JPH06112218A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH06112218A
JPH06112218A JP2404790A JP40479090A JPH06112218A JP H06112218 A JPH06112218 A JP H06112218A JP 2404790 A JP2404790 A JP 2404790A JP 40479090 A JP40479090 A JP 40479090A JP H06112218 A JPH06112218 A JP H06112218A
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JP
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impurity diffusion
gate electrode
diffusion layers
concentration
diffusion layer
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Masanobu Saito
雅伸 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、LDD構造の電界効果トランジスタ
において、サイドウォ−ルスペ−サに起因する信頼性の
低下を防止する。 【構成】第1導電型の半導体基板1と、基板1の表面に
所定距離をおいて形成された第2導電型の2つの不純物
拡散層と、これら拡散層間の基板の表面に絶縁膜3を介
して形成されたゲ−ト電極5を有する半導体装置におい
て、前記不純物拡散層は、ゲ−ト電極5と重なり合う部
分を有する高濃度の不純物拡散層17,19と、チャネ
ル部領域では拡散層17,19より浅く形成され、それ
以外の領域では拡散層17,19より深く形成されてい
る低濃度の不純物拡散層9,11とからなることを特徴
とする。また、高濃度,低濃度の不純物拡散層9,1
1,17,19は、ゲ−ト電極5とこのゲ−ト電極5上
に形成されたフォトレジストパタ−ンをマスクとして不
純物イオンを基板1に注入して形成することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LDD構造を有するM
IS型電界効果トランジスタ及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピューターや通信機器の重要
部分には、大規模集積回路(LSI)が多用されてい
る。LSI単体の性能を上げる1つの方法は、MOSト
ランジスタ等のLSI基本素子を微細化してLSIの集
積度を高めることである。しかし電源電圧を一定にした
ままスケ−リング則に従い素子を微細化すると種々な問
題が発生して素子の信頼性が低下する。例えば、MIS
型電界効果トランジスタの場合には、ドレイン近傍の電
界が増えてホットキャリアが発生する。ホットキャリア
によるトランジスタ特性の劣化対策としてはドレイン近
傍の電界緩和がなされている。ドレイン近傍の電界を緩
和する1つの方法はLDD(Lightly DopedDrain )構
造を採用することである。図12には従来のLDD構造
のMIS型電界効果トランジスタの断面図が示されてい
る。
【0003】p型の半導体基板1上にはゲ−ト絶縁膜3
を介してゲ−ト電極5が設けられ、このゲ−ト電極5の
側壁にはサイドウォ−ルスペ−サ13が設けられてい
る。そして、基板1の表面にはゲ−ト電極5に自己整合
的な低濃度のn型のソ−ス,ドレイン不純物拡散層9,
11及びサイドウォ−ルスペ−サ13に自己整合的な高
濃度のn型のソ−ス,ドレイン不純物拡散層17,19
が設けられている。図9〜図11には上述したLDD構
造のMISトランジスタの製造工程断面図が示されてい
る。
【0004】これを製造工程に従い説明すると、最初、
図9に示すように、p型の半導体基板1上にゲ−ト絶縁
膜3を形成する。次いでこのゲ−ト絶縁膜3上にゲ−ト
電極5を形成し、この後、ゲ−ト絶縁膜3をマスクとし
て半導体基板1にn型の不純物イオン7を注入して低濃
度のn型のソ−ス,ドレイン不純物拡散層9,11を形
成する。
【0005】次に、図10に示すように、基板全面に絶
縁膜を堆積した後、この絶縁膜を異方性エッチングによ
りゲ−ト電極の側壁部のみに残るようにエッチングして
サイドウォ−ルスペ−サ13を形成する。
【0006】最後に、図11に示すように、ゲ−ト電極
5,サイドウォ−ルスペ−サ13をマスクとして半導体
基板1にn型の不純物イオン15を注入して高濃度のn
型のソ−ス,ドレイン不純物拡散層17,19を形成す
る。
【0007】このように製造されたLDD構造のMIS
