JPH0581629A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0581629A
JPH0581629A JP23943891A JP23943891A JPH0581629A JP H0581629 A JPH0581629 A JP H0581629A JP 23943891 A JP23943891 A JP 23943891A JP 23943891 A JP23943891 A JP 23943891A JP H0581629 A JPH0581629 A JP H0581629A
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JP
Japan
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detection coil
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head
high frequency
movable
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JP23943891A
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English (en)
Inventor
Shinsuke Otsuki
伸介 大月
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオテープレコーダ等の磁気記録再生装置
において、回転ドラムの軸方向に移動自在に設けられた
可動ヘッド1の位置を正確に制御できるようにすること
を目的とする。 【構成】 発振器21から供給する高周波電流を複数の
検出コイル12のうち1つの検出コイルだけに供給する
ため、複数の検出コイルを用いても高周波電流の干渉が
発生せず、導電性部材と検出コイル12の距離に依存し
た検出コイルのインダクタンスの変化に伴う変化量だけ
を検出器23で検出し、検出した位置信号をサンプルホ
ールド回路24により保持することにより、高精度な位
置センサを構成することができ、各導電性部材の位置を
連続的に検出することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ドラムの軸方向に
磁気ヘッドを移動させる移動手段を有する磁気記録再生
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダやデジタルオーデ
ィオテープレコーダ等のヘリカル走査方式の磁気記録再
生装置においては、回転ドラムの回転方向と磁気テープ
の走査方向とを傾けて磁気テープを円筒状ドラムに巻き
付けるようにして走行させ、回転ドラムに固定された磁
気ヘッドを回転させることによってテープの走行方向に
対して傾斜した記録トラックを形成し、磁気テープ上に
ビデオ信号等を記録している。このような従来の磁気記
録再生装置において、スローモーション再生やクイック
モーション再生等の特殊再生を行う場合には、記録時と
異なるテープ走行速度で記録された信号を再生する。従
って、磁気テープ上の記録トラックに対する磁気ヘッド
の軌跡が変化し、記録トラック上を完全にトレースする
ことが困難となる。
【0003】図4は磁気テープ上の記録トラックと磁気
ヘッドの軌跡を示す図である。本図において、磁気テー
プ上101上に記録トラック102が形成されている。
通常の記録あるいは再生時には、図示のようにこの記録
トラック102に平行な矢印103で示す方向に磁気ヘ
ッドがトレースされる。この磁気ヘッドの軌跡103
は、テープ速度のベクトル104と、回転ドラムによる
磁気ヘッドの速度ベクトル105によって合成されたも
のである。テープ走行速度が変化し、たとえば、テープ
速度が106に示すように4倍となった場合には、磁気
テープ101の速度ベクトル106と回転ドラムによる
磁気ヘッドの速度ベクトルとで合成されたヘッド軌跡1
07となる。このヘッド軌跡107は一度に数本の記録
トラック102を通過するため、再生画面上にノイズが
生じる。このようなノイズを解消し記録トラックを完全
にトレースするためには、磁気ヘッドを矢印108の方
向へ移動させることが必要になる。そこで磁気ヘッドを
移動させるために、たとえばバイモルフ素子を用いたヘ
ッド移動手段が提案されている。
【0004】図5は従来のヘッド移動手段を有する磁気
記録再生装置の一例のドラム装置を示す断面図である。
本図において、可動ヘッド1はヘッド移動手段であるバ
イモルフ素子2の先端に固定される。バイモルフ素子2
は、所定の回転数で回転駆動される回転ドラム3に固定
されており、この回転ドラムと同一の円筒面を有する固
定ドラム4に対向して設けられる。バイモルフ素子2に
は図示のようにスリッブリング5を介して外部から駆動
電圧が供給される。固定ドラム4は磁気記録再生装置の
本体に固定されており、磁気テープ6は回転ドラム3と
固定ドラム4の回りに所定の傾きを持って回巻されてい
る。
