JP2019202893A - 改良されたインタライナ方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワインディングおよびアンワインディングプロセスにおいて、ライン速度にかかわらずライナ材料が巻かれる際に一定または略一定の張力を提供するインタリーフプロセスの提供。特に接着性、粘性、粘着性および/または流動性材料のワインディングの際、ライナと巻き材料とのアライメント精度が高くかつ高速のワインディングを可能にするインタリーフプロセスの提供。【解決手段】材料、特に接着性、粘性、または粘着性材料のインタリーフワインディングの改良された方法および装置であって、方法は、ライナ材料が巻き材料と結合される点でのライナ材料の張力を維持することを含む。【選択図】図6

Description

本願は、2012年4月27日に提出された米国仮特許出願第61/639,297号および2012年11月28日に提出された米国実用新案特許出願第13/687,022号の権利を主張するものであり、引用により両文献の内容全文を本明細書に組み込む。
[技術分野]
本願は、1つのワインディングを別のワインディングに直接重ねるのが望ましくない様々な連続ワインディング間のインタリーフライナ材料の改良された方法および装置に関する。具体的には、本願の教示により、第1の材料の連続ワインディングまたは層間にライナ材料の連続膜またはストリップを差し込みつつ、スプール、ボビン、または類似のコア要素の周りに、特にフィルムまたはストリップ状に各種材料を高速でワインディングすることができる。本装置および方法は、粘着性および/または流動性材料、特にプリプレグ材料、さらに特にスリットテープのワインディングにおける使用に特に適する。
スプール、ボビン、または類似のコア要素の周りに各種材料をワインディングするための多数の方法および装置は、既知であり、広く利用可能であり、商業的にも実践されている。このようなワインディングは、典型的には、カーペットや新聞用紙などの大型ロール、ボウリボンやオープンリール式記録テープなどの平形コイル、または綴じリボン、コード、プリプレグスリットテープなどの螺旋または横断ワインディングの形状をとる。後者の場合、ワインディングは、スプールまたはボビンを中心に行われることが多く、その長さは、巻き材料の幅の何倍にもなり、ワインディングが進行するにつれ、繰り出される材料は、スピンドルの一端から他端へ前後に移動し、次第にスプールまたはボビンの周りに巻き材料の層を形成する。
上述のワインディングプロセスは、典型的には、1層を別の層に重ねることによって行われる。しかしながら、全ての材料が積層によるワインディングに適する、あるいは適用できるわけではない。具体的には、粘性、粘着性または接着性材料、あるいは、特に周囲温度以上で時間の経過と共に緩やかに流れる流動性材料から成る材料は、連続的に積層して巻かれることに適用できず、相互に接合するか、あるいは相互に変形する傾向がある。支持なしでのワインディングは、ワインディングプロセス、さらにはアンワインディングプロセスでの高張力により、巻かれる、あるいは繰り出される材料に破断が生じるおそれがあるため、巻き材料が物理的一体性または強度および/または屈曲性または伸張性に欠けるという問題もある。
これらの課題に対処するため、巻き材料の連続ワインディング間に挿入される、あるいは差し込まれるライナ材料を使用することは、一般的である。大抵の場合、これらのライナ材料の組成と物理的特性は、特定のワインディングプロセスの需要を満たすように選択される。例えば、粘性、粘着性および/または接着性材料のワインディングの場合、組成が非粘着性材料である、および/または表面が離型剤で処理されている、あるいは離型剤を塗布されている剥離ライナである、あるいは剥離ライナとしての役割を果たすライナを採用することが最も一般的であり、ライナ、処理、塗布特性のおかげで粘着材料がライナ材料自体に接着することは防止される。巻き材料が構造的支持または強度を必要とする場合、ライナは、織または不織繊維または繊維状材料、あるいは高強度ポリマ膜であってもよい。
インタリーフライナ材料用の装置も十分に既知であり、広く流通しており、商業的に使用されている。概して言えば、自由回転軸と複数のアライメントガイドエレメントを有するアンワインディングステーションが標準的ワインディング装置に組み込まれる。軸は、平形コイルまたはライナ材料のスプールを保持するように構成され、繰出しおよびアライメントガイドエレメントは、ライナ材料のストリップを巻き材料と位置合わせしながら、ライナ材料をアンワインディングステーションから巻き材料と結合されるワインディングステーションへと方向付けることによって、2つの層がスプールまたはワインディングと接触する時点よりも前の時点で相互に重なるように構成される。上述したように、典型的には、ライナのスプールが搭載される軸は、自由に回転する、すなわち、その回転は、最初の材料に巻かれる際にライナ材料の引張りまたは引出しによって生じるもので、モータ駆動ではない。これらのワインディング装置のいずれかが動作する速度を前提として、アンワインディングステーションを軸および/またはそこに搭載されるライナ材料のスプールの回転にわずかな抵抗を与える軸、手段、エレメント、または部品と一体化させる、あるいは関連付けることも一般的である。抵抗は非常に小さいため、ワインディングプロセスからの最小張力でライナ材料のアンワインディングを可能とするが、仮にワインディングプロセスが突然停止したとしても軸がライナ材料の付随するアンワインディングと共に自由に回転し続けることは防止される。
上記にかかわらず、抵抗手段としての利点は、装置が突然停止した場合に無制限のアンワインディングを防止すると共に、ライナ自体のアンワインディングに新たな問題をもたらす。具体的には、巻き材料のスプールが成長しライナのスプールが収縮するにつれて、ライナ材料を保持する軸の回転速度が上昇する。ここで、軸上の供給源が少なくなるにつれライナの需要がますます切迫するため、抵抗がライナの張力をさらに増大させるという悪影響が生じる。最低でも、この結果としてライナ材料が伸びて、および/またはよじれて、ライナ材料の幅を狭める、および/またはライナ材料と巻き材料との適切なアライメントを困難にする。最悪の場合、ライナ材料が破断して、ライナをワインディングエレメントに再供給するプロセスの停止を余儀なくさせる可能性がある。ワインディングプロセス全体の速度を低下することでこの問題を幾分か緩和できるが、ワインディングプロセスの低速化は、製造プロセス全体の効率に経済的な悪影響を及ぼす。
さらに、特定のインタリーフワインディングプロセスでは、例えば、巻き材料が構造上強固で、安定し、非接着性、非粘着性、非流動性である場合には、巻き材料と同じ幅のライナを使用できるが、ほとんどのインタリーフまたはインターライニングプロセスは、巻き材料よりもやや広いライナを使用しなければならない。これは、巻き材料が粘性、粘着性、または粘着性材料である、あるいは流動性材料またはワインディング、保管、取扱、輸送中、または使用前にクリープを起こす材料、特に螺旋または横断ワインディングプロセスを含む材料であるワインディングプロセスに特に当てはまる。接着性、粘性、または粘着性材料の場合、高速ワインディングプロセスや、繰り出し中のライナの張力増大のためにライナが狭まっている状況において、巻き材料の縁部とライナ材料の縁部との低い整合精度に対処するためには幅広のテープが必要とされる。巻き材料に浮きやクリープが生じている場合、幅広のライナは、材料がライナの縁部を通過して、下の層および/または隣接ワインディングと結合および/または変形するのを防止する。
しかしながら、プロセスが上記課題の一方または両方を含んでいようが、いずれにせよ、結局は最終生成物の処理速度と有用性に悪影響を及ぼす。具体的には、ワインディングプロセス全体の欠陥に対処するため、あるいは規格外れ製品を排除または低減するためにワインディング速度を調節しなければならないとすると、全体の効率とコストに悪影響が出る。同様に、材料が下の層または隣接ワインディングと共に結合または変形する場合、アンワインディングプロセスが大きくばらついたり、ワインディング自体が全て失われたりする可能性が高い。例えば、ある層またはワインディングが別の層またはワインディングと結合または変形する場合、その層が繰り出される間、結合または変形されるワインディングを破断する、あるいは単に繰り出せなくなる可能性が高い。前者の場合、巻き材料の全部または大部分が無駄になり、後者の場合、繰り出せないことで、巻き材料が使用される製造工程の完全停止につながる場合がある。当然ながら、全ての状況が上述したような壊滅的なシナリオを招くわけではない。しかしながら、あるワインディングが別のワインディングとわずかに結合することによって引き起こされる一見些細なかぎ裂きや引っかけでも繰り出される材料の大きさを変更したり欠陥を招いたりして、巻き材料から作成される最終製品の物理的特性に悪影響を及ぼす場合がある、あるいはまるで繰り出されたかのように材料の張力の変化を監視するセンサをトリガして、完全性と規格準拠特性を確保する材料検査のためにプロセスを停止させる場合がある。
ワインディングおよびアンワインディングプロセスは、改良され進歩してきたが、ライン速度にかかわらずライナ材料が巻かれる際に一定または略一定の張力を提供するインタリーフプロセスが未だに必要とされている。
また、特に接着性、粘性、粘着性および/または流動性材料のワインディングの際、ライナと巻き材料とのアライメント精度が高くかつ高速のワインディングを可能にするインタリーフプロセスも必要とされている。
最後に、流動性および/または接着性、粘着性、または粘性材料のワインディングにおいてもライナの幅を巻き材料の幅と同一または略同一とすることができる高速インタリーフワインディングプロセスも望まれている。
