、低温流体入口４から、多数本の伝熱
管５の中に導き、ヘリカルコイル部５ａ及び曲管部５ｂ
を経由して、流体集合筒６で合流させ、低温流体出口７
から外に流出させるようにしている。
温流体（高温状態のヘリウムガス）を、図７の破線の矢
印で示すように、高温流体入口２から容器１の内部に導
いて、伝熱管５に接触させることにより熱交換を行なっ
て、高温流体出口３から容器１の外に流出させ、一方の
低温流体（低温状態のヘリウムガス）を、図７の実線の
矢印で示すように、低温流体入口４から、多数本の伝熱
管５の中に導き、ヘリカルコイル部５ａ及び曲管部５ｂ
を経由して、流体集合筒６で合流させ、低温流体出口７
から外に流出させるようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、伝熱管５のヘ
リカルコイル部５ａにあっては、直径、円弧曲率、螺旋
ピッチ等を管理しながら設定した螺旋形状とする精度の
高い成形加工を必要とするが、その成形加工技術の難易
度が高く、かつ、複数の伝熱管５を軸方向及び半径方向
に並列接続する場合には、製作誤差の管理及びコイル形
状の修正労力が多大なものとなる。
リカルコイル部５ａにあっては、直径、円弧曲率、螺旋
ピッチ等を管理しながら設定した螺旋形状とする精度の
高い成形加工を必要とするが、その成形加工技術の難易
度が高く、かつ、複数の伝熱管５を軸方向及び半径方向
に並列接続する場合には、製作誤差の管理及びコイル形
状の修正労力が多大なものとなる。
【０００５】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
ものであり、伝熱管の製作性を高めること、加工精
度を向上させること、部品点数を低減することを目的
とするものである。
ものであり、伝熱管の製作性を高めること、加工精
度を向上させること、部品点数を低減することを目的
とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、以下の手段を採用するようにして
いる。請求項１の熱交換器用伝熱管ユニットにあって
は、周方向に分離する切れ目を有する環状パイプ体と、
該環状パイプ体の切れ目の近傍に接続状態に配され軸方
向に沿って離反する方向に延在する接続管とを具備する
構成としている。請求項２の熱交換器用伝熱管集合体に
あっては、請求項１記載の同型の複数の伝熱管ユニット
を、接続管の部分で直列接続してヘリカルコイル状に組
み上げてなる構成としている。請求項３の熱交換器用伝
熱管集合体にあっては、請求項１記載の同型の複数の伝
熱管ユニットを軸方向に数層重ね合わせ、各接続管の部
分で直列接続して並列状態のヘリカルコイル状に組み上
げてなる構成としている。請求項４の熱交換器用伝熱管
集合体にあっては、直径の異なる伝熱管ユニットをそれ
ぞれヘリカルコイル状に組み上げ、同心円状に配列して
なる構成としている。請求項５の熱交換器にあっては、
容器本体内の熱交換室に、請求項２、３または４記載の
伝熱管集合体を収納してなる構成としている。
ために、本発明では、以下の手段を採用するようにして
いる。請求項１の熱交換器用伝熱管ユニットにあって
は、周方向に分離する切れ目を有する環状パイプ体と、
該環状パイプ体の切れ目の近傍に接続状態に配され軸方
向に沿って離反する方向に延在する接続管とを具備する
構成としている。請求項２の熱交換器用伝熱管集合体に
あっては、請求項１記載の同型の複数の伝熱管ユニット
を、接続管の部分で直列接続してヘリカルコイル状に組
み上げてなる構成としている。請求項３の熱交換器用伝
熱管集合体にあっては、請求項１記載の同型の複数の伝
熱管ユニットを軸方向に数層重ね合わせ、各接続管の部
分で直列接続して並列状態のヘリカルコイル状に組み上
げてなる構成としている。請求項４の熱交換器用伝熱管
