JPH0597004A - 複数コントロールユニツトを備える制御システム - Google Patents

複数コントロールユニツトを備える制御システム

Info

Publication number
JPH0597004A
JPH0597004A JP28389591A JP28389591A JPH0597004A JP H0597004 A JPH0597004 A JP H0597004A JP 28389591 A JP28389591 A JP 28389591A JP 28389591 A JP28389591 A JP 28389591A JP H0597004 A JPH0597004 A JP H0597004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
network
control unit
control
information
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP28389591A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Hashigaya
浩昭 橋ケ谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP28389591A priority Critical patent/JPH0597004A/ja
Publication of JPH0597004A publication Critical patent/JPH0597004A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Safety Devices In Control Systems (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一部のコントロールユニットが機能停止して
も、そのコントロールユニットに接続されているセンサ
ーやアクチュエータを有効に活用でき、あるいはネット
ワークが切断しても、代替制御系統が形成できるように
する。 【構成】 複数のコントロールユニット20、21間で
情報を伝送する第1のネットワーク1のほかに、これら
のコントロールユニット、センサ16、18およびアク
チュエータ17、19を接続する第2のネットワーク2
2を設ける。例えば第1のネットワーク1が×位置で切
断したときには、第2のネットワーク22を利用した代
替制御系統が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いにネットワークで
接続された複数コントロールユニットを備える制御シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の制御システムとしては、
例えば特開平2−246841号に示されるようなもの
がある。その全体の構成は図22に示されるように、エ
ンジン制御用コントロールユニット2、スロットバルブ
制御用コントロールユニット3、サスペンション制御用
コントロールユニット4からなる車両の制御システムに
おいて、エンジン制御用コントロールユニット2にアク
セル開度センサー5、点火時期調整装置6および燃料噴
射装置7が接続され、スロットバルブ制御用コントロー
ルユニット3にスロットルバルブ駆動アクチェータ8
が、またサスペンション制御用コントロールユニット4
にはサスペンション制御用アクチュエータ群9が接続さ
れている。そして各コントロールユニット間はネットワ
ーク1により互いに接続されている。
【0003】これらのコントロールユニットにおける制
御は図23に示すフローにより行なわれる。エンジン制
御用コントロールユニット2では、ステップ100で検
出されたアクセル開度を入力し、ドライバーがアクセル
ペダルを踏むと、ステップ101で、入力されたアクセ
ル開度からアクセル開度の変化量を演算する。ステップ
102で、アクセル開度の変化量が所定値よりも大きい
時には、急加速と判断し、ステップ103において、ネ
ットワーク1を通じて、スロットルバルブ制御用コント
ロールユニット3とサスペンション制御用コントロール
ユニット4に急加速割り込みの信号を送信し、次いでス
テップ104で、アクセル開度の変化量を送信する。そ
の後、急加速時用のエンジン制御プログラムに基づいて
点火時期調整装置6および燃料噴射装置7に向け制御信
号を発してエンジンの制御を行なう。
【0004】スロットルバルブ制御用コントロールユニ
ット3は、ステップ106でネットワーク1から割り込
み信号を受け、ステップ107で急加速割り込みの信号
である事を確認した後、ステップ108でアクセル開度
の変化量を受信して、ステップ109で急加速時用のス
ロットル制御プログラムを起動し、前記の変化量に基づ
いてスロットルを制御する。
【0005】また、サスペンション制御用コントロール
ユニット4は、ステップ111でネットワーク1からの
割り込み信号を受け、ステップ112で急加速割り込み
信号であることを確認した後、ステップ113でアクセ
ル開度の変化量を受信して、ステップ114で急加速時
用のプログラムを起動し、前記変化量に基づいてサスペ
ンションを制御する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の制御システムでは、全ての情報のやり取りは1
のネットワークのみを通じて行なわれる。そして各種セ
ンサーやアクチュエータ等の入出力手段は個別にいずれ
かのコントロールユニットにのみ接続しているため、ネ
ットワークに故障が発生してコントロールユニット間の
情報伝達が停止すると、不都合が発生するおそれがあ
る。
【0007】すなわち、ひとつのコントロールユニット
が機能停止すると、そのコントロールユニットに接続さ
れているセンサーに異常が無くても、その情報が参照で
きなくなる。またあるコントロールユニットが停止する
と、そのコントロールユニットに接続されているアクチ
ュエータに異常が無くても、そのアクチュエータをそれ
以後制御することが出来なくなる。これらいずれの場合
にも、システム全体の制御動作が停止するか、あるいは
車両性能等の低下が生じるおそれがある。
【0008】従ってこの発明は、上記の問題点に着目
し、一部のコントロールユニットが機能停止しても、そ
