JPH058188Y2 - - Google Patents

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JPH058188Y2
JPH058188Y2 JP1985193060U JP19306085U JPH058188Y2 JP H058188 Y2 JPH058188 Y2 JP H058188Y2 JP 1985193060 U JP1985193060 U JP 1985193060U JP 19306085 U JP19306085 U JP 19306085U JP H058188 Y2 JPH058188 Y2 JP H058188Y2
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opening
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stopper
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両であるたとえば自動車におい
て、インストルメントパネルに装備される収納ボ
ツクスに係り、特に収容構造の改良に関する。
[従来の技術] 車両であるたとえば自動車においては、第1図
に示すように、速度計1、エンジン回転数計2、
時計3等の計器類と、燃料計4、半ドア警告灯
5、充電灯6その他のインジケータ類と、複数の
吹出口7…、暖冷房・換気切換用摘み類8、ラジ
オ9および灰皿10等を備えたインストルメント
パネルSが運転席の前面に装備される。
被収納物としての上記ラジオ9は、従来、第5
図に示すような収納ボツクス12に収納される。
すなわちこれは、開口部13側から後端部に掛け
て漸次下方に傾斜する断面略平行四辺形状のボツ
クス本体14と、このボツクス本体14の開口部
13の周縁に沿つて一体に設けられ、図示しない
取付ねじを介してインストルメントパネル本体
Paに取着される取付鍔部15とからなり、たと
えばPP樹脂(ポリプロピレン樹脂)のごとき合
成樹脂材を用いてインジエクシヨン成形されるも
のである。
収納ボツクス12のボツクス本体14が開口部
13側から後端側にかけて漸次下方に傾斜してい
るのは、たとえば自動車が急停車した場合等、こ
の内部に収容される被収納物が外へ飛び出ないよ
うにするためであり、一種のストツパ作用をな
す。
[考案が解決しようとする問題点] しかるに、他の部品との取付レイアウトの関係
から、上記収納ボツクス12の傾斜角度を大きく
とることができず、被収納物に対するストツパ作
用の信頼性が低い。しかも、上述のように収納ボ
ツクス12はインジエクシヨン成形されるもので
あり、金型から成形品を形抜きする関係上、開口
部13側の面積よりも後端部側の面積が小さくな
り、完全な平行四辺形とはならない。
そこでこれらの不具合を除去するために、開口
部13の下端縁に沿つて別部材のストツパを備
え、かつ傾斜のない断面矩形状のボツクス本体を
形成することが考慮される。この場合には、内部
の収容容量が大となるとともに取付レイアウトに
余裕が生じる。
しかしながら、この種構造では上記ストツパを
別部品で製作する必要があるところからコスト高
を招き、かつこれを取付けるための取付具が目立
つ恐れがあり美観を損う。
あるいは、上記ストツパを収納ボツクスと一体
に成形することも考慮されるが、上述のように収
納ボツクスをインジエクシヨン成形する関係上、
ストツパを一体にすると形抜ができない。すなわ
ち、ストツパの一体構造化は製作的に不可能であ
る。
本考案は、このような問題点に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、被収納
物に対するストツパ作用を保持するとともにボツ
クス本体のインストルメントパネルに対する組付
け作業性の向上を得られ、併せてボツクス本体の
収納容量の拡大と支持剛性の増大を図り、周辺の
取付け部品に対する取付けレイアウトに余裕を持
たせることができる車両における収納ボツクスを
提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] すなわち本考案は、車両の運転席の前方に設置
されるインストルメントパネルに取付けられ開口
部から被収納物を収納可能とした収納ボツクスに
おいて、 上記被収納物を収納すべく車両後方に向いて開
口された上記開口部および同開口部の開口面に直
交し車両前方へ延出される断面矩形状の収納部と
からなるボツクス本体と、 このボツクス本体の上記開口部の周縁に沿つて
同ボツクス本体と一体に突設形成され、同ボツク
ス本体を上記インストルメントパネルの所定位置
に取付ける取付鍔部と、 この取付鍔部の下部側の下端縁に薄肉状に形成
