JPH0610223A - 熱可塑性糸条の連続巻縮付与装置 - Google Patents
熱可塑性糸条の連続巻縮付与装置Info
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- JPH0610223A JPH0610223A JP5111519A JP11151993A JPH0610223A JP H0610223 A JPH0610223 A JP H0610223A JP 5111519 A JP5111519 A JP 5111519A JP 11151993 A JP11151993 A JP 11151993A JP H0610223 A JPH0610223 A JP H0610223A
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- D—TEXTILES; PAPER
- D02—YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
- D02G—CRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
- D02G1/00—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
- D02G1/12—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics using stuffer boxes
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D02—YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
- D02G—CRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
- D02G1/00—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
- D02G1/12—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics using stuffer boxes
- D02G1/122—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics using stuffer boxes introducing the filaments in the stuffer box by means of a fluid jet
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は熱可塑性糸条の連続巻縮付与装置に
関し、装置構造を複雑とせず運転及び保守のための費用
が嵩むことがないようにすることを目的とする。 【構成】 巻縮付与装置は供給チャンネル及びノズルオ
リフィスを有した巻縮付与ノズルと、その周上に配置さ
れる二つの平行な中断型の横案内手段２を有した充填体
供給ローラ１とを具備する。ノズルオリフィスに引き続
く充填体供給領域において、スタッファボックス７が二
つの側部案内手段２及び案内フォークの二つの案内部材
5.2,6.2 によって形成される。糸条は、オリフィスから
膨張流出される加圧媒体によって供給チャンネルを通し
て走行される。供給媒体をその全面において迅速且つ均
一に逃し充填体とスタッファボックスを形成する不動部
材との間の摩擦を最小とするため、案内フォークの案内
部材5.2 及び6.2 は離間した部分的部材列の形態をな
し、その間隔は充填体移動方向に平行に延びている。
関し、装置構造を複雑とせず運転及び保守のための費用
が嵩むことがないようにすることを目的とする。 【構成】 巻縮付与装置は供給チャンネル及びノズルオ
リフィスを有した巻縮付与ノズルと、その周上に配置さ
れる二つの平行な中断型の横案内手段２を有した充填体
供給ローラ１とを具備する。ノズルオリフィスに引き続
く充填体供給領域において、スタッファボックス７が二
つの側部案内手段２及び案内フォークの二つの案内部材
5.2,6.2 によって形成される。糸条は、オリフィスから
膨張流出される加圧媒体によって供給チャンネルを通し
て走行される。供給媒体をその全面において迅速且つ均
一に逃し充填体とスタッファボックスを形成する不動部
材との間の摩擦を最小とするため、案内フォークの案内
部材5.2 及び6.2 は離間した部分的部材列の形態をな