のコントロールユニットに接続されているセンサーある
いはアクチュエータを有効に活用してシステム全体の制
御レベルを高く維持することができるようにした複数コ
ントロールユニットを備える制御システムを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため請求項1に記載
された発明は、複数のアクチュエータに対応して設けら
れた複数のコントロールユニットと、状態量を検出する
複数のセンサと、前記複数のコントロールユニット間で
情報を伝送する第1のネットワークと、前記複数のコン
トロールユニット、センサおよびアクチュエータを接続
する第2のネットワークを有し、前記第1または第2の
ネットワークの一方、または何れかのコントロールユニ
ットに異常が発生したときには、代替制御系統が形成さ
れるようにした制御システムとした。
【0010】また請求項2の発明は、上記の構成に加
え、第1または第2のネットワークの少なくとも何れか
にコントロールユニットに対応してネットワークコント
ロールプロセッサが設けられ、該ネットワークコントロ
ールプロセッサは接続するコントロールユニット、また
はセンサ及びアクチュエータとネットワークとの間で情
報を選択授受するようにした。
【0011】
【作用】コントロールユニットがネットワークを経由し
て到来する情報からネットワークまたはコントロールユ
ニットの動作を監視することにより、第1のネットワー
クまたは第2のネットワークの一方、または他のコント
ロールユニットに故障が発生したとき、正常なネットワ
ークとコントロールユニットを用いて情報の迂回路が形
成される。
【0012】またネットワークコントロールプロセッサ
を設けた場合には、ネットワークコントロールプロセッ
サがネットワークを管理するので、コントロールユニッ
トの処理負荷が軽減する。
【0013】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示す。複数の
アクチュエータ17、19に対応して複数のコントロー
ルユニット20、21が設けられる。コントロールユニ
ット間は情報を伝送する第1のネットワーク1で接続さ
れ、また複数のコントロールユニット、アクチュエータ
および状態量を検出する複数のセンサを接続する第2の
ネットワーク22が設けられている。
【0014】センサ例えば16が検出信号を出力する
と、この信号は第2のネットワーク22を介してコント
ロールユニット20、21に入力される。システム内に
異常が発生していないときには、アクチュエータ17は
第2のネットワーク22を介してコントロールユニット
20からの情報により制御される。他のアクチュエータ
もそれぞれ接続しているコントロールユニットからの情
報により制御される。
【0015】コントロールユニットはセンサ16からの
信号に基づく情報を第1のネットワーク1に流す際、図
2に示すようなデータフレームの構成をとり、送信元識
別情報を含ませる。
【0016】ここで例えば、図3に示す様にコントロー
ルユニット20とコントロールユニット21の間で、第
1のネットワーク1が切断される故障が発生したとする
と、コントロールユニット20は、図中右側に位置する
他のコントロールユニット21からの情報が第1のネッ
トワーク1を通じて得られなくなることにより、第1の
ネットワーク1の異常を検出する。またコントロールユ
ニット21は、左側に位置するコントロールユニット2
0からの情報が第1のネットワークを通じて得られなく
なることから、同じく第1のネットワークの異常を検出
する。
【0017】異常を検出したコントロールユニット20
及び21は、第1のネットワーク1に異常が発生した旨
の異常発生信号を、第2のネットワーク22を通じて、
システム内の他のコントロールユニットに流す。
【0018】以後、第1のネットワーク1を通じて情報
の送受信が出来ないコントロールユニット間の通信は、
コントロールユニット20、21と第2のネットワーク
22を通じて行われる。このようにして、第1のネット
ワーク1に異常が発生した時は第2のネットワーク22
とコントロールユニット20、21を利用することで情
報の迂回路が設定され、この迂回路を含む代替の制御系
統が成立し、滞りなく制御が遂行される。
【0019】次に、図4に示すようにコントロールユニ
ット20に異常が発生し、通常行っている動作が出来な
くなった場合には、コントロールユニット20を除くコ
ントロールユニット21など他の各コントロールユニッ
トは第1のネットワーク1を通じてコントロールユニッ
ト20からの情報が得られなくなり、また第2のネット
ワーク22を通じてコントロールユニット20からの上
述のような異常信号も受信できないことから、コントロ
ールユニット20に異常が発生したと判断する。
【0020】最初にコントロールユニット20の異常を
検出したコントロールユニットは、コントロールユニッ
ト20に異常が発生した旨の異常発生信号を第2のネッ
トワーク22を通じて他のコントロールユニットに流
す。
【0021】異常発生信号を受信したコントロールユニ
ット21は、これ以後従来通りの処理動作に加え、故障
したコントロールユニット20が行っていた処理をも実
行する。その際、検出手段16からの信号とアクチュエ
ータ17への信号は第2のネットワーク22を通じて送
受が行なわれる。
【0022】このようにして、コントロールユニット2
0が故障した時には、第2のネットワーク22とコント
ロールユニット21により、代替え処理が行なわれる。
なお、この代替え処理は、故障したコントロールユニッ
ト20の隣のコントロールユニットで行う必要はなく、
コントロールユニット20で行っていた動作が可能で、
検出手段16とアクチュエータ17に接続可能なコント
ロールユニットであれば、どのコントロールユニットに
よっても代替りされ得る。また複数のコントロールユニ
ットで分担もされ得る。
【0023】図5は上述した構成を車両の制御システム
に適用した例を示す。システムにはコントロールユニッ
トとしてABSコントロールユニット25、オートエア
コンコントロールユニット26および4WSコントロー
ルユニット27を含み、各コントロールユニット間を第
1のネットワーク1が接続し、さらに第1のネットワー
クと平行に第2のネットワーク22が同じく各コントロ
ールユニット間を接続している。第2のネットワーク2
2には、車速センサ28が接続されているほか、左前輪