【0005】以上のように構成された磁気記録再生装置
について、以下その動作について説明する。ビデオテー
プレコーダにおいてスローモーションやクイックモーシ
ョン等の特殊再生を行う場合には、テープ走行速度が記
録時と異なる。したがって、可動ヘッド1が記録トラッ
ク上を完全にトレースするように、可動ヘッド1の移動
量を設定し、その移動量に応じた制御電圧をスリップリ
ング5を介してバイモルフ素子2に供給する。制御電圧
によってバイモルフ素子2は矢印7方向に変形し、可動
ヘッド1も移動する。このように特殊再生時にはそのモ
ードにより可動ヘッド1の移動量をあらかじめ設定し、
可動ヘッド1を移動させることにより、記録トラック上
を正確にトレースできるようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の磁気記録再生装置によれば、可動ヘッド1の位
置を検出していないため、バイモルフ素子2のヒステリ
シス、外部からの振動、温度変化等によって印加電圧と
ヘッド移動量が一致しなくなる。したがって、目標位置
と実際に移動した位置とに誤差が生じ易く、可動ヘッド
1が記録トラック上を完全にトレースすることが困難で
あった。また、このような可動ヘッドを用いて記録した
信号をノーマル再生すると、記録時の誤差と再生時の誤
差が足し合わされることとなって誤差は2倍となる。し
たがって、再生画像の画質を著しく劣化させるという問
題点がある。そのため、記録及び通常再生用には可動型
でなく固定の磁気ヘッドを別途設ける必要がある。した
がって、固定の磁気ヘッド、特殊再生用の磁気ヘッドが
各々2個ずつ計4個を回転ドラム3に設ける必要があ
り、回転ドラム装置の価格が上昇するという欠点があっ
た。
【0007】本発明はこのような従来の可動ヘッドを有
する磁気記録再生装置の問題点に鑑みてなされたもので
あって、可動ヘッドの位置を検出することによりその位
置を高精度に制御し、固定ヘッドを用いることなく通常
の記録及び再生を行えるようにすることを技術的課題と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の磁気記録再生装置は、回転ドラムにその軸
方向に移動可能に取り付けられた複数の可動ヘッドと、
前記可動ヘッドを前記回転ドラムの軸方向に移動させる
複数のヘッド移動手段と、前記ヘッド移動手段により前
記可動ヘッドと同時に移動される複数の導電性部材と、
前記導電性部材と対向する位置に配置された複数の検出
コイルと、高周波電流を供給する発振器と、前記発振器
から供給される高周波電流を前記検出コイルのうち1つ
の前記検出コイルに供給する切り替え手段と、前記導電
性部材と前記検出コイルの距離に依存した前記検出コイ
ルのインダクタンスの変化に伴う変化量を検出する複数
の検出器と、前記検出器の出力信号を保持する複数の信
号保持手段と、前記信号保持手段の出力により前記可動
ヘッドの位置を制御する位置制御手段と、を具備したも
のである。
【0009】また、本発明は、回転ドラムにその軸方向
に移動可能に取り付けられた複数の可動ヘッドと、前記
可動ヘッドを前記回転ドラムの軸方向に移動させる複数
のヘッド移動手段と、前記ヘッド移動手段により前記可
動ヘッドと同時に移動される複数の導電性部材と、前記
導電性部材と対向する位置に配置された複数の検出コイ
ルと、前記検出コイルに異なる周波数の高周波電流を供
給する複数の発振器と、前記導電性部材と前記検出コイ
ルの距離に依存した前記検出コイルのインダクタンスの
変化に伴う変化量を検出し、前記発振器の高周波電流の
干渉により発生するうなりの周波数成分を除去する複数
の検出器と、前記検出器の出力により前記可動ヘッドの
位置を制御する位置制御手段と、を具備したものであ
る。
【0010】
【作用】上記構成により本発明は、発振器から供給する
高周波電流を複数の検出コイルのうち1つの検出コイル
だけに供給するため、複数の検出コイルを用いても高周
波電流の干渉が発生せず、導電性部材と検出コイルの距
離に依存した検出コイルのインダクタンスの変化に伴う
変化量だけを検出器で検出し、高精度な位置センサを構
成することができ、検出した位置信号を保持手段により
保持することにより、各導電性部材の位置を連続的に検
出することが可能となる。
【0011】また本発明は、検出コイルに供給する高周
波電流の周波数を発振器ごとに異なるものとし、高周波
電流の干渉により発生するうなりの成分を検出器に具備
したフィルタで除去することにより、複数の検出コイル
を用いても高周波電流の干渉の影響を受けず、導電性部
材と検出コイルの距離に依存した検出コイルのインダク
タンスの変化に伴う変化量だけを検出器で検出し、高精
度な位置センサを構成することができ、導電性部材の位
置を連続的に検出することが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例の磁気記録再生装置
について、図面を参照しながら説明する。
【0013】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