し、その間隔は充填体移動方向に平行に延びている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は繊維技術の分野に関
し、供給チャンネル及びノズルオリフィスを有した巻縮
付与ノズルと、ノズルオリフィスに近接して位置され、
下側案内部材及び上側案内部材を有した案内フォーク
と、その周面に沿って配置された二つの平行な側部案内
手段を有した充填体供給ローラとを具備し、充填体形成
領域では側部案内手段及び二つの案内部材はスタッファ
ボックスを包囲している熱可塑性糸条の連続巻縮付与装
置に関するものである。
し、供給チャンネル及びノズルオリフィスを有した巻縮
付与ノズルと、ノズルオリフィスに近接して位置され、
下側案内部材及び上側案内部材を有した案内フォーク
と、その周面に沿って配置された二つの平行な側部案内
手段を有した充填体供給ローラとを具備し、充填体形成
領域では側部案内手段及び二つの案内部材はスタッファ
ボックスを包囲している熱可塑性糸条の連続巻縮付与装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】熱可塑性材料から作られた糸条（繊維
束）の連続的な巻縮付与のために、糸条は加圧を受けた
流れを伴う加熱高温供給媒体によって供給チャンネル内
を通され、それからノズルオリフィスを介してスタッフ
ァボックス内に供給される。スタッファボックスはその
内部において供給媒体が膨張しながらノズルオリフィス
から流出される構造を持っている。スタッファボックス
内では糸条はオリフィスから出てくる糸条から形成され
る充填体に衝突し、巻縮が付与される。糸条充填体は供
給チャンネル内を糸条速度より遅い速度で運ばれ、かつ
冷却を受ける。そして、後の工程において弛緩もしくは
解放され、嵩高加工糸となる。
束）の連続的な巻縮付与のために、糸条は加圧を受けた
流れを伴う加熱高温供給媒体によって供給チャンネル内
を通され、それからノズルオリフィスを介してスタッフ
ァボックス内に供給される。スタッファボックスはその
内部において供給媒体が膨張しながらノズルオリフィス
から流出される構造を持っている。スタッファボックス
内では糸条はオリフィスから出てくる糸条から形成され
る充填体に衝突し、巻縮が付与される。糸条充填体は供
給チャンネル内を糸条速度より遅い速度で運ばれ、かつ
冷却を受ける。そして、後の工程において弛緩もしくは
解放され、嵩高加工糸となる。
【０００３】この発明の出願人と同一の出願人による欧
州特許第310890号は熱可塑性糸条の連続巻縮方法及び装
置を開示している。この装置の実施例では巻縮ノズルは
供給チャンネルを具備しており、この供給チャンネルを
通して糸条はノズルオリフィスに向って流れる媒体と回
転供給ローラとの助けによって供給を受ける。糸条充填
体は回転供給ローラ上をローラ周面上に配置される側部
案内手段の間を運ばれる。側部案内手段は例えば列をな
して配置された半径方向のニードル（複数）である。巻
縮付与ノズルはそのノズル開口が充填体供給ローラに対
して接線方向をなすように配置されている。スタッファ
ボックス内における糸条充填体の形成張、ノズルオリフ
ィスの直ぐ外側において、オリフィスに近接して位置す
る不動案内手段と充填体供給ローラに向って移動する側
部案内手段とによって行われる。スタッファボックス内
における糸条充填体の形成はこの充填体が充填体供給ロ
ーラと接触することなくかつ安定手段上を半径方向に延
出することなく側部案内手段間に位置するように行われ
る。スタッファボックスから送り出される充填体は安定
であるため、側部案内手段によって軸方向への案内を行
うことだけでその位置から更に送り出すことができる。
州特許第310890号は熱可塑性糸条の連続巻縮方法及び装
置を開示している。この装置の実施例では巻縮ノズルは
供給チャンネルを具備しており、この供給チャンネルを
通して糸条はノズルオリフィスに向って流れる媒体と回
転供給ローラとの助けによって供給を受ける。糸条充填
体は回転供給ローラ上をローラ周面上に配置される側部
案内手段の間を運ばれる。側部案内手段は例えば列をな
して配置された半径方向のニードル（複数）である。巻
縮付与ノズルはそのノズル開口が充填体供給ローラに対
して接線方向をなすように配置されている。スタッファ
ボックス内における糸条充填体の形成張、ノズルオリフ
ィスの直ぐ外側において、オリフィスに近接して位置す
る不動案内手段と充填体供給ローラに向って移動する側
部案内手段とによって行われる。スタッファボックス内
における糸条充填体の形成はこの充填体が充填体供給ロ
ーラと接触することなくかつ安定手段上を半径方向に延
出することなく側部案内手段間に位置するように行われ
