JP2778850B2 - ヘッドライトの光軸検出方法及びその検出装置 - Google Patents

ヘッドライトの光軸検出方法及びその検出装置

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  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車等のような被
検査車輌の検査ラインにおけるヘッドライトの光軸を定
量的に検出させることができるヘッドライトの光軸検出
方法及びその検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車完成後の検査ラインにおい
て行うヘッドライトの主光軸検査方法としては、そのヘ
ッドライトから投光されるスクリーン上に照度センサを
設置して行うものが知られている。また、近時の車種の
多様化もハロゲンランプの採用増大等に伴って、スクリ
ーン上に照射された投光像の配光パターンをTVカメラ
等を介して画像処理し、例えば一定値以上の照度を有す
る領域を線で囲んだ等照度閉曲面においてその重心(図
心)位置を算出してこれをヘッドライトの主光軸とみな
すことにより、光軸検査を行う方法が提案・開発されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法により主光軸を検出しようとすると、例えば図
6に示すように、等照度閉曲線を段階的につないで形成
した立体図形(照度立体分布図)を形成して光軸を検出
するときの基準となる照度の選択値によってはその照度
で切断したときに得られる等照度閉曲線が大きく変化
し、いわゆるホットゾーンが複数個設定されたり、検出
すべき光軸位置が大きくずれる虞れがある。即ち、同図
において、例えば照度S1 を基準として切断したときに
得られる等照度閉曲線では重心位置(G1 )が光軸位置
と略正確に一致しているので、特に問題はないが、例え
ば照度S2 を基準にして切断すると2種のホットゾーン
が形成され、また照度S3 を基準にして切断すると重心
位置(G3 )が光軸位置と大きくずれてしまうので重心
位置を光軸位置とみなすことができなくなり、正確な検
査を行うのが困難である。そこで、この発明は、上記し
た従来の欠点に鑑み、複数のホットゾーンが存在してい
る場合であっても、確実に光軸を検出することのできる
ヘッドライトの光軸検出方法及びその検出装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明のヘッド
ライトの光軸検出方法は、被検査車輌のヘッドライトか
ら前方スクリーン上に投光される投光像を撮像手段によ
って読取り、各画素に対応する多数の格子に分割された
基準格子面上に、前記撮像手段によって読取られた投光
像の照度パターンに応じた配光分布曲線を形成・記憶
し、前記基準格子面内において複数のホットゾーンが発
生する虞れのない適宜の広さを有する検査窓を設定し、
前記検査窓を格子単位で移動・走査させながら各位置毎
に検査窓内における積算照度をそれぞれ算出し、前記積
算照度が最大となるときの検査窓位置内の中央を前記ヘ
ッドライトの光軸位置として設定・検出するものであ
る。また、この発明のヘッドライトの光軸検出装置は、
被検査車輌のヘッドライトから前方スクリーン上に投光
される投光像を読取る撮像手段と、各画素に対応する多
数の格子に分割された基準格子面上に、前記撮像手段に
より読取られた投光像の照度パターンに応じた配光曲線
を形成・記憶する格子像記憶手段と、前記基準格子面内
にて複数のホットゾーンが発生する虞れのない適宜の広
さを有するように設定された検査窓を前記各格子単位で
移動・走査させながらその検査窓内における積算照度を
各位置毎に算出すると共に前記積算照度が最大となると
きの検査窓位置内の中央を検出し、この検査窓位置中央
前記ヘッドライトの光軸位置として設定・検出する走
査演算手段とを備えたものである。
【0005】
【作用】この発明のヘッドライトの光軸検出方法は、ス
クリーン上に投光されたヘッドライトの投光像を基準格
子面上にて格子単位に分割し、複数のホットゾーンが発
生する虞れのない範囲で最大照度として選択された一定
領域に相当する検査窓を移動走査させながらその検査窓
内にある各格子に相当する画素に入射する投光像の照度
を各走査位置毎に毎回積算し、その積算照度が最大とな
るときの検査窓位置の中心を光軸位置として検出するよ