速度センサ29a、その他のABS用センサー群29b
およびABS用アクチュエータ30が、第2のネットワ
ーク22を介して、ABSコントロールユニット25に
接続されている。
【0024】同様に第2のネットワーク22を介して、
オートエアコン用車室内気温センサ31a、その他のオ
ートエアコン用センサ群31b、ブロアモータ32aお
よびその他のオートエアコン用アクチュエータ群32b
が、オートエアコンコントロールユニット26に接続さ
れ、4WS用センサ群33および4WS用アクチュエー
タ群34が、4WSコントロールユニット27に接続さ
れている。ネットワークはLANで構成されていて、ネ
ットワークへの接続はLANとのインターフェース回路
を介してなされる。
【0025】伝送されるデータはその内容によってID
(識別番号)が割り当てられ、データ情報の伝送は、図
6に示される「データID+データ」の形のデータフレ
ームで行われる。例えば、車速情報のIDを100、車
速のデータ値を30とすると、データフレームの内容は
図7に示すようになる。このIDは、全ての情報間で相
違するように設定される。すなわち、第2のネットワー
ク22を流れる左前輪速度情報のIDは、同じ第2のネ
ットワーク22を流れる車室内気温情報のIDとも、第
1のネットワーク1を流れるABSコントロールユニッ
ト作動情報のIDとも異なるようにされる。
【0026】システムにおける制御は、図8に示すフロ
ーにより行なわれる。車速センサー28ほかの各センサ
ーからは、図6のデータフレームに従ったデータが第2
のネットワーク22に流れる。ABSコントロールユニ
ット25では、ステップ200〜202で車速センサ2
8、左前輪速度センサ29a、およびその他のABS用
センサ群29bからの情報を取り込み、これらの情報に
基づいてステップ203で演算処理を行なう。なお、情
報の取り込みに際してはABS制御に不必要な車室内気
温情報などは取り込まない。
【0027】演算処理終了後、ステップ204で図6の
データフレームに従い、第2のネットワーク22を通じ
てABS用アクチュエータ30への指令信号を送出し、
さらにステップ205で、ABSコントロールユニット
25の作動情報を第1のネットワーク1に出力して終わ
る。
【0028】オートエアコンコントロールユニット26
では、ステップ210〜211で車室内気温センサ31
a、およびその他のオートエアコン用センサー群31b
からの情報を取り込み、これらの情報に基づいてステッ
プ212で演算処理を行なう。ステップ213で、演算
処理の結果に従い、第2のネットワークを通じてブロア
モータ32aおよびその他のオートエアコン用アクチュ
エータ群32bへの指令信号を送出する。
【0029】また4WSコントロールユニット27で
は、ステップ215で〜216で、車速情報、および4
WS用センサー群33からの情報を第2のネットワーク
22から取り込む。さらにステップ217で、ABSコ
ントロールユニット25の作動情報など必要な情報を第
1のネットワーク1から取り込んだうえ、ステップ21
8で演算処理を行う。演算処理終了後、ステップ219
で、第2のネットワークを通じて4WS用アクチュエー
タ群34へ図6のデータフレームに従い指令信号を送出
する。以上の制御実行の間、ネットワーク上でのデータ
の衝突は、良く知られたCSMA/CDやトークンパッ
シングなどの手法を用いて回避される。
【0030】以上のように構成された実施例における故
障発生時の検出と対処について、次に説明する。4WS
コントロールユニットで検出される異常状態の症状とし
ては5種が考えられる。
【0031】症状(1)第2のネットワークの情報が一
切取り込めない。 原因:ネットワークが図9中 で示した箇所で切断して
いる。 対処(A): 手順1:全コントロールユニットに対し、情報を要求す
るコード(例えばFFH、なおHは16進数で表記され
ていることを示す。以下同様。)+入手したい情報のI
Dのデータ(例えばAAHなど)を第1のネットワーク
に出力する。データフレームの例を図10に示す。 手順2:情報要求信号を受けたオートエアコンコントロ
ールユニット26とABSコントロールユニット25
は、その情報を自分が入手できれば第1のネットワーク
に出力する。その情報が入手できない場合、または既に
オートエアコンコントロールユニット26(またはAB
Sコントロールユニット25)が第1のネットワークに
出力していた時、ABSコントロールユニット25(ま
たはオートエアコンコントロールユニット)は出力しな
い。 手順3:以後、4WSコントロールユニットは第1のネ
ットワークから得た情報を基に処理を続ける。 手順4:以後、オートエアコンコントロールユニット
(またはABSコントロールユニット)は第1のネット
ワークに4WS用センサ群33の情報と車速情報を出力
する。
【0032】参考のため、この対処における4WSコン
トロールユニット27、ABSコントロールユニット2
5、オートエアコンコントロールユニット26の動作の
流れを図11に示す。図中のステップ300〜301が
手順1に対応し、ステップ304〜307、あるいはス
テップ308〜312が手順2に、ステップ302が手
順3に対応する。
【0033】症状(2)車速情報が取り込めない。 原因:ネットワークが図9中 で示した箇所で切断して
いる。 :または車速センサが故障している。 対処(B): 手順1:対処(1)の手順1、手順2を行う。 手順2:第1のネットワークから車速情報が得られた時
は、対処(1)と同様の動作を行う。(ネットワークの
切断) 手順3:4WSコントロールユニットは規定時間待って
も第1のネットワークから車速情報が得られないことを
確認する。(車速センサの故障) 手順4:車速信号IDの代わりに例えば左前輪速度情報
を取り込む。 手順5:以後、4WSコントロールユニットは車速情報
の代わりに左前輪速度情報を用いて処理を続ける。(セ
ンサの代替え)
【0034】症状(3)4WSセンサ群情報が取り込め
ない。 原因:4WSセンサ群が故障している。 対処(C): 手順1:入手できる情報だけで処理が続行できるか判断
する。(判断は予め入手できる情報により、処理が可能
か不可能かのテーブルを作っておき、それを参照するな
どの方法をとる。) 手順2A:続行可能ならば処理を続行する。 手順2B:続行不可能ならば、全コントロールユニット
