JPH0595177U - 基板およびモータアクチュエータ装置 - Google Patents

基板およびモータアクチュエータ装置

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JPH0595177U
JPH0595177U JP166793U JP166793U JPH0595177U JP H0595177 U JPH0595177 U JP H0595177U JP 166793 U JP166793 U JP 166793U JP 166793 U JP166793 U JP 166793U JP H0595177 U JPH0595177 U JP H0595177U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数が大幅に低減されてコストや組付性
に優れると共に複数の部品のユニット化が可能となり、
さらに適用の範囲も拡大する基板およびモータアクチュ
エータ装置を得る。 【構成】 モータアクチュエータ装置10には基板14
が組付けられている。基板14、複数のギヤを支持する
ギヤ支持部18、モータ60へ給電する給電ターミナル
部20、ポテンショメータ74が接続される端子部2
2、及びコネクタ部24が共に一体に設けられた構成と
なっている。したがって、従来に比べて大幅に部品点数
が低減され、低コストになると共に組付性も向上する。
また、各ギヤを組付けてユニット化することも可能であ
り、ポテンショメータ74の取替えも容易で、適用の範
囲も広い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モータの回転を複数のギヤによって減速して出力軸を回転させる減 速装置等に用いられる基板に関し、また、自動車用エアコンディショナーの風量 調節ダンパ等を回転させるためのモータアクチュエータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車用エアコンディショナーの風量調節ダンパには、これを作動させ るためにモータアクチュエータ装置が用いられている。
【0003】 この種のモータアクチュエータ装置では、ハウジングケース内にモータが配置 されている。また、このハウジングケースには、アームを介して風量調節ダンパ に連結される出力軸が回転可能に支持されており、さらに複数のギヤが組み付け られてモータの回転軸と出力軸とを連結している。また、ハウジングケース内に はスイッチユニットと称される電気回路部が組み付けられている。
【0004】 ここで、図16及び図17に示す如く、スイッチユニット110は、樹脂製で ブロック状に形成されたインシュレータ112に金属製のプレート114を熱か しめ等によって固定した構成となっている。プレート114にはブラシ116が 形成されており、インシュレータ112に固定された状態においてインシュレー タ112から上方へ延出されている。またプレート114が固定された後のイン シュレータ112の給電ターミナル部118に、前記モータ(図示省略)が接続 される。また、プレート114が固定された後のインシュレータ112のコネク タ部120には、複数のコネクトピン122がプレート114に圧入されて取り 付けられており、コネクタ部120から外部に露出している。以上の構成による スイッチユニット110は、ハウジングケース124内に収容され、カバー12 6によって被覆されている。
【0005】 このモータアクチュエータ装置では、ブラシ116及び給電ターミナル部11 8はプレート114を介してコネクトピン122と電気的に接続され、さらにコ ネクトピン122が外部の制御装置と接続される。これにより、出力軸の回転位 置がブラシ116によって検出されると共に給電ターミナル部118を介してモ ータへ給電され、モータは制御装置によって制御されながら回転し、さらにこの 回転力は複数のギヤを介して減速されて伝達され、出力軸が所定位置へ回転され る。これによって、風量調節ダンパが所定の回転位置へ移動される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような従来のモータアクチュエータ装置では、前述の如くモー タや複数のギヤの他に、スイッチユニット110、すなわちインシュレータ11 2、プレート114あるいは複数のコネクトピン122等の部品によって構成さ れるため、部品点数が多く、このため組付性が悪くまたコスト高の原因であった 。また、スイッチユニット110の他に複数のギヤを別に組付ける必要があり、 この点においても組付性が悪かった。