うになっているので、いわゆるホットゾーンが複数形成
されるような配光分布であっても、確実に略正確な光軸
検出を行うことができる。
【0006】
【実施例】以下この発明の実施例について添付図面を参
照しながら説明する。図1はこの発明に係るヘッドライ
トの光軸検出装置を適用したヘッドライトテスタを示す
ものであり、このヘッドライトテスタは、撮像手段1,
変換手段2,格子像記憶手段3,走査演算手段4及び制
御手段5からなるヘッドライト光軸検出装置と、操作手
段6と、記憶手段7と、表示手段8とから構成されてい
る。なお、操作手段6は検査すべき各車種・型式毎に予
め定められたヘッドライトの適正光軸位置(検出した光
軸位置がこの適正光軸位置に所定の許容範囲内でおさま
っていれば検査合格となるもの)を設定するためのもの
である。記憶手段7はその適正光軸位置を検査すべき被
検査車輌毎に記憶するように構成されている。また、表
示手段8は、被検査車輌毎に記憶された適正光軸位置と
この光軸検出装置によって検出された光軸位置とを同時
にCRT画面上に表示して、これら双方の位置のずれを
目視で確認・検査するように構成されている。
【0007】撮像手段1は、図2に示す如く被検査用車
輌のヘッドライトから前方のスクリーン9上に投光され
る投光像を取込んで読取るためのものであり、この実施
例ではCCD(固体撮像素子)を用いたTVカメラが使
用されており、各画像に入射する光強度に応じ、それに
合せた信号が出力するようになっている。なお、この撮
像手段1は、変換手段2を介して格子像記憶手段3及び
表示手段8の各入力と接続されている。変換手段2は、
撮像手段1から出力されるアナログ信号をディジタル信
号に変換させたり格子像記憶手段3から出力されるディ
ジタル信号をアナログ信号に変換させるものであり、入
力が撮像手段1の出力と接続されていると共に出力が表
示手段8の入力と接続されている。また、この変換手段
2は、格子像記憶手段3と接続されている。格子像記憶
手段3は、撮像手段1により読取られた投光像の照度パ
ターンに応じた配光分布を、図3に示す所定の複数格子
に分割された基準格子面A上に形成し、一時的に記憶す
るものであり、この実施例では撮像手段1のTVカメラ
として使用されたCCDの画素数に対応して縦(X),
横(Y)が夫々n個に分割された基準格子面を構成して
いる。そして、この格子像記憶手段3は、出力が走査演
算手段4の入力と接続されていると共に、入力が制御手
段5の出力と接続されている。走査演算手段4は、図3
に示す基準格子面A内において複数のホットゾーンが発
生する虞れのない範囲(例えば、縦・横が512×51
2の格子(画素)からなる基準格子面Aにおいて、縦・
横が3×3格子(画素)程度の大きさを占有するもの。
図6では照度S 2 ではなくS 3 で切断したときの領域)
一定領域を占有した検査窓Bを設定し、この設定され
た検査窓Bをその基準格子面A内にて上下左右に1格子
(1画素)ずつ順次走査(移動)させながらこの検査窓
B内にある格子(画素)の照度を逐次合算させる(以
下これを積算照度とよぶ)ようになっている。走査演算
手段4は、その積算照度が最大となるときの検査窓位置
Cにおける中央を検出してこれを光軸位置として設定す
るものであり、その設定した光軸位置に対応する検出信
号を制御手段5に出力するようになっており、制御手段
5と接続されている。
【0008】次に、先の実施例の光軸検出装置を用いて
その光軸検出方法及びこの検出方法を用いた検査方法を
説明する。 (I)まず、ヘッドライトテスタ上で正対された、被検
査車輌から出射されスクリーン9上に投光された投光像
9aを撮像手段1であるTVカメラによって撮像する。
なお、これに先立ってその検査すべき被検査車輌を予め
操作手段によって選定し、この型の車輌の予め定められ
ている適正光軸位置を読み出して記憶しておく。 (II)すると、そのTVカメラによって撮像された投光
像の照度パターンに応じた配光分布で、かつそのTVカ
メラの各画素に入射する照度に応じた信号が変換手段2
を介して格子像記憶手段3及び表示手段8に出力され
る。これにより、表示手段8のCRT画面には投光像が
表示される。 (III)また、その信号を入力した格子像記憶手段3は、
図3に示す基準格子面A上に図4に示す如き配光分布曲
線Dを形成すると共に光軸の検出完了迄一時的に記憶す
る。 (IV)次に、走査演算手段4により、基準格子面Aにお
