JPH0610723A - 自動変速機付車両の制御装置 - Google Patents

自動変速機付車両の制御装置

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JPH0610723A
JPH0610723A JP4164590A JP16459092A JPH0610723A JP H0610723 A JPH0610723 A JP H0610723A JP 4164590 A JP4164590 A JP 4164590A JP 16459092 A JP16459092 A JP 16459092A JP H0610723 A JPH0610723 A JP H0610723A
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JP
Japan
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vehicle
automatic transmission
traveling
detecting
detecting means
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JP4164590A
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Masanobu Horiguchi
正伸 堀口
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Unisia Jecs Corp
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  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】流体式自動変速機を備えた車両の坂道での発進
性を向上させる。 【構成】変速機が前進ギヤ位置にシフトされているとき
に(S1)、車両が後退しているか否かを検出する(S
2)。そして、車両の後退が検出されたときには、その
ときの後退加速度に応じた値だけ(S3,S4)、スロ
ットル弁をアクチュエータによって強制的に開かせる
(S5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流体式トルクコンバータ
を介してエンジン出力トルクが伝達されるよう構成され
た自動変速機が備えられた車両の制御装置に関し、特
に、坂道における発進性の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジン出力トルクを流体式
のトルクコンバータを介して歯車式変速機に伝達するよ
う構成された自動変速機が知られている(特開昭60−
256675号公報等参照)。また、このような流体式
の自動変速機においては、トルクコンバータによるトル
クの増大効果によって、アイドル状態で車両をじわじわ
と前進させるクリープ現象が発生することが知られてお
り、登坂路で停止する場合にこのクリープ現象によって
車両の後退が妨げられ、登坂路での停止・発進がスムー
スに行えるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、緩い勾配
(例えば勾配15%未満)の登坂路では、ブレーキペダル
を踏んで制動している状態から発進するときに、ブレー
キペダルから足を離しても、前記クリープ現象によって
車両が後退することはないが、急な登坂路(例えば勾配
15%以上)では、ブレーキペダルから足を離してしまう
と、駆動トルクの不足によって車両が後退することがあ
り、この発進時の後退が運転者に不安感を与えるという
問題があった。
【0004】尚、下り坂で車両を後退させようとすると
きには、前記トルク不足によって発進時に車両が前進し
てしまうことがあり、この場合も、運転者に不安感を与
えることになる。本発明は上記問題点に鑑みなされたも
のであり、流体式自動変速機を備えた車両において、急
な坂道であっても発進時に本来の進行方向とは逆方向に
車両が進行することを抑止できるようにして、坂道にお
ける発進性能を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため本発明にかかる
自動変速機付車両の制御装置は、エンジン出力トルクを
流体式トルクコンバータを介して自動変速機に伝達する
よう構成された自動変速機付車両の制御装置であって、
図1又は図2に示すように構成される。図1において、