る。スタッファボックスから送り出される充填体は安定
であるため、側部案内手段によって軸方向への案内を行
うことだけでその位置から更に送り出すことができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】これまで判ったことと
して製造される糸の品質の向上を図るために重要なのは
供給媒体の膨張がノズルオリフィスから流出してきた後
できるだけ急速に行われるようになっていることであ
り、換言すれば、スタッファボックスの通気が良好に行
われてなければならないことてある。糸条速度が高速の
ときは特に通気は不十分となり、糸質に悪影響を及ぼす
ことになる。
して製造される糸の品質の向上を図るために重要なのは
供給媒体の膨張がノズルオリフィスから流出してきた後
できるだけ急速に行われるようになっていることであ
り、換言すれば、スタッファボックスの通気が良好に行
われてなければならないことてある。糸条速度が高速の
ときは特に通気は不十分となり、糸質に悪影響を及ぼす
ことになる。
【０００５】この発明の目的は熱可塑性糸条の連続的巻
縮付与装置をそのスタッファボックスの通気について改
善を図リ、かつ装置自体はあまり複雑とすることなくか
つ運転及び保守のための費用が嵩むことがないようにす
ることを目的とする。
縮付与装置をそのスタッファボックスの通気について改
善を図リ、かつ装置自体はあまり複雑とすることなくか
つ運転及び保守のための費用が嵩むことがないようにす
ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、上記
問題を解決するために、供給チャンネル及びノズルオリ
フィスを有した巻縮付与ノズルと、ノズルオリフィスに
近接して位置され、下側案内部材及び上側案内部材を有
した案内フォークと、その周面に沿って配置された二つ
の平行な側部案内手段を有した充填体供給ローラとを具
備し、充填体形成領域では側部案内手段及び二つの案内
部材はスタッファボックスを包囲している熱可塑性糸条
の連続巻縮付与装置において、特徴とするのは、スタッ
ファボックスの通気性の改善のために、少なくとも一つ
の案内部材は複数の離間した部分より構成され、該部分
の間の隙間はスリットをなして、該スリットはノズルオ
リフィスから離間した案内部材の側において開放してい
ることである。
問題を解決するために、供給チャンネル及びノズルオリ
フィスを有した巻縮付与ノズルと、ノズルオリフィスに
近接して位置され、下側案内部材及び上側案内部材を有
した案内フォークと、その周面に沿って配置された二つ
の平行な側部案内手段を有した充填体供給ローラとを具
備し、充填体形成領域では側部案内手段及び二つの案内
部材はスタッファボックスを包囲している熱可塑性糸条
の連続巻縮付与装置において、特徴とするのは、スタッ
ファボックスの通気性の改善のために、少なくとも一つ
の案内部材は複数の離間した部分より構成され、該部分
の間の隙間はスリットをなして、該スリットはノズルオ
リフィスから離間した案内部材の側において開放してい
ることである。
【０００７】
【実施例】図１は熱可塑性糸条の連続的巻縮付与装置を
糸条充填体供給ローラ１の軸線に垂直な断面にて表した
ものである。その周面において供給ローラ１は側部案内
手段、例えば、２つのニードル列２を具備している。但
し、図１にはニードルの一方のみ見えている。このニー
ドル列２の間に糸条充填体が位置される。図において、
供給チャンネル及びノズルオリフィス４を具備した巻縮
付与ノズル３と、案内フォーク（不動案内手段）とが具
備される。この案内フォークはオリフィス４に近接して
巻縮付与ノズル３上に形成され、下側案内部材５と上側
案内部材６から構成される。充填体供給ローラ１１及び
巻縮付与ノズル３の位置関係は二つのニードル列２と二
つの案内部材５及び６とが充填体供給ローラ１の実質的
に接線方向に配置されるスタッファボックスを形成する
ようにされる。このスタッファボックスはローラの軸線
方向の二つのニードル列２とローラの半径方向の二つの
案内部材５，６を形成し、スタッファボックスから出て
きた糸条充填体は充填体供給ローラ１の周面から離間位
置されると共に、ニードル列の半径領域内に位置するよ
うになっている。
糸条充填体供給ローラ１の軸線に垂直な断面にて表した
ものである。その周面において供給ローラ１は側部案内
手段、例えば、２つのニードル列２を具備している。但
し、図１にはニードルの一方のみ見えている。このニー
ドル列２の間に糸条充填体が位置される。図において、
供給チャンネル及びノズルオリフィス４を具備した巻縮
