JPH05987A - 芳香族エーテル - Google Patents
芳香族エーテルInfo
- Publication number
- JPH05987A JPH05987A JP3148845A JP14884591A JPH05987A JP H05987 A JPH05987 A JP H05987A JP 3148845 A JP3148845 A JP 3148845A JP 14884591 A JP14884591 A JP 14884591A JP H05987 A JPH05987 A JP H05987A
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- JP
- Japan
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- compound
- group
- methylpentane
- bis
- formula
- Prior art date
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- Pending
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 感熱紙、感圧紙、熱転写記録紙、レーザー記
録紙用の添加剤として、熱的に安定で溶解性が大きく、
かつ高感度化に有効な化合物を提供する。 【構成】 一般式(1)で表される、芳香族エーテル 一般式(1) 【化1】 式中、、R1 、R2 、R3 、R4 は、同一でも異なって
もよく、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アシル
基、アラルキル基、アルコキシカルボニル基またはアル
コキシ基を表す。R1 とR2 、R3 とR4 は互いに結合
して、非金属原子からなる環を形成しても良い。
録紙用の添加剤として、熱的に安定で溶解性が大きく、
かつ高感度化に有効な化合物を提供する。 【構成】 一般式(1)で表される、芳香族エーテル 一般式(1) 【化1】 式中、、R1 、R2 、R3 、R4 は、同一でも異なって
もよく、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アシル
基、アラルキル基、アルコキシカルボニル基またはアル
コキシ基を表す。R1 とR2 、R3 とR4 は互いに結合
して、非金属原子からなる環を形成しても良い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種有機化合物の溶解
又は溶融を利用した記録材料、特に感熱記録材料の増感
剤として有用な芳香族エーテルに関する。
又は溶融を利用した記録材料、特に感熱記録材料の増感
剤として有用な芳香族エーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者らは、各種記録材料(感熱紙、
感圧紙、熱転写記録紙、レーザー記録紙)用に種々の添
加剤の検討を行ってきた。そして幾つかのエーテル、ジ
エーテルを各種開発してきた。今回新たに、従来のエー
テル類とは異なる骨格で高感度化に有効な化合物を見出
した。
感圧紙、熱転写記録紙、レーザー記録紙)用に種々の添
加剤の検討を行ってきた。そして幾つかのエーテル、ジ
エーテルを各種開発してきた。今回新たに、従来のエー
テル類とは異なる骨格で高感度化に有効な化合物を見出
した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、熱的に安定
で、溶解性が大きく、かつ高感度化に有効な新規な芳香
族エーテルを化合物を開発することである。
で、溶解性が大きく、かつ高感度化に有効な新規な芳香
族エーテルを化合物を開発することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は、一般式
(1)で表される分岐したエーテルを開発することによ
り達成された。 一般式(1)
(1)で表される分岐したエーテルを開発することによ
り達成された。 一般式(1)
【0005】
【化2】
【0006】式中、R1 、R2 、R3 、R4 は、同一で
も異なってもよく、水素原子、ハロン原子、アルキル
基、アリール基、アシル基、アラルキル基、アルコキシ
カルボニル基、シアノ基、チオアルコキシ基、フェノキ
シ基、アリールオキシ基又は、アルコキシ基を表し、R
1 とR2 、R3 とR4 は互いに結合して非金属原子から
なる5員または6員の環を形成しても良い。
も異なってもよく、水素原子、ハロン原子、アルキル
基、アリール基、アシル基、アラルキル基、アルコキシ
カルボニル基、シアノ基、チオアルコキシ基、フェノキ
シ基、アリールオキシ基又は、アルコキシ基を表し、R
1 とR2 、R3 とR4 は互いに結合して非金属原子から
なる5員または6員の環を形成しても良い。
【0007】本発明の化合物の具体例を以下に示す。
1、5−ジ−フェノキシ−3−メチルペンタン、1、5
−ビス(p−メトキシフェノキシ)3−メチルペンタ