進行方向検出手段は、車両の進行方向を検出し、走行ギ
ヤ位置検出手段は、自動変速機が走行ギヤ位置にシフト
されていることを検出する。そして、エンジン吸入空気
量増大手段は、走行ギヤ検出手段で自動変速機のギヤ位
置が走行位置であることが検出され、かつ、進行方向検
出手段で前記ギヤ位置に対応する方向と異なる方向への
車両の進行が検出されたときに、エンジンの吸入空気量
を強制的に増大させる。
【0006】一方、図2においては、前記エンジン吸入
空気量増大手段に代えて制動制御手段を設けてあり、こ
の制動制御手段は、走行ギヤ検出手段で自動変速機のギ
ヤ位置が走行位置であることが検出され、かつ、進行方
向検出手段で前記ギヤ位置に対応する方向と異なる方向
への車両の進行が検出されたときに、車両の制動装置を
強制的に作動させる。
【0007】ここで、前記進行方向検出手段は、車両の
車輪に同期して回転する回転軸に軸支され、周方向左右
に非対称な凹凸部が周面に形成されたシグナルプレート
と、このシグナルプレートの凹凸部の離接に応じた検出
信号を出力する電磁ピックアップと、立ち上げ用及び立
ち下げ用の2つの異なる基準レベルを用いて前記電磁ピ
ックアップからの検出信号を矩形波に整形する波形整形
回路と、この波形整形回路から出力される矩形波のデュ
ーティ比に応じて車両の前進・後退を検出する前進・後
退検出手段と、を含んで構成されるようにすると良い。
【0008】
【作用】かかる構成の自動変速機付車両の制御装置によ
ると、自動変速機の走行ギヤ位置に対応する方向とは逆
方向に車両が進行すると、エンジンの吸入空気量が強制
的に増大され、エンジンの出力トルクを増大させるか
ら、急な坂道における発進時であってもトルク不足にな
ることを回避でき、以て、車両が本来の進行方向と逆方
向(坂道を下る方向)に進むことを抑止できる。
【0009】また、走行ギヤ位置に対応する方向とは逆
方向に車両が進行したときに、強制的に制動装置を作動
させるようにすれば、急な坂道での発進時に運転者がブ
レーキペダルから足を離しても、トルク不足による車両
の坂道を下る方向への逆走が制動され、車両が逆方向に
進行することを抑止し得る。更に、周面に凹凸部が設け
られたシグナルプレートと、該シグナルプレートの凹凸
部の離接に応じた検出信号を出力する電磁ピックアップ
とからなる回転センサにおいて、前記凹凸部が周方向左
右に非対称に形成されていれば、シグナルプレートの回
転方向、換言すれば、車両の進行方向によって異なる波
形の検出信号が電磁ピックアップから出力される。ここ
で、前記検出信号を矩形波に整形するときに、矩形波の
立ち上げ用として用いる基準レベルと、矩形波の立ち下
げ用の基準レベルとを異ならせてあれば、車両の進行方
向(前進又は後退)によってデューティ比の異なる矩形
波が得られ、前記デューティ比に基づいて車両の進行方
向を判別し得る。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。本実施例
のシステム構成を示す図3において、図示しない車両に
搭載されたエンジン1の出力側に自動変速機2が接続さ
れている。この自動変速機2は、エンジン1の出力側に
介在する流体式トルクコンバータ3と、この流体式トル
クコンバータ3を介して連結され、エンジン出力トルク
がこの流体式トルクコンバータ3を介して伝達される歯
車式変速機4と、各種摩擦要素(フロントクラッチ,リ
ヤクラッチ,ブレーキバンド,オーバーランクラッチ,
ロックアップクラッチ等)の結合・開放操作を行う変速
制御,ロックアップ制御,ライン圧制御,エンジンブレ
ーキ制御等のためのソレノイドバルブ群5とを備える。
前記ソレノイドバルブ群5は、ロックアップソレノイ
ド,シフトソレノイドA,シフトソレノイドB,オーバ
ーランクラッチソレノイド,ライン圧ソレノイド等によ
って構成される。
【0011】前記ソレノイドバルブ群5を制御するコン
トロールユニット6には、各種のセンサからの信号が入
力される。前記各種のセンサとしては、エンジン1の吸
気系に介装されたスロットル弁7の開度TVOを検出す
るポテンショメータ式のスロットルセンサ8が設けられ
ている。前記スロットル弁7は、図示しないアクセルペ
ダルの踏込み量の検出値に基づいて制御されるスロット
ルアクチュエータ(例えばステップモータ)13によって
開閉駆動される構成となっている。
【0012】また、自動変速機2の出力軸(車両の車輪
に同期して回転する回転軸)に、該出力軸の所定回転角
毎にパルス信号を発する電磁式の車速センサ9が設けら
れている。前記コントロールユニット6は、運転者が操
