JPH058321A - 幅狭シート部材の製造装置 - Google Patents

幅狭シート部材の製造装置

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JPH058321A
JPH058321A JP3312744A JP31274491A JPH058321A JP H058321 A JPH058321 A JP H058321A JP 3312744 A JP3312744 A JP 3312744A JP 31274491 A JP31274491 A JP 31274491A JP H058321 A JPH058321 A JP H058321A
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winding
narrow
narrow sheet
wide
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JP3312744A
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Inventor
Norio Taniguchi
法夫 谷口
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/51Modifying a characteristic of handled material
    • B65H2301/513Modifying electric properties
    • B65H2301/5133Removing electrostatic charge

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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Winding Of Webs (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 幅広シート部材の中に入れられたコードを切
断することなく、幅狭シート部材を成形すること、及
び、幅狭シート部材を高速で螺旋状に巻取ること。 【構成】 ロール状に巻かれた幅広シート部材1 が、巻
戻装置2 により巻き戻され、巻き戻された幅広シート部
材1 は、引裂装置4 により所定の幅の複数本の幅狭シー
ト部材3 に引き裂かれ、そして、所定の幅に引き裂かれ
た幅狭シート部材3 は、巻取装置5 に巻取られるが、こ
の巻取りに先立ち、幅狭シート部材3 は、ガイド装置6
により巻取軸心方向に往復動させられるので、螺旋状に
巻取られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤ構成部材である
糸入りゴムシート、ナイロンバンド等の幅狭シート部材
の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】予め幅広で準備されたコード入りゴムシ
ートを、所定の幅の複数本の幅狭シートにスリットし
て、該幅狭シートを巻取る装置として、例えば、特開平
1-209251号公報に記載のものが公知である。前記従来の
装置は、幅広の帯状部材を複数本の幅狭部材に細長く切
るスリッターと、細長く切られた複数の幅狭部材を誘導
する複数の受けローラと、受けローラに誘導された幅狭
部材を巻取部材に螺旋状に巻取る巻取手段と、同巻取手
段の巻取部材をトルクモータを用いて駆動させる駆動手
段とを備えたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の装置は、幅
広シート部材を所定の幅狭シート部材に形成するのに、
カッター等を使用していたので、シート部材の中に入っ
ているコードを切断する恐れがあった。コードが切断さ
れると、幅狭シート部材の強度が低下し、それを使用し
て成形されたタイヤの品質が低下するという問題があっ
た。
【0004】また、幅狭シート部材を巻取部材に螺旋状
に巻取る巻取手段は、巻取部材をその軸方向に往復動さ
せるものであった。即ち、巻取部材がトラバースユニッ
トに設けられ、該トラバースユニットに正逆回転自在な