本教示によると、材料のインタリーフワインディングの改良された方法であって、該改良は、ワインディングプロセス全体を通じてライナ材料が巻き材料と結合される点(「結合点」)で一定ではないにせよ略一定のライナ材料への張力を維持する工程を有する、改良された方法が提供される。具体的には、改良されたインタリーフワインディング方法であって、該改良は、ライナ材料の張力の変化、および/またはインタリーフ材料がライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度とインタリーフ材料がワインディングプロセスで巻き取られる速度の変化を検出する工程と、該検出に応じて、結合点でのライナ材料への張力を維持するようにライナ材料がライナ供給源から引き出される速度を少なくとも一時的に調節する工程とを含む、改良されたインタリーフワインディング方法が提供される。速度の変化は、ライナ供給源から結合点までのライナ長の変化を検出するスイッチやセンサなど、またはライナ材料自体の張力の変化を検出するセンサによって判定することができる。ライナ材料がライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度の上昇または加速は、ライナ供給源と関連付けられる妨害または速度制御の低減または除去のように受動的であってもよいし、ライナ供給源からのライナ供給のモータ駆動による促進または加速のように能動的であってもよい。好適な実施形態では、ライナ材料の供給源は、巻かれたライナのスプールであり、ライナ材料の張力は、ライナ経路内のセンサまたはトリガ機構によって監視され、供給源とワインディングスプール間でライナの長および/または張力に変化があれば、ライナ材料のスプールの回転が上昇または一時的加速される。その上昇または一時的加速は、モータ駆動である。後者の張力の変化の場合、ライナ経路は、ライナ供給源とワインディングスプールとの中間に張力付与デバイスを含み、上昇または一時的加速によって生じるライナの弛みは、瞬時に巻き取られ、張力付与デバイスとワインディングスプールとの中間のライナ張力は、維持される。
本願の第2の態様によると、材料のインタリーフワインディングの改良された方法であって、該改良は、閉ループワインディングプロセスと、任意で、ワインディング動作全体を通じて結合点での一定ではないにせよ略一定のライナ材料の張力を維持しつつ、巻き材料とライナとを位置合わせする二重溝ローラエレメントとを採用する工程を有する、改良された方法が提供される。二重溝ローラの採用によって、プロセスは、二重溝ローラを採用しない同じシステムで製造される製品と比べて規格外れ製品が少ないことから実証されるように、より高精度かつ高速のワインディングを実行することができる。規格外れ製品は、ライナまたは巻き材料の一方のミスアライメント、あるいは***、張出し、皺などによって明示される。
本願の第3の態様によると、材料のインタリーフワインディングの改良された方法であって、該改良は、より高精度でライナの需要が少ない高速ワインディングを発揮し、該改良は、ワインディング動作全体を通じて結合点での一定ではないにせよ略一定のライナの張力を維持する工程と、巻き材料とライナとを位置合わせする二重溝ローラエレメントを採用する工程と、巻き材料と同一または略同一の幅を有するライナ材料を採用する工程とを有する。
本発明は、ワインディングプロセス全体を通じて結合点でのライナ材料の一定の張力を維持するように構成および整列されるエレメントを備えるインタリーフワインディングプロセス用の改良された装置も提供する。具体的には、巻き材料の供給源と、ライナ材料の供給源と、ワインディングエレメントとを備えるインタリーフワインディング用の装置において、ライナ経路と関連付けられ、ライナ供給源と結合点との中間に検出および調節システムが設けられ、検出および調節システムは、ライナの張力の変化、および/またはライナ材料がライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度とライナ材料がワインディングプロセスに巻き取られる速度の変化を検出し、該検出に応じて、ライナ材料がライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度を少なくとも一時的に調節する。検出および調節システムは、検出部品として(i)供給源から結合点までのライナ長の変化を検出するスイッチまたはセンサなど、または(ii)ライナ材料自体の張力の変化を検出するセンサと、調節部品として(i)ライナ供給源からのライナの供給と関連付けられ、ライナがライナ供給源から引き出される速度を少なくとも一時的に加速することのできるモータ、または(ii)ライナがライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度への抵抗を妨害または追加するために採用される装置の影響を低減または排除するコントローラと、を備える。好適な実施形態では、ライナ材料の供給源は、巻かれたライナのスプールであり、ライナ材料の張力は、ライナアンワインディングステーション自体を含めてライナ経路内のセンサまたはトリガ機構によって監視され、ライナの長さおよび/または張力の変化の検出時、ライナ材料のスプールの回転を上昇または一時的に加速させ、その上昇または一時的加速は、モータ駆動される。最も好ましくは、この装置は、ライナ供給源とワインディングスプールとの中間に張力付与デバイスをさらに備え、上昇または一時的加速によって生じたライナの弛みを瞬時に巻き取ることで、張力付与デバイスとワインディングスプールとの中間のライナの張力が維持される。
さらに別の態様によると、本願は、インタリーフ材料がライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度および/またはインタリーフ材料がワインディングプロセスに巻き取られる速度の変化を検出する検出器と、検出器に応答して、ライナ材料がライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度を少なくとも一時的に調節する速度調整装置と、を備えるインタリーフワインディングプロセスにおいて使用される検出および調節システムに関する。検出器と速度検出装置との相互作用により、巻き材料とライナとがワインディングのために結合される点(再度、「結合点」)で一定ではないにせよ略一定のライナ材料の張力を維持することができる。好適な実施形態では、検出および調節システムは、(i)ライナ経路を画定する複数のローラであって、うち2つのローラはライナ経路に沿って2つの中間に位置する第3のローラに対して固定され、第3のローラは他の2つのローラから移動することによって2つの固定ローラ間に予め設定される、あるいはユーザによって決定される動作長のライナ経路を画定する第1の点と、固定ローラの一方または両方に近く、往復運動の第1の点と関連付けられる長さよりも短い、予め設定される、あるいはユーザによって決定される動作長のライナ経路を画定する第2の点との間で往復運動する複数のローラ、(ii)少なくとも2つの固定ローラ間のライナ経路の短縮またはライナ材料の張力の変化を示す第3のローラの移動を直接または間接的に検出する検出器またはセンサ、(iii)検出器またはセンサと関連付けられ、検出器またはセンサの一部を成す、あるいは検出器またはセンサに組み込むことができ、ライナ材料の供給と関連付けられるモータに直接または間接的に命令して、第3のローラの定義された移動に応答してライナがライナ供給源から繰り出される速度を少なくとも一時的に加速する応答エレメント、を備える。
応答エレメントは、ライナ材料の供給源と関連付けて直接または間接的にモータを動作させる、検出器と関連付けられるレバーなどの機械エレメントであってもよいし、直接または間接的にモータに電子信号を送信する、あるいは回路が検出器またはセンサと関連付けられ、第3のローラの移動が切断、または逆に連結または完了されるときにモータの動作をトリガする電子デバイスまたはシステムであってもよい。上述したように、第3のローラは、往復運動することができ、好ましくはライナ材料の供給速度の上昇または加速からライナ材料で生じ得る弛みが第3のローラによって巻き取られ、ライナ材料の張力または緊張が第3のローラと次の固定ローラとの間で維持されるように固定ローラから離れて付勢される。また、この往復運動は、ライナ材料の繰り出し速度の上昇または加速を停止するように構成されてもよい。例えば、第3のローラが固定ローラから離れるように後退すると、電気回路の始動時に、適宜回路を切断または始動して、先にトリガされていたモータの動作を停止することができる。
ライナ材料の緊張または張力は、往復または第3のローラと関連付けられる付勢手段を用いて維持され、その付勢手段は、他の力が加わらない場合に第3の非固定ローラを2つの第2の固定ローラから離れる地点に付勢する。例示の付勢手段は、弦巻ばね、コイルばね、空気圧シリンダ、釣り合い重りなどを含むがそれらに限定されず、好適な実施形態では、応答エレメントは、ライナ材料のスプールが搭載される軸と関連付けてモータを動作させる電子信号伝達手段である。
上記の改良された装置のさらに別の実施形態によると、改良された装置は、ワインディングエレメントと張力付与装置の往復または第3のローラとの中間に少なくとも1つ、好ましくは複数のローラエレメントをさらに備え、ローラは二重溝ローラである。好ましくは、該改良は、張力付与システムの第2の固定ローラとワインディングローラとの中間に少なくとも2つの二重溝ローラを使用することを含む。最も好ましくは、二重溝ローラは、閉ループ構造を有するワインディングシステムで採用される。二重溝ローラの使用を通じ、高い動作速度でも巻き材料とライナ材料とのアライメントおよびその一貫性を大幅に向上させることによって、ワインディングプロセス中のライナの縁部を超える巻き材料の伸長および/またはライナ材料のねじれで示されるような巻き材料とライナとのミスアライメントが排除されないまでも大幅に低減することが判明しており、さらには、より少ない欠陥でワインディングプロセスが高速化され、製造の速度と品質を向上させることができる。また、二重溝ローラの使用は、螺旋または横断ワインディングにおいても巻き材料と同一または略同一の幅を有するライナ材料の使用を可能とし、特にライナ要件の緩和によるコスト面でプロセス全体をさらに向上させる。
本明細書に記載の装置およびプロセスは、ライナまたはインタライナ材料が使用されるほとんどのワインディングプロセスに適用可能である。特に、巻き材料が流動性および/または接着性、粘性、または粘着性を示す材料であるプロセスに適用可能である。具体的には、本装置およびプロセスは、プリプレグ材料、特に、螺旋または横断ワインディングで巻かなければならない幅を有する材料のワインディングに特に適する。本教示は、プリプレグ材料、特に(トウ(tow)の軸に沿って)縦方向に平行な繊維を有する熱硬化性または熱可塑性含浸繊維材料のスリッティングおよびワインディングに特に適用可能かつ有用である。
本明細書の一部を成す添付図面も併せて読むべきである。類似の参照符号は、様々な図面における類似の部分を指す。