作するセレクトレバーの操作位置信号に基づき、例えば
セレクトレバーがドライブレンジ(Dレンジ)の状態で
は、予め設定された変速パターンのマップを参照し、ス
ロットル弁開度TVOと車速VSPとに従って1速〜4
速の変速位置を自動設定し、ソレノイドバルブ群5を介
して歯車式変速機4をその変速位置に制御する自動変速
制御を行う。
【0013】ここで、前記車速センサ9は、図4に示す
ように、電磁ピックアップ10と、自動変速機2の出力軸
に軸支されたシグナルプレート11と、波形整形回路12と
から構成される。前記シグナルプレート11の周面には、
周方向左右に非対称な鋸歯状の凹凸部が形成されてお
り、該凹凸部に対峙して配設される電磁ピックアップ10
に対する凹凸部の離接に応じた検出信号が電磁ピックア
ップ10から得られるようになっている。
【0014】前記電磁ビックアップ10から出力される検
出信号は、波形整形回路12に入力されて矩形波に整形さ
れる。前記波形整形回路12は、矩形波立ち上げ用の基準
レベルVON及び矩形波及び立ち下げ用の基準レベルV
OFF と、電磁ピックアップ10からの検出信号とを比較す
ることで、前記検出信号を矩形波に整形する回路であ
る。
【0015】ここで、前記シグナルプレート11の周面に
設けられた凹凸部が周方向左右に非対称な形状になって
いることから、シグナルプレート11の回転方向、換言す
れば、車両の進行方向によって図5及び図6に示すよう
に異なる波形出力が電磁ピックアップ10から得られる。
更に、本実施例では、1つの基準レベルを検出信号が横
切ったことに基づいて矩形波の立ち上げ又は立ち下げを
行う構成ではなく、2つの異なる基準レベルVON,V
OFF に基づいて矩形波を形成する構成である。
【0016】このため、上記のように、回転方向によっ
て異なる波形が電磁ピックアップ10から出力されると、
図5及び図6に示すように、回転方向によって得られる
矩形波のデューティ比が異なり、前記波形整形回路12か
ら出力される矩形波を車速センサ9の検出信号として入
力する前進・後退検出手段としてのコントロールユニッ
ト6では、前記デューティ比を求めて車両の進行方向を
検知できるようになっている。
【0017】尚、本実施例において、進行方向検出手段
は、前記シグナルプレート11,電磁ピックアップ10,波
形整形回路12及び、矩形波のデューティ比を求めるコン
トロールユニット6の機能によって実現される。また、
前記シグナルプレート11における凹凸部の形状は、図4
に示した鋸歯形状に限定されるものではない。前記コン
トロールユニット6は、前述のように車速センサ9から
の検出信号に基づいて判別し得る車両の進行方向の情報
に基づいて、前記スロットルアクチュエータ13を、アク
セルペダルの動きとは関係なく図7のフローチャートに
示すように強制的に制御し、以て、登坂路での発進時に
車両が後退してしまうことを防止する制御機能を有して
いる。
【0018】図7のフローチャートにおいて、まず、ス
テップ1(図中ではS1としてある。以下同様)では、
歯車式変速機4が前進ギヤ位置にシフトされているか否
かを判別する。この部分が、走行ギヤ検出手段に相当す
る。ギヤ位置で前進段であるときには、ステップ2へ進
み、前述のように車速センサ9からの矩形波のデューテ
ィ比に基づいて車両の後退が検出されたか否かを判別す
る。
【0019】ギヤ位置が前進段であり、かつ、車両が後
退している場合には、登坂路における発進時で駆動トル
クの不足によって、ギヤ位置に対応する本来の進行方向
とは逆に車両が進行しているものと推定できる。この場
合には、ステップ3へ進み、前記車速センサ9からの矩
形波の周期変化に基づいて後退方向への車両の加速度を
算出する。
【0020】次いでステップ4では、前記算出された後
退方向への加速度に基づいて、スロットル弁7を開方向
に駆動するためのアクチュエータ13の制御信号補正値を
設定する。そして、次のステップ5では、前記補正値に
基づいてアクチュエータ13を補正制御し、通常の開度よ
りも前記補正値分だけスロットル弁7の開度を増大させ
る。即ち、アクセルペダルの踏込み量に基づいて設定さ
れる通常のスロットル弁開度よりも、所定開度だけスロ
ットル弁7(アクセル)を強制的に開かせるものであ
る。
【0021】本実施例において、上記のステップ3,
4,5の部分がエンジン吸入空気量増大手段に相当し、
ハードウェア構成としては、コントロールユニット6,
スロットルアクチュエータ13によってエンジン吸入空気
量増大手段が構成される。このようにして、スロットル
弁7を強制的に開かせると、エンジンの吸入空気量が増
