JPH0591313A - フアクシミリ装置 - Google Patents

フアクシミリ装置

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JPH0591313A
JPH0591313A JP3249048A JP24904891A JPH0591313A JP H0591313 A JPH0591313 A JP H0591313A JP 3249048 A JP3249048 A JP 3249048A JP 24904891 A JP24904891 A JP 24904891A JP H0591313 A JPH0591313 A JP H0591313A
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image
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JP3249048A
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Shigenobu Fukushima
茂信 福嶋
Masamichi Sugiura
正道 杉浦
Munehiro Nakatani
宗弘 中谷
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N1/0035User-machine interface; Control console
    • H04N1/00352Input means
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    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
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  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
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  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信された画像データとして2値画像データ
のみならず多値画像データを取り扱うことができ、受信
された画像データの画像を常に多階調で用紙に記録して
出力することができるファクシミリ装置を提供する。 【構成】 多値画像データに対して第1の伸長処理を行
なう第1の伸長手段と、2値像データに対して第2の伸
長処理を行なう第2の伸長手段と、2値画像データを多
値画像データに変換する変換手段と、多値画像データの
画像を用紙に多階調で記録する記録手段と、受信された
画像データが多値又は2値画像データであるかを判別す
る判別手段と、多値画像データであると判別されたと
き、受信された多値画像データを第1の伸長手段によっ
て処理させた後記録させ、一方、2値画像データである
と判別されたとき、受信された2値画像データを第2の
伸長手段によって処理させ多値画像データの変換させた
後記録させる制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、擬似中間調の2値画像
データを多階調の画像データ(以下、多値画像データと
いう。)に復元する画像復元回路を備えたファクシミリ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置においては、画
像信号を公衆電話回線を介して伝送するため、写真など
の中間調画像については、送信側で上記中間調画像の多
値画像データをディザ法などにより2値化することによ
って擬似中間調の2値画像データに変換して受信側に伝
送し、一方、受信側では、受信された擬似中間調の2値
画像データを多値画像データに復元する方法が用いられ
ている。
【0003】この種の方法及び装置がそれぞれ、例えば
特開昭62−114378号公報及び特開昭62−10
7573号公報において開示されている。
【0004】前者の第1の従来例の画像処理方法は、従
来の2値画像データを用いながらも多値プリンタを用い
てこれら装置の性能を十分に引き出すとともに、文字画
像については復元された文字品質向上させるため、2値
画像データから中間調画像を復元し、復元された中間調
画像に、拡大・縮小処理又は画像強調処理などの所定の
画像処理を行なうことを特徴としている。この第1の従
来例の方法では、2値画像データを多値画像データを復
元するために、復元処理したい画素(以下、注目画素と
いう。)の周辺に所定の大きさの正方形状のウィンドウ
を設けて、当該ウィンドウ内でスムージング処理を行っ
ていた。
【0005】また、後者の第2の従来例の画像処理装置
は、ディザ法などの簡単な2値回路を用いた場合に画質
が劣化することを防止するとともに、簡単な回路で構成
するため、2値化画像情報を所定のブロック毎に分割す
る手段と、当該ブロック毎に画調を識別する識別手段
と、当該識別手段の識別結果に応じて、前記ブロック内
の画像情報を各画素毎に多値レベルに変換する変換手段
とを備えたことを特徴としている。当該装置において、
画像の伝送、蓄積処理時には2値画像データとして扱う
ことにより画像の表示編集の効率化を図るとともに、画
像の再生時にはアナログ画像に近い多値表現を行ってい
る。上記識別手段及び上記変換手段は、具体的にはそれ
ぞれ、ディザマトリックスのサイズに相当するブロック
内でパターンマッチングにより画調の判定を行なう画調
判定用ROM、及び変換用ROMで構成されている。上
記のような2値画像データの多値画像データへの復元処
理を行なうことにより、受信画像を多値画像としてプリ
ントアウトすることが可能になるが、通信の過程で一旦
2値画像データに変換されることで、原稿に対する忠実
度や解像度の低下はまぬがれない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ファクシミリ装置では、文字画像などの非中間調の画像
データについては2値画像データを伝送し、一方、写真
画像などの中間調画像の画像データについては擬似中間
調で2値化して伝送しており、従って、従来のファクシ
ミリ装置は多値画像データの伝送を行っておらず、受信
された画像データとして多値画像データを取扱うことが
できるファクシミリ装置はなかった。
【0007】そこで、画像データを多値データのまま圧
縮して伝送することが考えられ、カラー静止画の多値画
像データを通信回線を介して伝送するための圧縮伸長方
法(以下、第3の従来例の方法という。)が、例えば、
斎藤ほか「講座画像情報圧縮の手ほどき,静止画像の符
号化方式」テレビジョン学会誌,Vol.44,No.