に対し、4WSコントロールユニットが動作を停止する
ことを第1のネットワークを使って知らせる。 手順3:4WS制御動作を停止する。
【0035】症状(4)4WS用センサ群情報と車速情
報が取り込めない。 原因:ネットワークが図9中 で示した箇所で切断して
いる。 対処:対処(A)と同じ。
【0036】症状(5)第1のネットワークの情報が一
切取り込めない。 原因:ネットワークが図9中 で示した箇所で切断して
いる。 対処(D): 手順1:ABSコントロールユニット25に対し、情報
を要求するコード(例えばFEH)+ABS作動情報の
IDのデータ(例えばA0Hなど)を第2のネットワー
クに出力する。 手順2:情報要求信号を受けたABSコントロールユニ
ットは、その情報を第2のネットワークに出力する。 手順3:以後、4WSコントロールユニットは、第2の
ネットワークから得たABS作動情報を基に処理を続け
る。 手順4:以後、ABSコントロールユニットは、第2の
ネットワークにABS作動情報を出力する。
【0037】症状(6)ABS作動情報が取り込めな
い。 原因:ネットワークが図9中 で示した箇所で切断して
いる。 :またはABSコントロールユニットが故障している。 対処(E): 手順1:対処(D)の手順1を行う。 手順2A:第2のネットワークから情報が入手できたら
対処対処Dと同様。(ネットワークが図9中 で示した
箇所で切断している。) 手順2B:4WSコントロールユニット27は、車両の
走行に直接関係しないオートエアコンコントロールユニ
ット26に対して、ABSコントロールユニット25の
代替処理コード(例えばFDH)を出力する。 手順3:オートエアコンコントロールユニットは、4W
Sコントロールユニットに対し、了解のコード(例えば
FCH)を出力する。 手順4:以後、オートエアコンコントロールユニット2
6は、ABSコントロールユニット25に代わりABS
制御処理を行う。
【0038】上述した4WSコントロールユニット27
での、異常の検出とその対処の関係を図示すると図12
のようになる。他のコントロールユニットに関しても同
様である。
【0039】対処(E)のように、オートエアコンコン
トロールユニット26がABSコントロールユニットの
代替え処理を行うためには、オートエアコンコントロー
ルユニットはABSコントロールユニットのプログラム
を保持する。この保持のため、オートエアコンコントロ
ールユニットは、図13のようにユニット内に複数のR
OM、すなわちオートエアコン制御用のプログラムを記
憶させたROM35に加え、ABSコントロールユニッ
トのプログラムを記憶させたROM36ほかを用意した
コントロールユニット26’の構成とされる。
【0040】他のやり方としては図14のように、ユニ
ット内にプラグラムを保持させるRAM40を備えたコ
ントロールユニット26”とし、そのRAM40に保持
させるプログラムは、例えば全プログラムを保持した外
部ターミナル39から専用のネットワーク43で転送し
て書き換える構成とされる。なお図示の他、プログラム
を転送するには第1、第2のネットワークを使用しても
よい。図13および図14中、37は切り替えスイッ
チ、38,41はCPUである。
【0041】図15は、第1および第2のネットワーク
と各コントロールユニットの接点に、ネットワークコン
トロールプロセッサを設けた第2の実施例を示す。複数
のアクチュエータ17、19に対応して複数のコントロ
ールユニット50、51が設けられる。複数のコントロ
ールユニット間に情報を伝送する第1のネットワーク1
が設けられるとともに、コントロールユニット、アクチ
ュエータおよび状態量を検出する複数のセンサ16、1
8を接続する第2のネットワーク22が設けられてい
る。
【0042】第1のネットワーク1と各コントロールユ
ニット50,51との接点には、コントロールユニット
の数に対応した複数の第1のネットワークコントロール
プロセッサ52,53が設けられ、また第2のネットワ
ーク22と各コントロールユニット50,51との接点
には、同様にコントロールユニットの数に対応した複数
の第2のネットワークコントロールプロセッサ54,5
5が設けられている。第2のネットワークコントロール
プロセッサ54には、アクチュエータ17とこれの制御
に用いられるセンサ16が接続され、同じく第2のネッ
トワークコントロールプロセッサ55には、アクチュエ
ータ19とこれの制御に用いられるセンサ18が接続さ
れている。
【0043】センサ16,18は、それぞれ接続してい
る第2のネットワークコントロールプロセッサ54,5
5に対して情報を出力する。アクチュエータ17,19
もそれぞれ接続している第2ネットワークコントロール
プロセッサ54,55からの情報により制御される。
【0044】コントロールユニット50は、第2のネッ
トワークコントロールプロセッサ54からの情報と第1
のネットワークコントロールプロセッサ52からの情報
を基に処理を行い、アクチュエータ17への情報を第2
のネットワークコントロールプロセッサ54に流す。そ
して第2のネットワークコントロールプロセッサ54の
情報を、第1のネットワークコントロールプロセッサ5
2に流す。
【0045】同様に、コントロールユニット51は、第
2のネットワークコントロールプロセッサ55からの情
報と第1のネットワークコントロールプロセッサ53か
らの情報を基に処理を行い、アクチュエータ19への情
報を第2のネットワークコントロールプロセッサ55に
流す。そして第2のネットワークコントロールプロセッ
サ55の情報を、第1のネットワークコントロールプロ
セッサ53に流す。
【0046】第1のネットワークコントロールプロセッ
サ52は、接続しているコントロールユニット50に必
要な情報を、第1のネットワーク1から選択しコントロ
ールユニット50に与える。そして接続しているコント
ロールユニット50からの情報を第1のネットワーク1
に流す。併せて第1のネットワーク1及び各コントロー
ルユニット50の動作を監視する。
【0047】同様に第1のネットワークコントロールプ
ロセッサ53は、接続しているコントロールユニット5
1に必要な情報を、第1のネットワーク1から選択しコ
ントロールユニット51に与える。そして接続している
コントロールユニット51からの情報を第1のネットワ
ーク1に流すとともに、第1のネットワーク1及びコン
トロールユニット51の動作を監視する。