の磁気記録再生装置のドラム断面図である。本実施例に
おいては、前述した従来例と同一部分は同一符号を付し
て詳細な説明を省く。本図において、可動ヘッド1a,
1bは2個のヘッド移動手段、たとえばバイモルフ素子
2a,2bの先端に固定されている。バイモルフ素子2
a,2bは一定回転数で回転駆動される回転ドラム3に
固定されて回転ドラム3の円筒外周面よりわずかに可動
ヘッド1a,1bを突出するように保持している。バイ
モルフ素子2a,2bはスリッブリング5を介して外部
から駆動電圧を供給され、可動ヘッド1a,1bを矢印
方向に移動させるものである。さて、可動ヘッド1a,
1bの上方には円盤状の導電性部材11a,11bが平
行に取り付けられている。導電性部材11a,11bは
直径8mm、厚さ1mmのアルミニウム製の移動位置被
検出体であって、バイモルフ素子2a,2bの先端に固
定されている。回転ドラム3の下方には前述した従来例
と同様に回転ヘッド3の円筒外周面と同一の円筒外周面
を有する固定ドラム4が固定される。回転ドラム3には
導電性部材11a,11bに対向する位置に検出コイル
12a,12bが固定される。検出コイル12a,12
bは線径0.1mmの線材を16回巻き回した内径3m
m,外径4mm,厚さ0.5mmのコイル等によって構
成される。そして記録及び再生時には、回転ドラム3及
び固定ドラム4に沿って斜め方向に磁気テープ6が回巻
され、図示しないキャプスタンモータとピンチローラに
よって駆動される。
【0014】次に、本実施例の位置検出を行う回路構成
について、図2のブロック図を参照しつつ説明する。本
図において、発振器21はたとえば10MHzの高周波
を発振する発振器であって、その出力は切り替え回路2
2を介して、検出コイル12a,12bに抵抗を介して
与えられる。検出コイル12a,12bのホットエンド
側は各々検波回路23a,23bに接続され、その信号
を包絡線検波するものである。検波回路23a,23b
の出力はサンプルホールド回路24a,24bにより保
持され、A/D変換回路25a,25bに与えられ、デ
ジタル信号に変換される。A/D変換回路25a,25
bのデジタル出力は位置信号としてマイクロプロッセッ
サ26に与えられ、バイモルフ素子2a,2bの上下方
向の位置を制御する位置信号に変換される。この位置信
号はD/A変換回路27a,27bによりアナログ信号
に変換され、バイモルフ駆動回路28a,28bへ与え
られ、この位置信号に基づいてスリップリング5を介し
て各バイモルフ素子2a,2bの位置を制御するもので
ある。また、マイクロプロセッサ26は切り替え回路2
2の切り替えタイミング及びサンプルホールド回路24
a,24bのサンプルホールドタイミングを制御し、発
振器21の高周波出力を一定時間ずつ検出コイル12
a,12bに供給するとともに、そのときの検波回路2
3a,23bの出力をサンプルホールドするようにして
いる。
【0015】以上のように構成された磁気記録再生装置
について、以下その動作について説明する。スローモー
ション再生やクイックモーション再生等の特殊再生を行
う場合、各モード毎にあらかじめ決定されている可動ヘ
ッド1a,1bの移動量に応じた制御電圧をバイモルフ
駆動回路28a,28bを介してスリップリング5より
各バイモルフ素子2a,2bに供給する。そうすればバ
イモルフ素子2a,2bの変形により、可動ヘッド1
a,1bが移動することになる。このとき検出コイル1
2a,12bには交互に高周波電流が印加されており、
渦電流によって検出コイル12a,12bのインダクタ
ンスが変化する。インダクタンスの変化量は導電性部材
11a,11bの位置に対応しているため、検波回路2
3a,23bによってインダクタンスの変化量を検出す
ることにより、導電性部材11a,11bの位置つまり
可動ヘッド1a,1bの位置を検出することができる。
このとき、発振器21から供給する高周波電流を2個の
検出コイル12a,12bのうち1つの検出コイルだけ
に供給するため、複数の検出コイルを用いても高周波電
流の干渉が発生せず、導電性部材と検出コイルの距離に
依存した検出コイルのインダクタンスの変化に伴う変化
量だけを検波回路23a,23bで検出し、高精度な位
置センサを構成することができる。また、検出した位置
信号をサンプルホールド回路24a,24bにより保持
することにより、各導電性部材11a,11bの位置つ
まり可動ヘッド1a,1bの位置を連続的に検出するこ
とが可能となる。この位置信号を基に各バイモルフ素子
2a,2bの駆動量を補正することができ、バイモルフ
素子2a,2bのヒステリシス、外部からの振動、温度
変化等による駆動電圧に対するバイモルフ素子2a,2
bの移動誤差を除去し、磁気テープに対する各可動ヘッ
ド1a,1bの位置を高精度に制御することが可能とな
る。
【0016】記録、ノーマル再生を行う場合にも、同様
の動作により、高精度に可動ヘッドの位置を検出するこ
とが可能となり、磁気テープに対する可動ヘッドの位置
を完全に一定に保つことが可能となる。
【0017】上記実施例では、移動手段としてバイモル
フ素子を使用したが、ムービングマグネット方式、ムー
