JPH06105209B2 - ヘツドライトの光軸調整方法及びその装置 - Google Patents

ヘツドライトの光軸調整方法及びその装置

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JPH06105209B2
JPH06105209B2 JP18506086A JP18506086A JPH06105209B2 JP H06105209 B2 JPH06105209 B2 JP H06105209B2 JP 18506086 A JP18506086 A JP 18506086A JP 18506086 A JP18506086 A JP 18506086A JP H06105209 B2 JPH06105209 B2 JP H06105209B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車の組立ラインにおけるヘッドライトの
光軸調整方法およびその装置に関するものである。
(従来技術) 自動車の組立ラインにおいては、ヘッドライトの組付け
後に光軸が所定の規格範囲内にあるように調整を行なっ
ている。この光軸調整は、ヘッドライトの照射光の最輝
点もしくは明暗境界線が、所定の規格範囲内にあるよう
に調整するものである。
ところで、照射光の最輝点もしくは明暗境界線を目視に
よって検査することは精度の点で問題があるため、例え
ば特開昭59−24232号公報に開示されているように、自
動車の前方に設置されたスクリーン上に映出された照射
光の配光パターンをテレビカメラにより取りこみ、画像
処理することにより光軸調整の精度の向上を図るように
した技術が提案されている。この方法では、同一車種に
おいては最輝点と明暗境界線とがすべて一定の相対関係
にあることを前提として、照射光の配光パターンの所定
光度以上の領域の重心位置からシャープカット推定線
(明暗境界線)を求めて、このシャープカット推定線が
規格範囲内にあるようにヘッドライトの光軸を調整する
ようにしたものである。
しかしながら、実際の自動車のヘッドライトにおいて
は、同一車種といえども、レンズの取付誤差等に基因し
て、照射光の最輝点と明暗境界線との相対関係にばらつ
きがあるため、この相対関係を一定であるとして最輝点
から明暗境界線を推定した場合には、実際の明暗境界線
との間にずれを生じ、光軸調整後においても規格を合格
しないものが発生するおそれがある。
一方、自動車1台ごとのヘッドライトについてそれぞれ
照射光の最輝点と明暗境界線とを実測し、この実測明暗
境界線が規格範囲内にあるか否かを判定しながら光軸調
整を行なうことは、調整段階における画像処理装置が煩
雑で処理速度が遅くなって、能率が低下することにな
る。
(発明の目的) 上述の事情に鑑み、本発明は、各自動車のヘッドライト
についてそれぞれ照射光の最輝点と明暗境界線とを実測
して検査精度を向上させる一方、光軸調整の段階におけ
る演算処理および光軸調整作業の迅速化を図るようにし
たヘッドライトの光軸調整方法およびその装置を提供す
ることを目的とするものである。
(発明の構成) 本発明による光軸調整方法は、まず搬入されてきた自動
車のヘッドライトの位置を求めてその位置に対応する照
射光の光軸検査の合格範囲を示す図形を表示装置に表示
する。次にヘッドライトを点燈して自動車の前方に設置
されたスクリーン上を照射し、このスクリーン上の配光
パターンを撮像し、画像処理装置を用いて上記配光パタ
ーンの最輝点と、照射光の端部に位置する水平線部と斜
線部とからなる明暗境界線とを求める。
上記画像処理装置において上記最輝点を求めるに際して
は、取込また画像を所定の数の画素に分割してこれら画
素の輝度分布に関するヒストグラムを作成し、このヒス
トグラムに対し設定したしきい値をこのヒストグラム中
の最高輝度を有する画素の輝度レベルから順次低減さ