2,1990年2月において開示されている。この第3
の従来例においては、適用的DCT(Adaptive
Discrete CosineTransfor
m)符号化方式を用いて圧縮伸長処理を行っている。
【0008】従って、将来はこのように多値データのま
ま画像データを伝送するファクシミリ装置が普及するこ
とが予想される。しかしながら、現在は既に2値データ
で画像データを伝送するファクシミリ装置が広く利用さ
れているため、これらの装置から送信されてくる2値画
像データにも対応しうる装置でなければ、実用上不都合
である。
【0009】本発明の目的は以上の問題点を解決し、受
信された画像データとして2値画像データのみならず多
値画像データを取り扱うことができ、受信された画像デ
ータが2値画像データ又は多値画像データであっても、
受信された画像データの画像を常に多階調で用紙に記録
して出力することができるファクシミリ装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るファクシミ
リ装置は、受信された多値画像データに対して所定の第
1の伸長処理を行なう第1の伸長手段と、受信された2
値画像データに対して所定の第2の伸長処理を行なう第
2の伸長手段と、上記第2の伸長手段から出力される2
値画像データを、上記2値画像データの画像に対応する
多値画像データに変換する変換手段と、多値画像データ
の画像を用紙に多階調で記録する記録手段と、受信され
た識別信号又は受信された画像データに基づいて、受信
された画像データが多値画像データであるか又は2値画
像データであるかを判別する判別手段と、上記判別手段
によって受信された画像データが多値画像データである
と判別されたとき、受信された多値画像データを上記第
1の伸長手段によって処理させた後、上記記録手段によ
って記録させ、一方、上記判別手段によって受信された
画像データが2値画像データであると判別されたとき、
受信された2値画像データを上記第2の伸長手段によっ
て処理させ、上記変換手段によって多値画像データの変
換させた後、上記記録手段によって記録させる制御手段
とを備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】以上のように構成されたファクシミリ装置にお
いては、上記第1の伸長手段は、受信された多値画像デ
ータに対して所定の第1の伸長処理を行なう。一方、上
記第2の伸長手段は、受信された2値画像データに対し
て所定の第2の伸長処理を行なった後、上記変換手段
は、上記第2の伸長手段から出力される2値画像データ
を、上記2値画像データの画像に対応する多値画像デー
タに変換する。さらに、上記記録手段は、多値画像デー
タの画像を多階調で用紙に記録する。上記判別手段は、
受信された識別信号又は受信された画像データに基づい
て、受信された画像データが多値画像データであるか又
は2値画像データであるかを判別し、上記制御手段は、
上記判別手段によって受信された画像データが多値画像
データであると判別されたとき、受信された多値画像デ
ータを上記第1の伸長手段によって処理させた後、上記
記録手段によって記録させ、一方、上記判別手段によっ
て受信された画像データが2値画像データであると判別
されたとき、受信された2値画像データを上記第2の伸
長手段によって処理させ、上記変換手段によって多値画
像データの変換させた後、上記記録手段によって記録さ
せる。
【0012】従って、本発明に係るファクシミリ装置
は、受信された画像データとして2値画像データのみな
らず多値画像データを取り扱うことができ、受信された
画像データが2値画像データ又は多値画像データであっ
ても、受信された画像データの画像を常に多階調で用紙
に記録して出力することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
のファクシミリ装置について説明する。ここで、本実施
例のファクシミリ装置は、図3に示すように、多値画像
データに対して所定の圧縮及び伸長処理を行なう圧縮伸
長部58と、受信された後伸長された2値画像データを
元の画像に対応する多値画像データに復元を行なう2値
/多値変換部55とを備えたことを特徴としている。
【0014】なお、以下の実施例の記述において、「中
間調画像」及び「中間調領域」とはそれぞれ、例えば写
真などの中間調画像の多値画像データをディザ法などの
擬似中間調の方法で2値化した擬似中間調画像及びその
画像の領域を意味し、一方、「非中間調画像」及び「非
中間調領域」とはそれぞれ、例えば文字などの非中間調
画像及びその画像の領域をいう。これらの「中間調画
像」と「非中間調画像」の中間の画像として、文字画像
を擬似中間調で2値化した画像、文字フォントなどの人
工的に形成した画像などが考えられるが、これらの画像
は本実施例において「非中間調画像」として扱うことと
する。さらに、写真画像を所定のしきい値を用いて非中
間調で単純2値化した画像については、画像情報がほと
んど喪失するため、本実施例において考慮の対象外とす
る。
【0015】一般に、画像データの2値化方法は次のよ
うに分類することができる。すなわち、画像データの2
値化方法は、所定のしきい値を用いて2値化を行なう単
純2値化法と、擬似中間調で2値化を行なう擬似中間調
2値化法の2つに大きく分けることができる。また、擬
似中間調2値化法は、ランダムディザ法(誤差拡散法と
もいう。)と、組織的ディザ法の2つに分類することが
でき、さらに、上記組織的ディザ法は、ドット分散型デ
ィザ法と、ドット集中型ディザ法の2つに分類すること
ができる。いま、ランダムディザ法及び組織的ディザ法
を用いて擬似中間調で2値化された2値画像をそれぞ
れ、ランダム中間調画像、及び組織的中間調画像とし、
さらに、ドット集中型組織的ディザ法を用いて擬似中間
調で2値化された2値画像を集中型中間調画像とする。
一方、ランダムディザ法は基本的にはドット分散型の2
値化法であるので、その他の擬似中間調画像を、分散型
中間調画像と呼ぶことができる。
【0016】本発明に係る一実施例のファクシミリ装置
について以下の項目の順で説明する。 (1)ファクシミリ装置の構成 (2)多値/2値変換部 (3)2値/多値変換部 (4)圧縮伸長部 (5)MPUの処理フロー (6)他の実施例
【0017】(1)ファクシミリ装置の構成 図1は、本発明に係る一実施例であるファクシミリ装置
の機構部の縦断面図であり、図3は、図1に図示したフ
ァクシミリ装置の信号処理部の構成を示すブロック図で
ある。図1に示すように、このファクシミリ装置は、プ