集合体にあっては、直径の異なる伝熱管ユニットをそれ
ぞれヘリカルコイル状に組み上げ、同心円状に配列して
なる構成としている。請求項５の熱交換器にあっては、
容器本体内の熱交換室に、請求項２、３または４記載の
伝熱管集合体を収納してなる構成としている。
【０００７】
【作用】請求項１の熱交換器用伝熱管ユニットにあって
は、パイプ材を環状に曲げる成形加工を行なうことによ
って環状パイプ体が提供され、切れ目の近傍から軸方向
に沿って接続管を立ち上げることにより、同型の伝熱管
ユニットや他の配管との接続に供せられる。請求項２の
熱交換器用伝熱管集合体にあっては、同型の複数の伝熱
管ユニットを用意しておいて、接続管の部分で直列接続
することによって、伝熱管の長さの設定がなされ、全体
としてヘリカルコイル状に組み上げられる。請求項３の
熱交換器用伝熱管集合体にあっては、同型の伝熱管ユニ
ットを複数軸方向に数層重ね合わせることにより、複数
の伝熱管ユニットが並列状態となり、これら複数の伝熱
管ユニットを直列接続すると、伝熱管が並列状態となっ
たヘリカルコイル状に組み上げられる。請求項４の熱交
換器用伝熱管集合体にあっては、直径の異なる数種類の
伝熱管ユニットをそれぞれヘリカルコイル状に組み上げ
て組み合わせることにより、同心円状に配列した状態と
なる。請求項５の熱交換器にあっては、容器本体内の熱
交換室に、請求項２、３または４記載の伝熱管集合体が
収納されることにより、概略円筒状をなす所望の伝熱管
によって熱交換が行なわれる。
は、パイプ材を環状に曲げる成形加工を行なうことによ
って環状パイプ体が提供され、切れ目の近傍から軸方向
に沿って接続管を立ち上げることにより、同型の伝熱管
ユニットや他の配管との接続に供せられる。請求項２の
熱交換器用伝熱管集合体にあっては、同型の複数の伝熱
管ユニットを用意しておいて、接続管の部分で直列接続
することによって、伝熱管の長さの設定がなされ、全体
としてヘリカルコイル状に組み上げられる。請求項３の
熱交換器用伝熱管集合体にあっては、同型の伝熱管ユニ
ットを複数軸方向に数層重ね合わせることにより、複数
の伝熱管ユニットが並列状態となり、これら複数の伝熱
管ユニットを直列接続すると、伝熱管が並列状態となっ
たヘリカルコイル状に組み上げられる。請求項４の熱交
換器用伝熱管集合体にあっては、直径の異なる数種類の
伝熱管ユニットをそれぞれヘリカルコイル状に組み上げ
て組み合わせることにより、同心円状に配列した状態と
なる。請求項５の熱交換器にあっては、容器本体内の熱
交換室に、請求項２、３または４記載の伝熱管集合体が
収納されることにより、概略円筒状をなす所望の伝熱管
によって熱交換が行なわれる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明に係る熱交換器及びその伝熱管
の一実施例について、図１ないし図４を参照して説明す
る。
の一実施例について、図１ないし図４を参照して説明す
る。
【０００９】図１ないし図４において、符号Ａ，Ｂ，Ｃ
は熱交換器用伝熱管集合体（伝熱管集合体）、１１Ａ，
１１Ｂ，１１Ｃは熱交換器用伝熱管ユニット（伝熱管ユ
ニット）、１２は環状パイプ体、１３は切れ目、１４は
接続管、１５は溶接継手、１６は熱交換室、１７は上部
連結管、１８は下部連結管である。
は熱交換器用伝熱管集合体（伝熱管集合体）、１１Ａ，
１１Ｂ，１１Ｃは熱交換器用伝熱管ユニット（伝熱管ユ
ニット）、１２は環状パイプ体、１３は切れ目、１４は
接続管、１５は溶接継手、１６は熱交換室、１７は上部
連結管、１８は下部連結管である。
【００１０】伝熱管ユニット１１Ａ，１１Ｂ，１１Ｃ
は、パイプ材を単純に環状に曲げる成形加工によって環
状パイプ体１２の部分が形成され、該環状パイプ体１２
の切れ目１３の部分から軸方向（以下、環状に対してそ