【0007】 さらに、前述の如くモータの回転位置検出用のブラシ116はインシュレータ 112に固定された構成であるため、モータの回転位置制御のパターンが画一的 であり(換言すれば、ブラシの配置パターンを変更することができず)、例えば 異なるダンパ等に用いることができない欠点もあった。
【0008】 本考案は上記事実を考慮し、部品点数が大幅に低減されてコストや組付性に優 れると共に複数の部品のユニット化が可能となり、さらに適用の範囲も拡大する 基板およびモータアクチュエータ装置を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る考案の基板は、モータの回転軸に連結されて前記モータの回転 力を減速して出力軸に伝達する複数のギヤを支持するギヤ支持部と、前記モータ が接続されてモータへ給電するための給電ターミナルと、前記モータを制御する 素子が接続される端子部と、前記給電ターミナルと端子部とが所定の回路で電気 的に接続されると共に外部との電気的接続を行なうコネクタ部と、が共に一体に 設けられている。
【0010】 請求項2に係る考案の基板は、請求項1記載の基板において、前記端子部に接 続される素子は回転位置検出素子とされ、前記端子部への接続に伴って前記出力 軸に機械的に連結されて前記出力軸の回転位置検出可能状態となることを特徴と している。
【0011】 請求項3に係る考案のモータアクチュエータ装置は、モータと、前記モータの 回転軸に連結されて前記モータの回転力を減速して出力軸に伝達する複数のギヤ と、前記出力軸に連結され前記出力軸の回転位置を検出する回転位置検出素子と 、前記複数のギヤを支持するギヤ支持部と、前記モータが接続されてモータへ給 電するための給電ターミナルと、前記回転位置検出素子が接続される端子部と、 前記給電ターミナルと端子部とが所定の回路で電気的に接続されると共に外部と の電気的接続を行なうコネクタ部と、が共に一体に設けられた基板と、を備えた ことを特徴としている。
【0012】
【作用】
請求項1に記載の基板では、各部が一体に設けられた基板に、複数のギヤが組 付けられると共にモータ及び素子が接続されて組付けられる。また、コネクトピ ンに外部の制御装置のコネクタが接続される。
【0013】 ここで、基板は各部が共に一体に設けられているため、従来に比べて大幅に部 品点数が低減されることになり、低コストになると共に基板に部品取付位置が全 て配置されているため、組付けることにより位置決めがなされ、組付性も向上す る。また、ギヤ支持部に複数のギヤを組付けておくことによりユニット化が可能 となる。さらに、異なるモータや素子であっても対応することが可能で適用の範 囲も広い。
【0014】 請求項2に記載の基板では、回転位置検出素子は基板の端子部に接続されると 共に出力軸に機械的に連結されるため、すなわち回転位置検出素子を組付けるだ けで出力軸に連結されるため、回転位置検出素子の取替え作業性が向上し、適用 の範囲も拡大する。
【0015】 請求項3に記載のモータアクチュエータ装置では、複数のギヤは各部が一体に 設けられた基板のギヤ支持部に組付けられて支持される。また、モータは基板の 給電ターミナルに接続されて給電され、さらに、回転位置検出素子は基板の端子 部に接続されると共に出力軸に連結される。また、コネクタ部に外部の制御装置 のコネクタが接続される。
【0016】 これにより、モータの回転力は減速されて伝達され出力軸が回転し、さらにこ の出力軸の回転位置が検出されてモータが制御される。
【0017】 ここで、基板は各部が共に一体に設けられているため、従来に比べて大幅に部 品点数が低減されることになり、低コストになると共に組付性も向上する。また 、ギヤ支持部に複数のギヤを組付けておくことによりユニット化が可能となる。 さらに、モータや回転位置検出素子を変更するのみで、他の異なるモードに使用 するダンパ等に対応することが可能となり、適用の範囲も広い。
【0018】
【実施例】
図1には本考案の第1実施例に係るモータアクチュエータ装置10の分解斜視 図が示されている。また、図2にはモータアクチュエータ装置10の内部構造が 平面図にて示されており、図3にはモータアクチュエータ装置10を図2の3− 3線に沿って展開した展開縦断面図が示されている。さらに、図4乃至図9には 、モータアクチュエータ装置10に用いられた本考案に係る基板14の六面図が 示されている。
【0019】 モータアクチュエータ装置10では、上部が開口する箱形に形成されたハウジ ングケース12内に基板14及び支持板16が配置されている。基板14と支持 板16は、互いに嵌まり合うことによって箱状に構成されている。
【0020】 基板14は、ギヤ支持部18、給電ターミナル部20、端子部22及びコネク タ部24が一体的に設けられた構成とされている。