リンタ部1とその上方に設置された画像読取部20とに
大きく分けられ、プリンタ部1上に操作パネル40が設
けられ、また、プリンタ部1の側面部に電話機35が設
けられる。
【0018】図1において、プリンタ部1は、従来の装
置と同様の構成を有し多値画像データの画像を多階調で
カット紙に記録する電子写真方式レーザビームプリンタ
であり、以下に簡単にその動作を述べる。まず、回転駆
動される感光体ドラム2上の感光体が、帯電器3により
一様に帯電される。次に、光学系4により画像データに
応じてレーザビームが照射されて感光体ドラム2上に静
電潜像が形成される。この静電潜像に現像器5のトナー
が付着する。一方、給紙カセット11にはカット紙が置
かれており、ピックアップローラ12によりカット紙が
一枚ずつピックアップされた後、給紙ローラ13によっ
て感光体ドラム2の転写部の方へ送り込まれる。感光体
ドラム2に付着したトナーは、転写チャージャ6により
カット紙に転写され、定着器12により定着される。上
記定着工程の後のカット紙が、排紙ローラ14,16に
よって排紙通路15を介して排紙トレー13に排出され
る。なお、カット紙に付着しなかったトナーはクリーナ
8により回収され、これで一回のプリントが終了する。
【0019】次に、画像読取部20の動作について説明
する。送信原稿の読取りは従来の装置と同様に行われ
る。すなわち、原稿トレー21上に置かれた原稿は、原
稿センサ22により検知され、当該原稿がローラ23に
よりセンサ25の位置まで1枚ずつ送り込まれる。次
に、モータ(図示せず。)によるローラ24の回転と密
着型リニアイメージセンサ26の読み取りに同期して原
稿が密着型リニアイメージセンサ26により読取られ、
原稿画像はデジタル画像データに変換された後、図3に
図示したページメモリ51に出力され、詳細後述する画
像処理が図3に図示した信号処理部において行われる。
画像読み取り終了後は、上記原稿は排出ローラ27によ
り排紙トレー28に排出される。
【0020】図2は、このファクシミリ装置の操作パネ
ル40の正面図である。図2に示すように、操作パネル
40は、「0」乃至「9」の数字キーとアスタリスクキ
ー「*」とシャープキー「#」とからなり相手方のファ
クシミリ番号を入力するために用いられる電話機用テン
キー41と、当該ファクシミリ装置の動作状態及び操作
者への各種表示情報(図18の各表示情報100a乃至
100gを参照。)を表示するための液晶表示部42
と、当該ファクシミリ装置の送信動作の開始を指示する
ために用いられる送信キー43とを備える。
【0021】図3に示すように、このファクシミリ装置
の信号処理部においては、このファクシミリ装置の全体
の制御を行なうMPU50と、上記操作パネル40と、
HDLCの規格に基づいて画像データに対して所定の加
工処理及び逆加工処理を行なうHDLC解析部60と、
画像データ及び制御信号の変復調を行なうモデム61
と、電話回線に接続されダイヤラーを含み当該電話回線
のネットワークとの通信制御を行なうNCU62と、多
値画像データに対する圧縮及び伸長処理を行なう圧縮伸
長部58と、2値画像データに対する圧縮及び伸長処理
を行なう圧縮伸長部59とが備えられ、上記操作パネル
40、各処理部58,59,60,61,62及び画像
読取部20内のイメージセンサ26とプリンタ部1内の
プリンタ制御部とがバス70を介してMPU50に接続
される。
【0022】当該ファクシミリ装置の信号処理部におい
て、さらに、画像読取部20内のイメージセンサ26と
プリンタ部1と密度変換部52と切換部53と圧縮伸長
部58に接続され上記イメージセンサ26によって読み
取られもしくはプリンタ部1で記録すべき1ページ分の
多値画像データを展開して格納するページメモリ51
と、ページメモリ51と切換部53に接続され相手方の
ファクシミリ装置の記録サイズに基づいて画像データの
画像を自動的に縮小する密度変換部52と、ページメモ
リ51と密度変換部52と多値/2値変換部54と2値
/多値変換部55に接続され各処理部51,52,5
4,55間の画像データの流れを設定する切換部53
と、切換部53から出力される多値画像データに対して
多値/2値変換処理を行った後2値画像データをページ
メモリ56に出力する多値/2値変換部54と、ページ
メモリ56から出力される2値画像データに対して2値
/多値変換処理を行った後多値画像データを切換部53
に出力する2値/多値変換部55と、多値/2値変換部
54と2値/多値変換部55と圧縮伸長部59とに接続
され入力される1ページ分の2値画像データを展開して
格納するページメモリ56とが備えられる。
【0023】またさらに、当該信号処理部には、HDL
C解析部60と圧縮伸長部58,59とに接続され、圧
縮伸長部58によって圧縮された多値画像データを一時
的に格納するとともに、圧縮伸長部59によって圧縮さ
れた2値画像データを一時的に格納する圧縮データメモ
リ57が備えられる。なお、MPU50が制御する信号
処理部内の各処理部の処理については、制御フローを参
照して詳細後述する。
【0024】(2)多値/2値変換部 図4は、図3に図示した多値/2値変換部54のブロッ
ク図である。図4に示すように、切換部53から出力さ
れる多値画像データは5×5マトリックスメモリ回路2
00に入力される。5×5マトリックスメモリ回路20
0は、4個のFIFOメモリと20個のシフトレジスタ
から構成される公知の回路であって、各画素毎にシリア
ルに入力される多値画像データを一時的に格納した後、
注目画素を中心とする5×5のウィンドウ内の各画素の
多値画像データを同時に、単純2値化部201と擬似中
間調2値化部202と領域分離部204とに分配して出
力する。単純2値化部201は、入力される多値画像デ
ータに対して所定のしきい値を用いて非中間調で、すな
わち単純に2値化する処理を行った後、データセレクタ
203の入力端子Aに出力する。一方、擬似中間調2値
化部202は、入力される多値画像データに対して所定
の擬似中間調の2値化法を用いて擬似中間調で2値化す
る処理を行った後、データセレクタ203の入力端子B
に出力する。
【0025】領域分離部204は、図6に示すように、
図5に図示した5×5のウィンドウの空間フィルタから
構成されるラプラシアン2次微分フィルタ210と、比
較器211とを備える。2次微分フィルタ210は、入
力される多値画像データに対して図5の空間フィルタの
2次微分処理を行った後、比較器211の入力端子Aに
出力する。比較器211の入力端子Bには、中間調画像