図1は、本教示のインタリーフ装置を組み込んだ4個のヘッドプリプレグテープスリッティングおよびワインディング装置の概略側面図である。 図2Aは、本教示の好適な実施形態に係る閉ループインタリーフワインディング装置の概略側面図である。 図2Bは、図2Aの閉ループインタリーフワインディング装置の概略立側面図である。 図3Aは、本教示の好適な実施形態に係る閉ループインタリーフワインディング装置の別のアライメントの概略側面図である。 図3Bは、図3Aの閉ループインタリーフワインディング装置の概略立側面図である。 図4は、図2Aの装置に採用される二重溝ローラの断面図である。 図5は、図3Aの装置に採用される単溝ローラの断面図である。 図6は、本教示の好適な実施形態に係る閉ループインタリーフ横断ワインディング装置の概略側面図である。 図7は、第1の位置での図6の閉ループインタリーフ横断ワインディング装置の概略上面図である。 図8は、第2の位置での図6の閉ループインタリーフ横断ワインディング装置の概略上面図である。 図9Aは、インタリーフ張力付与装置のアーマチュアの移動の概略図である。 図9Bは、インタリーフ張力付与装置のアーマチュアの移動の概略図である。 図9Cは、インタリーフ張力付与装置のアーマチュアの移動の概略図である。 図9Dは、インタリーフ張力付与装置のアーマチュアの移動の概略図である。 図9Eは、インタリーフ張力付与装置のアーマチュアの移動の概略図である。 図10は、弦巻ばね系インタリーフ張力付与アーマチュアの概略上面図である。 図11Aは、図10の弦巻ばね系インタリーフ張力付与アーマチュアの伸長位置を示す図である。 図11Bは、図10の弦巻ばね系インタリーフ張力付与アーマチュアの後退位置を示す図である。 図12は、コイルばね系インタリーフ張力付与アーマチュアの概略上面図である。 図12Aは、図12のコイルばね系インタリーフ張力付与アーマチュアの概略後側面図である。 図13は、図12のアーマチュアのコイルばね張力付与デバイスの断面図である。 図14は、空気圧/水圧式張力付与アーマチュアの概略上面図である。 図15は、図14の空気圧/水圧式張力付与アーマチュアの部分概略背面図である。 図16Aは、図14のピストンばね/空気式張力付与アーマチュアの3つの動作点を示す概略前面図である。 図16Bは、図14のピストンばね/空気式張力付与アーマチュアの3つの動作点を示す概略前面図である。 図16Cは、図14のピストンばね/空気式張力付与アーマチュアの3つの動作点を示す概略前面図である。 図17Aは、張力付与アーマチュアがデュアルスイッチ張力付与アーマチュア装置において一方の末端から他方の末端へ移動する様子を示す概略シーケンス図である。 図17Bは、張力付与アーマチュアがデュアルスイッチ張力付与アーマチュア装置において一方の末端から他方の末端へ移動する様子を示す概略シーケンス図である。 図17Cは、張力付与アーマチュアがデュアルスイッチ張力付与アーマチュア装置において一方の末端から他方の末端へ移動する様子を示す概略シーケンス図である。 図17Dは、張力付与アーマチュアがデュアルスイッチ張力付与アーマチュア装置において一方の末端から他方の末端へ移動する様子を示す概略シーケンス図である。 図17Eは、張力付与アーマチュアがデュアルスイッチ張力付与アーマチュア装置において一方の末端から他方の末端へ移動する様子を示す概略シーケンス図である。 図18は、「U」字状ガイドエレメントを示す図である。
本明細書と添付の請求項で使用される際、以下の用語は下記のような意味を有するものとする。
「流動性材料」は、適用/使用、取扱、保管、および/または輸送中に材料に加えられる可能性が高い温度下で(硬化または流動を招くように意図的に加えられる温度を除く)、および/または適用、取扱、ワインディング、保管、および/または輸送中に加えられる圧力下で(ここでも硬化または流動を招くように意図的に加えられる温度を除く)クリープする、流れる、または移動する固体、半固体、ゲル状、またはパテ状材料を指す。典型的には、流動性材料は、華氏約120度未満、より典型的には華氏100度未満の温度で可視の物理的変化を伴わずにクリープする、流れる、または移動する、および/または流通ストックワインディングにおける自重でクリープする、流れる、または移動する材料である。
「インタリーフワインディング」という用語は、連続長のストック材料、特に熱硬化性またはプリプレグストック材料のトウが連続長のライナまたはインタライナ材料と結合され、スプール、ハブ、スピンドルなどの周囲に巻かれることによって、ストック材料がライナ材料によるワインディングで予め巻かれたストック材料と隔離または分離されるプロセスを指す。ワインディングの回転軸に垂直なワインディングは2つの螺旋、一方はストック材料、他方はライナ材料を示し、一方の材料層がそれぞれ他方の材料の連続層間に挟まれる。また、本明細書で使用されるライナとインタライナという用語は同じ意味で使用される。
「一定ではないが略一定の張力」および「一定の張力」という表現は、ライナ材料の横方向または軸横断の揺れおよび/またはねじれを防止するように、結合点でライナ材料に十分な緊張または正の張力が印加されていることを指す。好ましくはないが、張力のレベルが一定に維持されることを必ずしも意味しない。結合点またはその直前でライナトウに一定または略一定のレベルの張力を維持することは望ましいが、必要な緊張または正の張力がその点で維持される限り必須ではない。これに関し、後述するようにライナトウの張力レベルは、一部には、本教示に係るライナ張力付与装置の関数であると理解される。ライナ材料の緊張を維持することで、ワインディングの不均等、弛み、または凹凸の生成および/またはライナとストック材料とのミスアライメントを防止できないまでも最小限にとどめることができる。概して言えば、ライナの張力は、後述するようにライナ張力付与装置と関連付けられる付勢手段およびライナ材料の物理的特性の関数によって確定される、および/または関数である所定のレベルを超えてはならない。
本教示は、材料のインタリーフワインディングの改良された方法および装置に関し、ライナと巻き材料が結合される点(「結合点」)の前でライナ材料の経路にライナ張力付与装置を組み込むことを含み、ライナ張力付与装置は、結合点および/または結合点の直前でライナ材料の緊張または正の張力を維持するように構成される。具体的には、張力付与装置は、a)巻き材料と結合される間のライナ材料の張力の変化、および/またはb)インタリーフ材料がライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度とインタリーフ材料がワインディングプロセスに巻き取られる速度の変化を検出し、検出された変化が所定のまたは予め設定された限界を超過すると、張力付与装置は、ライナ材料がライナ材料供給源から引き出されるおよび/または結合点まで繰り出される速度の調節、好ましくは一時的加速を直接または間接的に実行させる。
本教示の装置および方法は、ライナが必要である、あるいは望まれるどのワインディングプロセスにも適用可能であるが、巻かれる材料が流動性および/または接着性、粘性、または粘着性材料であり、シート、ストリップ、ロープなどの形状をとる材料のワインディングプロセスに特に適用可能である。具体的には、本装置およびプロセスは、プリプレグ材料、すなわち織および不織繊維材料などの熱硬化性樹脂または熱可塑性含浸繊維材料のワインディングに特に適する。特に、本教示は、限定はしないがエポキシ、シアン酸エステル、ビスマレイミド、フェノール、ポリイミドなどの硬化性樹脂で含浸された典型的には炭素繊維の単方向繊維のマスタロール(親ロールとしても既知)を含む「連続」マスタシートを備えるプリプレグ材料のスリッティングおよびワインディングプロセスに適用可能である。スリット製品は、「スリットテープ」として従来知られる。
本教示の理解を深めるため、4個のスプールステーション10を有する例示のスリッティングおよびワインディングシステム1を示す図1に注目する。便宜上、スリットテープ、すなわちプリプレグ材料の薄ストリップに変換されるプリプレグ材料に関して説明している。しかしながら、上述したように、本プロセスおよび装置は、スリッティングおよびワインディングが可能などの材料、特にインタライナを必要とするどの材料にも適用可能である。さらに、該装置およびプロセスは、最も重要かつ基本的なエレメントについて説明しているが、当業者であれば、追加のローラ、ガイドエレメント、駆動モータなど、適切な動作に必要なその他多くの部品およびエレメントが実際のシステムに存在していると理解するであろう。
図1に示すように、該プロセスは、2つの主要動作センターである変換センター2と、ワインディングセンター3とを有する連続的な端末間プロセスである。プロセス全体は、プリプレグ材料21のマスタロール5から始まり、本図では、スリットテープの各ワインディングの中間に連続長のライナ材料24を有するスリットテープ22の4個のスプール26で終わる。これらの2つの端部の間には、プリプレグ材料21をスリットテープ22に変換する様々な動作と装置だけでなく、必要に応じてローラ、張力コントローラ、ガイドエレメントなどの多数の補助エレメントが設けられる。それらのエレメントのいくつかのみを図示し、図示していないエレメントが多くあるが、当業者にとっては自明である。
変換センターは通常、スプライシング動作とスリッティング動作の2つの動作を好ましくはこの順番で行う。後述するように、スプライシング動作は任意であるが、スリットテープの製造にとって特に重要である。図示するプロセスでは、プリプレグ材料21がマスタロール5から繰り出されると、最初にスプライサ6に対面する。スプライサは、あるマスタロールが尽きたときにその終端を別のマスタロールの始端につなぐことによって、連続動作とマスタロールの長さに関係なく所定の長さのスリットテープのスプールの製造とを可能にするように採用される。スプライサは、典型的には、スプライシングを簡易化する加熱および加圧エレメント(図示せず)を備える。スプライシングステーションは、好ましくは、各マスタロールの後端および/または前端をきれいに整える、マスタロールを同一または異なるスリッティング材料の新たなマスタロールと交換する、あるいはライナ材料、ポリマ膜、または不織ポリマ繊維シートなどの充填材料ロールを挿入する、以後の使用に備えて装置のプライミングを行いつつスリッティングおよびワインディング対象材料のスリッティングおよびワインディング動作を完了させるため、ナイフ、クールレーザ、マイクロナイフなどの切断手段も組み込むことができる。最後のケースは、典型的には装置の運転停止の準備の際に実行される。装置をプライミングすることによって、経路は既に充填材料でプライミングされているため、新たな材料を使用してシステムを再始動する際に装置全体に新たな材料を手動で供給する必要はない。実行する必要があるのは、スリッティング材料の新たなロールを充填材料とつないで、システムを動作させることだけである。プライマ材料は、新たな材料を、システムを通してワインダに導く。