【0048】第2のネットワークコントロールプロセッ
サ54は、接続しているアクチュエータ17に必要な、
コントロールユニット50または第2のネットワーク2
2から入力される情報を、選択してアクチュエータ17
に出力する。そして接続しているコントロールユニット
50に必要な第2のネットワーク22の情報またはセン
サ16からの情報をコントロールユニット50に出力す
る。併せて第2のネットワーク22及びコントロールユ
ニット50、アクチュエータ17、センサ16の動作を
監視する。
【0049】同様に第2のネットワークコントロールプ
ロセッサ55は、接続しているアクチュエータ19に必
要な、コントロールユニット51または第2のネットワ
ーク22から入力される情報を、選択してアクチュエー
タ19に出力する。そして接続しているコントロールユ
ニット51に必要な第2のネットワーク22の情報また
はセンサ18からの情報をコントロールユニット51に
出力するとともに、第2のネットワーク22及びコント
ロールユニット51、アクチュエータ19、センサ18
の動作を監視する。
【0050】このような構成であるから、例えば図16
に示すように、第1のネットワークコントロールプロセ
ッサ52と53の間で、第1のネットワーク1が切断す
る故障が発生した場合には、一方の第1のネットワーク
コントロールプロセッサ52は、他側の第1のネットワ
ークコントロールプロセッサ53からの情報を第1のネ
ットワーク1を介して得られなくなることにより、また
同様に第1のネットワークコントロールプロセッサ53
は、一方の第1のネットワークコントロールプロセッサ
52からの情報を第1のネットワーク1を介して得られ
なくなることで、第1のネットワーク1の異常を検出す
る。
【0051】以後、第1のネットワークコントロールプ
ロセッサ52,53と、コントロールユニット50,5
1と、第2のネットワーク22により構成された迂回路
を利用して、通信が行われる。
【0052】このようにして、第1のネットワーク1に
故障が発生した時は、第2のネットワーク22を利用す
る情報の迂回路が設定されるが、この場合、とくに切断
箇所に隣接するネットワークコントロールプロセッサと
コントロールユニットを利用しなければならない必要は
なく、切断箇所の迂回路が構成できればどのネットワー
クコントロールプロセッサとコントロールユニットを用
いてもよい。
【0053】次に、例えば図17のようにコントロール
ユニット50が正常に動作しなくなったときには、第2
のネットワークコントロールプロセッサ54は、コント
ロールユニット50からの情報が得られなくなったこと
を、他のコントロールユニット51などに報せる。同時
に、第1のネットワークコントロールプロセッサ52
は、コントロールユニット50からの情報が得られなく
なったことを、他のコントロールユニット51などに報
せる。
【0054】これにより、コントロールユニット51
は、コントロールユニット50が異常であると判断し、
コントロールユニット50の処理を代替えする。この
際、センサ16およびアクチュエータ17は、第2のネ
ットワークコントロールプロセッサ54、55を介し
て、コントロールユニット51と信号の授受を行う。
【0055】このように本実施例によれば、第1のネッ
トワーク1とコントロールユニットの接点に第1のネッ
トワークコントロールプロセッサを設け、また第2のネ
ットワーク22上にセンサ及びアクチュエータとコント
ロールユニットの接点に第2のネットワークコントロー
ルプロセッサを設けて、ネットワークコントロールプロ
セッサが第1および第2のネットワークを管理し、各コ
ントロールユニットの監視、タスクの振り分け等を実行
するから、コントロールユニットは各々のアプリケーシ
ョンのみを行えばよく、第1の実施例に比較して、処理
負荷を軽減することが出来るという効果が得られる。
【0056】図18は第1のネットワークに補助計算部
を接続した第3の実施例を示す。第1のネットワーク1
に接続して、コントロールユニット20、21に対応し
て補助計算部23、24が設けられている。その他の構
成は第1の実施例と同じで、センサ16、18はそれぞ
れ接続しているコントロールユニット20、21と第2
のネットワーク22に対し情報を出力する。各アクチュ
エータ17、19もそれぞれ接続しているコントロール
ユニット20、21,あるいは第2のネットワーク22
からの情報により制御される。
【0057】補助計算部23は,第1のネットワーク1
に流れている各種センサや、コントロールユニット、お
よび他の補助計算部24などからの情報を基に演算を行
い、その演算結果を第1のネットワーク1に流す。補助
計算部24も,第1のネットワーク1に流れている各種
センサや、コントロールユニット、および他の補助計算
部23などからの情報を基に演算を行い、その演算結果
を第1のネットワーク1に流す。
【0058】コントロールユニット20は,センサ16
からの情報と第1のネットワーク1からの情報を基に処
理を行い、アクチュエータ17の制御を行う。そしてセ
ンサ16の情報を第1のネットワーク1に流す。同様に
コントロールユニット21は,センサ18からの情報と
第1のネットワーク1からの情報を基に処理を行い、ア
クチュエータ19の制御を行うとともに、センサ18の
情報を第1のネットワーク1に流す。
【0059】このような構成であるから、例えば図19
に示すように,コントロールユニット20と補助計算部
23との接点と,コントロールユニット21と補助計算
部24との接点の間で,第1のネットワーク1が切断さ
れる故障が発生した場合には、コントロールユニット2
0では、図中切断面よりも右側にある他のコントロール
ユニット21や補助計算部24からの情報が、第1のネ
ットワーク1を通じて得られなくなることにより、第1
のネットワーク1に異常が生じたことを検出する。
【0060】同様にコントロールユニット21では、切
断箇所よりも左側にある他のコントロールユニット20
や補助計算部23からの情報が、第1のネットワーク1
を通じて得られなくなることで、第1のネットワーク1
に異常が生じたことを検出する。
【0061】異常を検出したコントロールユニット20
と21は、第1のネットワーク1に異常が発生した旨の
異常発生信号を、第1のネットワーク1を通じて補助計
算部23、24へ、第2のネットワーク22を通じて他