されたP−Pヒンジを介して延出され、同P−P
ヒンジに沿つて上方へ折曲げて上記取付鍔部と折
り合わせ状態にされたとき先端部が上記開口部の
内方に位置し、かつ被収納物の上記ボツクス本体
内への挿入を阻害しないとともに、収納された上
記被収納物が車両後方へ移動するのを阻止するス
トツパ部と、 同ストツパ部と上記取付鍔部との間に設けられ
同ストツパ部を上記折り合わせ状態に掛止せしめ
る掛止機構とを備えたことを特徴とする車両にお
ける収納ボツクスである。
[作用] このような構造によれば、上記ストツパ部をP
−Pヒンジに沿つて折り返し、取付鍔部に掛止機
構を介して折り合わせ状態にしてから、ボツクス
本体をインストルメントパネルに組付ける。
この状態では、ストツパ部の先端部が開口部の
内方に位置するが、上記開口部から収納部への被
収納物の挿入収納を阻害せず、しかも一旦収納し
た状態では被収納物に対するストツパ作用を確保
する。
上記ボツクス本体は傾斜のない断面矩形状とな
つて、収納容量が大であり、周辺の部品における
取付けレイアウトに余裕が生じる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説
明する。後述する収納ボツクスは、たとえば第1
図に示すようにインストルメントパネルSに装備
されるものであり、同図は先に説明したので、こ
こでは新たな説明は省略する。第2図に示すよう
にして収納ボツクスが形成される。すなわちこれ
は、前面に車両後方に向いて開口する開口部20
を有し、この開口部20と直交する方向に延出さ
れ断面矩形状の収納部21からなるボツクス本体
22と、このボツクス本体22の開口部20の周
縁に沿つて一体に設けられる取付鍔部23と、こ
の取付鍔部23の下部側に連設され、かつ折曲さ
れるストツパ部24とで構成される。なお上記収
納部21は開口部20に対して直交して延出され
るところから、後端部にかけて傾斜しない。上記
取付鍔部23は、ボツクス本体22の長手方向と
は直交する方向に一体に突設され、その上部およ
び左右両側部は上記インストルメントパネル本体
Sに直接当接し、かつ図示しない取付具によつて
固着される。上記ストツパ部24は、後述するよ
うに下部側の取付鍔部23に一体に成形される。
すなわち第3図に示すように、下部側の取付鍔
部23はボツクス本体22の端縁である開口部2
0から後部側にわずかな間隔を存して突設され
る。この取付鍔部23の前面側には、掛止爪25
が一体に突設される。さらに取付鍔部23の下端
縁に沿つて、断面略V字状に形成されるいわゆる
P−Pヒンジ26を介して上記ストツパ部24が
垂設される。ストツパ部24の上記P−Pヒンジ
26と隣接する部分は取付鍔部23と直列的に連
設されるが、その下端部のみ断面略コ字状に形成
される。そして、断面略コ字状の基端部に透孔2
7が穿設されてなる。この透孔27と上記掛止爪
25とで、掛止機構28が構成される。
しかして、このようにして構成される収納ボツ
クスをインストルメントパネル本体Sに取着する
にあたつて、予めP−Pヒンジ26を支点として
ストツパ部24を開口部20側に回動し、その一
部が取付鍔部23と密接するように折り返しす
る。
第4図に示すように、透孔27は掛止爪25に
挿嵌し、すなわち掛止機構28を介してストツパ
部24は取付鍔部23の一部に密接して取付固定
がなされる。この状態で、ストツパ部24の略コ
字状に形成される部分がボツクス本体22の端縁
に嵌挿するとともに開口部20に突出する。すな
わち、ストツパ部24は収納部21の前端部下面
から上方に突出することになる。
しかして、このようにして形成した状態で収納
ボツクスをインストルメントパネル本体Sに取着
する。上記ストツパ部24の突出量は極く僅かで
あるから、被収納部に対する収納容量を損わな
い。また上記収納部21は傾斜が全くない断面矩
形状であるところから、収容容量が大であるとと
もに、取付レイアウトに十分な余裕がでる。ま
た、たとえ自動車が急停車するようなことがあつ
ても、ストツパ部24が飛び出しを確実に阻止す
る。また、ストツパ部24を取付鍔部23と折り
合わせ状態とする構成により、特に被収納物(ラ
ジオ9)の重量負担が大きい取付鍔部23の下部
側の強度がストツパ部24により補強されるた
め、ボツクス本体22下部における支持剛性を高
く設定でき、特に悪路走行時においてもボツクス
本体22が破損する心配がなく、高い信頼性が得
られる。
なお上記実施例に限定されるものではなく、そ
の他のものにも適用できること言う迄もない。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、被収納物
の開口部からの挿入収納を阻害することなく、し
かも、被収納物を一旦収納した状態ではストツパ