付与ノズル３と、案内フォーク（不動案内手段）とが具
備される。この案内フォークはオリフィス４に近接して
巻縮付与ノズル３上に形成され、下側案内部材５と上側
案内部材６から構成される。充填体供給ローラ１１及び
巻縮付与ノズル３の位置関係は二つのニードル列２と二
つの案内部材５及び６とが充填体供給ローラ１の実質的
に接線方向に配置されるスタッファボックスを形成する
ようにされる。このスタッファボックスはローラの軸線
方向の二つのニードル列２とローラの半径方向の二つの
案内部材５，６を形成し、スタッファボックスから出て
きた糸条充填体は充填体供給ローラ１の周面から離間位
置されると共に、ニードル列の半径領域内に位置するよ
うになっている。
【０００８】巻縮付与は３つの領域で行われる。先ず、
糸条Ｆは加熱領域Ａで加熱を受け、次いで充填体が充填
体形成領域Ｂにて形成され、全面での案内が行われ、全
面での案内なしで充分に安定が得られる付加的充填体搬
送領域Ｃより別の処理段階（冷却や弛緩もしくは解放）
に至る。供給チャンネルは加熱領域Ａを構成し、一方、
ニードル列や案内部材５及び６により形成されるスタッ
ファボックスは糸条充填体形成領域Ｂを構成し、ニード
ル列によって形成されかつスタッファボックスに接続さ
れるチャンネルは付加的充填体搬送領域を構成する。
糸条Ｆは加熱領域Ａで加熱を受け、次いで充填体が充填
体形成領域Ｂにて形成され、全面での案内が行われ、全
面での案内なしで充分に安定が得られる付加的充填体搬
送領域Ｃより別の処理段階（冷却や弛緩もしくは解放）
に至る。供給チャンネルは加熱領域Ａを構成し、一方、
ニードル列や案内部材５及び６により形成されるスタッ
ファボックスは糸条充填体形成領域Ｂを構成し、ニード
ル列によって形成されかつスタッファボックスに接続さ
れるチャンネルは付加的充填体搬送領域を構成する。
【０００９】図２は前述の欧州特許第310890号に開示さ
れる従来技術の充填体形成領域Ｂを示している。この図
は図１の矢印IIに沿ったスタッファボックスの断面図で
ある。この図には充填体供給ローラ１が示され、このロ
ーラ１は二つのニードル列２を有し、このニードル列２
間に２個の不動案内部材5.1 及び6.1 が配置される。案
内部材の各々は一体ものであり、スタッファボックス７
の境界では密な表面を構成し、この表面によって新規形
成される糸条充填体の対向面が形成される。他の二つの
部位では充填体はニードル列２によって形成される。明
かなことであるが、この実施例における供給媒体は矢印
で示すようにニードル列２のニードル間及び不動ガイド
部材間の隙間を介して逃れることができる。一体型の案
内部材は逃れようとする媒体に対する障害となり、密な
不動表面は媒体によって加熱を受け、かつこの表面に対
して糸条充填体が擦れることになる。
れる従来技術の充填体形成領域Ｂを示している。この図
は図１の矢印IIに沿ったスタッファボックスの断面図で
ある。この図には充填体供給ローラ１が示され、このロ
ーラ１は二つのニードル列２を有し、このニードル列２
間に２個の不動案内部材5.1 及び6.1 が配置される。案
内部材の各々は一体ものであり、スタッファボックス７
の境界では密な表面を構成し、この表面によって新規形
成される糸条充填体の対向面が形成される。他の二つの
部位では充填体はニードル列２によって形成される。明
かなことであるが、この実施例における供給媒体は矢印
で示すようにニードル列２のニードル間及び不動ガイド
部材間の隙間を介して逃れることができる。一体型の案
内部材は逃れようとする媒体に対する障害となり、密な
不動表面は媒体によって加熱を受け、かつこの表面に対
して糸条充填体が擦れることになる。
【００１０】図３はこの発明の装置の例示的実施例にお
ける糸条充填体形成領域を示している。ここでは、スタ
ッファボックス７はその横方向は二つのニードル列２に
よって区切られ、半径方向は下側案内部材5.2 及び上側
案内部材6.2 によって区切られる。従って、矢印にて示
すように、媒体は膨張のためにより多くの通路を付与さ
れ、媒体は充填体に対してその移動距離がより短縮さ
れ、充填体はより迅速に外側の冷たい空気と接触せしめ
られるに至る。案内表面に対してこの発明のように中断
構造（途切れ途切れの構造）を設けることによって、供
給媒体の通過状態はより均一となり、その結果充填体は
全面でより均一な冷却作用を受けることができるように
なる。同時に、案内部材に中断部を設けることにより充
填体と案内部材との間の摩擦表面が削減され、必然的に
機械的な摩擦が少なくなる。案内部材5.2 及び6.2 は充
填体供給ローラ１の軸線と平行な個々の並列配置された
