JPH06106247A - プレスブレーキ用クランプ装置 - Google Patents

プレスブレーキ用クランプ装置

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Publication number
JPH06106247A
JPH06106247A JP28094992A JP28094992A JPH06106247A JP H06106247 A JPH06106247 A JP H06106247A JP 28094992 A JP28094992 A JP 28094992A JP 28094992 A JP28094992 A JP 28094992A JP H06106247 A JPH06106247 A JP H06106247A
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JP
Japan
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clamp
clamp member
pressing plate
pressure
flow path
Prior art date
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Application number
JP28094992A
Other languages
English (en)
Inventor
Keitaro Yonezawa
慶多朗 米澤
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Kosmek KK
Original Assignee
Kosmek KK
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Publication date
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 長尺鋼板の折り曲げ加工などに使用するプレ
スブレーキのラムに上型を固定するクランプ装置におい
て、その上型を複数の分割型によって構成した場合にそ
の分割型の取り外し作業や交換作業を容易にする。 【構成】 複数枚の押さえ板2・2を水平方向に並設し
て、各押さえ板2をクランプ用バネ4によってクランプ
駆動し、流体作動室5の流体圧力によってアンクランプ
駆動する。各押さえ板2に第1と第2の2つの流路A・
Bを設けて、隣り合う押さえ板2・2の第1流路A・A
同士を第1連通管11によって連通するとともに、第2
流路B・B同士を第2連通管12によって連通する。上
記の第1流路Aを排圧可能に構成するとともに上記の第
2流路Bを給圧可能に構成し、各流体作動室5を切換弁
13によって上記の各流路A・Bへ選択的に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、長尺鋼板の折り曲げ
加工などに使用するプレスブレーキに装備されるクラン
プ装置であって、より詳しくいえば、そのプレスブレー
キのラムに上型をバネ力によって押圧固定し、その固定
状態を流体圧力によって解除するようにした装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のクランプ装置には、本発明者が
先に提案した特開平4−220119号公報に記載され
た技術がある。この技術は次のように構成されている。
ラムの下部に、上型の上部を、第1と第2のクランプ部
材によって前後両側から狭持可能に構成する。その第2
クランプ部材を水平方向へ並設した複数枚の押さえ板で
構成する。各押さえ板にクランプ用バネを装着するとと
もにアンクランプ用の流体圧作動室を設け、隣り合う押
さえ板の上記の作動室同士を1つの給排路によって連通
する。
【0003】上記の従来構造のクランプ装置は次のよう
に作動する。クランプ時には、上記の給排路から圧力流
体を排出する。すると、各押さえ板の作動室から圧力流
体が排出されて、各押さえ板がクランプ用バネによって
同時にクランプ駆動される。アンクランプ時には、上記
の給排路に圧力流体を供給する。すると、各作動室へ圧
力流体が供給されて、各押さえ板が流体圧力によって同