トランジスタでは、低濃度のソ−ス,ドレイン不純物拡
散層9,11が浅い位置に存在するため、ドレイン不純
物拡散層11の空乏層のチャネル方向の伸びが抑制され
る。このため、チャネル長が実効的に長くなるのでしき
い値電圧の変動を始めとする短チャネル効果を防止する
ことができる。
【0008】しかしながら、このように製造された従来
のLDD構造のMIS型電界効果トランジスタには次の
ような問題があった。即ち、サイドウォ−ルスペ−サ1
3のゲ−ト長方向の幅を所定の寸法に形成するのが難し
く、このため、トランジスタ特性がばらつくという問題
があった。また、サイドウォ−ルスペ−サ13を形成す
る際の異方性エッチングによりゲ−ト絶縁膜3や半導体
基板1がダメ−ジを受ける。このため、ホットキャリが
ゲ−ト絶縁膜3にトラップされ易くなったり、ゲ−ト絶
縁膜3と半導体基板1との界面に界面準位が発生し易く
なり、トランジスタ特性が変動するとう問題があった。
また、低濃度のソ−ス,ドレイン不純物拡散層9,11
が存在するため、ソ−ス,ドレイン全体の抵抗が通常の
MISトランジスタのそれより高くなる。そして、低濃
度のソ−ス,ドレイン不純物拡散層9,11が高濃度の
ソ−ス,ドレイン不純物拡散層17,19により深く形
成されると、これら不純物拡散層17,19の間が狭く
なるので低濃度のドレイン11不純物拡散層の空乏層が
低濃度のソ−ス9の空乏層まで容易に広がりパンチスル
ーが生じ易くなる。逆に、高濃度のソ−ス,ドレイン不
純物拡散層17,19低濃度のソ−ス,ドレイン不純物
拡散層9,11により深く形成されると、高濃度のソ−
ス,ドレイン不純物拡散層17,19と基板1との接合
容量が増大し、トランジスタ特性が低下する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く従来のLD
D構造のMIS型電界効果トランジスタでは、低濃度及
び高濃度の不純物拡散層を形成するためにゲ−ト電極の
側壁に絶縁膜(サイドウォ−ルスペ−サ)を形成する必
要があった。このため、サイドウォ−ルスペ−サを形成
する際のエッチング工程により、基板やゲ−ト絶縁膜が
ダメ−ジを受けトランジスタ特性が変動するという問題
があった。また、低濃度の不純物拡散層が原因して負荷
駆動能力が低下したり、低濃度の不純物拡散層と高濃度
の不純物拡散層との深度関係により、パンチスルーが起
き易くなったり、接合容量が増加するという問題があっ
た。
【0010】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところはパンチスルーの発生や接
合容量の増加などを防止したLDD構造を有する信頼性
の高い半導体装置を提供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、不純物拡散層
の形成工程に起因するトランジスタ特性の変動を防止し
たLDD構造を有する信頼性の高い半導体装置の製造方
法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の半導体装置は、第1導電型の半導体基板
と、この半導体基板の表面に所定距離をおいて形成され
た第2導電型の2つの不純物拡散層と、これら2つの不
純物拡散層間の前記半導体基板の表面に絶縁膜を介して
形成されたゲ−ト電極を有する半導体装置において、ゲ
−ト電極と重なり合う部分を有する高濃度の不純物拡散
層と、チャネル部領域では前記高濃度の不純物拡散層よ
り浅く形成され、それ以外の領域では前記高濃度の不純
物拡散層より深く形成されている低濃度の不純物拡散層
とを有することを特徴とするなお、前記高濃度の不純物
拡散層は、前記低濃度の不純物拡散層により内包されて
いることが望ましい。
【0013】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
所定の素子形成加工が施された第1導電型の半導体基板
上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上にゲ−ト電
極材料を堆積する工程と、前記ゲ−ト電極材料上にフォ
トレジストパタ−ンを形成し、このフォトレジストパタ
−ンをマスクとして前記ゲ−ト電極材料をエッチングし
てゲ−ト電極を形成する工程と、前記フォトレジストパ
タ−ンをゲ−ト長方向に狭小化する工程と、ゲ−ト長方
向に狭小化された前記フォトレジストパタ−ンと前記ゲ
−ト電極とをマスクとして第2導電型の不純物イオンを
前記半導体基板に注入して低濃度の不純物拡散層を形成
する工程と、前記フォトレジストパタ−ンを除去して前
記ゲ−ト電極をマスクとして第2導電型の不純物イオン
を前記半導体基板に注入して高濃度の不純物拡散層を形