の画像データか又は非中間調画像の画像データかを判別
するための所定のしきい値データJが入力され、比較器
211は、A≧Bのとき入力された多値画像データが非
中間調の画像データであると判別しその判別結果を示す
Lレベルの判別信号C204をデータセレクタ203の
選択信号入力端子SELに出力し、一方、A<Bのとき
入力された多値画像データが中間調の画像データである
と判別しその判別結果を示すHレベルの判別信号C20
4を同様に出力する。
【0026】さらに、データセレクタ203は、Lレベ
ルの判別信号が入力されるとき単純2値化部201から
出力される2値画像データを選択した後ページメモリ5
6に出力し、一方、Hレベルの判別信号が入力されると
き擬似中間調2値化部202から出力される2値画像デ
ータを選択した後ページメモリ56に出力する。
【0027】(3)2値/多値変換部 図7は、図3に図示した2値/多値変換部55のブロッ
ク図である。当該2値/多値変換部55は、図7に示す
ように、受信された2値画像データから多値の中間調デ
ータを復元する中間調画像復元部101を備えるが、こ
の中間調画像の復元処理は、以下のような効果を有す
る。すなわち、写真画像のような中間調画像データは、
一般に1画素当たり複数ビットの多値画像データで表さ
れる。しかしながら、ファクシミリ通信などの画像デー
タの通信時又はファイリングなどの画像データの保存時
において上記多値画像データを擬似中間調で2値化して
2値画像データに変換することによって、通信すべき又
は保存すべきデータ量を大幅に削減することが可能であ
る。
【0028】この中間調画像の復元処理は、例えば、擬
似中間調で2値化した中間調データを異なった画素密度
で2値で記録又は表示する場合に有効である。すなわ
ち、単なる変倍処理を行わず、一旦多値画像データに復
元した後変倍処理を行なうことによって、元の擬似中間
調の2値画像データの周期性によるモアレの発生を防止
することができる。復元された多値画像データは擬似中
間調で2値化され、ディスプレイ又はプリンタなどの出
力系に出力される。このとき、出力系が入力されるデー
タを高密度で処理することができる装置であれば、その
装置の特性を十分に生かすことができる。また、例え
ば、中間調画像の復元処理は、擬似中間調で2値化され
た2値画像データを多値の画像データに復元して多階調
のディスプレイ又はプリンタなどの出力系に出力する場
合に有効である。
【0029】図7に示すように、ページメモリ56から
シリアルに読み出される2値画像データは、15×18
マトリックスメモリ回路100に入力される。15×1
8マトリックスメモリ回路100は、14個のFIFO
メモリと(15×17)個のシフトレジスタから構成さ
れる公知の回路であって、入力される2値画像に基づい
て、15×18のウィンドウ内のマトリックスの各位置
に位置する各画素データを同時に生成して、中間調画像
復元部101内の平滑量計算部109、エッジ強調量計
算部110及びエッジ判別量計算部111と、像域判別
部102内の隣接状態検出部105と組織的中間調判定
部106と、単純多値化部103に出力する。
【0030】中間調画像復元部101は、平滑量計算部
109と、エッジ強調量計算部110と、エッジ判別量
計算部111と、復元データ計算部112とを備える。
ここで、平滑量計算部109は、マトリックスメモリ回
路100から出力される2値画像データの各画素データ
に基づいて、中間調画像データの復元のための所定の平
滑量データを計算して復元データ計算部112に出力す
る。また、エッジ強調量計算部110は、マトリックス
メモリ回路100から出力される2値画像データの各画
素データに基づいて、エッジ強調処理を行うための所定
の強調量データを計算して復元データ計算部112に出
力する。さらに、エッジ判別量計算部111は、マトリ
ックスメモリ回路100から出力される2値画像データ
の各画素データに基づいて、エッジ領域を判別するため
に用いる所定のエッジ判別量を計算して出力する。復元
データ計算部112は、各部109乃至111から出力
されるデータと、判別データ信号生成部114から出力
される集中型中間調判別信号と組織的中間調判別信号と
に基づいて多値の中間調画像データを復元してデータ混
合部104に出力する。
【0031】像域判別部102は、隣接状態検出部10
5と、組織的中間調判定部106と、9×17マトリッ
クスメモリ回路107と、判定データ生成部108と、
判別データ信号生成部114とを備える。ここで、隣接
状態判定部105は、マトリックスメモリ回路100か
ら出力される2値画像データの各画素データに基づい
て、所定の領域内で少数である方の同一種の画素の、主
副走査方向の4方向についての隣接状態を示す主副走査
方向隣接数を計算するとともに、所定の7×7のウィン
ドウ内の黒画素数データを計算し、上記計算された各デ
ータに基づいて、各画素毎に、注目画素を中心とする所
定の領域の画像が非分散型中間調画像であることを示す
非分散型中間調画像検出信号と、上記所定の領域の画像
が分散型中間調画像であることを示す分散型中間調画像
検出信号と、上記7×7のウィンドウ内が全部白画像で
あるか又は全部黒画像であるかを示す全白全黒画像検出
信号とを生成して9×17マトリックスメモリ回路10
7に出力する。一方、組織的中間調判定部106は、マ
トリックスメモリ回路100から出力される2値画像デ
ータの各画素データに基づいて、各画素毎に、注目画素
を中心とする所定の領域の画像が組織的中間調画像であ
るか否かを検出して検出結果を示す組織的中間調検出信
号を9×17マトリックスメモリ回路107に出力す
る。さらに、9×17マトリックスメモリ回路107
は、隣接状態判定部105と組織的中間調判定部106
から各画素毎にシリアルに出力される4個の各検出信号
(計4ビット)を、注目画素を中心とする所定の9×1
7のウィンドウ内で同時に判定データ生成部108に出
力する。
【0032】判定データ生成部108は、マトリックス
メモリ回路107から出力される各検出信号に基づいて
各検出信号毎に上記9×17のウィンドウ内で上記各検
出信号を加算して得られる各判定データを生成して出力
する。最後に、判別データ信号生成部114は、判定デ
ータ生成部108から出力される各判定データに基づい
て、判別データが格納されたテーブル用ROMを用いて
上記所定の9×17のウィンドウの領域の画像が集中型
中間調画像であるか否かを判別して判別結果を示す集中
型中間調判別信号を生成して復元データ計算部112に
出力し、また、判別データが格納されたテーブル用RO