大して出力トルクが増大し、車両を前進させる駆動トル
クが増大するから、登坂抵抗に抗して車両の後退を阻止
することができる。従って、急な登坂路での発進時に、
ブレーキペダルから足を離しても車両がずるずると後退
することがなく、安定した発進を行うことが容易とな
る。
【0022】尚、前記ステップ1における判別を、後退
ギヤ位置へのシフトに代えると共に、ステップ2におけ
る判別を車両の前進とすれば、下り坂で車両を後退発進
させる(車両を後退させて坂を登らせる)ときに、駆動
トルクの不足によって車両が前進してしまうことを、後
退方向への駆動トルクの増大によって抑止することがで
きる。
【0023】ところで、上記実施例では、坂道での発進
時に車両がギヤ位置に対応する方向と逆方向(前進ギヤ
位置では後退,後退ギヤ位置では前進)に進もうとする
ことを、アクセル(スロットル弁)を強制的に開かせて
エンジン吸入空気量を増大させ、以て、エンジン出力ト
ルクを増大させることで抑止するようにしたが、駆動ト
ルクはそのままに制動装置を作動させることで、逆方向
へ進むことを阻止するようにしても良い。
【0024】即ち、図3に示すように、ポンプ14で発生
した作動油圧の制動装置15への供給を調整するコントロ
ールバルブ16が、コントロールユニット6によって制御
されるよう構成し、ブレーキペダルの踏込みとは関係な
くコントロールユニット6によって制動装置15を作動さ
せることができるようにする。そして、図8のフローチ
ャートに示すようにして、坂道での発進時における車両
の逆走を、前記制動装置15を作動させて阻止するように
する。
【0025】図8のフローチャートにおいて、ステップ
11では、変速機が前進ギヤ位置にシフトされているか否
かを判別する。この部分が走行ギヤ位置検出手段に相当
する。ギヤ位置が前進段であるときには、ステップ12へ
進み、車両が後退しているか否かを判別する。
【0026】そして、前進ギヤ位置であって、車両が後
退しているときには、ステップ13へ進み、制動装置15を
強制的に作動させるべく、コントロールバルブ16を介し
てポンプ14で発生させた作動油圧を制動装置15に供給さ
せる。従って、急な登坂路での発進時にプレーキペダル
から足を離したときに、車両が後退しようとすると制動
がかかり、車両の後退が阻止される。
【0027】車両の後退を阻止すべく制動装置15を強制
的に作動させたときには、制動装置15の作動状態を示す
フラグFlagBに1をセットする。尚、本実施例にお
いて、上記のステップ13の部分が、制動制御手段に相当
し、ハードウェア構成としては、前記ポンプ14,コント
ロールバルブ16,コントロールユニット6によって制動
制御手段が構成される。
【0028】制動装置15の作動によって後退が停止する
と、ステップ12からステップ14へ進む。ステップ14で
は、前記フラグFlagBを判別し、フラグFlagB
に1がセットされているときには、ステップ15へ進み、
アクセルペダルが踏み込まれたか否か(スロットル弁7
が開かれたか否か)を判別する。アクセルペダルが踏み
込まれたときには、制動装置15を作動させなくても、駆
動トルクの増大によって後退を阻止することができるも
のと判断し、ステップ16へ進み、制動装置15の強制作動
を停止し、フラグFlagBをゼロリセットする。
【0029】また、ギヤ位置がニュートラル又は後退位
置にシフトされているときには、ステップ11からステッ
プ17へ進み、フラグFlagBが1であって、後退阻止
のための強制的な制動装置15の作動が行われている場合
には、ステップ18へ進み、制動装置15の強制作動を停止
させ、前記フラグFlagBをゼロリセットする。即
ち、前進ギヤ位置でブレーキペダルから足を離したとき
に、アイドル駆動トルクの不足によって車両が後退しよ
うとすると自動的に制動装置15が働き、後退が制動さ
れ、ブレーキペダルからアクセルペダルに踏み変えられ
ると、後退を阻止し得る駆動トルクの確保が行えるもの
と判断し、強制的な制動装置15の作動はキャンセルされ
る。
【0030】従って、急な登坂路での発進時に、ブレー
キペダルからアクセルペダルに踏み変えるときに、車両
がずるずると後退してしまうことがなく、安心感のある
発進が行えるようになる。尚、図8のフローチャートの
場合も、前進ギヤ位置を後退ギヤ位置、後退を前進と読
み変えることで、下り坂での後退発進時(後退によって
坂を登らせるとき)において、アイドルトルクの不足に
よって車両が前進してしまうことを防止できる。
【0031】上記実施例では、ギヤ位置に対応する方向