【0021】 ギヤ支持部18には、支軸26、28、30が互いに平行に配置されている。 支軸26には、ギヤ32およびギヤ34が組付けられている。上方に位置するギ ヤ32は、大径のギヤ部32Aと小径のギヤ部32Bとが同軸的でかつ一体に設 けられた構成とされている。また、下方に位置するギヤ34は、ギヤ32と相対 回転可能に支持されており、大径のギヤ部34Aと小径のギヤ部34Bとが同軸 的でかつ一体に設けられた構成とされている。
【0022】 一方、支軸28には、ギヤ36およびギヤ38が組付けられている。ギヤ36 は、大径のギヤ部36Aと、小径で比較的幅寸法が長く形成されたギヤ部36B とが同軸的でかつ一体に設けられた構成とされている。このギヤ36のギヤ部3 6Aが前記ギヤ32のギヤ部32Bに噛み合うと共に、ギヤ部36Bの軸線方向 下端部が前記ギヤ34のギヤ部34Aに噛み合っている。
【0023】 また、下方に位置するギヤ38は、ギヤ36と相対回転可能に支持されており 、大径のギヤ部38Aと小径のギヤ部38Bとが同軸的でかつ一体に設けられた 構成とされている。図1に詳細に示す如く、ギヤ部38Aのギヤ36側の端面に は、ギヤ36のギヤ部36Bに対応して同軸的に凹部40(図3参照)が形成さ れている。凹部40は、深さ(軸線方向)寸法がギヤ36とギヤ38との間のス ラストガタよりも大きくされており、この凹部40内にギヤ36のギヤ部36A が入り込んだ状態でギヤ36とギヤ38が組付けられている。したがって、ギヤ 36とギヤ38との間のスラストガタによってギヤ部36Aが凹部40から抜け 出すことがないように設定されている。このギヤ38のギヤ部38Aが前記ギヤ 34のギヤ部34Bに噛み合っている。
【0024】 また、支軸30にはギヤ42が組付けられている。ギヤ42は、大径のギヤ部 42Aと、小径で比較的幅寸法が長く形成されたギヤ部42Bとが同軸的でかつ 一体に設けられた構成とされている。このギヤ42のギヤ部42Aが前記ギヤ3 8のギヤ部38Bに噛み合っている。
【0025】 ギヤ42の側方の基板14の略中央部には透孔44が形成されており、出力軸 としてのシャフト46が回転可能に支持されている。このシャフト46の先端部 はハウジングケース12を貫通して外部に突出しており、さらに、図示を省略し たアームが固定されこのアームを介して風量調節ダンパ等に連結される。また、 シャフト46の軸線方向他端部には、ギヤ48が同軸的でかつ一体に設けられて いる。このギヤ48が前記ギヤ42のギヤ部42Bに噛み合っている。
【0026】 したがって、以上のギヤ32、ギヤ34、ギヤ36、ギヤ38、ギヤ42及び ギヤ48は、複数段の減速機構となっており、ギヤ32の回転力は、各ギヤを介 して伝達されて、シャフト46が回転される構成である。
【0027】 ギヤ48の側方の基板14の端部には、給電ターミナル部20、端子部22及 びコネクタ部24が一体的に設けられている。
【0028】 給電ターミナル部20には一対のターミナル孔50が形成されている。一対の ターミナル孔50は、後述するモータ60の一対の端子66に対応しており、端 子66が嵌まり込んで電気的に接続されている。この給電ターミナル部20は、 モータ60へ給電する役目を有している。
【0029】 一方、端子部22には複数(本実施例では、5個)のコネクト孔52が形成さ れている。図4に示す如く、コネクト孔52にはコネクトピン54が配置されて いる。コネクトピン54は、導電性を有する薄肉の金属板によって略コ字形に屈 曲して形成されており、一端部はコネクト孔52に対応している。コネクト孔5 2は、後述するポテンショメータ74の端子76に対応しており、端子76が嵌 まり込んで電気的に接続されている。また、コネクトピン54の他端部はコネク タ部24に対応している。
【0030】 コネクタ部24には、図示しない接続コネクタが嵌入する嵌入孔56が形成さ れており、この嵌入孔56内にコネクトピン54が上方へ向けて突出している。 これらの各コネクトピン54は、前述の給電ターミナル部20に所定の回路で電 気的に接続されている。
【0031】 以上の各部品が組付けられた基板14には、支持板16が嵌まり合っており、 各部品を被覆している。
【0032】 支持板16には、基板14の端子部22及びコネクタ部24の側方に位置し給 電ターミナル部20に対応する部位に、モータ保持部58が形成されており、モ ータ60が収容されている。モータ60は、軸線方向両端部がそれぞれOリング 62を介して所謂フローティング支持されて収容されている。モータ60の軸線 方向一端部(回転軸64と反対側の端部)からは、一対の端子66が延出してお り、この端子66が前述の給電ターミナル部20のターミナル孔50に嵌入して 保持されると共に電気的に接続されている。一方、モータ60の回転軸64の先 端部には、ウオームギヤ68が一体的に固着されている。このウオームギヤ68 が前述のギヤ32のギヤ部32Aに噛み合っている。したがって、モータ60の 回転力は、各ギヤを介して伝達されてシャフト46が回転される構成である。