スプライシング動作を実行していないとき、スプライシングステーションは、単に通過ステーションであり、スプライシングステーションの構造は、シート材料がスリッティングステーション7に入るときにシート材料の適切なアライメントを支援するにすぎない。具体的には、スプライシング動作またはプロセス自体に関連付けられるスプライシングステーションのエレメントは、典型的には、プリプレグシート材料の経路から後退または撤退し、スプライシングが行われるときに前進してプリプレグシート材料と接触するだけである。スプライシング技術とその関連エレメントおよび装置は十分既知であり、複数の供給源から市販されているため、さらなる詳細と説明は不要である。
変換センターでプリプレグ材料が対面する第2の動作は、スリッティング動作である。これは、プリプレグ材料をスリットテープ22の所定数のトウにスリッティングするスリッタ7によって達成される。スリッティングは、例えば高精度高強度刃、クールレーザ、マイクロナイフ、ダイヤモンドナイフなどのスリッティングされる材料に適した既知の方法を用いて行うことができ、プリプレグ材料の場合、ナイフまたは刃システムを用いて切断するのが好ましい。このようなシステムは十分既知であり、市販されているため、さらなる詳細と説明は不要である。
変換センター2とワインディングセンター3との中間には、ローラ、ガイドポスト、ガイドエレメント、位置決めエレメント、張力コントローラ、アライナなどの複数のアライメントエレメントが存在し、それらは全て公知であって従来のワインディングシステムに採用されている。これらのアライメントエレメントは、スリットテープの各トウをスリッティングステーションから適切なワインディングステーション、最終的には目的のスプールまたはスピンドルエレメントまで、好ましくはこの経路全体を通じてスリットテープ上の一定の張力を維持しつつ方向付ける役割を果たす。必ずしも全てのシステムがこれらのエレメントを採用するわけではない。例えば、広いスリットテープ、すなわち平形コイル状に巻かれた、通常幅3インチ以上のスリットテープを巻くように構成されるシステムは、図1に示すような細いスリットテープ、すなわち横断して巻かれた幅3インチ未満のスリットテープを巻くシステムよりも上記のエレメントが少なくてよい。幅広テープは、典型的には、最小限のテープ転送で、スリッタの出口端に対向する単軸に搭載されるスプールまたはリールに巻き取られる。
逆に、図1に示すような狭いスリットテープの場合、スプールステーションまたはワインディングステーションは、典型的には、1つまたはそれ以上の縦壁または支持構造に搭載され、各壁または支持構造上のワインディングステーションは、好ましくは同一平面上にある。同一平面関係は、特に充填スプールへの迅速なアクセスと取外しが可能になるために好ましい。よって、アライメントエレメントは、スリッタを出る略水平の同一平面関係からワインディングセンターに到達する積層または縦型関係へとスリットテープトウを再整列させる。さらに、図1に示すスプールステーションのアライメントは線形であるが、一方が他方の動作を邪魔しない限り、縦壁または支持部のスプールステーションのアライメントに関する制約はないと理解される。例えば、スプールステーションは重ねられる複数の列としてもよいし、上側と下側に互い違いにしてもよい。いずれにせよ、上述したように、システムは、スリットテープを位置合わせして、スリットテープに損傷を負わせたり、スリットテープを縦軸に沿ってねじらせたりすることなく、スリッタからスプールステーションまで効率的で遮断されない経路を提供する役割を果たす多数のアライメントエレメントを備える。
本改良に関連するスリッティングおよびワインディングシステム1のキーセンターは、ワインディングセンター3である。ワインディングセンターは、スプール26のスリットテープ22のワインディングと、スリットテープ22の各ワインディング間へのライナ材料24の差し込みという2つの主要機能を有する。このプロセスは、典型的には、それぞれが縦壁または支持構造(図示せず)に搭載または支持される複数のスプールステーション10によって達成される。通常、各スプールステーションは、スプール、スピンドル、またはボビンを搭載し、周囲にスリットテープが巻かれる軸を備え、その軸は回転軸中心に回転するため直接または間接的に駆動モータに装着または係合される。
各スプールステーションで、スリットテープは複数のローラによってスプールに誘導され、位置決めローラ16は結合点にスリットテープを供給し、アライメントローラ18はスリットテープをライナと結合させるように位置合わせし、配置ローラ20は結合されたスリットテープとライナをスプールに配置する。同時に、ライナ装置13はライナ材料供給源12からライナ材料24を供給し、結合のためライナ材料とスリットテープ22を位置合わせする。本教示によると、ライナ装置はライナ張力付与装置14をさらに備える。図1に示す特定のライナ張力付与装置を図2Aおよび図2B(後述する)でさらに明瞭に示す。しかしながら、ライナ張力付与装置は、本明細書で教示するものとは別の形状やイテレーションをとることができると理解すべきである。
上述したように、本教示の改良されたプロセスおよび装置の主要な中心エレメントは、ライナ張力付与システムである。実質上、任意数の十分既知な市販のエレメントを組み合わせ、あるいは改造して、その組み合わせを既存のインタリーフワインディングシステムに組み込むことで、ライナ材料の張力の変化および/またはライナ材料の繰出し速度および巻取り速度の変化を検出し、所定パラメータの検出に応答して直接または間接的に、ライナが供給源から供給されるまたは引き出される速度を少なくとも一時的に変更する機能を果たし、巻き材料、一般的にはスリットテープとの結合時またはその直前までライナ材料の緊張または一定の張力を維持する。最も簡易なイテレーションでは、ライナ張力付与システムは、検出器手段、応答手段、張力付与手段を備える。
検出器手段は、結合点またはその前でライナ材料の張力の変化を検出する、および/またはライナ材料がライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度と比較してワインディングスプールによるライナの繰出し速度の変化を検出するように構成される。好ましくは、検出器手段は、所定のパラメータ、限界、またはトリガを備え、あるいはそれらと関連付けられ、それらが満たされた時点で、直接または間接的に応答手段を始動させる、応答手段に信号を送る、あるいは応答手段に指示を出して、後述するようにライナ材料がライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度を少なくとも一時的に加速させる。最も好ましくは、いったん第2の予め設定されたパラメータまたはトリガが検出器手段またはパラメータによって検出される、あるいは応答手段を始動させるトリガがもはや存在しない、すなわち、ライナ材料の供給加速によって修正される場合、ライナ材料の繰出しまたは引出し速度の加速を停止するように、検出器手段と応答手段とは相互接続される。通常、検出器手段は、検出器手段が組み込まれる特定のインタリーフワインディングシステム、および張力付与装置の具体的な設計とエレメントに応じて1つまたはそれ以上のスイッチ、センサなどを備える。
適切なセンサは、ライナ材料のトウの張力を検出するトランスデューサおよび荷重セル張力検出器、シングルおよびトリプルローラ張力トランスデューサ、歪みゲージセンサなどである。あるいは、センサは、アンワインディングユニット、例えばライナ材料のスプールが供給される軸などに組み込むことができ、ライナ材料の引出しまたは引張り速度の上昇を検出するように構成される。このようなセンサは、スプールワインディングモータまたは軸に組み込んで、ワインディングプロセスの抵抗の増加を検出することもできる。しかしながら、この構造は、抵抗が巻き材料の供給源にとって問題となり得るためにさほど望ましくない。
電子および機械スイッチ、特に電子の目、電極、または電気接点も本願に適する。これらの実施形態では、張力付与装置は、1つまたはそれ以上の固定エレメントと、1つまたはそれ以上、好ましくは1つのみの非固定エレメントとを有する。これらのエレメントは、ローラ、ガイド、ピン(ライナを引っかからずに、好ましくは配向を維持したまま通過させることのできるもの)の形状をとることができる。固定エレメントは、少なくとも1つのスイッチエレメントを備え、あるいは含み、非固定エレメントの限界、2つある場合は非固定エレメントの複数の限界を画定する。具体的には、第1の固定エレメントである主固定エレメントは、ライナ供給源と結合点との間の最大ライナ張力/最小ライナ長に対応する「上昇(advanced)」位置に配置される。第2の固定エレメントである副固定エレメントは、もしあれば、ライナ供給源と結合点との間の最小ライナ張力/最大ライナ長に対応する「後退(retracted)」位置に配置される。後退位置は、典型的には、休止モード、すなわち非動作モードのシステムに一致する位置である。あるいは、最も一般的には、後退位置は、ライナ供給源と結合点との間のライナ長が最大動作不能長である動作モード(休止モードであってもよい)におけるシステムと一致する。非固定エレメントは、ライナ材料の張力および/または長さと関連付けられ、後退位置に向かって付勢され、スイッチまたはセンサの一部を備えていても備えていなくてもよい。張力が低いとき、あるいはライナ供給源と結合点との間のライナ材料長が最小長またはそれに近い場合、非固定エレメントは、副固定エレメントまたはその近傍に配置され、副固定エレメントがないときは後退位置に配置される。逆に、ライナ張力が高くライナ材料長が短い場合、非固定エレメントは、上昇位置またはその近傍に位置される。しかしながら、概して言えば、ライナ供給速度とワインディングプロセスからの巻取り速度とを一致させるのが困難であるため、非固定エレメントは、上昇位置に向かって次第に移動する傾向にある。