のコントロールユニットへ流す。
【0062】以後、第1のネットワーク1を通じて情報
の送受信ができないコントロールユニット間および補助
計算部間の通信は、コントロールユニット20、21と
第2のネットワーク22を通じて行われる。
【0063】このようにして、第1のネットワーク1に
故障が発生した時は、第2のネットワーク22を利用す
ることで情報の迂回路が設定される。この際、とくに第
1のネットワーク1の切断箇所に隣接するコントロール
ユニットを利用しなければならない必要はなく、切断箇
所の迂回路が構成できればどのコントロールユニットを
用いてもよい。
【0064】次に、例えば図20に示すように、コント
ロールユニット20に異常が発生し、通常行っている動
作ができなくなった場合には、コントロールユニット2
0を除くコントロールユニット21など他の各コントロ
ールユニットは、第1のネットワーク1からコントロー
ルユニット20の情報が得られなくなり、また第2のネ
ットワーク22を通じてもコントロールユニット20か
らの異常信号も受信できないことから、コントロールユ
ニット20に異常が発生したと判断する。
【0065】最初にコントロールユニット20の異常を
検出したコントロールユニットは、コントロールユニッ
ト20に異常が発生した旨の異常発生信号を、第1のネ
ットワーク1を通じて各補助計算部23、24へ、第2
のネットワーク22を通じて各コントロールユニットに
流す。
【0066】異常発生信号を受信した補助計算部23
は、以後従来通りの動作と、コントロールユニット20
で行っていた処理を行う。その際センサ16からの信号
とアクチュエータ17への信号は、コントロールユニッ
ト21と第2のネットワーク22を通じて送受信され
る。
【0067】このようにして、コントロールユニット2
0が故障したときには、第2のネットワーク22とコン
トロールユニット21と補助計算部23により、代替え
処理が行なわれる。この際、この代替え処理は、とくに
最も近い位置にある補助計算部23で行う必要はなく、
コントロールユニット20で行っていた動作が可能で、
センサ16とアクチュエータ17に接続可能な補助計算
部であればどの補助計算部が行ってもよいし、複数の補
助計算部で分担してもよい。さらには、複数または単数
のコントロールユニットと複数または単数の補助計算部
で分担してもよいし、第1の実施例のように単数または
複数のコントロールユニットで行ってもよい。
【0068】また、コントロールユニット20の代替え
処理を行っている部位と、センサ16およびアクチュエ
ータ17とを接続するルートが構成できれば、とくに故
障したコントロールユニットの隣のコントロールユニッ
トを利用しなければならない必要はない。
【0069】他の異常態様として,例えば図21に示す
ように、補助計算部23に異常が発生し、通常行ってい
る動作が出来なくなった場合には、各コントロールユニ
ット20、21は、補助計算部23からの情報が得られ
なくなったことにより、補助計算部23の異常を検出す
る。
【0070】最初に異常を検出したコントロールユニッ
トが、第1のネットワーク1を通じて補助計算部23に
異常が発生した旨の異常発生信号を他の補助計算部へ流
す。異常発生信号を受信した例えば補助計算部24は、
以後従来通りの動作と補助計算部23が行っていた処理
を行う。
【0071】この代替え処理は、とくに最も近い位置に
ある補助計算部で行う必要はなく、補助計算部23で行
っていた動作が可能な補助計算部であれば、どの補助計
算部が行ってもよいし、複数の補助計算部で分担しても
よい。さらに複数または単数のコントロールユニットと
複数または単数の補助計算部で分担してもよいし、単数
または複数のコントロールユニットでおこなってもよ
い。
【0072】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は複数のコントロ
ールユニット間で情報を伝送する第1のネットワークを
設けるとともに、前記の複数のコントロールユニット
と、センサおよびアクチュエータとを接続する第2のネ
ットワークを設けるようにしたので、次のような効果を
有する。 (1)第1または第2のネットワークの一方に故障が発
生した際は、他方の第2または第1のネットワークを用
いて、代替制御系統を形成する情報授受の迂回路を構成
することができる。 (2)コントロールユニットのいずれかに異常が発生し
た際は、正常な他のコントロールユニットが代替え処理
を行うから、制御システムの一部の故障によるシステム
全体の機能低下を最小限に抑えることができる。
【0073】各実施例は、それぞれ上記共通の効果に加
えて、さらに以下のような効果を有する。第1の実施例
では、従来例に比べ追加されるハードウェアが第2のネ
ットワークだけであるから、優れたコストパフォーマン
スを有する。
【0074】第2の実施例では、ネットワークとコント
ロールユニットの接点にネットワークコントロールプロ
セッサを設け、ネットワークコントロールプロセッサが
ネットワークを管理し、各コントロールユニットの監
視、タスクの振り分け等を実行するから、コントロール
ユニットは各々のアプリケーションのみを行えばよく、
その処理負荷を軽減することが出来るという効果が得ら
れる。
【0075】第3の実施例では、補助演算部を有するた
め、各コントロールユニットで行う演算処理負担を著し
く低減出来る。その結果各コントロールユニットは安価
なマイコンで構成することができる。また、制御の仕様
変更などにより各コントロールユニットで行なう処理が
大規模化したようなときは、コントロールユニットを新
規開発するのではなく補助計算部を追加すればよい。ま
た、制御の仕様変更やCPUの進歩などにより補助計算
部が不要になったときは補助計算部を取り除けばよい。
このようにシステムの拡張、縮小を容易にかつ安価に行
なうことができる。したがってオプション設定や車種、
仕様違いに容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】データフレームの構成を示す図である。
【図3】第1の実施例において、ネットワークに異常が
生じたときの情報の流れを示す図である。
【図4】第1の実施例において、コントロールユニット
に異常が生じたときの情報の流れを示す図である。
【図5】第1の実施例を車両の制御システムに適用した
例を示す図である。