時にアンクランプ駆動される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プレスブレ
ーキでは、種々の折り曲げ作業に対応できるように、水
平方向の一端側から他端側へ積層させた多数の分割型に
よって上型を構成する場合が多い。折り曲げ作業の種類
に応じて中央側の分割型だけを取り外す時には、上記の
従来構造では、その取り外し作業が次の手順でなされ
る。
【0005】まず、プレスブレーキのラムを下死点まで
下降させて上型を下型に受けとめ、この状態で全ての押
さえ板をアンクランプ駆動する。次いで、取り外そうと
する中央側の分割型よりも一端側(又は他端側)に位置す
る多数の分割型を下型に沿わせて同上の一端側(又は他
端側)から順に抜き取っていき、その後、目的とする中
央側の分割型を取り外す。引き続いて、抜き取っておい
た多数の分割型を元の位置へ順に差し込んでいく。これ
が終了した後、全ての押さえ板をクランプ駆動するので
ある。
【0006】なお、前記の中央側の分割型を交換する時
には、中央側の元の分割型を抜き取った後、新たな分割
型を差し込んで、その後、抜き取っておいた多数の分割
型を元の位置へ差し込んでいくのである。
【0007】上記の従来技術は、中央側の分割型を取り
外したり交換したりする時に、その取り外したり交換し
たりする分割型よりも一端側(又は他端側)に位置する多
数の分割型を出し入れする必要があるので、その取り外
し作業や交換作業に手間がかかる。本発明は、分割型の
取り外し作業や交換作業を容易にすることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、プレスブレーキ用クランプ装置を例えば
図1から図7に示すように、次のように構成した。水平
方向へ延びるラム8の下部に、上型9の上部9aを、第
1クランプ部材26と第2クランプ部材27とによって
前後両側から狭持可能に構成する。その第2クランプ部
材27を水平方向へ並設した複数枚の押さえ板2・2で
構成する。上記の各押さえ板2を上記の第1クランプ部
材26へ近づけるクランプ用バネ4を設けるとともに、
同上の押さえ板2を同上の第1クランプ部材26から遠
ざける流体作動室5を設ける。上記の各押さえ板2に2
つの流路A・Bを設ける。隣り合う押さえ板2・2の一
方の流路A・A同士を連通させる連通管11を設けると
ともに他方の流路B・B同士を連通させる別の連通管1
2を設ける。上記の一方の流路Aを排圧可能に構成し、
上記の他方の流路Bを給圧可能に構成する。前記の各流
体作動室5を上記の各流路A・Bへ選択的に接続する切
換弁13を設ける。
【0009】なお、上記の2つの流路A・Bの状態は、
いずれか一方が排圧状態に保たれるとともに他方が給圧
状態に保たれる場合と、各流路A・Bが排圧状態と給圧
状態とにそれぞれ切換えられる場合とが考えられる。ま
た、上記の切換弁13は、1つの3ポート2位置切換弁
によって構成する場合や2つの開閉弁によって構成する
場合が考えられる。
【0010】
【作用】本発明は、例えば図3から図7に示すように、
次のように作用する。プレスブレーキのラム8に上型9
を取り付けた状態では、一方の流路Aが排圧状態に保た
れるとともに他方の流路Bが給圧状態に保たれ、各押さ
え板2に設けた切換弁13が排圧側(図3中のロック位
置L)へ切り換えられている。これにより、各作動室5
の圧力流体が一方の流路Aから排出されて、各押さえ板
2がクランプ用バネ4によってクランプ駆動されてい
る。
【0011】上記クランプ状態において、上型9のうち
の中央側の分割型だけを取り外しす時には、次のように
操作される。まず、プレスブレーキのラム8を上側へ移
動させて、例えば上死点位置で停止させる。この状態
で、複数の押さえ板2のうちの中央側の押さえ板2の切
換弁13を給圧側(図3中のリリース位置R)へ切り換え
る。すると、他方の流路Bの圧力流体が上記の中央側の
押さえ板2の作動室5へ供給されて、その押さえ板2だ
けがクランプ用バネ4に抗してアンクランプ駆動され
る。これにより、その押さえ板2に対応する中央側の分
割型だけを下側へ抜き取ることが可能となる。
【0012】なお、上型9のうちの上記の中央側の分割
型を交換する場合には、元の分割型を抜き取った位置に