成する工程とを有することを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の半導体装置によれば、低濃度及び高濃
度の不純物拡散層がゲ−ト電極と重なり合う構成をして
いるので、低濃度の不純物拡散層のみがゲ−ト電極と重
なり合っている従来構成の電界効果トランジスタに比べ
て負荷駆動能力が高くなる。また、低濃度の不純物拡散
層はチャネル部領域では浅く形成されているので空乏層
の広がりが抑制され、パンチスルーが起こり難くなる。
更に、高濃度の不純物拡散層は低濃度の不純物拡散層を
介して基板と接合するので高濃度の不純物拡散層と基板
との間の接合容量が減少する。
【0015】本発明の半導体装置の製造方法によれば、
サイドウォ−ルスペ−サをマスクにする代わりに、ゲ−
ト電極,フォトレジストパタ−ンをマスクとして低濃度
及び高濃度の不純物拡散層を形成するので、サイドウォ
−ルスペ−サの形成に起因する種々の問題は生じない。
また、高濃度,低濃度の不純物拡散層の厚さは、不純物
イオンの加速電圧を調節することで容易にを制御でき
る。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。なお、図9〜図12の従来例と対応する部分には図
9〜図12と同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図5には本発明の一実施例に係るLDD構造のMIS型
電界トランジスタの断面図が示されている。
【0017】シリコンからなるp型の半導体基板1上に
はシリコン酸化膜からなるゲ−ト絶縁膜3が堆積されて
いる。このゲ−ト絶縁膜3上にはn+ 多結晶シリコンか
らなるゲ−ト電極5が設けられている。半導体基板1の
表面にはゲ−ト電極5に自己整合的な高濃度のn型のソ
−ス,ドレイン不純物拡散層17,19が設けられてい
る。これら高濃度の不純物拡散層17,19はそれぞれ
低濃度のn型のソ−ス,ドレイン不純物拡散層9,11
で内包されている。これら低濃度の不純物拡散層9,1
1は、チャネル部領域では浅く、それ以外の領域では高
濃度の不純物拡散層17,19より深く形成されてい
る。図1〜図4には同MIS型電界効果トランジスタの
製造工程断面図が示されている。
【0018】最初、図1に示すように所定の素子形成加
工が施されたシリコンからなるp型の半導体基板1上
に、厚さ約20nm程度のゲ−ト酸化膜3を形成し、次
いでこのゲ−ト酸化膜3上に厚さ約200nm程度のn
+ 多結晶シリコン層2を堆積する。
【0019】次に、図2に示すようにn+ 多結晶シリコ
ン層2が堆積された半導体基板1上にフォトレジストパ
タ−ン4を形成し、このフォトレジストパタ−ン4をマ
スクとしてn+ 多結晶シリコン層2を厚さ約1.3μm
程度の厚さにエッチングしてゲ−ト長が約1.0μm程
度のゲ−ト電極5を形成する。
【0020】次に、図3に示すように圧力50mTorrの
酸素雰囲気中で電力50Wの酸素プラズマによりフォト
レジストパタ−ン4の表面を約200nm程度炭化して
所定の横幅(ゲ−ト長方向)のフォトレジストパタ−ン
4aを形成する。次いでこのフォトレジストパタ−ン4
aとゲ−ト電極5とをマスクとして、n型の不純物イオ
ン7例えばP+ イオンを加速電圧の45KeVの条件で
半導体基板1に打ち込み、低濃度のn型のソ−ス,ドレ
イン不純物拡散層9,11を形成する。このとき、低濃
度のn型のソ−ス,ドレイン不純物拡散層9,11は、
マスクの縁部の厚さが中央部のそれより薄いので、フォ
トレジストパタ−ン4aの縁部下部では浅く形成され
る。
【0021】次に図4に示すようにフォトレジストパタ
−ン4aを除去した後、ゲ−ト電極5をマスクとして、
n型不純物イオン15例えばAs+ イオンを加速電圧の
50KeVの条件で半導体基板1に打ち込み、高濃度の
n型のソ−ス,ドレイン不純物拡散層17,19を形成
する。
【0022】最後に、層間絶縁膜を基板1の全面に堆積
し、ソース・ドレイン領域上にコンタクトホールを設
け、ここに電極配線を形成してLDD構造のMIS型電
界効果トランジスタが完成する。
【0023】以上のような製造方法によれば、サイドウ
ォ−ルスペ−サを形成する必要が無く、従来のようにサ
イドウォ−ルスペ−サの寸法ずれに起因するトランジス
タ特性のばらつきは起きない。また、サイドウォ−ルス
ペ−サ形成時の異方性エッチングによる基板1,ゲ−ト
絶縁膜3のダメ−ジもなくなり、ホットキャリアがゲ−
ト絶縁膜3にトラップされ難くなりトランジスタ特性が
劣化するという問題も起こらない。更に、製造工程数も
従来のそれより1工程しか多くないので生産性が低下す
るという不都合は起きない。
【0024】また、このように構成されたLDD構造の
MIS型電界効果トランジスタは、サイドウォ−ルスペ
−サが無いのでゲ−ト絶縁膜3に注入されたホットキャ
