JPH059987A - 耐火・防音パネル - Google Patents
耐火・防音パネルInfo
- Publication number
- JPH059987A JPH059987A JP19054091A JP19054091A JPH059987A JP H059987 A JPH059987 A JP H059987A JP 19054091 A JP19054091 A JP 19054091A JP 19054091 A JP19054091 A JP 19054091A JP H059987 A JPH059987 A JP H059987A
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- Japan
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- layer
- panel
- synthetic resin
- foaming
- fireproof
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- Pending
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- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 表面材と裏面材とで軽量骨材と鉛層を含む芯
材をサンドイッチすることにより耐火性と防音性を向上
したパネルを提案することである。 【構成】 シート状の不織布４を接着した金属製の表面
材１、裏面材２間に軽量骨材を合成樹脂発泡体でバイン
ドした発泡層５と、鉛層からなる芯材６をサンドイッチ
したパネルとしたので、耐火性、防音性に富んだパネル
となる。
材をサンドイッチすることにより耐火性と防音性を向上
したパネルを提案することである。 【構成】 シート状の不織布４を接着した金属製の表面
材１、裏面材２間に軽量骨材を合成樹脂発泡体でバイン
ドした発泡層５と、鉛層からなる芯材６をサンドイッチ
したパネルとしたので、耐火性、防音性に富んだパネル
となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は金属製の表面材と裏面材
で芯材をサンドイッチした耐火・防音パネル（以下、単
にパネルという）に関する。
で芯材をサンドイッチした耐火・防音パネル（以下、単
にパネルという）に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のサンドイッチパネルとし
ては（ａ）表、裏面材間に合成樹脂発泡層からなる芯材
のみを介在させたパネル、（ｂ）芯材の合成樹脂発泡層
中に軽量骨材を混在させたパネル、（ｃ）芯材に合成樹
脂発泡体層を用いる代わりに無機質発泡体層で形成した
パネル、等多数存在している。
ては（ａ）表、裏面材間に合成樹脂発泡層からなる芯材
のみを介在させたパネル、（ｂ）芯材の合成樹脂発泡層
中に軽量骨材を混在させたパネル、（ｃ）芯材に合成樹
脂発泡体層を用いる代わりに無機質発泡体層で形成した
パネル、等多数存在している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のパネルは種々の不都合を有し、例えば（ａ）において
は軽量であるが耐熱、耐火性、および防音性に劣り、
（ｂ）の場合は合成樹脂発泡層に介在した軽量骨材が、
表、裏面材と合成樹脂発泡層との接着強度を低下させる
問題があり、（ｃ）の場合は、耐火性は抜群であるが機
械強度（曲げ、切断、衝撃）などに欠けると共に、パネ
ル自体の重量が増し、扱いにくく、施工性に欠ける欠点
があった。
のパネルは種々の不都合を有し、例えば（ａ）において
は軽量であるが耐熱、耐火性、および防音性に劣り、
（ｂ）の場合は合成樹脂発泡層に介在した軽量骨材が、
表、裏面材と合成樹脂発泡層との接着強度を低下させる
問題があり、（ｃ）の場合は、耐火性は抜群であるが機
械強度（曲げ、切断、衝撃）などに欠けると共に、パネ
ル自体の重量が増し、扱いにくく、施工性に欠ける欠点
があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するために、発泡層中に軽量骨材を細密充填し耐
火性、防火性を向上し、さらに発泡層に鉛層を介在させ
たことによりパネルの防音性を向上させ、しかも表、裏
面材に接着介在させた不織布により発泡層と表、裏面材
間の接着強度を強化したパネルを提案するものである。