新たな分割型を下側から差し込み、その後、上記の押さ
え板2をクランプ駆動するだけでよい。
【0013】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成され作用す
ることから、次の効果を奏する。上型のうちの中央側の
分割型を取り外したり交換したりする時に、複数の押さ
え板のうちの中央側の押さえ板だけをアンクランプ駆動
することによってその分割型だけを取り外したり交換し
たりすることが可能となる。このため、その分割型より
も一端側(又は他端側)に位置する多数の分割型を出し入
れする必要がなくなって、その取り外し作業や交換作業
が容易である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図7で説
明する。まず、図1から図3の各系統図によってクラン
プ装置全体の構成を説明する。図1は複数台のバネクラ
ンプ1を全てクランプした状態を示し、図2はこれらバ
ネクランプ1を全てアンクランプした状態を示し、図3
はこれらバネクランプ1を部分的にアンクランプ可能に
した状態を示している。
【0015】上記の各バネクランプ1は、ハウジング2
内に挿入したピストン3をクランプ用バネ4によってク
ランプ側へ駆動するとともに、同上ピストン3を流体作
動室5の圧力によってアンクランプ側へ駆動するように
構成される。符号8は固定台で、符号9は被固定物であ
る。
【0016】上記の各バネクランプ1に第1流路Aと第
2流路Bとの2つの流路が設けられる。隣り合う第1流
路A・A同士が第1連通管11によって接続され、隣り
合う第2流路B・B同士が別の連通管12によって接続
される。また、前記の各流体作動室5が、手動操作式の
切換弁13によって、上記の第1流路A又は第2流路B
へ選択的に接続される。さらに、上記の各流路A・B
に、給排ユニット16の給排切換手段17が接続され
る。
【0017】上記の給排ユニット16は、流体圧源であ
るブースタポンプPと、第1と第2の空圧給排弁19・
20と、第1と第2の圧油給排弁21・22とを備え
る。これらの給排弁19から22によって前記の給排切
換手段17が構成される。上記ブースタポンプPは、空
圧源Qの圧縮空気によって往復駆動されて、タンクT内
のオイルを高圧で吐出するようになっている。
【0018】クランプ装置は、上記の切換手段17によ
って、図1・2・3にそれぞれ示す第1操作状態と第2
操作状態と第3操作状態とに任意に切換えられる。図1
の第1操作状態では、上記の2つの空圧給排弁19・2
0を共に排出位置Nへ切換えることによって、上記の2
つの圧油給排弁21・22を共に排出位置Yへ切換え
る。これにより、両流路A・BがタンクTへ接続され
る。また、前記の各バネクランプ1の前記の切換弁13
をロック位置Lへ切換える。その結果、各流体作動室5
内の圧油が第1流路Aから排出されるので、上記の各ハ
ウジング2が前記クランプ用バネ4によって全てクラン
プ駆動される。これにより、複数の被固定物9を同時に
押圧固定できる。
【0019】図2の第2操作状態では、前記の2つの空
圧給排弁19・20を共に供給位置Mへ切換えることに
よって、前記の2つの圧油給排弁21・22を共に供給
位置Xへ切換える。これにより、前記の両流路A・Bが
ブースタポンプPへ接続される。前記の各切換弁13
は、図1の場合と同様に、ロック位置Lへ切換えられて
いる。その結果、第1流路Aの圧油が各流体作動室5へ
供給されて、上記の各ハウジング2が全てアンクランプ
駆動されて、前記の被固定物9の押圧状態が解除され
る。これにより、上記の複数の被固定物9を同時に取り
外すことができる。
【0020】図3の第3操作状態では、第2空圧給排弁
20を供給位置Mへ切換え、第1空圧給排弁19を排出
位置Nへ切換える。これにより、第2流路Bがブースタ
ポンプPに接続され、第1流路AがタンクTへ接続され
る。前記の各切換弁13は、図1の場合と同様に、ロッ
ク位置Lへ切換えられている。その結果、各流体作動室
5内の圧油が第1流路Aから排出されるので、上記の各
ハウジング2が前記クランプ用バネ4によって全てクラ
ンプ駆動される。
【0021】上記の図3の状態において、切換弁13を
リリース位置Rへ切換えると、第2流路Bの圧油が流体
