JPH059216Y2 - - Google Patents

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JPH059216Y2
JPH059216Y2 JP1987029769U JP2976987U JPH059216Y2 JP H059216 Y2 JPH059216 Y2 JP H059216Y2 JP 1987029769 U JP1987029769 U JP 1987029769U JP 2976987 U JP2976987 U JP 2976987U JP H059216 Y2 JPH059216 Y2 JP H059216Y2
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guide groove
window
opening
vehicle
window glass
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ウインド開口を開閉するウインド
ガラスを設け、このウインドガラスを後方移動さ
せたとき、この移動に伴つてウインドガラスの後
部が車外側に偏位しながら、上記ウインド開口を
開けるようにした自動車用ウインドの開閉装置に
関する。
(従来の技術) 自動車用ウインドでは、従来、車体側面に形成
されたウインド開口を、ウインドガラスの前後方
向への移動で開閉させるようにしたものがあり、
これには例えば第5図で示すものがある。
図において、41は車体側壁を構成する車体パ
ネルで、この車体パネル41にウインド開口42
が形成される。このウインド開口42の下部開口
縁43には、この下部開口縁43に沿つて延びる
案内レール45が設けられ、この案内レール45
には案内溝46を形成してある。
また、上記ウインド開口42を開閉するウイン
ドガラス47が設けられる。このウインドガラス
47にブラケツト48が取り付けられ、このプラ
ケツト48にはほぼ円柱状の案内ピン49が突設
される。この案内ピン49は上記案内溝46に嵌
入されて前後摺動自在に案内される。そして、ウ
インドガラス47を前後移動させれば、案内ピン
49が案内溝46に案内され、これに伴つてウイ
ンドガラス47がウインド開口42を開閉するよ
うになつている。
また、上記の場合、ウインドガラス47を後方
移動させることには、この移動に伴い案内溝46
が案内ピン49を車外側に案内し、これにより、
上記ウインドガラス47の後部が車外側に偏位さ
せられて、上記ウインド開口42が開かれるよう
になつている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記従来構成において、上記したよ
うにうにウインド開口42を開けたときには、走
行風は開かれた上記ウインド開口42を通し車内
側に入り込もうとするため、上記走行風が上記ウ
インドガラス47の前端に衝突して、風切音を発
生させるおそれがある。
また、上記構成では、案内ピン49は案内溝4
6の内側面に摩擦接触しながら案内されるため、
ウインドガラス47の移動操作が重くなるおそれ
もある。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなさ
れたもので、ウインド開口を開けたときの走行風
による風切音の発生を抑制し、かつ、上記ウイン
ド開口を開閉しようとするときのウインドガラス
の移動操作が軽快にできるようにすることを目的
とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するためのこの考案の特徴とす
るところは、案内溝の中途部を折り曲げて、その
折曲部よりも前側の案内溝が車内側に、後側の案
内溝が車外側に互いに偏位するようにし、ウイン
ドガラスの前端から少し後側に取り付けられ、か
つ、上記案内溝に嵌入されてこの案内溝に前後移
動自在に案内される前部案内ピンを設け、一方、
上記ウインドガラスの前後中途部に、車内側に向
つて突出する回動アームを縦軸回りに回動自在に
枢支し、この回動アームの回動端に取り付けら
れ、かつ、上記案内溝に嵌入されてこの案内溝に
前後移動自在に案内される前後一対の軸心縦向き
の後部案内ピンを設け、これら後部案内ピンをそ
れぞれその軸心回りに回転可能とした点にある。
(実施例) 以下、この考案の実施例を第1図から第3図に
より説明する。
第2図において、1は自動車、2はその車体
で、この車体2の側面にはサイドドア3が設けら
れる。このサイドドア3は車体2に形成されたド
ア開口4と、車体2の外側面に沿つて前後摺動自
在とされるスライドドア5とを有し、このスライ