とは逆方向への車両の進行を阻止する方法として、アク
セル(スロットル弁)を強制的に開く方法と、制動装置
15を強制的に作動させる方法とをそれぞれ個別に示した
が、アクセルを強制的に開くと共に、制動装置15を作動
させる構成であっても良い。また、エンジンの吸入空気
量を強制的に増大させる手段としては、上記のようにス
ロットル弁を強制的に開かせる方法の他、スロットル弁
をバイパスして供給される空気量をコントロールする制
御弁の開度を強制的に開かせるようにしても良い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、流
体式自動変速機を備えた車両において、坂道での発進時
に、アイドルトルクの不足によって車両が本来の進行方
向(変速機のギヤ位置に対応する方向)とは逆方向に進
行してしまうことを阻止でき、急な坂道での発進をスム
ースに行えるようになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図。
【図2】本発明の基本構成を示すブロック図。
【図3】本発明の一実施例を示すシステム概略図。
【図4】実施例の車速センサの詳細を示すシステム図。
【図5】車速センサにおける信号特性を示すタイムチャ
ート。
【図6】車速センサにおける信号特性を示すタイムチャ
ート。
【図7】後退をスロットルを開けて阻止する実施例のフ
ローチャート。
【図8】後退を制動をかけて阻止する実施例のフローチ
ャート。
【符号の説明】
1 エンジン 2 自動変速機 3 流体式トルクコンバータ 4 歯車式変速機 6 コントロールユニット 7 スロットル弁 9 車速センサ 10 電磁ピックアップ 11 シグナルプレート 12 波形整形回路 13 スロットルアクチュエータ 14 ポンプ 15 制動装置 16 コントロールバルブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン出力トルクを流体式トルクコンバ
    ータを介して自動変速機に伝達するよう構成された自動
    変速機付車両の制御装置であって、 車両の進行方向を検出する進行方向検出手段と、 前記自動変速機が走行ギヤ位置にシフトされていること
    を検出する走行ギヤ検出手段と、 前記走行ギヤ検出手段で自動変速機のギヤ位置が走行位
    置であることが検出され、かつ、前記進行方向検出手段
    で前記ギヤ位置に対応する方向と異なる方向への車両の
    進行が検出されたときに、エンジンの吸入空気量を強制
    的に増大させるエンジン吸入空気量増大手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする自動変速機付車両
    の制御装置。
  2. 【請求項2】エンジン出力トルクを流体式トルクコンバ
    ータを介して自動変速機に伝達するよう構成された自動
    変速機付車両の制御装置であって、 車両の進行方向を検出する進行方向検出手段と、 前記自動変速機が走行ギヤ位置にシフトされていること
    を検出する走行ギヤ検出手段と、 前記走行ギヤ検出手段で自動変速機のギヤ位置が走行位
    置であることが検出され、かつ、前記進行方向検出手段
    で前記ギヤ位置に対応する方向と異なる方向への車両の
    進行が検出されたときに、車両の制動装置を強制的に作
    動させる制動制御手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする自動変速機付車両
    の制御装置。
  3. 【請求項3】前記進行方向検出手段が、 車両の車輪に同期して回転する回転軸に軸支され、周方
    向左右に非対称な凹凸部が周面に形成されたシグナルプ
    レートと、 該シグナルプレートの凹凸部の離接に応じた検出信号を
    出力する電磁ピックアップと、 立ち上げ用及び立ち下げ用の2つの異なる基準レベルを
    用いて前記電磁ピックアップからの検出信号を矩形波に
    整形する波形整形回路と、 該波形整形回路から出力される矩形波のデューティ比に
    応じて車両の前進・後退を検出する前進・後退検出手段
    と、 を含んで構成されたことを特徴とする請求項1又は2の
    いずれかに記載の自動変速機付車両の制御装置。
JP4164590A 1992-06-23 1992-06-23 自動変速機付車両の制御装置 Pending JPH0610723A (ja)

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