Mを用いて上記所定の9×17のウィンドウの領域の画
像が組織的中間調画像であるか否かを判別して判別結果
を示す組織的中間調判別信号を生成して復元データ計算
部112に出力するとともに、中間調領域であるか又は
非中間調領域であるかを判別した結果を示す像域判別デ
ータを生成してデータ混合部104に出力する。ここ
で、像域判別データは、上記領域内の画像が完全に中間
調画像であるとき0となり、一方、非中間調画像となる
とき1となる0から1までの値域を有する。
【0033】また、単純多値化部103は、マトリック
スメモリ回路100から出力される2値画像データの各
画素データに基づいて、所定のしきい値を用いて非中間
調で2値化された2値画像データを白又は黒を示す多値
の非中間調画像データに単純に変換して非中間調データ
としてデータ混合部104に出力する。
【0034】さらに、データ混合部104は、中間調画
像復元部101から出力される多値の中間調画像データ
と単純多値化部103から出力される多値の非中間調画
像データと上記像域判別データに基づいて次の「数1」
の計算を行って、すなわちこれらのデータを上記像域判
別データが示す混合割合に応じて混合することによっ
て、多値画像データを生成して切換部53に出力する。
【0035】
【数1】 多値画像データ=(中間調画像データ)×{1−(像域
判別データ)}+(非中間調画像データ)×(像域判別
データ)
【0036】本実施例では、中間調とも非中間調ともと
れる領域での像域判別の誤判別を目立たなくするため、
上述のように、データ混合部104において中間調画像
らしさ及び非中間調画像らしさを示す像域判別データの
混合割合に応じて上記中間調画像データと上記非中間調
画像データとを混合して多値の画像データを復元してい
る。
【0037】(4)圧縮伸長部 図8は、図3に図示した多値画像データ処理用圧縮伸長
部58のブロック図である。図8においては、適応的D
CT(Adaptive DiscreteCosin
e Transform)方式を用いた多値画像データ
に対する圧縮処理のみを示しているが、伸長処理は当該
圧縮処理の逆の処理が行われるので、その詳細について
はここでは省略する。
【0038】図8に示すように、8×8DCT部221
は、入力される多値画像データに対して、8×8のウィ
ンドウのサブブロック単位で2次元DCT変換処理を行
った後、線形量子化部222に出力する。線形量子化部
222における量子化のステップサイズは、以下のよう
に変換係数毎に異なるように設定される。量子化マトリ
ックス部223は、量子化雑音に対する視感度の変換係
数毎の相違を考慮した8×8の量子化マトリックス要素
のデータを乗算器224に出力する。乗算器224は、
入力される量子化マトリックス要素のデータに2Sを乗
算した後、乗算結果のデータを各変換係数に対する量子
化ステップサイズとして線形量子化部222に出力す
る。ここで、Sは0もしくは正又は負の整数であり、ス
ケーリングファクタという。このスケーリングファクタ
Sによって、画質や発生データ量が抑制される。線形量
子化部222は、入力される画像データに対して、乗算
器224から入力される量子化ステップサイズで線形量
子化処理を行って、直流変換係数データと交流変換係数
データを生成して、前者のデータを1次元予測部225
に出力するとともに、後者のデータをジグザグ走査部2
27に出力する。
【0039】1次元予測部225は、線形量子化部22
2から入力される直流変換係数データに基づいて、近傍
の複数のサブブロック間で1次元予測処理を行って予測
誤差のデータをハフマン符号化部226に出力する。ハ
フマン符号化部226は、入力される予測誤差のデータ
に対してハフマン符号化処理を行った後、多重化部22
9に出力する。ここで、入力画像が例えば8ビットであ
る場合、この予測誤差は−2047から+2047まで
の範囲に入る。そこで、予測誤差の量子化出力データを
16のグループに分け、まず予測誤差の所属するグルー
プの識別番号SSSSをハフマン符号化し、続いてグル
ープ内のいずれかの値であるかを等長符号で表す。
【0040】一方、ジグザグ走査部227は、線形量子
化部222から入力される交流変換係数のデータを低周
波成分から高周波成分へとジグザグ状に走査しながら符
号化して多重化部229に出力する。すなわち、入力さ
れるデータが0でない変換係数(以下、有意変換係数と
いう。)はその値によって15のグループに分類し、そ
のグループの識別番号をSSSSとする。また、直前の
有意変換係数との間に挟まれた上記入力されたデータが
0の変換係数(以下、非有意変換係数という。)の個数
をラン長NNNNとする。さらに、ハフマン符号化部2
28は、グループ識別番号SSSSとラン長NNNNと
を組みにしてハフマン符号化し、続いてグループ内のい
ずれの値であるかを等長符号で表す。なお、ラン長NN
NNの値が16以上となった場合には、R16という符
号を送り、NNNNから15を引くという操作を、残り
が15以下となるまで繰り返すことによって処理する。
さらに、サブブロック内のすべての有意変換係数の符号
化が完了したならば、最後に必ずEOB(End of
Block)という符号を送る。さらに、多重化部2
29は、各ハフマン符号化部226,228からそれぞ
れ出力される各符号化データを時分割多重化した後、出
力する。
【0041】なお、図3に図示した圧縮伸長部59は、
入力される2値画像データに対して、例えばMH方式や
MR方式などの所定の方式による圧縮及び伸長処理を行
った後、出力する。
【0042】(5)MPUの処理フロー 図9は、図3に図示したMPU50によって実行される
メインルーチンを示すフローチャートである。
【0043】図9に示すように、まず、ステップS1に
おいて、MPU50内のレジスタ、各種の入出力ポート
及び各種フラグをリセットする初期設定処理を行った
後、ステップS3において、図10に図示するタイマ割
込処理を周期的に呼び出すために、タイマ割込処理のた
めのタイマをセットする。ステップS5,S7は図10
のタイマ割込処理内の各処理(ステップS21,S2
3)を所望通りに動作させるためのチェック処理であ
り、ステップS5の送信チェック処理(図11参照。)
を実行し、ステップS7の受信チェック処理(図12参
照。)を実行した後、ステップS5に戻り、同一の各チ
ェック処理を繰り返す。
【0044】図10は、図3に図示したMPU50によ
って周期的に実行されるタイマ割込処理を示すフローチ
ャートである。当該タイマ割込処理においては、図10