ビングコイル方式等の他の移動手段でも同様の効果を得
ることができる。また、2個の検出コイルを用いたが、
3個以上の検出コイルを用いても、発振器から供給する
高周波電流を複数の検出コイルのうち1つの検出コイル
だけに供給すれば同様の効果を得ることができる。
【0018】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
の磁気記録再生装置について、図面を参照しながら説明
する。
【0019】本実施例におけるドラム装置は第1の実施
例のドラム装置と同一のものであり、詳細な説明を省
き、本実施例の位置検出を行う回路構成について図3の
ブロック図を参照しつつ説明する。本図において、発振
器31aはたとえば10MHzの高周波を発振する発振
器であり、その出力は検出コイル12aに抵抗を介して
与えられ、一方、発振器31bはたとえば9MHzの高
周波を発振する発振器であり、その出力は検出コイル1
2bに抵抗を介して与えられる。検出コイル12a,1
2bのホットエンド側は各検波回路33a,33bに接
続され、その信号を包絡線検波する。また、各検波回路
33a,33bは内部に発振器31aの高周波電流と発
振器31bの高周波電流の干渉により発生する1MHz
の周波数成分を除去するフィルタを具備し、高周波電流
の干渉により発生するうなりの成分を検波しない構成と
なっている。検波回路33a,33bの出力はA/D変
換回路25a,25bに与えられ、デジタル信号に変換
される。A/D変換回路25a,25bのデジタル出力
は位置信号としてマイクロプロセッサ26に与えられ、
バイモルフ素子2a,2bの上下方向の位置を制御する
位置信号に変換される。この位置信号はD/A変換回路
27a,27bによりアナログ信号に変換され、バイモ
ルフ駆動回路28a,28bへ与えられ、この位置信号
に基づいてスリップリング5を介して各バイモルフ素子
2a,2bの位置を制御するものである。
【0020】以上のように構成された磁気記録再生装置
について、以下その動作について説明する。スローモー
ション再生やクイックモーション再生等の特殊再生を行
う場合、各モード毎にあらかじめ決定されている可動ヘ
ッド1a,1bの移動量に応じた制御電圧をバイモルフ
駆動回路28a,28bを介してスリップリング5より
各バイモルフ素子2a,2bに供給する。そうすればバ
イモルフ素子2a,2bの変形により、可動ヘッド1
a,1bが移動することになる。このとき検出コイル1
2a,12bには高周波電流が印加されており、渦電流
によって検出コイル12a,12bのインダクタンスが
変化する。インダクタンスの変化量は導電性部材11
a,11bの位置に対応しているため、検波回路33
a,33bによってインダクタンスの変化量を検出する
ことにより、導電性部材11a,11bの位置つまり可
動ヘッド1a,1bの位置を検出することができる。こ
のとき、検出コイルに供給する高周波電流の干渉により
発生するうなりの成分を検出器に具備したフィルタで除
去することにより、複数の検出コイル12a,12bを
用いても高周波電流の干渉の影響を受けず、導電性部材
11a,11bと検出コイル12a,12bの距離に依
存した検出コイルのインダクタンスの変化に伴う変化量
だけを検出器で検出し、高精度な位置センサを構成する
ことができ、導電性部材の位置を連続的に検出すること
が可能となる。この位置信号を基にバイモルフ素子2
a,2bの駆動量を補正することができ、バイモルフ素
子2a,2bのヒステリシス、外部からの振動、温度変
化等による駆動電圧に対するバイモルフ素子2a,2b
の移動誤差を除去し、磁気テープに対する各可動ヘッド
1の位置を高精度に制御することが可能となる。
【0021】記録、ノーマル再生を行う場合にも、同様
の動作により、高精度に可動ヘッドの位置を検出するこ
とが可能となり、磁気テープに対する可動ヘッドの位置
を完全に一定に保つことが可能となる。
【0022】上記実施例では、移動手段としてバイモル
フ素子を使用したが、ムービングマグネット方式、ムー
ビングコイル方式等の他の移動手段でも同様の効果を得
ることができる。また、2個の検出コイルを用いたが、
3個以上の検出コイルを用いても、各検出コイルに供給
する高周波電流の周波数を発振器ごとに異なるものと
し、高周波電流の干渉により発生するうなりの成分を除
去するフィルタを検出器に具備すれば同様の効果を得る
ことができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、発振器か
ら供給する高周波電流を複数の検出コイルのうち1つの
検出コイルだけに供給するため、複数の検出コイルを用
いても高周波電流の干渉が発生せず、導電性部材と検出
コイルの距離に依存した検出コイルのインダクタンスの
変化に伴う変化量だけを検出器で検出し、高精度な位置
センサを構成することができ、検出した位置信号を保持
手段により保持することにより、各導電性部材の位置を
連続的に検出することが可能となる。この位置信号を基
にバイモルフ素子の駆動量を補正することができ、バイ