処理中、非固定エレメントは、主固定エレメントを通過する、あるいは非固定エレメントと接触すると、応答手段に対してライナがライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度を加速させる。この加速は所定期間としてもよく、その期間は、第1の固定エレメント、あるいはもしあれば第2の固定エレメントによって決定されてもよい。前者の場合、応答手段は、設定期間中または所定長の材料が剥離されるまでライナ材料の供給を加速するように予めプログラミングしておいてもよい。後者の場合、トリガが電気の目、電極、または電気接点であれば、ライナ材料の繰出しまたは引出し速度の加速は、電気の目または電気接点との干渉が存在する限り継続させることができる。非固定エレメントの後退位置への付勢により、追加のライナ材料が剥離または供給されるにつれ、非固定エレメントは、後退位置に向かって後退し、電極または電気接点との接触を切断する、あるいは電気の目の「視界」から外れることによってライナ剥離速度の加速を終了させる。あるいは、副固定エレメントが存在する場合、ライナ材料剥離の加速は、非固定エレメントが副固定エレメントを通過する、あるいは副固定エレメントに接触するまで継続してもよい。この後者の構造は、別個のオンスイッチおよびオフスイッチを有効に提供するが、先の各実施形態では、主固定エレメントは単一のオン/オフスイッチを備える。
さらに別の実施形態では、固定エレメントは、非固定エレメントがスイッチを通過するか、あるいはスイッチに接触するときにある位置から別の位置に移動される電子機械スイッチエレメント、例えばトグルまたはスライドスイッチを含んでもよい。これに関し、主固定エレメントのみが存在する場合、スイッチは物理的にオフ位置からオン位置へ移動または操作されるが、この構造ではオフ位置に向かって付勢される。接触が生じてスイッチがオン位置に移動されライナが剥離されると、付勢により非固定エレメントはスイッチから離れるように後退し、固定エレメントのスイッチエレメントの付勢でスイッチをオフ位置に戻す。あるいは、機械スイッチは、一部が主固定エレメントとして配置され、別の部分が副固定エレメントとして配置されるスライドスイッチを備えてもよい。非固定エレメントは、主固定エレメントを通過すると、スイッチをオン位置にスライドさせ、同時に副固定エレメントのスイッチエレメントを移動させる。ライナが剥離されると、非固定エレメントは、後退位置へ後退して、副固定エレメントのスイッチエレメントと接触してスイッチエレメントをオフ位置へと後退させる。
最後に、スイッチを完全な機械スイッチとすることによって、非固定エレメントの移動によりレバー等の装置を移動させてライナの剥離を加速させることも考えられる。いったん非固定エレメントが後退してレバーから離れたら、このレバーは、ライナ剥離速度の加速を停止するように非動作位置に向かって付勢される。
インタライナ張力付与装置の第2の必須のエレメントは、応答手段である。応答手段は、ライナ供給源からのライナ材料の剥離(すなわち、繰出しまたは引出し)を加速することができる、および/または加速するように構成されるエレメントである。具体的な装置は、一部にはライナ材料供給源の性質に左右される。例えば、ライナ供給源がライナ材料の束ねられていない包み、最も典型的には袋、箱、または樽での束ねられていないライナ材料パックである場合、ライナは、典型的には、複数のピンチローラによって供給源から引き出され、うち1つのローラが電動式であり、あるいはモータに接続されて回転させられる。電動式ローラと第2のローラとの間のピンチは、ライナ供給源からライナを引っ張り出す。適切なアライメントを確保し、かぎ裂きを回避するため、ピンチローラ装置は、典型的には、ループエレメントまたはアイボルト状エレメント、あるいはライナがピンチローラに引き出される際に通過するスリットなどの小さな開口部を備えたその他の類似のエレメントを有する。上述のトリガまたは検出器エレメントが始動されると、ピンチローラは、回転速度を加速させて、追加長のライナ材料を吐出する。
好ましくは、ライナ材料は、平形コイルまたは横断ワインディングのいずれかとしてスプールまたはスピンドルの周囲に巻かれ、スプールまたはスピンドルは、モータに直接または間接的に接続される軸に搭載される。モータは、能動的でも受動的でもよい。前者の場合、モータは、ライナ材料のアンワインディングを支援し、検出器手段によって始動または開始されると加速されて軸の回転速度を上昇させる。この場合、通常、軸が自由回転することによって、ライナ材料は、ワインディングエレメントに巻かれながら引張りによってライナ供給源から引き出される。万一ワインディングプロセスが急に停止した場合、余分なライナ材料が意図せずに剥離されるのを防ぐため、軸は、自由回転へのわずかな抗力または抵抗を有することができ、好ましくは実際に有するか、あるいは有するように構成される。抗力または抵抗の量は、ライナとスリットテープが巻かれる際にライナ材料の通常の巻取りに関連する引張りによって容易に克服される程度の最小量であり、この引張りは、受動システムでは、軸と係合し軸の回転を加速する検出器手段、モータ、好ましくはサーボモータによって始動される。加速期間は、予め決定しておいてもよいし、決められた期間または決められた量のライナ材料が剥離されるまで動作するように設定してもよい。あるいは、その期間は、後で詳述するように検出器手段の刺激または指示に応じることでもよい。
さらに別の実施形態では、ライナ材料のスプールまたはスピンドルは、回転を制限した軸に搭載され、ライナ材料をアンワインディングするためライナにある程度の引張り張力を必要とする。これは、供給源からのライナの引出しがワインディングプロセスから生じるライナ材料の純粋なライン張力である受動ライナディスペンサである。最も典型的には、軸回転の制限は、軸の回転に直接または間接的に作用する制動エレメントまたは類似のエレメントを設けることによって実行される。具体的には、抗力または抵抗は、ライナ軸に直接適用されるか、あるいはライナ材料のスプールまたはスピンドルに直接適用されて、スプールまたはスピンドルが搭載される軸の回転を間接的に制限する。この場合、検出器手段が始動または開始されると、軸への制限は解放または緩和される、すなわち、制動も一緒に緩和または解放されることによって、後述するように張力付与手段の張力が既に緊張したライナ材料に引張力を追加して、スプールからの引出しを加速する。いったん解放または緩和の刺激がなくなると、再度制動力が適用される。
ライナ張力付与装置の最後の同等に重要なエレメントは、張力付与手段である。張力付与手段は、ワインディングプロセスにおける結合点またはその直前でライナ材料の緊張または正の張力を維持しつつ、ライナ材料の供給速度または引出し速度の加速に応答して剥離される「追加」ライナ材料を巻き取るように構成される、あるいは巻き取ることのできる任意の装置である。張力付与手段は、ライナ供給源と結合点との中間のライナ経路、最も好ましくはワインディング手段に近接して配置され、典型的には、弦巻ばね、コイルばね、釣り合い重り、または空気圧または水圧装置によって付勢されて、ライナ材料の張力を高める。多くのエレメントを採用することができるが、当業者が容易に理解するように、典型的には、張力付与手段は、ライナ供給源と結合点との間の長いライナ材料長に対応する位置からライナ供給源と結合点との間の短いライナ材料長に対応する位置まで往復するダンサーエレメントまたはアーマチュアを採用する。張力付与手段またはその一部は、検出器手段の一部、特に検出器手段の非固定エレメントと関連付けられる、あるいはそれを備えるまたは形成すると理解することができる。
好ましくは、張力付与手段は、2つの固定ガイドエレメントと、2つの固定ガイドエレメントの中間の1つの非固定ガイドエレメントとを備え、最も好ましくは、非固定エレメントは、ダンサーアームまたは往復アーマチュアに搭載される。上述したように、非固定ガイドエレメントは、好ましくは検出器手段の非固定エレメントと関連付けられる。一方、最も典型的には、固定ガイドエレメントは、検出器手段の固定エレメントとは別個である。さらに、第2の固定ガイドエレメントは、ライナ材料とスリットテープとの結合点としての役割を果たすと理解することができる。
動作時、非固定ガイドエレメントは、一方または両方の固定ガイドエレメントに近接する位置(第1の固定エレメントから第2の固定エレメントまでの最短ライナ経路−上述したように上昇位置に対応する)と、固定ガイドエレメントから離れる位置(第1の固定エレメントから第2の固定エレメントまでのより長いライナ経路−後退位置に対応する)との間を往復移動する。非固定ガイドエレメント、または非固定ガイドエレメントが搭載されるアーマチュアは後者の位置に付勢されて、張力付与手段の非固定エレメントと結合点との間でライナ材料の緊張または正の張力を確保する。非固定ガイドエレメントおよび/または非固定ガイドエレメントが搭載されるアームまたはアーマチュアの移動は、検出器の一部を形成し、応答手段の始動を直接または間接的にトリガする、あるいは誘導する。適切なガイドエレメントは、設定経路に沿ってライナ材料を位置決めおよび位置合わせすることのできる任意のエレメントである。典型的には、ガイドエレメントは、ライナが通過するローラ、アイボルト状エレメントまたはライナが通過する「J」、「U」、または「O」状部分などを有するその他の形状のエレメント、または上記の組み合わせである。最も好ましくはローラである。
ライナ張力付与システムは、材料のテープまたはストリップのワインディングに使用される装置またはシステムに組み込まれてよく、連続ワインディングは、先のワインディングと隔離される、あるいは隔離しなければならない。これは特に、流動性材料あるいは接着性、粘着性、または粘性材料、特にプリプレグ材料から成る、あるいは該材料を備える上記テープおよびストリップのワインディングに適用可能である。それらは製造プロセスに組み込まれてよく、あるいはシート材料のマスタロールを材料のテープまたはストリップ、特にスリットテープに変換する変換システムおよび装置に組み込むまれてよい。ライナ張力付与システムおよび装置の導入および採用によって質と量の両方が向上し、規格外れ製品の欠陥を低減または最小化した高速ワインディングプロセスが可能になる。
新規のライナ張力付与システムとその動作を概略的に説明したが、次に図面を参照して、ライナ張力付与システムの様々な具体的実施形態およびイテレーションと、そのインタリーフワインディングシステム、具体的にはプリプレグスリッティングおよびワインディングシステムへの組込みについて説明する。全ての図面には示さないが、説明および図示するワインディングまたはスプールステーションとライナ張力付与システムおよびアセンブリは、支持構造または壁に搭載されると理解することができる。