リアがサイドウォ−ルスペ−サ中に蓄積してトランジス
タ特性が変動するという問題は起きない。また、高濃度
のソ−ス,ドレイン不純物拡散層17,19とゲ−ト電
極5とが重なり合う構成をしているので、低濃度のソ−
ス,ドレイン不純物拡散層9,11による負荷駆動能力
の低下を防止することができる。更に、高濃度のソ−
ス,ドレイン不純物拡散層17,19は、それぞれ低濃
度のソ−ス,ドレイン不純物拡散層9,11により内包
された構成をしているので、高濃度の不純物拡散層1
7,19と基板との接合容量が大きくなるということが
ない。したがって、接合容量増大によるトランジスタ特
性の低下を防止することができる。また、低濃度のソ−
ス,ドレイン不純物拡散層9,11は、チャネル部領域
では浅く形成されているのでドレイン不純物拡散層11
からの空乏層のチャネル方向の広がり小さくなる。その
結果、パンチスルーが従来よりドレイン不純物拡散層1
1側で発生するのでチャネル長が実効的に長くなり短チ
ャネル効果を防止することができる。
【0025】かくして本実施例では、ゲ−ト電極5,レ
ジストパタ−ン4aをマスクとして低濃度,高濃度の不
純物各層9,11,17,19を選択的に形成するの
で、サイドウォ−ルスペ−サの形成が不要になる。その
結果、サイドウォ−ルスペ−サに起因する製造上、構造
上の問題が無くなりトランジスタ特性の優れた信頼性の
高いLDD構造のMIS型電界効果トランジスタを得る
ことができる。図6〜図8には本発明の他の実施例に係
るLDD構造のMIS型電界効果トランジスタの製造工
程断面図が示されている。
【0026】これが先に説明した実施例と異なる点は、
高濃度のソ−ス,ドレイン不純物拡散層17,19を形
成した後に、低濃度のソ−ス,ドレイン不純物拡散層
9,11を形成したことにある。
【0027】これを製造工程に従い説明すると、最初、
図6に示すようにシリコンからなるp型の半導体基板1
上に、厚さ約20nmのゲ−ト酸化膜3,厚さ約200
nmのn+ 多結晶シリコン層2を順次形成する。
【0028】次に、図7に示すように基板1の全面にフ
ォトレジストを塗布した後、このフォトレジストをフォ
トリソグラフィを用いてパタ−ニングして厚さ約1.3
μm程度のフォトレジストパタ−ン4を形成する。そし
て、このフォトレジストパタ−ン4をマスクにしてn+
多結晶シリコン層2をエッチングしてゲ−ト長が約1.
0μm程度のゲ−ト電極5を形成する。この後、フォト
レジストパタ−ン4とゲ−ト電極5とをマスクとしてn
型の不純物イオン7例えばAs+ イオンを加速電圧50
KeVの条件で半導体基板1に打ち込み、ゲ−ト電極5
と自己整合的に高濃度のソ−ス,ドレイン不純物拡散層
17,19を形成する。
【0029】次に図8に示すように圧力50mTorrの酸
素ガス雰囲気中で電力50Wの酸素プラズマでもってフ
ォトレジストパタ−ン4の表面を200nm程度炭化し
て除去することでフォトレジストパタ−ン4aを形成す
る。この後、フォトレジストパタ−ン4aとゲ−ト電極
5をマスクとして、n型の不純物イオン15例えばP+
イオンを加速電圧45KeVの条件で半導体基板1に注
入し、低濃度のソ−ス,ドレイン不純物拡散層9,11
を形成する。このとき、これら不純物拡散層9,11は
先の実施例と同じ理由でチャネル部領域では浅く、それ
以外の領域では高濃度の不純物拡散層17,19より深
く形成される。最後にフォトレジストパタ−ン4aを除
去した後、通常のMIS型電界効果トランジスタの製造
方法に従い電極配線を形成して完成する。
【0030】この場合でも、サイドウォ−ルスペ−サの
代わりに、ゲ−ト電極5,レジストパタ−ン4aをマス
クとして低濃度,高濃度の不純物各層9,11,17,
19を形成しているので先の実施例と同様な効果が得ら
れる。
【0031】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。実施例ではnチャネルのMIS型電界
効果トランジスタの場合について説明したが、pチャネ
ルのMIS型電界効果トランジスタについても同様な実
施が可能である。また、本実施例では、ゲ−ト絶縁膜と
してシリコン酸化膜を用いたが、シリコン窒化膜等の他
のゲ−ト絶縁膜を用いても良い。その他、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で、種々変形して実施できる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明の半導体装置に
よれば、高濃度の不純物拡散層とゲ−ト電極とが重なり
合う構成にしたので負荷駆動能力が向上する。また、低
濃度の不純物拡散層は、チャネル部領域では浅くそれ以
外では高濃度の不純物拡散層より深く形成されているの
でパンチスルーの発生や接合容量の増加などを防止する