プレートより成り、プレート間には隙間が形成される。
この実施例は従来技術と比較して殆ど遜色ない強度が得
られる。しかしながら、プレート間、充填体から離間し
た隙間の領域に特に塵埃が溜り易く、かかる塵埃は中断
型の案内部材の利点を享受するには定期的な清掃を行う
必要がある。
ける糸条充填体形成領域を示している。ここでは、スタ
ッファボックス７はその横方向は二つのニードル列２に
よって区切られ、半径方向は下側案内部材5.2 及び上側
案内部材6.2 によって区切られる。従って、矢印にて示
すように、媒体は膨張のためにより多くの通路を付与さ
れ、媒体は充填体に対してその移動距離がより短縮さ
れ、充填体はより迅速に外側の冷たい空気と接触せしめ
られるに至る。案内表面に対してこの発明のように中断
構造（途切れ途切れの構造）を設けることによって、供
給媒体の通過状態はより均一となり、その結果充填体は
全面でより均一な冷却作用を受けることができるように
なる。同時に、案内部材に中断部を設けることにより充
填体と案内部材との間の摩擦表面が削減され、必然的に
機械的な摩擦が少なくなる。案内部材5.2 及び6.2 は充
填体供給ローラ１の軸線と平行な個々の並列配置された
プレートより成り、プレート間には隙間が形成される。
この実施例は従来技術と比較して殆ど遜色ない強度が得
られる。しかしながら、プレート間、充填体から離間し
た隙間の領域に特に塵埃が溜り易く、かかる塵埃は中断
型の案内部材の利点を享受するには定期的な清掃を行う
必要がある。
【００１１】図４はこの発明の充填体形成領域の別実施
例を示す。この実施例ではニードル列として構成される
案内部材5.3 及び6.3 が設けられる。形成中の充填体の
個々の糸ループはニードル間に延出しており、かつニー
ドルに沿って隙間内を移動するために、隙間の連続的な
清掃が行われ、図３の実施例の欠点が解消される。しか
しながら、案内部材は、糸条の挿入時や充填体供給ロー
ラ１の解体時の損傷に対してより敏感となる。
例を示す。この実施例ではニードル列として構成される
案内部材5.3 及び6.3 が設けられる。形成中の充填体の
個々の糸ループはニードル間に延出しており、かつニー
ドルに沿って隙間内を移動するために、隙間の連続的な
清掃が行われ、図３の実施例の欠点が解消される。しか
しながら、案内部材は、糸条の挿入時や充填体供給ロー
ラ１の解体時の損傷に対してより敏感となる。
【００１２】図５はこの発明の装置の充填体形成領域の
更に別の実施例を示している。この実施例は図３と図４
の二つの実施例の利点共に損なうことなく得ることがで
きる。案内部材5.4 及び6.4 はプレートによって形成さ
れ、プレート間の隙間は充填体が通過するチャンネルか
ら離間するに従って拡開しており、そのためプレートの
厚みはそれ相当に薄くなっている。この実施例は充填体
の案内を充分に行うことができ、プレート隙間において
自己清掃作用が期待できない部位では、プレート隙間は
充分に広くて、塵埃による障害は起こり難くなってい
る。
更に別の実施例を示している。この実施例は図３と図４
の二つの実施例の利点共に損なうことなく得ることがで
きる。案内部材5.4 及び6.4 はプレートによって形成さ
れ、プレート間の隙間は充填体が通過するチャンネルか
ら離間するに従って拡開しており、そのためプレートの
厚みはそれ相当に薄くなっている。この実施例は充填体
の案内を充分に行うことができ、プレート隙間において
自己清掃作用が期待できない部位では、プレート隙間は
充分に広くて、塵埃による障害は起こり難くなってい
る。
【００１３】以上説明したこの発明の実施例は単なる例
示以上のものではない。即ち、他の実施例も可能であっ
て、例えば、スタッファボックスの側壁はニードル列と
して構成する必要はなく、その代りに他の手段によって
中断構造とした壁部材とすることができる。他の実施例
として片側の案内部材のみを中断構造とするか、又は双
方の案内プレートを異なった中断構造とする。案内部材
を形態を他のものとすることも考えられる。
示以上のものではない。即ち、他の実施例も可能であっ
て、例えば、スタッファボックスの側壁はニードル列と
して構成する必要はなく、その代りに他の手段によって
中断構造とした壁部材とすることができる。他の実施例
として片側の案内部材のみを中断構造とするか、又は双
方の案内プレートを異なった中断構造とする。案内部材
を形態を他のものとすることも考えられる。
【図１】図１は充填体供給ローラの軸線と直交する断面
における熱可塑性糸条の連続的巻縮のための装置を示
す。
における熱可塑性糸条の連続的巻縮のための装置を示
す。
【図２】図２は従来技術のスタッファボックスを充填体