上述したように、図1は、図2Aおよび図2Bのインタリーフワインディング装置を組み込むスリットテープシステムの概略図である。具体的には、図2Aおよび図2Bは、ライナ張力付与装置27を組み込む閉ループインタリーフワインディングまたはスプールステーション10の一部を示す。図2Aは側面図であり、図2Bは高位側面図である。ライナ張力付与装置は、3個のローラ、すなわち2つの固定ローラ29および1つの非固定ローラ31を備える。非固定ローラは、ハブ30に接続されてハブ30のまわりを回転する往復アーマチュア28上に取り付けられる。ハブは、記載される他のエレメントと共に支持構造上に取り付けられる。
スプールステーションは、2つのアライメントローラ18の1つ目の結合点にスリットテープ22を導入および供給し、結合されたスリットテープとライナを第2のアライメントローラを通って配置ローラへ、最後にスプール26へと通過させるために、位置決めローラ16とアライメントローラ18と配置ローラ20とを含む複数のローラおよびアライメントエレメントも備える。この図のスプールは、パンケーキ形状の維持と、次のワインディングを重ねるアライメントを助けるために側壁34を有するパンケーキスプールである。スプール26は、図示しないモータによって駆動または回転されるスプール軸32に搭載される。本実施形態では、ワインディングプロセス中の軸、ひいてはスプールの回転は、時計回りであるため、スプールに配置される際、結合されたスリットテープとライナを逆転させることができる。すなわち、どちらもがスプールに近づくときはライナがスリットテープに被さり、どちらもがスプールに巻かれるときはライナがスリットテープの下に来る。
典型的には、位置決めおよびアライメントローラは、図5に示すようにローラコア52の周囲に単独溝51を有する標準ローラ50である。配置ローラ20は、溝を有してもよいが、好ましくはローリングピンなどの平坦ローラである。しかしながら、最も好ましくは、本実施形態のライナ張力付与システムおよびスリットテープ供給経路の特定の構造またはアライメントを前提とすると、二重溝ローラをアライメントローラ18として使用することが特に望ましい。図4に示すように、二重溝ローラ40は、2つの重複する凹部41、つまりローラコア42を中心に細い周方向溝または凹部45に重なる上側周方向溝または凹部44を採用する。各溝の深さは、一部、スリットテープとライナ材料の厚さに依存する。同様に、各溝の幅は、狭い溝がスリットテープの幅と同じかわずかに広く、広い溝がライナの幅と同じかわずかに広くなるように調整される。上側溝55の幅を制御する、特に2つの溝の幅の差を最小化することによって、幅がスリットテープの幅と同一か略同一のライナ材料を使用することができる。この二重溝ローラとライナ張力付与システムとの組み合わせによって、より狭い幅のライナ材料の使用、つまりライナ材料全体の低減、コスト削減、高速化が促進される。具体的には、この組み合わせにより、スリットテープとライナ材料とがより正確かつ安定的に位置合わせされる。
図3Aおよび図3Bは、図2Aおよび図2Bに示す閉ループワインディングステーション10の別バーションを示す。図3Aは側面図であり、図3Bは立側面図である。このバージョンは、図2Aおよび図2Bと同一であるため、ライナ張力付与装置27とスリットテープ経路の位置決めまたは位置合わせと、スプール26の回転とが逆である点を除き、同じエレメントには同じ参照符号を付す。ここで、ライナとスリットテープが結合されると、スリットテープの上にライナが位置するのではなく、ライナの上にスリットテープが位置する。したがって、スプール26は、図2Aおよび図2Bの実施形態の反時計回りの回転とは反対に時計回りに回転して、この構造に適応する。
図6〜図8は、スピンドル型スプールエレメント76でライナ/スリットテープの組み合わせの横断ワインディングを実行する閉ループ横断ワインディングまたはスプールステーション60を示す。横断ワインディングは、スピンドルスプールの長さに沿って周方向および長手方向に材料を同時にワインディングすることによって螺旋ワインディングを提供するワインディングプロセスであり、巻き材料のある層は横方向パターンで別の層に被さる。ワインディング配置エレメントを搭載したキャリッジアセンブリが、所望長の材料が巻かれるまでスプール長に沿って往復運動するにつれ、ワインディングの連続層は、貼付されていく。
図6は横断ワインディングスプールステーションの側面図であり、図7および図8は上面図である。横断スプールステーションは、上部構造または壁61に搭載される複数のアセンブリおよびエレメントを備え、例えば、ライナ供給源アセンブリ92、ワインディングスプールアセンブリ74、ライナ張力付与アセンブリ84とスリットテープ/ライナ配置アセンブリ65とが搭載される可動キャリッジアセンブリ67、装置がスプールに横断パターンでスリットテープ/ライナ材料をワインディングする際にキャリッジが搭載される電動式ウォーム軸/軸アセンブリ100とガイドバー104、などである。図7は横断ワインディングの開始点のキャリッジ67を示し、図8は横断ワインディング経路に沿った3分の2辺りの点のキャリッジを示す。図8にキャリッジの移動を矢印で示す。ライナ張力付与アセンブリ84を例外として、残りのエレメントとアライメントは全て既知であり、商業的に採用されている。したがって、ライナ張力付与アセンブリの説明を除き、以下の横断ワインディングステーションの説明は概略的である。
ライナ供給源アセンブリ92は、軸94に搭載されるライナ材料97のスプール96を備え、軸の回転は、上部構造81の反対側のモータ98によって実行または補足される。
ワインディングスプールアセンブリ74は、スリットテープ/ライナ材料が巻かれるスピンドル型スプールエレメント76を備える。スプールは、スプール軸75に搭載され、スプール軸の回転は、モータ78によって制御される。
スリットテープ/ライナの組み合わせの横断ワインディングは、キャリッジアセンブリ67とキャリッジが搭載される電動式ウォーム軸/軸アセンブリ100とによって実現される。ウォームの動作は、モータ102によって制御され、モータは、例えば1つまたはそれ以上のギアエレメントによって、直接または間接的に電動式ウォーム軸/軸アセンブリのウォームエレメント(図示せず)に接続される。ウォームエレメントは、キャリッジアセンブリと関連付けられる非回転スライドエレメントと係合する外周面に連続十字螺旋溝を有し、それによって、ウォームがモータ102の動作に応じて回転すると、スライドエレメントが溝に沿って移動し、共にキャリッジアセンブリを搬送する。
キャリッジアセンブリ自体は、構造エレメントと非構造エレメントから成り、後者はライナ張力付与アセンブリ84、スリットテープアライメント、位置決めおよび配置ガイド、ローラなどを備え、それらは全て構造エレメントに搭載される。図6〜図8に示す具体的な実施形態は、ライナ張力付与アセンブリ支持部82を有するキャリッジ本体を採用しており、ライナ張力付与アセンブリ84の個々のエレメントが搭載される、あるいはアセンブリ全体が単独ユニットとして支持部に搭載されてもよい。キャリッジ本体は、スリットテープ99をスプール76に位置合わせし、位置決めし、配置するために複数のローラを搭載したスリットテープアライメントおよび位置決めアーム63も備える。当然ながら、当業者であれば理解するように、ガイドエレメントまたはポストなどのその他の等価エレメントもローラの代わりに使用することができる。アライメントおよび位置決めアーム83は、供給源からのスリットテープ99の繰出しに対応する近位端と、結合されたスリットテープとライナの組み合わせがスプールに移送または配置されるように位置決めされる点に対応する前端とを有する。
ライナ張力付与支持部82および位置決めアーム63は、それぞれキャリッジ本体62に隣接し、キャリッジ本体は、電動式ウォーム軸/軸アセンブリ100のウォームに載り、概してキャリッジアセンブリの往復運動を担う上記スライドエレメントと関連付けられ、最も好ましくは直接スライドエレメントに接続される。これらの構造エレメントは、それぞれ図面では個々のエレメントとして示されているが、これらの支持または構造エレメントのうち2つまたは3個全てを単独構造として容易に形成できると理解すべきである。
上述したように、キャリッジアセンブリは、概してウォーム軸/軸アセンブリ100に可動に搭載される。2つの間の重要な接続は、スライドエレメントであるが、好ましくは、特に動作中に一方が他方から外れるのを防止する第2の接続部が設けられ、キャリッジアセンブリの全ての力または重量がスライダとウォームエレメントにかからないようにすると理解すべきである。図示しないが、当業者であれば、キャリッジ本体82を通る好ましくは1つまたはそれ以上の孔が設けられ、孔の軸がウォームエレメントの縦軸と平行であり、その孔を通じてウォーム軸/軸アセンブリと関連付けられる同等数のレールエレメントが延在することを理解するであろう。これらのレールは、キャリッジアセンブリの重量の全部または少なくとも大半を支えるが、キャリッジアセンブリをレール長に沿って円滑に移動および往復移動させることができる。
第2の支持ガイドバー104は、位置決めアーム63の適切な配向を維持するためにも使用される。この支持部は、固定されていても固定されていなくてもよく、スリットテープが巻かれている間にスプールアセンブリの引張り力に対抗するようにスプールに近接する位置決めアームの前端に配置され、ガイドバーが固定されている場合、位置決めアーム、特に位置決めアーム上の配置ローラ72が巻き終わった後でもスプールから外れるように配置される。あるいは、ガイドバーは、配置ローラとスプールとの間に一定距離を保持するように、スプールでのワインディングが進むにつれ移動するように構成されてもよい。この後者の構造によって、スリットテープ99とライナ97とが互いに分離して、相互に離れ、よじれる可能性が最小限に抑えられる。ここで、ガイドバーは、ガイドバーを上昇させる電動式搬送手段またはリフト、ひいては位置決めアームの前端に関連付けられ、スリットテープが巻かれて開始位置に戻ると、満杯のスプールが新たなまたは空のスプールと交換される。この構造では、位置決めアーム63は別個のエレメントであり、好ましくは軸64を中心に旋回するように構成される。