ン、1、5−ビス(p−エトキシフェノキシ)3−メチ
ルペンタン、1、5−ビス(p−メチルフェノキシ)3
−メチルペンタン、1、5−ビス−(エチルフェノキ
シ)3−メチルペンタン、1、5−ビス(p−イソプロ
ピルフェノキシ)3−メチルペンタン、1、5−ビス
(p−クロロフェノキシ)3−メチルペンタン、1、5
−ビス(p−アセチルフェノキシ)3−メチルペンタ
ン、1、5−ビス(β−ナフトキシ)3−メチルペンタ
ン、1、5−ビス(α−ナフトキシ)3−メチルペンタ
ン、1、5−ビス(3、5−ジメチルフェノキシ)−3
−メチルペンタン、1、5−ビス−(p−メチルチオフ
ェノキシ)3−メチルペンタン等がある。
1、5−ジ−フェノキシ−3−メチルペンタン、1、5
−ビス(p−メトキシフェノキシ)3−メチルペンタ
ン、1、5−ビス(p−エトキシフェノキシ)3−メチ
ルペンタン、1、5−ビス(p−メチルフェノキシ)3
−メチルペンタン、1、5−ビス−(エチルフェノキ
シ)3−メチルペンタン、1、5−ビス(p−イソプロ
ピルフェノキシ)3−メチルペンタン、1、5−ビス
(p−クロロフェノキシ)3−メチルペンタン、1、5
−ビス(p−アセチルフェノキシ)3−メチルペンタ
ン、1、5−ビス(β−ナフトキシ)3−メチルペンタ
ン、1、5−ビス(α−ナフトキシ)3−メチルペンタ
ン、1、5−ビス(3、5−ジメチルフェノキシ)−3
−メチルペンタン、1、5−ビス−(p−メチルチオフ
ェノキシ)3−メチルペンタン等がある。
【0008】これらは対応するフェノール類、フェノラ
ート類とアリールオキシアルキルスルホネートとの反
応、アリールオキシアルキルハライドとの反応あるいは
対応するアルキレンジハライドとフェノール類との反応
等により得られる。
ート類とアリールオキシアルキルスルホネートとの反
応、アリールオキシアルキルハライドとの反応あるいは
対応するアルキレンジハライドとフェノール類との反応
等により得られる。
【0009】又、前述の反応に於いて、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、スルホラン、ヘキサメ
チルホスホルアミド、2−メチル−N−メチルイミダゾ
ール、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒、メタノー
ル、イソプロパノール、ジエチレングリコール、セルソ
ルブ等のアルコール、ジグライム、テトラヒドロフラン
等のエーテルアセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン等のケトン、キシレン、キュウメン等の
アロマティクス、トリクロロエチレンジクロロエタン等
のハライド、アセトニトリル、水等の各種溶剤を単独又
は混合して用いること、触媒として苛性ソーダ、苛性カ
リ、炭酸カリ、フッ化カリ等、夭度、夭化カリ、銅粉、
塩化銅等の無機化合物、ベンジルトリブチルアンモニュ
ウムクロリド、アミルピリジニュウムブロマイド等の相
関移動触媒、ポリエチレングリコールの併用など、30
〜150℃に調整すること、反応に際して、窒素ガスを
通じたり、微量の亜硫酸塩を併用すること等の反応の促
進、収率の向上あるいは純度向上のための種々の手段を
とることもできる。
アミド、ジメチルアセトアミド、スルホラン、ヘキサメ
チルホスホルアミド、2−メチル−N−メチルイミダゾ
ール、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒、メタノー
ル、イソプロパノール、ジエチレングリコール、セルソ
ルブ等のアルコール、ジグライム、テトラヒドロフラン
等のエーテルアセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン等のケトン、キシレン、キュウメン等の
アロマティクス、トリクロロエチレンジクロロエタン等
のハライド、アセトニトリル、水等の各種溶剤を単独又
は混合して用いること、触媒として苛性ソーダ、苛性カ
リ、炭酸カリ、フッ化カリ等、夭度、夭化カリ、銅粉、
塩化銅等の無機化合物、ベンジルトリブチルアンモニュ
ウムクロリド、アミルピリジニュウムブロマイド等の相
関移動触媒、ポリエチレングリコールの併用など、30
〜150℃に調整すること、反応に際して、窒素ガスを
通じたり、微量の亜硫酸塩を併用すること等の反応の促
進、収率の向上あるいは純度向上のための種々の手段を
とることもできる。
【0010】又、反応に際して水、アルカリ水にとけや
すい成分を当モル以上用いる事も出来る。その場合に
は、反応後、水に注いで析出する生成物を分離すると好
都合である。以下に実施例を示して、本発明を詳述す
る。
すい成分を当モル以上用いる事も出来る。その場合に
は、反応後、水に注いで析出する生成物を分離すると好
都合である。以下に実施例を示して、本発明を詳述す
る。
【0011】
実施例1 1、5−ビス(p−メトキシフェノキシ)3−メチルペ
ンタンの合成 かき混ぜ機、空気冷却器を付けた三つ口フラスコに、3
−メチル−1、5−ペンタンジオールのビス−p−トル