の中心軸方向を軸方向という）に沿って離反する方向に
折り曲げることにより、軸方向に平行に延ばされた状態
の接続管１４が形成される。
は、パイプ材を単純に環状に曲げる成形加工によって環
状パイプ体１２の部分が形成され、該環状パイプ体１２
の切れ目１３の部分から軸方向（以下、環状に対してそ
の中心軸方向を軸方向という）に沿って離反する方向に
折り曲げることにより、軸方向に平行に延ばされた状態
の接続管１４が形成される。
【００１１】各伝熱管ユニット１１Ａ，１１Ｂ，１１Ｃ
のパイプ長さは、切れ目１３の間隔Ｌと接続管１４の長
さＴとによって設定される。図１ないし図３に示す例で
は、同型の伝熱管ユニット１１Ａ，１１Ｂ，１１Ｃが、
軸方向に４本並列状態（積み重ねた状態）に配されるた
め、切れ目１３の間隔Ｌが接続管１４の長さＴのほぼ２
倍となっている。つまり、概略的に環状としたパイプ材
を切れ目１３から切り分けて、折り曲げる加工をするこ
とによって、離反する状態の長さＴの二つの接続管１４
が形成される。
のパイプ長さは、切れ目１３の間隔Ｌと接続管１４の長
さＴとによって設定される。図１ないし図３に示す例で
は、同型の伝熱管ユニット１１Ａ，１１Ｂ，１１Ｃが、
軸方向に４本並列状態（積み重ねた状態）に配されるた
め、切れ目１３の間隔Ｌが接続管１４の長さＴのほぼ２
倍となっている。つまり、概略的に環状としたパイプ材
を切れ目１３から切り分けて、折り曲げる加工をするこ
とによって、離反する状態の長さＴの二つの接続管１４
が形成される。
【００１２】該伝熱管ユニット１１Ａ，１１Ｂ，１１Ｃ
は、通常の場合、図１及び図３に示すように、同型のも
のを円筒面に沿って積み重ね、接続管１４の突き合わせ
部分を周方向に溶接した溶接継手１５を形成することに
よって、全体が直列接続状態でかつヘリカルコイルに類
似する形状に組み上げられる。
は、通常の場合、図１及び図３に示すように、同型のも
のを円筒面に沿って積み重ね、接続管１４の突き合わせ
部分を周方向に溶接した溶接継手１５を形成することに
よって、全体が直列接続状態でかつヘリカルコイルに類
似する形状に組み上げられる。
【００１３】伝熱管ユニット１１Ａ，１１Ｂ，１１Ｃ
は、同一種類について並列接続して流体を流すことがで
きる。つまり、図４の展開図で示すように、同型の伝熱
管ユニット１１Ａの環状パイプ体１２の部分を、軸方向
に間隔を空けて例えば４層積み重ね、かつ、接続管１４
の部分を周方向にずらした状態で、それぞれの接続管１
４を直列接続することにより、並列ヘリカルコイル状の
熱交換器用伝熱管集合体Ａが形成される。
は、同一種類について並列接続して流体を流すことがで
きる。つまり、図４の展開図で示すように、同型の伝熱
管ユニット１１Ａの環状パイプ体１２の部分を、軸方向
に間隔を空けて例えば４層積み重ね、かつ、接続管１４
の部分を周方向にずらした状態で、それぞれの接続管１
４を直列接続することにより、並列ヘリカルコイル状の
熱交換器用伝熱管集合体Ａが形成される。
【００１４】また、異なる種類（異なる直径）の熱交換
器用伝熱管集合体Ａ，Ｂ，Ｃにあっては、同心円状に組
み合わせた配列とすることができる。図２に示すよう
に、概略円筒状に組み上げた熱交換器用伝熱管集合体
Ａ，Ｂ，Ｃを相互に組み合わせることにより、同心円状
に配列される。
器用伝熱管集合体Ａ，Ｂ，Ｃにあっては、同心円状に組
み合わせた配列とすることができる。図２に示すよう
に、概略円筒状に組み上げた熱交換器用伝熱管集合体
Ａ，Ｂ，Ｃを相互に組み合わせることにより、同心円状
に配列される。
【００１５】このような伝熱管ユニット１１Ａ，１１
Ｂ，１１Ｃは、同じ型式のものを多数製作しておいて、
溶接継手１５の形成により複数直列、並列、同心円配列
状態を組み合わせた伝熱管集合体Ａ，Ｂ，Ｃとして、目
的とする伝熱管の仕様に対応させ、これらを図１に示す