上述したように、位置決めアームは、スリットテープ位置決めローラ64および68、ライナ位置決めローラ69、スリットテープ/ライナアライメントローラ70、配置ローラ72を含む複数のローラエレメントを搭載している。スリットテープ位置決めローラ64および68とライナ位置決めローラ69は、結合点、すなわち2つのアライメントローラ70の1つ目のローラでの適切な結合のためにスリットテープとライナをアライメントおよび位置決めする。アライメントローラ70は、ライナ材料にスリットテープを位置合わせする、すなわち中心に置く(ただし、ローラにおいてはスリットテープ上にライナを配置するように逆転されると理解すべきである)。最も好ましくは、これらの図面に示すように、アライメントローラは上述するように二重溝ローラである。その後、このスリットテープとライナとの結合トウは、ワインディングをスプール78に配置する配置ローラ72へと送られる。
このワインディングシステムにとって新規であり、本教示に必須の特徴は、ライナ張力付与装置84である。図6〜図8に示すライナ張力付与装置は、キャリッジアセンブリ、特にライナ張力付与支持構造82に搭載されることを除いては図2Aおよび図2Bに示す装置と同一である。具体的には、ライナ張力付与装置84は、3個のローラ、すなわち2つの固定ローラ86と1つの非固定ローラ90とを備える。非固定ローラは、ハブ88に接続され、ハブ88を中心に回転する往復アーマチュア89に搭載される。ハブは、記載される他のエレメントと共に支持構造に搭載される。
図8に示すものと同様のライナ張力付与装置の動作を図9A〜図9Eに示す。具体的には、図9Aは、2つの固定ローラ112と、両方向矢印で示されるようにハブ116を中心に回転または往復移動する往復アーマチュア118に搭載され、固定ローラから離れるように付勢される非固定ローラ117とを有するライナ張力付与装置114を示す。
図9Aは、往復アーマチュアが完全に伸長し、非固定ローラが固定ローラから離れている休止中のシステムを示す。これは、ライナ張力付与装置を通るライナ経路長が最大である状況に対応する。
図9Bは、スプールエレメントの回転と、スリットテープとライナのワインディングおよびそれに付随するライナ張力付与装置を通るライナ経路の短縮とから生じるシステムの動作張力により、非固定ローラが固定ローラにさらに近づいているライナ張力付与装置を示す。
図9Cは、張力付与装置を通るライナ経路が最小であり、応答手段からの応答をトリガする点を示す。この場合、ライナモータ98(図6)は、一時的に始動または加速されて、ライナ材料を吐出または剥離する。この剥離は、ライナ111の弛みが示される図9に反映されている。しかしながら、弛みは短時間で、往復アーマチュア118の付勢と移動によって迅速に巻き取られる。往復アーマチュアと関連付けられる付勢手段の性質は、非固定ローラの前のライナトウの弛みが検出されない、実現されない、あるいは図9Dに示すように非固定ローラと第2の固定ローラとの間でライナトウにおいて最小であることである。
最後に、図9Eは、特にライナ張力付与装置を通るライナ経路の全長に沿って、正の張力で通常動作状態に戻されたライナ張力付与装置を示す。
上述したように、張力付与アーマチュアは、ライナ張力付与装置を通るライナ経路を最大化または伸長させるために固定ローラから離れるように付勢される。様々な手段や構成要素の構造を利用してこの付勢力を生成し、張力付与アーマチュア、対向固定ローラの位置変化を検出することができる。いくつかのデバイスとイテレーションを図10、図11A、図11B、図12A、図12B、図13、図14、図15に示す。
図10は、支持構造124に装着される往復弦巻ばね式張力付与アーマチュアエレメント120を示す。アーマチュアエレメントは、パンケーキワインディングシステムの支持構造または壁または横断ワインディングシステムのキャリッジを備える、あるいはそれに装着される。張力付与アーマチュアエレメントは、張力付与アーマチュア128、付勢アーム130、それら2つを接続し2つが固定されるアーマチュア軸126から成り、すなわち張力付与アーマチュア、アーマチュア軸、付勢アームは、全て一緒に回転または往復移動する。アーマチュア軸は、支持構造124の不干渉孔を通過することによって、張力付与アーマチュアと張力付与アームを、往復移動を許可しつつも適所に保持する。好ましくは、図10に示すように、張力付与アーマチュアと付勢アームは、支持構造124の反対側に位置し、それぞれの一端がアーマチュア軸の対向端に固着される。張力付与アーマチュア128の反対端には、ローラ134とローラ軸またはスピンドル136によって装着される張力付与システムの非固定ローラとが設けられる。付勢アーム30の反対端またはその近傍には、反対端133が支持構造124に装着される弦巻ばね132が装着される(図11Aおよび図11Bに最も良く示される)。
図11Aおよび図11Bは、図10の弦巻ばね制御張力付与アーマチュアエレメント120を後ろから見た正面図である。すなわち、付勢アームは支持構造124の前に位置し、張力付与アーマチュアは支持構造の後ろに位置する。図11Aは、弦巻ばねが完全に伸長した装置を示しており、張力付与デバイスを通るライナ経路が最短である場合に対応する。この点で、支持構造に搭載される検出器またはセンサ38は、張力付与アーマチュアの移動によってトリガされ、ライナ供給源からのライナ材料の剥離速度を加速させる。一方で、図11Bは、張力付与デバイスを通る長いライナ経路に一致する後退状態にある弦巻ばねも示しており、張力付与アーマチュアは、検出器またはセンサ138から離れて後退している。
図12Aおよび図12Bは、支持構造148に装着されるコイルばね式張力付与アーマチュアエレメント140を示す。アーマチュアエレメント140は、パンケーキワインディングシステムの支持構造または壁、あるいは横断ワインディングシステムのキャリッジを備えるか、それに装着される。張力付与アーマチュアエレメントは、ローラ軸またはスピンドル150によって一端が装着されたローラ148を有し、ばね軸144の反対端に固定される張力付与アーマチュア142から成り、張力付与アーマチュアが移動することでばね軸144が回転する。線13−13に沿った支持構造146の断面図である図13に示すように、支持構造は、コイルばね152を含むように構成され、コイルばねのコア端154は、ばね軸144に固定または装着され、終端156は、支持構造146の一部内または支持構造146の一部を含むコイルばねベース台155に固定または装着される。よって、張力付与アーマチュアが固定ローラに向かって移動するにつれ、コイルばねは、圧縮されてばねの張力を増大させ、張力付与アーマチュアが固定ローラから離れて後退するにつれ、コイルは拡張して張力が低減される。これらのコイルばねの張力の変化は、センサ(図示せず)によって検出され、設定される張力増加に応答して、ライナ供給源からのライナ材料の剥離速度を加速させるため、ライナ供給源に関連付けられるモータを始動する。ライナ材料が剥離され、張力付与アーマチュアが固定ローラから離れた位置に帰還すると(図9A〜図9Eを参照)、この張力は緩和される。
図14、図15、図16A〜図16Cは、さらに別の種類のライナ張力付与アセンブリである、支持構造162に装着される空気圧または水圧式張力付与アセンブリ160を示し、該アセンブリは、パンケーキワインディングシステムの支持構造または壁、あるいは横断ワインディングシステムのキャリッジを備えるか、それに装着される。先のイテレーションでは、アセンブリは、ローラが中心として回転する軸またはスピンドル166によって一端にローラ168が固定された張力付与アーマチュア164を備え、本実施形態では、張力付与アーマチュアの他端には、アーマチュア軸またはスピンドル170が延在し、張力付与アーマチュアが回転または往復移動する孔が設けられる。張力付与アーマチュアからは、空気圧または水圧シリンダ176を備える空気圧または水圧ピストン機構174のピストン178から衝撃を受けるピストンプレート172も延在している。空気圧または水圧シリンダ176は、ピストンをプレートに押しつけることによって、張力付与アーマチュア164を固定ローラ180から離れるように付勢する(図16A)。
上述したように、ワインディングプロセス中、ライナがライナ供給源から剥離される速度は、典型的には消費速度よりも遅い。このため、ライナ張力付与アセンブリを通るライナ経路が短縮されて、張力付与アーマチュアは副ローラに近づく(図16C)。同時に、ピストン178は、空気圧または水圧シリンダ176へと押し込まれることによってシリンダ内の圧力を増大させる。シリンダ内またはシリンダに関連付けられるセンサは、圧力差を検出し、いったん所定の圧力が得られれば、ライナ供給源のモータを始動させてライナの剥離速度を一時的に加速させる。ピストンプレートに適用されるピストンの力により、張力付与アーマチュアは、副ローラから離れるように戻る(図16B)。したがって、シリンダ内の圧力は低減され、許容可能な動作に関連する第2の所定のレベルまで戻る。
ここまで、付勢手段に関連付けられる、あるいは組み込まれる、もしくは張力付与アーマチュアの移動によって実行されるように配置されるセンサまたは検出器に焦点を当ててきた。これらの実施形態では、ライナ供給モータの始動または加速は、センサに応答し、ライナ供給モータの加速期間は、予め決定されている。すなわち、いったんトリガされると、ライナ材料は、センサをトリガまたは始動する刺激の期間の関数である所定期間または所定長剥離される。つまり、いったん張力付与アーマチュアがセンサとの接触を失う、あるいはセンサの視界から外へ出ると、ばね張力またはシリンダ内圧力は低減される。あるいは、ライナ張力付与システムは、複数のセンサまたは検出器を採用することができ、そのうちの1つがライナ供給モータの加速をトリガまたは開始し、別の1つが加速を終了させる。
図17A〜図17Eは、ライナ供給モータの加速を始動する第1のオンセンサ189とライナ供給モータの加速を終了する第2の停止センサ187との2つのセンサを採用するシステムの動作を示す概略図である。簡潔化のため、センサと相互作用する張力付与アーマチュア185の一部のみを示す。しかしながら、理解し易くするため、図17A〜図17Eは、図9A〜図9Eに示すアーマチュアと副ローラの位置決めにそれぞれ対応すると理解することができる。さらに、この構造は、本明細書に記載のライナ張力付与システムのいずれにも適用可能であると理解できる。