作動室5へ供給されて、上述のように切換え操作したハ
ウジング2だけがアンクランプ駆動される。これによ
り、複数の被固定物9のうちの所望の被固定物9だけを
取り外すことができる。
【0022】上記の構成は次の長所が得られる。複数台
のバネクランプ1を設けたクランプ装置において、給排
切換手段17を切換え操作するだけで、全クランプ状態
と全アンクランプ状態と部分アンクランプ可能状態との
3つの状態が得られ、上記の部分アンクランプ可能状態
では、切換弁13によって、各被固定物9を必要に応じ
て個別にアンクランプできるので、作業工程の自由度が
高まる。しかも、上記の切換弁13を切換え操作するだ
けで所望のバネクランプ1をアンクランプできるので、
そのアンクランプのための切換操作が容易である。
【0023】上記クランプ装置をプレスブレーキに適用
した具体例を、図4から図7で説明する。図4は正面
図、図5は図4のV−V線矢視断面図、図6は図4のVI−
VI線矢視断面図、図7は部分アンクランプ状態を示す図
である。なお、これらの図では、前記の図1から図3に
示した要素と同じ構成の部材に同一の符号を付けてあ
る。ちなみに、符号8は、プレスブレーキのラムで、こ
れは前記の固定台に対応している。また、符号9は、上
記ラム8に押圧固定される上型で、これは前記の被固定
物に対応している。さらに、符号2は、押さえ板で、こ
れは前記ハウジングに対応している。
【0024】図4から図6のクランプ状態で示すよう
に、水平方向へ延びるラム8の下部8aに、上型9の上
部9aが下側から突き合わされる。その上型上部9a
は、第1クランプ部材26と第2クランプ部材27とに
よって、ラム下部8aに前後両側から狭持固定される。
上記の第1クランプ部材26は、後側(図5から図7上で
左側、以下おなじ)に配置され、上記の第2クランプ部
材27は、前側(同図上で右側、以下おなじ)に配置され
る。上記の上型9は、左右寸法の異なる多数の分割型を
選択して組み合わせることにより、左右方向の全長を適
宜変更できるようになっている。
【0025】上記の両クランプ部材26・27は、それ
ぞれ、複数の受け板28と複数の押さえ板2とを左右方
向に並列させてなる。図5に示すように、上記の受け板
28は、ラム下部8aの下部の貫通ネジ孔30に固定用
ボルト31によってネジ止めされる。また、その貫通ネ
ジ孔30にネジ止めしたバネ受けボルト32によって前
記クランプ用バネ4を受け止めて、そのバネ4によって
上記の押さえ板2を受け板28側へ弾圧してある。
【0026】また、上記の各押さえ板2の途中高さ部に
形成したシリンダ穴34に前記ピストン3が前後方向へ
移動自在に挿入され、同上の押さえ板2の下部と上部と
に前記の第1流路Aと第2流路Bとがそれぞれ形成され
る。前記の第1連通管11は左右一対のOリング35・
36を介して隣り合う押さえ板2・2の各流路A・Aの
開口端に油密状に嵌合されて、下ボルト37によって抜
け止めされる。前記の第2連通管12も上記の同様に油
密状に嵌合されて上ボルト38によって抜け止めされ
る。
【0027】前記の切換弁13は、閉止弁室41と、そ
の閉止弁室41に切換路42によって連通させた逆止弁
室43とを備える。上記の閉止弁室41に左ネジからな
る操作具44を保密移動自在に嵌合して、その操作具4
4の先端に設けた閉止ボール45を上記の切換路42右
端に設けた閉止弁座に開閉自在に接当させる。
【0028】上記の操作具44は、皿ビス48で固定し
たリング49によって抜け止めされる。その操作具44
の前端面に2つのスプリングピン51によって外筒52
を固定し、その外筒52の第1溝53と押さえ板2の第
2溝54とが合致した状態が前記ロック位置Lとされ
る。なお、その押さえ板2の前面には、上記ロック位置
Lへの操作方向と前記リリース位置Rへの操作方向とが
それぞれ矢印で表示される。
【0029】前記の逆止弁室43に挿入した逆止ボール
56が、逆止バネ57によって、前記切換路42の左端
に設けた逆止弁座に弾圧される。上記の逆止ボール56
と前記の閉止ボール45との間に連結ピン59が設けら
れる。前記の第1流路Aが第1連通路Dを通って前記の
閉止弁室41に連通され、前記の第2流路Bが第2連通
路Eを通って前記の逆止弁室43に連通され、上記の切