いて図5に示す検査窓Bが上下左右方向に格子単位で移
動走査しながら、毎回各位置でその設定された検査窓B
内にある各格子に相当する画素に入射する照度Iの積算
値、つまり積算照度「数1」を演算する。
【0009】
【数1】
【0010】(V)また、その走査演算手段4は、(I
V)のステップにて得られた各位置での積算照度のう
ち、最大値となったときの検査窓B位置の中央を検出
し、その位置(X,Y)を光軸位置として設定すると共
に、その位置を表示手段8の画面上に表示させるためそ
の位置に応じた信号を制御手段5に出力する。(VI)こ
の信号を入力した制御手段5は、変換手段2を介して表
示手段8に所定の表示信号を出力し、これを入力した表
示手段8のCRT画面上には検出された光軸位置が表示
される。
【0011】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
るヘッドライトの光軸検出方法によれば、スクリーン上
に投光されたヘッドライトの投光像を基準格子面上にて
各画素に対応する格子単位に分割し、複数のホットゾー
ンを発生する虞れのない範囲内で一定領域を占有する検
査窓を設定し、この検査窓を各格子単位毎に移動走査さ
せながらその検査窓内にある格子に相当する各画素に入
射する投光像の照度を毎回積算し、その積算照度が最大
となるときの検査窓位置の中心を光軸位置として検出す
るようになっているので、いわゆるホットゾーンが複数
形成されるような配光分布であっても、確実に略正確な
光軸検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光軸検出装置を適用したヘッドライ
トテスタを示す構成図である。
【図2】図1のヘッドライトテスタを示す斜視図であ
る。
【図3】この発明の光軸検出方法に使用する基準格子面
B及び検査窓を示す説明図である。
【図4】この発明に係る検査窓を示す説明図である。
【図5】この発明に係る基準格子面上に形成する配光分
布曲線を示す説明図である。
【図6】ホットゾーンが複数個存在する場合の位置座標
と照度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 撮像手段 3 格子像記憶手段 4 走査演算手段 A 基準格子面 B 検査窓

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査車輌のヘッドライトから前方スク
    リーン(9)上に投光される投光像(9a)を撮像手段
    (1)によって読取り、各画素に対応する多数の格子に分割された基準格子面
    (A)上に、前記撮像手段(1)によって読取られた投
    光像(9a)の照度パターンに応じた配光分布曲線
    (D)を形成・記憶し、 前記基準格子面(A)内において複数のホットゾーンが
    発生する虞れのない適宜の広さを有する検査窓(B)を
    設定し、 前記検査窓(B)を格子単位で移動・走査させながら各
    位置毎に検査窓(B)内における積算照度(I)をそれ
    ぞれ算出し、 前記積算照度(I)が最大となるときの検査窓位置
    (C)内の中央を前記ヘッドライトの光軸位置として設
    定・検出することを特徴としたヘッドライトの光軸検出
    方法。
  2. 【請求項2】 被検査車輌のヘッドライトから前方スク
    リーン(9)上に投光される投光像(9a)を読取る撮
    像手段(1)と、各画素に対応する多数の格子に分割された基準格子面
    (A)上に、前記撮像手段(1)により読取られた投光
    像(9a)の照度パターンに応じた配光曲線を形成・記
    憶する格子像記憶手段(3)と、 前記基準格子面(A)内にて複数のホットゾーンが発生
    する虞れのない適宜の広さを有するように設定された検
    査窓(B)を前記各格子単位で移動・走査させながらそ
    の検査窓(B)内における積算照度(I)を各位置
    (C)毎に算出すると共に前記積算照度(I)が最大と
    なるときの検査窓位置(C)内の中央を検出し、この検
    査窓位置中央を前記ヘッドライトの光軸位置として設定
    ・検出する走査演算手段(4)とを備えたことを特徴と
    するヘッドライトの光軸検出装置。
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