JPH0596442A - 工 具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 空気を圧縮したボンベ１、本体２、ドリル部
分３、空気噴出口４を有しており、本体中に空気を圧縮
したボンベ１を内蔵し、穴あけの為のドリル部分３の空
気噴出口４から高圧な空気を噴射し同軸ケーブル（イー
サネット）５に穴あけ作業をすると同時に、削りカスを
飛ばすことができる。 【効果】 トランシーバ取付作業に必要な工具の量を削
減し作業の合理化をはかる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は工具に関するものであ
り、たとえば、ＣＡＤネットワーク、特にイーサネット
にＣＡＤ装置等を接続する為の工具に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】図４は従来のトランシーバ取付作業手順
を示すものであり、２はトランシーバ取付工具本体、３
はドリル部分、５は同軸ケーブル（イーサネット）、１
０はトランシーバ、１１は空気を圧縮したスプレー、１
２は同軸ケーブル（イーサネット）５の削りカス、１３
はトランシーバテスタである。

【０００３】次にトランシーバ取付手順について説明す
る。トランシーバ取付工具２のドリル部分３を用いて同
軸ケーブル（イーサネット）５に穴をあける。次に空気
を圧縮したスプレー１１を用い穴をあけたときに出た削
りカスを飛ばす。次にトランシーバ１０を同軸ケーブル
（イーサネット）５に取付け、トランシーバテスタ１３
を用い導通チェックを行い、問題なく接続されたことを
確認する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来のトランシーバ取
付作業は以上のような手順で行われなければならず、取
付を行う場所に多くの工具を持ち運び、各作業ステップ
毎に工具の持ち換えをしなければならない為、作業が繁
雑であった。

【０００５】この発明は上記のような問題点を解消する
為になされたもので、トランシーバ取付作業等に必要な
工具の量を削減し合理的な取付作業が行える工具を得る
ことを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】第１の発明に係る（トラ
ンシーバ取付）工具は、空気の圧縮ボンベを本体に備え
ており、ドリル部分（作用部の一例）が同軸ケーブル
（物体の一例）に穴あけを行い、圧縮された空気を噴出
させ、削りカス（不要物の一例）を飛ばすものである。

【０００７】第２の発明に係る（トランシーバ取付）工
具は、真空ボンベを本体に備えており、ドリル部分（作
用部の一例）が同軸ケーブル（物体の一例）に穴あけを
行い、真空ボンベの弁が開き、削りカス（不要物の一
例）をボンベ内に吸いとるものである。

【０００８】第３の発明に係る（トランシーバ取付）工
具は、導通テスタ（テスタ部の一例）を本体に備えてお
り、同軸ケーブル（電気部品の一例）にトランシーバ取
付後、導通チェックするものである。

【０００９】

【作用】第１の発明に係る（トランシーバ取付）工具
は、同軸ケーブルに穴あけを行うと同時に圧縮された空
気によって、削りカスが飛ばすので作業量が削減でき
る。

【００１０】第２の発明に係る（トランシーバ取付）工
具は、同軸ケーブルに穴あけを行うと同時に、真空ボン
ベに削りカスが吸いとられるので作業量が削減できる。

【００１１】第３の発明にかかる（トランシーバ取付）
工具は、１つの工具で同軸ケーブルの穴あけと、トラン
シーバ取付後の導通テストが兼用できる為、作業の為に
持ち運ぶ工具の量が削減できる。

【００１２】

【実施例】

実施例１．以下、第１の発明の一実施例を図について説
明する。図１において、１は空気を圧縮したボンベ、２
は本体、３はドリル部分、４は空気噴出口、５は同軸ケ
ーブル（イーサネット）である。このトランシーバ取付
工具は、本体中に空気を圧縮したボンベを内蔵し、穴あ
けの為のドリル部分より高圧な空気を噴射し穴あけ作業
をすると同時に削りカスを飛ばすことができる。このボ
ンベ１の空気噴出口４から圧縮した空気を噴射するタイ
ミングとしては以下のようなものがある。 （１）ドリル部分３の回転中のあいだ噴射する。 （２）ドリル部分３の回転をとめるスイッチ断のときか
ら噴射する。 （３）ドリル部分３の回転静止後に噴射する。 （４）ドリル部分３のねじれの応力が所定以上の場合に
噴射する。 （５）ドリル部分３の回転とは独立に、別スイッチを設
けてそのスイッチにより噴射する。

【００１３】実施例２．次に、第２の発明の一実施例に
ついて説明する。図２において、６は真空ボンベ、７は
吸込口である。このトランシーバ取付工具は、本体中に
真空ボンベを内蔵し、穴あけの為のドリルの部分より削
りカスを吸いとる。なお、この吸引のタイミングとして
は、前述の噴射のタイミングと同様の場合が考えられ
る。

【００１４】実施例３．次に、第３の発明の一実施例に
ついて説明する。図３において、８は抵抗値計、９はコ
ネクタ、１０はトランシーバである。このトランシーバ
取付工具は、本体中に導通テスタを内蔵しており、同軸
ケーブルにトランシーバ取付後、導通テスタ及び端子間
抵抗（規定値：５０Ω）をチェックする。

【００１５】実施例４．上記実施例１〜３では、同軸ケ
ーブルに対して工具が作用する場合を示したが、その他
の物体や電気部品でもかまわない。

【００１６】実施例５．上記実施例１〜３では、ドリル
が工具の作用部あるいは加工部である場合を示したが、
キリ、ナイフ、ノコギリ、ネジまわし、その他の作用部
あるいは加工部であってもかまわない。

【００１７】実施例６．上記実施例１〜２では、空気を
圧縮して吹きつけたり、空気を吸収する場合を示した
が、水素ガス、二酸化炭素ガス、その他の気体を用いる
場合でもかまわない。

【００１８】実施例７．上記実施例１〜３では、トラン
シーバ取付工具の場合を示したが、その他の工具でもか
まわない。

【００１９】

【発明の効果】以上のように第１〜第３の発明によれ
ば、本来複数の工具が必要であったものを１つの工具に
まとめた為、作業の合理性がはかられるという効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例であるトランシーバ取付工具
を示す図。

【図２】本発明の一実施例であるトランシーバ取付工具
を示す図。

【図３】本発明の一実施例であるトランシーバ取付工具
を示す図。

【図４】従来のトランシーバ取付手順を示す図。

【符号の説明】

１ 空気を圧縮したボンベ ２ 本体 ３ ドリル部分（作用部／加工部の一例） ４ 吹出口 ５ 同軸ケーブル（物体／電気部品の一例） ６ 真空ボンベ ７ 吸込口 ８ 抵抗値計（テスタ部の一例） ９ コネクタ １０ トランシーバ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 以下の要素を有する工具 （ａ）圧縮した気体を収容するボンベ、 （ｂ）物体に作用して、不要物を発生させる作用部、 （ｃ）作用部により発生した不要物に対してボンベの圧
   縮した気体を吹きつける吹きつけ手段。
2. 【請求項２】 以下の要素を有する工具 （ａ）気体を吸収することができるボンベ、 （ｂ）物体に作用して、不要物を発生させる作用部、 （ｃ）作用部により発生した不要物を含む気体をボンベ
   に吸収する吸収手段、
3. 【請求項３】 以下の要素を有する工具 （ａ）電気部品を加工する加工部、 （ｂ）加工部により加工された電気部品をテストするテ
   スタ部。