供給ローラの軸線と平行な断面において示したものであ
る。
供給ローラの軸線と平行な断面において示したものであ
る。
【図３】図３は図２と同様であるがこの発明の第１実施
例を示している。
例を示している。
【図４】図４は第２実施例を示している。
【図５】図５と第３実施例を示している。
１…充填体供給ローラ ２…ニードル列 ３…巻縮付与ノズル ４…オリフィス ５，６…案内部材 ７…スタッファボックス
Claims (6)
- 【請求項１】 供給チャンネル及びノズルオリフィス
(4) を有した巻縮付与ノズル(2) と、ノズルオリフィス
(4) に近接して位置され、下側案内部材(5) 及び上側案
内部材(6) を有した案内フォークと、その周面に沿って
配置された二つの平行な側部案内手段(2) を有した充填
体供給ローラとを具備し、充填体形成領域(B) では側部
案内手段(2) 及び二つの案内部材(5,6) はスタッファボ
ックス(7) を包囲している熱可塑性糸条の連続巻縮付与
装置において、スタッファボックスの通気性の改善のた
めに、少なくとも一つの案内部材(5もしくは6)は複数の
離間した部分より構成され、該部分の間の隙間はスリッ
トをなして、該スリットはノズルオリフィスから離間し
た案内部材の側において開放していることを特徴とする
熱可塑性糸条の連続巻縮付与装置。 - 【請求項２】 前記スリットは充填体供給ローラ(1) の
周面の接線方向に平行であることを特徴とする請求項１
に記載の装置。 - 【請求項３】 双方の案内部材(5,6) は個々の離間した
部分より成ることを特徴とする請求項１もしくは２に記
載の装置。 - 【請求項４】 案内部材（単数もしくは複数）の部分
(5.2,6.2) はプレート（複数）であり、該プレートはそ
の狭い側がスタッファボックス(7) の境界を形成するよ
うに並列配置されることを特徴とする請求項１から３の
いずれか一項に記載の装置。 - 【請求項５】 スタッファボックス(7) に近接した部位
においてプレートはそこから離間した部位より厚みが大
きくなっており、プレート間の隙間はスタッファボック
スに近接した部位がそこから離間した部位より狭くなっ
ていることを特徴とする請求項４に記載の装置。 - 【請求項６】 案内部材の少なくとも一つの部分(5.3,
6.3) は列をなして配置される離間した並列配置のニー
ドルであることを特徴とする請求項１から３のいずれか
一項に記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CH01613/92-4 | 1992-05-20 | ||
| CH161392 | 1992-05-20 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0610223A true JPH0610223A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=4214539
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5111519A Pending JPH0610223A (ja) | 1992-05-20 | 1993-05-13 | 熱可塑性糸条の連続巻縮付与装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5365644A (ja) |
| EP (1) | EP0571322B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0610223A (ja) |
| DE (1) | DE59303929D1 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6311375B1 (en) * | 2000-07-27 | 2001-11-06 | Gilbert Patrick | Method of needle punching yarns |
| DE102014002318A1 (de) * | 2014-02-19 | 2015-08-20 | Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung zum Kräuseln multifiler Fäden |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1993
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