ように、容器本体１の内部の熱交換室１６に挿入して、
最上部に位置する各接続管１４を上部連結管１７を介し
てヘッダ９に接続し、最下部に位置する各接続管１４を
下部連結管１８を介して流体集合筒６に接続することに
より、熱交換器として例えば前述した中間熱交換器と同
様の機能を発揮する。
Ｂ，１１Ｃは、同じ型式のものを多数製作しておいて、
溶接継手１５の形成により複数直列、並列、同心円配列
状態を組み合わせた伝熱管集合体Ａ，Ｂ，Ｃとして、目
的とする伝熱管の仕様に対応させ、これらを図１に示す
ように、容器本体１の内部の熱交換室１６に挿入して、
最上部に位置する各接続管１４を上部連結管１７を介し
てヘッダ９に接続し、最下部に位置する各接続管１４を
下部連結管１８を介して流体集合筒６に接続することに
より、熱交換器として例えば前述した中間熱交換器と同
様の機能を発揮する。
【００１６】熱交換作用について説明すると、高温流体
を、図１の破線の矢印で示すように、高温流体入口２か
ら容器本体１の内部に導いて、各伝熱管集合体Ａ，Ｂ，
Ｃに接触させることにより熱交換を行なって、高温流体
出口３から容器本体１の外に流出させ、一方の低温流体
を、図１の実線の矢印で示すように、低温流体入口４の
ヘッダ９から、多数の伝熱管ユニット１１Ａ，１１Ｂ，
１１Ｃの中に導き、流体集合筒６で合流させ、低温流体
出口７から外に流出させるものである。
を、図１の破線の矢印で示すように、高温流体入口２か
ら容器本体１の内部に導いて、各伝熱管集合体Ａ，Ｂ，
Ｃに接触させることにより熱交換を行なって、高温流体
出口３から容器本体１の外に流出させ、一方の低温流体
を、図１の実線の矢印で示すように、低温流体入口４の
ヘッダ９から、多数の伝熱管ユニット１１Ａ，１１Ｂ，
１１Ｃの中に導き、流体集合筒６で合流させ、低温流体
出口７から外に流出させるものである。
【００１７】この場合にあって、各伝熱管ユニット１１
Ａ，１１Ｂ，１１Ｃでは、環状パイプ体１２と接続管１
４との屈曲部分で流路が変えられることにより、若干の
抵抗が増加する傾向を示すものの、各伝熱管ユニット１
１Ａ，１１Ｂ，１１Ｃの振れ止め等の支持構造は、環状
パイプ体１２が円弧形状であることにより、単純化及び
共通化が図られる。
Ａ，１１Ｂ，１１Ｃでは、環状パイプ体１２と接続管１
４との屈曲部分で流路が変えられることにより、若干の
抵抗が増加する傾向を示すものの、各伝熱管ユニット１
１Ａ，１１Ｂ，１１Ｃの振れ止め等の支持構造は、環状
パイプ体１２が円弧形状であることにより、単純化及び
共通化が図られる。
【００１８】一方、図５は、各伝熱管ユニット１１Ａ，
１１Ｂ，１１Ｃにおける接続管１４の継手部分の他の例
を示すもので、ソケット１９と溶接継手１５とによって
接続されている。
１１Ｂ，１１Ｃにおける接続管１４の継手部分の他の例
を示すもので、ソケット１９と溶接継手１５とによって
接続されている。
【００１９】また、図６は、各伝熱管ユニット１１Ａ，
１１Ｂ，１１Ｃの他の接続例を示すもので、接続管１４
を半径外方向及び軸方向に屈曲させて、接続を行なうも
のである。
１１Ｂ，１１Ｃの他の接続例を示すもので、接続管１４
を半径外方向及び軸方向に屈曲させて、接続を行なうも
のである。
【００２０】
【発明の効果】請求項１に係る熱交換器用伝熱管ユニッ
トによれば、環状パイプ体がパイプ材を環状に曲げる成
形加工によって形成されるので、パイプ材を螺旋状に曲
げる場合と比較して、製作性が高まるとともに加工精度
を向上させることができる。請求項２に係る熱交換器用
伝熱管集合体によれば、同型の伝熱管ユニットを複数製
作しておいて、これらを直列接続することによって全体
を組み上げるものであるから、伝熱管を円筒状とするこ
とが容易になり、直列接続によって伝熱管の長さ設定を
自在に行なうことができるとともに、伝熱管ユニット部