雌ネジ部材が設けられ、該雌ネジ部材に螺合する固定の
ネジ棒が設けられて成るものであった。従って、前記従
来の巻取手段では、往復移動する部分の質量が大きくな
り、且つ、巻取り径の増加にともなってその質量が変化
するため、高速往復移動が困難になり、高速螺旋巻が出
来ない、また、構造が複雑で占有スペースが大きい、い
わば巻取りラインであるという問題があった。
【0005】そこで本発明は、幅広シート部材の中に入
れられたコードを切断することなく、幅狭シート部材に
成形することができ、且つ、幅狭シート部材を高速で螺
旋状に巻取ることが出来、構造が比較的簡単で占有スペ
ースが少ない幅狭シート部材の製造装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決する手段】前記目的を達成するため、本発
明は次の手段を講じた。即ち、本発明の幅狭シート部材
の製造装置の特徴とするところは、ロール状に巻かれた
幅広シート部材を巻戻す巻戻装置と、該巻戻装置により
巻戻された幅広シート部材を、所定の幅の幅狭シート部
材に引き裂く引裂装置と、該引裂装置により引き裂かれ
た幅狭シート部材を巻取る巻取装置と、該巻取装置によ
り巻取られる前の幅狭シート部材を、巻取軸心方向に往
復移動させるガイド装置とを備えた点にある。
【0007】また、本発明の引裂装置の特徴とするとこ
ろは、長手方向に進行している幅広シート部材の進行方
向に沿い、且つ該幅広シート部材の下面に接するように
配置された一対の第1及び第2ガイドローラと、このガ
イドローラの下方に配置された駆動ローラとを有し、前
記幅広シート部材から所定の幅に引き裂かれた幅狭シー
ト部材が、前記第1及び第2ガイドローラ間を通って前
記駆動ローラに巻き掛けられて引っ張られることによ
り、前記幅広シート部材から幅狭シート部材を連続的に
引き裂くようにした点にある。
【0008】さらに、本発明のガイド装置の特徴とする
ところは、幅広シート部材の巻取軸心方向に往復移動す
るスライドフレームと、該スライドフレームに、前記往
復移動方向に直交する方向の軸心を有して前記幅狭シー
ト部材をその両面側から挟持する一対の上部ガイドロー
ラと、該ガイドローラの下流側に配置されて前記往復移
動方向に平行な軸心を有する下部ガイドローラとを備
え、前記幅狭シート部材は、前記上部ガイドローラから
下部ガイドローラを通って前記巻取軸に案内され、巻き
取られる点にある。
【0009】
【作用】本発明によれば、ロール状に巻かれた幅広シー
ト部材が、巻戻装置により巻き戻される。巻き戻された
幅広シート部材は、引裂装置により所定の幅の複数本の
幅狭シート部材に引き裂かれる。このときシート部材は
カッター等で所定の幅に切断されるのではなく引き裂か
れるので、シート部材の中に埋設されているコードを切
断することが無い。
【0010】そして、所定の幅に引き裂かれた幅狭シー
ト部材は、巻取装置に巻取られるが、この巻取りに先立
ち、幅狭シート部材は、ガイド装置により巻取軸心方向
に往復動させられるので、螺旋状に巻取られる。この螺
旋状巻取りは、巻取装置を往復移動させるのではなく、
巻取装置に入るシート部材を往復移動させるので、巻取
り径の変化に関係なく往復移動させる部材の質量が一定
で且つ小さくなり、高速巻取りが可能になる。
【0011】さらに、引裂装置における引裂作用を詳述
すれば、幅広シート部材が、第1ガイドローラからその
上流側に設けた第2ガイドローラへと進行する中途で、
下方側に設けた駆動ローラが幅広シート部材の側縁側か
ら分離したシート部材を引っ張るので、前記幅広シート
部材から幅狭シート部材が自動的に引き裂かれる。ま
た、前記ガイド装置における巻取装置への案内作用を詳
述すれば、前記引き裂かれた幅狭シート部材が、スライ
ドフレームの往復移動方向に直交する方向に設けられ一
対の上部ガイドローラに挟持されているので、前記幅狭
シート部材は、フレームの往復移動に完全に追従する。
さらに、幅狭シート部材はスライドフレームの下流側に
且つ前記往復移動方向に平行な方向に配設された下部ガ
イドローラによって、巻取部材に案内され、巻取装置で
は、巻取軸上に正確な螺旋ピッチで幅狭シート部材を巻