換路42が給排路Cを通って前記の流体作動室5に連通
される。
【0030】上記クランプ装置は次のように作動する。
図4から図6の全クランプ状態では、前記の操作具44
の六角穴61にレンチ(図示せず)を挿入して、その操作
具44を前側から見て時計回りの方向へ旋回操作するこ
とにより、切換弁13がロック位置Lへ切り換えられて
いる。これにより、図6に示すように、左ネジからなる
操作具44が右側へ退避して、逆止バネ57によって逆
止ボール56が閉弁されるとともに、連結ピン59によ
って閉止ボール45が開弁される。
【0031】これにより、流体作動室5は、給排路C・
切換路42・閉止弁室41・第1連通路Dを順に通って
第1流路Aへ連通される。この第1流路Aが前記タンク
T(図1参照)へ接続されているため、前記ピストン3が
右側へ退避している。このため、図5に示すように、前
記の押さえ板2がクランプ用バネ4によって左向きに弾
圧され、その押さえ板2が上型9を受け板28へ押圧固
定する。
【0032】図7の部分アンクランプ状態では、上記の
操作具44を反時計回りの方向へ旋回操作することによ
り、切換弁13がリリース位置Rへ切換えられている。
これにより、左ネジからなる操作具44が左側へ進出し
て、閉止ボール45が閉弁されるとともに、連結ピン5
9によって逆止ボール56が開弁される。すると、流体
作動室5は、給排路C・切換路42・逆止弁室43・第
2連通路Eを通って第2流路Bへ連通される。この第2
流路Bを前記ブースタポンプP(図1参照)へ接続するこ
とにより、前記ピストン3が左側へ進出される。このた
め、押さえ板2がラム8から離間し、上型9の取り外し
が可能となる。
【0033】図5から図7に示すように、各押さえ板2
の下部後面に、横向きに延びるウレタンゴム65が嵌入
される。図5に示すように、このウレタンゴム65は、
皿ビス66によって図上で左向きに膨出される。そし
て、押さえ板2をアンクランプ駆動した状態で上型上部
9aを両クランプ部材26・27の間に下側から挿入す
ると、上記ウレタンゴム65の摩擦力によって上型上部
9aが仮に位置決めされる。このため、上型9をクラン
プ又はアンクランプする際の準備作業に手間がかからな
い。
【0034】前記の連通管11・12は、固定管に代え
て、可撓性ホースであってもよい。前記の第1クランプ
部材26は、複数の受け板28で構成することに代え
て、1枚もので構成してもよい。また、その第1クラン
プ部材26は、ボルト31によってラム8に固定するこ
とに代えて、そのラム8と一体に形成してもよい。
【0035】図8と図9、図10・図11は、それぞれ、
切換弁13の変形例を示している。図8の平面図と図9
の縦断面図とは第1変形例を示している。切換弁13
は、押さえ板2に油密状に挿入したロータリー式の弁部
材71を備えてなる。その弁部材71のフランジ72に
設けた周溝73には、ストッパーピン74が嵌合され
る。上記の弁部材71を図示のロック位置Lに旋回させ
た状態では、給排路Cが下路77と上路76とを通って
第1連通路Dに連通される。その第1連通路Dは第1流
路Aへ連通されている。上記とは逆に、その弁部材71
をリリース位置Rへ旋回させると、同上の給排路Cが下
路77と上路76とを通って第2連通路Eへ連通され
る。その第2連通路Eは第2流路Bへ連通されている。
【0036】図10は第2変形例を示している。切換弁
13は、押さえ板2に設けた開閉弁室81に閉止ボール
82を挿入してなる。図示のロック位置では、操作ボル
ト84によってピストン83が下側へ進出される。する
と、上記の閉止ボール82が第1閉止弁座85へ接当さ
れる。これにより、給排路Cが第1連通路Dへ連通され
る。上記とは逆に、ボルト84を緩めると、ピストン8
3が上側へ退避することが許容されて、上記の閉止ボー
ル82がバネ86によって第2閉止弁座87へ接当され
る。これにより、給排路Cが第2連通路Eへ連通され
る。
【0037】図11は第3変形例を示し、上記の図10
のものを次のように変更してある。即ち、押さえ板2に
油密状にネジ嵌合した操作ボルト84に、閉止ボール8
2を固定したものである。その他の構成は図10と実質
的に同じである。
【0038】上記の実施例や変形例は、さらに次のよう