を除去するために、発泡層中に軽量骨材を細密充填し耐
火性、防火性を向上し、さらに発泡層に鉛層を介在させ
たことによりパネルの防音性を向上させ、しかも表、裏
面材に接着介在させた不織布により発泡層と表、裏面材
間の接着強度を強化したパネルを提案するものである。
【０００５】
【実施例】以下に図面を用いて本発明に係るパネルの一
実施例について詳細に説明する。図１は上記パネルＡを
示す説明図であり、パネルＡは表面材１、裏面材２で芯
材３をサンドイッチしたものである。さらに説明すると
表面材１、裏面材２は金属製の薄板からなり、ロール成
形、押出成形等を行って形成したものである。
実施例について詳細に説明する。図１は上記パネルＡを
示す説明図であり、パネルＡは表面材１、裏面材２で芯
材３をサンドイッチしたものである。さらに説明すると
表面材１、裏面材２は金属製の薄板からなり、ロール成
形、押出成形等を行って形成したものである。
【０００６】また表面材１、裏面材２の芯材３側の面に
はシート状の不織布４が接着されているもので、この不
織布４は例えばポリエステル系、ナイロン系、ボロン
系、炭素系、アルミナ系、炭化ケイ素系、アラミド系の
繊維からなるシート状物から形成したものである。さら
に不織布４は表面材１および裏面材２と後記する芯材３
との接着性の強化、パネルＡの機械的強度の向上、表面
材１と裏面材２のフラット性を向上させる機能を持つも
のである。
はシート状の不織布４が接着されているもので、この不
織布４は例えばポリエステル系、ナイロン系、ボロン
系、炭素系、アルミナ系、炭化ケイ素系、アラミド系の
繊維からなるシート状物から形成したものである。さら
に不織布４は表面材１および裏面材２と後記する芯材３
との接着性の強化、パネルＡの機械的強度の向上、表面
材１と裏面材２のフラット性を向上させる機能を持つも
のである。
【０００７】芯材３は発泡層５と発泡層５に介在した鉛
層６とからなるものである。すなわち発泡層５は例えば
図２に示すように軽量骨材７を細密充填し、そのバイン
ダーとして合成樹脂発泡体８を用いたものものである。
この発泡層５は断熱材、接着材、補強材、防音材、緩衝
材、防火材、耐火材として機能するものである。
層６とからなるものである。すなわち発泡層５は例えば
図２に示すように軽量骨材７を細密充填し、そのバイン
ダーとして合成樹脂発泡体８を用いたものものである。
この発泡層５は断熱材、接着材、補強材、防音材、緩衝
材、防火材、耐火材として機能するものである。
【０００８】軽量骨材７としてはパーライト粒、ガラス
ビーズ、石膏スラグ、タルク石、シラスバルーン等から
なり、発泡層５に対し防火性、耐火性を向上させると共
に、パネルＡの機械的強度をも向上させるものである。
なお、図２では軽量骨材７として直径５〜３０mm程度の
パーライト粒を用いている。
ビーズ、石膏スラグ、タルク石、シラスバルーン等から
なり、発泡層５に対し防火性、耐火性を向上させると共
に、パネルＡの機械的強度をも向上させるものである。
なお、図２では軽量骨材７として直径５〜３０mm程度の
パーライト粒を用いている。
【０００９】合成樹脂発泡体８としては、ポリイソシア
ヌレートフォーム、フェノールフォーム、ポリイミドフ
ォーム、塩化ビニルフォーム等からなり、図２では耐火
構造１時間試験に合格するパネルＡとするために合成樹
脂発泡体８としてフェノールフォームを用いている。
ヌレートフォーム、フェノールフォーム、ポリイミドフ
ォーム、塩化ビニルフォーム等からなり、図２では耐火
構造１時間試験に合格するパネルＡとするために合成樹
脂発泡体８としてフェノールフォームを用いている。
【００１０】さらに発泡層５としては、図３（ａ）〜
（ｄ）に示すようにも形成することができる。すなわ
ち、図３（ａ）は軽量骨材７としては粒径の大きいパー
ライト粒７ａと粒径の小さいパーライト粒７ｂを細密充
填して密度を高めた発泡層５である。図３（ｂ）は軽量
骨材７としてパーライト粒７ａと、高温下で膨脹発泡す
る膨脹性グラファクト７ｃを混在させ、耐火性能を高め
た発泡層５である。図３（ｃ）は軽量骨材７として高吸
水性高分子でコーティングしたパーライト粒７ｄを用い
たもので、合成樹脂発泡体８としてフェノールフォーム
を用いた際の原料硬化時に発生する縮合水を吸着、保持
しその水分により耐火性を向上させると共に、製造時に
おけるキュア時間を短縮できる発泡層５である。図３
（ｄ）は軽量骨材７として、パーライト粒７ａとチョッ
プドストランド等のガラス繊維７ｅを介在させ耐火性の