【図6】データフレームの構成を示す図である。
【図7】データフレームの内容例を示す図である。
【図8】図5の例における制御のフローを示す図であ
る。
【図9】異常発生箇所を示す図である。
【図10】データフレームの内容例を示す図である。
【図11】異常発生時の対処における動作の流れを示す
図である。
【図12】異常の検出と対処の関係を示す図である。
【図13】コントロールユニットの構成例を示す図であ
る。
【図14】コントロールユニットの他の構成例を示す図
である。
【図15】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図16】第2の実施例において、ネットワークに異常
が生じたときの情報の流れを示す図である。
【図17】第2の実施例において、コントロールユニッ
トに異常が生じたときの情報の流れを示す図である。
【図18】本発明の第3の実施例を示す図である。
【図19】第3の実施例において、ネットワークに異常
が生じたとき情報の流れを示す図である。
【図20】第3の実施例において、コントロールユニッ
トに異常が生じたときの情報の流れを示す図である。
【図21】第3の実施例において、補助計算部に異常が
生じたときの情報の流れを示す図である。
【図22】従来例を示す図である。
【図23】従来例における制御のフローを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 第1のネットワーク 2 エンジン制御用コントロールユニット 3 スロットルバルブ制御用コントロールユニット 4 サスペンション制御用コントロールユニット 5 アクセル開度センサー 6 点火時期調整装置 7 燃料噴射装置 8 スロットルバルブ駆動アクチュエータ 9 サスペンション制御用アクチュエータ群 16、18 センサ 17、19 アクチュエータ 20、21 コントロールユニット 22 第2のネットワーク 23、24 補助計算部 25 ABSコントロールユニット 26 オートエアコンコントロールユニット 26’、26” コントロールユニット 27 4WSコントロールユニット 28 車速センサ 29a 前左輪速度センサ 29b その他のABS用センサ群 30 ABS用アクチュエータ 31a オートエアコン用車室内気温センサ 31b その他のオートエアコン用センサ群 32a ブロアモータ 32b その他のオートエアコン用アクチュエータ群 33 4WS用センサ群 34 4WS用アクチュエータ群 35 ROM 36 ROM 37 切り替えスイッチ 38 CPU 39 外部ターミナル 40 RAM 41 CPU 42 コントロールユニット 43 プログラム転送用ネットワーク 50,51 コントロールユニット 52,53 第1のネットワークコントロールプロ
セッサ 54,55 第2のネットワークコントロールプロ
セッサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアクチュエータに対応して設けら
    れた複数のコントロールユニットと、状態量を検出する
    複数のセンサと、前記複数のコントロールユニット間で
    情報を伝送する第1のネットワークと、前記複数のコン
    トロールユニット、センサおよびアクチュエータを接続
    する第2のネットワークを有し、前記第1または第2の
    ネットワークの一方、または何れかのコントロールユニ
    ットに異常が発生したときには、代替制御系統が形成さ
    れるようにしたことを特徴とする複数コントロールユニ
    ットを備える制御システム。
  2. 【請求項2】 複数のアクチュエータに対応して設けら
    れた複数のコントロールユニットと、状態量を検出する
    複数のセンサと、前記複数のコントロールユニット間で
    情報を伝送する第1のネットワークと、前記複数のコン
    トロールユニット、センサおよびアクチュエータを接続
    する第2のネットワークを有し、前記第1または第2の
    ネットワークの少なくとも何れかにコントロールユニッ
    トに対応してネットワークコントロールプロセッサが設
    けられ、該ネットワークコントロールプロセッサは接続
    するコントロールユニット、またはセンサ及びアクチュ
    エータとネットワークとの間で情報を選択授受するよう
    になし、前記第1または第2のネットワークの一方、ま
    たは何れかのコントロールユニットに異常が発生したと
    きには、代替制御系統が形成されるようにしたことを特
    徴とする複数コントロールユニットを備える制御システ
    ム。
JP28389591A 1991-10-04 1991-10-04 複数コントロールユニツトを備える制御システム Withdrawn JPH0597004A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28389591A JPH0597004A (ja) 1991-10-04 1991-10-04 複数コントロールユニツトを備える制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28389591A JPH0597004A (ja) 1991-10-04 1991-10-04 複数コントロールユニツトを備える制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0597004A true JPH0597004A (ja) 1993-04-20

Family

ID=17671575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28389591A Withdrawn JPH0597004A (ja) 1991-10-04 1991-10-04 複数コントロールユニツトを備える制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0597004A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1219525A2 (en) * 2000-12-29 2002-07-03 Delphi Technologies, Inc. Redundant steer-by-wire system