せ、このしきい値以上の輝度を有する画素数が所定の画
素数に達したレベルのしきい値で前記画像を2値化し、
この2値化により得られる所定面積の領域の重心位置を
算出することにより上記最輝点を求めている。
上記明暗境界線はスクリーン上の配光パターンの上端部
の光度が急激に変化する境界線であり、この明暗境界線
のみ、またはこの明暗境界線と最輝点との双方を前記表
示装置によって前記合格範囲を示す図形と比較して、少
なくとも前記明暗境界線が規格領域内に入っているか否
かを検査する。さらに、画像処理装置では、明暗境界線
の水平部と斜線部との交点と前記最輝点との相対距離を
求める。
検査した明暗境界線が規格領域外にあってヘッドライト
の光軸調整を行なう場合には、光軸調整に伴って移動し
た配光パターンの最輝点を前記態様で求め、この最輝点
と前記相対距離とから、明暗境界線の仮想線を求めて前
記表示装置に表示し、この仮想明暗境界線が規格範囲内
に入るように表示装置の表示を見ながらヘッドライトの
光軸調整を行なうようにしたことを特徴とするものであ
る。
第2図のAはヘッドライトのロービーム照射光の配光パ
ターンを示し、照射光の最も明るい最輝点P(重心位
置)を有し、また、上部の暗部との境界部分に光度が急
激に変化する明暗境界線Lが存在している。この明暗境
界線Lは水平線部aと斜線部bとよりなり、水平線部a
と斜線部bとの交点Sと上記最輝点Pとの相対距離D
(XY方向成分)は光軸を上下および左右に調整しても変
化しない一定の値である。そして、自動車のヘッドライ
トの位置に対応して前記明暗境界線Lの合格範囲が規格
明暗線L0として表示され、実測もしくは仮想の明暗境界
線Lが規格明暗境界線L0より下方に位置するように光軸
調整を行なうものである。
また、本発明による光軸調整装置は、上記光軸調整方法
を実施するために、ヘッドライトの位置を撮像する第1
のテレビカメラと、自動車の前方に設置されたスクリー
ン上におけるヘッドライトの照射光の配光パターンを撮
像する第2のテレビカメラと、前記第1および第2のテ
レビカメラからの撮像信号を受け、前記第1のテレビカ
メラからの撮像信号にもとづき求まるヘッドライトの位
置から、合格範囲を示す規格明暗境界線を求めるととも
に、前記第2のテレビカメラからの撮像信号にもとづ
き、前記配光パターンの最輝点と実測明暗境界線とを求
め、この実測明暗境界線の水平線部と斜線部との交点と
前記最輝点との相対距離を求め、さらに、光軸調整時に
おける配光パターンの移動に応じて求めた最輝点と前記
相対距離とから仮想明暗境界線を求める画像処理装置
と、この画像処理装置の出力信号を受け、合格範囲を示
す前記規格明暗境界線と前記実測明暗境界線または前記
仮想明暗境界線を表示する表示装置とを備えている。
前記画像処理装置は、取込まれた画像を所定類の画素に
分割してこれら画素の輝度分布に関するヒストグラムを
作成する手段と、このヒストグラムに対し設定したしき
い値を、このヒストグラム中の最高輝度を有する画素の
輝度レベルから順次低減させる手段と、このしきい値以
上の輝度を有する画素数が所定の画素数に達したレベル
のしきい値で前記画像を2値化する手段と、この2値化
により得られる所定面積の領域の重心位置を算出するこ
とにより前記配光パターンの最輝点を求める手段とを備
えていることを特徴とする。
(発明の効果) 本発明による光軸調整方法およびその装置においては、
自動車1台ごとに配光パターンの最輝点と明暗境界線と
の双方を求めて、この明暗境界線の交点と上記最輝点と
の相対距離を求めるとともに、実測した明暗境界線と合
格範囲を示す図形とを表示装置上で比較してヘッドライ
トの光軸検査を行なっているから、1台ごとのヘッドラ
イトのレンズ取付け誤差等にもとづく最輝点と上記交点
との相対距離の変動に対応したヘッドライトの光軸調整