エンスルホネート0.1モル、ジメチルホルムアミド1
00mlを秤りとる。よくかきまぜながら0.22モル
の炭酸カリと0.21モルのp−メトキシフェノールを
加える。90〜95℃に4時間保持したのち、水に注ぐ
と白色結晶が析出してくる。得られた結晶を濾取後、メ
タノ−ル/酢酸エチルで再結晶する。収率75%で融点
は95℃であった。
ンタンの合成 かき混ぜ機、空気冷却器を付けた三つ口フラスコに、3
−メチル−1、5−ペンタンジオールのビス−p−トル
エンスルホネート0.1モル、ジメチルホルムアミド1
00mlを秤りとる。よくかきまぜながら0.22モル
の炭酸カリと0.21モルのp−メトキシフェノールを
加える。90〜95℃に4時間保持したのち、水に注ぐ
と白色結晶が析出してくる。得られた結晶を濾取後、メ
タノ−ル/酢酸エチルで再結晶する。収率75%で融点
は95℃であった。
【0012】実施例2〜3 実施例2 実施例1で用いたp−メトキシフェノールをフェノール
に代えた他は同様な実験を行った。 1、5−ジ−フェノキシ−3−メチルペンタン 融点4
6〜47℃ 実施例3 実施例1で用いたp−メトキシフェノールをβーナフト
ールに代えた他は同様な実験を行った。 1、5−ビス(β−ナフトキシ)3−メチルペンタン
融点107〜108℃
に代えた他は同様な実験を行った。 1、5−ジ−フェノキシ−3−メチルペンタン 融点4
6〜47℃ 実施例3 実施例1で用いたp−メトキシフェノールをβーナフト
ールに代えた他は同様な実験を行った。 1、5−ビス(β−ナフトキシ)3−メチルペンタン
融点107〜108℃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 43/225 C 8619−4H 49/84 C 9049−4H 69/92 9279−4H 255/54 8519−4H 323/20 8217−4H 323/21 8217−4H 323/62 8217−4H
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】一般式(1)の芳香族エーテル 一般式(1) 【化1】 式中、R1 、R2 、R3 、R4 は、同一でも異なっても
よく、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール
基、アシル基、アラルキル基、アルコキシカルボニル
基、シアノ基、アルキルチオ基又は、アルコキシ基を表
し、R1 とR2 、R 3 とR4 は互いに環を形成しても良
い。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3148845A JPH05987A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 芳香族エーテル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3148845A JPH05987A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 芳香族エーテル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05987A true JPH05987A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=15462026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3148845A Pending JPH05987A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 芳香族エーテル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05987A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6783338B2 (en) | 2001-08-01 | 2004-08-31 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Scroll type compressor having tip seals and a scroll coating layer |
-
1991
- 1991-06-20 JP JP3148845A patent/JPH05987A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6783338B2 (en) | 2001-08-01 | 2004-08-31 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Scroll type compressor having tip seals and a scroll coating layer |
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