モルフ素子のヒステリシス、外部からの振動、温度変化
等による駆動電圧に対するバイモルフ素子の移動誤差を
除去し、磁気テープに対する各可動ヘッドの位置を高精
度に制御することが可能となる。
【0024】また本発明によれば、検出コイルに供給す
る高周波電流の周波数を発振器ごとに異なるものとし、
高周波電流の干渉により発生するうなりの成分を検出器
に具備したフィルタで除去することにより、複数の検出
コイルを用いても高周波電流の干渉の影響を受けず、導
電性部材と検出コイルの距離に依存した検出コイルのイ
ンダクタンスの変化に伴う変化量だけを検出器で検出
し、高精度な位置センサを構成することができ、導電性
部材の位置を連続的に検出することが可能となる。この
位置信号を基にバイモルフ素子の駆動量を補正すること
ができ、バイモルフ素子のヒステリシス、外部からの振
動、温度変化等による駆動電圧に対するバイモルフ素子
の移動誤差を除去し、磁気テープに対する各可動ヘッド
の位置を高精度に制御することが可能となる。したがっ
て、記録時、通常再生時、特殊再生時等の各モードに同
一の磁気ヘッドを使用することができ、装置の価格を低
減することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における磁気記録再生装置の回
転ドラムの断面図
【図2】本発明の第1の実施例における位置検出回路の
構成を示すブロック図
【図3】本発明の第2の実施例における位置検出回路の
構成を示すブロック図
【図4】磁気テープ上の磁気ヘッドの軌跡を示す説明図
【図5】従来の磁気記録再生装置の回転ドラムの断面図
【符号の説明】
1 可動ヘッド 2 バイモルフ素子 3 回転ドラム 11 導電性部材 12 検出コイル 21 発振器 22 切り替え回路 23 検波回路 24 サンプルホールド回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムにその軸方向に移動可能に取
    り付けられた複数の可動ヘッドと、 前記可動ヘッドを前記回転ドラムの軸方向に移動させる
    複数のヘッド移動手段と、 前記ヘッド移動手段により前記磁気ヘッドと同時に移動
    される複数の導電性部材と、 前記導電性部材と対向する位置に配置された複数の検出
    コイルと、 高周波電流を供給する発振器と、 前記発振器から供給される高周波電流を前記検出コイル
    のうち1つの前記検出コイルに供給する切り替え手段
    と、 前記導電性部材と前記検出コイルの距離に依存した前記
    検出コイルのインダクタンスの変化に伴う変化量を検出
    する複数の検出器と、 前記検出器の出力信号を保持する複数の信号保持手段
    と、 前記信号保持手段の出力により前記磁気ヘッドの位置を
    制御する位置制御手段と、を備えた磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 回転ドラムにその軸方向に移動可能に取
    り付けられた複数の可動ヘッドと、 前記可動ヘッドを前記回転ドラムの軸方向に移動させる
    複数のヘッド移動手段と、 前記ヘッド移動手段により前記磁気ヘッドと同時に移動
    される複数の導電性部材と、 前記導電性部材と対向する位置に配置された複数の検出
    コイルと、 前記検出コイルに異なる周波数の高周波電流を供給する
    複数の発振器と、 前記導電性部材と前記検出コイルの距離に依存した前記
    検出コイルのインダクタンスの変化に伴う変化量を検出
    し、前記発振器の高周波電流の干渉により発生するうな
    りの周波数成分を除去する複数の検出器と、 前記検出器の出力により前記磁気ヘッドの位置を制御す
    る位置制御手段と、を備えた磁気記録再生装置。
JP23943891A 1991-09-19 1991-09-19 磁気記録再生装置 Pending JPH0581629A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5684652A (en) * 1992-07-17 1997-11-04 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Rotary magnetic head device using plural magnets and coils to position plural magnetic heads

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5684652A (en) * 1992-07-17 1997-11-04 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Rotary magnetic head device using plural magnets and coils to position plural magnetic heads

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