に示すように、ステップS21において送信処理(図1
3乃至図15参照。)を実行し、ステップS22におい
て受信処理(図16及び図17参照。)を実行し、ステ
ップS25において送受信処理以外のその他の処理を実
行した後、リターンする。
【0045】図11は、図9に図示した送信チェック処
理(ステップS5)を示すフローチャートである。図1
1に示すように、まず、ステップS41において原稿台
21上に原稿がセットされているか否かが判断され、次
いで、ステップS43において送信中であることを示す
送信フラグが0であるか否かが判断され、さらに、ステ
ップS45において受信中であることを示す受信フラグ
が0であるか否かが判断される。なお、図においてフラ
グをFと略する。ここで、原稿がセットされ(ステップ
S41においてYES)送信フラグが0であり(ステッ
プS43においてYES)かつ受信フラグが0であると
き(ステップS45においてYES)、ステップS47
において、図18の(a)に図示した表示情報100a
「相手先のダイヤル番号を設定して下さい」を液晶表示
部42に表示した後、ステップS49に進む。一方、原
稿がセットされず(ステップS41においてNO)、送
信フラグが1であり(ステップS43においてNO)又
は受信フラグが1であるとき(ステップS45において
NO)、そのままリターンする。
【0046】次いで、ステップS49において相手先の
ダイヤル番号をテンキー41を用いて入力したか否かが
判断され、次いで、ステップS51において送信キー4
3がオンエッジであるか否かが判断される。ここで、相
手先のダイヤル番号が入力され(ステップS49におい
てYES)かつ送信キーがオンエッジであるとき(ステ
ップS51においてYES)、ステップS53において
送信処理(S21)を起動させるため送信フラグを1に
セットした後、ステップS55において図18の(b)
において図示した表示情報100b「原稿読取中」を液
晶表示部42に表示した後、リターンする。一方、相手
先のダイヤル番号が入力されず(ステップS49におい
てNO)又は送信キーがオンエッジでないとき(ステッ
プS51においてNO)、そのままリターンする。
【0047】図12は、図9に図示した受信チェック処
理(ステップS7)を示すフローチャートである。図1
2に示すように、まず、ステップS71において相手方
のファクシミリ装置からの着呼があるか否かが判断さ
れ、次いで、ステップS73において送信フラグが0で
あるか否かが判断され、さらに、ステップS75におい
て受信フラグが0であるか否かが判断される。ここで、
着呼があり(ステップS71においてYES)送信フラ
グが0であって(ステップS73においてYES)かつ
受信フラグが0であるとき(ステップS75においてY
ES)、ステップS77において受信処理(S23)を
起動させるため受信フラグを1にセットし、ステップS
79において図18の(c)に図示した表示情報100
c「受信中」を液晶表示部42に表示した後、リターン
する。一方、着呼がなく(ステップS71においてN
O)、送信フラグが1であり(ステップS73において
NO)又は受信フラグが1であるとき(ステップS75
においてNO)、そのままリターンする。
【0048】図13乃至図15は、図10に図示した送
信処理(ステップS21)を示すフローチャートであ
る。図13に示すように、まず、ステップS101にお
いて送信フラグが1であるか否かが判断され、送信フラ
グが1であるとき(ステップS101においてYES)
ステップS103に進み、一方、送信フラグが0である
とき(ステップS101においてNO)そのままリター
ンする。次いで、ステップS103において送信すべき
原稿がイメージセンサ26のところまで到着しているか
否かが判断され、原稿が到着しているとき(ステップS
103においてYES)ステップS105に進み、一
方、到着していないとき(ステップS103においてN
O)ステップS113においてローラ23によって原稿
をイメージセンサ26のところまで送り込み、図14の
ステップS125に進む。
【0049】次いで、ステップS105においてイメー
ジセンサ26によって1ページ分の原稿の画像について
の読み取りが完了したか否かが判断され、完了している
ときは(ステップS105においてYES)ステップS
107に進み、一方、完了していないときは(ステップ
S105においてNO)ステップS115において原稿
をイメージセンサ26のところまで完全に送り込み、ス
テップS117においてイメージセンサ26によって原
稿の画像を読み取った後ページメモリ51に格納し、ス
テップS119において圧縮伸長部58によって多値画
像データについての圧縮処理を行った後圧縮データメモ
リ57に格納し、図14のステップS125に進む。
【0050】次いで、ステップS107においてすべて
のページの原稿の読み取りが完了したか否かが判断さ
れ、完了しているときは(ステップS107においてY
ES)ステップS109に進み、一方、完了していない
ときは(ステップS107においてNO)ステップS1
21においてローラ23によって原稿をイメージセンサ
26のところまで送り込んだ後、図14のステップS1
25に進む。さらに、ステップS109においてすべて
の原稿の排出が完了しているか否かが判断され、完了し
ているときは(ステップS109においてYES)ステ
ップS111において図18の(d)に図示した表示情
報100d「送信中」を液晶表示部42に表示した後、
図14のステップS125に進み、一方、完了していな
いときは(ステップS109においてNO)ステップS
123において原稿を排出した後、図14のステップS
125に進む。
【0051】次いで、図14に示すように、ステップS
125において相手方のファクシミリ装置と電話回線を
介して回線接続されているか否かが判断され、回線接続
されているときは(ステップS125においてYES)
ステップS127に進み、一方、回線接続されていない
ときは(ステップS125においてNO)ステップS1
35においてCCITTの勧告に従って、相手方のファ
クシミリ装置との回線接続処理を行った後、リターンす
る。次いで、ステップS127において画像データの送
信が完了しているか否かが判断され、完了しているとき
(ステップS127においてYES)ステップS129
に進み、一方、完了していないときは(ステップS12
7においてNO)図15のステップS137に進む。
【0052】ステップS137においては、圧縮データ
メモリ57に格納された多値画像データを読み出した