分の形状が同一面上で環状となる単純なものであるか
ら、伝熱管ユニットの支持具等を同一仕様として部品点
数を低減することが可能となる。請求項３に係る熱交換
器用伝熱管集合体によれば、伝熱管ユニットを複数層並
列としかつ直列接続するものであるから、複数層間の伝
熱管ユニットの形状や間隔等のばらつきが少なくなり、
熱効率を均一とすることができる。この場合も、複数層
の伝熱管ユニットを同一仕様の支持具によって簡単に支
持することが可能となる。請求項４に係る熱交換器用伝
熱管集合体によれば、各伝熱管ユニットの直径が等しく
円筒状内外面を持つものとなるから、軸方向の組み合わ
せや着脱作業性が向上し、複数本の伝熱管を並列接続し
た熱交換器を簡単に製作することができる。請求項５に
係る熱交換器によれば、容器本体内の熱交換室に、請求
項２、３または４記載の伝熱管集合体を収納してなる構
成を採用しているため、任意の仕様に対応した伝熱管集
合体を組み上げて、所望の特性を得ることができる。か
つ、従来の複雑なヘリカルコイル状の伝熱管と比較し
て、熱交換器の製作工数を著しく低減することができ
る。
トによれば、環状パイプ体がパイプ材を環状に曲げる成
形加工によって形成されるので、パイプ材を螺旋状に曲
げる場合と比較して、製作性が高まるとともに加工精度
を向上させることができる。請求項２に係る熱交換器用
伝熱管集合体によれば、同型の伝熱管ユニットを複数製
作しておいて、これらを直列接続することによって全体
を組み上げるものであるから、伝熱管を円筒状とするこ
とが容易になり、直列接続によって伝熱管の長さ設定を
自在に行なうことができるとともに、伝熱管ユニット部
分の形状が同一面上で環状となる単純なものであるか
ら、伝熱管ユニットの支持具等を同一仕様として部品点
数を低減することが可能となる。請求項３に係る熱交換
器用伝熱管集合体によれば、伝熱管ユニットを複数層並
列としかつ直列接続するものであるから、複数層間の伝
熱管ユニットの形状や間隔等のばらつきが少なくなり、
熱効率を均一とすることができる。この場合も、複数層
の伝熱管ユニットを同一仕様の支持具によって簡単に支
持することが可能となる。請求項４に係る熱交換器用伝
熱管集合体によれば、各伝熱管ユニットの直径が等しく
円筒状内外面を持つものとなるから、軸方向の組み合わ
せや着脱作業性が向上し、複数本の伝熱管を並列接続し
た熱交換器を簡単に製作することができる。請求項５に
係る熱交換器によれば、容器本体内の熱交換室に、請求
項２、３または４記載の伝熱管集合体を収納してなる構
成を採用しているため、任意の仕様に対応した伝熱管集
合体を組み上げて、所望の特性を得ることができる。か
つ、従来の複雑なヘリカルコイル状の伝熱管と比較し
て、熱交換器の製作工数を著しく低減することができ
る。
【図１】本発明に係る熱交換器及びその伝熱管の一実施
例を示す一部を断面した正面図である。
例を示す一部を断面した正面図である。
【図２】本発明に係る熱交換器及びその伝熱管の一実施
例を示す一部を断面した平面図である。
例を示す一部を断面した平面図である。
【図３】本発明に係る熱交換器用伝熱管ユニットの接続
状況を示す正面図である。
状況を示す正面図である。
【図４】図１に示す熱交換器用伝熱管集合体の展開図で
ある。
ある。
【図５】本発明に係る熱交換器用伝熱管ユニットの継手
の他の例を示す一部を断面した正面図である。
の他の例を示す一部を断面した正面図である。
【図６】本発明に係る熱交換器用伝熱管ユニットの他の
接続例を示す一部を省略した斜視図である。
接続例を示す一部を省略した斜視図である。
【図７】高温ガス炉に使用される中間熱交換器の構造例
を示す正断面図である。
を示す正断面図である。
１ 容器（容器本体） ２ 高温流体入口 ３ 高温流体出口 ４ 低温流体入口 ６ 流体集合筒 ７ 低温流体出口 ９ ヘッダ Ａ，Ｂ，Ｃ 熱交換器用伝熱管集合体（伝熱管集合体） １１Ａ，１１Ｂ，１１Ｃ 熱交換器用伝熱管ユニット