図17Aは、初期または開始位置の張力付与システムを示し、張力付与アーマチュアは停止センサ187と接触している。図17Bは、ワインディングシステムの動作中に張力付与アーマチュア185がオンセンサ189に向かって上昇する様子を示す。図17Cは、張力付与アーマチュアの上昇点を示し、アーマチュアはオンセンサ189に接触する、あるいはオンセンサ189の前を通過している。これによりライナ供給モータの加速が始動または開始されて、ライナ供給源からのライナ材料の剥離を加速させる。図17Dは、オンセンサを離れて停止センサに向かう張力付与アーマチュアの移動を示す。最後に、図17Eは、張力付与アーマチュアが停止センサと接触する、あるいは停止センサを通過して、ライナ供給モータにライナ材料の繰出しの加速を停止させるように伝える様子を示す。図示するように、停止センサ187とオンセンサ189は、電気の目、電子接点、またはトグル型スイッチとすることができる。センサが電子接点スイッチである場合、張力付与アーマチュアは、対応する電気接点を有して、適宜、電気回路を生成または遮断する。
上述したように、図1に示すスリッティングおよびワインディングシステムは、必要に応じてローラ、ガイドバー、ポストなどの複数のガイド、アライメント、および位置決めエレメントを含むが、簡潔化のため図面には示さない。このようなエレメントとその位置は、当業者にとって自明であり、現在市販のシステムに採用されている。これは、キャリッジが電動式ウォーム軸/軸アセンブリとそれに関連するガイドバーを往復移動する際にも、このようなエレメントがスリットテープをキャリッジに方向付けるために採用される横断ワインディングシステムに特に当てはまる。さらに、上記実施形態および図面中のアライメントエレメントと位置決めエレメントはローラとして特定したが、これらのエレメントの大半、特にライナ張力付与システムまたは装置に関連付けられるエレメントは、図18に示すようにガイドエレメントと置き換えることができる。具体的には、図18は、ライナ張力付与装置の一部を示し、張力付与アーマチュア192にはロッドから成る「U」字状ガイドエレメント194が装着されており、谷状の「U」198が上述したようなローラの溝と同じ目的を果たす。
本明細書の方法および装置を具体的な実施形態および図面を参照して説明したが、本教示はそれらに限定されず、ここに示す概念を利用したその他の実施形態も本教示の範囲を逸脱せずに企図されると理解すべきである。よって、本教示の真の範囲は、請求される要素と、ここに記載する基本的原理の精神と範囲に含まれる全ての修正、変形、または等価物によって定義される。

Claims (23)

  1. 材料のインタリーフワインディングのための改良された方法であって、前記改良は、ワインディングプロセス全体を通じて、ライナ材料が巻き材料と結合される結合点で前記ライナ材料へのほぼ一定の張力を維持する工程を含む、改良された方法。
  2. 前記改良は、前記ライナ材料の張力の変化、および/または前記ライナ材料がライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度と前記ライナ材料が前記ワインディングプロセスで巻き取られる速度との変化を検出する工程、および、前記検出に応じて、前記結合点で前記ライナ材料へのほぼ一定の張力を維持するように前記ライナ材料が前記ライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度を少なくとも一時的に調節する工程を含む、請求項1に記載の改良された方法。
  3. 前記ライナ材料が前記ライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度は制御され、前記ライナ材料が前記ライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度の調節は、前記制御の調節、停止、または一時的停止によって実行される、請求項2に記載の改良された方法。
  4. 前記制御は、前記ライナ供給源からの前記ライナ材料の引張りまたは引出しに対する抵抗をもたらす抵抗または制動機構によって実行され、前記ライナの供給または引出し速度の調節は、前記抵抗を弱めるか、または前記抵抗を停止するもしくは一時的に停止することによって実行される、請求項3に記載の改良された方法。
  5. 張力の変化および/または速度の変化も最初の調節後に検出されることによって、前記調節がある所定の限界を超過する場合に、前記制御の前記調節は、逆転されまたは再実行される、請求項3に記載の改良された方法。
  6. 前記ライナ材料の供給または引出し速度の調節は、前記ライナ供給源からの前記ライナ材料の供給または引出しを少なくとも一時的に加速する機構によって実行される、請求項2に記載の改良された方法。
  7. 前記ライナ材料の供給または引出しの前記加速中における前記ライナ材料の張力の変化も検出されて、いったん張力が所定の限界に達したら前記加速は終了する、請求項6に記載の改良された方法。
  8. 前記加速は、予め設定された期間中実行される、請求項6に記載の改良された方法。
  9. 前記ライナ供給源と前記結合点との中間に張力付与デバイスを使用することを含み、前記張力付与デバイスは、前記結合点での張力の一定性をほぼ維持しつつ、前記ライナ供給源と前記張力付与デバイスとの間のその位置の調節から生じる前記ライナ材料の張力の変化を有効に切り離す、請求項2に記載の改良された方法。
  10. 前記巻き材料は、プリプレグスリットテープである、請求項1に記載の改良された方法。
  11. プリプレグシート材料をスリットテープトウにスリッティングする工程、および、各連続ワインディング間にライナ材料を同時に挿入しつつ、各スリットテープトウを個々にワインディングする工程を含む、プリプレグスリットテープ製造の改良されたプロセスであって、前記改良は、ワインディングプロセス全体を通じて、前記ライナ材料が巻き材料と結合される結合点で前記ライナ材料へのほぼ一定の張力を維持する工程を含む、改良されたプロセス。
  12. 前記改良は、前記ライナ材料の張力の変化、および/または前記ライナ材料がライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度と前記ライナ材料が前記ワインディングプロセスで巻き取られる速度との変化を検出する工程、および、前記検出に応じて、前記結合点で前記ライナ材料へのほぼ一定の張力を維持するように前記ライナ材料が前記ライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度を少なくとも一時的に調節する工程を含む、請求項11に記載の改良されたプロセス。
  13. インタリーフワインディングプロセスにおいて使用するための、ライナ材料と巻き材料との結合点で前記ライナ材料の一定張力を維持するように構成されかつ整列される装置であって、前記装置は、a)前記ライナ材料の張力の変化、および/または前記ライナ材料がライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度と前記ライナ材料が前記ワインディングプロセスで巻き取られる速度との変化を検出する検出器またはセンサエレメントまたは手段、および、b)前記ライナ材料が前記ライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度を少なくとも一時的に直接または間接的に変更または調節する応答エレメントまたは手段、を備える、装置。
  14. 前記検出器またはセンサエレメントまたは手段は、(i)前記供給源から前記結合点までのライナ長の変化を検出するスイッチまたはセンサなど、または(ii)前記ライナ材料自体の張力の変化を検出するセンサ、を備える、請求項13に記載の装置。
  15. 前記検出器またはセンサエレメントまたは手段の各々、および、前記応答エレメントまたは手段の各々は、独立して機械的デバイスまたはエレメントあるいは電子的デバイスまたはシステムである、請求項13に記載の装置。
  16. 前記応答エレメントは、前記ライナが前記ライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度の変化に直接または間接的に影響を及ぼすモータを含むかまたはそのモータと関連付けられる、請求項15に記載の装置。
  17. 前記検出器またはセンサエレメントまたは手段は、トリガ型手段であり、これにより、前記ライナ材料が前記ライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度の変更または調節の期間および/または程度は、予め設定される、請求項13に記載の装置。
  18. 前記検出器またはセンサエレメントまたは手段は、オンオフ型手段であり、これにより、前記調節は、オンされたときに開始され、オフされたときに終了され、前記オンオフのイベントは、前記ライナ材料の張力、および/または前記ライナ材料が前記ライナ供給源から引き出されるまたは供給される速度と前記ライナ材料がワインディングに巻き取られる速度との変化に直接関連する、請求項13に記載の装置。
  19. 前記検出器および応答エレメントまたは手段と組み合わせて、ライナが前記ライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度が加速されるときでも前記結合点で前記ライナ材料を維持することができるライナ張力付与デバイスまたは手段をさらに備える、請求項13に記載の装置。
  20. 前記張力付与デバイスまたは手段は、前記ライナ供給源と前記結合点との中間のワインディングプロセスに挿入するための少なくとも1つの固定エレメントおよび少なくとも1つの非固定エレメントを備え、前記少なくとも1つの固定エレメントは、前記ライナ供給源と前記非固定エレメントとの中間に位置し、前記非固定エレメントは、前記ライナ供給源から前記結合点までの最長経路に対応する1つの末端と、前記ライナ供給源から前記結合点までの最短経路に対応する第2の末端との間を経路に沿って往復移動することができる、請求項19に記載の装置。
  21. 前記張力付与デバイスは、2つの固定エレメントおよび1つの非固定エレメントを備え、前記非固定エレメントは、前記ライナ材料の経路に沿って他の2つの固定エレメントの中間に位置する、請求項20に記載の装置。
  22. 前記第2の末端は、前記ライナ材料が前記ライナ供給源から供給されるまたは引き出される速度の調節が実行される点にまたはその近傍に対応する、請求項19に記載の装置。
  23. 前記非固定エレメントの運動は、前記検出器またはセンサエレメントによって検出される、請求項22に記載の装置。
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