【0033】 また、モータ保持部58の側方の支持板16の上面には、前記シャフト46( ギヤ48)に対向する位置に、素子保持部70が形成されている。素子保持部7 0には、シャフト46(ギヤ48)と同軸的に透孔72が形成されると共に、ポ テンショメータ74が配置されている。ポテンショメータ74には3本の端子7 6が延出されており、これらの端子76が前述の端子部22のコネクト孔52に 嵌入して保持されると共にコネクトピン54に電気的に接続される。この時、ポ テンショメータ74の回転軸78は透孔72を貫通してギヤ48(シャフト46 )に一体的に連結される。したがって、シャフト46と共にポテンショメータ7 4の回転軸78が回転し、シャフト46の回転位置(角度)を検出することがで きる。
【0034】 前記各部品が組み付けられたハウジングケース12にはカバー80が取り付け られており、ハウジングケース12を被覆している。カバー80の一端部には、 前述した基板14のコネクタ部24(嵌入孔56)に対応して開口82が形成さ れており、コネクタ部24を外部に露出している。
【0035】 次に本実施例の作用を説明する。 上記構成のモータアクチュエータ装置10では、モータ60は給電ターミナル 部20を介して、また、ポテンショメータ74は端子部22を介してそれぞれコ ネクトピン54と電気的に接続され、さらに、図示を省略した接続コネクタがコ ネクタ部24の嵌入孔56に嵌入することにより、コネクトピン54が外部の制 御装置と接続される。これにより、給電ターミナル部20からモータ60へ給電 されてモータ60が回転される。このモータ60の回転力は、ウオームギヤ68 、ギヤ32、ギヤ34、ギヤ36、ギヤ38、ギヤ42及びギヤ48を介して減 速されて伝達され、シャフト46が所定位置へ回転される。これにより、シャフ ト46に連結された風量調節ダンパ等が作動される。
【0036】 また、モータ60の回転によってシャフト46が回転すると、シャフト46に 一体的に連結されたポテンショメータ74の回転軸78が回転し、これによりシ ャフト46の回転位置が検出される。このため、モータ60は制御されながら回 転する。
【0037】 ここで、モータアクチュエータ装置10では、基板14の各部、すなわちギヤ 支持部18、給電ターミナル部20、端子部22及びコネクタ部24が一体的に 設けられた構成とされているため、従来に比べて大幅に部品点数が低減されるこ とになり、低コストになると共に、基板14に部品取付位置が全て配置されてい るため組付けることにより位置決めがなされ、組付性も向上する。また、ギヤ支 持部18に前述の各ギヤを組付けておくことにより、これをギヤユニットとして 構成すること(ユニット化)が可能となる。したがって、適用の範囲も広い。
【0038】 また、モータアクチュエータ装置10では、ポテンショメータ74はその組付 けによって、端子76が基板14の端子部22のコネクト孔52に嵌入して保持 されると共に回転軸78がギヤ48(シャフト46)に一体的に連結されるため 、換言すれば、一つの組付動作によって電気的および機械的に接続されるため、 ポテンショメータ74の組付性、すなわちポテンショメータ74の取替え作業性 が向上する。さらに、このポテンショメータ74を変更するのみで、他の異なる ダンパ等に対応することが可能となり、適用の範囲も拡大する。
【0039】 次に本考案の他の実施例を説明する。なお、前記第1実施例と基本的に同一の 部品には前記第1実施例と同一の符号を付与しその説明を省略している。
【0040】 図10には本考案の第2実施例に係るモータアクチュエータ装置90の内部構 造が平面図にて示されており、図11にはモータアクチュエータ装置90を図1 0の11−11線に沿って展開した展開縦断面図が示されている。
【0041】 このモータアクチュエータ装置90では、ギヤ48の側方に位置する基板92 の端部には、コネクタ部94が一体的に設けられている。コネクタ部94は、前 述の実施例と異なり、基板92の一端部から側方(水平方向)へ開口する嵌入孔 96が形成されている。
【0042】 一方、コネクトピン98は、中間部が略直角に屈曲されて水平方向へ延出され ている。水平方向へ屈曲されたコネクトピン98の先端部が、前記コネクタ部9 4に対応しており、嵌入孔96から水平方向へ向けて突出している。