（伝熱管ユニット） １２ 環状パイプ体 １３ 切れ目 １４ 接続管 １５ 溶接継手 １６ 熱交換室 １７ 上部連結管 １８ 下部連結管 １９ ソケット
（伝熱管ユニット） １２ 環状パイプ体 １３ 切れ目 １４ 接続管 １５ 溶接継手 １６ 熱交換室 １７ 上部連結管 １８ 下部連結管 １９ ソケット
Claims (5)
- 【請求項１】 周方向に分離する切れ目を有する環状パ
イプ体と、該環状パイプ体の切れ目の近傍に接続状態に
配され軸方向に沿って離反する方向に延在する接続管と
を具備することを特徴とする熱交換器用伝熱管ユニッ
ト。 - 【請求項２】 請求項１記載の同型の複数の伝熱管ユニ
ットを、接続管の部分で直列接続してヘリカルコイル状
に組み上げてなることを特徴とする熱交換器用伝熱管集
合体。 - 【請求項３】 請求項１記載の同型の複数の伝熱管ユニ
ットを軸方向に数層重ね合わせ、各接続管の部分で直列
接続して並列状態のヘリカルコイル状に組み上げてなる
ことを特徴とする熱交換器用伝熱管集合体。 - 【請求項４】 直径の異なる伝熱管ユニットをそれぞれ
ヘリカルコイル状に組み上げ、同心円状に配列してなる
ことを特徴とする請求項２または３記載の熱交換器用伝
熱管集合体。 - 【請求項５】 容器本体内の熱交換室に、請求項２、３
または４記載の伝熱管集合体を収納してなることを特徴
とする熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16952892A JPH0611281A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 熱交換器及びその伝熱管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16952892A JPH0611281A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 熱交換器及びその伝熱管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0611281A true JPH0611281A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=15888177
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16952892A Withdrawn JPH0611281A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 熱交換器及びその伝熱管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0611281A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018031482A (ja) * | 2016-08-22 | 2018-03-01 | オリオン機械株式会社 | 熱交換器および水素ガス冷却装置 |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP16952892A patent/JPH0611281A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018031482A (ja) * | 2016-08-22 | 2018-03-01 | オリオン機械株式会社 | 熱交換器および水素ガス冷却装置 |
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