JP3021962U - 耐震型墓石 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】墓石の仏石と、これを下で支える上台石との相
対する面に上下対象なる支柱を嵌め入れすることによ
り、墓石の倒壊を防止できるようにする。 【構成】仏石の下部と上台石の上部との相場面部分双方
に箱型の溝と円筒型の溝を組み合わせた溝を加工し、そ
の溝の形状に合った、上下対象の支柱５を嵌め込み、相
対する面の四つ角にゴムやゴムに類したクッション材６
をかます。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、箱型の溝と円筒型の溝の組み合わせと支柱の耐震型墓石に関するも のである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、箱型、円筒型の臍のはめ込み等の耐震墓石があった。

【０００３】

【考案が解決しょうとする課題】

これらは次のような欠点があった。 （イ）箱型溝は、深い溝の加工が困難で転倒しやすかった。 （ロ）円筒型溝は、深い溝の加工はできるが支柱が丸い為、横ずれ、回転して 位置がずれてしまう。 （ハ）臍は、加工に手間がかかり、高い臍、深い溝は加工が困難の上、強度が 下がる。 （ニ）はめ込みは横ずれには強いが角がかけやすく、転倒もしやすい。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

仏石（１）の下部と上台石（２）の上部との接合部分双方に箱型の溝（３）と円 筒型の溝（４）の組み合わせ溝を加工し、その溝の形状に合った支柱（５）を嵌 め込み、相場面の四つ角にゴムやゴムに類したクッション材（６）かます。 本考案は、以上のような構成よりなる耐震型墓石である。

【０００５】

【作用】

箱型の溝（３）は横ずれ、回転、位置ずれに作用し、円筒型の溝（４）は転倒に 作用し、溝に嵌め入れされた支柱（５）が仏石（１）と上台石（２）の繋ぎの役 目をはたし、クッション材（６）が微振動に作用し、地震による倒壊から守る墓 石になる。

【０００６】

【実施例】

墓石などは、供養や祈りの証しの対象として作られ、建てられるものであるので 、支柱（５）は仏石（１）上台石（２）と同じ石種が好まれるが、実施に当たっ ては次の如きができる。 （イ）支柱（５）をゴムやゴムに類した柔軟性を有するもので作る。 （ロ）溝（３）（４）支柱（５）のサイズを小さくする為、支柱（５）金属、 セラミックスで作る。 （ハ）微振動の吸収の為、仏石（１）上台石（２）の相場面にクッション材（ ６）を入れる。 （ニ）支柱（５）には、写経を納める円筒型の溝（７）を作る。

【０００７】

【考案の効果】

（イ）箱型の溝（３）円筒型の溝（４）の組み合わせで、箱型の溝の加工面積 が小さくなり加工効率があがる。 （ロ）支柱（５）を嵌め入れすることで、臍加工が無くなり加工効率があがり 、転倒、横ずれ、回転、位置ずれに強く、地震による倒壊を防ぐことのできる耐 震型墓石である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図、側面図

【図２】本考案の実施例を示す斜視図

【図３】本考案の支柱の拡大した正面図、平面図（

【符号の説明】

（１）仏石 （２）上台石 （３）箱型の溝 （４）円筒型の溝 （５）支柱（ （６）クッション材 （７）写経を納める円筒型の溝

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】仏石（１）の下部と上台石（２）の上部と
   の接合部分双方に箱型の溝（３）と円筒型の溝（４）の
   組み合わせ溝を設け、その溝の形状に合った支柱（５）
   を嵌め込み、転倒、横ずれ、回転、位置ずれを防ぐ耐震
   型墓石。