き取ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1に示すものは、本発明の幅狭シート部材の製造
装置の全体構成である。この装置は、幅広の糸入りゴム
シート部材を、複数本の幅狭シート部材に成形して巻取
るものである。
【0013】前記幅狭シート部材の製造装置は、図1に
示すように、ロール状に巻かれた幅広シート部材1 を巻
戻す巻戻装置2 と、該巻戻装置2により巻戻された幅広
シート部材1 を、所定の幅の幅狭シート部材3に引き裂
く引裂装置4 と、該引裂装置4 により引き裂かれた幅狭
シート部材3 を巻取る巻取装置5 と、該巻取装置5 によ
り巻取られる前の幅狭シート部材3 を、前記巻取軸心方
向に往復移動させるガイド装置6 とを備えて成る。
【0014】前記巻戻装置2 は、図2に示すように、ロ
ール状の幅広シート部材1 を着脱自在に且つ回転自在に
軸支する巻戻軸7 を有する。この巻戻軸7 は、図示省略
のブレーキ装置により、所定の回転抵抗が付与されてい
る。前記幅広シート部材1 は、ライナー8 に重ねてロー
ル状に巻取られている場合と、同シート部材単独で巻き
取られている場合が有るが、ここでは前者を想定して説
明する。この幅広シート部材1 には、幅方向に所定の間
隔を有してコードが平行に埋設されている。
【0015】前記巻戻軸7 に掛けられたロール状の幅広
シート部材1 とライナー8 の内、ライナー8 は一対の引
張ローラ9 間を通った後、ライナー巻取軸10に巻き取ら
れる。前記一対の引張ローラ9は、駆動モータ11により
一定回転で駆動されている。一対の引張ローラ9 は所定
の圧力で互いに密着しており、この間に挟持したライナ
ー8 を同ライナーの伸びを考慮した一定速度で引っ張
る。
【0016】従って、前記巻戻軸7 に軸支された幅広シ
ート部材1 とライナー8 とから成るロール体は、ライナ
ー8 が一定速度で引っ張られるため回転し、シート部材
1 とライナー8 はロール体から巻戻されることになる。
そして、巻戻されることによるロール体の外径の変化に
関係なく、幅広シート部材1 とライナー8 の引き出され
る線速度は所定の比率で一定になる。このとき、前記巻
戻軸7 はブレーキ装置(図示省略)により回転抵抗が付
与されているので、ライナー8 は一定の張力を持って引
っ張られることになり、たるむことが無い。
【0017】前記ライナー巻取軸10は、エアーモーター
12によって回転駆動されている。従って、前記引張ロー
ラ9 から送り出されるライナー8 は、たるむこと無く該
巻取軸10に巻き取られる。尚、幅広シート部材1 がライ
ナー8 との重合体でなく単独である場合は、上記のよう
にライナー巻取軸10等を備えたものではなく、単なる巻
き戻し操作のみを行う巻戻装置となる。
【0018】一方、幅広シート部材1 は、駆動ローラ15
により巻取り径の変化に関係なく一定の線速度で引き出
され、引き出された幅広シート部材1 は、前記引裂装置
4 により、所定の幅の幅狭シート部材3 に形成される。
前記引裂装置4 は、この実施例では図1に示すように水
平方向に所定間隔をおいて5組設けられている。各引裂
装置4 は同じ構成であるが、以下、これらを区別して言
う必要があるときは、幅広シート部材の移動方向上流側
から下流側に配置された各引裂装置4 を、各々第1〜第
5引裂装置4 という。
【0019】図2及び3に示すように、前記各引裂装置
4 は、一対の第1及び第2ガイドローラ13,14 を有し、
前記第1ガイドローラ13の上流側で且つ下方側に、駆動
ローラ15が配置されている。第1引裂装置4 の駆動ロー
ラ15は、前記巻戻装置2 の引張ローラ9 とチエンまたは
タイミングベルト等の伝導手段16を介して連動連結され
て同期駆動されている。第2引裂装置4 の駆動ローラ15
は第1引裂装置4 の駆動ローラ15とチエンまたはタイミ
ングベルト等の伝導手段17を介して連動連結されて同期
駆動されている。以下同様に第3〜第5引裂装置4 の各
駆動ローラ15はその上流側の駆動ローラ15と伝導手段17
を介して連動連結されて同期駆動されている。
【0020】幅広シート部材1 は、第1ガイドローラ13
及び第2ガイドローラ14の上面に接して走行する。そし
て、第1引裂装置4 において、幅広シート部材1 の側縁