ことができ、もって信頼性の高い電界効果トランジスタ
を得ることができる。
【0033】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、ゲ−ト電極,フォトレジストをマスクとして高濃
度及び低濃度の不純物拡散層を形成するので、サイドウ
ォ−ルスペ−サの形成に起因するトランジスタ特性の劣
化が無くなり、信頼性の高い高い電界効果トランジスタ
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るLDD構造のMIS型
電界効果トランジスタの製造工程断面図。
【図2】本発明の一実施例に係るLDD構造のMIS型
電界効果トランジスタの製造工程断面図。
【図3】本発明の一実施例に係るLDD構造のMIS型
電界効果トランジスタの製造工程断面図。
【図4】本発明の一実施例に係るLDD構造のMIS型
電界効果トランジスタの製造工程断面図。
【図5】本発明の一実施例に係るLDD構造のMIS型
電界効果トランジスタの断面図。
【図6】本発明の他の実施例に係るLDD構造のMIS
型電界効果トランジスタの製造工程断面図。
【図7】本発明の他の実施例に係るLDD構造のMIS
型電界効果トランジスタの製造工程断面図。
【図8】本発明の他の実施例に係るLDD構造のMIS
型電界効果トランジスタの製造工程断面図。
【図9】従来のLDD構造のMIS型電界効果トランジ
スタの製造工程断面図。
【図10】従来のLDD構造のMIS型電界効果トラン
ジスタの製造工程断面図。
【図11】従来のLDD構造のMIS型電界効果トラン
ジスタの製造工程断面図。
【図12】従来のLDD構造のMISトランジスタの断
面図。
【符号の説明】
1…半導体基板、2…n+ 多結晶シリコン層,3…ゲ−
ト絶縁膜、4,4a…フォトレジストパタ−ン、5…ゲ
−ト電極、7…不純物イオン、9…低濃度のソ−ス不純
物拡散層、11…低濃度のドレイン不純物拡散層、13
…サイドウォ−ルスペ−サ、15…不純物イオン、17
…高濃度のソ−ス不純物拡散層、19…高濃度のドレイ
ン不純物拡散層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型の半導体基板と、この半導体基
    板の表面に所定距離をおいて形成された第2導電型の2
    つの不純物拡散層と、これら2つの不純物拡散層間の前
    記半導体基板の表面に絶縁膜を介して形成されたゲ−ト
    電極を有する半導体装置において、 前記不純物拡散層は、前記ゲ−ト電極と重なり合う部分
    を有する高濃度の不純物拡散層と、チャネル部領域では
    前記高濃度の不純物拡散層より浅く形成され、それ以外
    の領域では前記高濃度の不純物拡散層より深く形成され
    ている低濃度の不純物拡散層とを有することを特徴とす
    る半導体装置。
  2. 【請求項2】所定の素子形成加工が施された第1導電型
    の半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜上にゲ−ト電極材料を堆積する工程と、 前記ゲ−ト電極材料上にフォトレジストパタ−ンを形成
    し、このフォトレジストパタ−ンをマスクとして前記ゲ
    −ト電極材料をエッチングしてゲ−ト電極を形成する工
    程と、 前記フォトレジストパタ−ンをゲ−ト長方向に狭小化す
    る工程と、 ゲ−ト長方向に狭小化された前記フォトレジストパタ−
    ンと前記ゲ−ト電極とをマスクとして第2導電型の不純
    物イオンを前記半導体基板に注入して低濃度の不純物拡
    散層を形成する工程と、 前記フォトレジストパタ−ンを除去して前記ゲ−ト電極
    をマスクとして第2導電型の不純物イオンを前記半導体
    基板に注入して高濃度の不純物拡散層を形成する工程
    と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100749270B1 (ko) * 2001-12-21 2007-08-13 매그나칩 반도체 유한회사 시모스 이미지센서 및 그 제조방법
KR101006530B1 (ko) * 2009-02-24 2011-01-07 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자 및 그의 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100749270B1 (ko) * 2001-12-21 2007-08-13 매그나칩 반도체 유한회사 시모스 이미지센서 및 그 제조방법
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