アップとパネルＡの曲げ強度を強化した発泡層５であ
る。
（ｄ）に示すようにも形成することができる。すなわ
ち、図３（ａ）は軽量骨材７としては粒径の大きいパー
ライト粒７ａと粒径の小さいパーライト粒７ｂを細密充
填して密度を高めた発泡層５である。図３（ｂ）は軽量
骨材７としてパーライト粒７ａと、高温下で膨脹発泡す
る膨脹性グラファクト７ｃを混在させ、耐火性能を高め
た発泡層５である。図３（ｃ）は軽量骨材７として高吸
水性高分子でコーティングしたパーライト粒７ｄを用い
たもので、合成樹脂発泡体８としてフェノールフォーム
を用いた際の原料硬化時に発生する縮合水を吸着、保持
しその水分により耐火性を向上させると共に、製造時に
おけるキュア時間を短縮できる発泡層５である。図３
（ｄ）は軽量骨材７として、パーライト粒７ａとチョッ
プドストランド等のガラス繊維７ｅを介在させ耐火性の
アップとパネルＡの曲げ強度を強化した発泡層５であ
る。
【００１１】鉛層６は発泡層５内に介在させたものであ
り、主に防音材、補強材として機能するものである。ま
た鉛層６は図１に示すようなハニカム構造体とする他に
も、図４（ａ）に示すような平板状、図４（ｂ）に示す
ような格子状、図４（ｃ）に示すようなラス状の鉛層６
とすることができる。なお、鉛層６は発泡層５中のどの
位置にでも介在でき、２重、３重にしたり各々組み合わ
せて使用することができる。
り、主に防音材、補強材として機能するものである。ま
た鉛層６は図１に示すようなハニカム構造体とする他に
も、図４（ａ）に示すような平板状、図４（ｂ）に示す
ような格子状、図４（ｃ）に示すようなラス状の鉛層６
とすることができる。なお、鉛層６は発泡層５中のどの
位置にでも介在でき、２重、３重にしたり各々組み合わ
せて使用することができる。
【００１２】また、図５（ａ）〜（ｃ）、図６は本発明
に係るパネルＡの形状の例を示す説明図であり、図５
（ａ）、（ｂ）は雄、雌嵌合構造を有するパネルＡ、図
５（ｃ）は主に縦張りで当接タイプのパネルＡである。
図６はブロック型のパネルＡである。
に係るパネルＡの形状の例を示す説明図であり、図５
（ａ）、（ｂ）は雄、雌嵌合構造を有するパネルＡ、図
５（ｃ）は主に縦張りで当接タイプのパネルＡである。
図６はブロック型のパネルＡである。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るパネ
ルによれば芯材の発泡層に軽量骨材を混在させたので
耐火性、防火性と断熱性の両面に優れていると共に、パ
ネルの機械的強度を向上できる。芯材の発泡層間に鉛
層を介在したので防音性を向上し、さらにパネルの補強
となる。表、裏面材に接着介在したシート状の不織布
により、表、裏面材と芯材との接着強度を向上させ、か
つ、表、裏面材をフラットに保つと共に寸法安定性が増
す。芯材に軽量骨材および鉛層を介在させたので合成
樹脂の使用量が減少しコストダウンにつながる。軽量
で扱い易く、施工性に優れている。等の特徴、効果があ
る。
ルによれば芯材の発泡層に軽量骨材を混在させたので
耐火性、防火性と断熱性の両面に優れていると共に、パ
ネルの機械的強度を向上できる。芯材の発泡層間に鉛
層を介在したので防音性を向上し、さらにパネルの補強
となる。表、裏面材に接着介在したシート状の不織布
により、表、裏面材と芯材との接着強度を向上させ、か
つ、表、裏面材をフラットに保つと共に寸法安定性が増
す。芯材に軽量骨材および鉛層を介在させたので合成
樹脂の使用量が減少しコストダウンにつながる。軽量
で扱い易く、施工性に優れている。等の特徴、効果があ
る。
【図１】本発明に係る耐火・防音パネルの代表例を示す
説明図である。
説明図である。
【図２】発泡層の一例を示す説明図である。
【図３】発泡層のその他の例を示す説明図である。
【図４】鉛層のその他の例を示す説明図である。
【図５】耐火・防音パネルのその他の例を示す説明図で
ある。
ある。
【図６】耐火・防音パネルのその他の例を示す説明図で
ある。
ある。
Ａ 耐火・防音パネル １ 表面材 ２ 裏面材 ３ 芯材 ４ 不織布 ５ 発泡層 ６ 鉛層 ７ 軽量骨材 ８ 合成樹脂発泡体
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 金属製の表面材および裏面材間に芯材を
充填した耐火・防音パネルにおいて、前記表面材と裏面
材の芯材側面にはシート状の不織布が接着されていると
共に、前記芯材は軽量骨材を合成樹脂発泡体でバインド
した発泡層と、該発泡層に介在させた鉛層から形成した