側から所定の幅の部分を、先ず一部のみ手で引き裂き、
前記駆動ローラ15に巻き掛け、ガイド装置6 を介して、
巻取装置5 に巻き取り、セッティングする。このセッテ
ィングを第2〜第5引裂装置4 においても行い、全ての
セッティングが終了した時点で、装置全体を駆動させ
る。
【0021】以下図4に示すように、幅広シート部材1
は、その引き裂かれた側縁側から所定の幅の部分が順次
引き裂かれ、各引き裂かれた幅狭シート部材3 は各駆動
ローラ15に巻き掛けられて、引っ張られる。尚、第5引
裂装置4 においては、引き裂き作用は行われず、最後に
残った幅広シート部材1 (但し、この位置では幅狭シー
ト部材3 となっている)を駆動ローラ15にて引っ張るだ
けであるので、第2ガイドローラ14は設けられていない
が、便宜上、引裂装置として扱うことにする。
【0022】前記幅広シート部材1 から幅狭シート部材
3 を引き裂くのは、カッター等を使用せず、ただ単に幅
狭シート部材3 を駆動ローラ15で引っ張ることによって
行われる。従って、引き裂かれた幅狭シート部材3 の平
行度を高精度に維持し難いが、シート部材1,3 にはコー
ドが平行に埋設されているため、このコードを越えて平
行度を破ることはない。
【0023】前記引き裂かれた幅狭シート部材3 は、図
3に示すように、縦ガイドローラ18及び横ガイドローラ
19に案内されて下方に走行し、更にその下方に前記横ガ
イドローラ19の軸心と直行する軸心を有して配置された
方向変換横ガイドローラ20によってその向きが90度変
更されて下方に案内される。尚、幅狭シート部材3 は、
幅狭ライナー22と重ね巻き取られる場合と、単独巻き取
られる場合が有るが、後者の場合、ライナー巻戻装置は
不要のため、前者について説明する。この場合、前記駆
動ローラ15の下方にはライナー巻戻装置21が配置され、
該ライナー巻戻装置21から繰り出されるライナー22と前
記幅狭シート部材3 が、前記横ガイドローラ19で重ねら
れ、一体的に下方に走行する。
【0024】前記幅狭シート部材3 とライナー22の重合
体は、前記ガイド装置6 を通り、前記巻取装置5 により
巻取られる。この実施例では巻取装置5 も、前記引裂装
置4に対応して、第1〜第5巻取装置5 の5組を有す
る。前記巻取装置5 は、駆動モータ23によって回転駆動
される巻取軸24を有する。駆動モータ23は只1つ設けら
れ、この駆動モータ23と第2及び第3巻取装置5 の巻取
軸24とがタイミングベルト等の伝導手段25で連動連結さ
れている。そして、第2巻取装置5 の巻取軸24と第1巻
取装置5 の巻取軸24とが、タイミングベルト等の伝導手
段26で連動連結されている。また同様に、第4巻取装置
5 の巻取軸24は第3巻取装置5 の巻取軸24と、第5巻取
装置5 の巻取軸24は第4巻取装置5 の巻取軸24と各々タ
イミングベルト等の伝導手段26により連動連結されてい
る。
【0025】図5は図1のA−B線断面図であり、同図
に示す如く、機枠フレーム27にブラケット28を介して前
記駆動モータ23が固定されている。駆動モータ23の出力
軸には、2連のタイミングプーリ29が固定され、一方の
プーリ29には第2巻取装置5の巻取軸24に動力を伝達す
るタイミングベルト25が巻き掛けられ、他方のプーリ29
には第3巻取装置5 の巻取軸24に動力を伝達するタイミ
ングベルト25が巻き掛けられている。
【0026】また機枠フレーム27には、前記巻取軸24が
回転自在に支持されている。この巻取軸24に滑りクラッ
チ30が結合され、該クラッチ30と前記駆動モータ23とが
前記タイミングベルト25で連動連結されている。しかし
て、前記駆動モータ23からの動力は、滑りクラッチ30を
介して巻取軸24に伝達される。この滑りクラッチ30は、
パウダークラッチ等の非接触式あるいはエヤークラッチ
等の接触式が使用でき伝達トルクは調整可能とされてい
る。更にこの滑りクラッチ30には第1巻取装置5 の滑り
クラッチ30に動力を伝達するタイミングベルト26が巻き
掛けられている。
【0027】前記巻取軸24の一端部は、機枠フレーム27
から突出し、該突出部に巻取部材31が挿脱自在に外嵌さ
れ、該巻取部材31に前記幅狭シート部材3 とライナー22