を行なうことができ、その調整精度を向上させることが
できる。
また、1台の自動車についてのヘッドライトの照射光の
配光パターンにおける最輝点と明暗境界線の交点との相
対距離が、ヘッドライトの光軸調整を行なっても変化す
ることなく一定であることから、最初の画像処理におい
て各ヘッドライトの最輝点と明暗境界線との相対距離を
求めておき、その後の光軸調整の段階においては最輝点
のみを求め、明暗境界線は実測することなく、この最輝
点と上記予め求めた相対距離とから得られる仮想明暗境
界線を表示して、この仮想明暗境界線と合格範囲を示す
図形とを比較するようにしているから、光軸調整のたび
に画像処理装置において明暗境界線の位置を実測する画
像処理を省略して処理能率の向上を図っているものであ
る。
さらに本発明においては、画像処理によって所定面積の
高輝度領域を求め、この高輝度領域の重心位置の算出に
よって配光パターンの最輝点を求めており、テレビレン
ズの絞り調節等の機械的操作を必要としないから、照射
光の明るさの自動的なばらつき補正を容易にかつ迅速に
行なうことができる。
(実施例) 以下本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明
する。
第1図は本発明によるヘッドライトの光軸調整装置の全
体構成を示し、ヘッドライトの光軸検査ラインに搬入さ
れた自動車1の前方には、左右のヘッドライト2a、2bの
照射光がそれぞれ照射される左右のスクリーン3a、3bが
設けられている。これらスクリーン3a、3bの近傍には、
自動車1の左右のヘッドライト2a、2bをそれぞれ撮像す
るための第1のテレビカメラ4a、4b(CCDカメラ)が左
右に設置されている。また、スクリーン3a、3bの照射光
の配光パターンA(第2図参照)を撮像するための第2
のテレビカメラ5a、5b(CCDカメラ)が左右に設置され
ている。
第1のテレビカメラ4a、4bおよび第2のテレビカメラ5
a、5bで得られる撮像信号は、それぞれ画像処理装置6
に入力される。また、車種等の情報を操作入力する操作
盤7からの信号が同様に画像処理装置6に入力され、こ
の画像処理装置6からの出力信号が、左右のヘッドライ
ト2a、2bの近傍にそれぞれ設置された表示装置8a、8b
(モニターテレビ)で表示される。
マイクロコンピュータを含む画像処理装置6の具体的構
造は図示を省略するが、第1および第2のテレビカメラ
4a、4b、5a、5bからの映像信号を画像切換器により選択
入力し、A/D変換器によりデジタル信号に変換し、これ
ら信号を格納するメモリを有する。一方メモリに格納さ
れている検査プログラムにもとづいて演算処理する。中
央処理装置(CPU)は、入力ポートから車種設定信号等
の各種設定信号を取込み、演算結果として画像情報を出
力ポートから出力する。この出力ポートからの信号を受
けてビデオRAMを有するコントローラは、画像情報を映
像信号に変換し、表示装置8a、8bに画像表示する出力を
行なう。
第1のテレビカメラ4a、4bは、例えば自動車1の前部の
下方位置から、消灯状態にあるヘッドライト2a、2bに光
を照射してヘッドライト2a、2bを撮像し、この撮像信号
から画像処理装置6によってヘッドライト2a、2bの上縁
および内側縁を検出し、これによりヘッドライト2a、2b
の高さおよび左右位置を求めるものである。そして、こ
れらヘッドライト2a、2bの位置および操作盤7からの車
種信号(ヘッドライト仕様)に対応して、画像処理装置
6は該当するヘッドライトの合格範囲を示す規格明暗境
界線L0の上下左右位置を求め、表示装置8a、8bに出力し
て規格明暗境界線L0を表示する。
一方、第2のテレビカメラ5a、5bは、点灯状態にある左
右のヘッドライト2a、2bのスクリーン3a、3b上の配光パ
ターンAを撮像するものであり、この配光パターンAの
撮像信号から画像処理装置6によって照射光の最輝点P