ドドア5の前方もしくは後方移動で上記ドア開口
4は閉もしくは開とされる。また、上記サイドド
ア3の後方で車体2の後側面にはリヤクオータウ
インド6が設けられる。
上記スライドドア5の上部にはドアウインド1
0を設けてある。第1図から第3図によりこのド
アウインド10について説明する。
上記ドアウインド10はスライドドア5の上部
に形成されたウインド開口11と、このウインド
開口11の開口縁12に支持され上記ウインド開
口11を開閉する1枚のウインドガラス13とを
有している。
上記開口縁12にはこの開口縁12に沿つて延
びるウインドフレーム15が設けられる。このウ
インドフレーム15の車外側端縁にはウエザスト
リツプ16を取り付けてある。また、上記ウイン
ドフレーム15を構成する図示しない上部フレー
ムと、下部フレーム15aには、それぞれ案内レ
ール17,17が取り付けられている。これら両
案内レール17,17は樹脂製であつて、車体2
の前後方向に延びる断面ほぼU字状の案内溝18
を有している。
特に、第3図で示すように上記案内溝18はそ
の中途部が折り曲げられており、この折曲部より
も前側の案内溝18が車外側に偏位している。
上記ウインドガラス13前部の車内側面には固
定アーム19が取り付けられている。この固定ア
ーム19にはほぼ円柱状の前部案内ピン20が設
けられ、この前部案内ピン20は、上記ウインド
ガラス13の前端から少し後側に位置している。
この前部案内ピン20は上記案内溝18の前部に
嵌入されていて、この案内溝18に前後移動自在
に案内される。
第1図、第3図、および第4図において、上記
ウインドガラス13の前後中途部の車内側面には
ブラケツト21がねじ止めにより取り付けられて
いる。このブラケツト21は正面断面がコの字状
をなし、このブラケツト21の上、下突出端間に
軸心縦向きの枢支軸25が架設されている。
上記ウインドガラス13側から車内側に向つて
突出する回動アーム22が設けられ、この回動ア
ーム22のウインドガラス13側端は上記枢支軸
25により縦軸回り回動自在に枢支されている。
上記回動アーム22の回動端下面には前後一対の
後部案内具23,23が突設されている。
上記各後部案内具23は、上記回動アーム22
の回動端から下方に向けて突設された支軸27を
有し、この支軸27は上記回動アーム22に取り
付けられている。また、上記各後部案内具23
は、上記支軸27にその軸心回り回転自在に外嵌
する後部案内ピン26を有し、この後部案内ピン
26は上記支軸27と共に、案内溝18に嵌入さ
れている。
上記支軸27の下端は、上記後部案内ピン26
の内孔26aよりも径大となつており、これによ
り、上記支軸27から後部案内ピン26が抜け落
ちることが防止されている。また、この場合、上
記後部案内ピン26の外径は、上記支軸27の下
端よりも外径が大きくされている。
そして、第3図中実線図示のように、ウインド
ガラス13を前方移動させたときには、上記前部
案内ピン20が案内溝18の前端に達し、一方、
両後部案内ピン26,26は上記案内溝18の折
曲部に位置して、これにより、回動アーム22の
姿勢が定められ、上記ウインドガラス13がウイ
ンド開口11を全閉とする。
上記状態から、同上第3図中矢印Aで示すよう
にウインドガラス13を後方移動させると、上記
前部案内ピン20が案内溝18の前部を後方に向
けて摺動し、これにより、ウインドガラス13の
前部が後方に案内される。一方、両後部案内ピン
26,26は上記案内溝18の折曲部から、その
後部に移行して、上記後部案内ピン26,26に
より回動アーム22が車外側に向けて回動させら
れ、これにより、上記ウインドガラス13の後部
が、上記前部案内ピン20を中心として車外側に
回動して傾斜姿勢とされる(第1図と第3図中矢
印B、および仮想線図示)。
また、上記したように、ウインドガラス13の
後部が、上記前部案内ピン20を中心として車外
側に回動するときには、これとは逆に、上記ウイ
ンドガラス13の前端は同上前部案内ピン20を
中心としてわずかに車内側に回動する(第3図
中、仮想線図示)。
このため、上記したように開けられたウインド
開口11を通し、車内側に入り込もうとした走行
風が上記ウインドガラス13の前端に衝突しよう
とすることが防止され、よつて、風切音の発生が
抑制される。
上記状態から更にウインドガラス13を後方移
動させると、前部案内ピン20は案内溝18の前
部を後方に摺動し、後部案内ピン26,26は同
上案内溝18の後部を後方に移動することによつ
て、上記ウインドガラス13は上記傾斜姿勢のま
まで、後方移動し、上記ウインド開口11が更に
開かれる。