後、圧縮伸長部58によって所定の伸長処理を行った
後、ページメモリ51に格納する。次いで、ステップS
139において、ページメモリ51に格納された多値画
像データに対して、密度変換部52によって相手方のフ
ァクシミリ装置の記録サイズに応じた自動縮小のための
密度変換処理を行った後、ステップS141に進む。
【0053】ステップS141においては、相手方のフ
ァクシミリ装置に多値画像データの形式で送信するか、
もしくは2値画像データの形式で送信するかが判断され
る。多値画像データの形式で送信する場合は(ステップ
S141においてYES)、ステップS143において
密度変換部52から出力される多値画像データはページ
メモリ51に一時的に格納された後、圧縮伸長部58に
よって所定の圧縮処理が行われ、圧縮後の多値画像デー
タが圧縮データメモリ57に再び格納され、ステップS
145に進む。一方、2値画像データの形式で送信する
場合(ステップS141においてNO)ステップS14
7において密度変換部52から出力される多値画像デー
タは切換部53を介して多値/2値変換部54に入力さ
れて上記多値/2値変換処理によって2値化された後、
ページメモリ56に格納される。次いで、ステップS1
49においてページメモリ56に格納された2値画像デ
ータが読み出され、圧縮伸長部59によって所定の圧縮
処理が行われた後、圧縮データメモリ57に再び格納さ
れ、ステップS145に進む。なお、ステップS137
からステップS139,S141を介してステップS1
43までの処理、並びにステップS137からステップ
S139,S141,S147を介してステップS14
9までの処理における伸長及び再圧縮処理は、例えば1
6ラインの複数のライン単位で繰り返されて行われる。
さらに、ステップS145において上述のように得られ
た再圧縮された画像データは圧縮データメモリ57から
読み出された後HDLC解析部60に入力される。次い
で、HDLC解析部60によって画像データはHDLC
の所定の形式のデータに加工された後モデム61に入力
され、所定のファクシミリ信号に変調され、当該ファク
シミリ信号がNCU62及び電話回線を介して相手方の
ファクシミリ装置に送信され、リターンする。
【0054】次いで、図14のフローに戻り、ステップ
S129において相手方のファクシミリ装置との回線切
断処理が完了したか否かが判断され、完了しているとき
は(ステップS129においてYES)ステップS13
1において表示情報100e「送信完了」を液晶表示部
42に表示し、ステップS133において送信フラグを
0にリセットした後、リターンする。一方、相手方のフ
ァクシミリ装置との回線切断処理が完了していないとき
(ステップS129においてNO)ステップS151に
おいて回線切断処理を行った後、リターンする。
【0055】図16及び図17は、図10に図示した受
信処理(ステップS22)を示すフローチャートである
図16に示すように、まず、ステップS201において
受信フラグが1であるか否かが判断され、受信フラグが
1であるとき(ステップS201においてYES)ステ
ップS203に進み、一方、受信フラグが0であるとき
(ステップS201においてNO)そのままリターンす
る。次いで、ステップS203において相手方のファク
シミリ装置との回線接続が完了したか否かが判断され、
完了しているときは(ステップS203においてYE
S)ステップS205に進み、一方、完了していないと
き(ステップS203においてNO)ステップS211
において相手方のファクシミリ装置との回線接続処理を
行った後、図17のステップS217に進む。さらに、
ステップS205において相手方のファクシミリ装置か
ら送信されたファクシミリ信号のすべての画像データの
受信が完了したか否かが判断され、完了しているときは
(ステップS205においてYES)ステップS207
に進み、一方、完了していないときは(ステップS20
5においてNO)ステップS213において相手方のフ
ァクシミリ装置から送信されたファクシミリ信号の圧縮
された画像データを受信する。すなわち、相手方のファ
クシミリ装置から電話回線及びNCU62を介してモデ
ム61に入力されて画像データに復調され、HDLC解
析部60によってHDLCの所定の逆加工処理を行った
後、圧縮データメモリ57に格納される。そして、図1
7のステップS217に進む。
【0056】次いで、ステップS207において回線切
断処理が完了したか否かが判断され、完了しているとき
は(ステップS207においてYES)ステップS20
9において表示情報100f「記録中」を液晶表示部4
2に表示した後、図17のステップS217に進み、一
方、完了していないときは(ステップS207において
NO)ステップS215において相手方のファクシミリ
装置との回線切断処理を行った後、ステップS217に
進む。
【0057】さらに、図17のステップS217におい
てプリンタ部1によって1ページの画像データの画像の
記録が完了しているか否かが判断され、完了していると
きは(ステップS217においてYES)ステップS2
19に進み、一方、完了していないとき(ステップS2
17においてNO)ステップS225に進む。ステップ
S225においては、1ページの画像データの伸長処理
が完了しているか否かが判断され、次いで、ステップS
229において、トレーニング時に相手方のファクシミ
リ装置から送信される例えばCCITT勧告に基づく非
標準機能設定信号(NSS)に含まれて受信され多値画
像データの伝送か2値画像データの伝送かを示す識別信
号に基づいて、多値画像データを受信したか否かが判断
される。ここで、伸長処理が完了せず(ステップS22
5においてNO)かつ多値画像データを受信していると
きは(ステップS229においてYES)、圧縮データ
メモリ57に格納された圧縮された多値画像データを読
み出し、圧縮伸長部58によって伸長処理を行った後、
ページメモリ51に格納し、リターンする。一方、伸長
処理が完了せず(ステップS225においてNO)かつ
2値画像データを受信しているときは(ステップS22
9においてNO)、圧縮データメモリ57に格納された
圧縮された2値画像データを読み出し、圧縮伸長部59
によって伸長処理を行った後、ページメモリ56に格納
する。次いで、ステップS235においてページメモリ
56から2値画像データが読み出されて2値/多値変換
部55に入力され、上述の2値/多値変換処理を行って
多値画像データに変換された後、切換部53及び実質的
に等倍の密度変換処理を行なう密度変換部52を介して