に変更できる。給排切換手段17を省略して、前記の図
3の第3操作状態だけが得られるものであってもよい。
これをより詳しく説明すると、一方の流路である第1流
路AをタンクTへ直接に接続するとともに他方の流路で
ある第2流路BをブースタポンプPへ直接に接続して、
第1流路Aを排圧専用に構成するとともに第2流路Bを
給圧専用に構成するのである。
【0039】上記の場合、複数のバネクランプ1を全て
クランプするには、図3で示したように、複数の切換弁
13を全てロック位置Lに切り換えればよい。また、複
数のバネクランプ1を全てアンクランプするには、複数
の切換弁13を全てリリース位置Rに切換えればよく、
所望のバネクランプ1だけをアンクランプするには、そ
のバネクランプ1の切換弁13だけをリリース位置Rに
切換えればよい。
【0040】切換弁13は、2つの開閉弁によって構成
してもよい。アンクランプ用の作動流体は、圧油に代え
て、水などの他の種類の液体であってもよく、圧縮空気
等の気体であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】クランプ装置の全クランプ状態を示す系統図で
ある。
【図2】上記クランプ装置の全アンクランプ状態を示す
系統図である。
【図3】上記クランプ装置の部分アンクランプ可能状態
を示す系統図である。
【図4】上記クランプ装置の正面図である。
【図5】上記クランプ装置のクランプ状態を示す側面図
であって、図4のV−V線矢視断面図である。
【図6】同上クランプ装置のクランプ状態を示す側面図
であって、図4のVI−VI線矢視断面図である。
【図7】同上クランプ装置の部分アンクランプ状態を示
す側面図であって、上記の図6に相当する図である。
【図8】上記クランプ装置の切換弁の第1変形例を示す
平面図である。
【図9】同上の第1変形例に係わる切換弁の縦断面図で
ある。
【図10】上記の切換弁の第2変形例を示し、図9に相
当する図である。
【図11】上記の切換弁の第3変形例を示し、図9に相
当する図である。
【符号の説明】
2…押さえ板、4…クランプ用バネ、5…流体作動室、
8…ラム、9…上型、9a…上部、11…連通管(第1
連通管)、12…別の連通管(第2連通管)、13…切換
弁、26…第1クランプ部材、27…第2クランプ部
材、A…一方の流路(第1流路)、B…他方の流路(第2
流路)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向へ延びるラム(8)の下部に、上
    型(9)の上部(9a)を、第1クランプ部材(26)と第2
    クランプ部材(27)とによって前後両側から狭持可能に
    構成し、その第2クランプ部材(27)を水平方向へ並設
    した複数枚の押さえ板(2)(2)で構成して、上記の各押
    さえ板(2)を上記の第1クランプ部材(26)へ近づける
    クランプ用バネ(4)を設けるとともに、同上の押さえ板
    (2)を同上の第1クランプ部材(26)から遠ざける流体
    作動室(5)を設けた、プレスブレーキ用クランプ装置に
    おいて、 上記の各押さえ板(2)に2つの流路(A)(B)を設けて、
    隣り合う押さえ板(2)(2)の一方の流路(A)(A)同士を
    連通させる連通管(11)を設けるとともに他方の流路
    (B)(B)同士を連通させる別の連通管(12)を設け、 上記の一方の流路(A)を排圧可能に構成し、上記の他方
    の流路(B)を給圧可能に構成し、前記の各流体作動室
    (5)を上記の各流路(A)(B)へ選択的に接続する切換弁
    (13)を設けた、ことを特徴とするプレスブレーキ用ク
    ランプ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプレスブレーキ用クラ
    ンプ装置において、前記の2つの流路(A)(B)を、前記
    の押さえ板(2)内で上下に配置するとともに前記のラム
    (8)に沿わせて水平方向へ延設し、これら上下の流路
    (A)(B)の間に前記の流体作動室(5)と前記の切換弁
    (13)とを設けたもの。
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