【0043】 このモータアクチュエータ装置90においては、前述のモータアクチュエータ 装置10に比べて、基板92に設けられたコネクタ部94の形成方向(嵌入孔9 6の開口方向)が異なるのみであり、他の機能は全く同じである。したがって、 モータアクチュエータ装置90においても、基板92の各部、すなわちギヤ支持 部18、給電ターミナル部20、端子部22及びコネクタ部94が一体的に設け られた構成とされているため、従来に比べて大幅に部品点数が低減されることに なり、低コストになると共に組付性も向上する。また、ギヤ支持部18に前述の 各ギヤを組付けておくことにより、これをギヤユニットとして構成すること(ユ ニット化)が可能となる。
【0044】 また、ポテンショメータ74の取替え作業性が良く、このポテンショメータ7 4を変更するのみで、他の異なるダンパ等に対応することが可能となり、適用の 範囲も拡大する。
【0045】 次に、図12には本考案の第3実施例に係るモータアクチュエータ装置100 の分解斜視図が示されており、図13には、モータアクチュエータ装置100に 用いられた第3実施例に係る基板102の斜視図が示されている。また、図14 にはモータアクチュエータ装置100の内部構造が平面図にて示されており、図 15にはモータアクチュエータ装置100を図14の15−15線に沿って展開 した展開縦断面図が示されている。
【0046】 モータアクチュエータ装置100では、上部が開口する箱形に形成されたハウ ジングケース12内に基板102が配置されている。この基板102は、前述の 第1実施例に係るモータアクチュエータ装置10の基板14と同様に、ギヤ支持 部104、給電ターミナル部106、端子部108及びコネクタ部110が一体 的に設けられると共に、さらにモータ保持部112及び素子保持部114が共に 一体に設けられた構成となっている。
【0047】 すなわち、基板102のギヤ支持部104はハウジングケース12の底壁に対 向して延出されており、このギヤ支持部104とハウジングケース12の底壁と の間に、前記第1実施例と同様のギヤ42、ギヤ48(シャフト46)が組み付 けられている。なお、ギヤ42は、ギヤ部42Aとギヤ部42Bとが軸部と一体 に設けられており、支軸30が省略されている。また、ギヤ32及びギヤ34( 支軸26)、ギヤ36及びギヤ38(支軸26)は、ギヤ支持部104の側方で 、ハウジングケース12の底壁とカバー80との間に組み付けられている。
【0048】 また、ギヤ支持部104の側方の基板102の端部には、給電ターミナル部1 06、端子部108及びコネクタ部110が一体的に設けられている。
【0049】 給電ターミナル部106には一対のターミナル溝116が形成されている。一 対のターミナル溝116は、後述するモータ保持部112に収容され前記第1実 施例と同様のモータ60の一対の端子67に対応しており、端子67が嵌まり込 んで電気的に接続されている。また、端子部108には複数(本実施例では、3 個)のコネクト孔118が形成されている。このコネクト孔118も、前記第1 実施例と同様にポテンショメータ74の端子76に対応しており、端子76が嵌 まり込んで電気的に接続されている。また、コネクタ部110には、図示しない 接続コネクタが嵌入する。
【0050】 一方、ギヤ支持部104、端子部108及びコネクタ部110の側方に位置し 給電ターミナル部106に対応する部位には、前述の第1実施例における支持板 16のモータ保持部58と同様の、モータ保持部112が形成されている。この モータ保持部112にモータ60が収容されると共に、端子67が前述の給電タ ーミナル部106のターミナル溝116に嵌入して保持されると共に電気的に接 続されている。
【0051】 また、モータ保持部112の側方のギヤ支持部104の上面には、前記シャフ ト46(ギヤ48)に対向する位置に、前述の第1実施例における支持板16の 素子保持部70と同様の、素子保持部114が形成されている。素子保持部11 4には、シャフト46(ギヤ48)と同軸的に透孔120が形成されると共に、 ポテンショメータ74が配置されている。
【0052】 以上の如く、モータアクチュエータ装置100の基板102には、前述の第1 実施例における支持板16のモータ保持部58及び素子保持部70に相当する、 モータ保持部112及び素子保持部114が共に一体に設けられた構成となって いる。すなわち、モータアクチュエータ装置100は、他の機能を確保しつつ、 支持板16に相当する部品が削除された構成となっている。
【0053】 したがって、モータアクチュエータ装置100においては、従来に比べて一層 大幅に部品点数が低減されることになり、低コストになると共に組付性も向上す る。また、ポテンショメータ74の取替え作業性も良く、このポテンショメータ 74を変更するのみで、他の異なるダンパ等に対応することが可能となり、適用 の範囲も拡大する。
【0054】 なお、このモータアクチュエータ装置100においても、前記第2実施例と同 様に、基板102の一端部から側方(水平方向)へコネクタ部110を開口させ るように構成してもよい。