ページメモリ51に展開して格納し、リターンする。
【0058】一方、1ページ分の画像データの伸長処理
が完了しているときは(ステップS225においてYE
S)ステップS227においてページメモリ51から画
像データが読み出された後プリンタ部1に入力されて、
当該1ページ分の画像データの画像が多階調で用紙に記
録され、リターンする。
【0059】さらに、ステップS219においてすべて
のページの画像データの画像についての記録処理が完了
したか否かが判断され、完了しているときは(ステップ
S219においてYES)ステップS221において表
示情報100g「記録終了」を液晶表示部42に表示
し、ステップS223において受信フラグを0にリセッ
トした後、リターンする。一方、記録処理が完了してい
ないときは(ステップS219においてNO)そのまま
リターンする。
【0060】(6)他の実施例 以上の実施例において、白黒画像の画像データについて
の処理について述べているが、本発明はこれに限らず、
ページメモリ51,56を処理すべき画像データの色の
数だけ設けることにより、カラー画像の画像データにつ
いて処理するように構成してもよい。
【0061】以上の実施例において、受信された画像デ
ータが多値画像データであるか又は2値画像データであ
るかを、相手先のファクシミリ装置から受信された識別
信号に基づいて判別しているが、本発明はこれに限ら
ず、受信された画像データに基づいて、例えば1ページ
当たりのデータ量が所定のしきい値を超えるか否かを判
断して上記の判別を行ってもよい。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係るファク
シミリ装置によれば、受信された多値画像データに対し
て所定の第1の伸長処理を行なう第1の伸長手段と、受
信された2値画像データに対して所定の第2の伸長処理
を行なう第2の伸長手段と、上記第2の伸長手段から出
力される2値画像データを、上記2値画像データの画像
に対応する多値画像データに変換する変換手段と、多値
画像データの画像を用紙に多階調で記録する記録手段
と、受信された識別信号又は受信された画像データに基
づいて、受信された画像データが多値画像データである
か又は2値画像データであるかを判別する判別手段と、
上記判別手段によって受信された画像データが多値画像
データであると判別されたとき、受信された多値画像デ
ータを上記第1の伸長手段によって処理させた後、上記
記録手段によって記録させ、一方、上記判別手段によっ
て受信された画像データが2値画像データであると判別
されたとき、受信された2値画像データを上記第2の伸
長手段によって処理させ、上記変換手段によって多値画
像データの変換させた後、上記記録手段によって記録さ
せる制御手段とを備えたので、受信された画像データと
して2値画像データのみならず多値画像データを取り扱
うことができ、受信された画像データが2値画像データ
又は多値画像データであっても、受信された画像データ
の画像を常に多階調で用紙に記録して出力することがで
きるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施例であるファクシミリ装
置の機構部の縦断面図である。
【図2】 図1に図示したファクシミリ装置の操作パネ
ルの正面図である。
【図3】 図1に図示したファクシミリ装置の信号処理
部のブロック図である。
【図4】 図3に図示した多値/2値変換部のブロック
図である。
【図5】 図4に図示した領域分離部において用いるラ
プラシアン2次微分フィルタを示す図である。
【図6】 図4に図示した領域分離部のブロック図であ
る。
【図7】 図3に図示した2値/多値変換部のブロック
図である。
【図8】 図3に図示した多値画像データ処理用圧縮伸
長部のブロック図示である。
【図9】 図3に図示したMPUによって実行されるメ
インルーチンを示すフローチャートである。
【図10】 図3に図示したMPUによって実行される
タイマ割込処理を示すフローチャートである。
【図11】 図9に図示した送信チェック処理を示すフ
ローチャートである。
【図12】 図9に図示した受信チェック処理を示すフ
ローチャートである。
【図13】 図10に図示した送信処理を示す第1のフ
ローチャートである。
【図14】 図10に図示した送信処理を示す第2のフ
ローチャートである。
【図15】 図10に図示した送信処理を示す第3のフ
ローチャートである。
【図16】 図10に図示した受信処理を示す第1のフ
ローチャートである。
【図17】 図10に図示した受信処理を示す第2のフ
ローチャートである。
【図18】 図2に図示した操作パネルの液晶表示部に
表示される各表示情報を示す正面図である。
【符号の説明】
1…プリンタ部、 50…MPU、 51,56…ページメモリ、 53…切換部、 54…多値/2値変換部、 55…2値/多値変換部、 57…圧縮データメモリ、 58,59…圧縮伸長部、 60…HDLC解析部、 61…モデム、 62…NCU。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信された多値画像データに対して所定
    の第1の伸長処理を行なう第1の伸長手段と、 受信された2値画像データに対して所定の第2の伸長処
    理を行なう第2の伸長手段と、 上記第2の伸長手段から出力される2値画像データを、
    上記2値画像データの画像に対応する多値画像データに
    変換する変換手段と、 多値画像データの画像を用紙に多階調で記録する記録手
    段と、 受信された識別信号又は受信された画像データに基づい
    て、受信された画像データが多値画像データであるか又
    は2値画像データであるかを判別する判別手段と、 上記判別手段によって受信された画像データが多値画像
    データであると判別されたとき、受信された多値画像デ
    ータを上記第1の伸長手段によって処理させた後、上記
    記録手段によって記録させ、一方、上記判別手段によっ
    て受信された画像データが2値画像データであると判別
    されたとき、受信された2値画像データを上記第2の伸
    長手段によって処理させ、上記変換手段によって多値画
    像データの変換させた後、上記記録手段によって記録さ
    せる制御手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ
    装置。
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