また、上記状態から、ウインドガラス13を前
方移動させれば、このウインドガラス13は上記
と逆の動作をして、ウインド開口11が閉じられ
る。
上記の場合、案内溝18を各後部案内具23が
移動するときには、その各支軸27の下面は案内
溝18の底面を摺動するが、後部案内ピン26
は、これが上記案内溝18の内側面に接したと
き、その軸心回りに回転して上記案内溝18の内
側面を転動する。
(考案の効果) この考案によれば、案内溝の中途部を折り曲げ
て、その折曲部よりも前側の案内溝が車内側に、
後側の案内溝が車外側に互いに偏位するように
し、ウインドガラスの前端から少し後側に取り付
けられ、かつ、上記案内溝に嵌入されてこの案内
溝に前後移動自在に案内される前部案内ピンを設
け、一方、上記ウインドガラスの前後中途部に、
車内側に向つて突出する回動アームを縦軸回り回
動自在に枢支し、この回動アームの回動端に取り
付けられ、かつ、上記案内溝に嵌入されてこの案
内溝に前後移動自在に案内される前後一対の軸心
縦向きの後部案内ピンを設け、これら後部案内ピ
ンをそれぞれその軸心回りに回動可能としたた
め、ウインド開口を開けようとして、ウインドガ
ラスを後方移動させたときには、上記前部案内ピ
ンと両後部案内ピンとが案内溝に案内されて後方
移動し、この案内溝に案内された上記両後部案内
ピンが回動アームを回動させ、更に、この回動ア
ームによつて、上記ウインドガラスの後部が上記
前部案内ピンを中心として車外側に回動させら
れ、ウインド開口が開かれることとなる。
そして、上記したようにウインドガラスの後部
が前部案内ピンを中心として車外側に回動したと
きには、前記したようにこの前部案内ピンはウイ
ンドガラスの前端から少し後側に取り付けられて
いることから、上記回動の反作用として、上記ウ
インドガラスの前端は車内側に回動することとな
る。
よつて、上記したように開けられたウインド開
口を通し、車内側に入り込もうとした走行風が上
記ウインドガラスの前端に衝突しようとすること
は防止され、よつて、風切音の発生が抑制され
る。
また、上記後部案内ピンをその軸心回り回転可
能としたため、ウインドガラスの前後移動で上記
後部案内ピンが案内溝により案内される際に、こ
の案内溝の内側面に上記後部案内ピンが接したと
きには、この後部案内ピンはその軸心回りに回転
して、上記案内溝の内側面に大きい力で摩擦接触
することが防止される。
よつて、上記ウインドガラスの移動操作を軽快
にすることができ、ウインドの開閉操作は容易と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図はこの考案の実施例を示し、
第1図は第3図の−線矢視拡大断面図、第2
図は自動車の全体側面図、第3図は第2図の−
線矢視拡大断面図、第4図は後部案内ピンの展
開斜視図、第5図は従来例を示し第1図に相当す
る図である。 1……自動車、2……車体、10……ドアウイ
ンド(ウインド)、11……ウインド開口、12
……開口縁、13……ウインドガラス、18……
案内溝、20……前部案内ピン、22……回動ア
ーム、26……後部案内ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体側面にウインド開口を形成し、このウイン
    ド開口を開閉するウインドガラスを設け、上記車
    体の前後方向に延び上記ウインドガラスを案内す
    る案内溝をウインド開口の上下開口縁の少なくと
    もいずれか一方の開口縁に形成した自動車用ウイ
    ンドの開閉装置において、 上記案内溝の中途部を折り曲げて、その折曲部
    よりも前側の案内溝が車内側に、後側の案内溝が
    車外側に互いに偏位するようにし、上記ウインド
    ガラスの前端から少し後側に取り付けられ、か
    つ、上記案内溝に嵌入されてこの案内溝に前後移
    動自在に案内される前部案内ピンを設け、一方、
    上記ウインドガラスの前後中途部に、車内側に向
    つて突出する回動アームを縦軸回りに回動自在に
    枢支し、この回動アームの回動端に取り付けら
    れ、かつ、上記案内溝に嵌入されてこの案内溝に
    前後移動自在に案内される前後一対の軸心縦向き
    の後部案内ピンを設け、これら後部案内ピンをそ
    れぞれその軸心回りに回転可能としたことを特徴
    とする自動車ウインドの開閉装置。
JP1987029769U 1987-02-27 1987-02-27 Expired - Lifetime JPH059216Y2 (ja)

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