JP2010035104A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Hitachi Ltd プラント監視・制御システムおよび通信経路の迂回方法
JP2011039702A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Autonetworks Technologies Ltd 制御システム
JP2015199398A (ja) * 2014-04-07 2015-11-12 三菱電機株式会社 車両用操舵装置
JP2017178127A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 本田技研工業株式会社 車両制御システム
CN108859859A (zh) * 2017-05-11 2018-11-23 杭州长江汽车有限公司 一种电动车辆的控制***、控制方法及电动车辆
WO2019208442A1 (ja) * 2018-04-25 2019-10-31 株式会社デンソー 車両制御装置
CN116409375A (zh) * 2023-05-26 2023-07-11 上海集度汽车有限公司 线控转向***、扭矩输出方法、车辆及存储介质

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1219525A3 (en) * 2000-12-29 2003-08-27 Delphi Technologies, Inc. Redundant steer-by-wire system
EP1219525A2 (en) * 2000-12-29 2002-07-03 Delphi Technologies, Inc. Redundant steer-by-wire system
JP2010035104A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Hitachi Ltd プラント監視・制御システムおよび通信経路の迂回方法
JP2011039702A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Autonetworks Technologies Ltd 制御システム
JP2015199398A (ja) * 2014-04-07 2015-11-12 三菱電機株式会社 車両用操舵装置
US10177966B2 (en) 2016-03-31 2019-01-08 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle control system, motor drive controller, and management controller
JP2017178127A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 本田技研工業株式会社 車両制御システム
CN108859859A (zh) * 2017-05-11 2018-11-23 杭州长江汽车有限公司 一种电动车辆的控制***、控制方法及电动车辆
WO2019208442A1 (ja) * 2018-04-25 2019-10-31 株式会社デンソー 車両制御装置
JP2019189029A (ja) * 2018-04-25 2019-10-31 株式会社デンソー 車両制御装置
CN112004730A (zh) * 2018-04-25 2020-11-27 株式会社电装 车辆控制装置
EP3786021A4 (en) * 2018-04-25 2021-06-30 Denso Corporation VEHICLE CONTROL DEVICE
CN112004730B (zh) * 2018-04-25 2023-08-22 株式会社电装 车辆控制装置
CN116409375A (zh) * 2023-05-26 2023-07-11 上海集度汽车有限公司 线控转向***、扭矩输出方法、车辆及存储介质
CN116409375B (zh) * 2023-05-26 2023-09-01 上海集度汽车有限公司 线控转向***、扭矩输出方法、车辆及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6981357B2 (ja) 車両制御装置
US7349479B2 (en) Communications system of two-wire line enhancing fail-safe performance
JP2010285001A (ja) 電子制御システム、機能代行方法
JP3111752B2 (ja) 自動車制御方法及び制御システム
JPH0662012A (ja) 多重伝送装置
JPH0597004A (ja) 複数コントロールユニツトを備える制御システム
JP2008271040A (ja) 通信装置、通信システム
JP2009027270A (ja) 通信システム、中継装置及び通信方法
JP2791169B2 (ja) 自動車用集約配線システム
JP2001022708A (ja) 車両用ネットワークシステム
JP2006222800A (ja) 多重通信装置
JP2003294129A (ja) 車両用電子制御装置
JPH09226482A (ja) 車両用通信制御装置
JPH0778004A (ja) 車載マイコンネットワークシステム
JPH05233577A (ja) 電子制御装置
JP2001344013A (ja) 車両用装置の故障診断方法
JP2010018168A (ja) 車両用異常解析システム、車両用異常解析方法、及び車両用故障解析装置
JP2003343342A (ja) 車両用電子制御装置
JP4258460B2 (ja) ネットワークシステム及びネットワークシステムの故障診断方法
JP4172461B2 (ja) ノード診断システム
JP2009005160A (ja) エラー発生装置
JPH0429321Y2 (ja)
JPS60135332A (ja) 自動車制御システムの保護装置
JPH02281343A (ja) Cpu動作の監視方式
JP4301144B2 (ja) ネットワークシステム及びネットワークシステムの状態検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990107