および明暗境界線Lの実測位置を表示装置8a、8bに表示
するとともに、明暗境界線Lの水平線部aと斜線部bと
の交点Sを求め、最輝点Pの位置と交点Sの位置とから
両者間の相対距離Dを求め、記憶しておく。
画像処理装置6における最輝点Pを求める処理は下記の
ような手順によって行なう。すなわち、第2のテレビカ
メラ5a、5bからの撮像信号をまずA/D変換し、次に画像
をN×N個(例えば256×256)の画素に分割して前画素
の輝度分布に関するヒストグラムを作成し、このヒスト
グラムに対し設定したしきい値を、このヒストグラム中
の最高輝度を有する画素の輝度レベルから順次低減させ
て行きながらそのしきい値以上の輝度を有する画素の数
を予め設定した画素数と比較し、しきい値以上の輝度を
有する画素の数が上記予め設定した画素数に達したレベ
ルのしきい値によって画像を2値化し、この2値化され
た画像の高輝度部分に対応する所定面積の領域の重心位
置を算出することにより最輝点を求めている。
また、明暗境界線Lを求める処理は、第2のテレビカメ
ラ5a、5bからの画像をY方向軸で微分し、この微分値か
ら明暗境界線Lの水平線部aを求めるとともに、同様に
微分値から明暗境界線Lの斜線部bを求め、この明暗境
界線Lを表示装置8a、8bに表示する。さらに、明暗境界
線Lの水平線部aと斜線部bとの交点を求め、この交点
Sと前記最輝点Pとの相対距離D(XY方向成分)を演算
し、記憶する。
さらに画像処理装置6は、実則明暗境界線Lが前記規格
明暗境界線L0に対して合格範囲外にある場合には、ヘッ
ドライト2a、2bの光軸調整によってスクリーン3a、3b上
の配光パターンAを移動させて移動後の最輝点Pを前述
と同様の方法で検出し、この最輝点Pの位置と前記相対
距離Dとから仮想明暗境界線L′を求めて表示装置8a、
8b上に表示する。このような手順の反復により、表示装
置8a、8bを見ながら仮想明暗境界線L′が規格明暗境界
線L0に対して合格範囲となるように光軸調整を行なう。
なお、第2のテレビカメラ5a、5bの位置ずれを補正する
ために、スクリーン3a、3b上に設けられた基準点を取込
み、この基準点を第2のテレビカメラ5a、5bが取込む位
置と、正規位置で取込む位置との位置ずれを検出し、そ
の補正を行なう。
次に第3図〜第5図のフローチャートを参照して上記光
軸調整装置における光軸調整手順を、画像処理装置6に
おける中央処理装置(CPU)が実行する処理動作ととも
に説明する。まず第3図のステップS1において、搬入さ
れる自動車1の車種が入力され、自動車1は光軸調整ラ
インの所定位置に搬入されて停止する。次にステップS2
で第1のテレビカメラ4a、4bからヘッドライト2a、2bの
撮像画面を取込んだ後、ヘッドライト2a、2bの点灯指示
をステップS3で表示するとともに、ステップS4でヘッド
ライト2a、2bの位置を検出し、ステップS5で合格範囲を
あらわす規格明暗境界線L0を計算する。
次にステップS6におけるヘッドライト2a、2bの点灯に対
し、スクリーン3a、3b上の配光パターンAの撮像画像を
第2のテレビカメラ5a、5bから取込んでステップS7の画
像処理を実行し、次のステップS8で光軸調整を行ない、
ステップS5で算出した規格明暗境界線L0との比較をステ
ップS9で行ない、合格(OK)となったときにステップS1
0でスクリーン3a、3bを上昇させ、次の自動車1のヘッ
ドライト2a、2bの光軸調整を行なうものである。
上記ステップS7における光軸検出フローの詳細は第4図
に示されており、ステップS11で画像を取込み、次のス
テップS12で最輝点P=Xp,Ypを求める。なお、必要に
応じてこの最輝点Pを表示装置8a、8bのテレビ画面に
「+」表示し、最輝点Pが所定規格範囲内に入っている
か否かを判定する。
続いてステップS13〜S16で前記画像信号の256区分を間