ことを特徴とする耐火・防音パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19054091A JPH059987A (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 耐火・防音パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19054091A JPH059987A (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 耐火・防音パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH059987A true JPH059987A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=16259789
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19054091A Pending JPH059987A (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 耐火・防音パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH059987A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1994024471A1 (en) * | 1993-04-19 | 1994-10-27 | Balco/Metalines, Inc. | Fire barrier |
| EP0698482A3 (de) * | 1994-08-16 | 1999-04-21 | E. MISSEL GmbH | Dämmaterial |
| WO2005106149A1 (fr) * | 2004-04-29 | 2005-11-10 | Chenglin Yan | Panneau mural composite leger a l'epreuve du bruit |
| KR100739878B1 (ko) * | 2005-09-09 | 2007-07-16 | 한양대학교 산학협력단 | 건축물의 슬래브 구조물 |
| WO2013125782A1 (ko) * | 2012-02-24 | 2013-08-29 | (주)엘지하우시스 | 강화 페놀 폼 보드 |
-
1991
- 1991-07-03 JP JP19054091A patent/JPH059987A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1994024471A1 (en) * | 1993-04-19 | 1994-10-27 | Balco/Metalines, Inc. | Fire barrier |
| EP0698482A3 (de) * | 1994-08-16 | 1999-04-21 | E. MISSEL GmbH | Dämmaterial |
| WO2005106149A1 (fr) * | 2004-04-29 | 2005-11-10 | Chenglin Yan | Panneau mural composite leger a l'epreuve du bruit |
| KR100739878B1 (ko) * | 2005-09-09 | 2007-07-16 | 한양대학교 산학협력단 | 건축물의 슬래브 구조물 |
| WO2013125782A1 (ko) * | 2012-02-24 | 2013-08-29 | (주)엘지하우시스 | 강화 페놀 폼 보드 |
| KR101437722B1 (ko) * | 2012-02-24 | 2014-09-05 | (주)엘지하우시스 | 강화 페놀 폼 보드 |
| TWI468293B (zh) * | 2012-02-24 | 2015-01-11 | Lg Hausys Ltd | 具有蜂窩結構之酚醛發泡板 |
| JP2015510461A (ja) * | 2012-02-24 | 2015-04-09 | エルジー・ハウシス・リミテッドＬｇ Ｈａｕｓｙｓ，Ｌｔｄ． | 強化フェノールフォームボード |
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