の重合体が巻き取られる。この巻取部材31に巻取られた
幅狭シート部材3 とライナー22とのロール体の外径寸法
を検出するセンサー32が設けられている(図3参照)。
このロール体の径の変化により、前記滑りクラッチ30の
トルク調整が行われるよう、該センサー32と滑りクラッ
チ30が電気的に接続されている。
【0028】前記巻取軸24の他端部には、動力取り出し
用タイミングプーリ33が固定され、該プーリ33から、次
に説明するガイド装置6 の動力が取り出される。即ち、
前記ガイド装置6 は、図1、3、6〜8に示すように、
機枠フレーム27の下部に配置された減速機34を有する。
図6に示す如く、この減速機34の入力軸35と、前記巻取
軸24に固定されたタイミングプーリ33とが、タイミング
ベルト36により連動連結されている。この減速機34の出
力軸37には、スプロケット38が固定されている。
【0029】図7及び図8に示す如く、前記減速機34の
上方の機枠フレーム27には、支持台39が取り付けられ、
この支持台39にカム軸40が回転自在に支持されている。
このカム軸40の軸心は、前記巻取軸24の軸心に直行する
水平方向とされている。このカム軸40の一端部にスプロ
ケット41が固定され、このスプロケット41と、前記減速
機34のスプロケット38とが、チエン42により連動連結さ
れている。前記カム軸40の他端部にこの実施例では溝カ
ム44が固定されている。
【0030】前記機枠フレーム27には、スライドガイド
45が固定され、該ガイド45にスライドバー46が摺動自在
に挿通されている。このスライドバー46の摺動方向は、
前記巻取軸24と平行である。このスライドバー46の一端
部にカムフォロアー47が設けられ、該カムフォロアー47
が、前記溝カム44に係合している。しかして、溝カム44
が回転することにより、スライドバー46が、往復移動す
る。
【0031】前記スライドバー46の他端には、スライド
フレーム48が固定されている。スライドフレーム48の上
端部に、一対の上部ガイドローラ49が設けられている。
この上部ガイドローラ49は、前記方向変換横ガイドロー
ラ20の下方に配置されている。そして、この上部ガイド
ローラ49と方向変換横ガイドローラ20は平行に配置され
ている。前記スライドフレーム48の下端には、前記上部
ガイドローラ49の軸心に直行する水平方向の軸心を有す
る下部ガイドローラ50が設けられている。即ち、この下
部ガイドローラ50の軸心は、前記巻取軸24の軸心と平行
である。
【0032】前記方向変換横ガイドローラ20から下方に
垂下する幅狭シート部材3 とライナー22の重合体は、上
部ガイドローラ49及び下部ガイドローラ50を通って、巻
取軸24に外嵌された巻取部材31に案内される。しかし
て、溝カム44の回転により、スライドバー46が往復動
し、それに伴って上下ガイドローラ49,50 が巻取軸24の
軸心方向に往復移動するので、これらガイドローラ46,5
0 に案内された幅狭シート部材3 とライナー22の重合体
が、巻取軸心方向に往復移動し、幅狭シート部材3 とラ
イナー22とは、巻取部材31上に螺旋状に巻取られる。
【0033】前記引裂装置4 の駆動ローラ15の駆動モー
タ11は一定速度で回転し、また、巻取装置5 の駆動モー
タ23は段階制御速度で回転しているので、駆動モータ23
の段階速度切替区間内で巻取装置5 での巻取り径が増加
すると、巻戻装置2 からの巻戻し速度よりも、巻取装置
5 による幅狭シート部材3 の引っ張り速度が早くなる。
しかしこの速度差は、滑りクラッチ30により吸収され
る。そしてこの滑りクラッチ30の滑りトルクは、巻取り
径の変化をセンサー32で検出することにより調整されて
おり、幅狭シート部材3 のテンションは、ほぼ一定とさ
れている。尚、滑りクラッチ30のトルク調整は有段階ま
たは無段階に行われる。
【0034】また、螺旋巻の巻付け幅、螺旋ピッチある
いは巻姿は、溝カム44の寸法、形状または減速機34の減
速比を適宜変更することにより、任意に変更することが
出来る。尚、本発明は、前記実施例に限定されるもので
はない。例えば、スライドバーを往復移動させるのに、
溝カムを用いず、他の駆動手段を用いてもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、カッター等でスリット