隔ΔxでY方向へ微分し、この微分値からステップS17
でXp−L1<Xnの範囲で明暗境界線Lの水平線部aを求め
るとともに、次のステップS18で上記微分値からXp−L2
>Xnの範囲で明暗境界線Lの斜線部bを求め、次のステ
ップS19で明暗境界線Lの水平線部aと斜線部bとの交
点S=Xs,Ysを求める。さらにステップS20で交点Sと
前記最輝点Pとの座標差(Xp−Xs),(Yp−Ys)から相
対距離D=dx,dyを演算し、記憶する。
そして、上記の実測明暗境界線Lが前記規格明暗境界線
L0より下方に位置しているか否かを判定し、規格外の場
合にはヘッドライト2a、2bの光軸調整を開示する。この
光軸調整によるスクリーン3a、3b上に配光パターンAの
移動に対し、再びステップS21において第2のテレビカ
メラ5a、5bから画像信号を取込み、これに対応して画像
処理装置6はステップS12と同様の処理を行なって移動
後の最輝点Pを検出し、ステップS23で移動後の最輝点
の位置(Xp,Yp)と前記相対距離D=dx,dyとから仮想
明暗境界線L′を求め、ステップS24で表示装置8a、8b
上に表示し、ステップS25でこの仮想明暗境界線L′と
規格明暗境界線L0とを比較し、ステップS26でこの仮想
明暗境界線L′が合格範囲にあるか否かを判定し、この
ステップS26における判定結果がYESのときはステップS2
7で合格表示を行なう。またステップS26における判定結
果がNOのときは、ステップS21からステップS26までの反
復により、仮想明暗境界線L′が規格明暗境界線L0に対
して合格範囲となるように光軸調整を行なう。
さらに第5図は、ステップS12およびステップS22におけ
る最輝点Pを求める画像処理の詳細を示すフローチャー
トで、取込んだ画像の映像信号をステップS31でA/D変換
し、次のステップS32で画像環256×256の画素に分割す
るとともにステップS33で画像の平衡化を行ない雑音を
除去する。次にステップS34で256×256個の画素の輝度
分布に関するヒストグラムを作成し、ステップS35でこ
のヒストグラム中の最高輝度を有する画素の輝度レベル
のしきい値を設定する。そしてステップS36では、上記
しきい値を1段階低減し、ステップS37で、そのしきい
値以上の輝度を有する画素の数が予め設定した画素数
(例えば20個)より多いか否かの判定を行なう。このス
テップS37における判定結果がNOであるときには、再び
ステップS36に戻ってしきい値をさらに1段階低減し、
次にステップS37における判定を行なうという動作をス
テップS37における判定結果がYESになるまで反復し、す
なわち、しきい値以上の輝度を有する画素の数が所定の
画素数に達するまで反復し、次のステップS38では、ス
テップS37における判定結果がYESになったときのしきい
値で画像を2値化して、このときのしきい値よりも高輝
度の画素によって構成される所定面積の領域を得る。次
にステップS39においてこの領域の重心位置を算出し、
この重心位置を最輝点P=Xp,Ypとすればよい。
以上の説明で明らかなように、本発明によれば特に光軸
調整の基準となる配光パターンの最輝点位置を容易に求
めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるヘッドライトの光軸調整装置の一
実施例の全体構成図、第2図はスクリーン上におけるヘ
ッドライトの配光パターンと合格範囲との関係を示す説
明図、第3図は光軸調整の全体のフローチャート、第4
図は画像処理のフローチャート、第5図は最輝点を求め
る画像処理のフローチャートである。 1……自動車、2a、2b……ヘッドライト、3a、3b……ス
クリーン、4a、4b……第1のテレビカメラ、5a、5b……
第2のテレビカメラ、6……画像処理装置、8a、8b……
表示装置、A……配光パターン、P……最輝点、L……