作用の確保を図つてその信頼性の向上を得られ、
内部の収納容量の拡大化を得るとともに支持剛性
が増大し、周辺に配置される部品に対する取付レ
イアウトに余裕が生じ、かつ製作に無理がなくコ
ストアツプの抑制を図つた収納ボツクスを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は車両である自動車におけるインストル
メントパネルの正面図、第2図ないし第4図は本
考案の一実施例を示し、第2図は収納ボツクスの
縦断面図、第3図は収納ボツクスの成形状態時の
要部を拡大した縦断面図、第4図はその組立状態
時の縦断面図、第5図は本考案の従来例を示す収
納ボツクスの縦断面図である。 20……開口部、21……収納部、22……ボ
ツクス本体、23……取付鍔部、25……掛止
爪、26……P−Pヒンジ、24……ストツパ
部、27……透孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車両の運転席の前方に設置されるインストルメ
    ントパネルに取付けられ開口部から被収納物を収
    納可能とした収納ボツクスにおいて、 上記被収納物を収納すべく車両後方に向いて開
    口された上記開口部および同開口部の開口面に直
    交し車両前方へ延出される断面矩形状の収納部と
    からなるボツクス本体と、 このボツクス本体の上記開口部の周縁に沿つて
    同ボツクス本体と一体に突設形成され、同ボツク
    ス本体を上記インストルメントパネルの所定位置
    に取付ける取付鍔部と、 この取付鍔部の下部側の下端縁に薄肉状に形成
    されたP−Pヒンジを介して延出され、同P−P
    ヒンジに沿つて上方へ折曲げて上記取付鍔部と折
    り合わせ状態にされたとき先端部が上記開口部の
    内方に位置し、かつ被収納物の上記ボツクス本体
    内への挿入を阻害しないとともに、収納された上
    記被収納物が車両後方へ移動するのを阻止するス
    トツパ部と、 同ストツパ部と上記取付鍔部との間に設けられ
    同ストツパ部を上記折り合わせ状態に掛止せしめ
    る掛止機構とを備えたことを特徴とする車両にお
    ける収納ボツクス。
JP1985193060U 1985-12-17 1985-12-17 Expired - Lifetime JPH058188Y2 (ja)

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JP1985193060U JPH058188Y2 (ja) 1985-12-17 1985-12-17

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JP1985193060U JPH058188Y2 (ja) 1985-12-17 1985-12-17

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JPS62100250U JPS62100250U (ja) 1987-06-26
JPH058188Y2 true JPH058188Y2 (ja) 1993-03-02

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ID=31148730

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6448987B2 (ja) * 2014-11-06 2019-01-09 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 空気調和機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5331248B2 (ja) * 1972-07-27 1978-09-01

Family Cites Families (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5331248U (ja) * 1976-08-25 1978-03-17

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JPS5331248B2 (ja) * 1972-07-27 1978-09-01

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Publication number Publication date
JPS62100250U (ja) 1987-06-26

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