するのではなく、引き裂くことにより幅狭シート部材を
成形するので、幅広シート部材の中に入れられたコード
を切断することなく、幅狭シート部材に成形することが
できる。また従来のように巻取装置を往復移動させるの
ではなく、ガイド装置を往復移動させて螺旋状に巻取る
ため、往復移動させる部材の質量が小さくなるので、幅
狭シート部材を高速で螺旋状に巻取ることが出来る。
【0036】前記、幅広シート部材から幅狭シート部材
を引き裂くのに、第1,第2ガイドローラ、及び駆動ロ
ーラという単純な3本のローラで行うことができるの
で、装置全体の構造が簡単になり、占有スペースが少な
くてすむ。更に、前記引き裂かれた幅狭シート部材は、
巻取装置の往復移動方向に直交する方向に設けられた一
対の上部ガイドローラに挟持され、また、前記往復移動
方向に平行な方向に配設された下部ガイドローラによっ
て、巻取装置に案内されるので、前記幅狭シート部材
は、巻取装置の往復移動に完全に追従することになり、
正確な螺旋ピッチで巻き取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す幅狭シート部材の製造装
置の全体構成図である。
【図2】巻戻装置部分の拡大図である。
【図3】第1巻取装置部分の拡大図である。
【図4】幅広シート部材から幅狭シート部材を形成する
状態を示すシート部材の平面図である。
【図5】図1のA−B線断面図である。
【図6】図1のA−C線断面図である。
【図7】図1のD−C線断面図である。
【図8】図7のE−E線断面図である。
【符号の説明】
1 幅広シート部材 2 巻戻装置 3 幅狭シート部材 4 引裂装置 5 巻取装置 6 ガイド装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状に巻かれた幅広シート部材を巻
    戻す巻戻装置と、該巻戻装置により巻戻された幅広シー
    ト部材を、所定の幅の幅狭シート部材に引き裂く引裂装
    置と、 該引裂装置により引き裂かれた幅狭シート部材を巻取る
    巻取装置と、 該巻取装置により巻取られる前の幅狭シート部材を、巻
    取軸心方向に往復移動させるガイド装置とを備えたこと
    を特徴とする幅狭シート部材の製造装置。
  2. 【請求項2】 長手方向に進行している幅広シート部材
    の進行方向に沿い、且つ該幅広シート部材の下面に接す
    るように配置された一対の第1及び第2ガイドローラ
    と、このガイドローラの下方に配置された駆動ローラと
    を有し、 前記幅広シート部材から所定の幅に引き裂かれた幅狭シ
    ート部材が、前記第1及び第2ガイドローラ間を通って
    前記駆動ローラに巻き掛けられて引っ張られることによ
    り、前記幅広シート部材から幅狭シート部材を連続的に
    引き裂くようにしたことを特徴とする引裂装置。
  3. 【請求項3】 幅狭シート部材の巻取軸心方向に往復移
    動するスライドフレームと、 該スライドフレームに、前記往復移動方向に直交する方
    向の軸心を有して前記幅狭シート部材をその両面側から
    挟持する一対の上部ガイドローラと、 該ガイドローラの下流側に配置されて前記往復移動方向
    に平行な軸心を有する下部ガイドローラとを備え、 前記幅狭シート部材が、前記上部ガイドローラから下部
    ガイドローラを通って前記巻取軸に案内され巻き取られ
    ることを特徴とするガイド装置。
JP3312744A 1991-03-01 1991-11-27 幅狭シート部材の製造装置 Pending JPH058321A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-36300 1991-03-01
JP3630091 1991-03-01

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH058321A true JPH058321A (ja) 1993-01-19

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