明暗境界線、a……水平線部、b……斜線部、S……交
点、L0……規格明暗境界線、D……相対距離

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調整対象となる自動車のヘッドライトの位
    置を求めてその位置に対応する照射光の光軸検査の合格
    範囲を示す図形を表示装置に表示し、 自動車前方に設置されたスクリーン上における照射光の
    配光パターンを視覚センサにより画像として取込み、 この取込まれた画像を所定の数の画素に分割してこれら
    画素の輝度分布に関するヒストグラムを作成し、このヒ
    ストグラムに対し設定したしきい値を、このヒストグラ
    ム中の最高輝度を有する画素の輝度レベルから順次低減
    させ、このしきい値以上の輝度を有する画素の数が所定
    の画素数に達したレベルのしきい値で前期画像を2値化
    し、この2値化により得られる所定面積の領域の重心位
    置を算出することにより前記配光パターンの最輝点を求
    め、 前記照射光の端部に位置し、かつ水平線部と斜線部とか
    らなる明暗境界線を求めて前記表示装置に表示するとと
    もに、前記水平線部と斜線部との交点を求め、 次にこの交点と前記最輝点との相対距離を求め、 さらに、前記表示装置に表示された前記合格範囲を示す
    図形および前記明暗境界線から、少なくともこの明暗境
    界線が規格内に入っているか否かを検査し、 この検査の結果、前記明暗境界線が規格外にあれば、前
    記ヘッドライトの光軸調整を行なうとともに、この光軸
    調整に伴って移動した配光パターンの最輝点を前記態様
    で求め、 この最輝点と前記相対距離とから、明暗境界線の仮想線
    を求めて前記表示装置に表示し、 この仮想明暗境界線が前記規格範囲内に入るように光軸
    調整を行なうようにしたことを特徴とするヘッドライト
    の光軸調整方法。
  2. 【請求項2】ヘッドライトの位置を撮像する第1のテレ
    ビカメラと、 自動車の前方に設置されたスクリーン上における前記ヘ
    ッドライトの照射光の配光パターンを撮像する第2のテ
    レビカメラと、 前記第1および第2のテレビカメラからの撮像信号を受
    け、前記第1のテレビカメラからの撮像信号にもとづき
    求まる前記ヘッドライトの位置から、合格範囲を示す規
    格明暗境界線を求めるとともに、前記第2のテレビカメ
    ラからの撮像信号にもとづき前記配光パターンの最輝点
    と実測明暗境界線とを求め、この実測明暗境界線の水平
    線部と斜線部との交点と前記最輝点との相対距離を求
    め、さらに、光軸調整時における前記配光パターンの移
    動に応じて求めた最輝点と前記相対距離とから仮想明暗
    境界線を求める画像処理装置と、 この画像処理装置の信号を受け、前記規格明暗境界線と
    前記実測明暗境界線または前記仮想明暗境界線を表示す
    る表示装置とを備え、 前記画像処理装置が、取込まれた画像を所定数の画素に
    分割してこれら画素の輝度分布に関するヒストグラムを
    作成する手段と、このヒストグラムに対し設定したしき
    い値を、このヒストグラム中の最高輝度を有する画素の
    輝度レベルから順次低減させる手段と、このしきい値以
    上の輝度を有する画素数が所定の画素数に達したレベル
    のしきい値で前期画素を2値化する手段と、この2値化
    により得られる所定面積の領域の重心位置を算出するこ
    とにより前記配光パターンの最輝点を求める手段とを備
    えていることを特徴とするヘッドライトの光軸調整装
    置。
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