【0055】
【考案の効果】
以上説明した如く本考案は以下の効果を有している。
【0056】 請求項1に記載の基板では、従来に比べて大幅に部品点数が低減され、低コス トになると共に、基板に部品取付位置が全て配置されているため組付けることに より位置決めがなされ、組付性も向上する。また、ユニット化が可能となり、適 用の範囲も広い。
【0057】 請求項2に記載の基板では、回転位置検出素子の取替え作業性が向上し、適用 の範囲も拡大する。
【0058】 請求項3に記載のモータアクチュエータ装置では、従来に比べて大幅に部品点 数が低減されることになり、低コストになると共に組付性も向上する。また、基 板のギヤ支持部に複数のギヤを組付けておくことによりユニット化が可能となる 。さらに、モータや回転位置検出素子を変更するのみで、他の異なるモードに使 用するダンパ等に対応することが可能となり、適用の範囲も広い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るモータアクチュエー
タ装置の分解斜視図である。
【図2】第1実施例に係るモータアクチュエータ装置の
内部構造を示す平面図である。
【図3】第1実施例に係るモータアクチュエータ装置を
図2の3−3線に沿って展開した展開縦断面図である。
【図4】モータアクチュエータ装置に用いられた本考案
の第1実施例に係る基板の平面図である。
【図5】モータアクチュエータ装置に用いられた本考案
の第1実施例に係る基板の正面図である。
【図6】モータアクチュエータ装置に用いられた本考案
の第1実施例に係る基板の背面図である。
【図7】モータアクチュエータ装置に用いられた本考案
の第1実施例に係る基板の右側面図である。
【図8】モータアクチュエータ装置に用いられた本考案
の第1実施例に係る基板の左側面図である。
【図9】モータアクチュエータ装置に用いられた本考案
の第1実施例に係る基板の裏面図である。
【図10】第2実施例に係るモータアクチュエータ装置
の内部構造を示す平面図である。
【図11】第2実施例に係るモータアクチュエータ装置
を図10の11−11線に沿って展開した展開縦断面図
である。
【図12】本考案の第3実施例に係るモータアクチュエ
ータ装置の分解斜視図である。
【図13】モータアクチュエータ装置に用いられた本考
案の第3実施例に係る基板の斜視図である。
【図14】第3実施例に係るモータアクチュエータ装置
の内部構造を示す平面図である。
【図15】第3実施例に係るモータアクチュエータ装置
を図14の15−15線に沿って展開した展開縦断面図
である。
【図16】従来のモータアクチュエータ装置に用いられ
たスイッチユニットを示す縦断面図である。
【図17】図16に示すスイッチユニットの構成を示す
分解した断面図である。
【符号の説明】
10 モータアクチュエータ装置 14 基板 18 ギヤ支持部 20 給電ターミナル部 22 端子部 24 コネクタ部 32 ギヤ 34 ギヤ 36 ギヤ 38 ギヤ 42 ギヤ 48 ギヤ 60 モータ 74 ポテンショメータ(素子、回転位置検出素子)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転軸に連結されて前記モータ
    の回転力を減速して出力軸に伝達する複数のギヤを支持
    するギヤ支持部と、前記モータが接続されてモータへ給
    電するための給電ターミナルと、前記モータを制御する
    素子が接続される端子部と、前記給電ターミナルと端子
    部とが所定の回路で電気的に接続されると共に外部との
    電気的接続を行なうコネクタ部と、が共に一体に設けら
    れた基板。
  2. 【請求項2】 前記端子部に接続される素子は回転位置
    検出素子とされ、前記端子部への接続に伴って前記出力
    軸に機械的に連結されて前記出力軸の回転位置検出可能
    状態となることを特徴とする請求項1記載の基板。
  3. 【請求項3】 モータと、前記モータの回転軸に連結さ
    れて前記モータの回転力を減速して出力軸に伝達する複
    数のギヤと、 前記出力軸に連結され前記出力軸の回転位置を検出する
    回転位置検出素子と、 前記複数のギヤを支持するギヤ支持部と、前記モータが
    接続されてモータへ給電するための給電ターミナルと、
    前記回転位置検出素子が接続される端子部と、前記給電
    ターミナルと端子部とが所定の回路で電気的に接続され
    ると共に外部との電気的接続を行なうコネクタ部と、が
    共に一体に設けられた基板と、 を備えたモータアクチュエータ装置。
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